東の地で鍛えられる刀剣の中でも
特に刀身の長い逸品

その刃は限界まで長く
壊れやすいという刀の欠点が顕著である

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物干し竿とは剣豪「佐々木小次郎」が使用したとされる日本刀である。
名前の由来は「物干し竿のように長いだけで振り回すのには向いていない」という侮蔑された呼称である。
正式な銘は「備前長船長光」。

当時「同じ強さの剣士同士が戦えば、刀の長さで勝負が決まる」というほど刀身の長さが重要視されており、
小次郎は幼年の頃から大人を相手に身の丈よりも長い刀を使って稽古をしたと伝えられている。
「物干し竿」と言われるようになったのは後世になってからであるため、本人にとっては何の問題もなかったのだろう。

予断だがこのように長い刀身の剣刀はその余りの長さから、腰に差していると抜刀することが出来ない。
そのため実際は鞘を背中に背負って用いていたようだ。