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対戦カード

レポート

 POG世界ヘビー級。団体にとって最も権威のあるベルトが、香椎紫乃の腰、正規軍から離れて実に半年以上が経った。その間、POGのリングは多士済々のフリーレスラーに蹂躙され、正規軍はしばし辛酸をなめた。Sweet☆MIKU自身にそういう使命感はないわけではないが、フリーレスラーが幅を利かせていたのは面白くなかったはずだ。自身にとって2度目の挑戦は、外敵である分、迷いのない戦いができるだろう。
 一方でタッグとシングルであったものの連敗という形で初の防衛線を戦うマイティ・リリィにも喫するものはあったろう。連敗でベルトを失うとあれば、直近の八神、もっと言えば前王者の望月琴美の二の舞である。過去の王者二人はいずれも初防衛は成功しているだけに、「ならば自分も」というプライドはあったに違いない。ゴング前の両者は互いに笑みを浮かべながらも、視線はすでに火花を散らしている。
 先手をとったのはMIKUだ。リリィの逆水平をものともせず、弱点であるローブローで悶絶させると、ドロップキックやスリーパーで押し込んでいく。一方でリリィもお返しとばかりにアイアンクローをめり込ませると、頭と肘でMIKUを殴りつけていく。8分過ぎ、MIKUがバックを取ってチョークスリーパー。リリィを再び悶絶させると、コブラツイストでリリィの身体を絞り上げる。だが、リリィが再び肘をぶつけると、ベアハッグでとらえたところにスパンキング!一進一退の攻防が続く。
 14分過ぎ、今度はバックドロップで叩きつけてから、コブラツイスト、拷問キャメルクラッチと極めていくMIKU。だが、屈強なリリィはなかなか屈せず、ラリアットやフライングニール、さらにはMIKUのフィニッシュホールドであるSTFもロープブレイクに持ち込み、次第に潮目が変わる。無傷ではないが、MIKUのほうがいささか攻め疲れているように見える。
 そして25分ごろ、リリィはMIKUをチョークスラムで叩きつける。一度はカウント2.9で返されたものの、MIKUを再び捉えると渾身のラストライド!貫録の一撃でMIKUを葬ったリリィが、見事初防衛を果たしたのであった。

POG世界ヘビー級選手権試合 シングルマッチ60分1本勝負
マイティ・リリィ26分06秒 ラストライド?Sweet☆MIKU
※マイティ・リリィが初防衛に成功。

試合後コメント

(通訳)私の勝ちです。ラストライド、二度返される訳にはいきませんし……何より、私の方が強いです。このベルト、渡しはしません。とはいえ、これで一勝一敗。いずれ、もう1度このベルトを賭けて闘いましょう。それまでこのベルト、守り続けて見せますから。

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POG-39
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