新・六尺兄貴まとめwiki - 達人王おじさんシリーズ
18:達之助 :2010/03/22(月) 18:39:32 [sage]
達人王おじさん達之助日記(初回プレー)  投稿者:達之助 投稿日:2007/11/19(月) 06:00:31
東京の某ビジネスホテルで今晩の接待成功を祝って一杯やることにした。
街へ出たがもうゲーセンはほとんどcloseになっている。
一軒だけネオンを灯したゲーセンがあった。入る。
アーケードゲームが多いゲームセンターだ。
先客全員がヘンな目で私をみる・・・
常連はみんな上手かった。達之助もグイグイ誘われながらプレーした。
いつの間にか隣の男の手が奥の方まで誘ってくる。
(ア、これが古参ゲーマーか)
初めての経験だった。
最近のゲームに飽きた私を男はレトロゲームコーナーまで送ってくれた。
・・・・・・・・・・・・・・・
気がつくと、私は素っ裸にされ
100キロもありそうな男に筐体の前に座らされていた。
両手は男に掴まれて、海老のように身動きもできない。
開幕ザコのクソ速い敵弾が自機を狙ってくる。

・・「速っ・あ、当たり判定でかっ・・」
自機が高速弾をのがれようと上に動く、
・・画面端まで追い詰められレバーを倒しても限界だ。
「死んだーー、止めろっ、、チョームズーーい」
泣き叫ぶ俺を気にもせず、ザコ共は復活の度、激しく攻撃し始めた。
長い、苦しい、心も身も突き刺す時間がすぎて、男の

「オイ・・そこのお前ーー達人王をやるのだ!」
の咆哮の後達之助は生まれて初めての達人王おじさんになってしまった。
その後の男は優しかった、きれいに復活パターンを教えてくれて、指南してくれた。
俺は泣いたのもわすれ、1面の地形が見える所まで進んでしまうのだ。
ネームエントリーに並んだAAAの連コの上で、
硬貨を両替してまで更に2回も達人王の道具となり、
達人王おじさんが誕生したのは高田馬場のミカドだった。

元ネタ:孕み爺虐之助



▼ピピル星人
縦シュー初心者に混ざる達人王おじさん
東京の縦シュー初心者講座に参加したときのこと。
達人王おじさんか初心者の自己申告は不要だったが、達人王のロケテストで何度か見かけたことがある奴や、
二周目クリアを目撃したときの達人王おじさん、以前ハイスコアをやり取りしていた達人王おじさんたちがチラホラいた。
東京の縦シュー初心者講座は、暗黙の了解で人間やめた達人王おじさんが何割か来ているみたい。
そいつらの大半は、金銭感覚が鈍い。次から次にコイン入れて生活費なんて気にしてない。
吹っ切れて路上生活を生きがいにしているようだ。
おおっぴらに「そこのお前」「達人王をやるのだ」とは叫ばないが、店内の端っこや喫煙室なんかで、
ぼそぼそと「筐体占拠最高」とか「筐体撤去たまんねえ。」とか言ってやがる。
初心者を装って一千万点達成する達人王おじさんたちの活躍で、もっともっと縦シューがマゾくなること期待。
(ミカド)
2018/4/7(土)19:22

元ネタ:ゲイ社会がエロくなる前に滅びると思います



「ハイ楽勝ー、金払うだけで上手くなれんしゲームなんてどれも簡単じゃねw」
もうすぐミッション達成って時にバンッと扉が開いた。
エメラルド星人みたいな男が仁王立ちしていた。
「どんなゲームをやってるのかと思ったら、ただのソシャゲか。
しかもゲームは金さえあればクリア出来るとかほざいてやがる。軟弱野郎だな……」
「サーセン。でも課金は強くなる為の手段という言葉もあるんで……」
「言い訳すんな。貴様は今日から達人王をやるのだ!」
これが俺が別の達人王おじさんになるはじめだった。
その夜、静まった夜のミカドで、腕っ節の太い常連たちの解説で俺の達人王攻略が始まった。
さんざんゲームオーバーになり、ソシャゲに課金した倍くらいクレジットを入れた。
それは毎夜行われ基盤購入を検討する頃には俺の腕前はすっかり一周クリアが安定するまでになったのだ。

元ネタ:仮設便所の臭いに欲情



「達人王やっかぁ」
上着を脱ぎ捨てると、縦じわでよれよれのワイシャツを整えた。筐体の前に立ち股を開く。
既に前袋を濡らし、シューティング界のエベレストは俺のプレイを待つ。
身体を横にしてランキングに目を移すと、一周クリアを目指し散っていった、プレイヤー達のハイスコアがそこにあった。
「俺のワンコイン一周クリアだぜ」声に出していう。
「男はやっぱ東亜シュー」
やおら財布の脇から、ズルムケ状態の仮性包茎100円硬貨を投入する、手にオイルをたっぷり取り、逆手でレバーをこね回す、
「ドカッ、ボカッ」爆発音が俺のシューター中枢を更に刺激する。
「達人王たまんねぇ」扱きに合わせて、自機を上下させる。
「男の達人王にゃあこれだよ」ラッシュを吸い込む。
「スッ、スッ、スッ、スッ」顔から熱くなり、やがて頭の中が真っ白になる。
「張り付き、出現即破壊」「緑と青は地雷」
頃合いをみて3ボスの半安置に入り込む。俺は自機のデカい当たり判定が好きだ。
地上敵の残骸だけが画面に残り、ノリノリの東亜節をバックに、スピード最速で、敵弾を大きく避け、決めボムを放ち、ナパームでヌルヌルと中型敵に撃ち込む。
ゲーセンの中の俺は、日本一の達人王おじさんになっていた。
「ちきしょう誰かに見せてやりテェよ」STILL LOVE YOUが流れ出すと、いつもそう思った。ラッシュをもう一度効かせ、オイルを追加すると、一周クリアへ向かってまっしぐらだ。
「王になってやる」「達人を超えたほんまもんの王」
「うりゃ、そりゃ」「ズキューン、ブチューン」5面の鬼畜敵配置を抜けながら、6面をめざす。
「たまんねぇよ」ギャラリーの奥から、激しいうねりが起こった。やがて奔流となり、俺を悩ます。
-クリアしてぇ- -もう残機がねぇ-相反する気持ちがせめぎあい、俺はラスボスに挑む。
「きたっ」俺は膝を直角に曲げ、それに備える。奔流は堰を切ろうとしていた。
「ドッカーン!」「CONGRATULATIONS!」
ラスボスの轟沈を押し分けて、クリアメッセージがしゃくり出される。
真っ白い時間に浸る間も無く、二週目がいきなり始まる。

元ネタ:一発やっかぁ