ダンガンロンパ3問題点まとめwiki - 未来編第11話

#11 All good things

コロシアイゲームが終了した。コロシアイを続けた襲撃者、そしてゲームの真相はあまりにも信じがたいものであった。苗木は自らを囮にして、襲撃者の正体を確かめることを決意する。宗方もそれに合意するが、予想外の人物が苗木の前に立ちはだかる。

いわゆる解決編。襲撃者の正体とそのトリックが明かされる
未来編の評価を決定づけた回。多くのファンから失望の声が上がった。
だが中盤からEDにかけての逆蔵の描写は今までネタキャラだった彼を好きになったと評価が高い。

批判点

襲撃者の正体

ダンガンロンパは基本的に推理作品である。
未来編は確かに初期のころからなぜかバトルアニメ化しておりその辺は批判も多かったがアニメを見ている視聴者のほとんどは真剣に襲撃者の正体が誰なのかについて考察していた。
襲撃者の正体が誰なのか、きっとダンガンロンパなら予想を超えるどんでん返しを見せてくれるに違いないとそう期待するファンも多かった。
結果明かされた真相は「襲撃者など存在せず今まで死んだ犠牲者は全員洗脳されて自殺していた」というもの。
要は犯人などどこにもおらず機械仕掛けのトラップに引っかかていただけというなんとも締まらないオチだった。
こんなオチのために10話も引っ張り続けたことなどからこの真相には批判が続出し大いに叩かれた。
一応擁護しておくとこの作品内で伏線は張られており(例えば犠牲者が映し出されると必ずモニターもアップになるなど)11話放送前に真相を当てていた人もいた。またこの洗脳映像というアイテムは絶望編とリンクしておりこの試みじたいは面白いという声もある。

78期生の扱い

11話では死亡した78期生が苗木の精神世界という形で登場する。
このアニメでは78期生の出番はほとんどなく過去を描いた絶望編でも一瞬しか登場しない。しかも舞園以外は一言も喋らない。
その78期生の数少ない出番の一つなのだが扱いが酷すぎるとよく言われる。
彼らは苗木の精神世界に登場すると彼を自殺へと追い込む役割を果たしてしまう
そのためなぜただでさえ出番が少ないのになぜこんな酷い役を与えたのかとよく批判される。
あくまで彼らは苗木に対して洗脳映像が見せた映像でしかなく本人ではないのだがそれでも見ていて気分の良いものではない
そもそも78期生に限らず3のスタッフはどんな形であれ登場させればそのキャラのファンは喜ぶと思い込んでいる節がある。

苗木の自殺

苗木は自らが囮になりモニターと自殺の関連を調べようとするのだがそこで洗脳映像を見てしまい死亡した78期生、舞園、霧切に責め立てられる映像を見せられ自殺しようとしてしまう
あと一歩というところで逆蔵が止めるのだが今までどんな時も希望を捨てず絶望しなかった苗木が自殺しようとしたことについてかなり批判された。
例としては「苗木の超高校級の希望が地に落ちた」「霧切は無駄死にだった」「今までずっと女におぶさって守られてやっとやる気を出したと思ったら自殺しようとするとかどうなってんの?」「絶望しないキャラじゃなかったのか?」という批判がある。
これに対する意見としては「洗脳は脳に直接影響を与えるもので精神力うんぬんではどうにもならない」「そもそも洗脳映像を打ち破ったキャラが作中一人もいないのに苗木だけ打ち破れるのもそれはそれで不自然なのでこれで正しい」「苗木にとっては今でも自殺したいくらいに死んだ仲間を大事に思っている証拠」などがある。
実際無印の時点で苗木は「仲間の死を引きずっていく」と宣言しており江ノ島と戦った際も「死んだ仲間のためにも」と言っている。
そんな彼のスタンスが今回は裏目に出たと言えなくもない。
ただどちらにせよ苗木が絶望する姿など見たくなかったという意見が多い。
ましてや今作の苗木はただでさえあまり活躍しないので余計に印象を悪くさせてしまっている。
ちなみに登場した78期生が全員オシオキ時の姿、殺害された時の姿だったことなど苗木が彼らを忘れずに引きずっていることに関しての描写は良かったと評価されている。