新・六尺兄貴まとめwiki - 「越中奮闘記」第十一章
汗で身体がぬめった。
おやじさんのヤニ臭い舌が、強引に俺の舌にからむ。
熱い肉棒が俺の素股で暴れる。

俺のチンポは押し潰され、二人の肉のすき間で喘ぐ。
ぐぐっと突っ込み、エラで擦りながら出ていく。
ジュルジュルの俺の素股は、今溶けておやじさんのチンポと、ひとつになる。

おやじさんの舌が、首筋から耳の中鼻の穴にまで、侵入してくる。
俺の全てが愛されている事を実感する。
肩を抱かれ尻を掴まれ、身体中を密着させ、おやじさんとのオマンコが続く。

流れる汗は潤滑液。
溢れる愛液とからまり、淫靡な音で二人を高める。

「ジュクッ、ジュルルッ、チュップッ」
泡立つような音がする。

蟻の戸渡りを、おやじさんの亀頭がなぞる。
けつ穴まで達したそれは、ドクドクと脈打つ。

「・・・・・・・」
言葉は既に無い。
もう必要ない。
汗とも涙ともつかぬ物が溢れる。
おやじさんがそれをなめ取る。
目を見つめ合う。
おやじさんの顔が霞む。

「いこうか」

とろけるような優しい眼差しで言った。
「うん」

「ようし、こうだ」

肩と尻を抱く手に一層力がこもった。

「おおっつ」

男らしい唸りをあげた。
「だっ、だめだ、宏一落ちるぞっ」
「いいよ、俺もすぐいくっ」

「おーーっっっ、ぐっわーーーっっつ」

ばちばちと打ち付けながら、おやじさんが射精を始める。

「うんんんっっ、んんっ」

息も出来ぬ程抱き締められた。
その瞬間はじけた。

「ああっーーー、いっくぅうー」

暫くの間、二つの肉の塊は、動かずにいた。

口と口だけが活発に動いた。

甘く切なかった。
このままずっとこうしていたかった。

「宏一一緒に風呂浴びよっ」

おやじさんの手が、俺の越中の紐を解いた。
俺もおやじさんのそれを解く。

シャワーのはじけるお湯の下、再び抱き締め合う。

「おやじさん身体よく見せて」
「なんだ、こんな中年太り見てどうする」
そう言いながらも、湯舟に掛け大股を開いた。
俺はしゃがんで見上げる格好になる。

全体に肉付き良い肌に、無数の渦毛が張り付いている。
薄くなった頭髪は白髪が混じる。
太い眉と笑う目、不精髭にも白いものが。
喉仏のあたりまで萌え上がる胸毛は、両乳首を囲みへそを巻き付けて、陰毛に連なる。
豊饒の陰毛は愛しい肉塊に絡む。
たまご程の大きさを持つ、毛まみれのきんたまの上に、それは堂々と鈴口をかっと開き、俺を睨んだ。

たまらず頬張る。

いくら洗っても抜けない、独特の臭いが鼻に抜ける。
この臭いがたまらない。
ちろちろと舌先で鈴口を刺激した。

じわじわと容積を増してくる。
見上げると顎先しか見えない。
新しい快感に耐えている。

わざと口を離す。
「おいおい、それだけかい」
でっかいチンホ突き上げ、おやじさんは目を細めた。

自分で握ると俺の顔に擦り付ける。
俺はそれに頬摺りを。
そしてもう一度たっぷり唾を乗せると・・

その上にけつを沈めた。
湯舟の縁の不安定な場所で、それは始まった。

温まり少し緩んだ俺のけつボボは、
るるるっとおやじさんの侵入を許した。

「おおっつ」
顎を突き上げたまま声を上げた。
「いいオマンコだ」
しみじみと言った。

「お前となら、何発だって出来るゾッ」
脳天まで突き上げて来る。
俺はおやじさんの肩につかまり、湯舟の縁に乗っかり、器用に腰を上下させた。

「来週、平日に、休み、取れるか」
腰を使いながら尋ねる。
「あんっっ、何日、位?」
「火、水、木の三日、間」
「うん」
「ようし、三日間で何発オマンコしたい?」
「いっぱいしたい」
「いろんな場所でやろうな」
「うん」
その口を塞がれた。

おやじさんとのキスは、滑らかで後を引く。
俺の口の中におやじさんの唾液が、大量に入ってくる。

俺は一滴残らずそれをすする。

口のなかを真空にして、おやじさんが要求する。
口に唾液を補給すると、すかさず吸い取られた。
肉体的にも精神的にも、こんなに豊かなセックスを、¥いままでしてきただろうか。
おやじさんに出会って僅かだが、こんなにも深く深くまぐわっている。
身も心も深く深く。

「そうときまれば・・」

スポッ

おやじさんは俺を持ち上げ、チンポを引き抜いた。

「もっとやりたいか?だめだ、火曜日まで取っとかねぇとな」
引き抜いた後もピンピンの、おやじさんのチンポは、俺のけつ穴辺りでぬるぬると滑った。

「ビールでも付き合えよ」
洗いたての越中褌を、俺に手渡しながら言った。

プシュッ!
ゴキュッ、ゴキュッ、ゴキュッ。

「ぷはぁーっ」
涙がでる程うまい。
おやじさんと風呂上がりと、越中褌と冷えたビール。

おやじさんが、タオルで汗を拭う。
仕草のひとつひとつが、何故か俺を捕えて離さない。

「何じっとみてんだ」
奥の扇風機の前で、越中の前垂れを、風になびかせている。

ーあれっー
部屋の奥に見なれぬ物を発見し、俺は好奇心の塊になった。

「それは日本刀だ」
俺の好奇心に気づき、おやじさんが袋のふさを解いた。

中から鈍色の一振りの刀が現れた。

しゅぅいん

鞘から抜かれ刀身を見せる。
刃には雲のような刃文が走り、切先に至る。

おやじさんは、うっとりとそれを眺めた。
「居合いを昔少しやってた」

鯉口に切先を定め、すっと仕舞う。

俺の中に何か解らない、胸騒ぎが起こっていた。
楽しい事が待っているはずなのに、まだ二人は、不幸の落とす影に気付かなかった。

第十二章に続く