POG-31：第1試合

対戦カード

レポート

　ＰＯＧ－３１の第１試合では琴野さやかと東郷桐野による小悪魔軍団ＶＳブルージャスティス対抗戦のシングルマッチが組まれた。４期上のキャリアで優る琴野相手に東郷が先輩である戸次ちあきの雪辱を晴らせるかが期待された。
　ゴングが鳴ると同時に東郷が延髄斬りで試合の主導権を握ろうとするも、琴野のローブロー一発であっさりと試合の流れを変えられてしまい、琴野の一方的なラフ攻撃の前に東郷が蹂躙されていく展開となった。
　試合時間１１分過ぎには東郷もラリアットで動きを止めてからのジャンピングネックブリーカーで琴野をダウンさせてからフォールを奪いにいくが、カウントを２で返した琴野が顔面ビンタで東郷の視界を奪うとフェイスクラッシャーでマットに叩きつけ、拷問キャメルクラッチで東郷に屈辱を与えてから、過去に戸次など数々のレスラーを葬ってきたダイビングフットスタンプで東郷からフォールを奪おうとする。
　東郷も意地を見せてカウントを2.8で返したが、琴野のチョークスリーパーで失神寸前にまで追い込まれ、それでも何とか立ち上がろうと片膝立ちの体勢になったものの、東郷の膝を踏み台にした琴野のシャイニング式のヤクザキックで顔面を蹴り抜かれてからフォールを奪われてしまった。
　試合終了後には琴野が珍しくマイクを要求すると東郷に対して『戸次よりは歯応えが有った。まだ挑戦する気力が残っているのなら受けて立ってあげるから何度でも返り討ちにして見せる』といった内容のセリフを吐くとマイクを東郷に向かって投げ捨ててから退場するも、ぐったりとしている東郷は返事をすることもできずに、セコンドに付いていた戸次の肩を借りると無言のままリングから退場していった。