◇ペルセイスは最初の月の女神。ラグナブレイカーと旅をしていた彼女は、結婚神ユーノーから預かったウェディングドレスを試着した。初めこそ恥ずかしがっていた彼女も、鏡に写った自分の姿には驚きを隠せなかったようだ。もしも人の子としてこの世に生を受けていたならば、ごくごくありふれた恋をして、ささやかだけど幸せな、そんな結婚式を上げていたかもしれない。ペルセイスはしばらくの間、戦いを忘れて甘い妄想にひたっていたという。
初期
◇これがウェディングドレス……。戦いは激化していくばかりなのに、このような可憐な衣装を着させていただいて……なんと申し上げましょうか、その……と、とても嬉しいです
進化1
◇神である以前に私は一人の女の子です。ですから世界が平和になった暁には、このドレスをもう一度着て……。そんな夢を見ます。おかしいですか?
進化2
◇もしも花嫁になるなら、どのような方と添い遂げたいか……ですか? そうですね、強くて勇敢で、カードを駆使して凛々しく戦うような方と……いえ、なんでもありません
最終
◇よかったら、結婚式の真似事をしてみませんか? 私のヴェールを上げ、真っ直ぐに見つめたまま、指輪を通してください……。あ、あくまでただのごっこ遊びですから……