シングルマッチ30分1本勝負 | ||
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●星島里美 | 20分15秒 ハイキック? | 山優華○ |
前回東郷を血祭りに上げたチームKUNOICHIの山優華。星島との一戦はかなり格闘技色の強い試合となった。
序盤、山はドロップキックで強襲すると前蹴りで星島をダウンさせる。しかし星島もお返しとばかりコンビネーションキックでダウンを奪い返すと、裏拳やアッパーをヒットさせて押し込んでいく。
10分を経過するころ、山は再びドロップキックを放ってダウンを奪うと今度はミドルを星島の脇腹に叩き込む。対して星島は二―リフトや後ろ回し蹴りなどで山のボディーを集中攻撃。さらに胴絞めスリーパーに捉えてとどめを刺しにかかるが、辛うじて山はロープブレイクに持ち込む。
そして20分過ぎ、一瞬の静寂から山がハイキックを放つ。星島はガードするもそれごと叩き割るような一撃に立ち上がれず。「美脚のサディスト」の称号通りの一撃で、山が打撃戦を制した。
勝因はドロップが2回とも決まったことですね。ああいう試合で飛ぶキックっていうのはすごいリスクが大きいんですよ。しかも二回目は押された後だったから余計にね。そのあともやられたけど、星島選手はまた流れを持っていくためにだいぶエネルギー使ってたしね。だからガードごと蹴れたと思ってるしね。星島選手はもっと「一発」を大事にしてほしいね。コンビネーションキックよりもボディーブローが良かったかなって感じ。「ヒットは打てるけどタイムリーは打てない」じゃ相手を苦しめれても上には行けないよ。