プライム倶楽部(プライム共済) - プライム倶楽部(プライム共済)とプライム基金

プライム倶楽部(プライム共済)のプライム基金

プライム倶楽部(プライム共済)とは、全国福利厚生共済会が運営する共済の、
プライム倶楽部に登録した人をプライム会員と言うが、プライム倶楽部会員の毎月のコミッションから出るものを
プライム基金として、一年間で集まったプライム基金を毎月6日に
「公益財団法人日本盲導犬協会」と「国際セラピードッグ協会育成基金」へ寄付している。

日本盲導犬協会

日本盲導犬協会では、目の見えない人、見えにくい人が、行きたい時に行きたい場所へ行くことができるように
安全で快適な盲導犬との歩行を提供することを使命としている団体。
昭和42年8月に設立され、井上幸彦が理事長を務めている。

盲導犬について

盲導犬は障害を避けたり、階段や角を教えたり、安全に歩くためのお手伝いをする犬です。
道路交通法や身体障害者補助犬法という法律でもしっかり認められていて、
目の不自由な人と一緒に電車やバスにのったり、お店などにも入ることが出来る。
もちろん盲導犬は生き物なので、食事やトイレの世話からシャンプー・ブラッシングなど
大変なこともたくさんありますが、安全に歩くことを補助してくれるだけでなく、
手を伸ばせば温かいぬくもりを与えてくれて、癒してくれます。
盲導犬は、盲導犬ユーザーにとって大切なパートナーであり、家族の一員と言えるのです。
盲導犬が付けている白い胴輪をハーネスと呼び、
ハーネスを通して、盲導犬の動きがユーザーに伝わることで安全に動くことができる。
また、ハーネスは、仕事をしている間中は必ずつけるもので、仕事中以外は基本的に外します。
戦後から始まった日本の盲導犬の訓練の歴史で、60年と長い間U字ハーネスが使用されてきたが、
2014年、ユーザーにとって使いやすい形態の「バーハンドル型ハーネス」に改良された。

盲導犬の一生

健康で盲導犬に向いている性格の両親から、盲導犬候補の子犬が生まれます。
子犬は生後2カ月頃まで、母犬と兄妹たちと一緒に育ちます。
生後2カ月がたつと、パピーウォーカーと呼ばれるボランティアの家庭で、たくさんの愛情に包まれて
1歳になるまで約10か月間を過ごします。
子犬の社会化が目的とされ、飼い主と一緒にたくさんのことを経験するために、いろいろな場所に出かけます。
いろいろな音を聞き、人込みや人間社会で生活することで、人間と生活する喜びを覚えさせます。
1歳を過ぎると盲導犬になるための訓練が始まります。
最初は、まず人とかかわることを楽しみながらいろいろな言葉を覚えていきます。
その後、たくさんの言葉を覚えて、町の中での訓練が始まります。
一定の訓練を終えると3回の評価試験が行われます。
3回の試験で最終的に盲導犬になれる犬は3〜4割で、盲導犬に向かないと判断された犬は
「キャリアチェンジ」といって、別の道を進むことになるのです。
盲導犬として合格した犬は、その後目の不自由なパートナーと生活し、共同訓練を行ないます。
約4週間訓練センターに宿泊しながら訓練したあと、卒業します。
卒業後は、盲導犬ユーザーの自宅で生活しますが、定期的に担当訓練士がフォローアップします。
盲導犬は10歳前後で引退し、引退犬飼育ボランティアの家で家族と一緒に新しい生活を楽しみ
最後の最後まで愛されて生きます。