プロレスリング・飛翔

若松麻里「いたあぁああ……股間がかなり効いちゃった……大事なところ弦で引かれちゃって焼けちゃいそうです……」

AnNa「イェ〜イ、デビュー2連勝♪ 最近3連勝で勢いのある麻里お姉さんだけど、私の前ではほとんど為す術なかったね(笑) 私の蜘蛛絡みって、もしかして無敵？(笑) このままフレッシュガールズカップ、私が蜘蛛絡みで勝ちまくって優勝しちゃおっかな〜♪」

唐橋桃子「う〜ん、悔しい！このままいったらタップ獲れたのに……！でも開幕戦であと一歩まで追い詰められたしいいスタートは切れたんじゃないかな？」

【観戦レポート】
第3試合を戦うのは、飛翔屈指のパワーファイターとして名を馳せているヘレン・フォックスと、デビュー戦ではソフィアのセクハラに苦しめられた巫女レスラーの紅床葉純の2人。試合経験豊富なヘレンが力でねじ伏せるか。それとも紅床が2戦目にして自力での勝利を挙げるのか。反則のない熱い肉弾戦に期待が持てる1戦、その結末は───

«0:51» ヘレン、まずは挨拶代わりにヘッドバット！ 額同士を激しくぶつけ合う！

«2:10» 紅床、ヘッドバットのお返しに踵落としをお見舞い！ あのガタイのいいヘレンをあっさりダウンさせてみせるぅ！

«3:49» ダウンしたヘレンの顔に、紅床が腰を下ろす！ ヘレンが呼吸をする度に、嗅ぎたくもない匂いが鼻腔を通り抜ける！

«4:41» 紅床、攻撃の手を緩めない！ 片膝になったヘレン、その膝を土台にして顔面に強烈な膝蹴り！ シャイニングウィザードだぁぁ！ ヘレン、再びダウン〜！

«5:56» ここでヘレン、紅床の首を掴んで持ち上げた！ 狙っているのか、必殺のネックハンギングボムを！ 「くっ⋯⋯これは食らえません！」───しかし、紅床が顔面かきむしりで必死に抵抗！ ヘレン、手を離してしまったぁ！

«7:01» ネックハンギングボムを阻止されたが、すぐさま別の技へ！ ヘレンが突っ張り、突っ張り、突っ張り〜！ そのまま突っ張りで紅床をロープまで押し込んだ！ さぁ〜、ここからどうする！？

«8:22» 紅床、冷静だ〜！ 突っ張りラッシュでロープまで押し込まれたが、MADE IN JAPANで追撃を阻止！ ヘレン、脳天からリングに突き刺された！

«9:24» 「これでフィニッシュです！」───紅床、ヘレンをロックオン！ 狙いをすまして、シャイニングウィザードぉぉ！ フォールする⋯⋯が、ヘレンがカウント2で返す！

«10:30» 「お遊戯はここまでだわ！ ジャパンのシュランメイデン、これでチェックメイトよ！」───ヘレン、ネックハンギングボムに2度目のトライ！ あぁ〜っと、紅床抜けられない！ 轟音を響かせ、リングに墜落！ 紅床の動きがピクリと止まったぁぁ！ ヘレン、踏み付けフォール！ 紅床、返せない───これで3カウント！ ヘレンがネックハンギングボムで、紅床を見事に破壊してみせました！

｜総括｜
流れは紅床選手にあった分、この敗戦は悔しいかと思います。でも、ヘレン選手のネックハンギングボムを食らっちゃったら致し方ないですかね。

(ライター：kansen_reporter)


ヘレン・フォックス「ジャパンのシュラインメイデンをマットに沈めてあげたわ！あんなのピン止めするには片脚で十分よ！」

紅床葉純「ヘレン・フォックス選手⋯⋯対戦してみて、とにかくパワーが桁違いだと感じました。特に最後のネックハンキングボム、あれを食らった瞬間は“死”を覚悟しました⋯⋯。意識も飛びかけていて⋯⋯何とか保っていましたが──その結果、フォールを返すどころか、踏みつけフォールという屈辱を許すことになってしまいました⋯⋯。
私が何度も技を当てて与えるダメージを、たった1撃で与えてくる。それでいて、私の『MADE IN JAPAN➡シャイニングウィザード』のコンボを返すタフさもある。ヘレン・フォックス選手⋯⋯悔しいですけど、今の私では彼女に全く歯がたちません。今日ばかりは完敗です⋯⋯」

【観戦レポート】
フレッシュガールズカップ予選Cグループ。この日最後に戦うのは、つい先日デビューしたばかりの沢村桃と、デビュー戦を勝利で終えたもののそれ以降勝ち星から遠ざかっている三葉鈴の2人。デビュー戦は相手の反則負けによる勝利と、モヤモヤが残る結果となった沢村が、2戦目で自力で試合を決めるのか。それとも三葉が先輩としての威厳を見せ、久しぶりの勝利を挙げるのか。また、フレッシュガールズカップを幸先の良い形でスタートするのはどちらの選手なのか───

«1:13» 沢村、飛んだぁ！ 三葉の側頭部にハイキックを叩き込んでいくぅぅ！ しかし、三葉は倒れない〜！

«2:25» 「これならどう！？」───沢村が叫んだ！ 三葉のボディに膝蹴りのプレゼント！ これには三葉、堪らずお腹を押さえて四つん這いに！ 苦しそうに悶える三葉を、沢村は踏み付けフォール！ しかし、まだ序盤ということもあり、三葉がカウント2で返す！

«3:49» おぉ〜っと、ここで三葉が弓矢固めだ！ 沢村がサブミッションに弱いのを知ってか知らずか、いきなり必殺技の弓矢固めで絞っていくぅぅ！ 沢村がどんどん弓なりに折りたたまれていくが、大丈夫なのか！？

«5:21» 弓矢固めは気合いで耐えた沢村───ならばと、三葉はボディシザースで追撃だぁ！ 沢村、胴が抉れるほどの力で絞られているが、耐えられるかぁ！？

«6:26» これも根性で耐えきった沢村───ジャンピングハイキックで反撃に出る！ 今度は三葉も倒れると、この試合2度目の踏み付けフォール！ しかしカウントは2止まりだぁ！

«7:45» 「これで終わりにしてあげる！」───フィニッシュを宣言した沢村、ここで必殺技のコンビネーションキック！ ロー、ミドル、ハイの各種蹴りが、三葉に襲いかかる！ ダウンする三葉、沢村が踏み付けフォール！ 決まった⋯⋯かと思われたが、三葉が意地でフォールを返した！

«9:00» 必殺技を返された沢村───しかし、焦った様子はない！ 三葉のツインテールを掴んで引き起こすと、バックを取り⋯⋯投げたぁぁ！ ⋯⋯投げた！？ ここまで蹴り技で三葉を攻めていた沢村、しかしここで披露した技はなんとバックドロップ！ これには観客全員が度肝を抜かれる！
そのままブリッジでフォールする⋯⋯が、フォールを解いた！ 沢村、まだ三葉に技を決める気なのか！？

«10:12» 「今度こそ、終わりにしてあげる！」───もう完全に力尽きている三葉、その身体を無理やり起こすと、再びバックを取り⋯⋯あぁ〜っと、ジャーマンスープレックスだぁぁ！ 三葉、脳天を強打！ 沢村、勝利を確信したのか踏み付けフォール！ レフェリーのカウントに合わせて指でカウントを取る余裕まで見せる！ 1⋯⋯2⋯⋯ス、っ！？ な、なんと！ 三葉が返したぁぁ！ いったい何が起きたのか！ 沢村、これには流石に動揺している様子！

«11:05» 沢村、慌ててコーナーに登ると、ジャンプ！ 膝を突き立てて、三葉のボディに突き刺したぁぁ！ 今度は片エビ固めでしっかりフォール！ 三葉、動かない───これでカウント3！ 沢村が怒涛の攻めで三葉をリングに沈めました！

｜総括｜
歳は三葉選手が3つ上だが、背格好がよく似ている2人。(三葉：142cm/43kg、沢村：143cm/40kg)
今日のCグループのベストバウトは間違いなくこの試合だったと思います。三葉選手の先輩としての意地と粘り、それを上回った沢村選手の攻め。2人ともに拍手を送りたいです。
素晴らしい試合をありがとう。願わくば、是非再戦を。

(ライター：kansen_reporter)



沢村桃「前回のデビュー戦で散々な目に遭わされた分、今日の試合で爆発させちゃいました。八つ当たりみたいな感じになっちゃって、三葉選手には申し訳ないな〜って感じです(てへぺろ)
ただ、バックドロップのフォールを私自ら解いてからのジャーマンスープレックスを三葉選手が自力で返してきた時は、流石にビックリしたし、焦りました。歳上なのに私と背格好はあんまり変わんないけど、意外とタフなんですね。
いやぁ〜、今日は得意技いっぱい当てられて気持ち良かったし、なによりすっごく楽しかった〜！ 三葉選手、また私と試合してくださいねっ！」
三葉鈴「……正直、勝ちたい試合でした。　流れを掴もうと勝負を焦ってそのまま相手ペースで進められて、結局いいとこなしでしたね。　バックドロップを喰らってからはもうなんとか耐えるだけでした…沢村選手、小柄なのに凄いパワーで…」

園田香織「とりあえず。リーグの初戦を落とさずに勝てたのは良かったです。月宮選手の攻撃には正直驚きました。彼からの特訓が無かったら負けてたかも。次の相手は鯨岡選手ですよね。一部の人は彼女は優勝候補って言われてますが、私だってデビューから４連勝してますし。絶対勝って存在感を出したいと思います。」（戦いの高揚感からか、少し強気になっている）

月宮萌々花「負けちゃった…　香織ちゃんのサソリ固め、すっごく痛かった。　初戦は負けちゃったけどこの大会で優勝すれば実力もあることを証明できるし、次は絶対勝つよ♪」

ワンダー・有栖「はぁっ⋯⋯、はぁっ⋯⋯。⋯⋯惜しかった〜〜！ あと少しでポイントを取れたのにぃぃ〜〜！！ ⋯⋯すいません、取り乱しました。
多分ですけど、フレッシュガールズカップ優勝の最有力候補である鯨岡選手──そんな人と予選で、しかも初戦から当たるなんて、私ってツイてないですね⋯⋯。
でも、意外に善戦できたかな〜⋯⋯なんて。残りあと少しってところで、2度は千年殺しで封じたヒップドロップを当てられちゃって、最終的には圧殺されちゃいましたけど、デビュー戦から今日まででこの試合が1番やりきった感が強いですね。だから、悔しいですけど満足感の方が大きいです。
鯨岡選手、対戦ありがとうございました⋯⋯！ 今日は負けちゃいましたけど、次に戦う時は私がこのおっぱいで圧殺する番なので、覚悟しててくださいね！」

鯨岡麻由「はあっはぁっっ……う、ぅう、ぅ、お尻がもう限界です……あんなに私のお尻が迎撃されるなんて…特に千年殺し…ぅううう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」（お尻を押さえ、トイレに駆け込んでいってしまう）

袴田詩彗「ようやく、勝てた⋯⋯。悠里、強かった。けど、私の方が強い。
勝つためには、治外法権式フェイスシットみたいな、悪い攻撃も使っていかないとって、今日の試合で分かった。
これからの私は、勝つために手段は選ばない。全員、震えて眠れ⋯⋯！」

一之瀬千秋「後ろ回し蹴りを完全に見切られていましたね、不覚です……まだまだ修練が足りません。お相手ありがとうございました」

シスター・フィオナ「今日はいい声で啼いてくださいましたね。やはりかわいい子がお尻の下で悶えていると思うと…身体が火照ってきてしまいます」

試合結果
第26回大会	第27回大会　フレッシュガールズカップ2023　グループC・D	第28回大会