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第六章リプレイ編集する

最終更新：ID:VJnVCR3Yxg 2024年07月23日(火) 11:02:58履歴

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レイン・オヴ・ウィンター　第六章　もくじ　Reign of Winter chapter 6 Index

小屋への帰還編

Neth 9,AR4713 [Session : 2017.8.1]

この日は画像を除いてりょう。さんがまとめてくれています。ありがとうございました。（セバス）




GM：【第六章「魔女王の復讐」】
GM：【イメージ：老婆のマトリョーシカ】

苦労の末、ラスプーチンを倒した一行。
彼らの目の前には鐘楼で見つけたマトリョーシカ（バーバヤーガの画像付き）があった。
クリスが見ると圧倒的な防御術と死霊術のオーラを発している。
マトリョーシカはアーティファクトであった。

クリス：「マトリョーシカのやべー奴じゃん」
ラグナー：「ヤールがぶん殴ったら開くんじゃね？」

アーティファクトはそのくらいでは壊れない。

ラグナー：あかないのかｗ
ラグナー：「小屋に踏んづけて貰えばあるいは！」
ラグナー：ゴラムが殴っても無理！？　すさまじいなｗ
ラグナー：それはすごい。。＞いかなる物理魔術も弾く
クリス：触れた
ラグナー：あっｗ
ヤール：「触って大丈夫なのかそんなもん」
クリス：「ハッ……この人形……」
ラグナー：おっと
ラグナー：1d20+17 〈知覚〉
Pathfinder : (1D20+17) → 3[3]+17 → 20
ラグナー：「この人形…確かに美しいぜ…」
セムネ：初めて会った時から決めていたのね。
ラグナー：「そうだな、この気持ちは……そうだ、きっとグレタがどうなったか心配なんだオレは」
ヤール：「えぇ……旦那マジで言ってんのか」
セムネ：私は近寄ったらまずいな（＾＾；
ラグナー：「うん、はやくかえろう」

改めてバフをし直すパーティ。
その後、アナスタシアの処へ戻る事に。
途中でラグナーは、ヴァンパイアの餌となっていたデミトリという男の事も思い出す。

ラグナー：「野郎のことまで覚えていた自分を褒めてやりたい」
セムネ：「居たわね」
ヤール：「よくそんな奴のこと憶えてたな」
クリス：「どうでもいいが早くしろ」
ラグナー：「リプレイ読み返したとこなんだよ」
ラグナー：「もとい」
ラグナー：「ああいう人間は放っておけないからな」
セムネ：「…嫌な雲が消えたわね」
ラグナー：「この世界はずっとああなのかと思っていたぜ。この世界も空は青いんだな」
クリス：「自分の世界に帰れるかもしれないというのにこんな世界にまだ何か用があるのか？」
ミライグ：「あら、世界はこんなに……普通だったわね。」
クリス：「どうせ帰ったらすぐに忘れる世界だ、とっとと帰るぞ」
ラグナー：「あの娘を置いていったら、後味が悪いじゃねえか。まあ急ごうぜ」
ラグナー：「オレも早く帰りたいのはいっしょさ」
セムネ：「こんな変な世界を忘れるのは難しいと思うけど…」
クリス：「やるのは構わねえが早くしろ」
ラグナー：「オッケー、行こうぜ」
ラグナー：「まあ、小屋に連れて行けば回復はその後でいいだろう。ジルヴァザラートに声を掛けておこうぜ」
セムネ：「取り合えず、アナスタシアでいいのいよね」

アナスタシアの狂気を取り除きたいとミライグは思ったが、グレーター・レストレーションを使うには、ダイヤの粉末が1000gpほど足りなかった。

クリス：「1000分のダイヤくらいくれてやるから早くしろ」
ヤール：「嬢ちゃんの所に早いとこ行こうぜ」
ミライグ：「なんだか急にせっかちになってないかしら、この方……？」
ラグナー：「エルフにとって時間はオレ達よりよほどたくさんあるじゃねえか。ちょっと落ち着けよ」(笑)

アナスタシアが待つ小屋へ行き、鍵を外して声をかける。

セムネ：「アナスタシア？私たちよ？」
ミャック：「急げというのはまやかしだぞ！」
ヤール：「そんなにこの地球がイヤなのか」
アナスタシア：「……はっ、あなたたち、無事だったのですね」
ラグナー：「考えてみればそこまで急がなくていい気になってきた」
セムネ：「そうそう」
セムネ：「オレオレ」
アナスタシア：「あの、雷鳴と共に修道院が……そのあと光の柱が昇って……」
ラグナー：「無事で良かったな。まあ、成すべき事はしてきたよ」
ヤール：「そりゃ滅多と見られないものが見れてよかったな」
ラグナー：「みんな無事…かといえばまあ、そうでもないが生きては戻れたな」
セムネ：「…ラスプーチンの願いは潰えたわ」
アナスタシア：「そう、ですか……」
アナスタシア：「……」
クリス：お前は次世代の王かもしれない -> そんな馬鹿な

アナスタシアと今後の事とか色々と話すパーティメンバー。

セムネ：「気分はどうかしら。ここから出れそう？」
アナスタシア：「ファーザーグレゴーリは死んだと思っていました。でも生きていました。もしかするとあの奇跡自体が……」
アナスタシア：「色々考えていましたが……」
アナスタシア：「おそらく私はどこにも行く場所がないのでしょう」
ラグナー：http://seesaawiki.jp/rowmage/d/%c2%e8%b8%de%be%cf%...

アナスタシア：「ですが踏ん切りが付きません……まだ、その、頭の中に靄があるような」
クリス：「迷うなら来い」
ライグ：「ではまず、その靄を払ってさしあげましょう。」
セムネ：「まずは治しましょうか」
クリス：「時間がない」
ラグナー：「金髪さんの奇跡に期待だ」

ミライグ：グレーター・レストレーション　ダイヤモンド5000gp消費　クリスさんから1000gpもらいました。

ラグナー：「おお、みるまに元気に……なるかとおもったがアイコンは変わらないな」
アナスタシア：「わたしは……」



GM：他にアイコンがないんだよ！
ラグナー：はははｗ
ミライグ：「信じる神は違えど、わたくしの神はあなたにも慈悲をくださったようですわ。」
セムネ：「霧は晴れたかしら」
アナスタシア：「わたしは……アナスタシア・ニコラエヴァ・ロマノヴァ」
アナスタシア：「はい……ずっとよどんでいた考えに、道筋が」
アナスタシア：「そして全て思い出しました」
ラグナー：「ほう」
アナスタシア：「……私は生きていても仕方ない存在です。おそらく、このまま私が生きていればロシアの民には良くないでしょう」
アナスタシア：「これは死にたいという意味ではありません」
アナスタシア：「行き場所がないという理由がしっかりとわかってきました」
ヤール：「んん？ じゃあゴラリオンにでも来るか？」
ミライグ：「あらよかった。死にたいなんて言われたら、神の名のもとにひっぱたいて差し上げるところでしたわ。」
アナスタシア：「ゴラリオン……あなたたちの世界ですね」
アナスタシア：「そこは、どのような世界なのでしょうか」
ミャック：「最悪」
アナスタシア：「えっ」
ラグナー：「そうだな。軍と政治の奴隷として生きるのを拒むなら、オレたちと来るがいい。皇女ではなく、いち村娘として生きる覚悟があるのなら、だが」
ミライグ：「住みやすいかどうかは場所によるけれど、この国の人々に害になることはもはやないでしょうね。」
クリス：「一番行きたくない異世界no1の座をほしいままにしている」
ヤール：「もうちょっと歯に布着せろよ」
ラグナー：「こんなサツバツとした世界よりは余程マシだろう」
セムネ：「ええと、結構いい処だと思うけど…」
クリス：「但し死人は少ない」
ミライグ：「国と場所と立場によりますわ、わたくしの国まで巻き込まないでくださいまし。」
アナスタシア：「そうですよね。何百万もの人々が死ぬ世界なんて、ありえないですよね…」
ミャック：「いや、どこも変わらないってー」
アナスタシア：「ありがとうございます」
セムネ：「あ、あと人間以外も結構いるわね」
ラグナー：「まあ、オレたちの旅がこれからどこへ続くかはまだわからねぇ。幾つかの世界から選べるかもしれないが」
アナスタシア：「この国は故郷です。ですが……もう居場所がないなら、私を……連れて行ってくれないでしょうか」
セムネ：「クリスは人間じゃないし、私も半分エルフだし」
ラグナー：「それでも、オレが今まで渡った世界の中では悪くはないぜ。ゴラリオンは」
ミャック：「オイラ子供じゃなくて大人だぞ」
クリス：「ようやくその気になったか」
クリス：「早くしろ」
ヤール：「よし、ならお前も道連れだな」
ミライグ：「ひとたび戸口を出れば、道はあなたをどこに連れ去るか分からない。と言うわ。道に身を委ねるのも悪くはないかもしれないわよ。」
セムネ：「まあ仲間が増えるのは良い事じゃない？」
ミャック：「クリスがおかしい。早く決めて行こう」
アナスタシア：「その先のことは一緒に行きながら考えさせてください」
ラグナー：「じゃあ、しばらくご同道願おうか。もうひとり、声ぐらいはかけていきたい奴がいる」
アナスタシア：「はい」
クリス：「銃は撃てるか」
アナスタシア：「いえ…」
クリス：「護身用に良いのだが撃てないならば仕方がない」
クリス：<-<-<-
ラグナー：クリスがメッセージスキップを連打しているｗ
クリス：ctrl+a

マトリョーシカに閉じ込められているであろう、バーバ・ヤーガ（？）の思念を受け続けているクリスが妙に小屋へと急ぎたがるので、早々にアナスタシアの居た小屋を、彼女を連れて早々にバーバ・ヤーガの踊る小屋へと向かう事となった。
その途中でラグナーが思い出した男、デミトリの下へも寄っていく。

ヤール：「よう、元気してたか」
ドミトリ：「おお……あんたら」
ミャック：「あんた誰だっけ？」
ラグナー：よう、生きてたかおっさん
ミライグ：「ごきげんよう。」
ドミトリ：「成し遂げたのだな」
クリス：「成し遂げたぜ」
ドミトリ：「あああれから吸血鬼も来なくテナ」
ヤール：「成し遂げたぜ」
ラグナー：「吸血鬼は3匹まとめて血祭りにあげてきた」
クリス：「お前は何を成し遂げるんだ」
ドミトリ：「仲間達の顔色もよくなってきた。まだ体力は厳しそうだが」
ドミトリ：「私は、彼らとともに故郷へ帰ろうと思う」
セムネ：「いいわね」
ラグナー：「オレたちはこの地を去る。あんたには、その兵士たちの引率を頼みたい」
セムネ：「道中の無事を祈ってるわ」
ラグナー：「そうか、それは願った理だ」
ミライグ：「それがよろしいでしょう。彼らの遺した物資や装備もたくさんあるでしょうから。」
ヤール：「おう、残った連中の面倒を見られるのはアンタだけだろうしな」
ドミトリ：「そして内戦と関係のないところで静かに暮らすんだ」
クリス：「皆で畑でも耕すんだな」
ミャック：「おじさん楽観的だね」
ラグナー：「今からシベリアに向かえば、オレの大大叔父に会えるかもしれないな」
ラグナー：いやなんでもない
セムネ：「誰？」
クリス：「頼む」
ミライグ：「あなた方と、あなた方の行く末に幸運を。星々の間を越えて、我が神の加護がありますよう。」
ドミトリ：「ラスプーチンとは会ったのか」
ラグナー：「武器はそこらの兵士の死骸から拾っていけ」
クリス：「ラスプーチンは強敵だった」
ドミトリ：「そうか。もう復活しないといいが」
ヤール：「ぶん殴った後で鋸引きしてやったぞ」
ラグナー：「そうだな、そこは同感だ」
ドミトリ：「そ、そうか」
ドミトリ：「あんたらのことは忘れない
ミャック：「するかもしれないけど、したら自分でなんとかしてね」
セムネ：「（…私たちも場合によっては川に落ちたくらいじゃ死なないけど）」
ドミトリ：「お、マトリョーシカ人形か。この国の土産にチョウドイイだろう」
セムネ：「そうなんだ」
クリス：「たしかにな、俺の国では見たことがない」
ドミトリ：「しかし見かけないデザインだ。ラスプーチンのお宝か？」
ドミトリ：「大事にするといい」
セムネ：「当たらずとも遠からじね」
ラグナー：あ、なんとなくアナスタシアには例のトゲトゲヘルメットでもかけておきましょう。
顔を見られると厄介になりそうだ。
ヤール：「へえ、こっちの名物っぽいやつか」
ドミトリ：「おお……やはり生きておられたのですね」
ドミトリ：「私達は、軍は、王をマモレナカッタ」
ドミトリ：「いやむしろ裏切ったといえる」
ラグナー：「人違いだ。アナスタシア皇女は死んだ。ここにはあんたの知った女性はいない」
ドミトリ：「……そうか
ラグナー：「そういうことになった」
ドミトリ：「ラスプーチンの虜囚の娘がいたのか。誰かによく似ている」
ラグナー：「君の忠誠に感謝する」
クリス：「じゃあな作家ドミトリ」
セムネ：「じゃあ元気でね」

アナスタシアに第二の人生を歩んでもらおうと、名前を考えたいとミライグは考えた。

ラグナー：「金髪さん、そのネーミングセンスに期待するぜ」
セムネ：あとはポリーナにバイバイするくらいかな。
ラグナー：あとは塔の上にも生存者がいたような気がするけど、もうアレはそっとしておこう。

デミトリとの会話を終え、別れた一行。

クリス：グレーターテレポートします
ラグナー：おお

クリスのグレーター・テレポートで戻ろうと思ったが、レベルの関係で全員は運べない。

そこで、バッグ・オブ・ホールディングを広げるラグナー。

ラグナー：「ミャック、そういえばちょっと見て欲しいものがあるんだが」
ラグナー：ニコニコ
ミャック：「おらあ！他に入れるのがいるだろう」
セムネ：「いや、私は言ってもいいけど」
ラグナー：「すっかりスレちまって…」＞ミャック
ミャック：1d20+20 〈威圧〉嫌じゃ
Pathfinder : (1D20+20) → 15[15]+20 → 35
セムネ：もとい、入っても。
ラグナー：おお
ラグナー：1d20+10 意志ST
Pathfinder : (1D20+10) → 15[15]+10 → 25


ヤール：「ならセムネに入ってもらおうぜ」
ラグナー：「す、すまん。おれはそんなつもりじゃ」
アナスタシア：「えっ」
セムネ：「…入るわよ」
アナスタシア：「御伽噺みたいですね」
セムネ：「（面倒だし）」
ラグナー：「じゃあ、セムネにたのもう。ミャックに頼むのは気が引けてきた」

裏の雑談ではこんな会話が。

ミライグ：クウェンヤの「Rising again」でエノーラというのは如何＜アナスタシア
ミライグ：もとい、「エノーレ」。
ラグナー：あら素敵

セムネ：「ハヴァサックは持ってて（このまま入れたら、大変な事になるからね）」
ラグナー：「オーケー」
ミャック：「わかったよ・・・次に体格が小さいのはお嬢さんだしね」

ようやくグレーター・テレポートで瞬間移動するのであった。

GM：みなさんは小屋の近くの地雷源に降り立ちます
ラグナー：「なんか随分と懐かしい気がするな…
セムネ：「…そう言えば地雷なんかあったわね」
ミライグ：では適当なタイミングで「エノーレ」と。
ラグナー：「酷い世界だった。だがタンクには乗ってみたかったな」
ミライグ：「タンク……頭の中で何かが。」
ラグナー：「金髪さんはどうよ、あの戦車」
セムネ：「乗り居心地悪そうだけど」
クリス：「歩いて帰ったらどれだけ掛かるか分からん物をたかだか準備のための15分で済ませられるんだから楽なものだな」
ラグナー：「以前のテレポートより格段に安定してる気がするな」
セムネ：「そりゃあグレーターだもの」
ラグナー：「そうなのか」＞グレーター

一行を見た小屋、正確にはクリスの持つマトリョーシカを見た小屋は、喜びの踊りを踊った。

踊る小屋：くるくるおどる
踊る小屋：ひゃっほーう
ラグナー：「なんだあれ、カワイイぞ」
ミライグ：「なかなか面白いものでしょう？　怒らせたら巨人すら踏みつぶすけど無害よ。」
アナスタシア：「あれ……伝説の……踊る小屋……」
ラグナー：「そうか、ロシアにもあの小屋の伝説はあるんだったか」
踊る小屋：クルゥrゥ
セムネ：「…余程あの中身に会いたいのね」

パーティメンバーたちは小屋への戻った。
そこには出た時と同様に棺男こと、ダイモンとシヴェット、ゾルカが待っていた。


クリス：「例のあいつ」
棺男：「とうに死んだと思ったが」
ヤール：「勝手に殺すなよ」
セムネ：「ご挨拶ね」
ラグナー：「ああ、死ぬかと思ったけどな」
クリス：「お前も相変わらず辛気臭い面構えしやがって」
ミライグ：「意外と生きているものよ（紅茶ずず」
セムネ：「ラスプーチンはどうにか倒したわよ」
ヤール：「危険な奴だったがなんとかなったな」
シヴェット：「ほう」
ラグナー：「それよりグレタはどうしている」
棺男：「ほーほうほうほうほう」
棺男：「ついにやったか」
棺男：「グレタはまだ眠っているようだ。衰弱は続いている」
棺男：「ウィンターウルフの血が……ん？」
ラグナー：「……そうか」

アナシタシアを見て驚く棺男とゾルカ。

棺男：ひざまずく
ラグナー：バーバ・ヤーガの孫でもあるからなあ
ゾルカ：「ファッ？！」
ラグナー：「ど、どうしたってんだ」
クリス：「随分近代的な驚き方をする」
セムネ：「あぁ、そういう風になってるのね」
ミャック：「おまえらワシラと態度が違いすぎゃーせんか？」
棺男：「栄誉ある御孫殿、ようこそ小屋へ」
棺男：“honored granddaughter.”
ラグナー：わははははｗ＞ミャック
セムネ：「血を引いてるものね」
ヤール：「ほー、見ただけで分かるのか」
クリス：「おいお前ら、この人形を見ろ」
棺男：「……？」
ゾルカ：「？」
クリス：「この人形から漂ってきて仕方がねえ」
ラグナー：ひかえおろう！？
棺男：サーッ
ヤール：「さっきから面白いなこいつら」
ミャック：「ダッサ！！ｗｗｗｗ」
ラグナー：「クリスが人形を堂々と突きつけて……なんか聞き慣れた曲まで聞こえてくる……」
棺男：「……これはこれは……大母殿もごきげんうるわしゅう」
シヴェット：「ほうほうほう、その中にバーバヤーガが？」
ラグナー：「シヴェット、気持ちは分かるがこらえてくれ」
セムネ：「ふむ」
ミャック：「猫ちゃんステイして」
シヴェット：「まあいいだろう、見たところ事態はまだ解決していない」
ラグナー：「そのあたりは、いずれキッチリ語って貰おう」
セムネ：「さて、どうしたものかしら」
シヴェット：「人形から解放できないと？」
ヤール：「開かねえんだよな、この人形」
ラグナー：「オレにはよく分からないんだが……」＞人形
ラグナー：それそれｗ＞ミトコーモン
ラグナー：「この人形をどなたとこころえる！」
ミャック：「反抗期の息子にこっぴどくやられたんだって」
棺男：「……そういうことか」
棺男：すっと立って
クリス：先の魔女王に用があるのは俺なんだよなあ
ラグナー：「畏れ多くも最初のイリセン女王にして魔女王！！！　大母バーバ・ヤーガ様であらせられるぞ！」
ラグナー：(笑)
棺男：「私が理解できる次元を超えているようだ」
棺男：「おそらくこの場合、答えは、大母殿本人が持っているのではないかな」
ゾルカ：「……」
ヤール：「それどうやって会うんだよ」
ラグナー：「なんかクリスが
ラグナー：「ロフトがどうとか
ラグナー：「口走ってなかったか」
ミャック：「あんた偉いダイモンじゃないのかよ」
棺男：「さきほどからそこの魔術師の目がコワイ。今にでもメイズを撃ってきそうだ」
セムネ：「ロフトに持って行けって事じゃなかったかしら」
棺男：「……御孫殿も一緒に？」
ラグナー：金髪さんはSR抜くの達人だぜ
アナスタシア：「い、いえ、私は……」
セムネ：「彼女は行くところがないのよ」
アナスタシア：（アナスタシア混乱中）流石に
ラグナー：「これがゴラリオンでは日常……ではないが、まあ、慣れてくれ」
セムネ：「なので、連れてきちゃった」
ミャック：「ファンシーだしょー？」
ヤール：「これから先はこういうのが日常になるんだぜ」 ＞アナスタシア
ミライグ：「安心なさい。ゴラリオンに行けばすぐ慣れてしまうわ。」
棺男：「ああ、わかっているとも、外の世界で皇室がどういう目にあっていたか私はようくしっている」
棺男：「どうもこの国の戦争にはアバドンの匂いもしたのでね」
ラグナー：「来訪者どもはこの世界でも好き勝手やってやがるな」
ヤール：「ああ、エロいダイモンとかいうのがいたな」
アナスタシア：「は、はぁ…」
棺男：「面白い話がありそうだからききたいところだがね」
ラグナー：「まあいい、クリスが切れるまえにロフトへあがろうぜ」
ミャック：「人間、ダイモンなんかいなくても戦争するしね」
セムネ：「へぇ」
棺男：「まあ、御孫殿のことは私達に任せたまえ」
セムネ：「…特に貴方じゃないかしらね」
クリス：「まあお前がそう言うなら」
棺男：「話し相手になれるものはたくさんいる」
ヤール：「あんた顔が怖いからなぁ……」
ミャック：「ップｗ」
セムネ：＞慣れない存在
シヴェット：「私が色々教えてやろう」
シヴェット：「君は、名前は？」
アナスタシア：（ね、ねこがしゃべって……あっ、バーバヤーガの小屋だから当たり前ね）
ミャック：「ぼくミャック、この子はアナスタシア」
ラグナー：「では頼む。だが、あまり特別扱いはしないでやってくれ。皇女を止めた途端に魔女王の後継者にランクアップなんて、笑い話にもならねえ」
アナスタシア：「私は皇女アナスタシア……だった。今はただのアナスタシア」
ミライグ：「その名はこの世界でのもの。旅立つのであれば、新たな名前があってもいいんじゃないかしら。そうね、エノーレとか如何かしら。」
シヴェット：(ミャックしかと）
棺男：「ふむ」
セムネ：「その辺りもおいおい決めていけばいいわね」
ラグナー：「おう、さすがミライグは話がはやい。きっと深い意味があるのだろう」＞名前
棺男：「まあこちらから吹き込むようなことはしないが」
ミャック：「猫ちゃん可愛いねー。くたばれ」
棺男：「最終的に決めるのは彼女だろう」
セムネ：「そうね」
アナスタシア：「……考えておきます」（笑みをうかべて
ミライグ：「『再び立つ者』を意味するわ。新たな世界で、新たな足でお立ちなさい。」
ミライグ：（アナスタシアのクウェンヤ訳」
踊る小屋：バーバヤーガ！ウレシイ！
ラグナー：ぐっじょぶｗ＞エノーレ
セムネ：「（ゴラリオンってセレスチャルやフィーンドの影響が強いから、地球以上に色んな存在に狙われるのよねぇ）」
ミャック：「ここに居るなら魔法のアイテム作成を手伝ってもらう運命よ・・・」



ここで、ハロウ・デッキの本のカードの能力を1人1枚もらえることになった。
自分の有限のリソースを1つ回復させる力があります。

ラグナー：本のカードってなんだっけ
ラグナー：タイミングはフリーなら、とっておこうｗ
踊る小屋：今日限定で任意のリソースを1個自分のターンでフリーアクションで回復出来るようになった
踊る小屋：最大値が30以上あるリソースは2個回復できます
ラグナー：不可解な幸運も戻ってくる…
ラグナー：フフフ…
踊る小屋：2個は別々に使うことはできない
ミャック：幸運回復
ミライグ：カードはとりあえず保留。
ヤール：激怒ラウンド2R回復
GM：カード保持する人は2行目にでもかいておくといいでしょう
GM：次休憩するとキエマス

セムネ：「さて、では彼女は任せてクリスの行動に注目しましょうか」
セムネ：では移動かな。
GM：この時点で11:40かなあ

棺男たちと情報を交換した一行は、小屋内のロフトへと向かう。

セムネ：んーと、登る前にバークスキンとアキュート・センシズ打っておきましょう。
[メイン]22:08：ラグナー：変異薬だけ飲んでいこうｗ
ラグナー：>クリス
ミャック：「小屋の中で警戒するの？」
ラグナー：「そりゃ警戒するだろ！　ここで何があったか！！」
セムネ：「小屋の中でこそ色々あったでしょうよ」
クリス：「じゃあ我らが依頼主の為にその身を粉にして貰おう」
ミャック：グッド・ホープ 　ノーマル
クリス：透明しかけなおし
ラグナー：「……まあ、そういうことでひとつ……」＞依頼主のために
マトリョーシカ人形：ハヤクハヤク（という感情）
クリス：「お前もこれを手に取れば分かる」
ラグナー：じゃあ上りますね。オレ一番で。
ラグナー：「い、いや、遠慮しとくわ。」
ヤール：「この展開、さすがにもう慣れたぜ」

GM：
トラップドアを抜けるとそこは平らにならされた片麻岩の上だった。片麻岩の丸岩が位置するのは巨大な洞穴の底であり、外周の切り立った崖には無数の棚や裂け目が開いている。ほら穴には水の落ちる音が響き渡り、きらめく水滴と細やかな凍てつく霧が空気中に満ちている。明るい陽光が頭上のどこからか注いでいるにも関わらず、ほら穴の壁のほとんどは影の中である。陽光が霧によって屈折され作られた虹は宝石のように光り輝く。そして丁度、水音の方向の霧の中、巨大な捻じれた樹木の影が聳え立っている。

ラグナー：「おやあ？」
ラグナー：「癒しのホワイトビーチ！？」
クリス：「おい、これはどういうことだ」
ラグナー：「水着ミライグと水着セムネが実装！？」
クリス：「聞いてるか人形」
セムネ：「なるほど、小屋に帰ってきた感じがするわねｗ」
ラグナー：「そういえば、ここはこういう場所だった」
ヤール：「変わるにしてもせめて部屋にしろよ」
ヤール：「陽の光があるようにみえるけどよお、どうなってんだこりゃ」

泉から立ち上った湯気で、視界は不明瞭だったが…

クリス：・60ft以内の自然・魔法による霧・みぞれ・雪を見通す
クリス：くそださいふく
ラグナー：「なにもみえねぇが、滝でもあるのか」
ラグナー：柳じじいみたいな木が…
セムネ：「音からするとそうね」
ラグナー：温泉！！！！
クリス：夏じゃなくて冬イベだったの
ミライグ：ガスマスクをつけて霧を見通し。
ラグナー：「なるほど、この湯気の中なら混浴も問題無いな」
ヤール：「かなり過ごしやすい感じだな」
ミライグ：「どうやら霧として見通すことはできるようね（ベイダーボイス」
GM：大木があるが近付いてみないとわからないだろう
GM：霧が強い
[メイン]22:16：クリス：1d20+26 知識：次元界・自然・宗教・神秘学・ダンジョン探検・地域
Pathfinder : (1D20+26) → 14[14]+26 → 40
[メイン]22:16：セムネ：ちょっと近づいてみる？
[メイン]22:16：ヤール：1d20+3+3 〈知識：次元界〉
Pathfinder : (1D20+3+3) → 3[3]+3+3 → 9
ラグナー：ローワンってなんだっけ。lotroでよく目にしたような樹はするんだけど
ラグナー：＞樹
ラグナー：ナナカマド。りょうかいｗ
[メイン]22:16：ミャック：35 〈知識：神秘学〉出目10
クリス：「この人形がいかにも近づいてほしそうにしている」
[メイン]22:16：セムネ：1d20+23+2 〈知識：次元界〉
Pathfinder : (1D20+23+2) → 8[8]+23+2 → 33
[メイン]22:17：ミャック：1d20+18 〈知識：次元界〉
Pathfinder : (1D20+18) → 4[4]+18 → 22
ミャック：「またぁー」
ラグナー：「じゃあ、その人形の導きに従ってみるか」
ラグナー：植物があれこれ地衣類シダ類
ラグナー：岩壁に絵が描かれている
セムネ：「相変わらず、植物はいっぱい生えてるわね」

ミライグ：1d20+13 〈知識：宗教〉
Pathfinder : (1D20+13) → 12[12]+13 → 25
どうやら地母神を表す絵らしい。

セムネ：前に出ますね。

ラグナー：「とりあえず冬服が要らないのはありがたいね」
セムネ：「地母神、ね」
ラグナー：ラスコーのそれを思わせる、古代の地母神を描いた壁画。

GM：地母神の絵がかいてあるというより
GM：地母神信仰の結果描かれた色々な絵
GM：儀式絵とか
ミャック：「ばばあは地母神だった？」
ラグナー：「アルトローザの壁画を思い出すな。絵柄は違うが」

この場所へ来たとたんに、クリスの妙な焦燥感も消えたようだった。

クリス：「ハッ、俺は一体何を……」
ラグナー：「落ち着いたのか」ｗ
ラグナー：「とりあえず温泉は好きだ。ちょっと調べてみたいね」
クリス：「数時間怒り狂っていた記憶があるが内容を思い出せない」
セムネ：木の方にちょっと寄ってみる。
ミライグ：箒。
ヤール：「でけえなあ」
セムネ：1d20+26+2 〈知識：自然〉
Pathfinder : (1D20+26+2) → 5[5]+26+2 → 33
クリス：1d20+28 知識：次元界・自然・宗教・神秘学・ダンジョン探検・地域
Pathfinder : (1D20+28) → 20[20]+28 → 48
ラグナー：80ftほどの高さのナナカマド。
セムネ：「高いわね」
ラグナー：「はー、上の方は霞んでみえねえな」＞ナナカマド
ミャック：1d20+17+2 〈知識：自然〉
Pathfinder : (1D20+17+2) → 19[19]+17+2 → 38
ラグナー：樹齢ウン萬斎
セムネ：「しかもかなりの年代物ね。下手するとスターストーンより古いかも」
ミャック：「この木がババアの本体じゃねーだろうな」
ラグナー：「まえの小屋で出会った、狂った樹人より年上っぽいな」
セムネ：すーっと飛んで寄ってみようかな。
クリス：「じゃあ行ってみるか
セムネ：「近寄るわよ」

GM：
頭上の崖からは、絵画のように美しい滝が巨大な魔女の大釜の如く泡が渦巻く泉へと流れ落ちている。滝によって凍てつく霧が作り出されているが、泡めく泉からは熱い蒸気が立ち昇って霧と混ざり合い、いくらか湿っているが快適な場所が作り出されている。泉の周囲の岩には色とりどりの苔が育っており、どの亀裂やひび割れからも青々としたシダ類が伸びている。

クリス：「焼き芋ってうまいよな」
ラグナー：「……認めるのはシャクだけどな、キレイだな」
ヤール：「おい、こいつは薪にしづらい木だぞ」
ラグナー：ナナカマドだからなあｗ
ラグナー：＞燃えにくい

GM：
泉の縁の土からは、潅木のような苗木から成熟した個体まで無数の木々がひしめき合っている。霧を通してまず見えるのは、計り知れない幹を持った巨大なローワンの樹である。樹は泉を見下ろす低い棚に聳え立っている。その樹の最も低い位置にある細い枝は泉の表面に降りていく全ての道に掛かっており、葉は常在の霧によっていつでも濡れそぼっている。樹の節くれだった表面にある巨大な結び目は顔のようにも見え、樹皮に刻まれている裂け目は、はるかな昔には象徴的な意味を持っていたのであろう古代の曲線が彫り込まれているように見える。

セムネ：「苔が生えやすくはあるわね」
セムネ：「厳かな樹ね…」

眺めていると、顔のように見えた結び目が盛り上がり、大きな人型にも見えるクリーチャーが現われた。




GM：【イメージ：ローワンの大樹】
クリス：「何だこれは」
ヤール：「何持ってんだありゃ」
クリス：「樹齢云万年の木から何かが」
セムネ：「おぉ」
ラグナー：「トングじゃないか？」＞持ってる

彼女は我々に話しかけてきた（CV:能登麻美子（GMにとって重要事項））。

ヴィグリフ：「Привет」
ヴィグリフ：「Добро пожаловать……」
ヴィグリフ：「おや？」
クリス：「いいえ、私はクリスです」
セムネ：「…分からないなぁ」
ミライグ：「ごきげんよう。」
ミライグ：（天上語
ラグナー：「なんだ、この声から感じる圧倒的なカリスマは」
ヤール：「ここはバーバヤーガの小屋だぞ、タルドール語で話せ」
ヴィグリフ：「おかしいね。今この小屋はロシアにあるのではなかったかな？」
クリス：「はい、ここはロシアです」
ヴィグリフ：「やあ、ようこそ、君たちが何者かはなんとなくわかってはいるのだけど」
セムネ：「良く知ってるわね」
ヴィグリフ：「差し支えなければ、まず、どこからやってきたかだけでいいから教えてくれるかな」
クリス：「イリセン」
セムネ：「私はセムネ。ゴラリオンはタルドールよ」
ラグナー：「ゴラリオンのイリセンからだ」
ミャック：「ムワンギ」
ミライグ：1d20+25 〈真意看破〉
Pathfinder : (1D20+25) → 18[18]+25 → 43
セムネ：「来たのはね」
ヴィグリフ：「……なるほどゴラリオンスキー」
ヤール：「イリセンから来たが、小屋のある場所はロシヤとかいうとこだな」
ヴィグリフ：「ああそれは間違ってないのだね、ありがとう」
ラグナー：「力ある樹の精よ。あの人形に導かれてわれらはロシアからここへ来た」
ヴィグリフ：「であれば……こう言おう」
ヴィグリフ：「遠くから来たりし、彷徨えるものよ」
ヴィグリフ：「かくて運命の糸は君たちをこの”大母の大釜”へと導いた」
ヴィグリフ：「ここはバーバヤーガの踊る小屋の根源たる場所」
ヴィグリフ：「かつてバーバヤーガの創りしこの場所こそが——彼女の未来を決定付けるだろう」
ヴィグリフ：「……というわけだけどね」
セムネ：「大釜？　ここが？」
ヤール：「へぇ、そんなスゴイ場所なのか」
ヴィグリフ：「自己紹介しよう」
ラグナー：「根源……」
ヴィグリフ：「君たちは知るよしもないだろうが」
ヴィグリフ：「私はヴィグリフ。バーバヤーガの味方であり、師でもあるものさ」
セムネ：「あぁ、なるほど。　彼女にとって大釜は大事な物って事ね」
ラグナー：「な、なんだって！？」
ヤール：「はっ？ 師！？」
セムネ：「…師？　バーバヤーガの？」

〜ここでCMタイム〜

ミャック：「カリウムとか塩分過剰で苦しくないの？」 ＞ヴィグリフ
ヴィグリフ：「ふふ、私はこの温泉のほとりに棲んで長いからね。君の千倍以上は生きているのさ」

ヴィグリフ：「さて。色々疑問はあるだろうね。……君たちは、何が聞きたい？どうしたい？」
どどんとふ：「ラグナー」がログインしました。
セムネ：「この来も古いですものね」
セムネ：もとい、樹
セムネ：「フランクね」
クリス：「俺は国に帰りたい」
セムネ：「そうね」
ヴィグリフ：「では君たちのクエストを達成する必要があるね」 ＞クリス
ミャック：「ころさないでおねえさん」
ヴィグリフ：「君たちの運命はバーバヤーガと絡み合ってしまっている」
ラグナー：「バーバ・ヤーガってのが何者なのか、それが知りたい」
ヤール：「エルヴァンナって言ったか。あの女王をシバいて旅を終わらせたいな」
セムネ：「クエスト？　それはバーバヤーガを救い出すのかしら」
クリス：「その達成ももう寸前まで来ていると思ってるが」
ヴィグリフ：「バーバヤーガが何者か？はっはっはっは」
ラグナー：「そもそもオレたちとイリセンを転がしてくれたこのババアが」
ミャック：「カンテレもってこい。演奏してやる」
ヴィグリフ：「この子も遠いところまできたものだ」
ヴィグリフ：「バーバヤーガは君の持つ人形の中に囚われてしまったようだ」
セムネ：「やはりそうなのね」
ミャック：「この人形の凹みは蹴りやすそう」
ラグナー：「わかる」蹴りやすい
ヴィグリフ：「バーバヤーガが何者か？何か話すのがいいかな」
ヴィグリフ：「まず、簡単なことだ」
ラグナー：「これまでの旅で、神でもデーモンロードでもない、と聞いている」
ヴィグリフ：「彼女は君たちと同じ、人間さ」
ラグナー：「なんだと」
セムネ：「人間、ねぇ」
ミャック：「自然発生した虫みたいなものじゃなくて？」
ヴィグリフ：「ただ君たちがゴラリオン人というのであれば、彼女は地球人とでもいうべきかな」
ヴィグリフ：「話せば長くなる」
ヴィグリフ：「まず私のことから話そう」
ヤール：「いいぜ、聞こうじゃねえか」
ミャック：「話が長い！」
ヴィグリフ：「私は、そうだな、君たちがわかる言い方でいえば、ノルンだ」
ラグナー：「あ、ここ座らせてもらうな」（よっこらしょ
ラグナー：「ノルン！？」
ミャック：「時間の神様？」
セムネ：「ノルン！
ヤール：「ノルン？」
クリス：1d20+26 知識：次元界・自然・宗教・神秘学・ダンジョン探検・地域
Pathfinder : (1D20+26) → 2[2]+26 → 28
クリス：30
ミャック：1d20+17+2 〈知識：自然〉
Pathfinder : (1D20+17+2) → 8[8]+17+2 → 27
ヤール：1d20+0+2 〈知識：自然〉
Pathfinder : (1D20+0+2) → 2[2]+0+2 → 4
セムネ：1d20+26+2 Knowledge(nature)
Pathfinder : (1D20+26+2) → 7[7]+26+2 → 35
セムネ：「…あのノルン？　運命の女神の？」
クリス：「随分大物が出たな」
[メイン]22:49：GM：【説明：ノルン】
ラグナー：糸と糸繰り車の針か
ヤール：「ほえー、そんなのがいるのか」
ヴィグリフ：「ノルンは知っているかな？流石ここまでくることはあるね」
ラグナー：「すげぇな、そりゃあ」
ラグナー：「じゃあ、あんたもロシア出身なのか……」

ヴィグリフ：「昔々……この地球で人類がその一歩を踏み出したとき」
ヴィグリフ：「定命たちの運命は金色の糸として形成されはじめた」
ヴィグリフ：「人間達の歴史以前の時代、私達ノルンはこの金色の糸を守護してきた」
ヴィグリフ：「私達といってもノルンには色々なものがいてね」
ヴィグリフ：「君たちに分かりやすい言葉を選ぶなら、この惑星のプライモーディアルと呼ばれてもさしつかえない」
ミャック：「同じ権能もったのがたくさんいたの？」
ヴィグリフ：「神というなど烏滸がましい存在だがね」
セムネ：「常命の者からすれば、似たようなものかもしれないわね」
ミャック：「全部フェイだったらやーね」
ラグナー：「きたるべきそんざい」
ヴィグリフ：「みんな滅んでしまったか、どこかへいってしまった」
ヴィグリフ：「私は生き残りの一人」

この後は長くなるので、GMの口から語られた事を要約します。

ラグナー：ある場所で長く生きた樹だったため信仰を集めた。そのため女神から注目され、この地の守護を命じられた。
ラグナー：その洞窟は特異な場所で誰も来なくなった。その後、女神が現れて守護の命令を受けた。（神話級というかスーパーギアス）
ラグナー：ディヴァイン・ガーディアンとなった。
ラグナー：ディヴァイン・ガーディアンの神話級ノルン

ヴィグリフ：「まあ私のプロフィールはそんなところさ」
ラグナー：「なるほど、それでバーバ・ヤーガは…」
ヴィグリフ：「そうだな。君たちはサルマティア、あるいは、スキティア、キンメリアという言葉に聞き覚えはあるかな？」
ラグナー：「キンメリア！」
ミャック：「サルマタ？」
ヤール：「蛮族がいそうな名前だ」
クリス：1d20+14 知識：貴族・工学・歴史・地理
Pathfinder : (1D20+14) → 1[1]+14 → 15
クリス：15
ミャック：1d20+28+2 〈知識：歴史〉
Pathfinder : (1D20+28+2) → 7[7]+28+2 → 37
セムネ：1d20+10+2 〈知識：歴史〉
Pathfinder : (1D20+10+2) → 7[7]+10+2 → 19
ミャック：1d20+28+2 〈知識：地理〉
Pathfinder : (1D20+28+2) → 14[14]+28+2 → 44
ヴィグリフ：「そう、地球の地名だ。しかも古代の地名。別世界のことなのに、よく勉強しているね」
ヴィグリフ：「地球の知識人を気取る人間だって、すらすらと答えられるかは怪しいよ」
GM：※1918年のお話
ミャック：「サルマタ履くのがすきなんで」
ヴィグリフ：「はっはっは」
ラグナー：「どういうことなの」
ヴィグリフ：「まあこの地をそう呼んだのはギリシャ人なんだけどね、今ではもう些細な違いさ」
ミャック：「地球の同じ場所の名前の変遷だよ」
GM：【イメージ：Pontic–Caspian steppe】
GM：ポントス・カスピ海草原 ＞ミャックが知っている
ヤール：「何でお前そんなことまで知ってんだ？」
セムネ：「へぇ」
ヴィグリフ：「ほう、現代ではそう呼ぶんだったっけ。人類も賢くなったからね」
ラグナー：「ミャック、お前はジャングルとゴリラだけが故郷だとおもっていたのに」
ラグナー：「正直見なおした」
セムネ：「いや、前から色々と知ってたわよ」
セムネ：「ムワンギ出身なのに、北国に詳しかったりしたでしょ」
ヴィグリフ：「ウクライナ。そう。昔からこの地域は遊牧騎馬民族が暮らしてきたんだ」
ヴィグリフ：「彼らの出自は様々で、入れ替わり、入れ替わり、だけどね」
ミャック：「ポントス・カスピ海草原らしいよ、この内海が輸送につかわれてるんでしょ」
ヴィグリフ：「そう、ここはサルマティア」
ヴィグリフ：「この洞穴があったのは、そんな地さ」
ヴィグリフ：「何が何だかわからない顔をしているね？　ははは」
ヤール：「いよいよムワンギ出身か怪しくなってきたな」
ラグナー：「よくぞ見抜いた。まさにそんな気分だ」
ミャック：「昔は暖かったろうに、今は寒寒よ」
ラグナー：「もうこの星に移住しても生きていけるな、お前」
ミャック：「見世物小屋行きだとおもう」
ヴィグリフ：「懐かしいね」
ヴィグリフ：「2000年前の冬、10歳くらいの少女が私の洞穴に迷い込んできてね」
ヴィグリフ：「名前をたしか、Yanca（ヤンカ）といったかな」
ミャック：「怒られたやろー、神様に」
セムネ：「へぇー」

さらにヤンカという少女との邂逅の話へと続きます。

ラグナー：聡明な彼女に、ヴィグリフは人類・宇宙・魔法の秘密を教えたｗ
セムネ：「（2000年前…ゴラリオンだとカイデン・カイリーエンが昇天した頃ね）」
ラグナー：2年ほどこの洞窟で暮らした後、彼女は部族に戻ったらもう故郷の民はいなかった。仕方なく勉強に戻った。
ラグナー：とんでもない才能があったのですぐにヴィグリフの能力を追い越した。
ラグナー：ヤンカは旅を重ねて力をまし、名声をたくわえ、年経て老年期に入ると、素朴な民に「バーバ」と呼ばれるようになった。
GM：敬意から、そして、彼女の萎れた肉体に照らし合わせ、純真なる民たちは彼女のことを「お婆さん」（Grandmother）あるいは「バーバ」（Baba）と呼び始めた。そしてルス族（Rus tribes；ルーシ族）の間では、ヤンカ（Yanca）はヤーガ（Yaga）となった。
セムネ：「…はー、凄いわね」
ヴィグリフ：「私はバーバヤーガにとらえられてしまったといえるね」
ラグナー：バーバ・ヤーガが小屋をつくるに際して、その核とするためヴィグリフと洞窟を隔離して疑似次元とし、これを利用した。。
ミャック：「それでええのん？」
ヴィグリフ：「ここはかつての洞穴ではあるが、現世とは切り離された、いまや踊る小屋の核次元となっているのさ」
ヤール：「神様にギアスかけられた後は弟子に閉じ込められるとは災難だな、あんた」
ヴィグリフ：「それに関しては色々思うところはあるのだけれどね」
ラグナー：「なるほど、だが見たところ、あんたはそれを恨んでも怒ってもいないようだが…」
ヴィグリフ：「んー……そんなことはないよ？」
セムネ：「ふむ」
ヴィグリフ：「ただ、今それをいってもしかたないことだろう？彼女がその状態じゃあねえ」
クリス：「今じゃそのバーバヤーガも囚われの身ってか」
クリス：「ハッハッハ」
ヴィグリフ：「そうだね。まったく皮肉なものさ、ハッハッハ」
ヴィグリフ：「いやいや君たちは面白いね。あの黒騎士のマントをはおる権利があるというものだ」
セムネ：「私たちがここに来たって事は、彼女は二重に囚われたようなものね」＞バーバ・ヤーガ
ラグナー：「まあ、オレたちも運命的には囚われ人ではあるが…」
ヤール：「あの黒騎士も消えちまったけどな」
ヴィグリフ：「問いの答えにはなったかな？」
ヴィグリフ：「消えてしまった？……ふむ」
セムネ：「必要以上に聞いた気がするわ」
ラグナー：「ありがとう、大いに学ばせて貰ったよ」
ミャック：「個人的にはなったと思うよ」
ヴィグリフ：「思うに今代の黒騎士は最も強大な者だった」
ヴィグリフ：「だから、おそらく、彼は、君たちに単純な力以上のものを残していたのだろうね」
ヴィグリフ：「それは消えてしまったようだけど、彼の力の残滓そのものは君たちにちゃんと残っているよ」
ヴィグリフ：「ただ、君たちはそれもいくらか使っているようなので……これからやるべきことには色々必要があるけど」
ミライグ：「そんなこともあったかもしれませんわ（紅茶ずず」
セムネ：「そうなの？」自分を見回す。
ヴィグリフ：「さて、問題はその人形だ」
ヴィグリフ：「そうしたのは彼女の血……そう、いわば彼女自身の力が自らに返ってきたのさ」
ミャック：「無駄遣いなんてしてないよ」
セムネ：「どうすればいいのかしらね」
ヴィグリフ：「バーバヤーガを縛めより解き放ちたいなら、彼女の裏切りに打ち勝ちたいなら……」
ヴィグリフ：「君たちは宇宙の智慧に心を向け、自らの運命に礼を尽くさねばならない」
ヴィグリフ：「此処には、そう、つまりバーバヤーガの踊る小屋の中には」
セムネ：「宇宙の智慧？」
ヤール：「もうちょっと具体的に言ってくれねえかな……」
ヴィグリフ：「バーバヤーガという存在のとても根源的な要素が眠っているんだよ」
ラグナー：「フェイやら神様やらの言いそうなことになってきたな」
セムネ：「それは？」
クリス：「」
ヴィグリフ：「万が一、裏切りの娘がそれを回収すれば、彼女は母を凌駕する偉大な力を得るだろう」
ヴィグリフ：「それはたぶんバーバヤーガを一度ならず永久に葬り去るに十分な力さ」
ヴィグリフ：「そう、だから、君たちはまずバーバヤーガの”本質”を探す必要がある」
セムネ：「それは…よくないわね」
ラグナー：核次元界はここの洞窟をふくめて5つ
ヴィグリフ：「最初は、彼女の”運命”を手にしなければならない」
ラグナー：Fate
ヴィグリフ：「次に彼女の”力”、その次は彼女の”死”を、さらには”生”を」
ラグナー：POWER
ラグナー：Death
ラグナー：Life
ヴィグリフ：「そして最後に君たちが必要とするのはバーバヤーガの”血”だね」
ラグナー：Blood
ラグナー：この五つが、バーバ・ヤーガのエッセンスである。
ヴィグリフ：「そうしてようやくあの老婆を解放することが出来るというわけさ」
セムネ：「運命、力、死、生、血、ねぇ」
ヴィグリフ：「裏切りの娘を打ち倒すにはこの方法でバーバヤーガを解放するしかないんだよ」
ヴィグリフ：「そう、それはつまり、君たちの世界を守るにはそれしかないということ」
ヴィグリフ：「私は君たちの道のりを案内することが出来る」
ラグナー：「オレ達自身の力だけじゃ、あのエルヴァンナを打倒するにはたりない、と」
ヴィグリフ：「さあ、冒険は今、始まった」
ミャック：「萎びた婆さんに絞れるエッセンスが・・・」
セムネ：「…つまり、また小屋の中をめぐらなくっちゃあならないのね」
ヴィグリフ：「ふふふ」
ラグナー：「これだけ強くなっても、まだままならねえのか……運命を自分の手だけで掴むにはよ……」
セムネ：「大丈夫、少なくとも私は慣れたわ」
ヤール：「ああ、やっぱりそうなるのか」
ラグナー：「それもそうだな」＞慣れた
ヴィグリフ：「さて泉をごらん」
ヴィグリフ：「よく観察してくるといい。第一の冒険さ」
セムネ：「…何か居るのね」

GM：時刻は12:00
ミライグ：ディレポかけなおし。〜13:00
ラグナー：遅毒切れたね
ラグナー：ありがとー＞みらいぐ
ラグナー：クリスにかけていたヒロイズムが消えた
セムネ：エリクサーを飲む。
ヤール：シー・インビジかけなおし
ラグナー：変異薬が消えたけど、フリーアクションでリソース回復して飲みます。
ラグナー：＞本のカード
ミャック：グッド・ホープ
セムネ：シールドもかけるー。
ヤール：フライ使用
クリス：そのあたりまで行って視える限り見てみるか
ラグナー：5フィート以遠が視認困難、30ftで完全視認困難だっけ
セムネ：３マス目に上昇。周りを調べます。
セムネ：40フィート疑似視覚。

ヴィグリフに促され、バフをかけ直したパーティメンバーたちは、泉を調べ始める。
そこには巨大なクリーチャーの影があった！

うつむく者：ザバァ
うつむく者：水中から顔だけ出して
うつむく者：グオオオオオオオオオオオオオオオ
クリス：「こんにちは」 ＞うつむく者
ヤール：「おい、ミャックあれなんだ」
クリス：「やんちゃな奴め」
セムネ：「調べる前に、何で皆そんな前行くの！？」
セムネ：1d20+27+2 〈知識：神秘学〉
Pathfinder : (1D20+27+2) → 5[5]+27+2 → 34
ミャック：「霞んで見えない！」
ヤール：1d20+6+2 〈知識：神秘学〉
Pathfinder : (1D20+6+2) → 19[19]+6+2 → 27
クリス：知識：神秘学 38（出目10) ＞うつむく者
ラグナー：「と、とにかく水中から出てきて貰いたいなコレは」
ミャック：1d20+25+2 〈知識：神秘学〉
Pathfinder : (1D20+25+2) → 1[1]+25+2 → 28

その正体は強化されたカトブレパスだった。
GM：【説明：カトブレパス】

クリス：「ここにxxxxxxがいるぞ」
ミャック：「カトブレパスだね！名前しか知らないとも」
ラグナー：毒の効果は耐久ダメージ。
ラグナー：アドヴァンスド・ジャイアント・ファイターナントカ
ラグナー：しかも神話級


ここから戦闘へと突入したのであった。

クリス：1d20+19 init
Pathfinder : (1D20+19) → 6[6]+19 → 25
ラグナー：1d20+9+3 イニシアチブ
Pathfinder : (1D20+9+3) → 12[12]+9+3 → 24
ヤール：1d20+6+2 イニシアチブ
Pathfinder : (1D20+6+2) → 3[3]+6+2 → 11
ミャック：1d20+7+2 イニシアチブ
Pathfinder : (1D20+7+2) → 19[19]+7+2 → 28
ミライグ：1d20-1+2 イニシアチブ
Pathfinder : (1D20-1+2) → 2[2]-1+2 → 3
セムネ：1d20+6+3 イニシアチブ
Pathfinder : (1D20+6+3) → 7[7]+6+3 → 16
うつむく者：1d20+12 iv
Pathfinder : (1D20+12) → 2[2]+12 → 14


セムネ：今日は出目悪いから戦いたくないな。
ミャック：勇気鼓舞の呪芸　+3　即行アクション
ラグナー：前回も目わるかったね…今日で盛り返そうｗ＞BR
セムネ：神話級でしょー。
きっと爆弾に対して完全耐性とか持ってるよ(;´Д｀)

ミャック：1d20+32 〈芸能〉(歌唱)
Pathfinder : (1D20+32) → 13[13]+32 → 45
ミャック：おわり
クリス：ヘイスト ＞クリス ＞ラグナー ＞セムネ ＞ヤール
クリス：んじゃあーばよ
クリス：移動して終わり
ラグナー：「ありがとよ！」
ラグナー：150にダウン
セムネ：では爆弾投げるかぁ(;´Д｀)
セムネ：力場爆弾。
では高さ的に蹂躙もされないし、普通の爆弾でいいかぁ。
セムネ：1d20+15+2-1 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15+2-1) → 3[3]+15+2-1 → 19
セムネ：8d6+7+2 爆弾ダメージ[火] DC25：反応 着火 1d6[火]
Pathfinder : (8D6+7+2) → 29[2,4,5,1,6,4,1,6]+7+2 → 38
セムネ：ヘイスト分。
セムネ：1d20+15+3+2-1 爆弾（《速射》） 遠隔接触
Pathfinder : (1D20+15+3+2-1) → 11[11]+15+3+2-1 → 30
セムネ：8d6+7+2 爆弾ダメージ[火] DC25：反応 着火 1d6[火]
Pathfinder : (8D6+7+2) → 30[4,4,5,3,2,4,3,5]+7+2 → 39
セムネ：1d20+15+3+2-1 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15+3+2-1) → 14[14]+15+3+2-1 → 33
セムネ：8d6+7+2 爆弾ダメージ[火] DC25：反応 着火 1d6[火]
Pathfinder : (8D6+7+2) → 21[1,3,2,5,4,1,2,3]+7+2 → 30
セムネ：1d20+15+3+2-5-1 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15+3+2-5-1) → 7[7]+15+3+2-5-1 → 21
セムネ：8d6+7+2 爆弾ダメージ[火] DC25：反応 着火 1d6[火]
Pathfinder : (8D6+7+2) → 26[1,5,1,6,3,6,2,2]+7+2 → 35
GM：c(38+39+30+35)
Pathfinder : 計算結果 → 142
GM：うつむく者に99のダメージ！（累積：0->99）
ミャック：「思い出した！あいつは山羊だ！」 ＞うつむく者
クリス：「本当か？」
ミャック：「ああ山羊だ」
ラグナー：「神話級山羊ってこんな物騒な奴なのか…」
ヤール：「ムワンギの山羊はどうなってんだよ」
クリス：1d20+15 真意看破 ＞ミャック
Pathfinder : (1D20+15) → 1[1]+15 → 16
セムネ：「え？」
ラグナー：「千の子供をはらみし山羊、と呼ぼう」
セムネ：「何かしら」
クリス：「たしかにそう視えるな」
セムネ：実際いるからやめてｗ
ラグナー：はははｗ
ミャック：「油を補給する場所に突撃して爆発する事が多い」
セムネ：以上。
クリス：「人とか吹き飛ばしそうだな」
ラグナー：即行で竜の型とってー
ラグナー：移動アクションで特技を下ろす
ラグナー：んー
ラグナー：いや、いいか。ごめん、敵が間合いに入ったら殴る宣言だけで。
ラグナー：待機しておきます。

うつむく者はブレスを吐いてきた。

ミャック：「ほら、山羊の唾吐きだ！」
ミャック：1d20+9+2 頑健ST
Pathfinder : (1D20+9+2) → 15[15]+9+2 → 26
ヤール：1d20+16+2 頑健ST
Pathfinder : (1D20+16+2) → 20[20]+16+2 → 38
セムネ：1d20+12+2+3 頑健
Pathfinder : (1D20+12+2+3) → 16[16]+12+2+3 → 33
ラグナー：1d20+19 頑健ST 《竜の型》時は朦朧・睡眠・麻痺に+2
Pathfinder : (1D20+19) → 5[5]+19 → 24
ミライグ：1d20+12+2 頑健ST 悪の秘術系術者による呪文、疑似呪文、超常に+1特徴B、[冷気］効果に+2抵抗B
Pathfinder : (1D20+12+2) → 8[8]+12+2 → 22

ブレスのセーヴに成功したのはヤールとセムネだけだったが、幸いにもディレイ・ポイズンで抑制された。

ラグナー：きついなｗ　さすがは神話級
ミライグ：「こんなこともあろうかと装備しておいたガスマスクが役に立ったわね（コーホー」
うつむく者：グオオオ
ヤール：〈飛行〉判定省略
ラグナー：「金髪さん、さっきのアナスタシアとの会話とかノルンとかの会話もそのマスクしてたのかｗ　いま気付いたｗ」
セムネ：「…そう言えばそうね」
セムネ：「すっかり身体の一部になって…」
ミャック：「あれが彼女の素顔さ」
ヤール：即行アクション《怒りの蛮行》 ＞うつむく者
ヤール：1d20+30+2+3+1 激怒《強打》 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+30+2+3+1) → 6[6]+30+2+3+1 → 42
うつむく者：1d20+29 はじく
Pathfinder : (1D20+29) → 7[7]+29 → 36
うつむく者：1d8 活性
Pathfinder : (1D8) → 5
うつむく者：はじけなかった
ラグナー：おー、こわいこわい
ヤール：3d8+39+12+2+3 エンラージ激怒強打蛮行
Pathfinder : (3D8+39+12+2+3) → 12[4,3,5]+39+12+2+3 → 68
ラグナー：《カウンター》ですかねえｗ
ヤール：「何だこいつ！」
GM：うつむく者に58のダメージ！（累積：154->212）
ヤール：1d20+30+1+2+3 激怒《強打》 ヘイストor《追い打ち》
Pathfinder : (1D20+30+1+2+3) → 14[14]+30+1+2+3 → 50
ヤール：3d8+39+12+2+3 エンラージ激怒強打蛮行
Pathfinder : (3D8+39+12+2+3) → 11[7,3,1]+39+12+2+3 → 67
GM：うつむく者に57のダメージ！（累積：212->269）
ヤール：1d20+25+1+2+3 激怒《強打》 2nd
Pathfinder : (1D20+25+1+2+3) → 3[3]+25+1+2+3 → 34
ラグナー：「畜生、どうしたもんかな」
クリス：「やったか！？」
ヤール：1d20+20+1+2+3 激怒《強打》 3rd
Pathfinder : (1D20+20+1+2+3) → 19[19]+20+1+2+3 → 45
ラグナー：おーｗ
ヤール：3d8+39+12+2+3 エンラージ激怒強打蛮行
Pathfinder : (3D8+39+12+2+3) → 7[1,2,4]+39+12+2+3 → 63
ヤール：おわり
GM：うつむく者に53のダメージ！（累積：269->322）
うつむく者：怒っている
ヤール：「こいや！」
ミャック：「え、牛？」
クリス：1d20+15 真意看破 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15) → 10[10]+15 → 25
ミライグ：任意タイミングまで遅延。
クリス：「あれは怒ったヤギの鳴き声だ」

ここで神話級モンスターの能力を使い、2回目の行動をするうつむく者。
うつむく者：強打フルアタ
ミャック：「なんと！山羊もモーとなくのか」
うつむく者：1d20+29-4 噛みつき強打 ＞ヤール
Pathfinder : (1D20+29-4) → 5[5]+29-4 → 30
うつむく者：セムネの爆弾で帯びてた炎が全部そそぎこまれる
セムネ：「…そういう技を！？」
うつむく者：3d6+17+8+15d6 後ろが火 ＞ヤール
Pathfinder : (3D6+17+8+15D6) → 14[6,6,2]+17+8+46[2,5,1,2,3,1,2,1,2,6,6,1,4,5,5] → 85
ヤール：「あちぃ！」
ラグナー：「セムネの爆炎が返された！？」
うつむく者：1d20+29-4 突き刺し ＞ヤール
Pathfinder : (1D20+29-4) → 12[12]+29-4 → 37
ヤール：ヤールに82のダメージ！（累積：0->82）
うつむく者：2d8+17+8 ＞ヤール
Pathfinder : (2D8+17+8) → 4[1,3]+17+8 → 29
ヤール：ヤールに26のダメージ！（累積：82->108）
うつむく者：1d20+29-4 蹄 ＞ヤール
Pathfinder : (1D20+29-4) → 18[18]+29-4 → 43
うつむく者：1d8+22 ＞ヤール
Pathfinder : (1D8+22) → 2[2]+22 → 24
うつむく者：1d20+29-4 蹄
Pathfinder : (1D20+29-4) → 10[10]+29-4 → 35
ヤール：ヤールに21のダメージ！（累積：108->129）
うつむく者：1d8+22
Pathfinder : (1D8+22) → 6[6]+22 → 28
ヤール：ヤールに25のダメージ！（累積：129->154）
ミャック：「山羊は偶蹄目なのだ」
ヤール：「てめぇ！逃げんじゃねえ！」
うつむく者：温泉被って炎消えた。
ミャック：フリーダム・オブ・ムーブメント ＞ラグナー
クリス：おくらせ
ミャック：おわり
ラグナー：「すまねえ、ミャック」
セムネ：では。
セムネ：5フィート前へ。
セムネ：飛行は出目1でも25。
ミャック：「お礼なら蹂躙を防ぐことで換えるのだ」
セムネ：通常爆弾を。
セムネ：1d20+15+3+3+2-1 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15+3+3+2-1) → 10[10]+15+3+3+2-1 → 32
うつむく者：1d20+29-4 はじく
Pathfinder : (1D20+29-4) → 14[14]+29-4 → 39

遠隔接触をはじくうつむく者。
ラグナー：「水中でなけりゃなあ」ｗ＞蹂躙阻止
セムネ：1d8
Pathfinder : (1D8) → 8
うつむく者：カキーン
セムネ：21火
ヤール：ヤールに21のダメージ！（累積：154->175）
セムネ：「はじいたわね」
ラグナー：「ヤーーール！」
ヤール：「うわっちい！ また火かよ！」
ミライグ：ラグナーさんの後に動くので145に入れておきます。
セムネ：1d20+15+3+3+2 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15+3+3+2) → 16[16]+15+3+3+2 → 39
セムネ：8d6+8+3+2 爆弾ダメージ[火] DC25：反応 着火 1d6[火] ＞うつむく者
Pathfinder : (8D6+8+3+2) → 29[6,6,6,1,1,1,6,2]+8+3+2 → 42
GM：うつむく者に42のダメージ！（累積：322->364）
クリス：「じゃああの金棒を防ぐものは何も……」
セムネ：1d20+15+3+3+2-1 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15+3+3+2-1) → 10[10]+15+3+3+2-1 → 32
ヤール：「おっ、確かにそうだな！」
うつむく者：シュワアア（火をまとっていく）
セムネ：8d6+8+3+2 爆弾ダメージ[火] DC25：反応 着火 1d6[火] ＞うつむく者
Pathfinder : (8D6+8+3+2) → 23[3,2,4,2,2,4,5,1]+8+3+2 → 36
ラグナー：「やべえな、またチャージしてやがる」
GM：うつむく者に36のダメージ！（累積：364->400）
ラグナー：＞火
セムネ：1d20+15+3+3+2-5-1 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+15+3+3+2-5-1) → 6[6]+15+3+3+2-5-1 → 23
ラグナー：直線放射も出来るらしいのが怖いｗ
セムネ：微妙。
ミャック：「あれこそ地球の神秘・ウィッカーゴート」
セムネ：8d6+8+3+2 爆弾ダメージ[火] DC25：反応 着火 1d6[火] ＞うつむく者
Pathfinder : (8D6+8+3+2) → 30[6,5,1,6,3,4,2,3]+8+3+2 → 43
GM：うつむく者に43のダメージ！（累積：400->443）
セムネ：以上。
セムネ：「大分頑張ったわね」
うつむく者：1d20+29-4 突き刺し ＞ラグナー
Pathfinder : (1D20+29-4) → 8[8]+29-4 → 33
ラグナー：ひらり
うつむく者：1d8 活性
Pathfinder : (1D8) → 8
ラグナー：ひい
ラグナー：うぎゃーｗ
ラグナー：まあ、直線放射をやられずに済んだということで…
うつむく者：2d8+25+12d6 後ろはセムネの炎 ＞ラグナー
Pathfinder : (2D8+25+12D6) → 12[7,5]+25+46[5,1,3,5,4,4,1,3,5,6,5,4] → 83
GM：　
ラグナー：ラグナーに83のダメージ！（累積：0->83）
ラグナー：「うわっちいいい！」
セムネ：「…爆弾って怖いわねー…●〜*」
ヤール：「本当にな！」
ラグナー：フリーで《足止め》をDL
ラグナー：ここから先は深いのでストップ
ラグナー：即行で弱点利用
クリス：深いし熱い
ラグナー：1d20+12+3+2 弱点の利用：DCは10+目標の硬度or脅威度 ＞うつむく者
Pathfinder : (1D20+12+3+2) → 12[12]+12+3+2 → 29
ラグナー：DR抜きまして攻撃+2もらいます
ラグナー：強打のみ
ラグナー：1d20+32 素手打撃
Pathfinder : (1D20+32) → 17[17]+32 → 49
ラグナー：2d8+33 ダメージロール
Pathfinder : (2D8+33) → 15[8,7]+33 → 48
ラグナー：「おらああ！」
GM：うつむく者に48のダメージ！（累積：443->491）
ラグナー：おお
うつむく者：死にます
セムネ：「やったわね」
ラグナー：「美味しいところだけもらっちまったな。すまねえ」
クリス：「また一歩神話への道を進んでしまった」
うつむく者：血がブッシャアアア！
ラグナー：「うげええええ」
ヤール：「おっしゃ山羊斃れた！」

うつむく者の血が流れだし、ラグナーを包みますが…

ラグナー：1d20+19 頑健ST 《竜の型》時は朦朧・睡眠・麻痺に+2
Pathfinder : (1D20+19) → 14[14]+19 → 33

からくもセーヴ成功で問題なし！

ラグナー：「ちくしょー、血を浴びたら不死身になったりしねえのか」
ラグナー：「げほげほ」
セムネ：「お疲れ様」
セムネ：「本当に傍観してたわねー」＞ヴィグリフ
ラグナー：「ありがとよー、まったく、ままならねえなあ」
クリス：「出待ちしていたやつを倒した」
ラグナー：（ざばざば
ヴィグリフ：「お見事」
ミャック：「ラグナー、血液くさーい」
ラグナー：「うるせえ、ハグすんぞ」
クリス：「しかし深そうな泉だったな」
ヤール：「クソ熱かったがそれほど手間取らずに済んだぜ」
GM：・滝の裏にある棚に住んでおり、多くの時間をサウナの如き深みで暖まって過ごしている
・PCが大母の大釜に最初に来たときは彼は水面下出うたた寝しており、 　A2に記述されるヴィグリフとやりとりするまでは攻撃してくることはない

ラグナー：「あの辺から先はヤバイ。深いし熱い」
セムネ：「空中で良かったわ」
ラグナー：「オレもナチュラル飛行能力が欲しいぜ」
セムネ：「私もナチュラルじゃないけどね」

戦闘が終わり、ヴィグリフが再び話しかけてきた。

GM：【イメージ：ヴィグリフ】
ヴィグリフ：「この糸がね。バーバヤーガの運命を現しているんだよ」
セムネ：「へぇ」
ィグリフ：「このバーバヤーガの運命を紡いでいたのだけど」
ミャック：（声が胡散臭い）
ヴィグリフ：「ある時から先がみえなくなってしまった」
ヴィグリフ：「君たちの最初の試練は為された」
ラグナー：「運命なんてもんが実在するとは思いたくねえが」
セムネ：「うーん…」
ヴィグリフ：「この糸を人形に巻き付けて、そしてそれをこの獣の毒の血に漬けるんだ」
クリス：「先がわかるよりはましだ」
ヴィグリフ：「そのあと、泉で洗ってあげてごらん」
ヤール：「ほうほう」
ヴィグリフ：「彼女の監獄の閂が弱まるはずだよ」
セムネ：「じゃあ私が空中から吊るしましょうか」
ラグナー：「随分とまあ荒療治だな。ずぶ濡れついでにオレがとってこようか？」
ミライグ：1d20+25 〈真意看破〉
Pathfinder : (1D20+25) → 20[20]+25 → 45
クリス：「焼きそばパン買いに行けみたいなこと言いやがって」
クリス：「もらおう」
ヴィグリフ：「はい」
ミャック：「あれは焼きそばの麺だぞ」
クリス：「これはすごい」
ミャック：「ソフト麺だ」
クリス：「このあたりなら血溜まりも近いから安心だな」
クリス：「巻いて投げるぞ」
セムネ：「そうね」
クリス：「おらっ沈め」
ラグナー：「フィッシュしてくれ」
ヴィグリフ：「こらこらそんな乱暴じゃだめだよ」
セムネ：「じゃあ空中から漬ける？」
ヴィグリフ：「じっくり産湯につかせてあげるかんじじゃないと」
クリス：「じゃあじっくり漬けるか」
ラグナー：「頑丈な割には手間暇を掛けさせやがる」

クリスはヴィグリフに言われたとおりに、うつむく者の血が流れた泉に、彼女にもらった金色の糸を巻き付けたマトリョーシカを漬けた。
当然頑健セーヴを行わなければいけないのだが…

クリス：1d20+14 fort
Pathfinder : (1D20+14) → 19[19]+14 → 33

セムネ：「で、洗うのよね」
クリス：「きれいな所で洗うか」
[メイン]00:17：マトリョーシカ人形：スゥッと巻き付けた糸が吸収される
クリス：「おおっ」
クリス：「スッと巻きつけた糸が吸収されたぞ」
セムネ：「消えたわね」
ラグナー：「おおっ」
クリス：「巻きつけていた部分のラインがひび割れになっている」
マトリョーシカ人形：まきつけていたとおりにひび割れが生じる
ラグナー：「卵みたいだな」
マトリョーシカ人形：パッカーン
クリス：「おおッーーー」
セムネ：「…あと4つ繰り返せば、解放されるってこと？」
ラグナー：「ちっちゃくなった！」
マトリョーシカ人形：「やあ」
クリス：「また人形が出てきた」
ミャック：「怒るぞ」
ヤール：「バカにされてる気がするぞこれ」
ミライグ：「人形の中に人形、これはそういうものなのね……。」
マトリョーシカ人形：ちょっとちっちゃい人形がでてきた
ヴィグリフ：「マトリョーシカ人形というのはそういうことだからね」（笑いながら
セムネ：「ま、まあそういう事なんでしょうね」
マトリョーシカ人形：描かれているのは腕に雌鳥を1羽抱えたがっしりとしたロシアのお母ちゃんである
ラグナー：「老婆から母へ、か」

そして、マトリョーシカから感じる思念はさらに強くなった。

ラグナー：「さらに五月蠅くなったな…」
ミャック：「うるせえ！クソババア！」
セムネ：「ずっと聞こえてたのがさらに煩くなったわね」
マトリョーシカ人形：（（ハリー！ハリー！次二早くイケ！）)　みたいな感覚が30ft以内のものを襲う　※実際に喋ってたりテレパシーしてるわけではありません
ヤール：「急がねえと！」
GM：今後人形は誰がもっているかというのは
GM：必ず明記しておいてください
ミャック：「他人の焦燥感がうるせえってなんだよ」
ラグナー：恩恵＝バーバ・ヤーガの導き＝ヒントがあるらしい
GM：
　全員外皮ACに永続的なボーナス+1を得る
　※このボーナスは既に存在している外皮ACと累積する

クリス：「クソッ戦闘が始まった！マトリョーシカ人形を落とさなくては呪文を使えない！」
セムネ：「いや、邪魔だったら預かるけどね」
クリス：「バーバヤーガよ俺の呪文リストを見てくれ」
ミャック：「ばあさん、急いだせいでわしらが死んだら誰が運ぶんじゃ」
ヴィグリフ：「さあ、みんな、ゆっくりしている暇はあるのかな」
ヴィグリフ：「次はバーバヤーガのPowerだ」
ヴィグリフ：「第一の試練は通過したわけだね。けれど先は長いよ」
セムネ：「…長いんだ(;´Д｀)」
ヴィグリフ：「バーバヤーガは時折、定命の存在を”昇華”させて力を与えることがある」
ヴィグリフ：「イリセンの魔女の女王たちはバーバヤーガの名の下に弱者を支配すべくそうした者だ」
ヴィグリフ：「デーモンロードのコシチェイもある意味ではその例といえる」
ヴィグリフ：「けれど、それらの例は、バーバヤーガにとってはじめての試みってわけではなくてね」
ヴィグリフ：「もっと前にもあったのさ」
ヴィグリフ：〜〜
ヴィグリフ：「その偉大なる戦士はブレマギール（Bremagyr）と呼ばれていた」
ヴィグリフ：「彼女はバーバヤーガの固有世界の広大な帝国の女王へと据えられた」
ヴィグリフ：「ある時のこと」
ヴィグリフ：「バーバヤーガはそのささやかなる女帝に敬服と辞儀を求めたのだけど」
ラグナー：「これは例の3x10王国、ってやつなのか」
ヴィグリフ：「自らの権力が何処からもたらされたものか忘れてしまったブレマギールは　バーバヤーガを讃えることを拒んだんだ」
ヴィグリフ：「バーバヤーガはブレマギールを1年で戦士から女王にのし上げたけど」
ヴィグリフ：「今度は彼女とその帝国の全てを1夜にして滅ぼしてしまった」
ヴィグリフ：「崩れ去ったブレマギールの帝国には二度と太陽が昇ることも沈むこともなかった」
ヴィグリフ：「これは、後世バーバヤーガの力を求めてやってくるだろう全ての者に対する見せしめとなった」
ヴィグリフ：「力を求めるが、従わない、そういう者どもに対してのね」
ミャック：「ばばあ面倒くさい性格してんな。反省しろよ、ばばあ」
マトリョーシカ人形：キェー！ ＞ミャック
ヴィグリフ：「今やブレマギールはかつての女王の影となり」
ラグナー：「オレたちもそういう意味じゃ力をもらってる側だからな。警告かもな」
ヴィグリフ：「ヴァシュリーク鉄要塞（iron fortress of Vashliq）を永遠に祟り続けている」
ヴィグリフ：「バーバヤーガに陥とされたその要塞は踊る小屋の中に持ち込まれているよ」
ヴィグリフ：「そしてブレマギールの中にはバーバヤーガの"力"の名残が眠っている」
ヴィグリフ：「君たちがその"力"を回収して試練を続けていくには、死したる女王を破壊するしかない」
ヴィグリフ：「さあ、行くがいい」「バーバヤーガの導きに従って」
ミャック：「ババア！絶対に一度休むからな！」
ヴィグリフ：「ドレイク峡谷を見つけ、失われしヴァシュリク要塞に入れ」
ヴィグリフ：「彼女の"力"を取り戻したなら、この聖なる泉へ戻ってくるんだ」
ヴィグリフ：「そうすればこの監獄人形の次の秘密を解き放つことが出来る」
ラグナー：「この旅の中で、要塞を落とすのは何度目だろうな」
ヤール：「峡谷まで小屋の中にあんのかよ……」
ラグナー：「なんでも持って帰っちゃダメだってママに言われなかったのかね」
ミャック：「小屋じゃなくて大家さんだゲフン」
GM：〜後にロシア南部とウクライナを形成する、ポントス・カスピ海草原。紀元前65年の冬にこのステップ地帯を横切ったブリザードは特に厳しいものであった。当時この地を彷徨っていたとあるサルマタイ人の部族は、その年が何と呼ばれたかまだ知る由もなかった。
GM：みたいのが解放されました
ミャック：「ばばあは古代ローマよりは若いんだな」
ラグナー：バーバ・ヤーガの絆が★1→★2

ここで、マトリョーシカ人形に閉じ込められているバーバ・ヤーガに休憩の時間をもらうために交渉を行う事となった。

ラグナー：メインは(交渉)、援護は【魅力】判定DC20
ラグナー：すまん、援護すら成功しない
ミャック：グッド・ホープ +3バージョン　
クリス：援護が出目17で成功
ミライグ：栄光の手で+15
ミライグ：GHで+3
ヤール：1d20+3+3 援護魅力判定
Pathfinder : (1D20+3+3) → 18[18]+3+3 → 24
ラグナー：栄光の手があれば怖いものなしだ
ミライグ：交渉+15

クリス：1d20+3
Pathfinder : (1D20+3) → 18[18]+3 → 21
ミャック：1d20+9+3 魅力 ＞ミライグ
Pathfinder : (1D20+9+3) → 18[18]+9+3 → 30
[メイン]00:34：ラグナー：〈交渉〉および〈知識：宗教〉判定への＋5の技量ボーナスを得る。＞リング・オヴ・ジ・イクリジアーク
GM：クリスはバーバヤーガの気持ちがよくわかってます
GM：共感できたので援護成功です
クリス：「ずっと近くにいたから俺の呪文リストが今悲惨になってることは分かるだろ」
マトリョーシカ人形：「あー」
ミライグ：援護x3で+8
ミライグ：指輪で+5
クリス：「この先も瞬間移動できない場所が続くとこのスロットほぼしにスロットになってしまう」
ミライグ：交渉+15　GH+3　栄光の手+15　指輪+5　援護+8
セムネ：+31+固定値+ロールか。
セムネ：46スタート。
ミライグ：1d20+24+3+15+5+8 〈交渉〉 「時に回り道こそがもっとも近き歩みである、と言うわ。」
Pathfinder : (1D20+24+3+15+5+8) → 7[7]+24+3+15+5+8 → 62
クリス：「あと戦闘の度に投げ捨てるのも心苦しいから何か括りつけるもの欲しいだろ」
GM：8日の準備期間が与えられる
セムネ：8日！？
マトリョーシカ人形：（（し、し、しかたないねぇ))　という感情が
ミライグ：「ご理解、感謝いたしますわ。」
ラグナー：「あ、あいおーめでぃはこんなに弁舌に長けた神だったっけ！？」ｗ
[メイン]00:40：セムネ：「いや、これは神だけではないでしょう」
ラグナー：「いや、すごいもんをみた……」
ミライグ：1d20+5+3 〈製作〉(紅茶)
Pathfinder : (1D20+5+3) → 14[14]+5+3 → 22
ラグナー：おみごとでしたｗ＞ミライグ
ミライグ：「ま、ざっとこんなものですわ。（ずず」
GM：|5|近代魔法武器売却後|16,000gp|100,000gp|基本価格超過上限が＋150%になる|
ミャック：1d20+18 〈製作〉(料理)コーヒー
Pathfinder : (1D20+18) → 12[12]+18 → 30
GM：|6|テスラノート譲渡後|20,000gp|125,000gp|下取売買サービス開始|
ラグナー：差額で買える！？　すごいぞ
GM：4d6の耐久力吸収+永続的負のレベル2+永続的負のレベル1d4 儀式の代償
ヤール：1d4
：GM：レストレーション1000gp×6　のダイヤモンドを支払って置いてください
ラグナー：マイナー・リング・オヴ・インナー・フォーティチュードで能力値吸収が1点軽減されるね
ラグナー：マイナー・リング・オヴ・インナー・フォーティチュードは着用者が受ける能力値ダメージまたは一時的能力値ペナルティを2ポイント、能力値吸収を1ポイント軽減する。
ヤール：1d6 耐久力吸収
Pathfinder : (1D6) → 4
GM：3400gpのダイヤモンドが儀式の代償で失われてください
GM：** マトリョーシカ人形があることでの追加効果
命を削って
利益：永続的な負のレベル1を受けることで、その日1日だけ、製作関連の作業速度の倍率を+1することが出来る。
ただし判定の達成値は負のレベルを受けた状態のものを用いる。この負のレベルは死なない限りいくらでも受けることが出来るが、全てを織り込んだ上での最大速度は16倍とする。

GM：というギミックの上で準備画できます
GM：詳しくはあとでWikiにかきます
GM：来週までに8日の準備期間……
GM：どうぞ
[メイン]00:51：GM：高々6日だとオモッテタ

8日間の準備期間を経て、一行が次回遭遇するものとは！？

Neth 18,AR4713 [Session : 2017.8.8]


ババアの封じられたマトリョーシカを説得して稼いだ8日間の準備期間を経て、今回も小屋の中を続行することになる。

ヴィグリフの情報まとめ


ヴィグリフ自身について
    • ヴィグリフ＝Viglivは神話級ノルンのディヴァイン・ガーディアン。
    • ”大母の大釜”すなわち“バーバ・ヤーガの踊る小屋の根源”たる場所に封じられた、地球出身のプライモーディアルである模様。
    • 現在のウクライナ周辺地域にあった古きナナカマドの樹が信仰を集めて誕生したもの。やがて彼女が“女神”とよぶ存在から注目され、この地の守護を命じられた。
    • バーバ・ヤーガの師匠にあたり、ただの人間に過ぎなかったバーバ・ヤーガを今のような存在とする切っ掛けとなった者。
バーバ・ヤーガとは
    • 本来はYanca（ヤンカ）という、ヴィグリフの洞窟の近隣にいた部族の娘、ただの人間だった。
    • 地球歴で2,000年ほど前にヴィグリフの洞窟に迷い込んだのが縁となり、ヴィグリフに師事することになる。
    • 当初は2年ほど学んだのち部族に戻ったが、既に彼女の部族はその地にいなかったため、再び勉強に戻った。
    • 類い希な才能故に、ヴィグリフの能力をほどなくして追い越した。
    • 経験と年を重ね老婆となったのち、その姿と偉大な能力ゆえに彼女を知る者は「老婆＝Grandmother＝Baba」と呼ぶようになった。
    • その名前もルス族（Rus tribes；ルーシ族）の中では「ヤンカ」から変じ「ヤーガ＝Yaga」と呼ばれた。すなわちバーバ・ヤーガである。
この場所について
    • バーバ・ヤーガが、アーティファクトたるこの“小屋”を作り上げるに際して、ヴィグリフと彼女の洞窟を現世から切り取り、小屋の“核”として固定した。
    • 現状、この洞窟は小屋の根源にある疑似次元界となっている。ヴィグリフもここに囚われているといえる。
    • ヴィグリフ自身はこの扱いについて思うところはあるものの、バーバ・ヤーガの現状を知っても何かしらの行動に出るつもりはない模様。
    • 力を取り戻したバーバ・ヤーガ自身の手でなければ、状況は打開できないという認識のためか。
解釈が微妙なので実際のセリフを掲載：
ヴィグリフ：「バーバヤーガを縛めより解き放ちたいなら、彼女の裏切りに打ち勝ちたいなら……」
ヴィグリフ：「君たちは宇宙の智慧に心を向け、自らの運命に礼を尽くさねばならない」
バーバ・ヤーガの封印と解放について
    • 彼女は、返ってきた彼女自身の力（血？）によって人形に封じられることとなった。
    • バーバ・ヤーガを人形から解放し、かつ彼女*1の裏切りに打ち勝たねばならない。
    • 具体的には、この小屋に眠る、バーバ・ヤーガの根源要素（エッセンス）を探し出す必要がある。
    • バーバ・ヤーガのエッセンスは、順番に「運命＝Fate」「力＝Power」「死＝Death」「生＝Life」「血＝Blood」である。
    • これらを集めてはじめて、バーバ・ヤーガを解放し“裏切りの娘”を打ち倒すことが出来るだろう。
    • この「エッセンス」が、もし“裏切りの娘”*2の手に渡れば、彼女はバーバ・ヤーガを凌駕する存在となり、バーバ・ヤーガを滅ぼすことさえ可能となる。
ヴィグリフ自身はバーバ・ヤーガのエッセンスではないのか？　→運命の糸が該当すると思われる。
  • 第一の試練――運命 / Fate
    • この洞窟の泉に巣くう“うつむく者”、すなわちカトブレパスが“運命”のエッセンスである。
    • アドヴァンスド・ジャイアント・ファイターナントカ。
    • 残された「輝く糸」が、バーバ・ヤーガの運命を紡ぎ現すもの。これを人形に巻き付け、毒の血に漬したのち清めることで、封印が弱まるとのこと。
    • 結果、人形の一つ目の殻が割れ、ちょっとちっちゃい人形になった。以後、これを繰り返すことになる模様。
    • 現れた人形は「腕に雌鳥を1羽抱えたがっしりとしたロシアのお母ちゃん」だった。
  • バーバ・ヤーガの恩恵
    • 外皮AC+1、他の外皮ACに累積する。
  • 第二の試練――力 / Power
    • バーバ・ヤーガは時折、定命の存在を“昇華”させ力を与えることで知られる。
    • イリセンの女王たち、デーモンロード・コシチェイなどが該当するが、それらより先にプロトタイプとなる事例が存在した。
    • それがブレマギール（Bremagyr）という名の女戦士。
    • 彼女はバーバ・ヤーガの協力のもと、わずか一年でバーバ・ヤーガの固有世界*3における広大な帝国の女王となった。
    • 結果、バーバ・ヤーガは彼女に対して自分へのリスペクトを求めたが、増長したブレマギールはそれを拒んだ。
    • バーバ・ヤーガは彼女と彼女の王国を一晩で滅ぼし、その帝国には二度と「太陽が昇ることも沈むことも無かった」とのこと。
    • ブレマギールはかつての女王の影として、ヴァシュリーク鉄要塞（iron fortress of Vashliq）を永遠に祟り続けている。
    • これは後に「バーバ・ヤーガの力を欲するが従わぬ者」達への見せしめとなった。
    • 彼女とその要塞はこの“小屋”に持ち込まれており、それがバーバ・ヤーガの“力”のエッセンスをもつ。
    • ドレイク峡谷を見つけ、ヴァシュリク要塞を攻略し、ブレマギールを破壊しエッセンスを回収するべし。
    • エッセンスをこの「聖なる泉」へ持ち帰れば、人形の次なる封印が解けるだろう。
ドレイク峡谷、という名前からトリアクサスっぽい印象はあったが、そういった説明は無かったので多分無関係。



第一のエッセンス ―― “運命／Fate”


第二のエッセンス ―― “力／Power”

Neth 18,AR4713 [Session : 2017.8.8]


前回驚くべき太古のノルン、ヴィグリフとの出会いによりバーバ・ヤーガの秘密の一端に触れた一行。
“うつむくもの”との戦いの末に「運命」の試練を乗り越え、ババアのエッセンスを奪還。
結果、マトリョーシカの封印の一枚が破れて「腕に雌鳥を1羽抱えたがっしりとしたロシアのお母ちゃん」の人形が出現する。
同時に、バーバ・ヤーガの恩恵として特殊なギフトが与えられた。
魔女王の恩恵（運命）
累積可能な外皮ボーナス+1、アイテム作成に関するボーナスの向上。

続いて今回は「力」の試練へと一行は挑むこととなる。
そのため、ミライグがババアを説得して得た8日間という時間と、超次元承認ジルヴァザラートの協力により、ロシア編の戦利品を叩き売っては魔法の品をドンドンと買い込む。
一方、クリスとミャック、シヴェット、セムネもまた、アイテム作成に追われていた……

その1 「旅立ちの前には」


例によってセッション開始時のアイテム購入・作成のすり合わせ作業。
しばらく換金・購入チャンスが無かったこともあり、今回はひとり90,000gpほども使えるお大尽タイムである。

ジルヴァザラート：「やあやあ……ややや？！　まーたやってますなぁ……だ、大丈夫でっか」
クリス：「これは人間に対する仕打ちではない」何分1日10レベル減らされてるからな*4
クリス：「もっと楽させてくれよな。俺達以外の奴等もな……」
シヴェット：「次は……出来るだけ買い物してくれ頼む」（目の下に熊をつくった猫
ラグナー：「すまん、みんな。だがこれも明日のためなのだ」 ←頼むだけ頼んでる奴
ジルヴァザラート：「これ頼まれていた品ですが……」
ヤール：「おー、いつもすまねえな」
ラグナー：「いろいろ引き取って貰ってすまねぇなあ」アイテムに群がるわれわれｗ
ジルヴァザラート：「いえいえ、ごひいきにしてもろて」
ジルヴァザラート：「ウチもだいぶ扱いが増えてきましてな？　たま〜に10万gp級の商品を仕入れることもあるんですが、なかなか……」
ヤール：「へぇ、商い順調なのか」
セムネ：「10万級は凄いわね」
ジルヴァザラート：「どうでしょ、何か欲しいモンありまっか？優先しますわ」次の取引時に上限無視したアイテムを1個だけ購入可能
ジルヴァザラート：「じゃ、またよろしゅう〜」

ジルヴァザラートは、ラスプーチン印の魔法とテクノロジーを融合した品々を手にホクホクしながら帰って行った（と思う
一方、わりとノンキしてる側の面々は。

アナスタシア：「お疲れ様です」（棺男とカードゲームをしている）
ヤール：「嬢ちゃんも大分慣れたなぁ」
クリス：「ゴラリオンのカードゲームを教えてやろう、Pathfinderカードゲームと言うのだが……」
アナスタシア：「そんなものが」
セムネ：「ハロウ・デッキで遊びも出来るわよ」
クリス：「ばばあ次の相手のドロー教えて」
マトリョーシカ人形：（しらんわ）　的な感情
ミライグ：「こんな格言をご存じ？　All is fair in love and game。」
アナスタシア：「お茶が入りました」
ミライグ：1d20+5 〈製作〉(紅茶)　Pathfinder : (1D20+5) → 9[9]+5 → 14
アナスタシア：1d20+10 製作紅茶　Pathfinder : (1D20+10) → 5[5]+10 → 15
クリス：「何でジャムが添え付けてあるんだ」
アナスタシア：「つけあわせですよ、舐めながらどうぞ」
クリス：「そうだったな」
セムネ：「美味しそうね」
ヤール：「へえ、こんな飲み方があるのか」
ラグナー：（グレタが元気だったら喜んだろうな……）



ちょっとした息抜きの一幕を楽しんでいたり。
しかし紅茶党が時空を越えて出会うというのも中々に乙なモンですなｗ
さて、そんな日々も終わり。いよいよ冒険の再開のときが来る。

クリス：「ばばあ、気に食わなかったら俺を絞め殺してもかまわない」ババアをウェポンコードで縛ります
クリス：「だが俺が絞め殺されたらお前を助けるものはいなくなるぞ」
マトリョーシカ人形：ぷんすか（しぶしぶという感じの感情が30フィート放射される）
クリス：「普段丁重に扱ってるから戦闘の時に投げ捨てることにならないだけ感謝して」
ヤール：「婆さん思いの外感情豊かだな」
ラグナー：「ええと…ロヴァググが…アスモデウスと…呪文には構成要素が…」＞呪文学と宗教学を猛勉強中
セムネ：「久しぶりなので、ちょっと冒険に出るのがおっくうね」

その2 「翼をください　−リフトドレイク戦−」




こんなどっかで見たようなタイトルが表示されて、みんなは一斉に令呪と聖晶石の残弾を確認した。
例によってヒーローズフィーストの朝食をとり、バフを一通り済ませてから、今やママさん人形と化したマトリョーシカから発せられるババア電波を受信したクリスの案内で、ヴィグリフの木から探索再開。

この崖面は多くの自然の棚が突き出ている。
どの棚も氷で凍てついており、小さな雪の吹き溜まりが降りかかっている。最も高い棚の天辺に、低い洞門が口をあけているのが見える。

50分ほど洞窟を歩いたあと、開けた峡谷と思しき地形に出る。
同時に急激に気温が下がったため、慌ててミライグにエンデュア・エレメンツを慌てて使ってもらう。
最近は使わずに済んでいたため油断していた…

ラグナー：「暑い夏に帰りたい……」リアルでは逆に冬に帰りたいですがｗ

ババア電波は「上」と指示したあと停止。
60ft以上ある崖を登る方法を模索しつつ、クリスが投げたファーサイトにより崖上には「不吉な棘竜（リフトドレイク）」が何匹も待ち構えていることが判明。
しかも敵側もファーサイトの存在に気付いたため、なし崩し的に戦闘開始。
不吉な棘竜
リフト・ドレイク。崖に住み着く亜竜らしい。
完全耐性 睡眠、麻痺； 抵抗 ［酸］
■腐食性のガス：5d10酸（頑健・半減）スロー効果1d4ラウンド（頑健・無効）



序盤に腐食性ガスの連続放射で前衛がまとめてスローにされるも、クリスのヘイストで中和し、ミライグのコミュナル・レジスト・エナジー[酸]で立て直す。
それでも《強打》＋飛びかかりの火力は凄まじく、特にヤールがクリティカル2発被弾を含む凄まじい叩き合いとなる。

不吉な棘竜：1d20+17-4+1 尻尾強打 ＞ヤール　Pathfinder : (1D20+17-4+1) → 20[20]+17-4+1 → 34
GM：こいつらはピンチでも構わず戦うよ！　何故ならシナリオに「彼らはたまにしか味わえない戦闘のスリルのために死ぬまで戦う」って書いてあるからね！

クリス：あのサマーソルト



セムネ：「それでも持ってるのね…つくづく凄いわ」
ミライグ：「というかむしろ今ので無事ってどういうことですのん（さすが蛮族の英雄ね、わたくしは信じていたわ）」
ラグナー：「あいつめ、クリティカル2発食らって生きてるのかよ。化け物かっての」ｗ
ヤール：「痛えのは変わんねえんだぞ大将」

ヤールの《追い打ち》祭りと、更に威力の増したセムネの爆弾が中心となって、二波の増援も含めなんとか討伐する。
死亡者こそ出ないものの、回復リソースに加えて、セムネの爆弾の残弾が半減してしまったほどの激戦。初っぱなからこれか……。
その後、崖の上のリフト・ドレイクの巣で見つかった犠牲者（エルフ）の死体から、魔法の盾が回収された。
戦利品
    • +2アローキャッチング鋼鉄製ライトシールド　→ラグナー預かり

直後、謎の時空歪曲が発生して一行はどこへともなく飛ばされてしまった。
ここ何が起きて次のシーンへ飛んだのか曖昧。誰か覚えてたら教えてちょうだい。

GMより：洞窟を進んでいくと奇妙な体験の直後気付いたら次の場所にいた、という解釈で

その3 「虚無の渦、天幕から見るか？　城から見るか？　−マメットさんの華麗なる宴−」09:55 


大きく華やかなこの天幕は分厚い絹で出来ている。壁と天井は十数の頑丈なチーク材の柱で支えられている。
刺激的な芳香の煙が立ち上る2つの銀の火鉢が暖を提供しているにも関わらず、この天幕の内部は不快なほどに寒く、壁面は凍てつく風にはためいている。
天幕には贅沢にもクッションのきいたベッドやキャンプチェアとテーブルが備え付けられており、
壁際の精緻な高級家具、高価そうな壁掛け、大きな銀製水キセルなどのアメニティも充実している。

ラグナー：「なんだなんだ、テントの中！？　グランピングってやつか、これは」
ヤール：「また意外なところに出たな」
セムネ：「結構大きいテントね」

マメットクル：「おや。おやおやおやおや、これは面白いゲストがやってきた」
マメットクル：「よーうこそ我がつつましき天幕へ。ようこそ崩壊するヴァシュリクへ」
マメットクル：「我の名はマメットクル。この世界の終わりを見届ける者なり」
マメットクル：「我は自己紹介をしたぞ？次はきみたちの番だ：
周囲のじょせいたちは、みなさんを怪訝な目でみつめてひそひそやっている

ミライグ：「ごきげんよう。唐突な来訪、無礼はお詫びいたします。わたくしたちは通りすがりの冒険者ですわ。」
ヤール：「そうだな、俺はハラルドの息子ヤールだ」
ラグナー：「ラグナー、アンドーランから来た」

マメットクル：「アンドーラン……？おお、あのイケすかない男のいた次元界か」
マメットクル：「最近ではぱったり話をきかんがな、ハッハッハッハ！」

ラグナー：「いけ好かない男には事欠かないとは思うが」
ヤール：「いけ好かない男ってのは誰だよ、エイローデンかよ」
セムネ：「私はセムネ。ゴラリオンはタルドールから来たわ」

マメットクル：「諸君らはバーバヤーガとはどういう関係なのかな？」

クリス：「これを見てくれ」
クリス：「婆さんです……」




また面白いこと言うｗ　しかしVガンダムとはまた懐かしいネタを。


クリス：「俺はクリス、ばばあの使いをやっている。今はばばあを復活させるために小屋の中を回っている感じだ」
マメットクル：「ばばあを復活ぅ？　ほうほうほう……ヌッハッハッッハハッハハハ！」
マメットクル：「バーバヤーガがそんなところに！これはユカイだハッハッハッハ！」
ラグナー：「そこは同感だｗ」＞愉快
ラグナー：「で、アンタはオレたちの敵か、味方か」
ヤール：「ババアとどういう関係だよお前」
マメットクル：「んんー？　敵、味方、か」
ミャック：「ここで手に入れなケラバならないものがあるんだ！何か心当たりはないだろうか」交渉
ミャック：1d20+32+2 〈交渉〉　Pathfinder : (1D20+32+2) → 12[12]+32+2 → 46
マメットクル：「おう、そこのハーフリング、面白いやつだ」
マメットクル：「まあみな、座ってくれ」

知識判定の結果、天幕の主はディヴの将軍セピドと判明。
周囲の女性達にかしずかれつつ、美食と水キセルを一行にも勧めてくれる。
セピド

セムネ：「（ディヴって、オシ—リオンの砂漠に多いのかしらね）」コーヒーをちびちび飲みます。
ミャック：1d20+32+2 [気分の良くなる歌をうたおう]
マメットクル：「ほうほうほう、いい歌ではないか。気に入ったぞハーフリング！　名を何という！」
ミャック：「おお、こりゃ故郷のミャックカフュウーてなのってるよ。
マメットクル：「ミャッカか」
ヤール：「随分気に入られてんなンッシミヒッゥ・ッッカィヒウ（言えてない）」
ミャック：「そうそう、ンッシミヒッゥ・ッッカィヒウこんなん言えないからね。」
ラグナー：「ミャックが気に入られている……だと！？　それはそれとして、コーヒーはいただこう」
クリス：「このコーヒーは……うまいな」

ミャックのバード能力で彼を楽しませると、どうやら話し好きとみえて色々と貴重な情報を語ってくれた。
そして、一行は彼の口から、この地の辿った運命を聞かされることとなる。

マメットクルの情報まとめ（前半）

女王ブレマギールの逸話（補足）
    • 女王ブレマギールはバーバ・ヤーガの力を借りて帝国を建設した。1,000年ほども前の話。
    • 我々が今立っているのは帝都ヴァシュリク（Vashliq）の跡地、そこは今や虚無の世界と化している。天幕の外がそれ。
    • ここは彼女の征服事業の最後の戦いの場所であり、崖下にはかつては肥沃で広大な穀倉地帯と、鉄と石の要塞があった。
    • ブレマギールはバーバ・ヤーガに与えられたものを忘れ、バーバ・ヤーガを帝国の権力を以て脅迫、追放しようとした。
    • 対してバーバヤーガは宇宙の力（the might of the cosmos）を呼び起こし、帝国を土台ごともぎ取って小屋の中へと持ち込んだ。
    • また、ブレマギールの魂を捕らえ、己の帝国の崩壊を見せ続けるという懲らしめを与えた。
マメットクルの役目
    • ヴァシュリクと女王が虚空に消滅するまでを監視し、ここで起きること、魂の引き裂かれる苦悶を報告すること。
    • 時が来れば（＝ヴァシュリクと女王が消滅すれば？）従者とともにここを出る。


マメットクル：「そして、ここがその帝都ヴァシュリクなわけだが……」
マメットクル：「見たほうがはやいだろう。こっちへくるがいい」バサッと天幕の入口をあける



荒れ果てた断崖は欠けている。残っているのはかつてそこにあった建造物の崩れ去った基礎部分である。
今やそれらは裂け目へと落ちていき、平原じゅうに轟きすさぶ風に翻弄されている。
北側にはゆっくりと破滅の渦を巻く大いなるヴォイドがあり、南側から西側へ向かってぎざぎざとした火山脈の頂が伸びている。
山脈の麓、まさに崖っぷちといったところには壊れた要塞が建っている。

ラグナー：「な、なんだってーー！？」
ヤール：「どういうことだ……？　おい、何もねえぞ……」
ミャック：「ネシャートちゃん一緒にいよ」
ラグナー：「な、なんだこりゃ。地面、地面がみえねえぞ」果てしない物語の「虚無」だな
セムネ：「これは…？　恐ろしい光景ね」
ミライグ：「まさにこの世の果て、ということかしら。」
クリス：「伝説に聞いたことがある……スフィアオブアニヒレーション」
おいミャックｗ　ヤクザボスの見てる前で愛人口説くのかｗ

マメットクルの情報（後半）

エッセンス“Power”を回収するためには
    • ヴァシュリク城塞へと冒険し、かつてブレマギールと王国をここに閉じ込めるために使われた“力”を回収しなければならない。
    • ブレマギールは城塞の玉座の間にて待つ。その王冠にバーバ・ヤーガの“力”は宿っている。
    • ブレマギールの王冠を天幕に持ち帰れば、マメットさんがPCを“大釜”へと送り返してくれる。
“虚無の渦”のエリア特性
    • クリスいわく、スフィアー・オヴ・アニヒレイションの巨大なものであるらしい。
    • このエリアは恒常的に薄暗く、ディメンジョナル・ロックはされていないが、ヴォイドの存在のため瞬間移動はその射程距離に応じた誤差を生じる。具体的推測は不可能。
    • ただし戦闘時の10マスぐらいの瞬間移動なら大したことはなさそう。


ミャック：「ネシェートちゃんはどんなお菓子が好き？」 ＞ネシャート

そんな情報開示の裏では、ミャックがツボにはいったらしいネシェートちゃんを延々と口説き落とそうとしていたｗ

ネシャート：1d2 1を出したらハーフリングが嫌い　Pathfinder : (1D2) → 2
ネシャート：「あのね、こういうもちもちしたやつ」 ＞ミャック
ラグナー：「この状況下でブレねぇな、ミャック」
ミャック：「ハーフリングだけどさ、彼より強くなると思うよ！」
ミャック：「どういう力を示せば付き合ってくれるの？」 ＞ネシャート
ネシャート：「やっぱり男は夜が肝心ね？」
ミャック：1d20+32 〈交渉〉ねえ、なにか面白い・・そうだあやとりしよう ＞ネシャート　Pathfinder : (1D20+32) → 17[17]+32 → 49
ネシャート：「あなた女にはみんなそうやって言うんでしょ？」
ミライグ：「あら、よくお分かりね。」 ＞ネシャート
ミャック：ええー、君をみていると故郷の褐色の人達がなつかしくなっちゃてさぁ ＞ネシャート
ヤール：「節操なさすぎじゃねえか。ミャックお前吟遊詩人だろ、ちゃんと聞いとけよ」
ミャック：「そうだね。ありがとうヤール」


その4 「飛んで火に来る虚無の虫」10:05 [Session : 2017.8.22] 


荒れ果てた断崖は欠けている。残っているのはかつてそこにあった建造物の崩れ去った基礎部分である。
今やそれらは裂け目へと落ちていき、平原じゅうに轟きすさぶ風に翻弄されている。
北側にはゆっくりと破滅の渦を巻く大いなるヴォイドがあり、南側から西側へ向かってぎざぎざとした火山脈の頂が伸びている。
山脈の麓、まさに崖っぷちといったところには壊れた要塞が建っている。

クリス：「ここが終わりかけてる世界か」
ミャック：「これがロヴァググの権現なのかねえ。いやグロトゥスやもしれぬ」
ラグナー：「とっととオサラバしたいぜ、こんな末法の世はよ」
GM：「ォォン　ォォン」
セムネ：「変な声が聞こえるわね…何か飛んでる」
ヤール：「こんな所を飛んでるアホがいるのか」
ミャック：「最高速を進言する！」


天幕を離れ、城塞へと向かう一行。
それなりの距離があり、急げば15分、慎重にいけば30分ぐらいとのこと。
悩んだものの、呪文の持続時間が惜しいことと、自分たちの〈隠密〉がたかが知れていることなどを理由に急ぎ足を選択した。

虚無の周囲は「疾風」レベルの風が渦巻き、時折*5「強風」が吹き荒れる。 周囲は瓦礫だらけで全ての移動マスがコスト2。移動困難扱いではないため、フェザー・ステップでも効果がない。

遭遇表を振った結果、一行の照明が仇となりなにかしらの飛行体がこちらを察知した模様。
接近してくるその存在にセムネが気付く。

セムネ：「…音がしないわね、何かしらアレ」
ラグナー：ミャックよりはオレを狙ってこーい！　オレの明かりの方が眩しいぞ！＞ライトと陽光棒
ミャック：「そうだそうだー！　いや明かりの質はこっちのほうがいいぞ。煙も出ないし、単一色！」
セムネ：「…何かが乗ってる…」
ラグナー：「こんな世界にいる奴は、もう尋常な生き物じゃあないよな」



知識判定の結果、現れたのはナイトウィングと呼ばれるナイトシェイド・クリーチャーの一種。
ナイトシェイド系最弱とは言え、きわめて多彩かつ厄介な能力を持つ来訪者である。
加えてその背中には、ディヴァウラーというクリーチャーが騎乗している！
アドヴァンスト・ナイトウィング（ナイトシェイド）
ナイトシェイドでは最弱。しかし特殊能力多数。
冒涜のオーラ。ディセクレイト呪文効果。騎乗者もその効果あり。
負のエネルギー放出
ダークセンス：暗い場所でトゥルー・シーイング効果＋デス・ウォッチ効果
光が嫌い：明るい場所で不調状態。
アンデッド召喚能力
マジック・ドレイン：かみつきがヒットすると意志ST失敗でバフが一個消える。吸収した呪文レベルx2だけHP回復。
　魔法のアイテムに対する噛みつきも可能でチャージが減るか一時的抑制。
ディヴァウラー （アンデッド）
呪文抵抗あり。
呪文逸らし：以下の呪文のいずれかがディヴァウラーに対して使用され、呪文抵抗を打ち破った場合、それはディヴァウラーにではなく囚われている魂に対して作用する：
　インプリズンメント、ケイオス・ハンマー、ギアス／クエスト、クラッシング・ディスペア、コンフュージョン、サジェスチョン、ディスペル・イーヴル、ディテクト・ソウツ、ドミネイト・パースン、トラップ・ザ・ソウル、バニッシュメント、ヒプノティズム、フィアー、ホーリィ・ワード、マジック・ジャー、メイズ、および全ての（魅惑）または（強制）効果。
魂食らい：接触攻撃でスレイ・リヴィング。回数制限なし。この能力で死ぬと囚われる。捕らえた魂の質でパワーアップ。解放されても永続的な負のレベルがつく。
爪で殴ると生命力吸収。


長い戦いの日々で身についた、クリスのヘイスト呪文、ミャックの呪芸とグッド・ホープ呪文という開戦の烽火があがる。
敵からは冷気ブレスやコンフュージョン呪文が飛ぶが、後者はセムネが前衛2人に施したスペル・イミュニティ呪文により無効化。ナイス読みである。

ミャック（混乱中）：トリアクサスとゴラリオンの地形を見ればこの2つの星はかつて一つの星であり、グロトゥスが衝突したために2つに割球してしまったんである。その際地下深くに封じられたロヴァググと、グロトゥスは互いのロヴァググの邪悪さ、グロトゥスの虚無を交換してしまった。ゆえにいまのグロトゥスは完全にロヴァググを理解するため死者の魂を燃料としてゴラリオンに接近しつづけているのだ！」


前衛2人の攻撃に加え、セムネの火炎爆弾、クリスのファイアー・ボール呪文、ミライグのホーリー・スマイト呪文が叩き込まれてナイトウィングは撃墜。
ディヴァウラーの反撃がヤールに3HITするものの、ホーリー・スマイトにより盲目化していたため1HITのみで済む。ダメージに付随する負のレベル3点が、1点で済んだのはGJであった。

直後、ディヴァウラーはラグナーのサマーソルトキック*6で霧散した。
混乱中のミャックはヤールが彼を押さえつけているうちに回復。

その後、移動中の照明（陽光棒とライト呪文）が敵を引き寄せるのではないかというヒラメキにより、二度目の遭遇はギリギリ回避。
一行は10時21分頃に件の要塞に辿り着いたのだった。



その5 「ヤール、城門に敗北す」10:21 


巨大な要塞。その鉄と巨石で出来た壁は錆びつき、穴が開き、汚れ、傷ついている。
長い時間と恒常的に吹きすさぶ風がそうさせたのだ。
要塞は彼方の渦へと崩れ落ちる瞬間をただ待っているかのように、浸食され続ける断崖にしがみついている。
城の背面の大部分は、いにしえの火山噴火による溶岩流により損なわれており、残るのは堂々たる門楼、帳壁、半ば火山岩に埋まった本丸の一部のみである。
しかし、古代の噴火に半没し、暗黒の腐食に侵され続けてもなお、要塞は強大で恐ろしく見える。

セムネ：「…誰もいない、か。大きいけど、かなり寂れているわね…兵どもが夢の跡って感じね」
ラグナー：「で、また城門があるわけだが……ヤール、今回も挑戦するのかい？」
ヤール：「とりあえず城門は押しておきてえな」
ラグナー：「押し、通るってやつだな」
ミライグ：「愚者は言う。古今東西、城を守りとおした例はごまんとあると。賢者は言う。最後まで守り通せた城はほとんどないと。正しいのはどちらかしらね（紅茶ずず」


これまで数多の扉を押し破ってきたヤール。
今回もミライグの「善の手」と、ミャックのグッド・ホープ呪文を貰って筋力判定に挑むのだが…

ヤール：1d20+17+3+7 筋力判定　Pathfinder : (1D20+17+3+7) → 16[16]+17+3+7 → 43
ヤール：「ああ、こりゃダメだ。俺の負けだ」

ミャック：「まじかよ・・・」
ラグナー：「おっと、初めてヤールが退けられたんじゃないか？　扉としては」
ミライグ：「攻城塔すら押し返す彼の力が通じないなんて……冥王の槌でもなければ破れないわね。」



結果はまさかの敗北。
直前に見つけていた扉の上方、ひさし部分に開けられた殺人孔*7からの侵入を試みることになった。

実際問題として、筋力判定達成値43でダメであればどう足掻いてもダメだったろうｗ
後で判明するが、城門は尋常でない厚さであった模様。



その6 「入り無鉄砲に出女王」10:23


殺人孔への侵入方法を検討した結果、ヤールとセムネが自前で飛行して下見することとする。

ヤール：「しょうがねえ、上の孔から入るか」フライ使用、陽光棒使用
ラグナー：「金髪さん、悪いけどホウキ、あとでイイから貸してくれねえ？」
ミャック：「ヤール持ってって」
ヤール：「あいよ」＞ミャック
セムネ：「階段があるわね」
ラグナー：「ん？　なんか上が静かになったな」
奪還する者：ウィーン　シンニュウシャ　カクニン
奪還する者：ハイジョスル
ヤール：「でけえのが居る！ 早くお前ら上がってこい！」
ラグナー：「ちっ、やっぱり一筋縄ではいかねえな」


神話級リトリーヴァー
奈落製の人造。prdj参照OK
リトリーヴァーの身体は象ほどの大きさがあり、脚を広げた全長は30フィート（約9m）近くある。体重は6,500ポンド（約3t）

神話級リトリーヴァーは、何故か城塞内側を監視していたようだが、一向に気付くと向き直り戦闘態勢を取る。

城門の上下に分断された状況からのスタートだったが、クリスが「絆の品」から起動したディメンジョン・ドア呪文で全員をリトリーヴァーの周囲に集合させた。
リトリーヴァーは、さすがに神話級だけあってダメージ減少10／エピック、グレーター・フォーティフィケーションによるクリティカル50％無効化、接触によるグレーター・ディスペル・マジック能力など厄介な能力を駆使する強敵。
特に攻撃回数の多さに物を言わせたグレーター・ディスペル・マジックの接触能力により、ヤールとセムネの強化魔法*8が消し飛ばされたのが辛かった。
一方、フリーで乱射するランダム効果の怪しい光線は、幸いなことにそこまで致命的なものではなかった*9模様。
とにかく速攻でカタを付けなければ危ない相手と判断し、ヤールとラグナーの2人でDRの上からボカスカ殴ってスクラップにした。


この警備部屋の殺人孔はどれも要塞の門道を見下ろすようになっているが、現在は厚い鉄板で塞がれている。
銃眼からは外の平原の景色または要塞の中にはが見える。2つの螺旋階段が北西に向かって降りている。門楼の両サイドにある胸壁へと続く鉄の扉は開かれている。

改めて回復中に室内を調べたところ、錆びた鎖鎧を着た死体から魔法の武器が見つかった。
また、ラグナーが〈職能：軍人〉により、リトリーヴァー配置の理由について漠然と予想することが出来た。

ラグナー：「外敵排除よりは中から逃げ出そうとする者に対しておかれたガーディアン、ということか」＞リトリーヴァー
ラグナー：「つまりは……城塞の中にいる女王のための獄吏か」
セムネ：「えげつないわねぇ」
ヤール：「BBAのやることにゃ容赦がねえな」
ミライグ：「とはいえ、これほどの存在を配置するのだから、出ようとする者たちもそれなりの力を持つのでしょう。」


戦利品
    • +2フレイミング・ヘヴィ・クロスボウ



その7 「敵は死屍累々・前編」10:25 


帳壁と本丸の間の中庭は水浸しになっており内堀を形成している。
ところどころ崩れてはいるが土手道が一本、門楼から城門へ向けて濁った水面を渡している。
城門はわずかに半開きになっている。土手道の中ほどには死体の山が積み重なっており、未だその肉片や生々しい傷痕がわかる。
死体は少しずつ内堀の水によって北東へと流され続け、溜まった死体の山は見たこともないほど巨大かつ凝縮された塊となっている。

リトリーヴァーの潜伏していた楼上の衛所からは階段で城内へ入る事が出来た。
見下ろすと、中庭はほぼ水没しており、わずかに通れる程度の地面しか覗いていない。しかもその上には死体の山が。
見上げれば城上空には、いつぞやも目にしたアンデッドの射手、ベイコクが何匹も飛び回っている。城壁を飛行して越えようとしていたら危険だったかもしれない。

クリス：死体を見るとファイアボールうちたくなる
ラグナー：死体を見るとマッチをつけて点火したくなる。セバスチャン的な意味でも。*10
ラグナー：「とにかく城内に飛び込めればだいぶ落ち着いて戦えるんだが」
セムネ：「何か飛んでるわね」
ラグナー：ベイコクかあ…今回は遠隔接触攻撃でないだけマシかなｗ*11
ミライグ：フィクル・ウィンズをここから進むタイミングで全員に。15分間。
クリス：ファーサイトで内側見てみるか
ラグナー：ナイスですねー
セムネ：「いい考えね」


相談の結果、バフをかけてからクリスがファーサイト言霊で城内を偵察することに。
バフを先行したのは、以前ファーサイトを察知され戦闘開始となった教訓から。



メインドアを開くと雄大な玄関ホールへと続いている。
湾曲する壁に沿って並び立つ柱によって外にむけた銃眼の並んだ中二階が支えられている。
偉大な円花飾りの窓がこのホールの天井を成していたのだろうが、それが砕けて久しく、今や鉄枠だけが残るのみで、砕けたガラスの破片が床の上に散乱している。
ホールの最奥にはこの空間を出る扉が2つある。

とりあえず城内に待ち構えている敵などはいないと判断。
それでもこの水たまりと死体の山には近づきたくないので、ミライグがコミュナル・エア・ウォーク呪文を使用。
安全第一で高度20ftの場所を歩いて城を目指そうとしたのだが、予想通り死体がうぞぞぞぞぞと集まって20ft四方の塊となって動き出す。
そして上空からは五体のベイコクが、一行に気付いたのか飛来した！

ヤール：「くっせぇなぁ、鼻が曲がりそうだぜ」
クリス：「ううっ」
ラグナー：「この城の住民たち、なのかねえこれは…」＞死体の山
セムネ：「死体が集まってる？」
ラグナー：「あいつはロシアにいたベイコク！？　とんでもねえ厄介な奴らが、この数かよ！」



不意打ちラウンドから戦闘開始。
死体の山ことウォースウォーンは、接近していたセムネに「叩き付け」で攻撃。ダメージ25点と生命力吸収1点（24h後に頑健ST30）をもたらす。
更にステップで距離を取ろうとしたセムネに《追尾》で接近、同時に「畏怖すべき存在」能力によりパーティ全員を21ラウンドの怯え状態としたところで、この日は終了。
ベイコク
アンデッドの基本能力。攻撃は爪爪or武器。
魂食らい：隣接マスで瀕死になると頑健ST、失敗すると死ぬ。
30ft以内に恐怖のシャウト。麻痺効果。
その矢は自動的に魔法の弾丸となる。負のエネルギーダメージ1d6点追加。頑健STで麻痺。
今回は全員アドヴァンストで、隊長はハンター・クラスつきと思われる。
ウォースウォーン
死体吸収：瀕死クリーチャーと同じマスを占めることで吸収しちゃう。吸収すると耐久値に等しいHPを回復する。死体回収が出来なくなると困るね！
蹂躙、生命力吸収（叩き付けで起動）
骸球（ムクロダマ）：破損した武器防具の塊が飛んでくる。遠隔攻撃。
畏怖すべき存在：
エネルギー放出抵抗+4、ダメージ減少/殴打かつ魔法、アンデッドの基本能力。

クリス：「お前は俺たち協力者にこんな死体の山をプレゼントするというのか」 ＞マトリョーシカ人形
マトリョーシカ人形：「？」
ラグナー：「ババアはこいつら従わせるとかできねえのかよ……」
神話級リトリーヴァーといい、この厄介な番人といい、どうやらバーバ・ヤーガがブレマギール女王の監視役として配置したものと思われる。
あまりのクソクリーチャーぞろいぶりに、セッションを終えたPLからこんな愚痴がもれたというｗ
追記：バーバ・ヤーガはウォースウォーン作成への関与は否定しているとのこと。
であればブレマギールの護衛か。死人使い？

その8 「敵は死屍累々・後編」


さて前回の不意打ちラウンド終了時から再開。
先手をとったラグナーが《竜の型》からの連撃をウォースウォーンに叩き込み、198点の猛打を与えるもまだピンピンしている。
そこへ敵アーチャー部隊からの矢が降り注ぐが、フィクル・ウィンズ呪文の前では無意味であった。

ラグナー：「金髪さんの加護の前では取るに足らん！　……やっぱりあのライフルってとんでもない武器だよな」
ミライグ：「アイオーメディさまの旋風結界よ。そんな矢弾では傷もつかないわ。」
第五章登場時のベイコクはモシンナガン型ライフルを装備しており、フィクル・ウィンズ呪文も「銃弾を30％で無効化できる」程度の効果しか無かった。

続いてウォースウォーン。
蹂躙も選択肢にあったようだが今回は痛打を与えてきたラグナーを全力攻撃。
12以上でヒットという攻撃を4回中3回当ててくるというガッツある攻撃で、ラグナーに36点のダメージと、3点の負のレベルを押しつける。

ラグナー：手数が多いレベルドレイン持ちには、（ACが低い）ヤールを殴らせちゃいけないと思ったんだけど、これじゃあんまり変わんなかったな。


続くミャックが勇気鼓舞の呪芸に加えて、恐怖に完全耐性を得るグレーター・ヒロイズム呪文をセムネとヤールへ。
ベイコクの[恐怖]による麻痺シャウトを警戒してのものである。

ラグナーは今回用意してきた、バンド・オヴ・ザ・ストールワート・ウォリアー効果で[怯え]以上にはならないことから今回は辞退。

続いてベイコク隊長が予想通り「戦慄すべき咆哮」能力を使用。ミライグは1R怯え、ミャックが1R麻痺となる。
そして例によって例のごとく、ヤールがウォースウォーンを殴ってクリティカルして倒した。《怒りの蛮行》付きでダメージは290点に達したという。


ラグナー：「ヒュウ、一撃かよ。何度見てもすさまじいな」
セムネ：「相変わらずすさまじいわね」蒼天航路の呂布みたいなｗ
ラグナー：しかしクリティカルするんだ、こんな身体でも。＞ウォースウォーン
クリス：そうだね、どこが弱点なんだ
ラグナー：上半分と下半分のつなぎめとか？ｗ



幸い、ミライグがリムーヴ・パラリシスの巻物を用意していたためミャックの麻痺は解除。
ラグナーとベイコク1号は空中で殴り合いを始めるが、2,3,4号が兵長の指示を受けてPCの真っ只中で続けざまに「戦慄すべき方向」シャウト。
意志STに成功しても1R怯えになるこのシャウト、2発食らえば（1Rとはいえ）恐れ状態になって敵前逃亡、3発食らえば恐慌状態である。
もちろん、一発でもSTを落とせば麻痺。なんとも恐ろしい…



結果、ミライグが恐れ状態となり逃走。
いまだ危険なクリーチャーがうろつくエリアに単独ダッシュする状況に一同青ざめるが、幸い逃走は1Rのみだったので次のラウンドに正気に戻って無事帰ってきた。

その後は役に立たない弓を捨てて爪攻撃に切り替えたベイコク団と、負のレベルのペナルティをミャックの呪芸で誤魔化して殴り合うPCとの壮絶な叩き合いとなる。
ヤールの間合いとラグナーの《撤退阻止》によるブロックをくぐり抜け、クリスが攻撃される展開はあったが、何とか被害軽微で終わる。
やはり三次元戦闘になると、前衛が単純な立ち位置で後衛を守るのが難しくなってくる。
大型化したり間合いが長かったりする我々でコレなのだから、普通の前衛ではとてもブロックしきれんなあ…
後衛に壁魔法や視線カットで対抗して貰うしかないんだろうか。

戦闘終了後はアーケイン・サイト呪文を永続化したクリスに調べて貰い急いで戦利品を回収。
これ以上ベイコクに襲われないうちに城内へと急ぐのであった……がｗ
戦利品
    • ＋1コンポジット・ロングボウ［【筋】＋5］　×5
    • ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ＋2
    • ＋2ダークリーフ製キルテッド・クロース
    • アブソービング・シールド

ラグナー：「アブソービング・シールド……こいつは師匠だったら面白く使ってくれそうだな…いや、さすがにこれは投げられないか」
セムネ：「師匠、ねぇ」
ラグナー：「話したっけ？　師匠は盾を主武器にして使うブローラーでな、しかも投げた盾が敵をなぎ倒して戻ってくるんだぜ？」
ラグナー：「ちょっとあの動きは修得できる気がしないんだ」
セムネ：「それは変態的ね」レベル17になったら、完全遮蔽の相手にも跳弾で盾を投げられるように。
ラグナー：「じつはちょっとそう思う」
ミャック：「そんなやつ居るわけ無いじゃん。ラグナーの嘘つき」
ラグナー：「いや、本当だって。そのうち引き合わせてやるよ。きっとアンドーランのスチールファルコンにいるから」
セムネ：シビル・ウォーでキャップがやってた奴ね。まあスパイディにも「その盾、物理法則無視してるよね？」って言われてたしｗ

などと他卓のPCネタなど挟みつつ*12、ここでプレイヤーも一時休憩。


その9 「極悪中隊（バッド・カンパニー）の罠」10:30


入城前に負のレベル3点を受けていたラグナーをレストレーション呪文で治すが、負のレベル1点のヤールとセムネは呪文が足りず当面そのまま。つらい。
例によってセムネが調べた後で扉をはいると、そこは荒れ果てた瓦礫に覆われたエントランス。
左右にはゾンビものにありがちな2階への階段があり、その先はエントランスを囲うように設けられた回廊。
そしてその回廊にはなんと、弓をバッチリ構えたベイコクが数十体、みつしりとつまつてゐた！！！　HAW ！！！



セムネ：「…凄いいっぱいいるわね」バッド・カンパニー！
ラグナー：「うへえ、ぞっとするぜ」フィクル・ウィンズ呪文は…ギリギリのこってた！　よかった！
クリス：ギャハハハこんな奴等燃やしちまえ


即戦闘開始。敵は直前のベイコクのトループ。集団ゆえにフィクル・ウィンズ呪文も30％無効化でしか働かないとのこと。おおう……。
さいわい奇襲とはならず、クリスが「害の書」で最大化したファイアー・ボール呪文で90ダメージをA部隊にブチ込み、更にセムネの火炎弾がA部隊に三連打、200近いヒットダメージ。
トループは燃え尽きたかと思われたが、なぜかHP1で再起動。
これは「不死の軍団（変則）」なる追加能力らしいが、幸い直後にラグナーが飛び込んで、A部隊に再度トドメを刺した。今度は復活することはなかったという。

不死の軍団（変則）
ベイコクトループは統制がとれており、HPが0に減じた時にも瓦解せずに踏みとどまることが出来る。
HPダメージによりHPが0以下に減じる時、難易度10＋負のHPの意志セーヴに成功するとHPが1の状態になる。
この利益は1日に1回のみ受けることが出来る。

だがここでB部隊が、即行アクションで一斉に「戦慄すべき咆哮」発動。
全員が意志STを要求された結果、クリスとミャックが麻痺。ラグナーとミライグも1R怯え状態となる。ヤールとセムネはグレーター・ヒロイズムが残っており無効。
続いて一斉射撃が一同に降り注ぎ、フィクル・ウィンズ呪文による無効化は全員失敗。
4d8+5+4d6（負のエネルギー、反応無効）が一行を襲う。

ラグナー：「1発の矢でダメなら1,000発の矢をってやつか…」
セムネ：「危ない！」
ミャック：（（ヒイ））

矢を受けた上で頑健STを落としたクリスとミライグは、こちらもまた麻痺。
とはいえアタッカー三人が無事だったので、続くヤールのフルアタックとラグナーの突撃強打でB部隊も壊滅。
これまた「ガッツ」もとい「不死の軍団」能力で立ち上がったものの、リソース温存のため行動を後らせていたセムネがポイ投げした錬金術師の火で敢えなく燃え尽きたのだった。

ラグナー：「よっしゃ、叩き潰したぜ……なにィ！？」
不死弓兵部隊B：ガッツ！！
ラグナー：「なんてガッツのあるやつだ！」
セムネ：「…錬金術の火でいいわよね」ぽーい。
GM：錬金術の火を投げられてしにました。ボトボトボトボト。
クリス：弓兵部隊解散
ミャック：「元気なアンデッドだった・・・」

苦労はしたものの、ベイコクといえば+1コンポジット・ロングボウが標準装備。
それがトループともなれば何十個と手に入るだろうとウホウホしていた一同に、GMから「トループのルール適用すると、敵が何体だろうとドロップ品はひとつだけだお」と冷たいお言葉。

ラグナー：「おおおい！　ヤーーール！　なんてことしやがるんだあああ！　戦利品がズタボロじゃねえか！」ｗ
ミャック：「おめーよぅ。物は大事にしろよぉ」
ヤール：「知らねえよ！　こっちが聞きてえよ！　こいつらの受け方が悪いんだよ！」
ラグナー：「たしかに一斉に弓で受け止めていた気がしてきた」


一同激しくブーイングしたあと、八つ当たりじみた身内の醜い罵倒RPをエンジョイするのだった。
戦利品
    • ＋1コンポジット・ロングボウ［【筋】＋4］ ×2
    • ＋1ダークリーフ製スタテッド・レザー ×2



その10 「ゲロ以下の臭いがプンプンするぜ！　−ピットハグとカワイイ汚物たち−」10:30

セムネがエントランスから大小の扉を調べた結果、大扉のほうに物音を察知したためそちらからエントリー。

格間つきのアーチがこの高い天井を支えている。
小さな鉄格子の檻がアーチの穹稜から吊り下げられており、中には赤く輝く目を持つ黒い影がたくさんすいすいと飛び回っている。
部屋の両サイドにあるアルコーヴにはどうも着色された図像的な彫像が展示されていたようだが、
石膏が削られてまるで地獄の奥底から湧き出てきたかのような歪んだ彫像がそこには残っているのみである。
北西と南東には両開き扉の出口が、南西には急勾配の下り階段が見える。また、部屋の中は硫黄とゴミの臭いが強く漂っている。

部屋の奥まったあたりには霧が出ている。その奥から、無数のレムレーがうようよと這いずってきた。
一方、知識判定の結果、みっつの鉄檻の中の影はヘルワスプスウォームと判明。
霧はフォッグ・クラウド呪文によるもので、霧を見通す能力を得ているクリスはその奥にピットハグが潜んでいるのを確認した。

ラグナー：「ひでえ有様だな」
ヤール：「くっせえくっせぇ、表も臭えし中も臭えなんてひでえ所だな」
ラグナー：「最悪の部屋に最悪の奴らがみつしりとつまつてやがる。もう帰りたくなるぜ」
レムレー
アドバンスト・ヘルワスプスウォーム
多次元会の虫で毒あり。無防備状態のクリーチャーに寄生する。
敏捷ダメージの毒を持つ。
DR／善、スウォームゆえに物理無効

ピットハグ
ヌラグラ、というネームドキャラらしい。恐らくはクラス持ち。





ヌラグラ：「イッヒッヒ……ナニが来たかと思ったらどこからきたのか……人間みたいなやつらだねぇ」（地獄語）
ヌラグラ：「この城の死体はアタシのもんだわぁたさないよぉ…」（地獄語）
ヌラグラ：「あんたたちがあたしの捜し物を邪魔するっていうなら……いや、邪魔だね、コロス」

クリス：「何言ってんのかわからないな」
セムネ：「スカルド語で喋りなさいよ！」
ヤール：「おいクリス、あの化けモンは何言ってんだ」
クリス：「お前みたいなたくましい体がすきだと言っている」
ラグナー：「相変わらずハグにはモテるな」＞ヤール
ヤール：「うげっ、ちょっと俺の趣味じゃねえからノーセンキューだぜ」
ミライグ：しんいかんｐ…… ＞クリス

戦闘はいろいろ有利な状況が重なったこともあり、前半はさっくりと片づく。
群れなすレムレー・トループはクリスの呪文で加速したヤールの全力攻撃で即動かない方の肉塊となり、
ピットハグのヌラグラが即行テレキネシスで解放したアドバンスト・ヘルワスプスウォームは未だ効果をもっていたフィクル・ウィンズ呪文の風壁の前には無力。
やや焦りつつもハグは怪しげなオーラを展開し疲労状態を撒き散らす。これでヤールが激怒状態を解除されてしまうが、ミャックのパージング・フィナーリ呪文が疲労*13を除去。

ラグナーの攻撃は鏡像を砕いて終わるが、続くヤールの再激怒フルアタックが3体の鏡像を無視して4発中2発を当て、120点ほども削った。

しかし、ここでヌラグラさんの反撃ターン。
ヌラグラは即行アクションからの呪文詠唱（呪文戦闘）で《威力強化》コーン・オヴ・コールド呪文を発動。
呪文発動をトリガーに待機していたクリスのマジック・ミサイルもシールド呪文とおぼしき障壁で弾いて、11d6の50％増しダメージを炸裂させる。*14
更にトライデントによるフルアタックをヤールに繰り出し、当然の様にフルヒットして212点ものダメージを与えた。



クリス：「やったか！？」
ヤール：「やられてねえよ！」
ヌラグラ：「やったか？！」
セムネ：「ちょっと！？」
ラグナー：「やられたか！？」
ヌラグラ：「んなアホな？！」
ミャック：「お前どっちの味方だ」

ストーン・スキン呪文が無ければさすがのヤールもミンチになりかねない猛攻だったが、ここで被害に備え手番を遅らせていたミライグが即ヒール。
150点治療しておおむね勝負あり。
ラグナーが鏡像をパリンパリン割ったところに復活のヤールのテツボウがブンブン振られ、ヌラグラさんは累積350点ぐらいのダメージを受け、気絶を通り越して肉片になったという。

ヤール：「こいつは死体を集めて何してたんだろうな」
ラグナー：「ババアの置いた掃除夫じゃねえの？」（雑
ミライグ：「気にはなるけれど、ちょっと話を聞ける状態ではなさそうね。」
戦利品
    • +2 unholy trident,
    • 総計2,500gpのブレスレットとアンクレット。

疲労状態はレッサー・レストレーションのワンドで回復。
ダメージはミライグがエネルギー放出でいい目を出し、ワンドを重ねて治療してくれた。

ミライグ：10d6 エネルギー放出　Pathfinder : (10D6) → 37[5,1,4,2,6,3,5,4,2,5] → 37
ミライグ：ほら、期待値を超えましたよ！
ミャック：「ここでいう期待値って、確率的な期待値じゃなくて、そのPLに対する期待の度合いだよね。
ミャック：「そういう意味ではすごく超えた」




その11 「汚物の奥にはまた汚物・前編」10:35


ハグの部屋から地下へ延びる階段。その奥になにやら動くものがあるので調べてみると――

ヤール：「クリスありゃあなんだ！」
ラグナー：「ス、スライムか？」
GM：GIANT ENTROPIC ADVANCED DARK MATTER ENTROPIC OOZE
ラグナー：「エントロピックがダブってない！？」
ダークマターエントロピックウーズ
ネガティヴエナジーチャネルで回復する。
120ft以内の生命を探知。
魂を貪る：こいつに殺されるとエントロピック・ウーズを破壊するまで蘇生できなくなる。
生命力吸収あり。1回HITで3Lv。ただしフルアタックはしてこない。



名前からして厨二感＆末世感あふれまくる、ダークマター・エントロピック・ウーズなる摩訶不思議クリーチャーとの対決！　次回お楽しみに！（ヤケ


その12 「汚物の奥にはまた汚物・後編」[Session : 2017.9.5]


漆黒の渾沌流体：ウジュルウジュル

ラグナー：生命力吸収3Lvとかひどいこと言ってましたね　＞エントロピック
ラグナー：レストレーション呪文がグレーター一発しかのこってない今、直接戦闘はなるべく避けたい…
ラグナー：いっそデス・ウォードをリミテッドウィッシュで再現してもらって、ヤールに賭けて殴り殺すとかは？
セムネ：デスウォードをかけるときって結構やばいときで、レベルはあまり関係ないので巻物で買っても良いよね。
クリス：案 リミテッドウィッシュからウォールオブストーン作って終わり

相談の結果、押し寄せるウーズを食い止めるべく、クリスがリミテッド・ウィッシュ呪文で再現したウォール・オヴ・ストーン呪文を使用。
ウーズとの間の通路に石の壁*15を5枚展開して遮断した。
また、ファーサイト言霊を石壁の向こうに飛ばし、ウーズと石壁の状況を把握する。



とりあえず時間を稼げたと判断、先の大扉を調べていると、

漆黒の渾沌流体：ズン！（シークレットダイス）

セムネ：「…叩いてるわねー」
ヤール：「……破ってくるかぁ？」
ラグナー：「うひょー、揺れてる揺れてる。ディスインテグレイト能力とかありませんように」いやほらエントロピックとかヴォイドとかいうからｗ
ミライグ：「扉を砕く音。こんな言葉をご存じ？　今や彼ら至れり、我ら逃げることあたわず。」
ラグナー：「い、いまわのときが来ないこと祈るぜ」最悪のタイミングで背後からきませんようにｗ
セムネ：「不安だけど、先に行きましょうか」
ラグナー：そうするか…「こんな汚物だらけの部屋にいられるか！　オレたちは先へ行かせて貰う！」

そういうことになった。


その13 「女王ブレマギール」 


縦長の広間が要塞の奥深くまで続いている。
最奥で存在感を放つは長い時間をかけて冷却された溶岩の巨塊であり、それがこの空間の終端となっている。
部分的に火山岩に埋もれている大きな鉄の玉座がある。玉座は、赤い縞大理石製の磨き上げられた高壇の上にあり、玉座も壇も分厚い霜で覆われている。
北東の壁高くにある小さなバルコニーはこの広間全体を見渡す位置にある。



ラグナー：玉座じゃねーか！ｗ　ラストステージじゃねーか！っｗ
セムネ：「ビンゴかしら？」

ミライグ：ただのスケルトンかもしれないじゃないですか！
ラグナー：ミライグがそういうならスケルトンなんだ！　ミライグは〈知識宗教〉に詳しいんだ！

現実逃避はそのへんにしなさいｗ

ブレマギール女王：「我が城を我が城を侵す痴れ者ども、なにが目的かあああああああああああ」
ブレマギール女王：知らない言葉で叫ぶ

ヤール：「何言ってんのかわかんねえ、タルドール語で喋れよぉ」
ラグナー：「まるで地獄の底から響くような声だな」
クリス：「恐ろしい、殺すしかない」

クリスはヴァシュリクの土着言語じゃないかなーと〈言語学〉で推察。

セムネ：「…あなたがブレマギール女王？」
ヤール：「後ろがつかえてんだ、さっさとこいつぶん殴って帰ろうぜ」
ラグナー：「哀れだとは思うが、貴様に預けたババアの力を返して貰いに来た。その王冠、もらい受ける」

ブレマギール女王：「この感じ……この力の波動はっ」
ブレマギール女王：「おまえええええ、おまえええええかあああああああ」
ブレマギール女王：「ここであったが千年目えええええええええええええ」
ブレマギール女王：「「「おのれ、おのれ、バーバヤーガ！！！！！」」」

ラグナー：「おのれバーバ・ヤーガ！！　…は、ついオレも言ってしまった」
ヤール：「おのれバーバ・ヤーガ！」



ウィンターワイト、女王ブレマギール
脅威度17、ファイタークラスつき。神話級インヴィンシブル・テンプレートが乗っている。悪夢か。べすてぃあり2らしい
周囲10ftが冷気のオーラ、コーン・オヴ・コールド無限回、高速化ウォール・オヴ・アイス1日3回
呪文抵抗やらなんやら。ルルブみておｋ
剣とかはもってない。素手で来る。
火に対する脆弱性
グレイヴナイト
ファイター付き、「矛」が炎上するバルディッシュ装備。「盾＋剣」はバッソとヘヴィシールド装備。両者ともフルプレート。

既に火力の一翼を担うセムネの爆弾は底を尽き、ヤールの激怒とミャックの呪芸もかなり消耗している。
一行の生命線であるミライグも、主要な呪文*16の大半を失っていた。

戦場右手上方のバルコニー方面からは増援と思われる騎士たちの足音。背後からは石壁をひたすら叩き続けるウーズの気配。
下手に時間を稼がれると、どう転ぶかわからない土壇場の状況で戦闘開始。



開幕早々、矛騎士が突撃してPCらの足を止め、盾騎士は女王との間に立ちはだかる。
女王からはグレーター・ディスペル・マジックの範囲型が飛んできて一同戦慄するが、幸い解呪判定が振るわずワンドでかけたディレイ・ポイズンやエンデュア・エレメンツが解ける程度で済んだ。
しかし続いて飛んできた即行ウォール・オヴ・アイス呪文により、前進していたセムネが氷壁のドームに囚われてしまう。

速攻をかけるべくミャックの呪文でラグナーが矛騎士の背後に瞬間移動。
すかさずヤールの挟撃フルボッコで矛騎士、撃破。おまけのようにセムネを囲む氷壁も粉砕。さすがのパワーである。
ラグナーは自ターン、クリスの言霊で加速し盾騎士に迫りフルアタック。しかしながらさすがに盾型は硬く、撃破するには至らず。



そこへバルコニーから、矛盾それぞれ二体の騎士達がフェザー・フォールで降下、次々とラグナーに斬りかかってくる。
予想より早かった増援に、さすがの冒険者たちも渋い顔。

ラグナー：「こいつぁタフな状況だ」
セムネ：「…多いわねぇ」
ミライグ：「これはいよいよまずいかしらね。」

ミライグ：「あれを使うしかないようね、悪役の呪文で印象は悪いけれど……
ミライグ：「五指爆炎嵐（ラ・ウ・モ・ナー・ロ）（指を一本ずつ立てながら）」

ヤール：この時を……待ってた
ラグナー：なにそれかっこいい（たぶんしらないな



呪文抵抗突破に特化したミライグが満を持して放ったフレイム・ストライク呪文は、易々と敵のSRをブチ抜いて炎の渦に沈めていく…が！
意外にも騎士たちは[火]への完全耐性を有しており全くの無傷！！　脆弱性を持つ女王もSTに成功し、十分な威力を発揮できずに終わった。

ラグナー：「ばかな、あの爆炎を受けて無傷だと！？」
セムネ：「私が先に試せば良かったわね」
ミライグ：「ふむ。けっこう楽しみにしてたのに、ちょっと残念ね。」
ミライグ：高笑いする気満々だったのに！
ラグナー：高笑いしたカットをコラで作る気満々だったのに！ｗ

つくってみましたｗ

その後は教訓を活かしたセムネの力場爆弾と、ミライグを狙った女王の17d6ダメージのポーラー・レイ呪文が交錯し謁見の間はえらいことに。
迫る前衛を孤立させるべく、女王が新たに築いたウォール・オヴ・アイスをクリスとミャックがすかさず解呪。
背後のウーズはひたすら壁を叩いて壊す。
ヤールと矛騎士三号の乱打戦は重症を負いつつもヤールが制し、矛騎士二号を叩き潰したラグナーが、《発動妨害》を起動して女王に肉薄する。



ラグナー：「よっしゃ、間合いに入ったぜ！」これで騎士のタゲがヤールからこっちへ来るだろ
ブレマギール女王：かけつけようとする近衛盾たちにむけて左手をかかげる

指示を受けてヤールとの戦闘に専念することにしたらしい騎士たちがヤールに迫る。
その猛攻でヤールのHPが140点以上減ったかとおもうと、ミライグのリーチ・ヒールで150点治るというものすごいスピード展開。
一方、がら空きになった女王にはセムネの火炎爆弾が殺到。一発は「妨害攻撃」で弾いたものの、脆弱性を突かれ140点ちかいダメージを叩き出す。

そこから女王とラグナー、セムネの壮絶な撃ち合いがはじまる。
女王の爪と牙は「弱点の利用」能力で高めたACと、ミラー・オヴ・ガーディング・リフレクションズの幻像でしのぎ、
ラグナーの連撃とセムネの爆弾がそれぞれ100点ちかいHPを奪っていくが、女王は「妨害攻撃」とDRと高速治癒10でこれに対抗。
2ラウンドを経て累積ダメージが300を超えても女王は倒れず、一方ラグナーには徐々にダメージが蓄積していく。

ラグナーを叩きのめしつつも、女王は騎士たちを引きつけなぎ倒していたヤールが迫ってきたのを察知。
高速化ウォール・オヴ・アイスを三度使用し、ヤールを隔離しようとするが、

ブレマギール女王：高速化ウォールオヴアイス
ブレマギール女王：天井までの氷の壁を作ろうとする
ラグナー：「こいつぁまた、ニクい歓迎をしてくれるじゃねえか……」（汗
ヤール：1d20+12-1+4 反応ST 毒、呪文、擬似呪文に対するセーヴに+2種族ボーナス　Pathfinder : (1D20+12-1+4) → 20[20]+12-1+4 → 35
ブレマギール女王：「●●？！」
ヤール：「旦那を一人にゃさせねえよ！」
ラグナー：「ヤール……あんたが相棒で本当によかったぜ」

部屋に飛び込んできたクリスの巻物リーチ・ヒールが、重症のラグナーを立て直す。
女王はヤールの《怒りの蛮行》つきフルアタックを「妨害攻撃」で捌ききった*17ものの、

ヤール：「ちいっ、テツボウがいなされる」
ラグナー：「ヤールの猛攻をすべて躱しきった！？　すげぇ戦士だなアンタ」



しかし、女王の悪運もそこまで。
続くラグナーの連撃で、ついに女王ブレマギールは沈んだのだった。最終的な累積ダメージは387点に達したという。

ブレマギール女王：ギロリ
GM：周囲の氷が復活していきブレマギール女王の身体を再度こおりつかせ
GM：ぱりいーん、と彼女は砕け散った

ラグナー：「あんたは未来の我が身だ……オレたちはあんたの轍は踏まねえ。だが、あんたの怨みも忘れねぇよ」
セムネ：「ふぅ…何とか倒せたわね。良かったわね」
ヤール：「ほんっとうにしんどい奴らだった」
ミライグ：「ふう。ほんといつもギリギリだわ。そろそろ隠遁したいものね。」
ラグナー：いやあおっかなかった。あとは後ろから来るショゴスをだな……
戦利品
  • 近衛盾　以下の装備が3人分
    • ＋2フル・プレート、
    • ＋1フレイミング・バルディッシュ
    • ベルト・オヴ・フィジカル・マイト＋2（筋力、敏捷）
    • ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ＋2
    • リング・オヴ・プロテクション＋2
    • リング・オヴ・フェザー・フォーリング
  • 近衛矛　以下の装備が3人分
    • ＋2フル・プレート、
    • ＋1バスタードソード
    • ＋1鋼鉄製ヘヴィシールド
    • ベルト・オヴ・フィジカル・マイト＋2（筋力、敏捷）
    • ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ＋2
    • リング・オヴ・プロテクション＋2
    • リング・オヴ・フェザー・フォーリング
    • アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー＋2
    • 高品質ジャヴェリン×3
  • ブレマギール
    • ベルト・オヴ・インクレディブル・デクスタリティ（+4）
    • ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ（+4）
    • 青真珠のネックレス 2000gpの勝ち
    • 金の王冠




その14 「大戦果からの絶望的脱出・前編」


一息つく暇もあればこそ、回復と戦利品の確保をしている間にウォール・オヴ・ストーンがまた一枚突破された気配。
しかもここにきて、女王の頂いていた王冠が魔力をもたないダミーであると判明。俄然焦る一同。
とりあえず玄室の扉を閉じて時間を稼ごうと、ミライグが扉にかけよるが、扉の重さに移動アクションでは閉じられず…。

ミライグ：「こん、な、言、葉、を、ご存、じ！？」（扉を必死で押しながら

GM：開けゴマ？
セムネ：「…なに？」
ヤール：「扉閉める時の格言なんてあるのかよ」
ラグナー：「あのティーカップより重いものを持ったことなさそうな金髪さんが！」

バターン！！（石扉が閉じる

漆黒の渾沌流体：扉をガンガン叩く
漆黒の渾沌流体：デテコイオラァン

ミライグ：「ふう。扉と言うのは、我々が通った後のことを指すものである。ってね。」
ラグナー：「お、おう。がんばったな…」



石扉をすごい勢いでぶっ叩く音に怯えつつ室内を調べた結果、セムネが西側の床に隠し扉を発見。
その奥には何とブレマギールの隠し宝物庫が！！
戦利品
  • 壁に並べられた8つの木の枠箱
    • ヴァシュリクの剣と冠が押印された金インゴット×80（それぞれ200gpの価値）
  • ビロードが裏打ちされたマホガニー材の金庫（これ自体70gpの価値）*18
    • ポーション・オヴ・ディスプレイスメント
    • ポーション・オヴ・フライ
    • ポーション・オヴ・グッド・ホープ
    • ポーション・オヴ・ヘイスト
    • ポーション・オヴ・ヒロイズム
    • ポーション・オヴ・ノンディテクション
  • プラチナ製の小箱（カスケット）（これ自体2000gpの価値）
    • リング・オヴ・マインド・シールディング
    • 絹に包まれた書物（絹は50gpの価値）＝トウム・オヴ・リーダーシップ・アンド・インフルエンス（+3）
    • エメラルドとトパーズのネックレス（5200gpの価値）
    • 金鎖につけられた彫刻された赤い宝石＝ペリアプト・オヴ・ウーンド・クロージャーを装ったペリアプト・オヴ・ファウル・ロティング
  • 部屋の角にある鎧立てにかけられている鎧一式
    • +1スペル・レジスタンス・ハーフプレート（SR19）
  • ランダム表でさかなPが獲得した品
    • スタッフ・オヴ・レイディアンス
  • 部屋の角に無造作に投げ捨てられた黄麻布
    • 多数の美しい宝石のついた職人技の粋を凝らした金の王冠


セムネ：「これは金だわね」
ラグナー：「姉さんが隠し戸を見つけてくれて助かったぜ」
ラグナー：「しかしさすがは一時は栄華を誇った女王の財産だ」
ヤール：「こいつが本物か」

目的の品と思しき王冠をセムネが手に取った瞬間。彼女の脳裏に不可思議なヴィジョンが浮かぶ。
セムネは人形とふたり、豪奢なテントの中にいた。そこは先ほど目にしたマメットクルのテントだった。
そこは血の海になっており王冠をかぶったマメットクルの生首が豪華なウォールキャビネットの上に安置されている。
その時にセムネは「これで帰れる」と感じた。

セムネ：『テントが血の海に？』
セムネ：「………はっ」

ラグナー：「どうしたんだねえさん、かおいろがわるいぜ」
ラグナー：「そいつ（王冠）をマメットクルに見せれば、小屋に帰してもらえるんだったな」
セムネ：「実は…」

今目にしたヴィジョンを仲間に語るセムネ。
また一筋縄ではいかない企みがあるのかもしれない、と悩むものの、
まずはあの戦ってもイイコトなさそうなウーズを放置して、ここから脱出しようというところで今回は終了。

漆黒の渾沌流体：オラアンあけろ　オラアアン！！！



その15 「大戦果からの絶望的脱出・後編」 [Session : 2017.9.12]


前回に引き続き、生命探知能力で追ってくるGIANT ENTROPIC ADVANCED DARK MATTER ENTROPIC OOZEから逃れねばならない。
しかし侵入時のルートはウーズに塞がれており、そちらからの脱出は困難。
やむなく一行は前回、近衛騎士たちが下りてきたバルコニーへと上り、その先に脱出路を探すことになる…



ラグナー：「ここでウロウロしてると奴がおいついてくる。壁ぐらい上るだろうな、アレ」
ヤール：「でけえし余裕で上って来そうだな」

かろうじて残っていたコミュナル・エア・ウォークでバルコニーにあがると、そこは待機部屋とおぼしき空間で、左手には牢獄跡。
ここで全員で先に進むと、生命感知でこちらの位置を把握しているウーズがエントランス方面に回り込みかねないので、
一番生命反応が強そうなヤールにバルコニーから謁見の間を監視して貰い、その間に他のメンツで出口を探すことに。

壁に沿って寝台が列を為している。部屋の中央には大きなテーブルとベンチの残骸が散らばっている。
部屋の北西部、錆びた鉄壁に鉄扉が備え付けられており、扉の隣の壁には冠と剣のシンボルが刻まれている。
南西にあるアーチ道はその下にある大きな部屋を見渡すバルコニーへ続いている。

セムネ：「きゃー！」


牢獄を調べていたセムネは、知力判定の結果謎の幻覚に襲われる。装備を剥ぎ取られた全裸状態になり、牢獄に囚われている自分。
どうやらベイコクに捕まると、ここに幽閉され女王から拷問を受けることになっていたらしい。

ラグナー：「セムネこっちだー」
セムネ：「は、はーい……幻覚見てた…」
ラグナー：「変異薬が悪いほうにキマったんじゃねえか」
セムネ：「私の薬は完璧よ」
ヤール：「見張っとくから早くしてくれよー」


南側の先には何故かベイコクの残骸がゴロゴロした部屋。
ベイコクの残骸のなかには、おそらくは魔法の武器とおぼしき弓矢も混じっている。

南側の扉の先には小部屋があり、かつてはクロークだったと思われたが、

ラグナー：「おお、ここからも出られるぞ！？」
セムネ：「ん、出れそう？」
ラグナー：「ナイスだセムネ！　これでホールを通らずに済むかも」この部屋の下り階段の先の扉は、開けたことないから閉じてるよね
ヤール：「ホールを通らないでいいのかー！？」
ラグナー：「どうやら出られそうだー！」
ラグナー：「そっちはどうだーどうだーどうだーどうだー（残響

というところで、魔法探知したミャックがクローク内に魔法反応を察知。
奥にある棒きれのようなものが魔力を発しているらしい。
それをラグナーが取りに行こうとしたところ、とつぜんセムネが。

セムネ：「…何かいるわ！　水の中！」
穢れた液魔：ズボォッ
ラグナー：「エンゲーージ！　水中の監視者だ！」



現れたのは、オーモクスという汚物のデーモン（脅威度12）らしい。
異常に早いイニシアティヴで、先手取って粘液をセムネとラグナーに浴びせてラグナーを盲目化。
さらにアシッド・フォッグ能力でクローク内を視界の通らない強酸の空気で覆い尽くす。

ふだんなら十分に戦える相手だが、既にリソースが枯渇した一行にとっては厄介な相手。
しかもこのあと、マメットクル氏ともう一戦まじえる可能性が高いともなれば、さすがに関わっては居られない。



結局、ラグナーが何とか手探りで魔法反応のあった棒を拾ってから、クイックランナーズシャツを起動して酸の雲から何とか這い出してくる。
もはやこれまで、とミャックがバーズ・エスケープ呪文を使用。
ウーズもオーモクスも放り出して、即座に城塞の門の外へ瞬間移動し脱出することが出来たのだった。*19

ラグナー：「ふうううう、いやあどうなるかと思ったぜ。ナイスだミャック」
セムネ：「そうね。良かったわ」
ミャック：「おいら有能だなー」フンス
ラグナー：「ところでクリス…呪文で汚れおとしてくれないか…」


一息つきたいところだが、女王の消滅と共に火山活動が急速に活発化。
どうやら猶予はないとみて、一行はいそぎマメットクル氏の待つ天幕へ向かうのだった。
戦利品
    • スタッフ・オヴ・ヘヴン・アンド・アース（6ch）



その15 「背信のマメットクル」11:10


天幕に帰り着くまでに時間がだいぶ経過したのでバフを掛け直す。
例によって天幕の中からはマメちゃんとオンナたちがキャッキャウフフする声が漏れ聞こえてくる。
今回は変身・幻覚対策として、ミライグがトゥルー・シーイング呪文をヤールに使用してからのエントリーだ。

ラグナー：「お楽しみのとこすまねえな。お邪魔するぜ」ばさっ
ヤール：「用事はもう終わらせたぜ、てえへんだった」

マメットクル：「ほうほうほう、生きて帰ったか」
マメットクル：「首尾はどうだったのかね、まさか逃げ帰ってきたのではあるまい」

ヤール：「あの悲惨な女王が被ってた王冠ならそこにあるぜ」
クリス：「俺達が危険を賭して得たものがこれだ。馬鹿げてるとは思わないか」（フェイクのほうの冠を）マメットクルの方に投げる

マメットクル：「ああまったく馬鹿げているな」どうやら、何らかの能力で偽物だと見抜かれている模様。
マメットクル：「まあそのような魔法の品ですらないものがバーバヤーガの力を宿しているわけがないからな？」

ミライグ：「こんな言葉をご存じ？　光るものすべてが黄金とは限らない、とね。」
ヤール：「女王が被ってたのはその偽モンなんだぜ」

マメットクル：「では本物を我に渡してもらおうか？」
マメットクル：「いや、殺してでも奪い取る！！！！！」

マトリョーシカ人形：（こ　ろ　せ） ＞クリス
マトリョーシカ人形：（ s l a y ）

クリス：「バーバヤーガの言伝だ」
クリス：「死ね」


マメットクルと女達に殺気走る。どうやらフェイク作戦は通じなかった模様。
一方、その間にヤールはトゥルー・シーイングで強化された視力を用いて女達の正体を見極めようとするが、

ヤール：1d20+3+2 〈知識：次元界〉１　Pathfinder : (1D20+3+2) → 8[8]+3+2 → 13
ヤール：1d20+3+2 〈知識：次元界〉２　Pathfinder : (1D20+3+2) → 8[8]+3+2 → 13
ラグナー：（ヤール、どうだ。あのオンナどもは）ひそひそ
ヤール：（おう、あいつら化粧上手いよな）ひそひそ
セムネ：「（ふうん、ティーフリングかしら）」
ラグナー：（そうか、どうやら普通の人型生物か）

正体は見えているようだが全く情報が得られない！！（爆笑）
やはりこういうときは、知識担当にかけるべきだったか…ｗ

そんなやりとりの裏で、以前ネシャートちゃんを口説いていたミャックからは、

ミャック：「あー、告白とかしないでよかったぁー」
ラグナー：「けっこう告白スレスレの発言をしていたような」
ミャック：「あの程度ではただの交流にすぎない」
ラグナー：「まじか。進んでんなあ」
ミャック：「まあ、異性と付き合ったことないんですけどね」
ラグナー：「そうなの！！？？」
セムネ：「そうなの？」

ラグナー：「マメットクルの裏切りより驚いたわ…」

まさかの童貞宣言が…（笑）

いよいよマメットクル氏は段平を抜き放ち、女達が次々に正体を現して戦闘開始。
タンナーズ・タスニム・イスラはアドヴァンスト・シラ、フィクリヤ・ネシャート・マライカはアドバンスト・パイラカのローグクラス持ちだと判明。





機会攻撃を掻い潜ってイスラの背後をとったセムネの協力をうけ、ラグナーの連撃が冴えて、イスラを1ターンで満身創痍状態へ追い込む。
続いてクリスのマス・サジェスチョン呪文が飛び、マメットクルとネシャートがSTを落とす。

クリス：指示内容は「君たちは障害を通常攻撃で殴って殺すのが一番早いのではないか？」



マメットクル：「我が筋肉で王冠を我が者にしてくれるわああ！」
クリス：「お前は元々殴ってくるだけだと思ってたんだが」
ミャック：「神話級のアホめ」

呪文を受けたネシャートは、
ヤールとラグナーの機会攻撃をダブルで食らいつつもなお、物理攻撃でミャックを襲う。

ミャック：「ネシャートちゃん、善か中立にならないかい？」
ネシャート：「私を口説いたからにはどこにも逃がさないわよ」

マメットクルはサジェスチョンを自ターンSTで解除。

マメットクル：「は！筋肉は素晴らしいが今は他にも方法があるはずだ！魔術師め、やりおったな！」
クリス：「その立派な剣で殴る以外の何かができるなら見せてほしいもんだな」
ラグナー：「そのまま掛かってこい！　武人の意地があるのなら！」ｗ

とはいえ、やはり物理攻撃が最強の攻撃手段であるらしい。
神話級強打・薙ぎ払い・ヴィシャス武器でヤールを殴りつける。さいわいクリティカルはしなかったが、薙ぎ払いが隣のラグナーをも襲う。
幸いこの攻撃はらぐなーが躱して空を切った。

そしてヤールとマメットクルの壮絶な叩き合いが始まる。
3rdアタックあたりの巻き添えを食って何となくイスラが叩き潰され、それにより《追い打ち》を貰ってマメットクルが殴られたりもした。

クリス：「低いBABを死にそうな雑魚に吸わせることでフルBABで殴るという本当に激怒してるのか疑わしい動きだ」
ヤール：「どうだ、やり返してやったぜ。かかってきな！」
マメットクル：「グハハハハハハ！！！面白い、やるではないか！やるではないか！！」
ラグナー：「ヤールとパワー勝負かい？　そいつぁ命知らずだな」
ヤール：「てめえ結局殴り合いになるんじゃねえか」

ミライグの治療に続いて、マメットクルの2ndターン。*20
強烈な攻撃が続くが、幸い1度は出目1で外れ、直後のクリティカルはミライグが《神聖なる干渉》能力で振り直させ、通常成功に落とす。



ミライグ：神聖なる干渉、Lｖ１スロットを消費するので—1ペナルティ
ミライグ：「我が神はその蛮行をお許しになりません。」
マメットクル：「む？！急所をとらえたと思ったが…？！」
ラグナー：「今のは金髪さんの術か！　やるねえ！」クリティカルを消したのはデカイ
ミャック：「なにがおきている？」
ヤール：「ミライグが居る限り俺は倒せねえよ」

しかしここから、敵が搦め手に出る。
タスニムの呪文でヤールが疲労状態となり、激怒が強制解除。ぷしゅーっとサイズがしぼむヤール。
さいわいクリスがブースト・アクセラレイトしてアクションを追加し、手持ちのレッサー・レストレーションのポーションを準備。
セムネがそれをバトンタッチして受け取り、機会攻撃を掻い潜ってヤールに飲ませることで疲労状態を解除した。

フィクリアはラグナーに怪しげな術をかけるが、ラグナーはフォーリーフ・クローヴァーを起動し意志STに成功してこれに耐える。

ラグナー：「悪いな！　オレには待ってる女がいるんだよ。おっかねえのがな」
セムネ：「そうなのね」
ミャック：「なにをする気だー」
ミライグ：「またいい土産話ができたわね。（紅茶ずず」
ラグナー：「不安になることを言わないで頂きたいっ」ｗ

しかし軽口もここまで。
続くマメットクル氏のターンでラグナーにクリティカルが飛ぶ。幸いクリスが前に使用していたイル・オーメン呪文のおかげで、これは通常ヒットに落とす。
更にヤールに強打ガンガンガンとクリーンヒット。ミラー・オヴ・ザ・ガーディング・リフレクションズの幻像も通じず、遂にヤールが死亡。
まだ攻撃回数が残っていたため、避けてヤールの死体を踏みつけ、ミライグを襲う。ラグナーの《撤退阻止》はよりによって「出目1」でスカ。



マメットクル：「うわっはっはっは！」
ヤール：へんじがない　ただのしかばねのようだ
ラグナー：「くそお、こいつぁ厄いぜ」

ここでミャックのグリッター・ダスト呪文がマメットクルに「怯え状態」もあって通じ、その隙にミライグはブレス・オヴ・ライフ呪文でヤールを蘇生する。
そこへマメットクル氏渾身の神話薙ぎ払いがミライグにクリティカル、ミャックとクリス、ラグナーをも巻き込んで全員ズタボロに。

しかし彼の奮闘もここまで。
唯一ファルシオンを掻い潜ったラグナーの連撃が続けざまにヒットして、ようやくマメットクル氏は倒れたのだった。

ラグナー：「よっしゃ貰った！」
タンナーズ：「マメットクル様ーーーー！！！！！！！」
ラグナー：「お前たちもこうなりたいか！」＞all

正直、まだピンピンしているオンナ達相手ではこの先どう転ぶか分からなかったが、このハッタリが奏功して忠義にかられた女達は次々に殉死。
リソーススッカラカン状態からのラスボス戦は終了したのだった。悪夢かｗ
戦利品
  • パイラカとシラ
    • 1000gp×6の宝飾品
  • マメットクル
    • ウォーブリンガー（大型用）
    • 7000gpの宝飾品
  • 絹のパビリオンは普通の野天幕だが非常に高品質である。天幕と家具類あわせて8000gpの価値（ただしまとめると2200ポンドで大きな馬車2台分である）
    • PC全員とラグナーの霊狼で運べたのは4,500gpぶんだった。


一行がセムネの幻視どおり、マメットクル氏の首をとってキャビネットに置くと、ゲートが開き見覚えのあるナナカマドの樹の前に戻ることが出来たのだった。

クリス：「なんだ、この仕組は」
ラグナー：「こいつの首自体がカギだったのか」
ヤール：「何でこれで戻れるようになるんだろうな」
ラグナー：「ババアが悪趣味な設定したのが裏目に出たんじゃねえの」
ミライグ：「なんにせよ、まったく気分のよいものではないわね。悪行には慣れないわ。」
ラグナー：「さて、帰ろうか。あの泉で身体洗わせてもらえるかな」
セムネ：「敵とはいえ、気が重いわ」


その16 「やっと休める！」


マトリョーシカ人形：（はやくしなはやくしな）
マトリョーシカ人形：（さあ、はやく、はやく！）


久方ぶりに、ヴィグリフの泉へ戻ってきた我々。
早々にマトリョーシカ（ママさんモード）から、呪縛解除をせっつかれる。
今回はマトリョーシカ人形と、マメットクル氏の首（王冠つき）を泉に沈めるのがキーなんだとか。
死んでからも酷使されているマメットクル氏である。
すると、又一枚殻が割れて、なかからひとまわり小さいマトリョーシカ（今回は普通にババア？）が出てきた。

クリス：「元気が出てきたな」＞マトリョーシカ
ラグナー：「ヴィグリフに怒られねえよな」
マトリョーシカ人形：ぶくぶくぶくぶく
マトリョーシカ人形：脳内に直接途切れ途切れのラジオのような声で
マトリョーシカ人形：「よ………やった……つｇ……は」
マトリョーシカ人形：「ほうび………やる……」

クリス：「え？なんだって？」
ラグナー：不快指数あがるわー
ミャック：「ババアうるせーよ」
ヤール：「何か、耳鳴りみてえな雑音が聞こえるんだが」

いろいろイジられながらも、ババアは一行に褒美として以下のどちらかの能力を与えてくれるのだった。
結果、セムネが呪文抵抗を。他の者はダメージ減少を選ぶ。
これがこの先、どう影響するかは分からないが…
魔女王の恩恵（力）
「ダメージ減少5／−」あるいは「呪文抵抗SR12＋キャラクターレベル」

一安心したところで、泉のあるじヴィグリフさん登場。

ヴィグリフ：「よく生きて帰ってきたね」
ヴィグリフ：「ふむ、君たちはその武勇でもって勝利したわけだ」
ヴィグリフ：「そして獲物を簒奪せんとする裏切り者も退けた、と」

ヤール：「一回死んだぞ」
セムネ：「何とかね」
クリス：「本当にな」

ヴィグリフ：「実にすばらしいね」
ヴィグリフ：「もちろんまだクエストは終わっちゃいないさ」
ヴィグリフ：「準備ができたらワタシに話しかけるがいい」

ラグナー：「いやあ…こんだけ消耗したのもひさしぶりだな。激怒も呪芸も爆弾も武芸も切れかけだ」
ミライグ：1d20+5 〈製作〉(紅茶)　Pathfinder : (1D20+5) → 14[14]+5 → 19
ミライグ：「ま、少しはのんびりさせていただきたいわ。」



ようやく一息つけるかと思いきや、ババアはすぐにでも次の試練を受けさせたいらしく騒ぎ出す。
ミャックを中心に総掛かりで〈交渉〉した結果、休憩と買い物、アイテム作成のため3日ほど時間を貰うことが出来たのだった。


第三のエッセンス ―― “死／Death”

Neth 22,AR4713 [Session : 2017.9.19]

その1「“死の剣”の真実を求めて」


ラグナー：だれかデス・ウォードのワンド（ハーフで10,500gp）一緒に買わない？　(´；ω；｀)
ラグナー：ミライグさん預かってくださいｗ　＞デス・ウォードのワンド

今回、PC一行が求めるべきエッセンスは“死”だったはず。
そりゃなんかもう警戒もしますさ。というわけでラグナー、ヤール、セムネでカンパしてデス・ウォードの半ワンド購入。
他にもスタッフをチャージしたり、ラグナーはパール・オヴ・パワーをミライグに預けたりとアタフタ。
前回のバーバ・ヤーガボーナスで貰った能力は、セムネだけが呪文抵抗獲得。他はダメージ減少を貰うことにした。

そんなこんなで三日ほどかけて買い物とアイテム作成を済ませ、バーバ・ヤーガの人形を手にヴィグリフの前に出頭する。
前回曖昧だった、バーバ・ヤーガのマトリョーシカ外見は「杖をついた老婆」と確定。



ヴィグリフ：「傷は癒えたかな？」
ヴィグリフ：「君たちはバーバヤーガの”運命”と”力”を回収した」

ラグナー：「次は“死”だったか」
セムネ：「デス、かしらね」
ヤール：「デスです」

ヴィグリフ：「そう、よく憶えていたね」
ヴィグリフ：「次に探さなきゃならないのは彼女の”死”さ」
ヴィグリフ：「彼女は、その力でもってただの定命の存在から昇華せんとするとき……」
ヴィグリフ：「バーバヤーガは強大な魔法を使って自分の”死”がすぐに見つけられないようにしたのさ」
ヴィグリフ：「そうすることで不幸や裏切りによる”死”に耐えられるようになった」

ラグナー：ほうほう。そういう意味では、コシチェイと同じだね。
セムネ：「リッチが経箱を隠すようなものね」

ヴィグリフ：「そしてバーバヤーガは自身の”死”を一本のアサメイに納めた」
ヴィグリフ：「それはとある魔女の持つナイフだった」
ヴィグリフ：「彼女はそれを死体の中のチェストに隠し、神秘の”ブヤン島”にあるオークの木の下に埋めた」
ヴィグリフ：「これでバーバヤーガはたとえ殺されたとしても大丈夫なようになった」

ラグナー：「なんと」原作のコシチェイだねｗ
ミャック：「死も必要なん？死んでもいいんかのう」

ヴィグリフ：「彼女が本当の死を迎えるためにはその”死”を回収し、肉体へ送り込む必要があるのさ」
ヴィグリフ：「皮肉なものだね。そうやって分けておいた本質が、今、彼女が復活するのに必要になるなんてね」

ラグナー：「死って、そんな物理的なものなのか？　よくわからないなあ」
ヤール：「概念いじくる連中はわけがわからねえな」
ミャック：「地球だとワインは血らしいし、そういうものかもね」

ヴィグリフ：「そう、さらにバーバヤーガは」
ヴィグリフ：「ブヤン島を大洋から引き抜いて小屋の隠された領域の1つに仕舞い込んでしまった」
ヴィグリフ：「もはや偶然その島に近付いてしまう者は誰もいない」
ヴィグリフ：「なぜなら、彼女の”死”に近付くには、まず彼女の”力”と直面しなきゃならないからね」
ヴィグリフ：「まさに君たちがやってきたようなクエストをクリアしないといけないわけさ」

ラグナー：「島を…引き抜く！？」
ヤール：「あのババアそんなに力が強かったのか！？」
ラグナー：「ヤールでもちょっと難しそうだな」＞島ひっこぬき
ミライグ：「比喩ではなく事実そうだというあたり、神に迫る領域というのは厄介だわ。」
セムネ：「驚くことでもないんじゃない？　エイローデンも島を浮かせたでしょ」それが今のアブサロムね。

夏の水着イベントか！？　いやなんでもない。

ヴィグリフ：「さあ、わかったかな？」
ヴィグリフ：「バーバヤーガを監獄から解放するのに、君たちは次はブヤン（Buyan）に行かなきゃならない」
ヴィグリフ：「そして彼女の”死”を見つけ、ここへ持ち帰るんだ」
ヴィグリフ：「君たちが自由を与えるごとにバーバヤーガはその偉大な認識能力を広げてゆく」
ヴィグリフ：「彼女の忠告に注意深く耳を傾けることだね」
ヴィグリフ：「さあ、行くといい。バーバヤーガの死が君たちを待っている」
ヴィグリフ：スゥッ　と樹の中へ戻る

ヤール：「持ち帰る時に"死”に触ったら死ぬとかないよな？」
ラグナー：「うわあ、それは簡便だぜ」
セムネ：「それはない…と思いたいけど、念のためにデス・ウォードをかけて触った方がいいかもね」

ヴィグリフが去った後、マトリョーシカがババアのメッセージを呟き始める。

マトリョーシカ人形：「わ……川の流れを辿り北東へ向かえ……」
マトリョーシカ人形：「崖を登り、道を見つけよ……」

ラグナー：「なんかちゃんと喋れるようになってきてるじゃねえか」
ヤール：「ありゃ、北東に道が繋がってんのか」
セムネ：「こっちね」
ラグナー：「さて、まずは腹ごしらえするか？」

一行はお決まりの英雄定食ことヒーローズフィーストを食し、良い気分で長時間バフをスタンバイ。
ババアがノイズつきのメッセージで急かしてくるが、

ラグナー：「まあまあ、ババアも一杯」＞ネクタルにボチャン
ミライグ：「まったく、長く生きても人の親切を受け入れられないのでは困ったものだわ。」
マトリョーシカ人形：「……1アウト……」 ＞ラグナー ＞ミライグ
ミャック：「ばあさん、全部水に流しなさい。笑いがとれんぞ」

結局、準備を終えて出発したのは09:05となった。

ラグナー：グレタは結局、まだ意識もどらないよね
ラグナー：ゾルカたんに面倒を見て置いて貰おう…



その2「味方の敵の味方は敵……？　−ガグ・フェスティバル−」09:05




ラグナー：「3日ものんびりすると、旅に出るのもちょっとウキウキするなあ」
ミャック：「本当の休息が欲しい」←アイテム作成でボロボロ
ラグナー：「ミャックには毎度苦労を掛けるな」
ミャック：「いやこれは自分の持ち物だから仕方ないんだよ。ありがとう」

君たちはとある崖の基部へたどりつく。上り坂はついに崖にぶちあたった。
　→左：再現なく曲がりくねった道が見える。
　→右：峡谷の壁の中へむけて曲がりくねった道が続いている。

マトリョーシカ人形：「み……ぎ……」
ヤール：「ババアナビは右か」
ラグナー：「……まあ、他にアテもないし従おうか」

二股の道。どちらへ行くべきか悩むところで、ババアナビから指示が。
クリスがマトリョーシカと精神的なシンクロを試みた（知力判定）が、ダイス目に恵まれず40分ほどかけて次なる遭遇地点へ。

セムネ：「あ、ごめん。スペル・イミュニティ欲しい人」
ラグナー：「欲しい欲しい！　コンフュージョンとエナヴェイション、あとは…レイ・オヴ・エンフィーブルメントで」
ヤール：「欲しい欲しい！　おれもその3つで！」
セムネ：「私はコンフュージョン、エナベイション、アンホーリィ・ブライトかな」
ラグナー：あっそれクレバーｗ＞アンホーリィブライト
ミャック：グッドホープ+1（エクステンド・メタマジック）

バフを積み増したところで、改めて道中の描写を確認。

峡谷は奥へ広がっており、崖沿いの道は頭上にある2つの尖った岩の間を抜けている。

崖の際の道を上っていく一行。左手の岩肌はぬらぬらと正体不明の汚物で汚れている。
道幅は狭く、何かの拍子に強制移動させられたら真っ逆さまに落ちかねない。
地形トラップの予感に、ミライグのコミュナル・エア・ウォーク呪文で転落対策を整えていく。

ヤール：「おい旦那、押すなよ、絶対に押すなよ」
ラグナー：「お前は押しても動く気がしねぇよ」ｗ


前回、やたらとリング・オヴ・フェザーフォーリングが出てきたあたりアヤシいやん？




四腕の異形：ズンドコズンドk
ラグナー：「うわあああああああ！」　1d100 SANチェック　Pathfinder : (1D100) → 93
ラグナー：ガグガグブルブル
ミャック：「エンヤカヤカヤカ」
ヤール：「うげえっ、化物じゃねえか」
クリス：「異形でも祭りは楽しい」
ミライグ：「いい加減、慣れてしまったわね……。」
セムネ：誰か、レン高原のグールさん呼んできてー。
なんでグールさんなんだろう？



知識判定の結果、踊っていたのはガグ。クトゥルフ神話由来のアレである。
カリスマあふれる固体はガグサヴァント、ガグのエリートで、闇の綴りのオラクルクラス持ちのようだ。
ババアは彼らについて認知していなかったようす。ホント、この小屋のセキュリティはどうなっているのか！
会話もタンズなしでは通じない上に、状況的に交渉要素がないと思われるので戦闘に入る。

クリスの最大化火球、ミャックのグリッターダストで被害をバラ撒く。
さらにラグナーが前進して戦線を築き、高台のガグはセムネが上昇して爆弾で15ラウンド混乱させる。
満を持して、ヤールが敵首魁ことサヴァントに向かい、ガグ二匹の機会攻撃を食らいながらも一撃叩き込んだ――のだが！

ラグナー：「噛みつかれたまま平然と突進していく！　まさに人間重機関車だ！！」頭上*21をなんかデカイ影がゴーーーーッて通り過ぎていったｗ
セムネ：「まあそれがヤールの戦い方だからね」
四腕のカリスマ：みつめます ＞ヤール
四腕のカリスマ：君は星辰の間にある想像を絶するような虚空に接触し、30フィート以内にいる1体の生きたクリーチャーを1ラウンドの間混乱状態にする
ヤール：「やだ、熱い視線……」



意志STもむなしく、1Rの混乱状態を受けたヤール。
さらにサヴァントは、闇の翼を生やしてスゴイ勢いで戦場を飛び回り始めた。

ラグナー：「やべえ。ヤールとオレたちの間に、つねに敵を挟むように行動するんだ！」ｗ

敵味方ともに混乱者を抱え、この先はしばらく膠着気味に。
PC側はヤールの暴走を恐れて積極的な前進が出来ず、敵側も地形的にヤールを背後にしなければPCを叩けない。
ガグらは背後の崖を滑り降りて後衛を狙おうとするが、クリスの力場の壁で阻まれてスゴスゴと再び崖をよじ登るハメに。
その間、ヤールは混乱状態が継続し支離滅裂な議論を（言葉も通じない）混乱ガグ6号と繰り広げたり、自分をボカスカ殴って24点ぐらい自傷していた。
元能力をみると1R混乱のところ、複数ラウンド継続して効果があったあたり、なにかしらの強化がされている模様？
※GM注釈：元能力全文を貼ったわけではない

膠着を打破すべく、PC側は相談の結果、セムネがシールドエキスを使用して前線に立ち、ラグナーはミャックとクリスの呪文援護を受けて前進。
サヴァントを討つという作戦が採用された。
しかしラグナーの槍がサヴァントを捕らえた瞬間、アヤシげな能力が発動し*22ラグナーを朦朧状態に落とす。
槍も手元から落ちてしまい、敏捷と回避ボーナスを失ってフルボッコに遭う。もはや作戦崩壊かと思われたが。



四腕のカリスマ：1d20+18 　Pathfinder : (1D20+18) → 5[5]+18 → 23
四腕のカリスマ：ぷすん

一撃を与えていた槍のグレーター・ディストラクティング能力が奏功してサヴァントの能力発動を阻害。
そこへミライグのリーチ＋ヒール呪文で混乱状態を回復したヤールが戦線復帰。

ラグナー：「やっと再起動しやがったか！　心配させやがって、ヤールの奴！」
ラグナー：あ、心配ってのはヤールに味方が殴られる心配って意味だからね？
ラグナー：ヤール自身の心配なんてしてないんだからね！


クリスの粘着化グリッターダストが決まった後は、ただお互いに足を止めての殴り合いとなって、
最後はヤールの攻撃がサヴァントを叩き伏せ、反撃のスタニング・バリアーも彼の頑健STにより無効化された。
カリスマたるサヴァントが斃れた後、ガグたちは統制を失い戦闘は終了となった。

戦闘後、クリスがシェア・メモリー呪文をサヴァントに用いた結果、彼の永劫の記憶を逆回しに見てしまいSANチェックするハメに。
結果、ダイス目が20で成功したことから、GMから「次の[精神作用]に対するSTに+2状況ボーナス」というオモシロごほうびを貰った模様。
戦利品
  • ガグの巣
    • ガグの汚物の山の中に埋もれている粗野な金塊たち（合計で1300gpの価値）
    • 酷く割れてしまった人のこぶし大のダイヤモンド（15000gpの価値）
    • 大きな白熊の皮（汚れているが綺麗にすれば1500gpの価値）
  • 下記参照
    • バーバ・ヤーガズ・モータ・アンド・ペストル（バーバ・ヤーガのすり鉢とすりこ木）

その後、洞窟を進んだ先の泉の脇に、無造作に置かれていた臼と杵が「バーバ・ヤーガズ・モータ・アンド・ペストル（バーバ・ヤーガのすり鉢とすりこ木）」のセットと判明。
マイナー・アーティファクトであり、これを泉に漬けることで次なるステージへ移動出来るとマトリョーシカから指示を受けた。

マトリョーシカ人形：「これだよ　これ、　これだよ」
ヤール：「これでババアを搗けばいいのか」
ラグナー：「乗るの！？　飛ぶのか？！　これ！？」
マトリョーシカ人形：「使い方……ザザッ　「これはだいじ……だよザザ「あの水の中に沈めばいけるよ……おまえたちがね」
ミライグ：「やれやれ、水辺や水中でロクな目に遭ったことがない気がするのだけれど。」
セムネ：「じゃあ行きましょう」
マトリョーシカ人形：「頭までつかって……10……かぞえ……」
クリス：「ンンンンンンンンンン！！！！！！！！！！！！！！」
ラグナー：「ごぼろぼぼぼぼぼ……」



指示に従い、水中に身を投じたところで次の遭遇へ。


その3「ババヤガ様メモリー　−癒しのブラッドビーチ−　前編」09:55




※例のBGMで*23

雲ひとつ無い紺碧の空から降り注ぐ輝かしい陽光。
青空はまるで童話の挿絵そのものの如く完璧だ。
砂海岸に波を寄せている濃青色の海は、どの方向を見ても遠くまで続いている。
何もない海景色の静寂の中、ただカモメの鳴き声と波飛沫の音だけが響き渡っていた。

ラグナー：「やったああああ！　夏だ！！　冬とはおさらばだ！！」わはははｗ
ミライグ：ピーヒャラピーヒャラ　チャカポコチャカポコ（水着イベ

突然気温摂氏30度の海中に放り出された一行。
防具の重さと防寒具の暑さに悲鳴をあげつつ、なんとか岸へ向かおうというところで…

背びれ_3：ザパーン
背びれ_3：ズンドコズンドコ
ラグナー：うわあああああ！　中型サイズのヒレが！！ｗ
ラグナー：「急いで岸へ上がれーーー！」
クリス：「ゴボゴボゴボゴボ！」
エア・ウォーク起動中のため、空中へあがることは可能。ただし水泳判定が1回は必要（DC10）
また、冬服や毛皮を身につけている者はこの判定に-2ペナルティを負う。



Helicoprion Shark CR 6
Special Attacks bleed (1d4)
螺旋巻き歯／Whorled Jaw (Ex)　ヘリコプリオンが中型または小型のクリーチャーに噛みつき攻撃を命中させたとき、1回のフリーアクションとして、組み付きを試みることが出来る。
その後、最初の組み付きが成功しているクリーチャーに対して押さえつけ判定を試みることが出来る。
目標が押さえつけられた状態になったなら、ヘリコプリオンは押さえつけを維持する限り、対象に噛みつきダメージを与え続ける（出血を含めて）。

見慣れない摩訶不思議クリーチャーだが、GMとさかなちゃんの反応を見る限り古生物系クリーチャーの模様。

GM：次回水着回です
ラグナー：脱げと！？ｗ

その3「ババヤガ様メモリー　−癒しのブラッドビーチ−　後編」 [Session : 2017.9.26]


前回のつづきから。古生物クラスタなサメに襲われる一行。
出現場所はランダムだったのだが、打たれ弱いミライグとミャックが最も危険な位置という不運。
イニシアティヴをとったクリスは、パニック映画さながらの全力水泳離脱。

セムネ：「大学以来の海だけど、サメは勘弁ね」
クリス：1d20-1　〈水泳〉Pathfinder : (1D20-1) → 11[11]-1 → 10
クリス：「ゴボオゴボゴボゴボゴボ」全ラウンドアクションで15ft泳ぐ
セムネ：「クリスって泳げるのねー」
ヤール：「アイツエアウォークかかってたはずだよな……？」
ミライグ：「魔術師たるもの必要なくば魔術に頼らない。そういう心意気の表れなのでしょう（紅茶ごぼごぼ」
セムネ：紅茶しょっぱくなってるんじゃんｗ



しかしながら〈水泳〉に成功しても移動距離は1/4になってしまう。*24
セムネは空中に離脱、ラグナーは後衛のカバーに入ろうとするも移動距離が足りず。
そして身動きの取れない後衛に、次々にサメが突撃噛み付き組みつきを仕掛けてくる。ミライグとミャックはあえなく噛み付かれ出血ダメージをも被る。
空中にいたセムネにも攻撃が及んだものの、これは当たらず。

水中では近接攻撃は大きなペナルティを受ける。近接かつ殴打中心のPCにとっては辛い戦闘になると思われたが。

ヤール：「勝手がちげえなぁ」（サメをミンチにしつつ
ラグナー：「すごい水圧が横からぶわって来るんだけど」
セムネ：「こんなに水の抵抗があるのに、どうしてあんなに鉄棒を振れるのかしら」
セムネ：ヤールとラグナーがフリーなら、爆弾はいらない気が（＾＾；
ラグナー：発破漁は水産資源保護法違反だしね

《水界の戦闘員Aquatic Combatant》を修得しペナルティを消したラグナーと、ペナルティをものともしない圧倒的パワーでテツボウを振り回すヤール。
ちょっと信じがたいレベルの攻防の結果、数秒で大型のサメ二匹が叩き殺され、一匹は逃亡した。

噛み付いていたサメは倒されたものの、そのまま泳げず沈みかけていたミライグは、ヤールの長ーーーい手で海中から「引きずり」出された。
その間、ひとり孤独に泳いでいたクリスは地力で体勢を立て直し、陸上へ上がろうとしたところ、

クリス：1d20+26 知覚　Pathfinder : (1D20+26) → 14[14]+26 → 40
クリス：「ハァ……ハァ……」（泳いでる場合じゃねえ）
ラグナー：「クリス、なんかいたのか！？」モンハンで見慣れている奴だな

砂浜のそこかしこから、大型のヤドカリめいたクリーチャーが次々に出現した。
あわててエア・ウォークで駆け付ける前衛たち。




一見してただの巨大エビかと思いきや、敵の攻撃は二刀流扱いの上、パンチを回避しても直径10ft範囲に衝撃波1d8[音波]と朦朧化（反応・無効）までついてくる。
セーヴに成功してもダメージは減らないため、連続攻撃に伴いじわじわと削られていくのは避けられない。

苦戦しつつも、途中大型だったサイズがGMの勘違いで中型に修正された一幕がありｗ

ラグナー：「ち、ちぢんだ！？」戦場では時に敵がオーラで巨大に見えることがあるという。
クリス：（圧が下がった）
セムネ：「敵が小さく見えるってことは、あたしが勝つってことさ！」サイズは私たちと変わらないのに、このダメージは凄いわね。


PC側もミライグのバースト・オヴ・レイディアンス呪文、例によって例のごとくヤールのクリティカルなどが出始め、勢いを取り戻す。

ミライグ：「ごぼ（あ、頭上から聞きなれた命のバラバラになる音が」
ミャック：「ラグナー危ない！！」
ラグナー：「横をなんか恩波ダメージ発生しそうな勢いでハンマーが」
ヤール：「このシャコはできそこないだ、食べられねえよ」
ラグナー：「出来損ないっつーか、処理の失敗だろコレ！」
セムネ：「…汁になっちゃったじゃない」

何とか片づいた一方、戦闘中ヤールに手を放されたミライグは、ひとり水深3メートル地点で溺れかけていた…

ミライグ：1d20-4-2 〈水泳〉Pathfinder : (1D20-4-2) → 6[6]-4-2 → 0
ミライグ：「ごぼぼぼぼ」
セムネ：「また沈んじゃった」
ラグナー：「金髪さんがピカッと光ったかとおもうと消えた！」「またカップを持った手だけが
ラグナー：水面に残っていたという」
クリス：1d20-1　〈水泳〉Pathfinder : (1D20-1) → 19[19]-1 → 18
クリス：多分足がついた
ミライグ：「こんな言葉をご存ｊ（ごぼぼぼぼｂ」
ヤール：「言っとる場合かー！」
ミライグ：「ごぼー（エルフすべてが泳げるとは限らない、溺れる者すべてが小さい者ではない。ってね。」
クリス：「じゃあ俺は何でゴボゴボ言ってたんだ……」





その4「ババヤガヒートアップ −大型化のオルソジェネシス−」 


雲ひとつ無い紺碧の空から降り注ぐ輝かしい陽光。
青空はまるで童話の挿絵そのものの如く完璧だ。
砂海岸に波を寄せている濃青色の海は、どの方向を見ても遠くまで続いている。
何もない海景色の静寂の中、ただカモメの鳴き声と波飛沫の音だけが響き渡っていた。

GM：っ　ジャイアントマンティスシュリンプの身
GM：可食部はすくなかったが、30ポンドほどのエビ肉がとれた
ミャック：「やったあ、故郷の料理を御馳走するね」
ラグナー：「ほうほう、ムワンギには行った事無いから楽しみだ」
ヤール：「ムワンギにはこんなのを使った料理があんのか」
ミャック：「美味しいよぉー」プルップル
ミャック：「これ、くっていいの」 ＞ラグナー
セムネ：「食べきれないわね、それに確かエビって新鮮なうちに食べないと臭くなるような…」と言いながら降りてきます。
ヤール：「海産物は暖かい所だとすぐ傷むからな」
ラグナー：「どのみち、バッグ・オヴ・ホールディングの中は酸素ないから腐らないんじゃねえの」


ようやく陸地に上がり一息ついた一行。
ミャックの調理で食事を採りつつ、久しぶりの青い空、白い雲、眩い太陽が四肢五体に染み渡るのを感じる。

GM：ザザーン

ミャック：「達成値36のエビ汁ができたよー」
セムネ：「流石にびしょびしょね」
ミライグ：「こんな言葉をご存じ？　頭がまいれば体がお役に立つべし、とね……しょっぱい。」
クリス：「キャンプをはるか」
ヤール：「さて、ここからどっちに向かえばいいんだ」
ラグナー：「ブヤン島にあるオークの木の下にある、死のエッセンスを秘めたアサメイをおさめた箱を納めた死体、を探すんだったか」
ミライグ：「……せめて服ぐらいは乾かしたいところね。」
セムネ：「暑いわねー。　久しく忘れてたわ」
ラグナー：「青い空と夏の太陽なんてどんだけぶりだろう……」


その後、島を調べて回る。ここは精々、400m四方の小島と判明。
それらしいオークの木は存在しないことが分かった。
手がかりもなく困ったところへ。

マトリョーシカ人形：「ズゾゾ
マトリョーシカ人形：「……シ……ヘ」
マトリョーシカ人形：「ヤン……」
マトリョーシカ人形：「……Go West……」
マトリョーシカ人形：「ブヤン島……のあｒ………西」
マトリョーシカ人形：「はるか……海………」

ヤール：「ババアは西へ行きたいのか」
ミライグ：「エルフたちは西へ西へ、海を越えてわたくしたちを置いていくの。」
セムネ：「エルフ？」
ラグナー：「西か……例の大臼にのるチャンスかな」
ラグナー：「姉さん*25と金髪さん*26とオレ*27は自力で飛んでいくか」
セムネ：「じゃあこれに乗るのね」バッグから出します。

ババアナビに従い、島の西の海の向こうを目指すことにする。
手持ちの飛行手段では足りないが、先頃みつけた大臼に乗れば四人までしか乗れないため、ラグナーとセムネ、ミライグは自力飛行することに。
3時間ほど飛行したところで、セムネが後方より海中を接近してくる巨大な影に気付く。



セムネ：「後方に影あり！」
ラグナー：「こんなところで！？　水中か……で、でけえ！？」
ラグナー：「ミャック起きろよ、なんか出たみたいだぜ」
ミャック：ええ、セムネがグレタに泥棒犬って・・・
ラグナー：「ええい、ミャック妙な夢みてんじゃねえ！」


ケートス（超巨大サイズの竜）
ダメージ減少X／—；完全耐性 睡眠、麻痺； 呪文抵抗 ある
弱点 石化に対する脆弱性
水上の敵を攻撃するため、1,200ftまで跳躍しなおかつその途中で攻撃できる。
海員の不運：
筋力・知力ともにヤールを上回る、名実共に化け物である。

全員、あまりの敵の巨大さに緊張走る。
海中から出現したのは超巨大サイズの海棲クリーチャー。
すさまじい勢いで100ftほども水面から飛びあがり、落下中に大口開けてミライグをパックンチョ。
同時に「飲み込み」で胃の中へダイレクトエントリー。更に「締め付け」が発生し85点のダメージ、加えて保持していたブルーム・オフ・フライングが魔法抑制され飛行能力を失った。



ラグナー：「ミ、ミライグーーー！？」ちょ、ちょ
セムネ：「飲み込まれた！？」久々に飲み込まれたキャラを見たなー。
ミライグ：「めいでいめいでい。」
セムネ：「…そう言えば、ここでは瞬間移動は無理なんじゃ…」

瞬間移動による脱出も封じられ、毎ラウンド締め付けのダメージが発生する恐るべき状況。
加えて防御的発動による呪文発動も、この圧倒的体格差では到底成功が見込めない。

しかし、幸いかつての冒険で手に入れていたアイスリンク・チェインメイルがこの状況下で思わぬ役に立った。
自ターンでミライグは冷気の炸裂能力を発動、18ダメージに加えてケートスを1ラウンドよろめき状態とし、更にエネルギー放出で自分を回復。
なんとか救出されるまで生き延びる手を模索する……。

巨鮫竜：「ギャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン！！！？
ラグナー：「内部からミライグさんが一発ぶちかましたみたいだな！」
ヤール：「うおっ、のたうち回ってやがるぞ！」
GMから「こいつはキャンペーン中たぶん唯一、今のヤールを筋力で上回るクリーチャーなんですよｗｗｗ　ほら筋力50wwww」
なる突然の煽りがｗ
しかも後ほど、知力判断力でもヤールを（そしてPCの半数を）上回っていたことが判明するというｗ

ヘルム・オヴ・ザ・ワルキューレで召喚した霊狼ブランカにまたがり巨鮫竜に突撃するラグナー。
しかし機会攻撃による噛み付き解呪攻撃を受け、ブランカが消滅。ラグナーは乗騎を失い海中に真っ逆さま。水中からの反撃もダイス目「1」というていたらくｗ
更に続く敵のターンで《上級渾身の一撃》により103点ダメージを食らってしまう。幸い、追撃の掴み攻撃はミラー・オヴ・ガーディングリフレクションズの鏡像に当たり事なきを得る。
これまで動かず戦況を見守っていた、クリスのヒール呪文がなければ危ないところだった…

体内でひたすら「締め付け」8d6+24を食らいながらも、エネルギー放出で自HPをエネルギー放出2連発で20d6ずつ回復して耐えるミライグ。
前衛が火力を発揮できていない状態の中、ひたすら爆弾を撃ち続けるセムネ。実は2ターンで200近いHPを削っており、更に混乱状態を付与することに成功。

そしてようやく《水中の戦闘員Aquatic Combatant》特技で水中適性を得たラグナーが全力攻撃。
こちらも200近いダメージを与え、ようやっと巨鮫竜を撃沈したが、高速再生能力でダメージはみるまに（毎ラウンド10点）再生していく。

巨鮫竜：顎にヒット
巨鮫竜：ぐらあああああ……ビチビチビチチチ……ビチッ
ヤール：「やったか！？」
ミライグ：「（なぜそこでフラグを立てるんです！？」
セムネ：「さっさとミライグを出しましょう。ラグナーはこの剣で開いてあげて」
ラグナー：「ああ、じゃあアダマンティン剣で」

巨鮫竜の死体を再生するハシからヤールが殴り続けて蘇生を阻止している間に、
ミャックとラグナーの2人がかりで鱗や肉を切り開き、なんとかミライグを助け出すことが出来た。



ラグナー：「いやあ、よかった。生きてたか」
ヤール：「おー、よく生きてたな」

ミライグ：「ぜえ、ぜえ、こんな、言葉を、ご存じ？　すぐれた、賢者、ですら、先の、先まで、見通す、ことは、できぬ、ってね、ぜえ。」

ミャック：「あんたの故郷はここでも紅茶のむのか？」
セムネ：「ミライグを助けたし、逃げましょ」
ミライグ：「今度もダメかと思いましたわ。」

死体は殴る手を止めるとどんどん再生してしまう。とんでもない再生力に、殺すのは諦めて内臓の戦利品だけを回収。
あとは蘇生するまでの間に逃げ延びるしかないのだった。

セムネ：「行きましょう。蘇生を止める術はないわ」
ヤール：「この海は穏やかかと思ったが、ろくでもないのがいるな」
ラグナー：「あー、すまん。オレの狼消されちまったから、臼に乗せてくれえ」いちおう腹の中の戦利品ぐらい探すか
ミャック：「船長はクリスだぜい」
戦利品
    • 胃の中に蓄積された8,000gpぶんの財宝



その5「インタビュー・ウィズ・ウィングマン　前編」18:00 

遠く向こうで太陽が沈もうとしている。
夕日の光は、穏やかに凪ぎ揺れる海に、巨大な暗い島影の輪郭を浮かび上がらせる。
高さ何百フィートはあろうかという切り立った崖に囲まれたその島は濃密な森林に覆われている。
島の南に向かって丘陵が下り斜面を形成して広く平らな浜辺へと至っている一方、島の北側は険しい崖で終端している。
その崖の上には金色に輝く街並みがあり、絶壁の上から大海原を見下ろしている。
沈みかけの陽光が都市の壁や塔に反射し、波間に伸びる灯台の光の如く煌めく。その崖下に広がる滑らかな浜辺の先には、海の中に大きな岩が点在しているのが見える。

夕暮れになるころやっと島影をみつける。
ミライグの空飛ぶホウキがそろそろ機能停止しそうな際どいタイミング。
その時の一行には、ガス欠ランプが点灯したレンタカーで携帯圏外の田舎道を走っているときのような緊張感があったとかなかったとか。

ラグナー：「ずいぶんとデカイ島だな…建物があるぞ？」
ミライグ：「さて、あの建物は誰の、あるいは何の棲家なのかしら。」箒はガス欠。
ラグナー：「いずれにせよ、そろそろ宿の支度をしねえとな」
ヤール：「こんな所に町、ねぇ。まともな生き物がいるのか怪しいだろ」
セムネ：「どこかに着陸しましょう」
ラグナー：「あの高台とかどうだ？　もう砂浜は験が悪いぜ」
ヤール：「またシャコが出てきたら嫌だしな」
クリス：じゃあ高台で


降り立った高台に、わらわらと集まってくる武装した有翼人たち。
知識判定の結果、マフデトという種族のようだ。会話言語はスフィンクス語。



マフメト
ファイタークラス持ち。シミター二刀流。左手は軽い武器扱い、10ft急降下し突撃すると飛びかかり扱い。
刺青から擬呪を標準ACTで発動してくる。

セムネ：「…衛兵みたいな人がいるのね」
ミライグ：「あら、人。」
ラグナー：「いや、羽があるぞ。金髪さんの好きな天上語が通じたり？」
ラグナー：ぷるぷる　ぼくたちは　あやしいものじゃないよ
有翼の戦士：「●●▼ｘｘｘｘ↑↑↓↓←→←→ＢＡ！」
ラグナー：「アイツ無敵じゃね？」
ヤール：「なんでこんな所に人がいるんだよ、どうなってんだ」
ミャック：「あやしゅう言われても仕方のないところに来ました・・・それはお詫び致します」タンズ使用
有翼の戦士：「怪しい奴ら止まれ！怪しい行動をとったら攻撃する！」（謎の言語）
クリス：「やめろ、刺激するな、呪文をつかえばお前をこれで刺す」

クリス以外会話が通じないため、ミャックがタンズ呪文を使用しようとした事で警戒されてしまう。

クリス：「反抗するつもりはない、どうすればいい」 ＞有翼の戦士_6
有翼の戦士：「なんだと？では何者か名乗るがいい！」
クリス：「俺はクリス、ウィンターエルフだ」
有翼の戦士：「ウィンターエルフ……？」「きいたことないぞ？」「はねもはえてないし」　ざわりざわり
ラグナー：「お、クリスは言葉が通じるようだぞ」
有翼の戦士：「ここは我ら氏族の祖先より受け継ぐ、土地！　外来者は出ていけ！」
有翼の戦士：「我らが輝かしき黄金の都には一歩として走らせぬ！」
ミライグ：「まずは言葉を交わしましょう。相互理解は対話から始まるのですよ。」
ラグナー：外来者ねえ…地主からここを調べに来るよう言われてるんだよなあー

その6「インタビュー・ウィズ・ウィングマン　後編」18:00 [Session : 2017.10.03]


前回に続き。長時間飛行の末出会った、有翼人マフメトとのファーストコンタクトの場面。

有翼の戦士：「ここは我ら先祖代々の土地である」（スフィンクス語）
有翼の戦士：「よそ者は、悪いことになる前に立ち去ったほうがいいとオモウが」

クリス：「私は事情に詳しくないので責任者に代わりたいが残念な事に責任者は君たちの言語を使えない」
クリス：「そこで言語を通す為に呪文を使いたいのだがよろしいか」

有翼の戦士：「ふむ、リーダーがいるのか」
有翼の戦士：「いいだろう。だが怪しい動きはしないことだ」


まあこの辺は何度か通ってきた道。いい加減、異世界人との交流も慣れてきた感がある。
クリスの交渉の結果、許可を貰いミャックとミライグがタンズ呪文を使用。
改めて挨拶からの会話再開である。

ミライグ：「ふう。ご好意に感謝いたしますわ。わたくしはミライグ・ヤウン＝アグラーリエンと申すもの。対話の機会を頂いたこと、光栄でございます。」
ミャック：「先程は失礼しました。ミャックと申します」
有翼の戦士：「クリスとやらは責任者が魔法を使うといったはずだが。リーダーはどなたか」
有翼の戦士：「おまえたちは既に我らが土地を侵犯している」
有翼の戦士：「氏族たちの怒りを買う前に今すぐ立ち去るべきである」

ラグナー：危害は加えない、調べごとをさせてくれ、信頼されるために何かできることがあれば従おう、とか。
ラグナー：例によって「何か事情を抱えていて協力できる相手」なのか「交渉するだけ無駄で殲滅するしかない」なのかですよね
ラグナー：婆の名前は出してもいいんじゃないかな。
ラグナー：ババアを知らなければ事情を説明してよいし、知ってたらそれこそ無関係ではないとおもうし。
ミャック：「私どもはここに探しものをしに参りました。危害を加えることはございません」
セムネ：そうだね。ある程度話してもいいんじゃないかなぁ。
GM：時は江戸時代、山奥の隔絶された異質な風習をもつ排他的な村にきたと思ってください


ミライグ：バーバヤーガの名代として探し物に来た、あなた方と敵対する意志はまったくないが、この島に立ち入る必要がある、できることがあれば協力する
有翼の戦士：ざわ…ざわ…「交渉をもちかけてきたぞ」「バーバヤーガって誰でしょう」「女王の判断を仰ぐべきでは」

相談の結果、割とぶっちゃけ気味に事情を説明。
どうやらあちらにも統治者らしき者がいるらしい…というあたりで、怪しい気配が接近してくるのが分かり突然のイニシアティヴ。



ラグナー：お、もしや信頼を稼ぐ機会があっちから来てくれたかな？ｗ
ラグナー：誰かフリーアクションで「この一つ目は君たちの身内か？　攻撃してくるようなら撃墜させてもらうぞ」とか聞いてくれると話が早そう。

ポポバワ、神話級
防御能力 悲哀の収穫； ダメージ減少／魔法； 完全耐性 毒、吐き気がする状態、病気、不調状態、朦朧状態
15フィート以内のクリーチャーが　怯え状態、過労状態、恐慌状態、混乱状態、戦慄状態、吐き気がする状態、疲労状態、瀕死状態、不調状態、朦朧状態、あるいはよろめき状態なら高速治癒
ドミネイト（相手の発言も操る）

恐るべき神話級クリーチャーと判明。もうこんな序盤の遭遇戦で神話級が出てくるレベルかあ…と感慨深い。
圧倒的IVで先手を取り、まっすぐ飛来してヤールを（意志低そうと睨んで）ドミネイト。更に「畏怖すべき存在」でヤールとミライグ以外を怯え状態にする。
4人がバーバ・ヤーガの臼に同乗している状態で、その中のヤールが支配状態に！！

GM：（（……仲間を可能な限り得意な方法で無力化せよ……）） ＞ヤール

ヤール：「うっ、得意な方法……てことはよぉ……殴れってことだよなぁ……」
ラグナー：ああっ！　オワタ！　ぼくらの冒険はここでおわってしまった！！ｗ
セムネ：いや、まだ終わらないでしょ。ヤール一人だけだったら無力化する方法はいっぱいありますよ（真面目

なにげに、いざというときにヤールを制圧する方法は割とみんな真剣に考えている模様ｗ
ラグナーの「方法」は後述されるとして、セムネの方法もいずれ聞いてみたいなあ。
ともあれまさしく今、臼の中でフレンジードにバーサーカーしてるヤールをなんとかしないとならんわけだが……

ラグナー：カーム・エモーションするとかディスペルするとか？
クリス：ドミネイトは治らん
ミライグ：ヒールはむーりー。
ラグナー：PFEで（支配状態を）抑止する？
ミライグ：たぶんそれが最適なんですが、私が一番遅いというｗ＜PFE
ラグナー：ポーションで持ってるけど、飲ませられるんだろうかｗ
ヤール：ブレイク・エンチャントメント、あとはディスペル・イーヴルで確実に解呪できる
ラグナー：ウォール・オヴ・フォースで隔離……いや、ヤールだと力場の壁でも破って出てきそう
ラグナー：高レベルだと意外と破られるんだよね…前の神話級の時に全然たよりにならなかった


実際、ヤールの打撃力を考えると数ラウンドと持たないことが判明。＞力場の壁
そんな相談をしていると、

GM：ヤールの口から「俺は操られちゃいねえよ！！！」って声がします
ヤール：「お、俺は操られたりなんかしてねえぞ！」
ラグナー：「なあんだ、脅かすなよ。びっくりしたぜ」ナランチャ状態ｗ

どうやら支配状態のため自分の状態を隠蔽するようになっているらしい。
その間、ポポバワはマフメト部隊に襲いかかり、ビシバシと鉤爪攻撃をしかけはじめたので、これ幸いと共闘を求めていく。

単眼翼鬼：1d20+27-5 かぎ爪強打 ＞有翼の戦士_5　Pathfinder : (1D20+27-5) → 11[11]+27-5 → 33
単眼翼鬼：1d6+8+10　Pathfinder : (1D6+8+10) → 2[2]+8+10 → 20
ラグナー：一発の火力はそこまででもないが…（何かしらのバッドステータスが発症した模様）
クリス：「君たちも味方が襲われている、ここは共闘すべきではないか」 ＞有翼の戦士_6
有翼の戦士：「わかった、やむをえまい、まずは”あれ”を倒すのに集中するぞ！」

クリスがヘイスト呪文を使用して臼から飛び降りる。幸い（？）ヤールからの機会攻撃は無し。
すかさずラグナーが《武器落とし強化》を「多様なる武術」能力で会得、ヤールのメインウェポンであるテツボウを奪い取ることに成功する。
それでも激怒したヤールの鉤爪強打攻撃は、逃げ遅れていたミャックに一撃で70ダメージを与えるほどの威力を示した。

ヤール：1d20+28 爪激怒《強打》 ＞ミャック　Pathfinder : (1D20+28) → 10[10]+28 → 38
ヤール：1d20+28 爪激怒《強打》　Pathfinder : (1D20+28) → 17[17]+28 → 45
ヤール：1d8+25+1d6+1d8+25+1d6 爪《強打》　Pathfinder : (1D8+25+1D6+1D8+25+1D6) → 7[7]+25+5[5]+4[4]+25+4[4] → 70
ミャック：ミャックに60のダメージ！（累積：0->60）
ミャック：「おお、いままで死んだクリーチャーよ。そちらに行きます」
ラグナー：「素手で大型化せずともこの破壊力かよ。カンベンシテクレ」
ヤール：「しぶてえじゃねえかよぉ……」
ミライグ：「（臼の中からミャックさんの今まで聞いたことのない恐ろしい悲鳴が……！）」

幸いココで、ホウキで飛んでいたミライグからディスペル・イーヴル呪文が飛んでヤールの支配を消し飛ばす。

ミライグ：「さあ目をお覚ましなさいまし。」リーチ・ディスペル・イーヴル ＞ヤール
ヤール：「おれは　しょうきに　もどった！」
セムネ：「…信じていいの！？」
ヤール：「俺よりミライグの呪文を信じろ！」
ラグナー：「なるほど言われてみれば！！」＞ミライグの呪文
ヤール：「わりいなミャック、殴りやすそうだったんだ」
ミャック：「お、おう」
ラグナー：「ミャック……それで納得できるのか」

ようやく落ち着いて反撃に転じる一行。
マフメトたちの攻撃は中々のレベルだが、ポポバワの高いACとダメージ減少に阻まれて殆ど通らない。
しかし敵のACをあぶり出してはくれたので、こちらとしては戦いやすくなった。

セムネ：「こんなにリソースを使っていいのかと思うけど、コイツは強力ですもんね」
ラグナー：「コイツも“超越した”奴っぽいもんな。ガンガン頼む！　オレらの攻撃は当たるかどうか分からない！」
ラグナー：というかオレは飛ばないと攻撃すらできないｗ

高いACの奴を相手にしたときこそ、接触攻撃でヒットするセムネの爆弾が冴える。
当然の様にフルヒットさせて164点与えたところで、敵のタゲがセムネに向き、ダメージは少ないが魅力吸収攻撃により、みるまに魅力が3にまで削られた。
更にクリスが放ったテリブル・リモース呪文が反射されるなどピンチが続く。

セムネ：「くっ」ますますブスに！
ヤール：目つきが悪く
ラグナー：魅力狙いはラグナーも怖いわ…
単眼翼鬼：「単眼がぐるんぐるん戦況を把握していれう」

が、ようやくヤールが戦線復帰したことで状況逆転。
敵のステップをラグナーの《撤退阻止》が封じ、ミャックが臼を操縦してヤールを寄せたところで恒例のテツボウフルアタックで100点ほどのダメージ。
更にマフメトの追撃がダイス目が走って追撃となり、気絶して落下したところへラグナーの機会攻撃が入ってポポバワは絶命した。

セムネ：「…自分の顔を見るのが怖いわ」
ラグナー：「やったな！　お前達もやるじゃねえか！」とサムズアップを贈ろう。＞有翼人
有翼の戦士_2：（やったな、みたいな顔をする）どうやら文化はそんなに違わないようだ
ヤール：「そうだな、お前らもやるじゃねえか！」有翼人にニッコリ
セムネ：「…結局こいつは何だったのかしら」
ラグナー：「そのへんは、この有翼人たちに教えてもらわねえとな」
有翼の戦士：「……”あれ”の撃退に協力、感謝する」
ラグナー：「最初に襲われたのはオレたちで、奴を落としたのは君たちの仲間だった。こちらこそ礼を言わせてくれ」
有翼の戦士_2：こいつだけうなずいたりしている
有翼の戦士：「仲間といったのは誤解だったようだ。それはすまない……だが、それでもおまえたちを土地にに入れるわけには」
有翼の戦士：「”あれは”、我らの、エネミーの刺客なのだ」
ミライグ：「ふむ、あなた方に敵対する存在がいると。あなた方の警戒はそれによるものなのですね。」
ヤール：「なるほどな、あんなのが居たら警戒するのも無理はねえ」
ラグナー：「刺客、あんなのがまだいるのか」
有翼の戦士_2：（隊長、どうでしょう……女王に）
有翼の戦士：「……そうだな。あー、うー、ごほん……おまえたちのことを女王陛下にお伺いをたててみよう」
有翼の戦士：「我々の”黄金の都”に案内しよう……だが、女王陛下の裁定次第ではおまえたちを歓迎することはできないからな」
クリス：「君、名前は？　ぜひ勇者の名を聞いておこうと思って」 ＞有翼の戦士_2
有翼の戦士_2：「私の名はパランティエだ」 ＞クリス

彼らの住居のある「黄金の都」への案内を受けられることとなった一行。
ミライグが範囲回復でマフメトの傷やバッドステータスを治療してやったりと親交を深め、共に都を目指すことになった。


その7「クイーン・オヴ・マフメト・前編　−黄金の都に日は落ちて−」18:30 


島の最北端の絶壁の頂に、小さな集落が存在している。
集落は粗野な石造りの構造物が崖っぷちに2軒建っているのみで、それらは擁壁によって繋がっている。
その壁は雲母の混じった石灰と漆喰が塗られており、陽光の下では黄金のように輝き、月光の下では白銀のように煌めく。
造りはやや粗く見えるものの、非常に長い年代を経た独特の風格が漂い、卓越した芸術性と様式が窺える。
周囲にある像やフレスコ画は、高貴な有翼生物が戦をしたり平和を謳歌する様子を表現している。

30分ほど飛行して「黄金の都」へ。都とはいえ建物は大きなものが二軒あるのみ。
さっそく、ひときわ立派な体格のマフメトが一行を誰何する。

ラジェット：「私はこの黄金都市の護衛隊長ラジェットだ」
ラジェット：「疑わしい動きをしたら叩き斬るからな」
ラジェット：「旅人だがなんだかしらんが、女王の御前では武器を全て解除してもらう、こちらに預けよ」

ミライグ：「いかようにもなさいませ。それがあなたの役割でございましょう。」
ミャック：「はい！武器はこれとこれとこれとこれです」
クリス：「構わない、これでいいか」
ラグナー：「武器は預けるが大事に保管してくれよ、と言ってやってくれ」まあ素手のほうが強いんだけど…槍をドサドサ。
ヤール：「おう、愛用の武器だからな、手荒にしないでくれよ」テツボウとナギナタを預ける
ミャック：「大男と優男の四肢が危険でーす」
ラグナー：「ズボンの中身は勘弁してくれよなあ」
ミライグ：「この武器は今は彼方にいるわたくしの友情の証。あなた方を信じてお預けいたします。」

ラジェット：「他に隠しているものはないだろうな？」
ラジェット：「やけに素直だな……怪しい……」

どうせいっちゅーんじゃ、と一行がイラッ★としたところで、

エスミラ：「おやめなさい」　ちなみに全部スフィングス語ね
エスミラ：「ラジェット、過剰に疑うのはよしなさい。この期に及んで新たな火種を生もうというのですか」
エスミラ：「今は我々は必死にならねばならぬときなのですよ？」

セムネ：「綺麗な人ね」
ミライグ：「ごきげんよう。」と膝をつきましょう。
ラグナー：「ヒュウ、こいつは上玉だ……いや、すまん、通訳しないでくれ。どうやら厄介ごとは避けられそうだな」とくに膝はつきませんが、頭は下げましょう。
ヤール：「おえらいさんのご登場か」

エスミラ：「貴方達の来訪を歓迎いたします」
エスミラ：「武器を持ったままでよろしいです。私の話を聴いていただけないでしょうか」



その8「クイーン・オヴ・マフメト・後編　−黄金の都と侵略者たち−」18:30 




この大きな建物の漆喰の壁は鮮やかな赤やブリリアントグリーンで描かれた幾何学模様で華やかに装飾されている。
屋根から突き出たポールで支えられるカラフルな日よけの下は住人達が日陰で海風を受けるラウンジとなっている。

エスミラ：「我らが黄金都市の王城へようこそ、異邦の方々」
エスミラ：「私はこの都を治める女王、エスミラと申します」
エスミラ：「まずはあなたたちの素性を教えていただけないでしょうか」
エスミラ：「私達の一族は代々この島に住んでおりますが、同時に、この島から外へ出たことがないのです」
エスミラ：「つまり外来のものと接した経験がないのです」
ミライグ：「あなた方はいつごろからこの島に？」
エスミラ：「兵士や民たちの態度はそうした事情があることを察しいただければと思います」
エスミラ：「我々はこの島に、この美しい黄金の都に祖父の祖父の代から住んでいます」


というわけで、女王エスミラの案内で北側の建物の奥、謁見の間へと招待されるわれわれ。
建物は結構複雑な構造だが、なかなかに立派なもの。
そこで、女王から暖かいハニーネクターをいただきつつ情報交換タイム。
女王との会談から得た情報と依頼
  • マフメトたちについて
    • エスミラは黄金の都の女王。自分たちの都には誇りを持っている。
    • 彼女らは一族代々島に住んでおり、外へ出たことも外来の者と接したこともない。
    • 祖父の祖父の代からこの島の都に住んでいる。現在の総人口は197人。
    • 外に他の島や都市があるかどうかも知らない。
    • この都市はマフメトが建造したものではない。彼らが来る以前から存在した。
つまり祖父の祖父以前にどういう場所で暮らしていたかも知らない？
  • バーバ・ヤーガと遺物について
    • バーバ・ヤーガという名についても知らない。
    • ただ「強力な魔女の死体が隠された伝説の木」の伝承がある。場所も把握している。
    • 発掘しても構わないが、彼女の依頼達成が条件。
  • 彼女の依頼とは
    • 2日前、海底より島の浜辺に現れたクリーチャーが、マフメトたちに服従を要求してきた。
    • その際に幾人も一族の戦士が死んだ。個々の力においては敵はマフメトを凌駕する。
    • エネミーの正体は不明、多くの負傷者と病人、死者がでている。
    • エネミーの要求は「エスミラを“生贄の岩”に繋ぐこと」「マフメトの服従」らしい。
    • 期限は明日の夜明け。従わねば島を侵略し民を鏖殺するとのこと。
    • 先ほど戦ったポポバワもその尖兵に過ぎない。
    • 依頼はエネミーによるマフメト侵略の阻止。
  • 生贄の岩とは
    • その名が伝承されているだけで、これまで生贄を捧げたりしていたわけではない。禁忌の場所として立ち入り禁止。
    • 言い伝えによると、黄金の都共々マフメト一族がここに移り住むより以前から存在した。
    • 場所は北の岬にある。
  • エネミーとは
    • 知識判定により「ナックラ・ヴィー」という水棲のフェイと判明。

ナックラヴィー　大型のフェイ、脅威度9
皮膚のない怪物で馬の身体に人間の上半身を持つ。
攻撃はロング･ソード＋噛み付き＋蹄＋蹄。
肉体武器とブレスに病気（モーターシーン）が付随する。畏怖すべき存在持ち。病気。
ブレスはDRや抵抗を無視して疲労状態と耐久度ダメージ。


エスミラ：「ナックラヴィー……はじめてききます。しかしこの清らかな海でなぜ彼らが……？」
セムネ：「海とはやっかいねぇ」
ラグナー：「フェイねえ……まさかイリセン女王の手の者じゃあねえだろうな」
ラグナー：「考えたくはねえが…」
セムネ：「その可能性はあるかもね」
ラグナー：「あるかな？　あるかもなあ…」
エスミラ：「そのような遠き土地の手のものが？そうなのですか？」
セムネ：「まぁ放っておくわけにはいかないわよね？」と善キャラなので言いますが。
ミライグ：「探し物の件を置くとしても、放っておける話ではないわね。」
ヤール：「こんなのほっといたら寝覚めが悪りぃしなぁ」

エスミラ：「正直に申し上げると、我々は彼らに対して歯が立ちません」
エスミラ：「なので本当に最後の手段として、生贄と成るつもりでいました」
エスミラ：「しかし、貴方達がやってきたことで……潮目がかわるのを感じました」
エスミラ：「我が運命、そして、我が民の運命は、まだ書き直される可能性があるのだと……」
エスミラ：一筋の涙を流しながら

セムネ：「なら、私たちは良いときに来たわけね。どちらにしろ、放ってはおけないでしょう？」＞皆に
クリス：「いいだろう」本当に江戸時代の排他的な村みたいになってる
ラグナー：「ああ、気持ちよく協力して貰うために、一肌脱ごうじゃねえか」
ラグナー：「金髪さん風に言えば…義を見てせざるは勇なきなり、だ」
ミライグ：「ええ、わたくしたちは通りすがりの正義の味方ですもの。」
クリス：「我らが力お見せしよう」

エスミラ：「！　ありがとう、ございます」



その9「黄金の都　−ブヤン島秘話−」


ヤール：「俺たちが行って待ち構えるにしてもどうするよ」
ラグナー：「ここは、ヤールがオルター・セルフ能力で化けて生贄のフリをしてだな」
ミライグ：ウォーター・ブリージングで水中呼吸は全員問題なし。水中行動はどうしたものかな。

斯くして、女王エスミラの依頼を受けた一行は（特にババアからの妨害もなかったので）ナックラヴィーとマフメトの抗争に介入を決める。
明日の夜明けまではまだ時間があるため、都の見物や対策の相談、呪文準備などにかかる。
黄金の都の情報
都市の規模
人口は197人。
意外にも貨幣経済は成立している。500gpまでの購入が可能。ポーションや巻物、魔法の品は不可。コアルール掲載品のみ。
NPCの呪文サービスは1レベルのみ。
  • テラス
    • 巨大な石ブロックで構成された広いプラットフォームからは島の北側の海を見渡せるようになっている。
      美しい装飾の施された扉は開け放たれ、その先は南側の大きな建物へと繋がっている。
      そばにあるゲートをくぐると、南側にある建造物の外側を通るくねくねと曲がった砂利道に続いている。
    • 上昇騎竜があるので子供たちやパトロールが飛び立つ場所
  • 広場
    • この開けた空間の床は崖の頁岩から切り出された平らな石によって滑らかに整えられている。
      集落の建物の間にあるここは、眼下の浜へ落ち込む切り立った崖の上である。
      篝火の残りがこの広場の一端を示しており、また、小さなずんぐりとした石像が広場の縁に並んでいる。
  • 見張り台
    • 階段を下ると小さな棚になっている。ここからは眼下の岩石海岸を見渡すことが出来る。
      棚にはずんぐりとした石の井戸が備えられており、中には一杯まで大きなギザギザの岩石がたくさん詰められている。
    • 広場から20フィート下で、見張り台には常に4人のマフデトがいる。
    • 井戸の中の岩石は投擲用らしい。


その10「生贄の岩、その深淵　−もはや自重されない神話級シーサーペント−」19:30


準備を整えて、生贄の岩の下見に来た一行。
案内としてマフメトの戦士と、女王エスミラも同行してくれた。


エスミラ：「言い伝えによるとこの生贄の岩は……一族がここに移り住むより以前から存在したといいます」
エスミラ：「実を言うと我々の黄金都市も我々が建造したものではないのです」

とりあえずセムネとラグナーの二人で先行偵察することにしたのだが、岩の周囲は高台になっており、コケやら湿気やらでえらく滑る。
そのため、ミャックが飛行臼を操縦して二人を運び上げる。



窪みの入口の両脇に立つ2つの柱のようなものは灰色の石灰岩の像である。
像には微かに人型生物とわかるような顔が4つ描かれており、1つの帽子をかぶっている。それらの側面は風化しているが何か彫刻が覆っていたようだ。
ヤール：「顔が4つってなんだよ、殴られまくったのを思い出すじゃねえか」

波間から突き出た黒い岩のうち、特に大きな岩が巨大な石棚を形成している。
この岩棚は絶え間無く波に洗われているが、石壇の中央付近は石柱と窪みがあって泡と飛沫から守られるようになっている。


この窪みの奥の壁には太い鎖で繋がれた錆び付いた手枷が吊られている。枷は人間よりも大きな何者かのためにあしらわれたようだ。
ラグナー：「これは中型生物むけじゃねえな」陽光棒で下から照らし上げる。
ラグナー：「しかしこの潮風の中、錆びてはいるがちゃんと残ってやがる」＞枷

北東に向かって粗野な作りの階段があり、波に晒されながら海の中へと続いている。
階段の両脇には別の像が立っているが、その長年の浸食はより激しく、ほとんど形のない柱のような状態でしか残っていない。
セムネ：「こっちにも像があるけど、波に削られてるみたいね…ここから何が上がってくるのかしら」周りは夜だし、何となくCoCじみてるｗ
ラグナー：「だいぶ使われた痕跡が無いなあ。どんなものを生贄にする場所だったのかな」
セムネ：「こちらも大分使われていないわね」

ひととおり調べ終わるが、この二人だけでは知識判定、魔力感知などの面で十全な調査とは言えないのだった。
一度引き上げて仲間と合流しようとしたところで…

ラグナー：「これ以上は分かんないか。引き上げるかい？」
ラグナー：「クリスかミャックに見て貰う方がいいのかもしれねえ」
セムネ：「…海中に何かいるわ」気づかれずに去りたいと思ったのにｗ
ラグナー：「おお！？」
大海蛇：ザッパアアアアアン
大海蛇：ぐるおおおおおおおお
ヤール：「何か波の音がしてるぞ」
エスミラ：「あれは……？！」

大海蛇：キシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア！！！！！！！！！

マトリョーシカ人形：（……あんなのが混ざって……かい　……ざざっ」


神話級シー・サーペント

現れたのは通常よりはるかにデカいシー・サーペント。
この地方の海のヌシ、太古の昔にこの岩の生贄を食らって育った恐るべき神話級クリーチャーである！！
ババアの呟きに毒づきつつ、次回戦闘へ。

※GMより。明らかにリンクが違うので修正。ディープじゃないよ。
　→セバスより。おっと感謝デス。


その10「生贄の岩、その深淵・後編　−もはや自重されない神話級シーサーペント−」19:30


開幕早々、例によって先手打たれて立ちすくみ状態のラグナーがパックンチョされて噛み付き→掴み→締め付けのコンボで重症。
敏捷と回避ボーナス頼りのACはホントこれだから辛い。

セムネ：「…このままだとラグナーが連れていかれるわね。覚悟を決めるわ」

幸いセムネの爆弾が、シーサーペントの弱点である意志STをついて混乱状態に。
敵味方の区別が付かなくなり、ラグナーを放置してとりあえず敵確定のセムネにターゲットが移る。

ミライグ：「あなたにこの呪文を使うのは珍しい気がしますわね。（紅茶ずず」
ラグナー：「ありがてえ！　死ぬかと思った！」

いそいでミャックとミライグの円盤ならぬ飛行臼がつつつっと上空から接近。
バフとリーチ・ヒールが飛んで、ラグナーを立ちなおらせる。
ボーナスを貰ったラグナーは《不可解な幸運》もつけて戦技判定に挑み、なんとか組付きから脱出。
しかしターゲットを引きつけていたセムネが、今度は噛み付き→尻尾→噛み付き→掴み→組みつきのコンボを食らい、やはり重症に。

大海蛇：「ガブゥゥゥ！」アルケミストの躍り食いじゃあ！　化学調味料の味がするぞい
セムネ：「あーれー」
ミライグ：「なんかわりと余裕ね？」
ラグナー：「せ、セムネーーー！」これでボコボコにされたところに、ヒールをSRで弾いちゃうのが最悪かな（汗*28
セムネ：「やっぱり攻撃を受けるときは受けるのね…注意が私に向いてるうちに…早く」（ぐったり）
ラグナー：「今度はオレが助ける番だ！」
今回、GMの目が高め続きで一同から悲鳴あがりまくりｗ

敵認定されっぱなしだと次のシーサーペントのターンで確定死亡のため、クリスがマジック・ミサイルでタゲ取り。
続いてシーサーペントのフルアタックを受けてあわや、と思われたが。さすがにウィザード離れしたタフネスを持つクリスはこれに耐え抜いた。

エスミラ：「海の主よ！怒りを鎮めたまえ！我らが出来ることはとりなそう！」
クリス：「来るな」＞エスミラ
セムネ：「そうね。そこにいて」
ヤール：「もう殴り倒した方がはええよ！」
ミライグ：「わたくしたちは荒事を引き受けましたの。信じてお任せくださいましな。」

そして戦線復帰したヤールとセムネ、エスミラの護衛に同行していたマフメトの戦士がシーサーペントを削り、最後にDRを無視するラグナーの一発が決まって戦闘終了。
終わってみれば、タゲを引きつけては次の仲間にパスしつつ、手際良く回復も飛んだ良いチームワークの戦闘だったと言えよう。



ラグナー：「今回はセムネに助けられたな。すまねえ、ありがとう」
エスミラ：「大丈夫ですか」　スフィンクス語　＞クリス
クリス：「ああ、慣れている」
エスミラ：「……よかった」
エスミラ：「あれは……おそらく海の主でしょう。あなたを生贄と思ったのかもしれません」 ＞ラグナー
エスミラ：「姿を見かけたことはありますが……」
ミライグ：「ふむ、あなたが捧げられようとしていたのは、この蛇だったのかしら。」
ラグナー：「だが、あの枷は人間やマフメト用のものじゃなかった。あきらかにデカかったぜ」
エスミラ：「……海の主と彼らは無関係のような気がします。まだ夜明けではないですし」

生贄の岩の周囲を調査してみるが、さほどの収穫はなし。
一同は巻物やアイテムのやりとり、明日の打ち合わせなどしつつ、この日は休憩をとることにした。
生贄の岩
    • 黄金都市の建築様式と像の作成様式はおそらく同じ
    • 像がかたどっているクリーチャーは人間に近いがよくわからない
    • 枷は少なくとも大型のクリーチャー用
    • 階段は水中深くまで続いている。20ftから先はよくわからない。
    • 階段の先を調べるためには、海がやや荒れており水泳したらdc15を要する。

Neth 23,AR4713

その11「一族のため生贄に捧げられる女王。しかしそれは冒険者たちによる巧妙な罠だった　−女王に迫る馬っ気あふれるケダモノたち−」06:00


GM：朝06時に生贄の庭につくように準備を開始する。4時半くらいにおきて準備だろう
GM：全てのバフは6時スタートでOKです
ラグナー：「アルトローザで飼った耐病剤が6本残ってた。みんな飲んでおこう」古いからちょっと心配だけどねｗ
クリス：リミテッドウィッシュでインビジビリティスフィアを再現　コンコーダンス貰って30分

今回は珍しく事前に敵の情報を把握できているため、その能力に対抗する準備をあれこれ。
念のため水中戦闘にも対応できるよう慎重にバフを整え、クリスがリミテッド・ウィッシュで再現した広域透明化呪文で待ち伏せる。
女王は形だけ先ほどの岩場に拘束しておくことに。

夜が明けてしばらくしたところで、



クリス：片手で6のサインをする
ヤール：（きたか……）
セムネ：「（6匹ね）」
ラグナー：（こくり）片手でどうやるのか気になるがｗ
ラグナー：「五匹……いや四匹に訂正か」
ヤール：「何匹なんだよ」（ひそひそ
クリス：「ちょっと多いね」
セムネ：「（行きましょうか？）」
ラグナー：「（おう！）」
ヤール：「（行くぜ）」

怪騎_5：「おとなしく生贄となったようだな、もらっていくぞ」
エスミラ：「くっ……」
クリス：「辱めを受ける準備はできたかと言っている」
ミャック：「そこまでだ！！！！！」
ラグナー：「まてぇーーーーい！！」
セムネ：「…いつものクリスね」
怪騎：「なにやつ？！」''
ラグナー：「貴様等に名乗る名はない！！」
ヤール：「その女王様をくれてやるわけにはいかねぇなぁ！」
ミライグ：「問われて名乗るもおこがましいが、通りすがりの正義の味方です。

久々に気持ちよく啖呵を切ったところで戦闘開始。
こちらの待ち伏せが成功したため、不意打ちラウンドを得る。しかも通常は1アクションのみの不意打ちラウンドだが、クリスのアクセラレイト言霊により事実上「移動＋標準」の通常行動が可能に！*29
結果、ラグナーが女王のカバーに入ることに成功。更にミライグのファイアー・ストーム呪文で敵全員を大きく削ることが出来た。

そして、この後はほぼ一方的な戦いとなった。
PC側はダメージはあったものの重傷者はなし。事前にナックラヴィーの得意とする恐怖・病気に対し十分な対策をとっていたことが大きい。
ついに、最後に残った1匹のナックラヴィーの手番で、

怪騎：「ククク……クククク……そうか敵対を選択するか。女王よその選択後悔するがいい……」
怪騎：「そこのものども含め、我らが全軍でもって、島の民全てを貪り尽くし、破壊しつくしてやろう」
怪騎：「この島は汚濁に墜ちるのだ！　ふははははははははは……」
怪騎：「おまえたち……明日の日は拝めぬとおもっておけ……い」

ラグナー：「ちっ、長台詞のわりには逃げ足の速い奴だ。クリス、アイツなんだって？」
クリス：「今日中に殺してやると言っている」
ラグナー：「防衛戦は厄介だな。ましてクリスの瞬間移動が難しいとなれば…厳しい戦いになる。女子供を避難させる場所があればいいが」
セムネ：個人的にはなるべく早く来てほしいｗ



そう、今回の一方的勝利のために、一行は既に相当のリソースを消費してしまっている。
これで敵襲のタイミングが数時間後ともなれば、バフの大半が失われ大きな戦力ダウンは避けられない。
一方、敵側は今回とは逆に、PC側の情報をもとに十分な準備を整えてから襲撃してくることだろう…。
さて、一行は次回この「黄金の都」を守り切ることができるのだろうか？
戦利品
    • +1ロングソード×4（完全）
    • +1ロングソード×1（HP２；破損状態）
    • 黄金と珊瑚の装飾品＝400gp×５


その12「黄金都市防衛戦・前編」18:10 [Session : 2017.10.17]


ラグナー：「一匹、逃がしたのは痛かったな」
ミライグ：「あれが最後の一匹とは思えない。とは古今広く用いられる言葉ですわ。」
セムネ：「どうせなら早めに来てほしいわね」
ヤール：「いつ来るかも言ってから帰れよなぁ」
ミライグ：「彼らに必要な知性があれば、時間を告げて去ったかもしれないわね。そうすれば我々はますます混乱することになる。」
ラグナー：「なるほど、言われたら言われたで、素直に信じて良い物かどうか悩む、か。さすが金髪さん、策士だな」

女王をナックラヴィーたちから守り切った我々は、傷を癒やしつつ今後の相談をする。
そこへエスミラ女王が神妙な面持ちで、

エスミラ：「あれはただの捨て台詞だとは思えませんね…」＞前回参照
エスミラ：「どうも以前遭遇したものには、より精強な見た目の違う……ナックラヴィーがいたとの報告があがっています」
エスミラ：「みなさん……もう少しだけ島の防備を……手伝っていただけないでしょうか」

セムネ：「そのつもりですよー」
ラグナー：「おう、まだオレたちとの約束は果たされていないからな」
ヤール：「おう、元よりそのつもりだぜ」

もとより反対する者もおらず、気持ちよく快諾。エスミラ女王の感謝を受けつつ、黄金の都へ帰る。
今度は、明日の夜明けまでの間、マフメトたちと共に都市を守り切らなければならないのだ。
早速、マフメトの守備隊リーダー、ラジェットを交えて今後の相談を行う。

ラジェット：「先ほどの戦闘は見事だった。最初は疑って済まなかったな」
ラジェット：「さて、確かにわずかな交戦経験から、あれは雑兵だということがわかる」
ラジェット：「強い者は……長い髪の毛をもっていた」

ラグナー：「あんたも仕事柄しかたねぇさ。外敵との遭遇は初めてなんだろ？」＞ラジェット
クリス：「あれが雑兵……本隊はどれほど凶悪なんだ」
都市防衛の相談
  • 守備隊からの情報
    • ナックラヴィーの精鋭は長い毛髪を持っていた。
    • 守備隊に遭遇したのは1体のみ。そのため“上位種”が複数いるのではなく“強力な個体”と考えられている。
    • 彼らの宣言通りならば、明日の夜明け前に決着を付けに来ると考えられる。
  • 防衛の方針
    • ラグナーの所持していた地図職人道具を使用、彼らの上空からの目でみた島の地図を作成。
    • 戦闘力の無い住民は王城内に集め、女王とともに籠城する。
    • 警邏は普段より高高度より行い、敵性クリーチャーを確認したら報告を第一とする。
    • セムネが連絡用に発煙棒を作成、警邏部隊に持たせる。
    • 建物内に侵入するルートはPCが守る広場のみとし、それ以外のルートはバリケードで封鎖する。

この相談中、彼らには「地図」というものが存在しないことが判明。
これまで外敵が存在せず、全員が飛行可能で、島内で自給自足の生活をしていた彼らには、無用の長物だったとも言えるが……
我々が地形を把握し、彼らとの防衛計画を練るには必要ということで、急遽作成することにする。

ラグナー：「あ、えーと、ここに地図作成用具はあるんで、記憶頼りでいい。書いてみてくれないか」
ラグナー：「島の全景、地形、道などだ」地図職人道具があります。
ラグナー：1d20+14+2 〈生存〉　Pathfinder : (1D20+14+2) → 14[14]+14+2 → 30
ラグナー：「上から島を見慣れてるだけあって、アンタの絵はわかりやすいな」
ヤール：「ブンメイの一端が島に伝わった気がする」
クリス：「なかなかいい仕事をする」
ラジェット：「なるほど……こうして地形を図にしておけば……指示にもやくにたつな」
エスミラ：「なるほど……」
エスミラ：「地図、きいたことがあります。はるか昔に存在したアーティファクトだと」
エスミラ：「このような簡単なものだったのですね…」

ミャック：1d20+0 〈生存〉　Pathfinder : (1D20+0) → 1[1]+0 → 1
ラグナー：「ミャック！　いいからあっちで子供なだめててくれ」ミャック画伯ｗ
ミャック：「おいらこどもじゃないもん！！」
ヤール：「お前ちょっとこっちで大人しくしてろ」＞ミャックの頭を掴みながら

ミャックは癒しｗ

以後は休憩を取りつつ警邏からの報告を待つ、長い一日を過ごすことになる……


その13「黄金都市防衛戦・中編」20:00


ミライグ：1d20+5 〈製作〉(紅茶)　Pathfinder : (1D20+5) → 2[2]+5 → 7
ミライグ：「（渋い顔」
ラグナー：「お、金髪さん。お茶が入ったなら一杯もらえねえ？　肌寒くなってきたんでね」

異変が起きたのは、日没後20時ごろ。
海から湧き上がる濃霧が、島の南端から徐々に上陸し北上しつつあるという。
それと共に、南岸より三つの部隊が上陸し黄金の都めがけ侵攻開始したとの報告が偵察部隊より入った。

有翼の戦士：「はあ……はあ……、来ました！」
有翼の戦士：「南、南之浜に霧、霧が…その奥から……やつらが！」

ラグナー：「おいでなすったか！」
ミライグ：「ふむ、紅茶は後にいたしましょうか。」
ヤール：「おっしゃ！ 待ちくたびれたぜ！」
クリス：「ここからは俺達の仕事か。水を飲め。おらのめ」
有翼の戦士：「あ、ありがとう、ごくごく」
セムネ：「お疲れ様。さて、待ち構える？　向かう？」
ラグナー：「お茶会まえに一暴れするとするか。女王に伝えて避難と警戒を」
ミライグ：「特に、北岸の崖方面の警戒を怠らないようお願いしますわ」

地図を開いて敵とその侵攻ルートを確認した結果、敵は飛行戦力はなし。精鋭部隊は中央ルートと判明。
そこでマフメト部隊ふたつを両翼の部隊に向かわせ、上空から敵を攻撃し足止めに徹する。
一方、われわれは中央の精鋭部隊を都に引きつけてから攻撃。可能な限り速やかにこれを撃破したのち、他部隊へ回ることとした。



さて、20分後。
一行が遭遇したのは、精鋭と呼ばれた長い毛髪を備えたナックラヴィーからなる部隊。
クリスとミャックの識別により、彼らは「ブヤンナックラヴィー」という固有種と判明。
特にクリスは、彼らにはルサルカの血脈が混じっておりその毛髪を戦闘に用いるであろうと分析した。

ブヤンナックラヴィー
毛髪を操り攻撃する。間合い15ftで接触するとよろめき状態となる（頑健・無効）

クリス：「海から出た時に余計なものまで付いてきたようだな」
ラグナー：「なるほど、海草ぽいな確かに」＞クリス
ミャック：「美味しい出汁がでるからね。彼らの頭髪は狩りの対象で、若者のハゲ化が信仰しているらしいぞ」

などと雑談しつつ、さて戦闘開始かと思われたが。
ふと見るとすぐ横に見慣れないクリーチャーが！！
ティクバラン
馬と人間の特徴を併合したこのモンスターには馬の鼻、鋭い牙、爪のある指の長い前足がある。

ヤール：「俺この姿になるの初めてだから、どうなってんのかわかんねえんだよな」

どうやら、ヤールがモンストラス・フォーム呪文で「飛びかかり」能力を得るために変身した姿だったらしい。
本邦初公開の超パワーアップのはずだが、周囲の反応は…

ラグナー：「え、ちょっと、おまえ、ヤールだよな」
クリス：きもちわるい……「いつの間にそんな馬面に……」
ミライグ：「見目だけなら彼らとお友達になれそうですわ。」
ミャック：「戦士は婿の民のために真の化物になるのをゆうちょしないのだった〜♬」
セムネ：「…ほら、ヤールは元々異形の血を引いてたから…」

ブヤンナックラヴィー：「ばけものどもめ」アクロ語

こんな不気味な敵クリーチャーからも言われてしまう始末……いや、飛びかかりは頼もしいんだけどね？
などといつものようにヤールの新能力に敵味方共に脅かされつつ、戦闘開始。



ブヤンナックラヴィーは下半身が馬だけあり、すさまじい機動力でパーティを翻弄する。
唯一イニシアティヴを取っており、タゲ集めのため前進していたラグナーに四匹が群がり、残り二匹はパーティの背後へと回り込み、畏怖すべき存在能力で更にプレッシャーをかけてくる。
まさかの《雷光の如き足》特技により視認困難を得ての包囲作戦である。
特にラグナーには髪の毛とブレス2発が飛んだが、まともに食らったのは髪の毛一発だけで済んだ。



セムネの爆弾攻撃に続き（火はルサールカの血統のためか通用せず、力場爆弾を使用）、ミライグがホーリィ・オーラ呪文で守りを固める。

ラグナー：ホーリーオーラ食らって大丈夫なの？　(´・ω・｀)　＞元ヤール
ラグナー：しんじゃったりしない？
GM：死ぬ
ラグナー：ギャーって言って斃れたりしない？
クリス：気づくとティクバランになっていたのか
セムネ：悪じゃないから。
ラグナー：悪じゃ　ないけど　気持ちが　悪い
ひどい云いようである。ごめんねちょめP。

ラグナー：それはそれとして、この後もたぶん遭遇ありそうだよねえ…
クリス：「この手勢だけでこの島を落とすつもりではないだろう」
ラグナー：「オレもそうおもう。こいつらを動かしてる奴がいるんじゃねえかな」＞クリス

などと言っている間にヤールのターン。
即行アクションで激怒からのミラー・イメージ呪文発動で8体に分身。
クリスのヘイスト呪文を受けてのフルアタックで、みるまにブヤンナックラヴィー5号に200点ヒットで気絶、3号にも137点ヒットの大暴れ。
次のラウンドには更に3体を叩き潰して、ほぼほぼ戦場の掃除をひとりでこなしてしまい、敵味方一同、更に絶望的な顔になる。



ミライグ：1d20+5 〈製作〉(紅茶) 紅茶落とさない判定　Pathfinder : (1D20+5) → 18[18]+5 → 23
ミライグ：耐えた。


妖騎_2：「ばかな？！一瞬で3人も？！」（アクロ語）
妖騎_2：「このものどもはいったいなんなのだ……おのれ……おのれ……汚染してやる」
ミライグ：「お、おほほ、恐れをなしたのかしら。」
セムネ：「…確かに化け物だから、否定はできないわねぇ」

最後の一匹はGMからボコられました宣言が出て、雑に戦闘終了。
ラグナー的には、後衛を狙ったブヤンナックラヴィーの蹂躙攻撃を「割込足払い強化修得からの機会攻撃・足払い」で阻止しようとして失敗したのがションボリであった。

尋問する間もなくトドメを刺して移動。急ぎ両翼の仲間たちの援護にまわる。
結果、マフメト側に9人の戦闘不能（死傷者）を出したものの、ナックラヴィー部隊を討伐することが出来たのだった。

GM：後ろからきてた敵増援は海にひきかえしていくよ！
GM：（マフメト側は）9人が死傷者です。うち何名かが死んで、何名か重傷のようだね！

セムネ：「…それは申し訳ないわね」
クリス：「すまない」
ミライグ：「これが戦争というもの。せめて彼らの魂に平穏のあらんことを祈りましょう。」
ヤール：「そうだぜ、まだ攻勢が終わったわけじゃねえだろう」
ラグナー：「犠牲はやむを得ない！　悔やむのは後だ！」
ラグナー：「島の警戒部隊を再編成、監視を緩めるな！」
ラグナー：「オレたちは都市にもどって、少しでも休憩を取ろう。長丁場になるかもしれない」
セムネ：「そうね。流石に次は休めるといいわね」


長い長い霧の夜は、まだ終わりを見せない。
戦利品
    • +1 ロングソード×6
    • +1 ミスラル製ブレストプレート×6
    • +1 リング・オヴ・プロテクション×6
    • アミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ+1×6
    • 珊瑚の装飾品　1000gpの価値×6


Neth 24,AR4713

ほごよけ

その14「黄金都市防衛戦・後編　−悪魔ヘズロウあらわる！−」03:00 [Session : 2017.10.24]


都への帰還後、われらはしばし休息を取る。
ミライグは負傷したマフメトたちに〈治療〉を施し、戦傷者のひとりを見張りぐらいは出来るように回復させた。
午前三時。ふたたび海から立ち上る霧が、じわじわと陸地を侵し始めた。

霧はいまやこの断崖を覆うほどにまで覆っている

セムネ：「霧が濃くなってきたわね…」
ミャック：「おいらねむいんじゃけども」
セムネ：「永遠の眠りになっても知らないわよ」＞ミャック
ラグナー：「やつら、まだ諦めちゃくれないか」
ミライグ：霧が見えた時点でディレポかけ直します。
セムネ：「すっかり霧に囲われちゃったわね」
ラグナー：「崖の際まで霧がきてるな。どこから来るかわからねぇ……か」
ヤール：「鬱陶しい霧だな……吹き飛ばせればいいんだが」


女王エスミラと非戦闘員を収容した黄金の都。
内部への侵入口のほとんどをバリケードで塞ぎ、唯一残った入口である正門前の広場に一同は待ち受ける。



程なくして、見張り台の兵士たちがバタバタと倒れ始め、同時に凄まじい悪臭が漂い始めた。
そのすさまじさたるや頑健STを要求されるレベルであったが、幸いミライグが事前に使用していた、ディレイ・ポイズン呪文により*30われわれに悪影響はなし。*31
悪臭と共に霧の奥から現れたのは、ヘズロウと呼ばれる大型デーモンが6体！！

サヴェッジ・ファイタークリーチャー・アドバンスト・ヘズロウ
prdj参照可。神話級ではないが準神話級といってよい。
擬呪多数。アンホーリィ・ブライトやブラスフェミィ、吐き気（変則）で厄介なデバフをばらまく。
兵士が倒れたのはブラスフェミィ擬呪か？
また衰弱効果とか食らいたくないなあ……

この日は途中からラグナー＠セバスが都合で不在のため簡易記録となります。申し訳ない。
ラグナーをコントロールしてくれたりょう氏に感謝。

さて戦闘開始。
病気持ちで特殊能力を多数もつヘズロウは厄介な相手。
しかも連戦に加え前の戦闘から時間が経ちすぎており、殆どのバフ呪文が効果を失っている。既に十全の戦闘力は発揮しえない。

そんな状況ながら、一同ありったけの火力を投入。さほど危なげなく敵を殲滅した。
しかしそれは、これ以上の連戦が無いものと判断、全力攻撃に出た結果でもあったのだが……



ヤール：「おっ、上がケリつけたか」
セムネ：「ふぅ…やったわね」
セムネ：流石にそろそろ寝たいな。正直、もう疲労状態に入ってる気もしないでもない。
岩鱗悪魔：2卓目では初期配置を考えるぞウゴゴ

戦利品はなし。
手持ちの呪文をやりくりしてHPとバッドステータスを治療。つのる疲労をレッサー・レストレーションのワンドで無理矢理治す。

ミライグ：「そうれ、へたれてないで動きなさい（ぺちぺちぺち」＞レッサー・レストレーション
クリス：「何だかやる気が出てきたぞ。圧倒的成長だ。敵との出会いに感謝」
ヤール：「少し気を抜くと体が重くなるな」
セムネ：「私は次があったとしたら、戦力にはもう数えないでね…」

クリスの徹夜ハイっぷりが危険な域に達しているｗ
また、爆弾の残弾が3発しかないセムネはこれ以上の戦闘行動が難しい域に入っている。
このまま何事もなければよいのだが……？


その15「黄金都市防衛戦・本祭前編　−徹夜明けのギリギリ絶頂バトル−」05:50


黄金の都の長い夜が明けようとしている。
遂に、奴らの予告した最期の夜を生き延びることが出来たかに思われたのだが……

セムネ：「まだ来るの？　バカじゃないの？」
セムネ：正直今夜はさっきので終わりだと思ってたからなぁ。
クリス：「いや迎えてる　俺達の勝ちだね」
クリス：南の浜からブヤンナックラヴィーを含む集団が4集団かな。全集団に精鋭が1騎ずついる
エスミラ：「もう少しで朝日が昇ります…が……しかしこれは…」
ミライグ：今度こそ陽動来るんじゃないかな……。

敵四部隊が島に上陸。都を目指し北上を開始したとの連絡が入る。
しかしながら、敵側も第二波ほどの勢いはないとみられたため、前回同様マフメト部隊で時間を稼ぎつつ、PCらが合流し殲滅する作戦に。

ラジェット：「前回ほどではなく、左右を遅滞防御を続けると」
ラジェット：「わかった。しかしそうなると君たちが戦闘中に合流される可能性が……」

ラグナー：「それは構わない」
セムネ：「こっちに合流してくれるなら、それでもいい」

ラジェット：「……わかった。隊には隊には左翼右翼に戦力を集中するよう伝達をまわそう」

クリス：「折を見てわざと合流させてもらえれば、俺達が纏めて倒す」

ラジェット：「承知した。なあに、まかせておけ」

ミライグ：「あの方たちは、もう少し利己的に振る舞っても許される気がしますわね（紅茶ずず」

三度目の戦闘遭遇。残り少ない力を振り絞り前線へ向かうPCたちだったが……

さて、君たちが出陣して2分ほど経ったところで、巨大な地響き、というか空振が島を揺るがすよ！
そして王城のほうから、ひとりのマフメトが君たちに向かい全速で追いすがってきた！

ヤール：「このよくわからん振動は王城からか！」

有翼の戦士_6：「王城に、王城に……急いで……あれが…本隊」
有翼の戦士_6：がくり

クリス：「戻らざるを得まい」
セムネ：「仕方ないわね」

ミライグの予感が的中したか、PCらの不在を狙った拠点襲撃。
援軍の到着を待ちつつ、遅滞防御を続けている前線の部隊の運命に歯がみしつつ、我らは王城へ戻るしかなくなった。
そして5時54分、
クリス：北の海から水柱が立ち上がり、それが途中から水平になって王城に突っ込んでくる
クリス：水の橋のようになっていて王城を破壊し進入路にもなっている


ヤール：「お前ら無事か！」
有翼の戦士_4：「みなさん、女王が……女王が……」
有翼の戦士_4：「女王と隊長は……民を守る為……王城へ」
セムネ：「早く行きましょう！」
ヤール：「よし、すぐ助けてくるぞ！」
ミライグ：「あなた方は務めを果たされました。あとはお任せなさい。」

王城へ突入する一行を待ち受けていたのは、超大型のウォーター・エレメンタルとブヤンナックラヴィーからなる精鋭部隊。
そして一際堂々たるオーラを放つ、神話級ブヤンナックラヴィーこと“ナックラヴィー・クイーン”！！*32



妖騎王：「我が要求に逆らった末路、よおくわかったか」　アクロ五
妖騎王：「ではこの都市、この島はいただいていくぞ」
妖騎王：「皆死ぬがいい……まずは女王お前からだ！！」

ヤール：「そうはさせるかよ！」
ミャック：「ナックラヴィーのくせにナマイキだ」
クリス：「数が多いだけの奴らが何を偉そうに」
エスミラ：「みなさん！！」



即座に戦闘に雪崩れ込む。
初手は最速を誇るクリスだが、女王と周囲に残るマフメトの近衛部隊がいるため、開幕から無慈悲な範囲攻撃をぶっ放す事が出来ない。

ラジェット：「この命、惜しくはない！ヤツを倒すことに集中しろ！」
クリス：「黙れ、死ぬ気か」
クリス：ラジェット・エスミラを高速化クリエイトピットで下に落としてリミテッドウィッシュ再現フリージングスフィアを穴の底が入らないように撃つみたいなのを考えてるんだが
クリス：上空1ますずらしてこの範囲で討てば多分穴の底は守られる
クリス：しかし有翼の戦士はどの道死ぬのか……良い奴だった……
セムネ：「他の人を巻き込むの！？」
クリス：「あいつらが他の手で助からないならな」
クリス：「助かると思うならいいだろう、隔離だけしてやるからなんとかするんだな」

クリスは考えた結果、高速化したクリエイト・ピットで女王とラジェットを落とし穴に落として隔離。
更に仲間たちをブースト・セレクテッド・ブースト・アクセラレイト言霊で加速する。

これにより女王とラジェットは落下ダメージを16点ほど受けたものの安全圏に置かれた。
ラジェットは敢えて反応STに成功、安全圏への離脱を拒む。

妖騎王：「お前が宮廷魔術師か」＞クリス

クリス：「本当はお前も焼き殺そうと思ったんだがな。お前を罰するのは俺ではないらしい」

妖騎王：「よいだろう……女王は墜ちたようだからな…おまえたちも一緒に先に殺してやる」

ミライグ：「（カッコいいわね宮廷魔術師って。）」

妖騎王ことナックラヴィー・クイーンは眼前に残ったラジェットを攻撃。
更に王の指示を受けたブヤンナックラヴィーたちが行動開始。二匹が前進し一同にブレスを吐きかけ、残りはマフメトの近衛部隊へ攻撃を仕掛ける。



ブレスの効果で耐久力ダメージや疲労状態をバラ撒かれる我々。
近衛部隊もブヤンナックラヴィーの連続攻撃の前に、次々に叩き伏せられていく。
ラジェットもブヤンナックラヴィーに斬りかかるが、ミャックの呪芸の効果を受けても一撃を加えるのがやっとの模様。

ラジェット：「やはり私では……くそっ」
ラジェット：「術師よ！私を巻き込んで撃て！！」
ラジェット：「ただし女王だけははずせ！！」
クリス：「3番と4番は助からねえがな」
ラジェット：「黄金の戦士はこのくらい覚悟している！」

そんな葛藤の中、遂にヤールが一行の頭を抑えていたブヤンナックラヴィーを討ち取り、城内への突破口を開く！
……というところで、この日はここまで。




その16「黄金都市防衛戦・本祭後編　−徹夜明けのギリギリ絶頂バトル−」05:50 [Session : 2017.11.1]


戦闘続行中。
ヤールの猛攻で敵の前衛をようやく抜いたかと思えた頃、戦場北側では敵ボスの妖騎王がマフデトの戦士長、ラジェットをフルボッコにしていた。

妖騎王：「ふん、お前が戦士長か。他愛もない。妾が剣を振るうまでもなかったか」 ＞ラジェット

ラグナー：妖騎王め……固有グラフィックすらないくせにでかいツラしやがって
ミャック：「バケツの王様みたいな名前しやがって」

幸いダメージが丁度良い範囲に収まり気絶しただけで済んだが、敵のブレスにでも巻き込まれれば即死もあり得る。
そしてこれで、戦闘力のあるマフデト部隊は全滅したことになる。
状況打開のため絞り出すようなリソース消費で放ったミャックのファンタズマル・ウェブ呪文、クリスの*33チェインライトニング粘着化呪文も、GMの出目に負けて通じず。
しかしミライグのバースト・オヴ・レイディアンス呪文は力術熟練が奏功してエレメンタル2号と、前進していたナックラヴィー4号を盲目化。
そこへミライグのホーリー・ソード能力で強化されたヤールのテツボウが飛んで、ナックラヴィー4号はミンチになり、1号は重症を負ったところへラグナーの槍がブッ刺さって死んだ。
しかし、ラグナーが戦線を押し上げるべく階段を駆け上ったところへ、

妖騎王：穴を飛び越えながらラグナーに髪の毛で《一撃離脱》を決めて、しかるのち元の位置に飛び戻る。

今以て戦場のど真ん中に開いたピット*34が、女王の戦場入りを邪魔してくれている。
跳躍自体は楽々成功したものの、ここでまさかのナックラヴィー2号が遮蔽となり、ラグナーへの攻撃が外れるという番狂わせ。



ラグナー：ナックラヴィー2号ありがとう！！
ラグナー：お前を殺すのは最後にしてやる！
妖騎王：「ほうほう。おまえたち、翼のない個体だとおもったが……もしや種族が違うな？」（アクロ語）
妖騎王：「何者だ…」

などと言いつつ、続くターンで2号を気絶させた上にトドメまで刺したラグナーであった。

その後、満を持して前進してきたクイーンとラグナーが一騎打ち状態に。
髪の毛噛み付き蹄蹄とロング･ソードの攻撃をラグナーは何とか2HITにおさえ、ストーン・スキン呪文の加護もあり累積18点ほどのダメージで済んだ。

妖騎王：「総攻撃じゃ！」つっこんできた女王
妖騎王：「全員穢れにおちるがよい！！！」畏怖すべき存在能力、発動！
ラグナー：「あんた、見た目とは違うな。ただのモンスターじゃねえ、しっかり修練を積んだ剣士じゃねえか……」
ラグナー：「こいつぁ楽しめそうだ！」

畏怖すべき存在能力を弾いたラグナーが、逆襲の《腕力による威圧》《脅し屋》による非致傷素手打撃からの威圧で女王を怯え状態に落とす。
続けて最後の「気絶打撃」能力が決まり、クイーンが気絶したところへクリスの高速化イル・オーメン呪文とヤールの「とどめの一撃」が飛んでゲームセット。

いやまあ、そりゃ死ぬよね…ｗ



妖騎王：棒で殴ったのに何故かまっぷたつに
妖騎王：汚い花火がおきます
妖騎_3：「女王、じょお……おお、おおおおおお」（崩壊
クリス：「うーん」
ヤール：「っしゃあー！」
セムネ：「よし、やったわ！」
ラグナー：「ナイス斬る！！ｗ」ハイタッチモンですな
ミライグ：「あっけない幕切れですこと。かの者には相応しいということだったのかしら。」
セムネ：「崩れたわね…」＞ブヤンナックラヴィーや精霊たち

かくして、ブヤンナックラヴィー・クイーンは、DC234の頑健ST、しかも2度振って悪い方、というご無体な判定に失敗して即死した。
同時にエレメンタルたちは召喚が切れて消滅、ブヤンナックラヴィーたちは生きたままボロボロに崩壊して散っていった。

GM：水はひいていき、霧も消失して、それと同時に日がさしこみはじめ
GM：ここ二日間覆っていた閉塞的な気持ち悪い雰囲気は一切合切なくなった
GM：おそらく女王を倒したことで彼ら全体が滅びたのだろう
ヤール：「俺たちの勝ちだ！」
クリス：「敵に心術を掛けたと思ったら気絶していた。あまりにもあっけなさすぎる……」

クリスがピット呪文を解除したため、中に隠れていたエスミラ女王は無事解放された。

エスミラ：「これは……撃退したのでしょうか」
セムネ：「えぇ。敵の女王は死んだわ。犠牲が出てしまって申し訳ないわね」
クリス：「そのようだ、手荒な真似をしてすまなかった」
ラグナー：「あの様子だと“撃退”というよりは、“殲滅”しちまったとおもうぜ」
ラグナー：「どうやらクイーンなしでは生きていけない奴らのようだった」
ミライグ：「私たちの見たところ、彼らはおそらく根こそぎ消滅したことでしょう。因果とはこういうものでしょうか。」（かくかくしかじか
エスミラ：「……なんということ。あなたたちが訪れて本当によかった…」
クリス：「来てくれてサンキューな。まるでぶちまけたボルシチみてえだぜ」
ヤール：「クイーンが死ぬと全滅とか生き物としてどうなんだって気がするな」
エスミラ：「なんと……。しかし彼らは一体何が目的で……」
エスミラ：「はっ、みなさん大変申し訳ないのですが……休む前に負傷者の収容を手伝っていただけないでしょうか……」
セムネ：「もちろんよ」
ラグナー：「ん？　ああ、そうだな。そこまでは手伝おう･･････その後は休ませてくれ･･････」
エスミラ：「はい……一昼夜にわたり本当に感謝致します」
ヤール：「さすがに疲れたな……」
ラグナー：「いやまったくだ。ババアのクエストも明日まではお休みだ」
マトリョーシカ人形：（文句は省略
戦利品
疲労困憊しつつも、戦利品の確保だけは済ませるチャッカリしたわれわれであった。
  • ブヤンナックラヴィー
    • +1 ロングソード x6
    • +1 ミスラル製ブレストプレート x6
    • +1 リング・オヴ・プロテクション x6
    • アミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ+1 x6
    • 1000gpの価値 x6
  • ブヤンナックラヴィー・クイーン
    • ナイン・ライヴズ・スティーラー（残り4ch；市価は14,867gp）
    • +1 ミスラル製ブレストプレート
    • +1 リング・オヴ・プロテクション
    • アミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ+1
    • 色々な装飾品（5000gpの価値）
  • マフデトからの感謝の品
    • 総額10000gpの価値の財宝
    • マイナー・リング・オヴ・インナー・フォーティチュード*35
ヴィジョン呪文で得た情報
クリスがヴィジョン呪文により、ナックラヴィー・クイーンとその配下の背景を探る。
    • 最近（2-3日前？）海底にアヤシげなよどみが生じ、海底で慎ましく暮らしていたナックラヴィーたちがそれに触れて変異した。
    • 特にそのゆらぎの大きな部分に触れたナックラヴィー・クイーンは神話級のパワーを手に入れた。
    • 彼ら以外にも神話級のパワーを手に入れたクリーチャーがいるかもしれない。*36
    • 最も濃いよどみに触れたのがナックラヴィー・クイーンと配下たちで、彼らは手に入れた力と武装で地上を手に入れようとした。
    • 女王のナインライフスティーラーは、よどみの底にあったものを女王が引き抜いた。
    • 穢れとそのゆらぎはバーバ・ヤーガの力の低下に関係しており、バーバ・ヤーガの力が戻ればそういった問題は修復されるだろう。

ラグナー：「ところでヤール…」
ヤール：「あ、なんだよ旦那」
ラグナー：「覚えておくんだ。これが“疲労”だと。これがお前が最後に感じる“疲労”かもしれねえ…」ｗ
ヤール：「何わけのわかんねえことを」
ラグナー：「すまん、オレも疲れてるみたいだ。何言ってんだろうな。疲労を感じない奴なんているわけねえのに」
ミライグ：「人は披露する生き物ですからね。（紅茶ずず」


そして丸一日の休息をとった一行はめでたく16レベルに成長。
当然の様にブラッドレイジャーのレベルを上げたヤールは「異形の抵抗力（超常）*37」を獲得。
文字通り、今後は疲労状態にならない激怒キャラというトンデモナイ存在へと昇華したのであった。

クリス：「なんだ、やけに元気そうだな」 ＞ヤール



Neth 28,AR4713

ほごよけ

その17「大きなクイックウッドの木の下で・前編　−神話級の木の下で待ってます−」09:15 [Session : 2017.11.8]


エスミラ：「さて……では私達も約束を果たしましょう」
エスミラ：「今宵はささやかですが宴で疲れを癒してください」

ラジェット：「俺からも感謝する。今回の奴らの侵攻での使者は19人だった……しかし黄金の都は必ずや復興するだろう」

セムネ：「被害は大きかったわね…」
ミライグ：「彼らには私からも祈りを捧げさせてくださいな。信じる神は違えど、幾ばくかの慰めにはなりましょうから。」

死者の弔いと戦勝の宴のあと、死んだように眠った一行。
翌朝も元気よく朝8時に起床し、ヒーローズ・フィーストを食べて9時より探索開始。
問題の大樹の場所までは、最初に遭遇したマフデトであるパランティエが案内として同行してくれることになった。
黄金の都から15分ほど歩いて、問題のオークの大樹へ到着。




森の中ほど、節くれだったオークの古木が半ば土の中に沈むように倒れこんでいる。
近くでよく見れば、それは古い墓碑を縁取るようになっているように見える。

パランティエ：「あれが言い伝えの木です」
クリス：「オークが多く生えてるだって？」
クリス：「フッ」

ヤール：「クリス、今のは何の意味があったんだ？

大樹に近づくと、その樹がゆらりと動き出し襲いかかってきた！
クリスの識別により、まさかの神話級クイックウッドであると判明！！

神話級クイックウッド
prdj参照可能

樫の古木：「近付く者、死、与えん」
樫の古木：イニシアチブ出目20　シャキーン

セムネ：「化け物よ」
ミャック：「おまえは切り倒して、盆栽マニアに売っぱらってやる」
ヤール：「切り倒したら盆栽になんねえだろ」

神話階級持ちのクイックウッドは長大な間合いからの引き寄せ攻撃をもつ難敵。
しかもこういう敵と戦うときの必勝パターン、クリスの次元回廊による瞬間移動からのフルアタックがこのエリアでも使えない。

クリス：「俺は慢心しすぎていたかもしれない」
クリス：「このシマに俺たちに勝てる奴はもういねえと……」

とはいえ、開幕で接近したラグナーが被弾したあとにセムネの爆弾誤爆を食らい死にかけたものの、

ラグナー：「すまねえ金髪さん。今回は本気で怖かったぜ」＞セムネの爆弾
ミライグ：「さすがに味方の爆弾で倒れられては寝覚めが悪いものね。」
セムネ：「久々ね…ごめんねー」




いつものようにノシノシ近づいたヤールがテツボウをぶんぶん振ったところ、敵は神話級チップに生まれ変わり（死に変わり？）、わずか1ラウンドで戦闘終了。

セムネ：「ふぅ、いつもながらすさまじいわ」
ヤール：「ふっ、樵のしごとは初めてだったが切り倒せたな」
ミャック：「叩いても木こりっていうんだねー」
クリス：「俺は事情があって巨人に詳しいんだがここまで強い巨人は居ない……居たら教えてほしい」*38
ミライグ：「そんな巨人がいたとして、出会わないことを心から願うわ。」

というところでこの日のセッションは終了。


その18「大きなクイックウッドの木の下で・中編　−神話級の木の下で待ってます−」09:15 [Session : 2017.11.8]


前回、伝説の木ならぬ神話級のクイックツリーを叩きのめした後、その下の石碑周りを調べるところから再開。
ヴィグリフの話によれば、この木の下にバーバ・ヤーガの“死”を納めたチェストを納めた死体が埋まっているはずなのだが。

セムネ：バロウのエキスを注入。穴掘り速度を得たので、掘るｗ
セムネ：じゃあ墓の下を掘ってみるよー。
ラグナー：サイボーグ003かとおもったら005だったかｗ

さいわい、セムネがバロウのエキスを準備しており、地中を潜って調べる事が出来た。
すぐに8フィートほど地下にセムネの体格以上の何かが埋まっていることが判明、そこをヤールとラグナーで掘り返すと…

セムネ：「8フィート下くらいに何かあったわ。でも私より大きい。無理だわ」
ラグナー：「オーケー、場所さえわかれば楽なもんだ。男手ふたりで何とかするさ」
セムネ：「やっぱり振動感知とか持つべきねー」
ミャック：「フレーフレー」呪芸なし
セムネ：「取り敢えず掘りましょ。ラグナーとヤール手伝ってもらえる？」



掘り返したところ、出てきたのは…
背丈10フィートほどのパペット。
一見すると人間の皮膚に何かを詰め込み、布や毛布、皮革、人間の髪の毛で縫い合わせたものにみえる。

調べてみたところ、罠では無いがなにがしかの強力な呪いがかけられている模様。
特にミャックはコレがウィッチの呪いであることが、以前の師匠の言葉を思い出すことで分かった。
同時に、5分間ほどの儀式と適切な呪文を消費することで解呪を行えることも判明。
儀式：術者が対象に触れながらディスペル、リムーブカース、ブレイクエンチャントメント、リミテッドウィッシュ以上の呪文を消費。
所要時間5分、要術者レベル判定。

ラグナー：「そんな凶悪な呪いが。おいババア、お前なんとかしてくれよ」＞人形
マトリョーシカ人形：（あれはなんだったかねぇ）
セムネ：「…それはクレリックの役目かしら」＞解呪
ミライグ：「解呪はわたくしの専門外ですわ（紅茶ずず」
セムネ：「そうなの？　聖別はクレリックのお得意じゃないの？」

相談した結果、ミライグがディスペル・マジック呪文をスロットに持っていたことが判明、解呪儀式を担当することになる。

その18「大きなクイックウッドの木の下で・後編　−神話級の木の下で待ってます−」09:25


ミライグの希望で彼女から40フィートばかり離れて儀式を見守る一行。
やがて5分の儀式が終わり、時間は9時25分。

ミライグ：1d20+16 術者Lv　Pathfinder : (1D20+16) → 20[20]+16 → 36
セムネ：凄い！　25レベル術者Lvまで解呪できるｗ
ラグナー：「すげぇ、流れるように優雅な動きだ」完璧だｗ

というところで、突然ミライグの腹部に激痛走る。
なんと問題の人形が、自分に刺さっていた釘をミライグの腹にブッ刺してぐりぐりしていたのだ！！

ミライグ：「わあ。」
セムネ：「…ミライグ？　こ、これは！？」
ラグナー：「くそっ！　嫌な予感が当たりやがった！」
ミライグ：「……すぐれた賢者ですら、末の末までは見とおせぬもの、と申しますわ。（だらだら」

ダメージ23点に加えて謎の頑健STが要求される。
幸いセーヴは成功、ミライグの脳内に＜リンク失敗＞というような声が。
そこへ見守っていたわれらも我に返る。セムネとクリスの識別により、これは神話級ウィッチ＝ドールゴーレムと判明。
神話級ウィッチ＝ドールゴーレム
ゴーレムなので魔法がかなり聞かない。DRアダマンティン＆エピックつき。
■盾と恐怖と苦悩のルーンが刻まれている。
　苦悩のルーン　ダメージを受けると範囲20ft拡散のみんなが痛い痛い言う
■ウィッチ＝ドールリンク／Witch-Doll Link (Su)
攻撃されたクリーチャーは頑健STに失敗するとリンク成立。目標が死ぬかゴーレムが破壊されるまで持続。リンクによって4つほど利益が発生。
　1）リンクした相手を今後も正確に追跡出来る。
　2）リンクした相手に対する叩き付け攻撃は追加ダメージがある。
　3）リンクした対象から発動された全ての呪文と擬呪に+8ボーナス。
　4）リンクした対象があるていど近くに居るとき、自分が受けたダメージの半分をそいつに飛ばす。回復は共有しない。リンク相手を殺すために自分を殴ることはしない。
■防御：完全耐性の無いのはコンフュージョン（スロー効果）、メンディングで修理可能。
■攻撃はニードルを突き刺すか叩きつける。頑健ST25あればリンクは弾ける。ミライグのデータで判明。

クレリックのミライグが単身、ウィッチ＝ドールゴーレムとエンゲージ状態というヤバイ状態からの戦闘開始。
瞬間移動が封じられているクリスはヘイストでセムネとヤールを加速。
つづくセムネは、ミライグのピンチを救うべく爆弾速射攻撃を放つのだが、

セムネ：1d20+17+1+4+3-2 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞ツギハギ人形　Pathfinder : (1D20+17+1+4+3-2) → 7[7]+17+1+4+3-2 → 30
ゴーレム：1d20+30 妨害攻撃　Pathfinder : (1D20+30) → 7[7]+30 → 37
ゴーレム：パシーン
ヤール：「弾きやがった！？」

ミライグ：「あっ。（2回目」
ミライグ：「（さっき刺されたより痛い……。）」

弾かれた爆弾は運悪くミライグのほうへ。反応STにも失敗してしまい、20点もの[力場]ダメージを食らう。
しかしミライグの受難はまだ終わらない。

セムネ：1d20+17+1+4+3 爆弾（《速射》） 遠隔接触 ＞ツギハギ人形　Pathfinder : (1D20+17+1+4+3) → 1[1]+17+1+4+3 → 26
セムネ：ごめんｗ
ラグナー：「姉さん！！！　ミライグを殺しちまうぞ！　まさかコンフュージョンしているのでは！？」ｗ

ミライグ：「あっあっ（ティーカップがすっ飛ぶ」

さらに20点[力場]ダメージが追加され、ミライグのHPは敵の手番を前に2/3ほどになってしまっている…

セムネ：「ミライグさん、無事？」
ヤール：「爆弾でボロボロになってねえか」

ミライグ：「無事ではないわね……（砕け散ったティーカップを眺めながら」

セムネ：「あれれ〜おかしいぞー」



割と洒落にならない状況に陥ったりしつつ。
同時にゴーレムに施されていた盾のルーン、苦悩のルーンが起動。AC+4盾と苦悩によるバッドステータスが撒き散らされた。
つづいてラグナーが飛び込んできたところで恐怖のルーンも起動。怯え状態をばらまくが、それでもラグナーは「弱点の利用」でDRをブチ抜いた。

そして訪れたゴーレムのターン。先の攻撃でリンクを繋ぎ損ねたミライグに攻撃続行。
立ちすくみ状態のミライグに躱す術はなく、神話ポイント消費による追加攻撃を含めたフルヒットを受けて残りHPが30を切る。
更に頑健STに失敗し、リンクを繋がれてしまう。

ツギハギ人形：＜リンク完了＞
ツギハギ人形：キュイイイイ


このままでは、ゴーレムを殴ればダメージの半分がミライグに飛ぶため、この後のヤールのターンでどう考えてもミライグが死んでしまう。
慌てて少しでも敵から距離を取るべく、グレイス呪文で全力逃走するミライグ。*39
そこへミャックが呪芸によるヒール呪文効果でHPを回復。これで少しは状況がマシになった…というところでヤールのターンである。

ミライグ：「（しばらくぶりに死ぬかと思いましたわ。」
ラグナー：「ヤール分かってるな！？　全力は出すなよ？　絶対に出すなよ！？」
ラグナー：「この距離でもミライグにダメージが飛ぶ可能性あるからな！」
ラグナー：「前に1回やらかしてるからな！？」ｗ*40
ラグナー：ぶっちゃけ全力攻撃クリティカル四倍でミライグが逃げた先で突然木っ端微塵になる姿はみたくないんだｗ
クリス：「俺はヒールを使える…ブレスオブライフも使える…だがレイズデッドはないから手加減して」


実際、ヤールが全力で殴りかつクリティカルした場合、その半分が飛んでもミライグはミンチになる可能性が高い。
ラグナーとクリスが必死で止めたため、ヤールは敢えて《怒りの蛮行》なしで攻撃。
結果、やはりまだミライグは射程距離内だったらしくダメージの半分が飛んで29ダメージを被った。

セムネ：「まだ近いか」
ミライグ：「いかなる　ときも　ゆうが（いだだだだだだ。」
ラグナー：ああおっかないｗ
ヤール：「うん、後ろでうめき声がしてんな」

その後は機会攻撃を無視してミライグを追いかけるゴーレムをラグナーが足払いし、ミライグは逃げつつ自分にヒール呪文。
更にミャックのウォール・オヴ・ソーン巻物で敵を囲い込んでフルボッコ。幸い60ft離れたところで、ミライグにダメージが飛ばないことが判明。
ミライグを追い切れないゴーレムに攻撃されたミャックが重傷に追い込まれるも、最後はラグナーの連撃とヤールのテツボウでスクラップになった。

ラグナー：「こいつ叩き続けなくて大丈夫か？　また動き出したりしねえ？」ヤール、ナイスキル。
ヤール：「手こずらせやがって」
セムネ：「良かったわね」



死体を調べたところ、胴体部分の裂け目から小さな鉄の金庫が出てきた。
中には「古く経年劣化した高品質の冷たい鉄製アサメイ」が納められている。それは金庫越しでもわかるほどの魔力のオーラを帯びていた。



クリス：「本命が出たな」
セムネ：「アサメイね。これねきっと」
ラグナー：「死の短剣か。これが問題の品だな」
マトリョーシカ人形：（それ……だ……）
ヤール：「こいつをどうすりゃいいんだ」
ラグナー：「じゃあこれを持ち帰ると…どうやって返るんだ、今回は」

短剣を持ち帰るため、セムネが手に取ったところで突然のヴィジョンがもたらされた
ニュータイプのような宇宙空間に全裸のセムネとババア。
短剣を手に、島のどこかにある岸壁の洞窟へ入るセムネ。そしてその奥にある水脈に己を浸すと、どこかへ運ばれていく。
同時にアサメイからしたたった黒い液体が地下水脈にのって海に流れていく。

セムネ：『ああっ』
セムネ：「これは…洞窟？」
セムネ：「洞窟の水に沈んだら、帰れる気がしたわ」
セムネ：「アサメイから垂れた黒い液体が…海に！海に！」

ヤール：「ここに来た時もそんなだったな」
ラグナー：この短剣がこの海の穢れの源っぽい
クリス：「これは……気持ち悪いくらい死霊術のオーラを感じる」
ラグナー：「これで斬られたらどういうことになるんだろうな」＞バーバ・ヤーガの死の本質をおさめたアサメイ
セムネ：「試してみる？」＞ラグナー
ラグナー：「勘弁してくれ」
セムネ：「でしょうねｗ」
ヤール：「これに刺されたら問答無用で死にそうだな……」

戦利品
    • バーバ・ヤーガの死の本質を納めたアサメイ（高品質・冷たい鉄製）

問題の短剣と、帰還するための手がかりをも手に入れた一行。
そしてバーバ・ヤーガのマトリョーシカの導きを受け「洞窟の奥にある泉」へと向かうことになった。
ここまで案内してくれた、パランティエともここでお別れである。

パランティエ：「これでよかったのか？」
パランティエ：「私も責務も果たせた」
クリス：「世話になった、このシマも平和になるだろう」
セムネ：「ええと、仕方ないけど、女王様に宜しく伝えてね」
ラグナー：「世話になったな。オレ達の目的と、この海の穢れの除去はこれで達成された」
パランティエ：「穢れ……？れいのエネミー達に繋がる話でもあったのですか」
ヤール：「パランティエ、女王によろしくな。達者で暮らせよ」
パランティエ：「わかりましたお伝えしましょう。では！」
ミャック：「出会いと別れは突然にくるる」
セムネ：「じゃあね」
ミライグ：「ではおさらば。あなた方の翼が遥か彼方まで風を吹かせますよう。」
ラグナー：「日が巡り、月が歩むところ、良い風を切って皆の翼が羽ばたきますように」


その19「まっくら穴の歌・前編　−高位のカラまわり−」09:45




アサメイ剣を手に入れ、取り戻されたババアの記憶に従い島を南下したわれわれは、島南端の浜辺へとやってきた。

セムネ：「浜辺だわ、懐かしいわね」
クリス：「ここは南の浜……この崖に沿った場所に目的の場所があるらしい」
ラグナー：「この辺にはまだ来たことがなかったな」
ヤール：「見て回るような暇もなかったしなぁ」
セムネ：「おや、穴があるわね」

粘板岩（スレート）のスラブの絶壁が南之浜の砂の中からせりあがっている
それはたくさんの色々な種類の蔦とシダ類に覆われている
崖の基部、かろうじて影の中にみえる程度に隠された狭い洞穴が崖の中に入るように開いている

それらしい洞窟を見つけるも、とにかく狭い。
ミャック以外が中型サイズであるPCは「無理矢理はいりこむ状態」となってしまう。
ラグナーが点火した陽光棒を先頭を行くセムネに手渡し、自分用にもう一本点火する。こういうとき、熱をもたない陽光棒はありがたい。

セムネ：「じゃあ行ってみるね」昔行った鍾乳洞を思い出す。
クリス：（遺跡とか探索する曲）
ラグナー：「鎧が傷だらけになるぜ」福島県の入水鍾乳洞とかすごいですよ。岩手の滝観洞はいま入れないんだったかな。
ヤール：「濡れるわ狭いわでろくなもんじゃねえな」

トンネルの途中の鋭角の曲がり角、丁度そこに露出した岩肌に、樹皮を彫りこんで作られた木製の仮面が1つぶらさがっている。
経年により乾燥し、ひびが入ったそれは、繊維質の髪の毛のような苔の絡まって乾燥した縄が頭部から多数伸びている。
仮面の顔は、下品でどこか邪悪な女性の容貌をしている。

しばらく洞窟内を右手に進むと、岩肌に奇怪な仮面がいちまい掛けられている。
クリスのディテクト・マジックには反応が無い。いったいどういうシロモノなのか。

セムネ：「一応持って行く？」
クリス：「儀式に使われる仮面だ。せっかくだから付けていくか」
ヤール：「誰が置いたんだこの仮面」
ラグナー：「オレは最後尾にいるから、ふたり（ミライグとミャック）は先へどうぞ」*41
戦利品
    • 儀式用仮面：樹皮を彫りこんで作られた木製の仮面。
      経年により乾燥し、ひびが入ったそれは、繊維質の髪の毛のような苔の絡まって乾燥した縄が頭部から多数伸びている。
      仮面の顔は、下品でどこか邪悪な女性の容貌をしている。

やがて、右手の道をセムネがしばらく進んだところで、

セムネ：「…いるわね」

三頭蛇竜：「グオオオオオオオオオオオオオ！！！！」




崖の中、急に広い空間が開ける。天井は闇に飲まれて見えない。
ただ、薄闇の中に垂れ下がる鍾乳石の先端が見える。
そのうちいくつかは途中で切れてギザギザになっており、その断面に巨大な歯や爪の痕と思しき溝が走っている。
かつては床から石筍が生えていただろうが、そのほとんどは剪断され、瓦礫といえるほどまですり減っている。
洞穴の奥には暗い水たまりがあり、そこから出ずる小さな水流は床を伝って南壁に開いている深い吸いこみ孔へと消えている。
また、洞穴の床、瓦礫などの間には壊れた骨の白い破片がいくつも散らばっている。

ラグナー：うひょおおおおおおお！　こいつどっから入って来たんだｗ
ラグナー：なんか（そこらじゅうの爪痕から）すっごい出られなくて四苦八苦してる感じなんだけどｗ　水の中に通路でもあるのか？
クリス：「あれだカ何とか……何とかラ」
ラグナー：「カピバラ？」
クリス：「2文字だった気がするんだよな〜〜」

ふたりの掛け合いはともかく、ミャックは師匠からいろいろカラドラゴンについて聞いていたらしい。
そのため、戦闘前にカラについてそれなりに情報が得られた。
神話級ジャイアント・カラ
prdj参照可能。
第一章で話題になったしばれ熱（耐久ダメージと不調・疲労をもたらす）を持つ。
ブレスは直線、冷気。頑健STで凍り付かせる副次効果あり。
尻尾による組付きは即行アクションで維持される。

狭い洞窟内では位置交換もままならない状況だが、敵さんは食欲旺盛なようでハイ、戦闘！ｗ

神話級らしくIVは高く、二回行動をとるカラ。
先手を取ってインセンディエリクラウド（冷気）を投射、セムネの周囲を冷気の雲が覆い尽くす。
しかもその雲は、狭い道に拡散し後方へとのびていき、視界を遮ると同時に6d6の冷気ダメージを及ぼした。
加えて「畏怖すべき存在」能力によりミライグ・セムネ以外は怯え状態に。

クリスはヤールにブースト・アクセラレイト言霊を使用し加速。
セムネはエコー・ロケーションのエキスを使用し、霧ごしにカラの位置を把握、仲間に伝達する。

クリス：「ゆけヤール」霧は通せるけど物理的に見えない…
ヤール：「おう！」（のろのろ
セムネ：「出てすぐにいるから！」エコー・ロケーションのエキスを使います。
ラグナー：この時点で敵の位置がわかるのは値千金ですねマジで

狭い洞窟内での渋滞を避けるため、セムネはカラの機会攻撃を避けつつ前進。
その後のカラの二度目のアクションによるフルアタックも、パーティ最高のAC42で耐え抜き、最後の組みつきも「割込アクションでダストフォーム」することで無効化。

三頭蛇竜：1d20+29 尾　Pathfinder : (1D20+29) → 17[17]+29 → 46
セムネ：割り込みアクションで非実体に！　ダストフォーム！
セムネ：「ふぅ…何とか粘ってるから今のうちにー！」

しかし、続くヤールの《怒りの蛮行》つきフルアタックがダイス目に恵まれず、まさかの4回すべて空振り。
鬼のような筋力でレベル的に見ても高い攻撃ロールを持つヤールなのだが…

ヤール：「うおっ、こいつの鱗かってぇ！」
セムネ：「ヤールの攻撃が聴かない！？」
ラグナー：ヤールで外れるとかちょーっと余裕ないなこれは
クリス：序盤は結構やってた



ミャックの呪芸とヘイストで戦力の底上げに続き、ミライグのグレーター・ディスペル・マジックがインセンディエリクラウドを消し飛ばす。
最後尾のラグナーが急ぎ前進したところで、カラのブレスがパーティを襲い、クリスが氷結状態に！
氷結状態についてはMeity参照。視線通る、効果線遮る、移動不可、脱出以外行動不可。
火ダメージは10点ごとに判定難易度を1ずつ緩和することにする。

クリス：「ぬわーーーーーーーーーーーーーーー」
ラグナー：「クリーーース！」
セムネ：「クリス！？」次は奥にステップして爆弾連射だなぁ(;´Д｀)
ヤール：「クリス！」


斯くの如く厄介な状況下で、次回へ！

その20「まっくら穴の歌・中編　−誤爆と病気とクリティカル−」 [Session : 2017.11.15]


前回に続き神話級カラ戦。氷結のクリスって言うとちょっとカッコイイ。
ヤールの初撃すら弾く硬さのカラに対する切り札は、接触攻撃かつ脆弱性（火）を突けるセムネの爆弾なのだが。

セムネ：[火]爆弾 ＞三頭蛇竜　セムネ：1d20+17+1+4+1+1 爆弾投擲（遠隔接触 《速射》） ＞三頭蛇竜
Pathfinder : (1D20+17+1+4+1+1) → 1[1]+17+1+4+1+1 → 25

ラグナー：ぎょええｗ　前回から絶好調すなｗ
ラグナー：今度はヤールに当たれ！！
ヤール：なんで味方に当たることを期待してるんだよ！ｗ
ラグナー：仲間が欲しいんだよ！！ｗ
ラグナー：ミライグはこっち側に来たぜフフフ
ヤール：セバスさんがフェイ面に堕ちている
クリス：お前"こっち側"だなみたいなこと言うのやめろ

幸い、爆弾は敵だけを巻き込む位置に落ちましたとさｗ
その後も爆弾に対して敵がセーヴで「1」を振り、装備していたアイテムが破壊されそうになったりと波乱に満ちた立ち上がりである。
そうは言っても必中かつ脆弱性狙いの攻撃が効かぬはずもなく。このターンだけでカラのHPを194点も削って見せたのはさすが。

続くカラの攻撃はヘイトマシマシのセムネへ。噛み噛み噛み噛み尻尾と5回攻撃、うち4回をヒットさせた。
パーティ最強の硬度（AC42）を誇るセムネに、いとも簡単に当ててくる。
ダメージも非実体による半減込みで90点に及んだ。他のメンツだったら即死級の攻撃力である。

ヤール：即行《怒りの蛮行》 ＞三頭蛇竜
ヤール：1d20+34+3 激怒《強打》 ＞三頭蛇竜　Pathfinder : (1D20+34+3) → 3[3]+34+3-2 → 38
ラグナー：38で外れかあ…

ヤールの不調は続き、命中打は加速による1HITのみ。
しかも神話級DRによりダメージを10点軽減されてしまう。

ヤール：「クソっ！ 今までの奴と格が違いすぎるぞこいつ！ワッザが足りねえってのか！」
ラグナー：「ヤールの乱打をものともしねぇ…何者だコイツ…」
セムネ：「…外れているから」
ラグナー：あっｗ

分断された戦場、動けない術者、有効打を放てるセムネは瀕死…焦る一行。

ラグナー：例のアサメイでブッ刺したら即死んでくれないかなｗ＞から
ラグナー：セムネは最悪、壁の中に逃げ込んで自己回復すればいいのかも…
クリス：ぐっどほーぷみんなにかけてあげて。俺が開放されても今なんもできん
ヤール：前衛組はミャックの呪芸とGHに頼ってる部分がかなりでかいからな
ラグナー：でかいよねー
ミャック：グッド・ホープ 　+2だよ

やっと戦場にミャックのバフがかかり、ミライグのエネルギー放出で戦線を建て直す。更にフリーダム・オヴ・ムーブメント呪文でクリスは氷結から脱出した。
しかし回復が届かなかったセムネは、続くカラのフルアタックを浴び、神話級しばれ熱*42を受けた末に気絶してしまう。

ダスト・フォームにより粉塵状態のため、他のPCからは被害がよく分からないがｗ

ラグナー：「塵状態なのでダメージ状態がよくわからないがヤバイ！？」
セムネ：浮いたまま気絶ー。
セムネ：久々に倒れたー。

戦慄する一同を尻目に、余裕なのか火が苦手すぎるのか、2ndアクションで全ラウンドつかって着火状態を解除するカラ。



ラグナー：「珍しい！　そのアクションとるやつを初めて見たぞ！」＞火消し
クリス：このヤールに3回も全力攻撃させたのはお前が初めてだ

その油断が仇になったのか、直後にヤールがクリティカルして320ダメージを叩きだし、雑に戦闘終了。
カラの累積ダメージは688点にも達したという。

ヤール：「おっしゃあ！」
クリス：「これが"3度目の正直"というコトワザか……」

その後、ズタボロかつ今回のMVP、セムネを回収。
HPダメージはミライグがキュア・ライト・ウーンズのワンドを死ぬほど振りまくって治したものの、
神話級しばれ熱は、リムーヴ・ディジーズの巻物を二枚使っても達成値が足りず。治療は後回しにせざるを得なかった。

''ミライグ：「わたくしは、ティーカップより、重いものは、持ったことが、ありません、の、よ。」（ﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
''
戦利品
    • リング・オヴ・サステナンスx1


その21「まっくら穴の歌・後編　−再戦！　魔水晶の恐怖！−」09:55


さて、古いRPGプレイヤーならお分かりだろう。
map上に存在する分岐はすべて埋めておきたいというマップ職人の気持ちが…

ラグナー：「セムネのヴィジョンによれば、その泉にもぐればいいのかな？
ラグナー：「ただ、そこへ入る前に、さっきの分かれ道を左側にもいっておきたい」
セムネ：「体が怠い」
セムネ：「頭が痛い」
セムネ：「寒いし」
ラグナー：「シンドイと思うが、もうちょっとだけ頑張ってくれ…」
セムネ：「風邪ね、これは」
ラグナー：「いやいや…厄介なもんだな」＞神話級しばれ熱

そんなわけで、病気でしんどいセムネを励ましつつ左手のルートへ。
どうでもいいけど、このボロボロRPのセムネさんちょっとカワイイと思いませんか。

トンネルはここで行き止まりになっている。美しい、面の刻まれた大きなクリスタルがある。

セムネ：「…何かある」突き当たりを調べましょう。
ヤール：「へえ、何だ、お宝か？」
ラグナー：「だといいよな。あの大竜相手にして指輪ひとつじゃ割にあわねえ」

調べたところ、洞窟の壁面にびっしりと不思議な結晶体が。

セムネ：「クリスタル！？」
ラグナー：「ほら、トリアクサスでさあ」クリスタルにはいーやーなーおもーいーでーがー
蠢く水晶_2：ぼとっ

ヤール：「うっげえええええええええええええ」
ラグナー：「うぎゃああああああああ」
ミライグ：うっかり移動間に合ってなかったのが幸い……しなかった！



予想通り、第四章で遭遇したカーニヴァラス・クリスタルである。
今回も開幕シャウトでラグナーとミャックを除く四人が朦朧化。以前のトラウマで一同騒然。

とはいえ、今や多くの経験を積んだ一行にとってはそこまでの脅威ではなく。
「弱点の利用」の能力でDCを抜いたラグナーと、朦朧から立ちなおったクリスのバフを受けたヤールが一匹ずつ叩き割って戦闘終了。
今回も価値のある貴石を5,000gpぶんも掘り出して戦利品とした。

ラグナー：「ヒヤヒヤしたぜ」
ヤール：「何でまたこいつらを見る羽目になるんだよ」


その22「糞尿の彼方に！　−死の試練、完遂−」10:00 

プールの水は暗く、冷たく、何世紀もここで過ごしてきたカラ竜の老廃物で汚れている。

マップの空白を埋め、あらためてカラの洞窟へ戻った一行。
清らかかと思われた地底泉は予想に反してカラの糞尿で汚れきっていた。
とまどう一同に、またもバーバ・ヤーガのマトリョーシカからクリスが電波を受信開始。

ラグナー：「これに……もぐれと……？」＞汚水

マトリョーシカ人形：（ザザ……） ＞クリス
マトリョーシカ人形：（（アサ……イ……ヲ　ツキタt　ヨ））
マトリョーシカ人形：（（ミツｋビ……ヘ））

クリス：「えっこの泉にですか」
クリス：「こっちか」＞三つ首竜
クリス：「おりゃ〜〜」じゃあ真ん中の首の顎の下あたりに挿してみようかな
ラグナー：「クリス突然どうしたんだ？　敬語のクリスなんて初めてみた…」
ラグナー：「しかも突然ナイフ抜いたとおもったら、死体に突き立てはじめましたよ」
ヤール：「クリスどうした、言葉遣いが変だぞ！」
セムネ：「何かを感じたのかしらね（ゴホゴホ）」

はて遂にクリスが血迷ったかと思われたが、なんとカラの死体に突き立てたアサメイが輝き、冷鉄の刀身が黄金のそれに変わった。

セムネ：「輝いたわ」
ミャック：「これこそ黄金の鉄の塊じゃん！」（ドヤァ
クリス：「このアサメイすごいですね」
ヤール＆ラグナー：「「それほどでもない」」ハモったｗ
ラグナー：アーティファクトの力が戻ったって事か


この短剣はバーバ・ヤーガの死を内包したものであり、それに守護獣に分け与えられていたパワーが吸収され“死”が活性化しているらしい。
この状態でこそ、短剣の真の効果が発揮されるとおもわれる……が、しかし、だからといって転移ゲートである汚水とは別口であって。

クリス：「えっ水とかきれいにならないんですか」
クリス：俺達は期待していた、このアサメイを突き立てれば汚物の海に飛び込まないでも帰れるかもしれないと。
クリス：そんなことはなかった
クリス：「入るしかねえ…どうやら俺はここまでのようだ」

ラグナー：ぴゅりふぁいとか出来ませんかねｗ
ヤール：「気が進まねえなぁ……仕方ねえ、俺から行くぜ」
ラグナー：「お前だけを行かせはしないぜ。後から行く。もし転移しなかったら入らないが」



ラグナー：「どうやら正解だったか…チッ」
クリス：「おい……これは事故か……？」
ラグナー：「しかたねぇ入るか…」だいじょうぶだ　やーるは　だいすを　ふらなかった
セムネ：「…ヤールの小宇宙が消えたわ…私も入ろう」
クリス：「ゴボゴボゴボゴボゴボゴボ！！！！！！！！！」

ゲートの転移先は、ガグたちの宴の場にあった水源。
意外にも清冽な水場ではあったものの、かといって汚水に潜ったわれわれの身体が即、浄化されるわけでもないのだった…。



その後、改めてわれわれはヴィグリフの大樹へと戻り、ようやく温泉で一息ついた。
そしてマトリョーシカ人形に真の力を取り戻したアサメイを突き立て温泉にひたすと、例によって例のごとくもう一枚殻がむけるのだった。
今回現れたのは、赤いサラファンを着た素朴なロシアン少女の人形。



マトリョーシカ人形：「あんたたち、よくやったよのさ！」
マトリョーシカ人形：「ちょっとのろまだったけど、ごほうびあげるわ！」CV：久野美咲
マトリョーシカ人形：「マハール ターマラ フーランパ」

セムネ：「どんどん幼くなってるわね」魔女っ子チックルとか懐かしい。
ヤール：「若作りしやがって」畸形嚢腫みたいな喋り方しやがって*43
ラグナー：「次のLifeでは胎児になるかな」
ミライグ：「こんな言葉をご存じ？　アッチョンブリケ、と。」
ラグナー：「どうしたクリス。言いたいことがあったら言ってやれ」
クリス：「……なんだかなあ」

魔女王の恩恵（死）
  • 特殊なブレス・オヴ・ライフの加護。
    • 次に殺されるだけのHPダメージを食らったとき、自動的にCL20のブレスオヴライフが発動する。
    • この利益はPC1人あたりに1回しか働かない。
    • 発動は強制的なものであり、コントロールはできない。
  • 魔女王のアサメイ
    • 力は失われ、冷たい鉄製+3ハートシーカー・ダガーとなった。



第四のエッセンス ―― “生命／Life”

その1「“生命”それは」


ヴィグリフ：「やあ」
ヴィグリフ：「よく帰ってきたものだ。ブヤン島はどうだったかな？バカンスになったかな？」

ババアあらためババコが沈黙したあと、ヴィグリフが姿を顕す。

ヤール：「俺らにかかれば当然だがよ。あれがバカンスとかふざけてんのか」
ラグナー：「まあ、バカンスにしてはハードだったが……良い想い出にはなったぜ」
セムネ：「がえっできだわ」
ラグナー：「セムネ温泉だ、温泉に入るんだ」

ヴィグリフ：「随分寒がっている人が……おやおや病気かな？」
ヴィグリフ：「ええとミライグ……ヒールくらいかけてあげればいいのに」

ミライグ：あｗ　「何ごとも先の先まで見据えて備えておくものですわ。（紅茶ずず」
ヴィグリフ：「君たちは仲が……悪い？まさかね」
ラグナー：「いやいやそんな」みんなミライグがなんで治さないのか、敢えて聞かなかったのにｗ ＞ヒール

実際（他卓も含めて）クレリック歴が結構ながいさかなちゃんだけに、何か理由があるのかと思って…ｗ
そんなグダグダ枠があったあと、ヴィグリフから例によって総括が入る。

ヴィグリフ：「当たり前のことだけど」
ヴィグリフ：「バーバヤーガの”死”というのは決して些事ではないんだ」
ヴィグリフ：「それを君たちは見つけ出した。かつて誰も出来なかったことだ」
ヴィグリフ：「さて、君たちは”死”を確保した。今度は彼女の”生”を見つけないといけないよ」

クリス：「ばばあじゃなくなるくらいには些事ではなかった」
ミライグ：「見目より心、と申しますわ。人と人との仲の良し悪しも同じようなもの。」
ラグナー：「次はLifeか……しばらく温泉保養したいもんだが」
ヤール：「今度はどんな酷い所に行けばいいんだ？」

ヴィグリフ：「まあききたまえよ」
ヴィグリフ：「バーバヤーガは自らの定命性を隠してしまった。だから”死”の方が彼女を見つけられなかった」
ヴィグリフ：「けれども”歩く屍”に陥らないためには、依然として”生”（生命）を抱き続けねばならない——」
ヴィグリフ：「どういうことかわかるかな？」
ヴィグリフ：「彼女は手に入れたのさ。まさに”命の源泉”をね。」a wellspring of life
ヴィグリフ：「彼女の望みに叶う、常に再生し続ける源泉！そこから流れ出る生命！」an ever-renewing fountain
ヴィグリフ：「この命の源を守り、保護する役目は、彼女の娘たち……すなわち」
ヴィグリフ：「すなわち、歴代のイリセン女王に課されたのさ」

ヤール：「そんな都合のいいものがあんのか？」
ラグナー：「ま、まさか……そういうことか…」
セムネ：「ぞういうごどなのね」

ヴィグリフ：「統治の100年後、女王はバーバヤーガに”再結合”する」　rejoin
ヴィグリフ：「そしてバーバヤーガの確実な、決して乾くことのない、生命の源泉として責任を果たすことになる」
ヴィグリフ：「というわけさ」

ヤール：「はぁっ！？」
ミライグ：（もう大丈夫そうなので後ろからこっそりリーチ・ヒール ＞セムネ
セムネ：「おもじろいはなじをぎいだわ…あ、治った。ありがとう」

ヴィグリフ：「さあ、さあ。君たちはその古き女王たちと対面しなければならない」
ヴィグリフ：「バーバヤーガの生命として回収された、彼女たちにね」
ヴィグリフ：「そして……うまく逃げ出さないといけないよ」ぼそり
ヴィグリフ：「では、無事を祈るよ」シュイーン

セムネ：「ふむ。じゃあ、今度はそれを探さないとね」
ラグナー：「つ、つまり、回収された女王は、ババアに生命力を吸われ続ける？」
ラグナー：「一筋縄でいかねぇとは思っていたが…やれやれだぜ」

マトリョーシカ人形：「そう、あれはアタシのなの！取り戻して！」
マトリョーシカ人形：「あいつらが持ってちゃいけないの」
マトリョーシカ人形：「近くなったら教えるから。さあ、今すぐ行って！」

ヤール：「次はどうすりゃいいんだ、ヒスババア」
マトリョーシカ人形：「プンスカプンスカ」
マトリョーシカ人形：「バーバヤーガの気持ちになるですよ！」

セムネ：「きー！」…煩いわねぇ
クリス：「やかましい！」
ヤール：「もうこいつの金切り声聞いてらんねえ！」
ミライグ：「魔女にお節介を焼くな、変幻自在でよく怒る。と言うわね。」
ラグナー：「あー、よしよしよし。ちゃんと聞いてるからなー。あとはおじちゃんに任せてなー」(＃^ω^)
ラグナー：「慣れろ…慣れなくても慣れたことにしろ…子供ってのはそういうもんだ…」遠い目
ヤール：「自分の娘でもねえのにできるか！」
ラグナー：「それもそうだよなあ…」ｗ

休憩と準備期間を取らせろ、というこれまた恒例の遣り取りがあったあと、今回もミャックの〈交渉〉が冴えて*44達成値81。
そりゃもう、生きていれば神様だろうと丸め込んでみせるってなもんで…ｗ

マトリョーシカ人形：「……しかたねーでごぜえますね……」（ションボリ）
ミャック：「子供に勝った・・・」
クリス：「早くババアに戻したい……」


意外にも子供に弱かった超次元冒険者一同…
いろいろと不安を抱えつつ、次なる試練に向けて英気を養うことにするのだった。


Neth 29,AR4713

その2「氷壁の悪魔　−壁また壁の大混戦−」09:00 [Session : 2017.11.28]

あれ、アサメイ掘ったのが28日になってるけど…あってるかなこの日付。

マトリョーシカ人形：「やっと準備が出来たのねこのノロマ！」キーキー
マトリョーシカ人形：「こっちよ！　のろま！」

ヤール：「達者に喋るようになりやがって」
ラグナー：「へいへい、さて参ろうか。ピノコならぬババコさん」
ラグナー：「クリスこいつ横に置いてよく眠れるな」

マトリョーシカ人形：「はやくしなちゃい！」

クリス：「やかましい！」

ラグナー：「クリスをのろま扱いできる奴なんて、この世にそう多くないぞ」クリスばばあには優しかったのに…
ラグナー：「クリスは子供が苦手だったのか？　それとも、前イリセン女王たちへの扱いを聞いて気が変わったのか…」
ヤール：「ババアじゃなくなって厳しくなったな」

三日間の休養を挟んでアイテム作成や呪文習得をすませた一行は「生命」のエッセンスを求めて探索を再開。
元気になったかわりにやたら五月蠅くなったピノコことババア人形のナビゲーションで、ヴィグリフ温泉から南東の方角へ向かう。

マトリョーシカ人形：「次はあったかいほうにすすむのよさ」
マトリョーシカ人形：「そのつぎは青い方」
マトリョーシカ人形：「うーん……でっかいほう！」

ラグナー：「抽象的すぎるガイドで助かるよトホホ」
ヤール：「暖かい方、青いの、でっかいのねぇ。分岐でもあるのか」
ミライグ：1d20+29 真意看破　Pathfinder : (1D20+29) → 20[20]+29 → 49
ミライグ：「魔女におせっかいをやくな、変幻自在でよく怒る、と言うものね（紅茶ずず」

人形の抽象的すぎるガイドに対し、ミライグの〈真意看破〉が冴える。
その達成値のお陰で、わずか35分ほどの移動で次のエリアへ到達することが出来た。

マトリョーシカ人形：「たぶんアレはアイツに守られてるのよさ」
マトリョーシカ人形：「誰も、アタシの、いのちのみなもとに近づかないようにって」
マトリョーシカ人形：「アイツはアレは何がなんでも自分のものにしようとする」
マトリョーシカ人形：「でもアレはアタシのだもん！アイツにはやらない！」

道中、なにやら呟いていたババアの言葉を何となく聞き流しつつ。
辿り着いたのは険しい岸壁の上に広がる空間。あまりに道中険しいので、途中から例の臼に乗って浮遊移動して到着。

道は岩棚へと続き、そこは広い区画になっている。
低木がまばらに広がっており、ひび割れや裂け目に集まった雪と氷の中、蕨が育っている。

マトリョーシカ人形：「おかちいわね……いもむしのくちがあるはずよ」
ミライグ：「どこかに穴倉があったはずなのに、だそうよ。」*45

陽光棒を点けて、セムネが探索開始。
即座に、透明化して接近しつつあるクリーチャーの存在を察知。

セムネ：「不可視の何かが来るわね」
ラグナー：フカシこいてんじゃねえー
ラグナー：すいません言ってみたかっただけです
セムネ：「………」



知識判定の結果、ボーン・デヴィルと判明。筋力低下の毒をもつ厄介な敵である。
更に幻術で隠れていたアドバンスト神話級アイス・デヴィルまで現れ、回数無制限で使える氷の壁を出しまくり、戦場を分断しまくるヒジョーに手強い戦いに。
ボーン・デヴィル（ノーマル）
prdj参照可
アドバンスト・神話級アイス・デヴィル
prdj参照可。招来能力でボーン・デヴィルを喚んだらしい。神話級ならここでも招来可能らしい。

セムネ：「…あれ、でも彼らどうやって来たのかしら。ここって次元移動できるの？」
ヤール：「迷い込んで出られなくなってんじゃねえか？」
ラグナー：「このあいだの化け物どもみたいに、このエリアをババアが持ってきたときに入っちゃったんじゃねえの」

セムネがアイス・デヴィルの攻撃でスローにされる、ラグナーとセムネが氷壁で分断される。
ミライグがフレイム・ストライク呪文で氷壁を吹き飛ばすと水蒸気が視界妨害になる。
すぐさまアイス・デヴィルが氷壁を張り直す……というエンドレス氷壁デスマッチ。
更にダメージ減少／エピックが攻撃を阻み、1stチームにしては珍しく4ラウンドにも及ぶ戦闘となった。

途中、ラグナーがアイス・デヴィルの槍を奪い取りその場に捨てたところ、ボーン・デヴィルがそれを拾っていそいそと主人に届けに来たり、
実は招来されていたボーン・デヴィルをクリスがディスペルで消し飛ばしたり、
ミャックがクリティカル食らいそうになったところを、ミライグの《神聖なる干渉》でキャンセルしたり、
あんまり見られない面白いシーンがあったりした。



壮絶な叩き合いの末、なんとかアイス・デヴィル二匹を撃破。
残ったボーン・デヴィルは何となく倒されたことになった。

戦闘後、アイス・デヴィルによる凍結継続ダメージを消す方法が「火ダメージを受ける」ことしか無いと判明。
セムネ、ラグナー、ヤールが松明やらミャック秘蔵のキャンプファイアー・ビード*46の火の中へ飛び込んで焼身自傷しようとする、
なんだこれシーンが追加されたことを特記しておくｗ*47

ミャック：「おまえら気が狂ったか？」
クリス：「これは炎で身体を清めているのだ」
GM：(；´Д｀)
ラグナー：「みんなコツを教えてやる！！　こうじゃ！」ごろごろごろ
ミライグ：「頭がまいれば身体がお役に立つべし……（紅茶ずず」
クリス：こういうアイテム好き　＞キャンプファイアー・ビード
ラグナー：ミャックおてがらｗ
クリス：「このダメージを食らうと低レベル冒険者は普通に死ぬから高レベルにならないとできないということで高位の司祭がそ地位を示すためにこういう儀式をすることがある」
戦利品
    • 大型用＋2フロスト・スピア　×2個
第六章にはいってから、敵の傾向がら戦利品がショボいのがつらいｗ　第五章はバンバン戦利品が入ったのに……！


その3「フロストバイト・ワーム……じゃないよね？」09:45


戦闘終了後、北側の岩壁にある幻術反応を調べる一行。
どうやらアイス・デヴィルのパーシステント・イメージ能力によるものらしい。
幻術の存在を周知してから意志セーヴすることで、その場に隠されていた洞窟の入口が確認できた。
岩棚の奥壁、シダ類にほとんど隠されるようにして小さな洞窟が口を開けている。
それは人間1人が這えば通り抜けられる程度の大きさだ。周囲の地面や岩石は霜に覆われている。
洞窟からは周期的に冷たい突風が吹き出しており、まるで崖面が息をしているかのようである。
空中にはその吐息の跡である凍てつく雲が残されるが、それはすぐに四散する。
ミライグ：「長虫の穴とはこれのことかしらね。」
ヤール：「これがババアの言ってた穴か」
セムネ：「何も見えないけど」*48

マトリョーシカ人形：「これは……あのがーでぃあんも……きっとアイツのしわざだわさ」
マトリョーシカ人形：「そこまでちからをつけたなんて、アタシのちからをうばって！ゆるちぇない！！！」
マトリョーシカ人形：「でももうちゅかれた……すこし……ねむ……」
マトリョーシカ人形：「あ、でもこれはみないと……」
マトリョーシカ人形：「その洞窟におはいり」
マトリョーシカ人形：「その秘密の穴は芋虫のお口なんだよ」
マトリョーシカ人形：「だから殺しちゃいけないよ」
マトリョーシカ人形：「アタシの”生”に至るには、その喉を歩いて降りるのよ」
マトリョーシカ人形：「でもお気をつけ、そいつは噛みつくから！」
マトリョーシカ人形：くすくすわらってすこしねむる

クリス：「フ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜（大きなため息）」ハングリーピットみたいなやつかな……
ラグナー：「そういう遭遇とヤールの相性が最悪だってしってるのか、ババア…」
セムネ：「何かしらねぇ」
ヤール：「絶対めんどくせえやつじゃねえか」
ラグナー：「ヤール、芋虫に機会攻撃は禁止だぜ」芋虫を爆発させることには定評のあるヤールｗ

人形の予言通り、洞窟に踏み込んだ者は順番に洞窟の口に噛み付かれた！（！？）
それぞれ4d10+15+4d6［冷気］のダメージを受けたのち、例によって例のごとく我々はいずこかへと瞬間移動した。


その4「まっくら森の小さな家」09:50 




老齢林の森の天高く、未開拓の木々が聳え立っている。
枝葉の密集による天蓋はほぼ完全に陽光を遮り、森の地面まで届く光はほとんどない。
薄闇の地面にあるのはごくわずかな下生え、古い葉の絨毯、黒々とした苔類、乾燥して白くなった松葉などである。
木々の幹は直径十数フィート以上あるが、それぞれの間には十分な空間があり、光が灯されるならば、森は広々としていることがわかる。
どこからか柔らかく、爽やかな微風が吹いている。
葉の絨毯を通る小道がかすかに見える。

ヤール：「はっ、ここは」
クリス：フ〜〜狭いと落ち着くぜ。「こいつ随分いろいろなものを食ってやがるな」
ラグナー：「さて、今度は何が待っているのやら」
ヤール：「今度は深い森か……」

出現地点から北へ向かう小路を5分ほど進むと、木々の向こうに古びたコテージが姿を見せた。



謎めいたコテージに辿り着いたところで、今回は終了。
次回、本編開始前にダメージを治すことを忘れないように！ｗ

その5「バーバ・ヤーガの踊ってない小屋」09:50 [Session : 2017.12.6] 

葉の絨毯を通る小道がかすかに見える。それは木々の間を通り、木々の中に作られた古びたコテージへと続いている。
この小さな家は木材を使ってしっかり建てられており、茅葺の屋根はきちんと手入れされている。
家の窓からはまったく明かりが見えないが、しっかりとした石造りの煙突からは小さく煙が立ち上っている。
そして木を燻す臭いと、パン焼きの好ましい香りが漂ってくる。
ヤール：「露骨に怪しい小屋だ」
ラグナー：「ん、なんか良い香りがするな」
ミライグ：「今度は何を食べさせられるのかしらね。（紅茶ずず」
ラグナー：「やめてくれなさい…」

第五章のトラウマをえぐられるラグナーであった。
さて〈歴史〉判定の結果、この小屋のデザインがロシア民話における「バーバ・ヤーガの小屋」のそれに近いと分かる。

ミャック：「これもババアの小屋だ」
クリス：バーバヤーガの小屋の踊ってないほう
ラグナー：「バーバ・ヤーガの伝承ねえ。例のワシリーサの人形さんのお話とかかね」ノリが悪いな　＞おどってない
ヤール：「ババアの小屋なら、今あの中にいるのは誰だ？」
マトリョーシカ人形：「どうだったかちら」
ラグナー：「ババアの分身とかだったら気持ち悪いな」バーバ・ヤーガの娘たちが守る命の源泉がどうとか言ってましたな、ヴィグリフたんは。
クリス：「危ないだろうから準備して入るぞ」
ラグナー：「承知」

まずはパーティの調査担当ことセムネが単独先行、建物の玄関口まで進む。
セムネはそこで、パン屑が小屋の外から正面玄関へ続くように落ちていること、玄関そばに立てかけられた箒に強い魔法のオーラが働いていることに気付く。

材木山の脇に見える小さな階段、そこからコテージの正面側を囲むベランダに上ることが出来る。
ベランダの屋根や手すりは複雑だが安っぽい木工細工が施され、コテージ両側面にある雨戸も同様である。
窓は、リードフレームにはめ込まれた三角形の分厚い曇りガラスの列で構成されている。
コテージの正面扉の両脇には、快適そうな木製のロッキングチェアが2脚置いてある。
それは木工の極致ともいうべきもので、唐草模様で仕上げられたアーチ状の天辺には鳥や小動物が幸せそうに遊んでいる様が彫刻されている。

ラグナー：うむ、フェイの臭いがするぜ
ミライグ：そうそう、これぞまさにフェイ（とかなんかそういう感じの）がやりそうなことです。
セムネ：「（…古いパンくずが、扉まで続いてるわね）」
クリス：「あの箒、ただものじゃない…魔眼を持たぬものにはわかるまい」
ヤール：「柄のデザインがロックだな」
ラグナー：「そういえば、昔ミライグが魔法のホウキに嬉々としてまたがったところでー」
ヤール：「箒に振り落とされてしばかれたことあったな」
ラグナー：「そうそう」ｗ
ミライグ：「あなた方もずいぶんと頑丈になったことだし、傷ぐらいご自分で治せるとわたくし信じておりますわ（紅茶ずず」
ラグナー：「すいませんミライグさん。もう二度と言いません！」ｗ

マトリョーシカ人形：「それは大事だ、とっても、大事なものなのよ……とっておくといいのよさ」
マトリョーシカ人形：全力を出してクリスに使い方をテレパシーする ＞クリス
マトリョーシカ人形：だがバーバヤーガは疲れてしまった！

クリス：「うっ突然頭に」

そのホウキはアーティファクト（ダンシング・クラブ+4、攻撃した相手をST不能で盲目状態にする、周囲の施錠された扉などを強制解除する等の機能あり）と判明。
残念ながら飛行能力はないものの、強力な白兵戦能力を備えている。
とりあえず当てれば相手が盲目になるのは便利ということで、ミャックが所持していくことになった。

クリス：「じゃあこの箒の使い方がわかった所で、そこの扉をこいつで殴ってみようぜ」

閉ざされていた小屋の扉もあっさりと開き、アヤシげな魔女の小屋の探索が始まった。

その6「作りものたちの輪舞曲」09:50 

この部屋は子供のワンダーランドである。
熟練の木彫職人が丹精込めて彫り上げ塗装したあらゆる木製の玩具が、小さな動物のフィギュリーンから実物大のマネキンまで揃えられている。
四肢に関節を持ったマネキンは、美しい姫のように塗られたもの、武装した兵士のように塗られたもの、金箔の王冠をかぶった堂々たる王のものなどがある。
小さめの玩具はテーブルや棚、床にまで散らかっている。
部屋の一角は火の絶えた小さな暖炉が占めており、隣には快適そうな詰め物入りの椅子が1つ置いてある。
小さなテーブルの上には小さな彫刻刀一式と、作りかけの木製フィギュリーンが1つ置いてある。
床は木屑が覆っており、吹き溜まりや小山が出来ている。

ヤール：「おお、こいつはガキが喜びそうな部屋だな……」
ミライグ：「我らの敵であれば見目は良く、感じは悪いだろう。かつて旅のハーフリングの言った言葉ですわね。」
ラグナー：さかなちゃんのリアルお部屋みたいだな（知らないけどｗ
ラグナー：だが写真で見る限り、未開封の箱がない時点でさかなちゃんの部屋ではない…
ミライグ：失礼な！　未開封の箱はちゃんと押入れに投げ込んであるので見えません！
クリス：「このフィギュアを集めるとダンジョンズ・アンド・ドラゴンズができそうだな」



ざっと鑑定したところフィギュア自体も1,000gpほどの価値があると思われたが、なにしろ嵩張るため調査・回収は小屋の調査の後に。
というところで、部屋の壁際で何か黒い揺らめきが、しゅっと壁に消えるのがセムネには見えた。

セムネ：「黒い揺らめきが？　あれ？　あの間から何か動かなかった？」
ラグナー：「警戒した方がよさそうだな」非実体が覗いてたとか？
ラグナー：そういえばマジックサークルは使ってたっけ？
ミライグ：使ってないはず。使っておきましょうか。
ヤール：「ババアはお休み中だから聞く事もできねえな」

警戒しつつも、すぐには動きがないようなので隣室を調べることに。
巨大な鋳鉄のストーヴがこの部屋の1つの角を占めており、心地よい暖気を作り出している。ストーヴのパイプは天井を貫いて伸びている。
ストーヴの冷却棚の天辺、クッキーの乗ったプレートが置いてある。部屋を満たす美味しい匂いの元はこれだ。
プレートの横には小さな紙製のプラカードが立てられている。
南の扉のそばには背の高いスツールが2つついたテーブルがある。
もう1つの扉は東側への出口。
部屋の一番遠い角、垂木から子供サイズの木のケージが吊り下げられている。ケージは空であり、その扉は半開きになっている。

＞ストーブ
ラグナー：あの左上のはストーブだっけ。なつかしいなｗ「まえ、あんな感じのストーブに襲われたっけ」
セムネ：「そうなの？　じゃあ襲ってくるかもねｗ」
ラグナー：「ほら、イリセンの時計塔でさ」
クリス：「何、すぐに鉄くずに戻っちまうよ」

＞ケージ
ヤール：「でけえ籠だな、ミャックが入りそうだ」
ラグナー：「どうだろうな。入るかどうか入れてみるか」
セムネ：「（子供サイズの）長靴がケージの中にあるわね」
ラグナー：「この靴の持ち主はどうなったんだろうな…」

＞プラカードとクッキー
セムネ：「よく分からない文字ね…あ、あそこの言葉か」ロシア語らしい
ラグナー：「ジ・アースでよく見た感じの文字だな。クリス読めないか？」
クリス：「これはキリル文字」
「おばあちゃんのキッチンへようこそ。
　晩御飯に来てくれてありがとう。どうぞお入り。
　クッキーを食べて、我が家のようにくつろいでいってね」
クリス：「わりい、よめなかった」*49
ラグナー：「くりすがよめないならあきらめよう！」ｗ
セムネ：「あら、クッキーがかじってある」不思議の国のアリスを思い出す。
ラグナー：『わたしをのんで！』？　あるいは白雪姫か？ｗ＞ひとくちだけ囓った食べ物

などとノンキに調べていると、セムネが前の部屋でチラ見した黒い靄がストーブの周りにいるのに気付く。
…かとおもうと、ストーブと前の部屋のマネキン達が突然暴れだし、襲いかかってきた！！

セムネ：「ストーブが襲ってきた！」
ラグナー：「やっぱりいいいい！！！　何だろうなこのデジャビュ観！」後ろの戸を閉めようかｗ
ヤール：「ストーブは襲ってくるものなんだなぁ……」

知識判定の結果、どっかで見たようなデザインのマネキン達はリビング・マネキン。ウッドゴーレムに近いが別物らしい。
ストーブはファーネスゴーレムというレアクリーチャーとのこと。
ウッドゴーレム
prdj参照可
ファーネスゴーレム
ゴーレム故に魔法に完全耐性。冷気によりスロー状態となり、火はそれを解除かつ与ダメージ3点ごとに1点のHP回復。
組みつきに成功することでストーブ内に敵を放り込み鉄格子が閉じて焼却する。
直線上の[火]ブレスあり。

ラグナー：ロード・オブ・ザ・リングズのリアルサイズフィギュアたち！　ファンに高値でうれるわ！！！　＞マネキン
ミライグ：ま、燃やすマネキンは1体でいい*50でしょう。ゴンドールに王は要らぬ。
ラグナー：燃やすならほら。丁度お父上に油かけられて燃やす寸前までいった人*51がいるじゃないですか！
ミライグ：燃えてないでしょう！！？？


この後、駄目な指輪物語ファンたちによるゴンドール王位トークが交わされるが省略ｗ

戦闘開始後、ミャックがマネキン達の襲撃を遮断すべく【筋力】判定で20を出して予想外にクソ重い部屋の扉を閉じることに成功。
続いてクリス奥義、ブーストアクセラレイトを貰ってラグナーの連撃。ダメージ減少15／アダマンティンの上から117ダメージを与え、更に《平穏なる接触》により攻撃不能状態にしたのだが…。

GM：「おっといけない、コイツを素手や金属武器で殴るなら、一発あたり2d6点の[火]ダメージを受けるよ！
　　今更だけど我慢してね！　合計53ダメージだ！

ラグナー：うわちゃーｗ＞53ダメージ
ラグナー：「みんな気をつけろ！！　このストーブ、素手で殴ると熱いぞ！！！」
ラグナー：「予想外の能力だ！！」

ヤール：「当たり前だろ！」
ミライグ：「（人型種族の知性とは……）」
セムネ：「…そうよねぇ」
クリス：「何という拳のスピードだ、自分が熱いのに気づいてないようだ」焼けた鉄を殴る拷問
ミャック：「ドラゴン殴っても熱くないのにね」
ラグナー：「殴り終わるまで気付かなかったぜ……」



などというマヌケ展開があったりしつつ。
火に弱いマネキンたちはセムネの爆弾で次々に消し炭になり、更に力場爆弾でストーブは転倒。

歩くかまど：グァッシャーーン！！！（転倒
ラグナー：「火事だあああああ！！」
クリス：「オイオイオイこいつは一体どういうことだ」
ヤール：「早くこいつ壊して鎮火するぞ！」
セムネ：「壊して！　でもその前に向こうが動くわね」

マネキンの手番、ただのゴーレムじゃないらしく木のトゲを（他のマネキンを巻き込みつつ）乱射するわ、ガラドリエル型が野送り能力でヤールの打撃を躱そうとするわ（失敗したが）、デアゴル型が指輪を見せつけてヤールにマーダラス・コマンド擬呪をかけようとするわ（かろうじてST成功。みなココロから安堵したという。）、サルマン型がドッジボールみたいな石を投げつけてくるわ（クリスにクリティカルした）と面白い芸をみせてくれる。

しかしわれらがヤールの物理的パワーの前には敵わず、ストーブはトドメを刺されマネキンたちも順番に木っ端微塵にされたのだった。
その際、ストーブから例のモヤが現れ床に潜って消えたことが描写される。

戦闘後、部屋を調べたところ以下のような戦利品が獲られた。
戦利品
    • アップル・オヴ・エターナル・スリープ
    • ストーブの中に中型サイズの子供の焼死体。完全な形のサファイアの指輪（2000gpの価値）を付けている。
    • ケージの靴の中から、子供サイズの歯形がついたロウソクと、小さくて太い木の棒が一本。

セムネ：「…酷い話ね」＞子供の遺体
ラグナー：（ケージから）靴をとって供えてやろうか。
ラグナー：「ん？　中になにか」出してみましょう。＞靴の中
ラグナー：「何かの手がかりかもしれないから、一応持っていこうか」ロウソクが出てきた。子供サイズの歯形つき。小さくて太い木の棒が1本出てきた。
セムネ：「色々入っているわね」
ミライグ：遺体に祈りを捧げておきます。


その7「紳士には九つの顔がある　−ヨツントロル with ？−」09:58

ストーブの部屋から東の扉を、ミャックの魔女箒でこじ開ける。
そこは寝室のようだが――
この古風で居心地の良い寝室の窓には薄く透き通るレースのカーテンが吊られている。
四足のベッドの足元には質朴なキルトが厚い小山を成している。
ベッドの上には錫製のフットウォーマーが置いてある。
木製のロッキングチェアーが窓のそばの小さなテーブルの脇にあり、テーブルの上には磁器のボウルと水差しが置いてある。
一見して居心地のいい素朴な寝室であるここは、しかし。
超大型の多頭トロルがみつしりとつまつてゐた――



ラグナー：「うおっと、失礼。ここの住人かい？」言葉つうじないかｗ
ガジ：「う……うう……うう……うううう！！！」着ているベストがミチミチミチミチィ

マトリョーシカ人形：「ガジ……ガジじゃないかい？！」
マトリョーシカ人形：「アッチョンブリケ」
マトリョーシカ人形：「この子はいい子なのよさ……でもなにかへんなのよ！」
マトリョーシカ人形：「ガジは、紳士のヨツンと呼ばれてるのよさ」
マトリョーシカ人形：「あ、疲れた」黙る

セムネ：「ガジ？」（この人が言う『いい子』ねぇ…）
ヤール：「起きたかババア！」
クリス：「懐かしい思い出のようなものが流れ込んでくる」

ヨツントロル
60ft以内に呻きごえ。意志ST失敗で混乱。
複数の精神を有する。再生もち。再生は酸と火で抑制可能。
完全耐性：混乱と狂気
飲み込みあり。

紳士であるはずのガジ氏は狂乱して一行に襲いかかる。
最前列にいたセムネを狙うが、高いACに阻まれ重傷には至らず。凝視で放つフィーブル・マインドもクリスの意志ST出目20により阻まれる。
更にミライグの〈真意看破〉により、ナニモノかに憑依されていることを見抜かれる。

憑依状態解除には気絶させるしかない。
厄介だなと思われたが、考えてみればトロルなんだから、火と酸を使わなければどんだけ叩きのめしても死なないのだった。
そんなわけで、後はミャックとクリスの援護を受けてヤールとラグナーが順番にフルアタックして終了。
その後、やはり彼から黒い靄のような影が抜け出し、部屋のクローゼットに消えていった。
ヤールとラグナーが2人がかりで超大型のガジをベッドに引きずり上げると、しばらくしてガジは自己再生して意識を取り戻した。

ガジ：「お、おあ？」
ラグナー：「ガジさんや、オレらはバーバ・ヤーガの使いだ。そこで傷が治るまで寝ててくれ」
ガジ：「ばーばやーが……？」
クリス：「おい　この人形を見てくれ」
クリス：「俺達はYOバーバヤーガのYO使いでYO」
ラグナー：久々のフリースタイルｗ＞クリス
ラグナー：「そのマトリョーシカが目に入らぬか！！！　畏れ多くもイリセンは魔女王、バーバ・ヤーガの依り代なるぞ！」
ガジ：「もうしわけねえけども、ここはえれえひとのこやだもんで、おとなしくでてってくれねえ……か……な」
ガジ：「アイエエエエ！？」　ロシア語
ガジ：「Аизззззззззззззззззз!!!!!」ぱっと残ってた帽子をとってさっととびのき
ガジ：「これはこれは偉大なる大母様……お戻りで？？」
ガジ：「あああああなたがたはお客人でしたか、これは失礼をばああ」
ヤール：「本当に紳士じゃねえか」
ラグナー：「見かけによらねぇなあ」しかしこんなのがロシアにいたのか。

とりあえず彼に憑依していた「あやしい影」について聞いてみたのだが、

ガジ：「あやしいかげ……についてはちらちらみたことがある……あります」
ガジ：「あれはー……亡霊だとおもうんですはい。大母様は……そのぅ、色々と恨みをかいますので、ひぃぃ」

ラグナー：「てっきり前の小屋みたいに、ラスプーチンとエルヴァンナが来たのかとおもったが」
クリス：ヴィジョン2つもある。高レベル占術枠他に入れるもんない
ラグナー：いいねえ。だいじょうぶだ　次回までに　まげちゃんが　ないようを　でっちあげてくれる
ラグナー：もとい、そこの設定が抜けてるなんてこと、RoWにはありえない

それ以外の侵入者情報はなし。
追跡のため、クローゼットをこじ開けてみると、
スギ材の裏打ちされたなんの変哲もないクローゼットの中には、壁のフックから様々なクローク、ドレス、ローブが吊られている。
中にはショール・オヴ・ザ・クロウンが一着おさめられていた。
また、マトリョーシカ人形がおかしな歌を歌い出したので、

マトリョーシカ人形：くすくすくす
マトリョーシカ人形：「隠れ家さ、隠れ穴さ。ノックするまでは入れない♪」
マトリョーシカ人形：「ノックだ、ノックだ。魔女の杖でノックしな」
GM： “Hidey, hidey hole. Can’t get in unless you knock, knock, knock with the witch’s stick.”


それにあわせて、ミャックの箒で3回ノックしてみたところ、クローゼットの床が消失。
先頭にいたミャックが真っ逆さまに落ちていき、クローゼットは無人に。
どうやら床に落下するのがキーワードらしく、更に開いた床穴は1分で閉じると言うことで、やむなく全員穴に飛び込んでいくことになった。
戦利品
    • ショール・オヴ・ザ・クローン


その8「洞穴（アナ）と氷の上位精霊」10:00 [Session : 2017.12.13] 

寒冷な自然洞窟。壁は分厚い霜で覆われている。
北に向かって開けているが、そこには重厚な羊毛のカーテンが吊られている。
一行は300ftほど落下、着地寸前にフェザーフォール状態となり軟着陸した。
周囲は真っ暗で、自分たちの陽光棒以外に光源はなし。
エンデュア・エレメンツ呪文がなければ相当寒かったとおもわれる。*52



ヤール：「洞窟内にカーテンとかでけえ魔女像の中みたいだな」
ラグナー：「なつかしいな」＞魔女像

マトリョーシカ人形：ひひひ
マトリョーシカ人形：「気をつけなちゃい。冷たい女王たちが待ち構えてるのよさ」
マトリョーシカ人形：「あーこの場合その表現は適切じゃないかもだけど……」
マトリョーシカ人形：「でもね。彼女たちは、とても、とても怒っているのよ」
“Watch out. The cold queens live ahead.
Though maybe ‘live’ isn’t the best word for it.
But they’re very, very angry.”

クリス：「なにわろてんねん」
ラグナー：「女王？　まさかイリセンの元女王達か？」生息してるが息災ではない、という意味か？

マトリョーシカ人形：「ん……？？」
マトリョーシカ人形：「くんくんくん」
マトリョーシカ人形：「あーたたち、は最初の訪問者じゃないようよ」
マトリョーシカ人形：「向こうから孫たちの血の匂いがする」
マトリョーシカ人形：「あーつかれた……あとはがんばるのよさ」

セムネ：「へぇ、孫たち、ねぇ」
ラグナー：「さっきの影か？」
ミライグ：The cold queens live ahead.のliveは「住んでいる」の意味、Though maybe ‘live’ isn’t the best word for it. のliveは「生きている」の意味。と解釈していいかなと。

洞窟の壁、床、そして天井に、滑らかな氷が分厚い層を成している。
氷が形成する透明な殻によって、まるで幻想の世界の1シーンのようである。
天井からは氷柱が垂れ下がり、自然の彫刻による迷宮が頭上に形成されている。
いくつか落ちてきた氷柱もあるようで、砕けた氷片が床に散乱している場所もある。

改めて呪文による体制を整え、カーテンのように下げられた羊の毛皮をめくると、そこは足下が広く氷結した広大な洞窟だった。
忘れていたエンデュア・エレメンツ呪文で寒さ対策をとり、氷の上を進む。
足下は極めて滑りやすく、下手に移動した場合〈軽業〉判定が必要になる*53ほど。

セムネ：「結構滑るみたいね」
ラグナー：「オレは出目1でも22あるので全力疾走できるが、皆は気をつけたほうがいい」よーうーこそーここへーあそぼーよパラダー椅子♪
ミャック：「ちょうどいいところに箒があるから、走るやつの前を掃いてやるよ」
途中、どういうわけかアイス・エレメンタルの破片と思われるものが散らばっている描写あり。
嫌な予感が高まる。



〈軽業〉で動ける組と動けない組、そもそも飛んでる組が混在する一行、氷上を進む。
ちょうど広まったところへ出たところで、突然超大型のアイスエレメンタルが、周囲から一斉に立ち上がった！
神話級エルダー・アイスエレメンタル
prdj参照可

セムネ：神話級かいｗ
ラグナー：ついに神話級がボス級どころか通常エネミー扱いにｗ
ラグナー：気分はアレだ…（DQ3で）アレフガルドに来てすぐの「ボストロールが6体出た！」状態！　さっきまでボスキャラだったのに！
セムネ：「敵意が高そう…何故かしらね」
ミライグ：「どうもこの中のどなたかがずいぶんと恨まれることをしたようね。」ヴェロキラプトルを押しとどめるポーズ！
ラグナー：なんか先行者がいるとかいってたねババアが。あやしい影も行ってるはずだし。

ミライグさん、そのポーズは死にフラグ……ではないっけ？　違うか、ワールドの主人公？（良く覚えてない


さいわい敵主力はヤール・セムネ・ラグナーが対応出来る位置にいるものの、一匹がクリス・ミャックを脅かす位置に。
強力な《神話級渾身の一撃》に加えて、よろめき状態をもたらす冷気のオーラ的なパワーを持ち、分断されたPCを三方から攻めてくる。

序盤クリスがクリティカル一発61点食らってピンチに陥るが、南東の三匹をラグナーが《平穏なる接触》と弱点の利用による防御態勢でしのいでいる間に、セムネの爆弾とヤールのテツボウがガンガン数を減らしていく。
エレメンタルは割込アクションで脆弱性を打ち消し、かつ冷気ダメージを増幅する能力を持っていたため、火炎爆弾より力場爆弾を選択することになった。
加えてDR/エピックによるタフさも厚い壁となった。

氷精_5：「おのれ……おのれ……洞窟あらしが！！！」（水界語）
ヤール：「てめぇそんな目を向けるんじゃねえよ、人違いだぞ」
ラグナー：「こんな奴らにも復讐を誓うようなココロガあったんだなあ」

かれらにも色々と事情があるようだが、あいにく語る機会はないままスクラップになった。


その9「イリセンの影」10:05


戦闘終了後、周囲を捜索すると洞窟の北端にキャンプの跡があり、装備品や物資が積み上げられている。
まだ引き払われた跡、というわけでもないらしい。
荷物の内容から、ここの住人はイリセンから来たもので、およそ5人グループ。構成は中型人型生物x4、大型x1と推測された。

セムネ：「キャンプの跡」
ヤール：「洞窟あらしとか言ってたな」
ミライグ：「この先に"住んで"いるという彼女たちと関係はあるのかしらね。」
ラグナー：「どうやら先客ってのはコレか。しかしここに先客って…」

クリス：「この意匠、懐かしいな」＞イリセン産の品々
セムネ：「イリセン産の装備」
ラグナー：「しかしどうやってイリセンの人間がここに？　もうイリセンに小屋はないだろうに」
ヤール：「イリセンだぁ？ 女王の配下が潜り込んでんのか？」
戦利品
    • 彫刻された象牙のエールジャック（ale jack）（125gpの価値）
    • 魔法の氷でいっぱいの塩入れ（500gpの価値）

セムネ：「（塩入れを調べて）何だか魔法の鍵の残り香みたいな感じね…つまりは鍵として利用して、ここへ入ったものが私たちの他に居る？」
ラグナー：「ついでにいえば･･･そいつらはオレ等が跡を追っていることを知らねえ。知っていたらこんな手がかりを置いてはいかないよな」
セムネ：「…まさか、本当に身内が？」
ラグナー：「また嫌な予感がして来やがった」

その後、回復をしつつクリスがこのエリアの次元構造を調べた結果、瞬間移動能力に対する制限がほぼないことが分かった。
更に塩入れに対してヴィジョン呪文を使用、その正体を探ることにする。
塩入れについて
    • 塩入れ自体はロイヤルパレス（王城）に昔からある物品である
    • 初代女王ヤドヴィガの代からあるとも言われていたが、一見するとただの雑貨だった
    • エルヴァンナはこの品に「バーバヤーガの小屋」との”伝承的結びつき”を見出した
    • 彼女はその結びつきを転移魔法に応用できるのではないかと考えた
    • 研究の末、彼女が得た結論は以下の通り
      • 転移魔法の構成要素にすることで通常不可能なエリアへの転移が可能となる
      • 小屋の内外を隔てる障壁をバイパスすることは依然として不可能そうだ
      • 小屋の内部の擬似次元界同士をショートカットすることは可能そうだ
      • この発見によりエルヴァンナの研究および計画はまた一歩前進した
      • このような”結びつき”を持つ物品は他にもあるかもしれない


状況からみて、イリセン勢力の介入は間違いないと思われた。
再出発したわれわれは、洞窟東部エリアへ向かったところ、高さ60ftの位置に横穴を見出し、そこから奥へと進むことにした。



その10「虚無からの穴　−プラズマ・ウーズとブレード・バリアー−」10:16 [Session : 2017.12.20]


岩棚をあがった上はかなりの大広間になっていた。
なぜか深い霧が立ちこめており、奥はまったく見えない。
また、その不自然な霧からは微弱な変成術のオーラが発せられている。

ヤール：「……吸い込みたくはねえな」
ラグナー：「ガスマスクはある…けど、ちょっと挑戦したくないなあ」
ミライグ：魔法のガスマスク装備。（コーホーコーホー

相談した結果、ミライグはフロントヴィクス・ガス・マスクをクリスに貸しだし、周囲を警戒。
同時にフィクル・ウィンズ呪文でガスの影響を遮断した。
セムネも〈知覚〉で霧の奥に不審な振動音を感知したため、エコー・ロケーションエキスを使用し疑似視覚を確保。
その上で、そろそろと前進していくのだが…

ラグナー：「鼻をつままれてもわかりゃしねえな」（5ft先から見えない
セムネ：「…何の音かしら」ではジリジリと行きますか。
クリス：「右右右右右……前前前前前……魔法魔法」はぐれないように固まっていくとね、範囲魔法を食らってみんな死んでしまうんじゃ
クリス：(R)(R)(R) 6/1
スミレ色の雷球：ヴウウウンヴウウウン
セムネ：「何か来るわね」

やがて、霧を見通せる2人には、迫ってくる巨大サイズのプラズマ球体が見えた！
GM経験豊富な方々の口から今回も悲鳴が漏れるｗ


プラズマ・ウーズ
アドバンスト・でぶいテンプレートつき。
防御能力 分裂（斬撃または［音波］、ヒット・ポイントひみつ）； ダメージ減少 はいふん； 完全耐性 ［酸］、［電気］、[火]、殴打および刺突ダメージ、粘体の種別特性； 抵抗 ［冷気］
磁波（超常）／Magnetic Pulse：ターン開始時にフリーアクションで30ft以内の金属鎧と金属武器を持つクリーチャーに戦技判定を仕掛けて、勝てば10ft引き寄せる。
プラズマ光線（超常）／Plasma Ray：標準ACTで1d4本の電気かつ火の光線（uperheated electromagnetic sludge）を放つ。
こいつは7,000ポンドの重さがある。

ラグナー：これはなんですか、DIOの館にいるクリームみたいなやつですか？
ラグナー：ガオンしちゃうんですか？
セムネ：「あ、プラズマ・ウーズじゃない！」
ラグナー：「なんかクリスとセムネが取り乱してるな。コイツを知っているのか？」
クリス：「切ると分裂するのに斬らなきゃならんの」ろくな火呪文がなかったので（冷気が効くのは）かえってありがたい。



この手のクリーチャー対策のセオリーとして「とにかく殴って分裂させ、これ以上分裂出来ないHPに追い込んだところで範囲火力で葬る」しかない。
渋い顔で戦闘開始。

序盤、セムネの力場爆弾が五連射され、たちまち174ダメージ。意外と押し切れそうだが、残弾を考えるとこれだけで葬るわけにもいかない。
直後、プラズマ・ウーズのマグネットパワーが放射されラグナーに「引き寄せ」の戦技判定。

セムネ：「…全く手ごたえがないわ」
ラグナー：「効いてる効いてる」
スミレ色の雷球：ウイイイイイイイイン
ラグナー：「うわあああああああ」マグネットパワーーーーー！？

幸い直前に「弱点利用」能力で回避ボーナスを得ていたため引き寄せ＆叩きつけは避けきった。
武器のテツボウが殴打であるヤールは、その場にテツボウを置いて爪で殴りつけ、続いてラグナーもバルディッシュで攻撃。
ダメージは出ないが分裂させたところへ、再びセムネの力場爆弾が飛んで削っていく。
そして注目のミライグのターン。

ミライグ：ブレードバリア　DC27反応
ミライグ：15d6　Pathfinder : (15D6) → 50[3,6,6,4,3,4,4,4,1,1,1,2,2,4,5] → 50
セムネ：「うわぁ、目の前に力場の壁が！」
ラグナー：「うわぁ、目の前に刃のドームが」斬り刻め〜！

GM：スミレ色の雷球に50のダメージ！（累積：76->126）ブッチョオオオオオ！（粉砕
GM：スミレ色の雷球_2に50のダメージ！（累積：87->137）
GM：スミレ色の雷球_3に50のダメージ！（累積：67->117）ブシャアア！（粉砕

ラグナー：「すげぇ！　木っ端微塵だ！！」＞1と3
ミライグ：「いつもながら心地いい音ですこと（紅茶ずず」
クリス：これ切ったらどんな音するの……
セムネ：ゼリーを切ったような音じゃないかなｗ。
ラグナー：ゼリー切っても音しないよおｗ
クリス：ゼリーをチェインソーで殴ったときの音
ラグナー：それはただのチェーンソーの音だよおおお



これで二度分裂済みの孫プラズマ・ウーズが死亡。
残るは子プラズマ・ウーズだけとなり、思ったより酷いことにならず安心しかけたところで、

スミレ色の雷球_2：磁波起動ウィーン
スミレ色の雷球_2：1d20+36 戦技 パルス！　Pathfinder : (1D20+36) → 19[19]+36 → 55
ラグナー：おい
ラグナー：お　　い
ラグナー：おおおおおおおおおおおおおおおおおおい

ここでまさかの、ラグナーに「引き寄せ」戦技がヒット。*54
普通ならプラズマ・ウーズにむかって10ft引きずられるだけで済むのだが…
今、彼我の間には絶賛回転中のミライグさん特製ブレード・バリアーが！！！



ラグナー：「ミライグーーー！　この刃を消してくれえええうぎゃあああああああ」
ミライグ：「（あっ。）」
ミライグ：15d6 半減　Pathfinder : (15D6) → 62[1,6,1,6,5,2,6,3,3,6,6,3,6,2,6] → 62

ヤール：「旦那ァ！」
ラグナー：「ミライグ…どうして……」6ばっかじゃねえかああああｗ　31点力場？　悪魔かｗ
ミャック：「なに？肉が切れてる音が？ウーズが相手じゃ？」
セムネ：「ラグナーは味方にダメージを受けがちなのね…」
ミライグ：「ふふふ……これもすべては計画のうち。」

思わぬフレンドリーファイアー（？）を受けたりしつつも、ミャックのイアピアッシング・スクリーム呪文と、クリスがリミテッド・ウィッシュ呪文を変換して放ったフリージング・スフィアでトドメを刺した。

セムネ：「ふぅ…てこずったわね。お疲れ様。酷い傷ね」＞ラグナー
ラグナー：「いやあ……正直死ぬかと思ったぜ……まさかあんな引き寄せコンボがあるとは……」
ヤール：「随分切り刻まれたもんだ」
ラグナー：「金髪さーん、怒らないからでてらっしゃいｗ　そして傷を治してくれ」
ミライグ：「さすがに申し訳ありませんでしたわ……アイオーメディのクレリックをもってしても、あの事態は予測できませんでした。」
ラグナー：「あれが無ければ斃せなかったんだし、文句は言わねえよ」実際あれは好手だったとおもう。
ラグナー：「ラスプーチン……お前も辛かったな……」＞モシンナガンのラスプーチンカスタム拳銃をみつめながら
ヤール：「今更何でアイツに同情してんだよ」
ラグナー：「ヤールもいつかわかる……いつかは君もブレード・バリアーに放り込まれる日が来るだろう」（予言


ラスプーチン氏も最後は自作ブレード・バリアーに放り込まれて死んだんすよ…ｗ
実際問題として、ラグナーがブレード・バリアーで被ったダメージは大きくは無く（31点）ダメージを与えづらいプラズマ・ウーズにこれだけのダメージを与える方法は多くない。
ここでミライグが呪文を使わなかった場合、無駄に時間と敵の増加を招き、それだけセムネの爆弾や回復リソースを消費することになっただろう。
…ただ、それだけで流すにはこの展開は絵的に面白すぎたｗ

戦闘後、ウーズの体内からは最近取り込まれたと思しきドワーフ戦士の死体が発見された。
調べたところ、いくつかの装備品が手に入った。

セムネ：「ドワーフの男性のようね。可哀そうに。名のある戦士だったでしょうね」
ヤール：「これだけ溶けててよくわかるな」
クリス：今までドワーフの影も形もなかったのが突然。。。
ラグナー：「さっきのキャンプのメンバーだろうか」
ラグナー：「正直、この装備じゃ太刀打ちできなかったろう。辛い最期だったな…」
戦利品
  • ドワーフ戦士
    • +2ハンツマン・グレートソード（中型用）
    • リング・オヴ・カウンタースペルズ（ペイルフル・ポリモーフ）
    • ＋2ドワーヴン・プレートアーマー
    • ＋2鋼鉄製ライト・シールド
  • 戦場に落ちていたもの
    • 特殊なエヴァースモーキングボトル。合い言葉解析済み。


その11「イリセンの長き手」10:18


ウーズ撃退後、広間を創作する。
南西の方には底の見えない深い縦穴があり、南東側には高さ70ftあたりに横穴が二つ見つかった。
とりあえず歩いて行ける南西の穴を調べに行くと、



ラグナー：「どうやら縦穴に下りた奴がいるらしい。痕跡がある。上がって来たのかもしれないが」
ラグナー：「底はみえない」
クリス：「松明を投げ込まないか？」
ラグナー：「アリだとおもう。人型生物ぽいね」
ラグナー：「〈生存〉判定……とりあえず4人ぐらいだ。大型も1体いる。さっきのキャンプと同じだ」
セムネ：「大型のクリーチャーが下りて行ったわね」
ヤール：「痕跡が縦穴にあるなら、横穴を先に見た方がいいか」
セムネ：「ではこっち（横穴）を見ましょう。飛ばない人は臼を使って」

改めて東側の横穴を調べに行く。
常時飛行しているセムネと、箒で飛べるミライグは自力で、残る4人は臼を起動して飛んでいく。
そしてその先でみたものは……

セムネ：「…血の匂いがするわね。　こんなところで？」
ラグナー：「うなじの毛が逆立つな」
セムネ：「死臭もするわ。何があるのかしら」

この空間の壁には、乾いて粉化した死体が薪のように積み重ねられている。
中央には、フェルトで縁取られた兜をかぶった鎧武者が胡坐をかいて座っており、足元には1本の斧が横たえられている。
彼は1本の血まみれのダガーを握ったまま、見えない何かを見るように真っ直ぐ前を凝視している。
彼の鎧の前面もまた血まみれであり、その膝は粘りついた一部凝固している血のプールに浸っている。



セムネ：うわ、ビックリ「は、ハラキリー？」
クリス：何見てからこのシナリオ書いたんだろうな
ラグナー：「アンデッドじゃねえだろうな。あの気迫、ただもんじゃねえ」八つ墓村ーーーー！？
ヤール：なんだこれは　なんだこれは
戦士の死体：カッと前を見開いて血塗れの中に座っている


近づいて死体を調べてみると、装備の幾つかから魔法のオーラがみつかる。
更に死体はウルフェン人男性のものであり、せいぜい数時間以内に死んだものと判明した。

セムネ：「ウルフェンの戦士ね」
クリス：「バイキングにも腹切って自害する文化あるのか？」
ヤール：「うぅん、同郷の戦士がこんなところで何してんだ？」
ラグナー：「……イリセンの手の者か？」
ヤール：「うちの連中がイリセンに与してってのは考えにくいぞ」
ラグナー：「オレの姪っ子みたいな例外もあるぜ。事情はわからねえが」

というところで、天井の影に潜んでいた何者かが襲いかかってきた。
どうやら、小屋でも出くわした「あやしいかげ」の正体であるらしい。
もちろん、高い知覚力をもつセムネと占術師であるクリスはその存在に気付いており、不意打ちを受けること無く対応することができた。

セムネ：「…あんなところに居るわね」
クリス：「あんな所に"居る"な？」これだけでボーナススロット終わってても占術師やめられなさそうだ…

ヤローヴァ：「おのれバーバヤーガぁ〜バーバヤーガのヘラルドも殺すぅ〜」（奈落語

クリス：「こいつが欲しいのか」（マトリョーシカ
ミャック：「お前もなの？」
ヤール：「くそっ、完全にババアのとばっちりじゃねえか！」

ディビューク
憑霊能力：ラウンド1回、全ラウンドアクションで隣接したクリーチャーに憑依する。意志ST失敗で憑依。
1度成功すれば24時間は完全耐性。PFEで弾ける。
ペイン・タッチ：痛い。中規模ダメージ。生命力吸収は無さそう。

戦闘開始。先攻を取られ、開幕フィーブル・マインドがクリスに飛ぶが意志STに成功しこれを弾く。
敵の能力を把握したクリスはブースト・セレクテッド・ディメンジョナルホップ言霊により、ミライグがヤールに使用していたマジック・サークル・アゲンスト・イーヴルの中へと全員集合させる。
これにより、敵の二度目行動でヤールに対するドミネイトは弾けたものの、フィーブル・マインド能力によりヤールはパープーにされてしまう。

ラグナー：「おいヤール、あいつに何かされたか？」
クリス：ヤールがフィーブルマインド（数カ月ぶり2回め）
ヤール：（キョロキョロ）
ミライグ：「（あら、なんだか可愛らしい仕草になってしまって。）」
ラグナー：「ヤールが二歳の子供みたいな目に」
セムネ：「あ、フィーブルマインド！　これは役に立たないわねぇ」

幸い、ヒールの巻物を用意していたクリスがすぐに治してくれたｗ
悉く精神攻撃が通じないのに業を煮やしたヤローヴァは、ヤールの機会攻撃を甘受しつつ地面へ潜行し、後衛の足下から出現する！



ヤローヴァ：「……ニヤリ」床の中からヴァァ
ミャック：「しゃあああ。およよ」
ラグナー：「そろそろ上下逆なの戻せよお前！！！　落ち着かないんだよ！」
ラグナー：足から床から出てきたときは八つ墓村から犬神家に変わったかと思ったぜ！


天井から逆さで出現したアイコン状態のままだったため、逆立ちして出現したように見えたのだったｗ

その後も様々な精神攻撃能力をみせるが、ダイス目の暴力によりことごとくPCに抵抗されるヤローヴァさん。
ミャックの呪芸に加えてブリリアント・インスピレーション、ミライグのホーリーランス能力で強化され、《亡霊殺し/GhostSlayer》特技で触霊能力を得たラグナーにボカスカ殴られ、
ヤールのテツボウとセムネの力場爆弾の前に散ったのだった。

ヤローヴァ：「おのれら、おのれら……絶対に赦さぬ」
ヤローヴァ：「絶対に末代まで祟るかお前を末代にしてやるるるるるる」　ロシア語、天上語、奈落語のかさなりとして聞こえます
ヤローヴァ：「ウオオオオオオオン」
ヤローヴァ：「呪いあれ……」
ヤローヴァ：きえてゆく

セムネ：「…いったい何があったのかしらね」
ヤール：「うるせえ、お前の恨みとか俺らには関係ねぇ！」
ミャック：「おお、お前単純に滅びたりしないのか」
クリス：「伝えたかったのか……」
ラグナー：「お前の赦しなんざいらねぇよ。お前の怨み話は地獄へ持っていけ」
ラグナー：「ったく、とんでもなく面倒な野郎だった。ロルフ師のくれたインスピレーション*55がなければ危なかったぜ」クリス超がんばった。影のヒーロー。*56
クリス：元の（意志セーヴの）値高くないからな……

その後ウールフェン人の死体を調べたところ、ミャックの〈知識：貴族〉によりある程度の身元が判明する。

戦利品
  • ウルフェン人戦士の遺品
    • +1インパクトグレートアックス
    • +2コールド・レジスタンス・バンデッド・メイル
    • ポーチ（中身↓）
      • ポーション・オヴ・ベアズ・エンデュランス
      • ポーション・オヴ・リムーヴ・ブラインドネス／デフネス
      • 500gpの価値をもつルビー
      • 35gp
ウルフェン人戦士の死体から得た、ミャックの〈知識:貴族〉による情報
  • この人物はウィンターガーズの一員。
  • ウィンターガードとは、エルヴァンナ女王親衛隊。エルヴァンナ女王がアイアンガードを解体して作り上げた組織。狼と巨人の意匠をこらした紋章をもつ。
    主に王都の守護にあたっており、構成員には人間のみならずウィンターウルフ・アイストロル・巨人などもいるらしい。
    （フェイなども存在するが主要構成員ではない）

ミャック：「へっへっへ、ウィンターガードだぁ」
セムネ：「こんな所まで…」
ラグナー：「やはりエルヴァンナの手の者。となると今のオバチャンは違うのか」
セムネ：「つまりはそういう事？」
クリス：「強力な装備をしている、名のある戦士だろう。使うか、ヴィジョン」
クリスのヴィジョン呪文による情報
  • 彼の名前はアングヴァルフ　Angwalf、名のあるバーバリアンだった。
  • エルヴァンナの命令でババアをとらえたあと、特命を受けた。あるものの回収。
  • このダンジョンに片道切符のアイテムで送り込まれた。（例の塩壺？）
  • バーバヤーガの命とやらを手に入れれば戻れるよーとかなんとか。具体的にどういうものかは知らされてない。
  • 例のキャンプはこいつら。アイスエレメンタルに襲われたがこれを撃退するが、無限湧きぽいので先へ進んだ。
  • 彼はパーティを組んでいた。メンツは以下の通り。
    • 戦士　ファルロフ（Farlof）、ドワーフ。
    • 女戦士　ルトラ（Lutra）
    • 冬魔女　ヴィエーリカ（Vjerica）　
    • アイストロル　ジャルファール（Thjalfarr）
  • ダンジョン探検がクラススキルじゃない冬魔女が致命的だった。プラズマ・ウーズの正体を見抜けなかった。
  • ヴィエーリカがプラズマウーズに詳しくなかったのでファルロフが食われて死んだ（一人目）
  • エヴァースモーキングボトルで目くらましして逃げた（目くらましにはならないが）
  • 縦穴おくに向かうため、ロープをアングヴァルフが頑張って下ろし先へ進んだ
  • ルトラとジャルファールが巨大なモンスター2体に襲われ、トンデモナイ攻撃を食らいふっとばされた。
  • アングヴァルフは逃げ戻ってきた。ヴィエリかは行方不明。
  • 逃げた先でこの横穴へ戻り、憑依されたらしい。死因は憑依されての自決。
  • 彼らの指揮官についての情報。
    • ザハール・イェリゾヴィチェフ、ウィッチ長
    • イェルダ、戦士長。ラグナーの姪

彼らの運命に同情しつつ、その濃すぎる設定にキャッキャと盛り上がる一行。

クリス：「どんなノリだ……」
クリス：俺たち最強のウィンターガード、エルヴァンナの親衛隊だ　俺達がいればどんな困難もイチコロだぜ
クリス：まあ俺たちにかかればバーバヤーガの命なんて一日でゲットだ
クリス：こいつらで1本書けそうなキャラ付けだ……
ラグナー：磁力に弱そうだしなあコイツらｗ
セムネ：富士高ジュビロ先生のマンガで1章丸々使いそうなパーティだわｗ
セムネ：もしくはダンジョン飯の2巻目で全滅したパーティみたいｗ


一方、新たに出てきた2人のイリセン指揮官の名前については、ミャックとラグナーの関係者と判明する。

クリス：「ザハール・イェリゾヴィチェフという名に聞き覚えはあるか」
ミャック：「そんな邪悪な名前はしらない。聖なる名前の人なはずだからな！」
ラグナー：「イェルダ……グレタの言っていた、人化能力をもつウィンターウルフ。そしてオレの姪かもしれねぇ」
ヤール：「なんで二人の関係者が関わってんだ」
ラグナー：「わからねぇ……あいつは村から拉致されてな。オレは長年、あいつを探してたんだよ」
ラグナー：「こいつぁ値千金の情報だ。しかしまあ、そろそろオレたちもきついんだが」


謎が謎を呼ぶ因縁の果て。
いよいよ危険な縦穴の奥には何が待っているのか？

その12「ドラゴンハンター」10:30 [Session : 2017.01.09]


クリスがレッサー・レストレーションのポーションでヴィジョン呪文のダメージを回復して再開。
前回見つけた縦穴に潜行するため、自力飛行できるセムネとヤール以外は臼を起動して乗り込む。
念のためセムネが20フィート先行、ヤールが15フィート先行、あとは臼でひとまとめに移動。

広い空間。いくつかある小さな燃える噴出孔からの光はあたりを薄暗く照らし、これまでに比べ空気は著しく暖かい。
壁面は崩れてぼろぼろである。縁にそって岩山の列が聳え立っており、いくつかは天井近くまで達している。
床は細かな黒砂に覆われており、脆い石の欠片が散らばっている。

セムネ：「嫌な予感しかしないわね」床が黒砂ってのがｗ

ロープを降りた底のすぐ近くには、黒焦げでもうもうと煙をあげる遺体が転がっている。
それは大型の人型形状をしたクリーチャーのものである。
死体はもう1体あり、岩山の隙間に横たわるそれはやや焼け具合が浅い。

セムネ：「…大型の遺体が。　後は…中型」
セムネ：「（キュピーン！）…来る！」

セムネが察知したとおり、縦穴を下りきる間もなく二匹の巨大サイズのドラゴンめいた影が現れた。
その正体はクラッグ・リノーム、原始的な竜の一種であるらしい。



クラッグ・リノーム
ブレス：放射した空間にしばらく残存し壁となる溶岩の奔流を吐く。15d8ダメージ。
断末魔の呪い：殺したクリーチャーは意志STに失敗すると火への脆弱性がつく。
ダメージ減少 冷たい鉄；完全耐性 ［火］、睡眠、［精神作用］の効果、毒、呪い効果、麻痺；呪文抵抗 あり；　再生（冷たい鉄）

セムネ、ヤール以外は縦穴に飛行臼で浮遊している状態での戦闘開始。飛行臼組はイニシアティヴに-10のペナルティつき。
結果、イニシアティヴでリノームに敗北し、さっそく15d8ダメージの溶岩ブレスがセムネとヤールに降り注ぐ。

戦場へ急ぐべく、ラグナーは95フィート（約30メートルだ！）上空の飛行臼から縦穴へ身を躍らせる。
ほぼ同時にクリスからブースト・アクセラレイト言霊とフェザー・フォール呪文がラグナーに飛び、加速状態かつ落下速度を緩和する。このラウンドで彼は地上から7マス目にまで到達した。
そこへ縦穴の真下に移動したリノームが、上空へ向けてのブレス放射。総員ピンチだが、ミライグが使用していたプロテクション・フロム・エナジー呪文がダメージを食い止める。
戦場は早くもブレス痕跡（放射後、その場に短時間壁として残るらしい）でえらいことになる。

GM：まさかこの面倒クサイ戦闘をやるためにここまで空中戦闘が多発していたのか…？
GM：練習のために…



ラグナー：なんかモンハンやってる気分だ
ラグナー：岩山竜リノーム
ミライグ：モンハンのアグなんとか。
なんだろう？ｗ＞アグなんとか
グラビモスとかそれっぽいよね。
　

さんざん焼かれながらも着地したヤールとラグナー。
爆弾が尽きかけているため、防御力の高さを活かして竜の背後をとり挟撃を提供してまわるセムネ。
上空からミライグ、クリス、ミャックの援護を受け、壮絶な殴り合い囓り合いが繰り広げられた結果、リノーム二匹はヤールの《怒りの蛮行》クリティカル336ダメージ、かーらーのー《追い打ち》の前に散った。
しかしリノームは冷たい鉄によるダメージでなければ死んでも再生してしまう。更に殺せば断末魔の呪いが飛んでくる。
相談した結果、ラグナーが最初の冒険からずっと持っていた、冷たい鉄のロング･ソードを、意志セーヴの高いミライグに渡し、トドメを刺して貰うことになった。

岩山竜_2：とびちったにくへんがあつまりだしている　←再生（冷たい鉄）による。
クリス：「気持ち悪い再生だなあ」
ラグナー：「ヘルドレン村でユルンから預かった冷鉄の剣がある。ウールフェン人の怨みを晴らしてやってくれ」
ラグナー：「なつかしいな。最初の冒険で預かったものだ。まさかこの武器にまた世話になるとはなあ」
ミライグ：「あまり刃物を扱うのは慣れていないのですけれどね。」（ぐさっ
岩山竜：ギャアアアアアアアアアアアア！！！！！
セムネ：「あ、死んだわね」
ラグナー：「竜殺し、おめでとう」＞ミライグ
ミライグ：「あまり威張れたものではないわね、これでは。」

その後、遺体と周囲を軽く捜索した結果、以下のような戦利品を得る。
戦利品
  • 大型の死体は装備もろとも黒焦げ
  • 黒焦げの女戦士の死体
    • +3ミスラル製シャツ　→ラグナーのバッグ・オヴ・ホールディングスへ
    • ロッド・オヴ・サンダー・アンド・ライトニング　→ラグナーのバッグ・オヴ・ホールディングスへ
  • リノーム（無印）の財宝
    • ドルイズ・ヴェストメント
    • グローヴズ・オヴ・アーケイン・ストライキング
    • ホーン・オヴ・アンタゴニズム
    • ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・コールド
    • ポーション・オヴ・スリップストリーム
    • イリセンの盾形紋章が刻まれた黄金のブローチ（80gpの価値）※イリセン部隊からの戦利品？
    • アメシストのネックレス（1100gpの価値）
    • 大きなトパーズ×3（それぞれ200gpの価値）
    • 120pp、3,800gp、5,250sp、10,040cp


セムネ：「こ、これはリノームの財宝！　…えーと、いっぱいで持てない！」
ヤール：「すげえ量だな、協力して詰めるぞ」
ラグナー：「ほいほい、手伝うぜ」
クリス：混ざってるんだろうな…＞コイン
クリス：“この柔らかい革手袋は規則正しく並んだミスラルの鋲で飾られている。” 装備してえ〜〜　＞グローヴズ・オヴ・アーケイン・ストライキング
ラグナー：秘術打撃かあｗ　＞グローヴズ・オヴ・アーケイン・ストライキング
クリス：全部クラス専用みたいな所ある
クリス：臼で運ぶとババアが切れそう
ラグナー：「帰りに埋葬してやるからな。今は時間がおしい……冬魔女の遺体がねえな？」＞イリセン部隊の遺体
GM：貨幣を全部がっさがっさいれるならいいけど、銅貨だけはずすとかは時間がかかる
GM：貨幣全部で384ポンド……じゃあ2分で回収出来たでOK

※貨幣は未回収

まだこのエリアは調べるべき場所はありそうなのだが、呪文の持続時間の関係で後回しに。
エリアの北端に青銅の両開き扉があったため、そこを目指すことにする。


その13「ホットドッグはケチャップで　−神話級ヘルハウンド−」10:41 




北の先には青銅の大きな両開き扉が1対あるが、その片方は半開きである。

セムネ：「…まるでジャイアントでも通りそうねー」＞大型サイズの扉
ラグナー：「そんな奴がいるわけないでしょー」
クリス：こういう扉めっちゃよく見るぜ！
ラグナー：ジャイアントスレイヤーだと多そうねｗ＞デカ扉
クリスのPLさんは、別卓で“GiantSlayer”なるアドヴェンチャー・パスのGMをしておられるのだ！
いったいどんなシナリオなんだろう？ｗ

扉の先はＴ字路になっており、左側の道の先からナニモノカの気配が。

セムネ：「…騒がしい足音が。行ってみる？」
ラグナー：「おう」
ヤール：「放っといてバックアタックも喰らいたくねえしな」
クリス：いいぜ！
燃えるわんわん：わふん？！
ラグナー：「なんか可愛い声がしたぞ」
ヤール：「なんだぁ、可愛いワンちゃんじゃねえの」
燃えるわんわん：ウーグルルル！！
セムネ：「ネッソスの住人じゃないの」

GM：普通のネシアンウォーハウンドのデータはPRDJをみていいです
GM：が、こいつらは神話級です

ラグナー：神話級ヘルハウンドｗ
クリス：神話級なんかに飼われてる
ラグナー：神話級ブリーダーに育てられたんだな

などと軽口を叩きつつも戦闘開始。
とはいえ、この戦闘はほぼ一方的なものとなった。



開幕直後、パーティ最速のクリスが放ったファンタズマル・ウェブ呪文が四匹の無力化に成功。
その後も、

ラグナー：よーしよしよしよし。この子たちは叩いて潰すと死ぬんですねぇ〜（某ムツゴロウさん風に
ヤール：「おっし、言われた通りに殴ったら死んだな」（フルアタックを終えて


先の戦闘でミライグが使用したプロテクション・フロム・エナジー呪文が生きていたのが幸いして、敵の火攻撃はほぼ無効。
リノームの「断末魔の呪い」が成功していれば、あるいは火に対する脆弱性でヒドイ目にあったかもしれないが、

結局、ヘルハウンドの一匹は瞬間移動で逃亡。他のものはさほどの被害もなくミンチになった。
戦闘後、犬たちの巣から以下の財宝を獲得。
戦利品
  • 犬の巣から発見（ランダム財宝）
    • フィラクタリー・オヴ・ザ・シェパード（ミライグ発見）
    • +1ショック・ショートソード（セムネ発見）
    • ブーツ・オヴ・レヴィテーション（ミャック発見）

その14「燃えるGIANTS　−神話級ファイアー・ジャイアンツ−」10:46 [Session : 2017.01.16]

この日はヤールのプレイヤー、ちょめPが不在のためセムネのプレイヤーであるりょう。氏が兼任。

番犬こと神話級ヘルハウンドを駆除した一行は、先ほどの分岐を北東側へ向かう。
ヘルハウンドの一匹がテレポートで逃走している以上、その飼い主はわれわれの襲撃を把握しているハズ。慎重に進まねばならない。
道を進むにつれ気温が急激に上昇していき、やがて華氏80度（摂氏26度）にまで上昇する。

クリス：「ああああああああああああああああああああああああ」
ラグナー：そろそろライムペルトが蒸し暑い…というかイエティのミャックが死にそうだ
セムネ：「ちょっと蒸すわね。久しぶりに移動中に汗かいてるかも」

ついには気温は華氏100度（摂氏37度）という、そろそろ北国育ちの防寒装備者にはヤバイレベルの空間に到達。
そこでは溶岩が川となって眼下を流れ、その対岸に築かれた城壁の向こうから何人ものファイア・ジャイアントがブチ切れた形相でこちらを睨んでいる。

火巨人：「ぬうん！きおったか不埒者どもめが！」
火巨人：「古えの契約によりここは遠さぬ！」（巨人語）
火巨人：「我らが愛犬を害した報いをうけてもらおうぞ！！！」


フィーンディッシュ・ファイアー・ジャイアント（prdj参照可）
灰のオーラ、能動的火能力、ファイター能力など。



敵はフィーンディッシュ・ファイアー・ジャイアント。しかも当然の様に神話級ときた。
前回ラグナーとクリスが、ヘルハウンドの飼い主について「良くてファイアー・ジャイアント。悪いと来訪者」「神話級ブリーダー」などと言っていたが、そのハイブリッドであったという事実。
そして背後には巨大なアサルトブリッジ、つまり攻城橋を用意している。普段はこれで溶岩に橋を架けているとみえた。

戦闘開始するも、イニシアティヴでPCの半数が先手を打たれる。
このままでは、固まったところに火巨人の投石が降り注ぐのは確実のため、クリスのヘイストを受けたセムネとラグナーが、盾となる覚悟で行動開始。

セムネはエレメンタル・ボディ�靴妊侫．ぅ◆次Ε┘譽瓮鵐織覯修靴徳或福�火に対する抵抗と更に高まったACで敵の攻撃を引きつける。
ラグナーは前回ミャックから渡されたバーバヤーガの枝箒を起動、更に《斬り払い／Cut from the air》と《打ち払い／smash from the air》の特技を習得。

続いて巨人のターン、後衛を狙った投石2発はラグナーに《打ち払い》で叩き落とされ、セムネを襲った「善を撃つ一撃」神話強打フルアタックはことごとく外れた。
ミャックは前回で味を占めたファンタズマル・ウェブ呪文を巨人4体に放つが、出目16以上で成功のところ3人も成功されるという珍事。
この遭遇ではやたらとDMのセーヴ目がよく、まわりから非難囂々であった。

ヤールが敵陣に突進してヘルハウンドをぶん殴るが、直後ヘルハウンドは火巨人からの指示を受けて瞬間移動。
後衛の目の前に再出現した！



しかしラグナーがバーバ・ヤーガズ・ビーザムでヘルハウンドを盲目化した上でフルアタック、これを撃破。
クリスはドルイド呪文であるウォール・オヴ・ソーンズを起動。火巨人たちをまとめてイバラの壁で封じ込める。

ラグナー：「このババアの箒、意外と使えるな」（ぶんぶん回ってるホウキ見て
マトリョーシカ人形：「あんまち乱暴に使うんじゃないのよさ！！」　ぷんぷん
ラグナー：「あっはっは、あとでちゃんと手入れしてやるさ」
ラグナー：「って、あっちで何が起きたんだ？　腐海か！？」
火巨人：「ぬおおお、なんだこの、いば、茨ァ？！」
ミャック：「さてはドルイドだったのだな、クリス」
セムネ：「ヒュー。　ウォール・オブ・ソーンズとはクールね」

この壁の中では、いかな巨人とはいえロクに動けない。
一方、PCらは飛行状態のため、イバラ上空から攻撃を加えることが出来るのだ！
これが状況を決定的にPC有利とした……ものの、動けない巨人は投石を一斉にヤールに集中。
本来、前衛にはまず当たらない投石攻撃だが、善を撃つ一撃と火ダメージも加わり、ACの低いヤールはみるまに火だるまに。
あわててミライグがリーチ・メタマジックロッドでヒール呪文を飛ばすも、そろそろメタマジック・ロッドの使用回数が尽き掛ける。

ミャックの呪文で溶岩を超え前進したラグナーだが、こちらも巨人の神話的活性能力を併用した超攻撃と、火巨人が作り出した炎の渦に焼かれ撤退。
それでもミライグのホーリー・スマイト呪文で盲目をバラ撒き、ヤールとラグナーが殴り倒していく。
最終的にヤールが二度、ラグナーが一度のヒール呪文を要し、7ラウンドに渡る激戦の末にわれわれの勝利となった。
ミライグはもちろん、クリスとミャックもヒール呪文を使う手段があるというのは本当にありがたい。

それでもヤールのHPは168点も削れており、リソースを惜しんだ一行はミャックとミライグが左右からキュア・ライト・ウーンズのワンドで叩いて直すことにする。

GM：＋4分間ミライグがヤールを鞭をたたきつけつづける
ミライグ：「いったい（ぺちぺちぺちぺち）どれだけ（ぺちぺちぺちぺち）治せば（ぺちぺちぺちぺち）追いつくのかしら（ぺちぺちぺちぺち）あなたは（ぺちぺちぺちぺち）」
ミャック：「よく響く木魚じゃー」

戦利品
    • 大型用グレートソード×8　大型用ハープレート×8
    • シャタースパイク
    • フィギュリーン・オヴ・ワンドラス・パワー（ゴールデン・ライオンズ）
    • ワンド・オヴ・インフリクト・クリティカル・ウーンズ（17ch）
    • プラチナとエメラルドのネックレス（3500gpの価値）
    • 小さなダイヤモンド（500gpの価値）
    • オパール×4（1つ350gpの価値）
    • 360pp、5,300gp、12,200cp


戦利品の入手後、あらためてエリアを調べると、南西の壁に大型の金属ロッカーが立っているのを発見。
これには毎週魔法的に黒焦げの食べ物と苦いスピリッツの樽が満たされるようになっているようだ。
これはファイアジャイアントの口に合うものであるらしいが、ロッカーの魔力というわけではなく、バーバヤーガの召使が小屋のどこかから魔法を使って供給しているものらしい。

マトリョーシカ人形：「ああそういやこいつらガーディアンだわ……まあちかたないわね」
マトリョーシカ人形：「こんどあたらちいのをいれまちょ！」
ラグナー：「おいおいおいおい死ねやババア」巨人の装備、魔法どころか高品質ですらない！　捨てていけ！ｗ

懲りていないババアさんである……。

その15「熾烈！　オルカズラと六魔翼！　−ハンドメイデン・デヴィル、エリニュス−」10:48 [Session : 2017.1.24]


セムネ：「…今度は寒くなりそうな雰囲気ね」
ラグナー：「体感温度がおかしくなるな」
セムネ：「疑似次元界の中みたいなものだから、何があってもおかしくはないけど」
ラグナー：「巨人ってのは面倒な奴らだったなあ。こんなのがうじゃうじゃ出てきたら死にたくなるぜ」
ヤール：「殺したくなる、じゃなくてか？」
ラグナー：「殺したくなる、ときもある」ｗ

火巨人が残したアサルトブリッジをヤールが押し除け、洞窟を先に進む。
それに伴い、気温が華氏100度＝摂氏37度から、わずか数分で華氏60度＝摂氏15度ほどへと急降下。
なんかもう汗が凍り付いてヤバイことになっていそうなレベルだが、エンデュア・エレメンツ呪文のお陰でペナルティなどはない模様。

長い通路の岩壁から噴き出るガスジェットが赤みがかった照明を提供している。
壁を彩るのは、地獄に落ちた魂に責め苦にかけるデヴィルたちの動く彫刻である。
床は黒焦げの骨と砕けた頭蓋骨による絨毯が出来ている。
痛みと恐怖の叫びが部屋中にこだまする。空気は重く、硫黄臭い。
通路の奥に向かって黒石の低い石柱が2列伸びており、そこを降りていくと黒鉄の両扉のある広間がある。

石柱の間には、いくつもの翼もつ人影がみえる。
知識判定の結果、神話級ハンドメイデン・デヴィル（ギロウ）に統制されたクラスもちエリニュスとのこと。
PCらに気付いたデヴィルがこちらに向き直ったとき、その下半身の触手のなかから、人間の上半身が……

GM：（ハンドメイデン・デヴィルの方から）苦悶の声がきこえてきたが
GM：オルカズラの下半身からべちょっと塊が


調べるまでも無く、それは最後のイリセン特務部隊員のもの。
ありとあらゆる拷問と陵辱の限りを尽くされた、ウィンターウィッチのヴィエーリカ（Vjerica）の死体であった。
このとき、キャラクターイメージが意外にも美人＆おっぱいさんだったため、彼女を惜しむ声がオンセ部屋に満ちたという。

クリス：ウワアアアア！アッ……
ラグナー：「……これでイリセン部隊は全滅か。別に思い入れはねぇが、愉快な気分じゃねえな」
ミャック：「お食事中すいませんが、通していただけます？」
ヤール：「ガーディアンの躾はちゃんとしとけよババア」

オルカズラ：（（ほう……来訪者ども……））
オルカズラ：（（なにゆえ、この聖域に近付いたかはしらぬが、私は今、機嫌がよい））
オルカズラ：（（そのままきびすをかえすならば見逃してやらなくもないが？？））

クリス：「おい、この人形を見ろ」
ミャック：「おばあちゃん、これなんとかしてよ」
ラグナー：「この御方をどなたと心得る！　畏れ多くもイリセンの魔女王、バーバ・ヤーガ様そのひと……が封じ込められたマトリョーシカなるぞ！　頭がたけぇ！！」
ヤール：「ひかえおろう！」

マトリョーシカ人形：「えーと……なんだったかちら……オルレアン……オルカズラ！！」
マトリョーシカ人形：「そこをとおちなさい！！」
マトリョーシカ人形：「あーツカレタ、ジャアネ」（ブツッ

クリス：「あのバーバヤーガはいまそんな少し喋る程度の力しか保っていないのか、ならばここで貴様等を倒して人形を破壊すればこの領域は私のものだな」（ビシッ

オルカズラ：プッ……アハハハハハハハ！！！！」
オルカズラ：「あのバーバヤーガはいまそんな少し喋る程度の力しか保っていないのか、ならばここで貴様等を倒して人形を破壊すればこの領域は私のものだな」

一同爆笑ｗ
今回のMVPはこのセリフでしたね。発言ぶちかましたelpis氏と、それを拾ってみせたまげGMに喝采を！ｗ





ミライグ：「やれやれ、ようやく耳にした言葉がずいぶんと下品ですこと。（紅茶ずず」
セムネ：「…このパターンで来たわね」
ラグナー：「クリスの予知能力が発動した」ジョセフ・ジョースターぽいなｗ
クリス：「良いだろう、振りな」
オルカズラ：「今我らはバーバヤーガ！お前の力を超えた！」
オルカズラ：「我らをここの守護者に任命したことを後悔するがいい！！」
オルカズラ：「ものどもやれぇい！　我が触手の新たなる餌食にしてくれようぞ！」
堕天使_4：「オルカズラ様、あのような輩、我ら六魔翼におまかせあれ」
クリス：「ほう、六魔翼か」
ラグナー：「知っているのかクリス」
ヤール：「何でも知ってるなお前」
クリス：「流石に知らんが大層な名だ、きっと手練に違いない。油断するな」

希にみる痛快なやりとりを経て、予定されていた戦闘へ雪崩れ込む。
神話級ハンドメイデン・デヴィル
Adv・ファイター・エリニュス 脅威度8+1+1 Erinyes
神話級ハンドメイデン・デヴィル（ギロウ） 脅威度14＋3／神話7 Handmaiden Devil（Gylou）
扉の向こうから放たれる、強力な魔力をアビ続けたことによって神話能力を手に入れたらしい。
エリニュス

ハンドメイデン・デヴィルことオルカズラ、何は無くても神話級。
僅差の判定失敗は、神話的活性能力によるDC+1d10によって簡単に突破してしまう。
これによりラグナーの攻撃を「野送り」で弾き、サイズで勝るヤールを飲み込むという大暴れぶり。
飲み込まれたヤールは殴打ダメージに加えて毎ラウンド1d4耐久度ダメージを受けるが、幸い以前手に入れていたマイナー・リング・オヴ・インナー・フォーティチュードによりダメージを軽減し、
鉤爪で無理矢理中から脱出することに成功した。



堕天使：「術者はマカセロ！」（天上語）
クリス：「俺達を仕留めに来るとはいい判断だな。さすがは第一翼、六魔翼の頂点に立つものよ」
堕天使：「お前、我らの言葉を！」
ミライグ：「天上語を話せぬ者は文明人と呼べない。天上語を話す者が文明人とは限らない。とね。」

一方、クリス・ミャック・ミライグの三人はブラック・テンタクルズ呪文で行動阻害されたところへ、瞬間移動してきたエリニュス（第一翼らしいｗ）に襲われるが、
クリスの精神集中からのディメンジョン・ドアで脱出したのだった。


※ミャックにフリーダム・オヴ・ムーブメント呪文をかけ脱出させ、自らは触手の海に沈んでいくミライグ
※ただしすぐにクリスの呪文で救出された。

そして3ラウンド目、脱出したヤールのフルアタックからのクリティカルが例によって炸裂し、オルカズラ様は273点ダメージを受けてペシャンコになり、
再生阻止のためミライグのブレス・ウェポン付与したテツボウでトドメを刺されたのだった。
配下の六魔翼たちも、瞬間移動で逃走した*57一匹を除いて壊滅したのだった。
戦利品
  • エリニュス
    • +1ロングソード×6
    • +1フレイミング・コンポジット・ロングボウ［＋9【筋】ボーナス］×5
  • オルカズラ（ヴィエーリカのもの含む）
    • カーネリアンの散りばめられた金メッキされた人間の脊椎で出来たネックレス（1500gpの価値）
    • ブレイサーズ・オヴ・アーマー+5　→クリス
    • ポーション・オヴ・プロテクション・フロム・アローズ
    • スクロール・オヴ・フィアー
    • スクロール・オヴ・グレーター・テレポート　→クリス
    • ワンド・オヴ・インヴィジビリティ（38ch）　→クリス
    • ウィングズ・オヴ・フライング　
    • ロッド・オヴ・インターミナブル・ヘクシス

その後、凄惨な死に方をしたとおぼしき冬魔女ヴィエーリカの処遇について軽く相談。

クリス：「こいつを後で蘇生して恩を売るか」見た目が好みだから復活させたいとかそれだけなんですけどね。
ヤール：「蘇生を受け入れるかね？」
クリス：それなんだよね
セムネ：「生き返りたいのかしらね」
ミライグ：「試すにしても、後の方がいい気はするわ。」
ラグナー：髪一束とか持っていっては？
クリス：死体破壊されないように引きずっとこ
クリス：「うっこいつ、意外と体重があるな」
GM：やさしい
ラグナー：やさしみ

やはりおっぱいは正義。
美女の多いこのキャンペーン中でもなかなかの高レベル美女であったので、いずれ蘇生する可能性を考えて遺体の一部を持っていくことにする。
遺体はクリスが毀損を案じて、安全地帯まで運んでいた。


その16「邂逅！　イリセン女王の末路とは？　前編」


HPと能力値にしこたま食らったダメージを回復し、戦利品を分配したあと、改めて奥の扉へ。
セムネが調べたところ、扉はすさまじく冷たい。

セムネ：「…向こうはかなり冷たいみたい。罠も鍵もないわね」
ミャック：「冷たい鉄だ・・・」
ラグナー：「いよいよ、というところか。ババアは何か分かるか？」
ヤール：「向こうは凍りついて真っ白になってそうだな」
マトリョーシカ人形：「……さっさとあけなちゃい」

この回廊の壁は滑らかのスレートで出来ており、表面は分厚い霜に覆われている。
回廊の終わりには鉄の両扉があり、同じく凍結している。
扉の上に刻印されている絵がある。それは細長い鳥めいた脚の上に建つ小屋で、その頭上には氷の冠があしらわれている。

ババアに促されるままに扉を開けると、いや増していく冷気とともに再び凍り付いた扉が立ちはだかる。
一行はこの先の脅威を覚悟してバフ呪文をかけまくるが、いざ突入という段になって肝心の扉がカチンコチンに凍っており、ヤールの怪力をもってしてもビクともしない。
更にセムネの〈装置無力化〉は失敗、範囲内にいたセムネとヤールは20d6の冷気の爆発を受けた。
焦る一行にマトリョーシカは、


マトリョーシカ人形：「……いよいよ注意しなちゃい」
マトリョーシカ人形：「気を付けのよさ。娘たちが、中にいる……。皆怒り狂ってるのは間違いないから」
マトリョーシカ人形：“Watch out. My daughters sit inside. No doubt they’re very angry.”

セムネ：「娘、がいるのね」いきます。
ラグナー：「あんたのせいだろ、ちっとは殊勝になりやがれ」＞怒ってる

最終的には、クリスのファイアー・ボール呪文33点に加えて、ラグナーの持つサルノクの槍（ソーウィング効果つき）でダメージを与えたところへ、ミライグの「善の手」でブーストされたヤールがこじ開けることに成功したのだった。

扉の向こうは広い洞穴となっている。
天井近くに浮かぶ雲が淡い光を放っており、その光で洞穴が照らされている。
入口を囲むように半円状に並べられた同じ形をした石の玉座が14個。
玉座の高い背もたれには全て同じ「踊る小屋」の意匠のシジルが刻まれ、その下には小さな銘板がつけられている。
玉座のうち12個には王衣をまとった死体が座している。
彼らの腐敗状態は様々だ。回廊と同様に洞穴の全ては凍結層に覆われ、それは玉座やそこに坐したる者も例外ではない。

扉をこじ開けたとたん、気温が-60F＝-51℃にまで急降下。
一分以上とどまればエンデュア・エレメンツ呪文をもってしてもダメージを免れない。

セムネ：「椅子がいっぱい」
ヤール：「こんな状態でずっとここに居なきゃなんねえのか。イリセンの女王なんてなってもいいことねえな」
ラグナー：「空席が……あるな。12体の怒れる女王たち……つまり、歴代女王たちが代替わりしたあと、どこへ連れ去られるのかと言えば……反吐が出るぜ」

クリスとミャックの〈知識:貴族〉により、それぞれの座席の女王の名が判明する。
それぞれの女王についてはこちら参照。
イリセンの歴代女王についてまとめ（仮）

マトリョーシカ人形：「There they are」
マトリョーシカ人形：「12の女王が皆並んでいる」
マトリョーシカ人形：「なんと美しい、忠実なる娘たちよ…」
マトリョーシカ人形：くすくす

ラグナー：「クソババアめ」
セムネ：「…そういう事ね」
ヤール：「ババアの美的感覚はわかんねえな」



マトリョーシカ人形：「皆、100年間統治して、アタシに命をくれた。それでアタシは生きられる」
マトリョーシカ人形：「さあバーバヤーガの”生命”は目の前にある」
マトリョーシカ人形：「それぞれの心臓を取り出して、質のよい魔女醸造の中につけるんだ」
マトリョーシカ人形：「やることはコレだけさ」

ラグナー：「生命のエッセンス。つまりそういうことかよ」
ヤール：「そういう仕掛けかよ」
クリス：「いや、あれが俺の考えている通りならば」

…魔女王の邪悪きわまる所業を目の前にしたところで、4体の女王が動き出す。
次回、歴代女王との決戦か。そしてクリスの“考え”とは。

その17「邂逅！　イリセン女王の末路とは？　中編」


マトリョーシカ人形：「さあバーバヤーガの”生命”は目の前にある」
マトリョーシカ人形：「それぞれの心臓を取り出して、質のよい魔女茶の中につけるんだ」
マトリョーシカ人形：「やることはコレだけさ」


玉座から立ち上がった屍の女王は、以下の四人。
-13代目　イェリザヴェータ：
-12代目　ヴェティリーナ
-11代目　クセニヤ
-10代目　ヴェリカス

クロウンクイーン
完全オリジナルクリーチャー。
生前の逸話にしたがい異なる能力を持つ。
特殊なアンデッド、冷気の副種別もちで、女王ブレマギールのような神話的怨念をもつ。
DR／斬撃ほか。高速治癒、冷気系能力複数あり。
氷で出来たクウォータースタッフを所持しているが、これは破壊されたり奪い取られてもすぐに本人の元に復活する。
アーケイン・サイトをパーマネンシィしているクリスには、部屋自体にも召喚術・防御術・力術のオーラが感じ取れた。

セムネ：「負のエネルギーはちょっと面倒そうね」
ラグナー：デス・ウォードを使っておくべきだった。この間、ワンドをカンパで買ってたのにね……。
ミャック：「みんな、ブレマギールを思い出すんだ」

嘆く間もなく戦闘開始。
あらかじめクリスが使用していたアンティシペイト・ペリル呪文の効果でPTのイニシアティヴは高く、
最速のクリスが開幕、リミテッド・ウィッシュ呪文で再現したウォール・オヴ・フォースで戦場を分断、12thベティリーナと13rdイェリザヴェータを隔離する。
そして残る10thヴェリカス、11thクセニヤに対してヤールとラグナーが接近戦を挑む。
ヤールの鉄棒、怒髪天はトータル強化ボーナスが+6に達しておりDR/エピックをも貫通した。ラグナーはバーバ・ヤーガズ・ビーザムを起動するが、ホウキはヒットせず。

ヴェリカス：「おのれバーバヤーガの使徒どもめが！」
セムネ：「…違うんだけど、聞いてくれそうもないわね」
ヤール：「好き好んでこんな所来てるわけじゃねえぞ！」
クリス：首からばばあの人形吊り下げてちゃ何も否定できない…
クセニヤ：「語るに落ちたか使徒どもが！」
ラグナー：「そういうアンタはクセニヤ女王。あんたのことは殆ど知らないが、アンタがおもっている以上にオレ等にも事情があるんだよ」

ここから敵のターン。四人の女王が、生前の偉業に由来した能力でPCたちを圧倒するッ！
っていうと何かFateの英霊っぽいな？



ヴェリカス：「我が名はヴェリカス……バーバヤーガの使徒ども、この名を刻んで滅ぶがいい」恐怖のオーラ

クリス：名前を聞くとびびる好演出
ラグナー：「ヴェリカス！　以前聞いたな。イリセンの死ばれ熱撲滅に手を尽くした女王」
ラグナー：「拝謁叶い恐悦だ。こういう形の出会いで無ければ、線香の一本も捧げたものを」線香はイリセン文化の追善の行為によみかえてちょうだいｗ
ヴェリカス：「よく知っているではないか！　なれば、喰らうがいい――」

ヴェリカスは病を操る能力を得ており、恐るべき「膿毒性死ばれ熱」を呪文に乗せて放つ。
しかしセムネは頑健STでこれを撥ね付ける。

クリス：「まさかあれはエピデミック！？　彼女はその来歴に即した能力を手に入れてしまったのか！？」
ラグナー：「なるほど、今やその病を制御しているということか。厄介だな」＞クリス

イェリザヴェータ：「私の名をご存知……？」
ラグナー：「でたなイェリザヴェータ……再会、ではないんだよな。以前出会ったのはアンタのアニメイト・ドリームだったから」
ミャック：「まって、褒めるならオイラを褒めて」
ラグナー：「ああ、オレの知識はすべてミャックとクリスの受け売りだ！」

イェリザヴェータ：「力場の壁とは、小癪なウィザードよ。我が名を刻んで死ぬがいい。あと数秒の命だ」
イェリザヴェータ：氷をひたひた歩いて来て、ここで90度になって立ってます（高さ4マス目

クリス：「何イイイイイーーーーッ！？奴め、氷の壁に"直立"しているッ！」気持ち悪い…
ラグナー：「……シヴェットを連れてこなくて良かったな、クリス」

クセニヤ：「我が名はクセニヤ！我が召喚術は無敵！！」

ヤール：「こいつは何を使うのか分かんねえのか！」
クリス：「気をつけろ！奴は熟達した召喚術士だッ！」

クセニヤは恐怖のオーラを展開、前衛2人を怯え状態に、セムネを恐慌状態とする。
しかるのちラグナーを氷のスタッフで攻撃、命中は1HITのみだが、それだけで負のレベルを2点も食らうのだった。

ベティリーナ：「我が名はベティリーナ。歴代イリセンで最も美しい王！」にやぁ

ヤール：「もう見る影もねーなおい」
ラグナー：「ヴェティリーナ！　美貌は兎も角、人造使いだったはず！」
クリス：「気をつけろラグナー！　奴の姿は最も美しい！」
ラグナー：「なんだと！？　美貌で目が潰れるとかあったがそういうやつか！？」ｗ
ヤール：「クリス何言ってんだ！？」
クリス：美貌で目を潰されたことだってあるじゃない
ラグナー：あったよねえｗ

美の化身（？）ヴェティリーナは
ヤールにスマグ・ナルシシズム呪文を投射。ヤール自身の美しさに陶酔させる。
ミライグが〈真意看破〉で異常に気付き、ディスペルしようとするがこれは失敗。

　

ヤール：「俺の素晴らしい体が傷つけられるなんて、とても許せねえ……俺は護りを固めるぜ」
ラグナー：「や、ヤール！　何を言ってるんだァーー！」
ラグナー：「今更殴られるのが怖いお前じゃないだろォーーー！？」ｗ
ミャック：「おおーん？すくたれものになったか」バルクキレてるよ！

呪文によりヤールは、自分の身体を傷つけられるのを恐れて「防御的戦闘」を強制される。
冗談のような呪文だが、防御的戦闘は標準アクションを使用するため、全力攻撃が不可能になってしまう！
手数が火力に直結する高レベル帯においては、とてつもなく重いペナルティであった……

ヴェリカス／Velikas
第10代イリセン女王のヴェリカスの統治は「死ばれ熱」（chillbane fever）の致命的な大流行があったことが強く記される。
かの疫病は国中を席巻し、アルギットハート（Algitheart）の町を荒廃させた。
クセニヤ／Kseniya
第11代イリセン女王のクセニヤは、自身が熟達した召喚術士であった。彼女は召喚師や招来師のアカデミーとして、血玉髄の管理者（Bloodstone Conservator）として知られるものを設立した。
またクセニヤはバーバヤーガが統治の終了時にやってきたときに、自殺しようとしたことで有名である。
それは失敗したが、彼女が自殺を試みた傷痕は現在のしなびた手首に未だに見ることが出来る。
ベティリーナ／Betyrina
第12代イリセン女王のベティリーナはうぬぼれと自負心で知られていた。
曰く、彼女の治世では、王都ホワイトスローンの王城で鏡のない部屋はなく、自身の姿見をいつでも楽しめるようにしていたという。
ベティリーナはおそらくイェリザヴェータの次に最も姿を維持しているクロウンクイーンで、明確にアンデッドクリーチャーではあるのだが、髪の毛を注意深く手入れして、200年以上昔のガウンを可能な限りこぎれいにしておくのに多大な痛みを払っている。
イェリザヴェータ／Yelizaveta:
第13代イリセン女王のイェリザヴェータは最も最近退位させられた女王であり、最も姿を維持しているクロウンクイーンである。
彼女が死んだのはたった100年前であり、その憎しみと悪意は未だ新鮮である。

一方、恐慌状態のセムネは全力疾走で部屋を脱出しようとするが、彼女の前でドアがバタンと閉まり、どうやっても開かないホラー展開に。

セムネ：「ええー！出れない！！どうして！？」
セムネ：「あれ？　息苦しいな」
セムネ：「開けてくださいよ」
セムネ：「あれ、何だろう？　星が綺麗だな」


ショックで錯乱したセムネも、ヤールに負けずヤバイ感じになっていく。
ラグナーがヴェリカスと打ち合うも倒すには至らず。
ヴェリカスからは15d6の冷気の爆発がPC全員を巻き込んで炸裂、更にイェリザヴェータのポーラーレイ呪文がヤールを狙うがこちらは遠隔接触攻撃判定に出目1でスカ。

イェリザヴェータ：うわあああああ、恨みで手元がくるった……
ラグナー：「あんたがイェリザヴェータ！　シヴェットの主人か！」これはたすかったｗ
クリス：まじか！？　壁走りに慣れてなかったな。
セムネ：1振ったら面白いと思ったんだけどｗ
ヤール：「俺の美しい体が守護られている……！」

それまだやってるんすかｗ
クセニヤのテリブル・リモース呪文がラグナーを捕らえる。
ラグナーはSTには成功するが、それでも次のターンはよろめき状態となる。

さて、ミャックのブリリアント・インスピレーション呪文で破格のバフ*58を貰ったラグナーだが、クセニヤのテリブル・リモース呪文にかかりよろめき状態。
これまた全力攻撃が出来ずヴェリカスを倒せない。
ミライグとミャックの解呪がヤールに飛ぶもDCが高く失敗。いまだ単発攻撃しかできないヤールだが、それでもさすがのパワーでヴェリカスを粉砕する。

ヤール：「俺は美しい……！」
ラグナー：「ヤール美しいぞ！」
ヴェリカス：「グアアアアアア、おのれバーバヤーガ……」

恐慌から立ちなおったセムネは残り少ない力場爆弾をクセニアにヒット。これを転倒させる。

セムネ：「何だか1ヶ月くらい爆弾を投げてなかった気がするわ」
ラグナー：「ナイスだセムネ！　女王め、這いつくばって首を出せ！」

イェリザヴェータの呪文はセムネを凍結しようとするが失敗。
つづくクセニアの呪文でラグナーは4ラウンドの間、不運となる。これでラグナーは、ブリリアント・インスピレーション呪文とイル・オーメン呪文により、1回の攻撃あたり4回攻撃ロールを振るはめに。*59
それでも気合いでダイスをねじ伏せ、伏せ状態のクセニアに200点オーバーの連撃を叩き込み、これを沈める。

クセニヤ：「ば……か……な」がくっと膝を折ってぐしゃっ
ラグナー：「往生しろ！　不運なんてものは、覚悟と連携でブチ敗れるんだ！」
セムネ：「やったわね！」

ヤールはイェリザヴェータを攻撃するも、防御的戦闘による単発では火力が伸びず。
逆に女王の4ヒットを受けて負のレベルが累積8レベルに。次に同じ攻撃を受ければ死亡するレベルの危機。

ラグナー：「ヤ、ヤーーール！？」
イェリザヴェータ：「そのまま死ぬがいい！！！」
ミライグ：次デス・ウォードかけます。
ヤール：「俺の体が萎れていく……！？」

セムネの爆弾がベティリーナを壁から叩き落とし、ラグナーが撤退阻止からのフルアタックでこれも撃破。

ベティリーナ：「ぐあっ、こいつ……まさか不運を克服……して！？」
ベティリーナ：「ばっかな………うあああああ」
セムネ：「克服したのかも！」
ミャック：「お前が不運すぎるんだよ」
ラグナー：「あんたの操る運命なんざ、オレたちの前では何の意味もねぇんだよ」
ラグナー：「あばよ」背を向けてステップだけしてエンド。

イェリザヴェータとヤールの対決は、ミライグのデス・ウォードでヤールを保護したのち、
手の空いたセムネが最後の爆弾で彼女を転倒させ、ミャックがパージング・フィナーリ呪文でヤールの自己陶酔を解除。

ラグナー：「……なあ、あんたのシヴェットは生きてる。あいつに言い残すことはあるか？」＞エリザヴェータ
イェリザヴェータ：「シヴェット？誰だそれは……う……頭が……」
イェリザヴェータ：「我が……我が欲するは復讐あるのみ！！」
クリス：「今だ！美しい振り下ろしを見せろ！」
ヤール：「おう、俺の美しい振り下ろしを喰らえ！」



遂にクリスの呪文で加速したラグナーと、正気を取り戻したヤールのコンビネーション《強打》により、
最後の女王イェリザヴェータも倒れたのだった。

セムネ：「これは素晴らしいチームワークね！」
ミライグ：この流れは美しいｗ

イェリザヴェータ：「ばかな！ばかな……！！！」
イェリザヴェータ：「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお」
イェリザヴェータ：「バーバヤーガの持ち手を……コロセ……」＞ヤール


破壊されてなお、イェリザヴェータの復讐の呪詛がヤールを捕らえ、彼の心を「バーバ・ヤーガの人形を持つ者」への殺意で塗りつぶす。
ヤールは操られるままにラグナーの足払いを掻い潜るも、クリスのテリブル・リモース呪文によりまたも全力攻撃を封じられる。
その後クリスへの攻撃時の再セーヴにより、ようやく正気に戻ることが出来たのだった。

ヤール：「おれは　しょうきに　もどった！」
イェリザヴェータ：「おの……れ……」声は遠ざかっていった
ラグナー：「……あばよ、女王たち。アンタらはアンタらなりに、精一杯生きていただろうにな」
ミャック：「どじゃ〜ん」
セムネ：「大型になって止めなくて良かったわね」
戦利品
    • brass samovar 真鍮製のサモワール
    • 完全な8人分の銀製のティーセット（合計で900gp）
    • 王族の服（200gpの価値）×12
    • 3000gpの価値を持つ宝飾類×12
    • ランダムアイテム→ヤール判定の結果「+2アクシオマティック・ショートボウ」
    • アミュレット・オヴ・ザ・プレインズ（高難易度：DC42の知力判定が必要。難しすぎるので価値は半額（60k））
    • スクロール・オヴ・ブースト・バースト・ウィンターズ・ラス
      レオフリック（クリス）の一族に伝わる言霊呪文らしい。
      ゾーヤ・レオノヴァがウィンター・エルフと取引する際に用意したもの？

クリス：「クソ、この呪文覚えがあるぞ」＞ブースト・バースト・ウィンターズ・ラス

ラグナー：「知っているのかクリス！？　この言葉も何度目か忘れたが」
ヤール：「何でそんなモンがあるんだ」
ラグナー：「因縁があるようだな。とりあえず持ち帰って調べてみたらどうだ」

クリス：「この巻物を解読すればなんか色々できる」呪文が同じだけで書いたのは誰かわからない
クリス：「だがまだ俺達にはこの女王共の死骸から心臓を剥ぎ取って回るという任務が残っている」

セムネ：「そうね」なるほど、クリスに縁の物かな。
ラグナー：「……ああ、そうだったな。今更だが、本当にやるのか？　ババアを復活させていいのか？」
ラグナー：「そこは流されるのではなく、覚悟を決めなければ」
ヤール：「やらねえと出られないんじゃねえか？」
セムネ：「…そうしないと内海地域が救われないでしょう？」
ラグナー：「……そうだったな」
ミライグ：「善のため。より大きな善のため。まったく好きになれないわ。」

一行は女王達の亡骸をどう扱うのか。
ババアを復活させるのか？


その18「邂逅！　イリセン女王の末路とは？　後編」 [Session : 2018.2.13]


ラグナー：今日は心を込めてお茶を淹れるイベントでしたね
ヤール：そうだ、あの見慣れない茶器を使うんだ

イリセン元女王たちを討伐したところから再開。
リソースはボロボロだが、なんとかやりくりしてHPと負のレベルを治療する。

ラグナー：初代ヤドヴィガをしげしげ（こいつがワルズビー村の『冷たい女』のモデルってほんとかねえ）
ラグナー：「この女王たちから心臓をえぐり出して茶器に入れろ、だったか？　ぞっとするな」
ラグナー：「今の女王が叛逆する気持ちもわかるな。こんな目に遭うなら、一か八か魔女王をぶん殴ろうって思うだろうぜ」
ラグナー：「しかもだ、それをやらないとオレたちもここでミイラになるしかないときた」
ラグナー：「さすがに『オレたちがここで犠牲になってでも、心臓を破壊してババアの復活を阻止する』って訳にはいかねえよな」
セムネ：「取ってくるしかないのかしらね、やっぱり…個人的には気が進まないけど」
セムネ：「その為の娘だったのかしらね」
ミライグ：「より大きな善のため。まったく好きになれない言葉ですこと。」
ヤール：「これ考えたやつはどんな碌でもない面してるんだろうな。さっさとやっちまおう」
ミャック：「気の進まないことは早くやってしまおう。アダマンティンの刃物をかせい！」

解体は〈治療〉〈宗教〉技能による技能チャレンジ的な処置となったため、ミライグが担当することになる。
その際、初代から八代目も戦闘には参加しなかったものの、弱々しく睨んだり抵抗するていどには自我が在るらしい。これは精神的に辛い。
相談の結果、手の空いている前衛が介錯をつとめたあとで、セムネとクリスの援護を受けたミライグが作業に入ることに。

クリス：「くっ、なんだこの圧は。まるで女王達が心臓を差し出すのを拒んでいるかのような…」
ラグナー：「ロルフ師に教わったことが、ここにきて役立つとはな……」じゃあ、ひとりひとりファラズマに祈りつつ首を落とします
ラグナー：「詫びは言わねえ……が、アンタらの怨みはオレたちが背負っていく。機会があったら、ババアに一発くらわしてやるからよ」

さて判定の結果、ミライグの手際は恐ろしく良かったようで……ｗ

ミライグ：1d20+28+4+3 治療　Pathfinder : (1D20+28+4+3) → 18[18]+28+4+3 → 53
GM：1体あたり半分の時間で摘出することが出来ました
GM：1時間かけて全ての心臓を摘出できました

ミライグ：「恨むなとは申しません。あなた方にはその権利があります。」（アイオーメディとミラーニに祈りをささげながら
ミライグ：「このようなことを自身に許すことになるなんてね。故郷にいて、本ばかり読んでいたころには想像しようとすることすらできなかった。」

セムネ：「ミライグの腕が見事すぎて、追いつくのがやっとね。少しはお手伝いできたかな」
ラグナー：「はっ…はやい！　なんてメス裁きだ」RPの勝利だねえ。ミライグの称号が「心臓をえぐるもの」とか「ブラッククイーン」とかになりそうだ
ヤール：「前もやったことがあるのかってくらい手際がいいな……」

ミライグ：「人聞きの悪いこと言わないでちょうだいな、まったく。」
ミライグ：「せめて安らかに。信じる神は違えど、あなた方の安らぎは祈れましょう。」

ヤール：「元女王達もボーンヤードに逝けるといいな」
ラグナー：「装身具は預かっておいて、小屋から離れたあとにイリセンに葬ってやりたい……この小屋から、出たかっただろうからな」
クリス：「ばばあが言うにはこれでもつ鍋をしろとのことだが...」
ラグナー：「この茶器でモツ鍋か。マッド・ティー・パーティにもほどがある」
マトリョーシカ人形：「そいつをさもわあるにいれるのよさ」
セムネ：「…やるしかないのね」




そういうことになった。
そして心臓を入れた瞬間、即座に瞬間移動が発動。
ダンジョン内でリノームの財宝探しやウィンターウィッチの死体回収を考えていたものの、忘れてた半分＋即時発動は予想外半分ですべてオジャンに。

ラグナー：時間があったんだから行ってくれば良かった。
セムネ：まあ確かにｗ
クリス：ウィンターウィッチの死体も回収できてないな。ざんねん。
クリス：リーダー格があれだったはず。後顔とスタイルが好みだった。

クリスが気に入った相手とはなかなか縁が無い……。
ともあれ、瞬間移動した先は例によってヴィグリフ温泉の湯の上空であったとさ。


その19「魔女王の声　−生の試練、完遂−」


マトリョーシカ人形：「よぉくおきき。さもわあるはあるわね？」
マトリョーシカ人形：「しんぞうのはいったそれに泉の水をみたすのよさ」
マトリョーシカ人形：「そしてそれをそのままふっとうさせる」
マトリョーシカ人形：「そしてできたゆのなかに、しんぞうをぜんぶ完全に鎮めるのよさ」
マトリョーシカ人形：「で、それをわたちにかけなちゃい」

温泉からなんとか這い上がった一行に、ババアは試練完遂の方法を説明する。

セムネ：「…つまり命を注ぐのね」じゃあ岸まで行って汲もう。
ラグナー：「……頼む」＞セムネ
ミャック：「早く煮えるように熱湯を汲んできてよ」
ヤール：「手順がキチガイじみてやがる」

ミャック秘蔵のキャンプファイアー・ビード*60で沸かした湯で処置を施すと、今回も人形が割れて一回り小さい人形が現れる。
今回は雪の結晶を纏った美しい魔女の人形。しかし口調は完全にバーバ・ヤーガのまま。
それと共に、完全な状態で意思疎通が可能となったようで、急に饒舌になるババアであった。

マトリョーシカ人形：「あ〜〜……やーっとここまできたかい」
マトリョーシカ人形：「こののろまたちめ！」

クリス：「どうだ心臓で沸かした風呂は」
ヤール：「まだ人形が出るのかよ。にしてもしわくちゃのババアの絵になったな」
ミャック：「お、やっと罵倒が通じるババアになった」
ラグナー：「オレたちの心づくしのシチューを味わってくれたかね」

マトリョーシカ人形：「まぁあの洞窟を一日で走破したことは褒めてあげようかねぇ」
マトリョーシカ人形：「2日はかかると思ってたからねぇ」
マトリョーシカ人形：「あーあんたらがもーっとはやくやればもーっとらくだったんだがねぇ」
マトリョーシカ人形：「ろくにしゃべれないばばあをいたぶる趣味があるたぁね」

ラグナー：「ロクに動けない女王たちをいたぶるよりは気分が良いな」＞趣味
ラグナー：「オレたちより早く解決出来る奴がいたら見てみてぇもんだ」二卓目さーーーん！ｗ　そっちはどうですかーーー！（未来への問いかけ
クリス：「で次は俺達に何をさせるんだ」
セムネ：「で、後はどうすればいいの？」
マトリョーシカ人形：「まー……しゃあないねえ。これをあげるからこれでもっとはやく走るんだね！」

そんなわけで、今回も魔女王の恩恵がもらえるのだった。
魔女王の恩恵（生）
    • 自由な能力値ひとつに永続的な+2体得ボーナス。

そしてこの時点でPCらはレベル17に上昇したのだった。



最後の試練 ―― “血縁殺し（キンスレイヤー）”

その1「のこされた選択肢」




さて、レベルアップ処理を終えてひといきついたところでヴィグリフ登場。

ヴィグリフ：「やあ、ヤンカ、久しぶりだね」
ヴィグリフ：「ちゃんと喋れるようになったじゃないか」

マトリョーシカ人形：「キュウクツでたまったもんじゃない、こいつらをさっさと導くんだね」


ヴィグリフ：「ははは、じゃあまあ進めようか」
ヴィグリフ：「運命、力、死、生命……バーバヤーガのエッセンスは全部回収されたわけだ」
ヴィグリフ：「バーバヤーガを解き放ち、君たちの世界を救うのに、必要な残りはただ1つ」
ヴィグリフ：「すなわちバーバヤーガの”血”」
ヴィグリフ：「それはね。イリセン女王の血管に流れているものだよ」
ヴィグリフ：「現女王。つまり、バーバヤーガの娘、エルヴァンナ」

彼女の語る、バーバ・ヤーガ復活の手順は以下の通り。
バーバ・ヤーガの“血”の回収
    • イリセン現女王の血には、母親であるバーバ・ヤーガから受け継がれた特別な生得権が宿っている。
    • その血ゆえにバーバヤーガとエルヴァンナ双方が、互いの運命を支配せんとする欲望を宿す。
    • その血をエルヴァンナから取り戻し、バーバ・ヤーガに戻すことでのみ、世界は永久冬の危機から救われる。
    • エルヴァンナはバーバ・ヤーガの踊る小屋に隠された“内なる聖域”に潜んでいる。
    • 内なる聖域とは、バーバヤーガがかつて最も強力な呪文を構築し、最も栄光ある勝利を成し遂げた場所。
    • エルヴァンナはまさにその場所で、最も偉大な儀式を行っている。世界を征服し、魔女王に成り代わる儀式。

ヴィグリフ：「君たちはずっとエルヴァンナと旅をしていたというわけさ」
ヴィグリフ：「世界の何処よりも隠れやすいところだろう？」

ヤール：「はあああああ？？？？？」
ミャック：「この小屋なんでもあるな。お菓子やは無いか」
ラグナー：ここにいるのかよｗ　小屋広すぎだろ！　あとお菓子の部屋のことは言うな！
ラグナー：むしろ今までの登場人物のだれかの正体がエルヴァンナとか……ありそうじゃね？ｗ
ミライグ：（ギク
クリス：俺じゃねえぞ！　クソッ、こいつらの中にエルヴァンナがいるなんて！
ラグナー：「ゾルカー！　でてきて身の潔白を証明しろ！」
ラグナー：「お前もしかしてエルヴァンナじゃね？」
ラグナー：「人狼ゲーム開始！　誰を吊るかな！？」
ヤール：「人狼はお前の嫁だろ！」
ミャック：「人狼はお前じゃ」
ラグナー：「はっ、しまった。吊るのはやめよう」

ヴィグリフ：「ははは定命たちは面白いね」　　ぽろろ〜ん
マトリョーシカ人形：「ええい、馬鹿かいあんたたちは！」
ミャック：「混ざれよばばあ」
セムネ：「私は何も言ってないんだけど…」
ミライグ：「あら、怒った（紅茶ずずず」
ヴィグリフ：「続けていいかな？」
ラグナー：「ヴィグリフさんの声には逆らえねぇな」
ヤール：「取り乱しちまった」

ヴィグリフ：「きみたちは聖域に行かなきゃならないよ」」
ヴィグリフ：「「儀式が終わる前にエルヴァンナ女王と対峙しなきゃならない」」
ヴィグリフ：「「ただ気を付けるんだね。残された時間は少ない」」
ヴィグリフ：「「あと、エルヴァンナは真の意味でバーバヤーガの娘だからね」」
ヴィグリフ：「「彼女の”力への意志”は、流れる血に匹敵するほど強い。簡単に望みを諦めることはないだろう」」
ヴィグリフ：「バーバヤーガの言うことに気を付けて従うことだね」
ヴィグリフ：「そうすれば勝利を手に出来るかもしれない」
ヴィグリフ：「そうすればバーバヤーガを解放することができるかもしれない」
ヴィグリフ：「そうすれば、世界を救える……かもしれない？」

そして最後にヴィグリフは、

ヴィグリフ：「これで会うのは最後だろう」
ヴィグリフ：「最後に私から贈り物をあげよう」手に持っているいとから、力強く輝く糸を六本取り出します
ヴィグリフ：「これは君たちの運命だよ」
ヴィグリフ：「正確にいえば、君たちの運命の糸から紡がれた、余りの部分だ」
ヴィグリフ：「これは君たちがこの冒険の運命を得てから、先に進む毎に強く、濃く、長く育っていったんだよ」
ヴィグリフ：ひとりひとりに糸を授けると、すっと樹の中にきえていきます

ヴィグリフの運命の糸／The Thread of Fate
各PCは自分の収穫された糸（自分のものだけ）を切ることによって1度だけ自身の運命を望むように変えることが出来る。
    • 他の者が糸を切っても何の効果もない。
    • 切られてしまった場合、その黄金の光沢を失い、非魔法の品になる。
    • この余剰糸を切ってもPCには如何なる害も与えない
運命の糸切断（1回の割込アクション）
　以下の利益から選ぶことが出来る。どれも即座に発動する。
    • 1つのセーヴィングスロー、攻撃ロール、技能判定、能力値判定を再ロールし、高い方を選ぶことが出来る。
    • 1ラウンド以内の自分のターン（現在も含む）で追加の標準アクションを得る。2回目の呪文発動にも使える。
    • 自分のイニシアチブ順を任意の位置へと変更することが出来る
    • 1回のロールに+10幸運ボーナスを得る
    • 1ラウンドの間ACに+10幸運ボーナスを得る
    • 現在負っているHPダメージが完全に治癒する
    • 現在苦しんでいる全ての状態が取り除かれる（※ただし割込みアクションが行える必要はある）
    • 既に発動した呪文や呪文スロットを未だ発動してないかのように合計12レベル分まで取り戻すことが出来る

ヤール：「授かりものは運命か」
セムネ：「運命？」
ラグナー：「か細いな…」
セムネ：「一体どんな力があるのかしらね」
ミャック：「余りだったら、数インチしか残ってないくらい濃い旅だったんだけどなあ」
セムネ：ガラドリエル様の髪みたいな。
ミライグ：「おさらば。いずれ運命の糸がまた絡むことのあらんことを。」

その後、再び一行を急かし出すババアを例によってミライグとミャックのコンビが黙らせ、三日の休憩を確保するのだった。
このとき調子を回復したババアの毒舌は一行に意志STを要求し、失敗したクリス・セムネ・ヤールはババアにブチ切れる一幕があったという。

ミライグ：「いかなる時も優雅（ティーカップを持つ手ぷるぷる」※意志ST成功
クリス：「あおふぉｗｈをああおｒｇｊほあえ」※意志ST失敗
クリス：「何が年寄りじゃ俺より強いくせに！　そんなに言うなら一人でエルヴァンナ倒してくれやできんのか！」
ヤール：「叩き割ってやろうか」
ラグナー：「変なところに飛び火した！？」
ラグナー：「はっはっは、年寄りは大事にしないとな」※意志ST成功
セムネ：「…うっさいわね！　だから休ませないと、みんな死ぬって言ってるでしょ！」※意志ST失敗
セムネ：「いい加減にしないと捨てるわよ！」
セムネ：「ふー、ふー、ふー」
ミャック：「説得する側なら、言い返さなくてすむなあ」※意志ST成功
マトリョーシカ人形：「く……く……あんたたち……そのかわり鮮やかに終わらせるんだよ……ギリギリ」
ミライグ：「ざまぁ（ぼそ」
ミャック：「行けるさ、おばあちゃん」
ラグナー：「あーはいはい、やるって。いけるいける」（快哉
ラグナー：「よっしゃあ、日数はともかく、ババアを丸め込むたぁ神話的偉業だぜ。これだけで溜飲が下がった。あっぱれだミャック！」
ミャック：「何を喋ったのか思い出せない」
クリス：「クソッ年を取った奴は碌な事をしねえ」

さすがのミャックの交渉術であった。

Zon-Kuthon 3,AR4713

その2「無限回廊」09:05


ゾン＝クーソンの月3日。
つかの間の休暇が終わり、ふたたび冒険がはじまる。

クリス：「アナスタシア、今日は懐かしいものを持ってきたぞ。サモワールだ」
ラグナー：「そいつは衛生的に大丈夫なのか？ｗ　正直お勧めしたくないんだが」＞サモワール
ヤール：「そいつを使わせるなよ、ばっちいぞ」

サモワールがロシアの茶器とのことで、クリスがアナスタシアに献上しようとしたのだが、

マトリョーシカ人形：「やーっとおわったのかい。まったく最近の若いもんはとろとろしとる」
マトリョーシカ人形：「あんたたち、サモワールはもってるかね？」
マトリョーシカ人形：「それは大事だからもっていくんだよ」
マトリョーシカ人形：「先導するやつがもちな」

ラグナー：「さっきクリスが御姫さんにあげてたような」
クリス：「アナスタシアやっぱあれ返して」
クリス：「なんか危ないらしいから俺達がもってるな」
ミャック：「食後のお茶はあのサモワールで煎れてたよ？」
ミライグ：「（ものすごーく嫌そうな顔」
マトリョーシカ人形：「さっさとおし！　のろまのケツにはウルナットの角ぶっさすよ！」
ラグナー：「やれやれ。グレタ、もうすぐだぜ……」

結局、先頭を歩くことが多いラグナーがサモワールを持っていくことになった。
一行はヴィグリフの温泉を後にし、ババアが指し示す南東方向へ向けて（温泉の上を飛行して）旅立った。



滝の向こう、泉から小さな水流が生じており、それらは崖の基部にある裂け目の中へ消えて行っている。
左に向けて峡谷の壁が迫っており、峡谷の奥深くへと伸びる、曲がりくねった細道が続いている。

マトリョーシカ人形：「この両側の壁は、このままずっと狭くなっていって、最後まで絶対にくっつことはないんだよヒヒヒ」
マトリョーシカ人形：「無限に続くのさ」
マトリョーシカ人形：「ま、あんたらならこんなところってとこかね」
マトリョーシカ人形：「気付いたかい？非実体はこのスパイラルを無限に、最後の最後の先端まで楽しめるのさ」
マトリョーシカ人形：「だけど終わりはないからね」
マトリョーシカ人形：「そんなことは無駄なのさ」


バーバ・ヤーガの指示でサモワールをかかげると、道が広がったのか、一行がちいさくなったのか、もっと摩訶不思議な原因によるものか。
細すぎて通れなかった螺旋の道がどういうわけか通れるようになっていた。


その3「ついにやって来たわに！　前編」10:05 


峡谷の壁は曲がり道を進むにつれ細くなり続ける。
しかし壁が完全に閉じて行き止まりのように見える場所に辿り着くと、道が突然開けて、箱型峡谷が顕わになった。
暖かな春の夜空には、雲も月もなく、見慣れない星々が煌めいている。
この箱型峡谷の最奥にはきらきらと輝く泉があり、その水は暗く、静かである。
泉の向こう側の崖壁には粗く段状に削られた部分があり、水中から絶壁に登るようにでこぼことした階段が真っ直ぐ伸びている。
階段の天辺の崖面には、大きな石の秣（まぐさ）がとりつけられた暗い穴が開いている。

螺旋の道を延々とあるいて頭がおかしくなった頃、気がつくと、背後に道はなくただの石壁になっている。
さっそく、泉の対岸にある階段を指してバーバ・ヤーガがガミガミ言い出す。

マトリョーシカ人形：「みりゃわかるだろ、あそこに入るんだよ」
ミライグ：「ええ、分かりますとも。しかし不吉ですわね。」
セムネ：「そりゃそうだろうけどね…
クリス：「幸い……いや俺にとっては幸いではないが今は飛べるから道の心配は今はいらない……」
クリス：「先に進むとしよう……」
ラグナー：「あの澱んだ池にも何かいやな気配があるぜ。慎重に近づくとしよう」

〈知覚〉DC40に成功したクリス、ラグナー、セムネは、水面下から何かとてつもない存在が迫ってくる気配を察知。
不意打ちラウンドに行動する権利を得る。
そこへ、バーブド・デヴィル3体が召喚され出現。ほぼ同時に巨大な有翼ワニが水際にいたセムネに襲いかかる。
しかしそれを見越して待機アクションしていたセムネの混乱爆弾を食らい、意志STを落として混乱状態。セムネは攻撃を受けずに済んだ。


バーブド・デヴィル（ハマトゥラ）
prdj参照可。サモン・モンスターで召喚された模様。
インファーナル・クロコダイル
Mythic Advanced awakened half-fiend dire crocodil／サルコスクス（sarcosuchus）
ババアのペット。
アンホーリィ・オーラ所持。
デスロールで素早く飲み込む。ブラスフェミィ。

斯くして、インファーナル・クロコダイルと、サモン・モンスターで召喚されたバーブド・デヴィルx3との戦闘開始。
相談の結果、後衛を襲うバーブド・デヴィルたちはラグナーが、有翼ワニにはセムネとヤールが対処することになる。
しかし有翼ワニが放ったブラスフェミィ擬呪が全員を飲み込み、セムネが幻惑かつ4分間麻痺かつ2ラウンド筋力11低下。他の全員も1ラウンド麻痺かつ2ラウンド筋力が5点低下した。

セムネ：筋力-1
ラグナー：セムネがペシャンコになった…
クリス：筋力2もある。荷物がすげえ重い。図ったなライター！
ラグナー：ババア人形につぶされる！ｗ＞くりす
クリス：復活アイテムが出てきた瞬間復活切れない麻痺状態に必ずしてくる敵が出るの
セムネ：いやー、ブラスフェミィはこのレベル帯だと、用心してしかるべきではある（＾＾；

とはいえ明確な対処法がない呪文でもありまして……コマッタモンデス。

有翼ワニ：「ババァアアアアア！！！！！」
マトリョーシカ人形：「あっ、いたねぇ……こんなの」''
マトリョーシカ人形：「すっかーーり忘れてたんだけど、どっかの世界で捕獲して無理矢理ここに守護者ってことにしてずーっと忘れてたわ」''
ラグナー：「貴様ぁ……積みプラモを崩してたら思わぬプラモが埋まってた誰かさんみたいな声だしやがって」
ラグナー：「レアアニマルのコレクターか、アンタは」
ミライグ：「（この人形をワニの口の中に投げ込んでやろうかしら。」
クリス：「戯れに珍しい動物にアウェイクンするのが好きなのか？」
マトリョーシカ人形：「だって面白いだろ？」''
クリス：「そうかもしれない」

ゲーム的にはここで時間切れ。
この後、旅立ち前に稼いだ劇中の3日間を使い買い物やアイテム作成をすませて戦闘続行となる。

その4「ついにやって来たわに！　後編」10:05 [Session : 2018.2.20]


今回はミャックこと肺胞さんご不在。
みんなそれなりの予算を使ってアイテム購入を済ませて戦闘再開。
具体的には、パーティにリング・オヴ・フリーダム・オヴ・ムーブメントやリング・オヴ・イヴェイジョンが流行している。

さて戦闘再開。
混乱した有翼ワニが自分で召喚したトゲ悪魔をぶっ叩いて会場を沸かせるも、
続いて動いたトゲ悪魔が、麻痺かつ筋力マイナス領域で身動き取れないセムネに「とどめの一撃」を放って即死させる。

セムネ：1d20+17+3+3 頑健　Pathfinder : (1D20+17+3+3) → 15[15]+17+3+3 → 38
セムネ：死亡！　セムネ：いやー、初めて死んだなー（＾＾；

ラグナー：「せ、せむねが動かねえぞ？　ちょっと首にぶっといトゲがブッ刺さってるだけなのに！」
クリス：「それは普通死ぬ」
ラグナー：「考えてみればそうだ」
ミライグ：「われわれはもっと惨い死にざまを見てきたから……。」
ラグナー：うーん、浮沈艦セムネがついに……まあ今回のコンボ*61は誰だって死ぬけど。
ラグナー：セムネを殺すには麻痺らせるしかなかったのであった
セムネ：ただ、このレベル帯はブラスフェミィは気を付けておくべきではあったので、うかつではありました。
セムネ：3.5時代だったら絶対に対応してた（＾＾；

あいや、第六章まで一度も死んだこと無いというのがむしろ驚きである。
たぶん他のメンツは2,3回は死んでるｗ
対応方法は3.5eは非常用呪文とか色々ありましたしねー。

同じくクリスやミライグがトゲ悪魔の全力攻撃を受けたり*62したものの。
ミライグのブレス・オヴ・ライフ呪文でセムネが復活するも、筋力マイナス領域で動けないのは変わらないのでクリスの言霊で安全圏に離脱。
有翼ワニはまた混乱してトゲ悪魔をぶん殴っている間に、ヤールのエンラージ怒髪天激怒怒りの蛮行強打からのクリティカル310点ダメージで死んだ。



GM：ちなみに、シナリオには「彼はバーバヤーガの味方ではない。何世紀もここに囚われ、脱出も出来ずに意に反した守護者をやらされたフラストレーションをいかなる侵入者たちにも向けてぶつけてくる」と書いてあるｗ
ラグナー：自らが召喚したクリーチャーにもぶつけている、を追記だｗ
セムネ：こういう混乱した相手には、ターゲット分散のためにサモン・モンスターでちまちま攻撃するのはありなのかｗ
クリス：「こんな感じのやつばっかりだな」
クリス：「下手したら俺達の未来かもしれない。まあ今は先に進むか」
ヤール：「他人事じゃねえなぁ」
ラグナー：「やれやれだ」

ちなみに金目のものはいっさい持っていなかった。やれやれである。

その5「The Endless Steppe 〜終わりなき草原〜」10:10

泉を飛び越え、岩盤の中へとのびていく階段に踏み込んだ途端にまたも瞬間移動。
気がつくと洞窟は消え失せ、われわれはどこまでも鉛色の空の下、凍てつく草原のただ中に立っていた。

マトリョーシカ人形：「久しぶりにきたねぇ」
マトリョーシカ人形：「ここは The Endless Steppe 〜終わりなき草原〜 さ」
マトリョーシカ人形：「南ロシアってのはどこもこんな景色なのさ」

セムネ：「名前が凄いわね」
ラグナー：「なかなか詩的な土地だな。ヤンカちゃんが生まれた場所ってわけか」
クリス：「それでそのThe Endless Steppe 〜終わりなき草原〜 で俺達は何をすればいい」
マトリョーシカ人形：「ああ、あんたらクルガンはわかるかね」
ヤール：「なんだそりゃ」
クリス：「待て、俺の知識を当たろう」

残念ながら、判定結果が振るわず誰にも“クルガン”についての知識はなし。詳細はWikipedia参照。
また、クリスはこの空間では例によって、決められた脱出方法を除く一切の次元移動が行えないことが分かった。


マトリョーシカ人形：仕方ないのでババアがこんせつていねいに皮肉まじりで説明してくれます
マトリョーシカ人形：「好きな方向に1日ほど進めば着くだろう」
マトリョーシカ人形：「アタシのクルガン、聖域で儀式をやってるらしいからね」
マトリョーシカ人形：「さあ時間がない！さっさといくよ！」

ラグナー：「イリセン女王もこの中にとじこめられてんのかね」
ラグナー：「へいへい、まさか定命のオレ等が、イモータルに急かされることになろうとはね」
ミライグ：「棒を立てて倒れた方向に向かいますか。」
ミライグ：1d8 Nから時計回り　Pathfinder : (1D8) → 2
ミライグ：「こちらね（と言ってNWへ歩き出そうとする」

北から時計回りならNE（北東）だよ！（総ツッコミ

ラグナー：「え、ちょ、どういうこと？」ｗ
ヤール：「そっちじゃねえよ」首をつかむ
クリス：「まあどこでもいいらしいからな」
ラグナー：「フリーダム・オヴ・ムーブメントすぎるでしょう」
セムネ：「ミライグってば方向音痴だったの？」
ミライグ：「こんな言葉をご存じ？　道は続くよ、先へ先へと。（北東へ進路修正して歩きはじめる」

などというグダグダ時空が広がったり、バルキテリウムがセムネの視界の端を横切ったりはあったものの……
けっきょく何もイベントがないまま8時間ほど歩いたところで、日没（18時）を迎えたため野営することにする。
バルキテリウム

マトリョーシカ人形：「まあ明日にゃ着くだろ…」
セムネ：「野営しましょう。すごく久しぶりの気がするわね」
ラグナー：「そうしよう。こんなところで夜歩きはしたくねえ」
ラグナー：「クリスの超素敵なゴージャスホテルは使えるのかな」次元移動だからねえ…
クリス：「この位階にもなって野営とはな」マンション使えれば使うんだが
ミライグ：「たまには初心に帰るのも悪くないかもしれないわ。」
ラグナー：「最後に野営中に起きた事件は、なんかナディアさんたちと一緒だったかな？　思えば遠くへ来たもんだなあ」
ヤール：「こんな野営をしたのはいつぶりだろうな」
GM：19時には日がどっぷり沈んだがテントをたてることができた

すこし感傷的な気分になってみる一行。
遠方から狼の群れと思われる吠え声が聞こえたりもしたが、テントを張って交替で休憩を取ることにした。

Zon-Kuthon 4,AR4713

その6「風に乗りて歩むモノ」


ヤール：「う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛」燃え盛る船を見て涙する夢
ヤール：1d20+10-2 意志ST　Pathfinder : (1D20+10-2) → 15[15]+10-2+2 → 25
ラグナー：「ヤールの歯ぎしりがうるせえな。夢の中で激怒して巨大化したりしねぇだろうな」
クリス：「あれは叩き起こしたほうが良いのか？」
ラグナー：「そうだな、他の連中は勝手に起きてきそうだが」


見張り当番
　A)20時〜24時　セムネとミライグ
　B)24時〜04時　ヤールとミャック
　C)04時〜08時　ラグナーとクリス

明朝4時過ぎ。クリスとラグナーが見張り中、突然ヤールがうなされ始める。
ふたりが心配（？）していると、突然暗闇の中から大きな遠吠えが聞こえてきて、眠っていた一同も飛び起きた。
この吠え声のため全員が意志STを要求され、失敗したヤールとセムネは恐慌状態になるが、ヤールはタリスマンのお陰で怯え状態で済んだ。
また、暗視のあるクリスの目には、暗闇の中に鹿のような頭をした人型のなにかが佇んでいるのが見える。
ウェンディゴ
混沌悪の現住来訪者。神話級ではない。
シャウトで厄介な事態を引き起こす。
ウェンディゴ憑き（超常）／Wendigo Psychosis
セーヴ意志 難易度XX； 潜伏期間 1分； 頻度 1回／日； 効果 1d4【判】吸収（最低【判断力】1）治癒 3回連続成功
犠牲者の【判断力】が1になった場合、その種族の者を殺し貪ろうとする。
この行動を完遂した後、呪いを受けた者は走り始め、1d4ラウンドの間、その足が燃え尽きてキザキザの切れ残りになるほどの速度で空に駆け上がる。
犠牲者は2d6分の間空をウィンド・ウォークしながら事実上死亡し、新たなウェンディゴが生まれる。
トゥルー・リザレクション、 ミラクル、またはウィッシュはこのような犠牲者を生き返らせることができるが、そうすることによって新たなウェンディゴに害を与えることはない

ラグナー：ブルー*63じゃ、ブルーが来た！　女を隠せ！(笑)
マトリョーシカ人形：「……？なんじゃありゃ、ウェンディゴじゃないかい」
ヤール：「なんだ、何が起きてる？」
ラグナー：「妙ちきりんな鹿頭のおっさんがこっち見てるらしい。オレにはまっくらで何が何だか」
クリス：今の時点で（テントの中に）恐慌してるのがいるかはわからないから、遅延も難しいだろう　※振り
セムネ：「キャーキャー！　アイツが来るー！」　※察し

あからさまにナイスな応酬である！
嬉々として外の2人は、

クリス：「叫び声が聞こえたぞ、これは誰か恐慌しているな？」
ラグナー：「この声はセムネだな。セムネがおびえているのか！？」
クリス：「つまりこの巻物を抜いて待機しておけば誰か治せるわけだ」リムーヴフィアの巻物抜いて誰か飛び出てきたら使う待機
ラグナー：「クリスはクレバーだな！」

斯くして、飛び出してきたセムネは恐慌状態を解除され戦線復帰。
直後、ウェンディゴの放った冷気属性シロッコ擬呪がテント周囲を襲い、冷気ダメージに加えて疲労状態をもたらす。
更にもう一発のシャウトで戦慄状態になったヤールとクリスを尻目に、ラグナーの機会攻撃を受けつつもハイジャンプ移動でテントの中へ。



風に乗る者：こんにちわ
ミライグ：わあ。
ラグナー：金髪さんがブルーとルームイン！！　ファッキンなことになっちまう
クリス：やべーぞ！



直後、ちょめP操るミャックがパージング・フィナーリでヤールの戦慄状態を解除。
ラグナーがテントに駆け付け、ミライグは入れ替わりに脱出。餞別代わりのフリーダム・オヴ・ムーブメント呪文をラグナーにかけるのもも忘れない。

ミライグ：「ふう。相席するにはちょっと剣呑な方でしたわね（紅茶ずず」

そこからセムネ、ヤールのフルアタックで合計330点ものダメージを重ねたものの倒すにはいたらず。
ウェンディゴは前衛2人の機会攻撃を振り切って逃走した。
その後、敵が落としていった羊皮紙には冒険者6人の似顔絵が描かれており、ウェンディゴがたまたま現れたわけではないことを示唆していた。
また、この羊皮紙自体もホワイトスローンで作られたものと判明する。

ラグナー：「ちくしょー、逃げやがったか」
ヤール：「何だったんだよアイツは！」
セムネ：「…女王の手の者かしらね」
ラグナー：「しかし女王の手の者として、オレたちの人相がどうやって伝わった？　いやまあ、イリセンで大暴れしたからなあ」
ヤール：「確かにあそこでも結構暴れたもんな」

クリス：「白い目だし帽のやつがいてこれが誰なのかよくわからない」
ラグナー：「セムネがまたボンバーマン顔で……」
セムネ：「何か変な顔だった？」
ラグナー：「ナンデモナイヨー」

その後は無事に休憩を取ることができた。
多少のリソース回復はしたものの、疲労状態は8時間の休憩をとれないためレッサー・レストレーションで治さねばならないようだった。
戦利品
    • ホワイトスローン製の羊皮紙に描かれた、冒険者一行の似顔絵


その7「激突！　怒れる巨人！！　−タイガ・ジャイアント−」13:15 [Session : 2018.2.27]


翌朝。一行は8時起床、9時まで呪文準備して10時までヒーローズフィーストでモーニング。
それなりのリソースを回復し、長時間の探索行が想定されるため時間単位のバフのみ使用して出発した。

ミャック：「あるこーーーーーーう。故郷で俊足のミャックと言われたオイラの動きにつてこられるかな！」

たしかに小型ハーフリングのくせに基本移動力30ftというのは、かなりの俊足と言ってイイｗ

ラグナー：「そういえばミャック、あんたの先生もイリセンの森でみかけたな？　もしここで出くわしたらどうする？」
ミャック：「先生ときちんとはなししたいなあ。もし、冬のみかたなら、僕が倒すのを承知であられると思う」
ラグナー：「そうか。オレも姪がどういうつもりであの場にいたのかは確かめたい……敵になるにせよ、そうでないにせよ」

目的地までの移動時間は判定次第。セムネがラグナーとミライグの援護で〈生存〉判定をした結果、達成値は43！
結果、3時間10分ほど歩いて13時15分頃、目的のクルガンに到達した。



マトリョーシカ人形：「やっとみえてきたね、アレだよ」
ヤール：「やっと着いたのか」
セムネ：「あぁ、アレなのね」
クリス：「あの盛り上がった土の場所か。入り口のようなものが視える」

目的の墳墓が見えたところで、改めてバフ呪文を掛けてから接近すると、墳墓の周囲にバリキテリウム四頭と、それに騎乗する4体の巨人が！

騎乗巨人：「とまれええええい！」（巨人語）

ミャック：「まてえええい。我ら戦う意志は持ちませぬ」
ミャック：「ただこの場を通していただければよいのです」
ミャック：「われら、すべての民の幸、不幸を背負っているものにございます。ゆかねば見知らぬ女子供も不不幸になりましょう」

騎乗巨人：「我らの言葉を喋るか、いと、いと小さきものよ！」
騎乗巨人：「だがならぬ！！　ならぬならぬ！！！」
騎乗巨人：「これより先にありし�爐浪罎蕕�聖地なり！　何人たりともここを通すわけにはいかぬ！」
騎乗巨人：「それより一歩でも踏み込んでみよ、たちどころに我らが矢がおまえに大穴をあけようぞ」ギリギリと構える

ヤール：「ババア、お前の地所なのにあんなこと行ってんぞ」
ラグナー：「ばあさん、あんたの信奉者じゃないのかアレは」
マトリョーシカ人形：「ちびっこはやさしいねえ……ケケケ」
マトリョーシカ人形：「はて……うーん……あたしゃあんなものおいたおぼえはないね。めんどうくさいからけちらせばいいよ」
ヤール：「まーたガバガバな放り込み方された奴らが居着いたのか」
ラグナー：「ひかえおろう！　この人形をどなたとこころえる！　畏れ多くもかの魔女王、バーバ・ヤーガが今やこの有様であるぞ！」
騎乗巨人：「バーバヤーガだと？！　古き言い伝えの”次元を駆ける老婆”がどうした！そんなババァに用はない！！！」
ヤール：「ババアを知らねえってことはこいつら聖地の由来も知らねえってことじゃねえか？」
セムネ：「つまり、バーバ・ヤーガがいなくなった後に聖地になったのね」
ラグナー：まあ、リアル諏訪大社いって「ここは神奈子さまと諏訪子さまの聖地だぞ！」って言ったら「ゲームキャラと一緒にすんな！」って現地の人切れるよねｗ

例によって例のごとく、ババアがざっくり小屋に取り込んだ元の世界の住人たちだったようだ。
本来、敵対する必要の無い相手ではあるが……残念ながら彼らに我らの立場は理解できない。
結果、彼らが「大激怒」して戦闘が始まった。

タイガ・ジャイアント
攻撃方法は、武器、叩きつけ、岩なげ
生来の間合いは15ft
防御能力 岩つかみ；完全耐性 心術および幻術の呪文
祖霊召喚（超常）／Spirit Summoning



騎乗巨人：「む！！　その長い四肢……古の異形巨人か！」
騎乗巨人：「よもやここでそのような古代の種に会おうとは！！滅ぼしてくれる！！」
ミャック：「お前、古代から蘇った伝説のきょじんですってよｗ」
ラグナー：「異形巨人……なんて的確な言葉……」
ミライグ：「ふふふ、よくご存じね……さあ、古代の力と向き合うがよい。」（ふいんきでかえした
セムネ：「…ヤールの素性がバレたわね」
ヤール：「古代って……何と勘違いしてんだよ」（呆れ
ヤール：「俺ぁウールフェン人だぞ、巨人とは何の関係もねぇ！」

この遭遇は、巨人の《機動射撃》による矢の雨を食らってヤールが重傷を負ったり、バルキテリウムの蹂躙攻撃で何人か踏まれたりしたものの、さほど苦も無く駆逐することが出来た。
情報源として巨人を一体気絶させたものの、和解叶わず処刑するしかなかったのが心残りではあったが……。
戦利品
  • 巨人達の装備
    • 超大型用の+2コンポジット・ロングボウ（12等級）×4　※魔法の袋にも入りきらない
    • 超大型用のスピア×4
    • 超大型用のハイド・アーマー×4
    • 超でかい鞍×4
    • 古代の女神の象牙のフィギュリーン　1つ600gpの価値　×4
    • サドルには銅と半貴石を組み合わせたバングルがついている　1つ300gpの価値　×4
  • 中型サイズの荷袋
    • 中型用+2リターニング・スピアー
    • 中型用高品質のロングソード×2
    • 中型用角のついたヘルム・オヴ・ブリリアンス　→ラグナー預り
    • 真珠×3（1つあたり100gpの価値）
    • イリセンの貨幣　385gp　
騎乗巨人からの情報
    • クルガンは彼らバルタガ族の聖地。
    • 聖地は祖霊を祀る禁忌の地。かれらは入らない。そのため、内部については知らないと思われる。
    • 中型サイズの荷袋は聖地付近をうろついていた、奇妙なやつらを殺して回収した。

どうやらイリセン部隊の一部が彼らに遭遇し、無惨にブチ殺された模様…。
しかし唐突にヘルム・オヴ・ブリリアンスなんて旧d&d時代からの準アーティファクトみたいなアイテムが転がってるあたり、イリセン部隊も相当な精鋭と見える。
巨人達の装備はデカすぎてバッグ・オヴ・ホールディングスにも入らないということで、ロープで束ねてヤールが引きずっていくことになった。

マトリョーシカ人形：「うーんこいつらなんだったかねぇ」
マトリョーシカ人形：「昔なにかの……実験……ぶつぶつ」


一方、ババアは何か不穏なことを呟いていたｗ
これがバルタガ族についてのことなのか、異形巨人ヤールについてのことなのかは不明であるｗ

その8「封印解除！！　蘇りしは古代神！？　−プリティ・ヒポポタマス−」13:40 




寒々とした平原の中、灯台の如く巨大な墳丘が聳え立っている。平坦な草原の中に突き立つそれはひときわ目立っている。
明らかな人工物であるが、見るからに数千年ものであり、輪郭が描く曲線は長年の風雨により自然に形成されたものだろう。
側面には草原の茶色が生え、一続きの毛布のように覆っている。
単なる洞穴にすぎないような低く暗い入口が、南面の底部近くから墳丘の中へ続くように開いている。
入口は2本のマンモスの牙に縁どられており、両脇には苔むした女性の座像が設置されている。女性像のディティールは長い年月を経て失われている。

マトリョーシカ人形：「懐かしいねえ…」
マトリョーシカ人形：「この墳墓は……元々は地球にあったのさ」
マトリョーシカ人形：「おそらく……古い古い遊牧民のものだろうね」
マトリョーシカ人形：「もう誰も祀っていない、長く忘れ去られていたそれを」
マトリョーシカ人形：「あたしゃきにいっちまってね」
マトリョーシカ人形：「……まあ色々あったんだが」
マトリョーシカ人形：「最終的にはこの聖域にもってきたというわけさ」

ミャック：「そんな、盆栽を持ってくるみたいにｗ」
ラグナー：「珍しく歯切れが悪いじゃねえか」
ヤール：「余程気に入ったんだなこの墓」


マトリョーシカ人形：「いまやアタシの中心的なサンクタムだといってもいいだろう」
マトリョーシカ人形：「ここを儀式の場二選ぶとは……我が娘ながら……なかなかやりおる」
マトリョーシカ人形：「あんたらはずっとエルヴァンナと旅をしていたってわけさ」

ミャック：「完全に読まれてるじゃんか！」コワイ
ミャック：「おなじ釜の飯を食って、ともに戦い、ともに寝るのが、一緒に旅をすることなんだと、おいらはおもう」
セムネ：「まあここには来れなかったものねぇ」
ラグナー：「それじゃあ、イリセンの統治は大丈夫なのか？　女王ずっと不在じゃねえか」
マトリョーシカ人形：「ああん？あんたら何を勉強してきたんだい」

クリス・ミャック・セムネは、エルヴァンナの娘であるプリンセス・カシソーチが女王不在時は代理統治を行うことを知っている。 ちなみにエルヴァンナは不老だがカシソーチはそうではないため、外見上はカシソーチのほうが老齢であるらしい。

マトリョーシカ人形：「まぁ今王都がどうなってるかしらんがね」
ラグナー：「しかしだ、結局ばーさんはイリセンの統治権を取り戻したいのか？　であれば、アンタが次に立てる予定の女王ってのはどこにいるんだい？」
マトリョーシカ人形：「イリセンの支配ねぇ……それは奥についてから話してやるよ。あんたら次第だね」
ラグナー：「そうか、まあいい」（アナスタシアだったら困るしな）
クリス：「じゃあそれを聞くためにも奥に進むとするか」
ヤール：「まぁさっさと入ろうぜ」

そういうことになった。
戦利品
    • クルガンの入口を縁取っているマンモスの牙　1つ1200gpの価値×2




墳丘内を掘り抜いて作られた広大な空間。
天井は頑丈な木の梁で支えられており、粗い材木で強化されたそれにより土の崩落を防がれている。
部屋の北側にある大きなアルコーヴには奇妙な像が設置されている。
それはカバの頭部をもった人型生物で、両刃のグレートアックスをその剛腕で握りしめ、胡坐をかいて座っている。
像には黒い汚れがついているものの、墳墓内でも囲われた位置にあることで、経た年月に比して美しく保たれている。

クルガンの中は薄暗く、夜目が無い者は奥まで見晴らすことが出来ない。
セムネが感知した像に一行が近づいてみると、それはカバの頭部を持ち巨大な斧をもつ謎めいた神像であった。

ラグナー：「ジ・アースのロシア？に大昔にあったものにしては可愛いな。なんて神だ？」
セムネ：「…カバかな？」
ミライグ：可愛いかなあ、これｗ
ヤール：「カバってのは両手で物を持てるんだったか？」
ラグナー：「尊いぜ……これがカバねえ。ミャック見たことある？　ムワンギにはうじゃうじゃいたり？」
ミャック：「ヒポポタマースヒポポタマースヒポポタマースヒポポタマースヒポポタマースヒポポタマースヒポポタマースヒポポタマース」
ミャック：「これは人柱の神の象だね」

〈知識:宗教〉により、この像はかつてこの墳墓を造った民族が祀っていた古代神のものであろうと推測が出来た。

ラグナー：「邪悪なイメージじゃないな。お詣りしておくか」

神像に魅了されたのか、はたまた捧げ物の金品に目が眩んだのか*64、ラグナーが接近するとそれに反応して神像が動き出した。
そして不意打ちラウンドにその口からスライム状のものが飛び出し、遠隔接触攻撃がHIT、ミャックを飲み込んでしまった！
更にヒロイック・インヴォケーション呪文による完全耐性をも貫いて、神話級恐怖のオーラが一同を襲う。

忘れられし神の偶像：「……生贄はいただいた……」（タンズがあるものだけ）
忘れられし神の偶像：「長きにわたるぶんもいただこう」

そう一方的に告げると、神像は立ち上がり一行に襲いかかる。



彼の言葉はタンズ呪文で理解出来た。これはインド＝ヨーロッパ祖語にあたるもので、言語学的に大変おもしろい価値があるとのことｗ
Mythic Advanced bipedal stone idol behemoth hippopotamus
N Huge construct (augmented animal)
基本的に人造。斧攻撃、噛み付き、叩き付け、そしてウーズを吐く能力が予想される。飲み込みがあるかどうかは不明。
石なので音波に弱い可能性があるが、神話級硬度を持つことも推測できる。
また、ヒポポタマスなので転覆能力があるかもしれない。
グレイシャル・ウーズ
冷気属性のウーズ。
包み込んだ相手に冷気ダメージを与え、また素手で殴った者は冷気ダメージを被る。
火に脆弱性があり、冷気に完全耐性。DR/殴打もち。
透明状態のため、気付かないうちに包み込まれることすらある。捕獲と包み込みの両方を有する。


神像は強力な範囲電撃攻撃に凝視攻撃、装備していた+3石製インパクト・グレート・アックス（特殊能力あり）という凶悪な性能をもつ。
高い「神話級硬度*65」に加えて謎のダメージ軽減能力があり、加えて最近の敵キャラに標準装備され気味の「妨害攻撃＋神話的活性」でヤールの猛攻をしのぎきったものの、セムネの爆弾で伏せ状態にされたところに、ラグナーのフルアタックを受けて沈んだ。
戦利品
    • ラブリュス・オヴ・ザ・ストーン・アイドル／石偶像の両刃斧
    • アイウーン・ストーン（紺色、長斜方形）→クリス
    • スクロール・オヴ・インセクト・プレイグ（保存処理のされてない皮に書かれている）
    • 未カットの宝石の山（合計で2800gpの価値）
    • エルクとプレインズ・バイソンの素朴な彫刻細工が施されたマンモス象牙×7（それぞれ50gpの価値）
    • 先史時代の神格ないし精霊を模した粗野な彫刻が施された珪化木（3500gpの価値）←長さ3フィート太さ1フィート重さ225ポンド
ラブリュス・オヴ・ザ・ストーン・アイドル／LABRYS OF THE STONE IDOL
　PRICE 98,320 GP
　SLOT none CL 15th WEIGHT 36 lbs.
　AURA 強力・力術
この巨大な両刃の石斧ないしラブリュスは一塊の赤鉄鉱から削り出されたものであり、木製の柄は毛皮に覆われている。
この武器は+3石製のインパクト・グレートアックスとして機能し、小型から超大型まで、持ち手のサイズに合うように自動的にリサイズされる。
この斧を構成する赤鉄鉱は鉄と同等の強さを持ち、壊れやすい性質を持たない。
1日に1回、ラブリュス・オヴ・ザ・ストーン・アイドルを地面に対して打ち据えることで、アースクエイク呪文のような強烈な震動を生み出すことが出来る。
この方法で使用された時、ラブリュスは持ち手の周囲に盾を作り出し、アースクエイクの即時的な効果から持ち手を守る。これには地割れ、落石、地滑りが含まれる。
この盾はアースクエイク効果が終了する1ラウンド後に消失する。
　CONSTRUCTION REQUIREMENTS COST 49,320 GP
　Craft Magic Arms and Armor, bull’s strength, earthquake, giant form I, lead bladesAPG, shrink item


ラグナー：ミャックが持つと外見的なインパクトが増すね＞ラブリュス・オヴ・ザ・ストーン・アイドル
ラグナー：よいしょーって振ると、ドカーンとアースクェイクｗ
クリス：「ここ*66でこれを使うのはやめておけ」小型のやつとかが使うと、見た目の割に重い
ラグナー：「ちょ、ちょっと生き埋めは勘弁かな」


その9「毛皮を突いて蛇を出す！　ミャックの危機！　−ホロウ・サーペントあらわる−」13:56 [Session : 2018.3.6]


恐怖やダメージを回復したあと、東側の通路を選び進行するわれわれ。
ほどなく、大量の皮革がつみあげられた部屋に出る。



この空間はかび臭く、仄かに腐った匂いが漂う。
壁に積まれているのは何百もの獣皮や毛皮の束である。遥か昔にこの墳墓を建造した人々が奉納した品々だ。

マトリョーシカ人形：「ここはただのかわおき部屋だろうけど」
クリス：（アイウーン・ストーンで《鋭敏感覚》を得たので）今感度3000倍……アンテナ9000本立ってる……
ラグナー：「どうしたクリス！？　顔がうめぼしみたいになってるぞ！？」
セムネ：「…臭いわね」
ミャック：「セムねの部屋だー！」
セムネ：「…どういう意味？」
ミャック：「セムネ絶対掃除とかシなさそうｗっｗ」
セムネ：「へえ。じゃあ今度ミャックの部屋を掃除してあげる。手段は何でもいいわよね」
ラグナー：掃除（力場）
ヤール：掃除（焼却）
ミャック：「道化は箴言を言って死んでいくのが良いと思うのだわ」
ヤール：「ただの悪口は箴言じゃねえよ」

などと軽口を叩きつつ室内をサーチすると、積み上げられた皮革の奥から微弱な防御術のオーラが。
ミャックが嬉々として毛皮をかきわけ、乾燥した革のロールを掘り出すと、
それがびよーーーーんもこもこもこと膨れ上がってミャックをパックンチョ。

ミャック：「あれ、これは、致命的、で、は？」
セムネ：「ミャック！？」…やってることが低レベルとあまり変わらない気がｗ
ヤール：「ミャックが蛇に呑まれた！？　あいついつも呑まれそうになってんな」
ラグナー：「今日だけで二度目だな」

しばらく自重していたミャックの突出癖が再起動！ｗ
さいわいリング・オヴ・フリーダム・オヴ・ムーヴメントを装備していたため、掴み攻撃は自動失敗。
知識判定の結果、ホロウ・サーペントなるアンデッド・クリーチャーと判明。当然の様に神話級である！
ホロウ・サーペント
神話的に素早いｗ
生命力吸収が締め付けで発生する。
防御能力 エネルギー放出に対する抵抗＋4、フリーダム・オヴ・ムーヴメント； ダメージ減少 ？／魔法および銀；完全耐性 アンデッドの種別特性； 呪文抵抗あり

開幕直後に範囲脱水攻撃でクリスの筋力を3に下げ、更にウェイヴズ・オヴ・イグゾースチョン擬呪（？）でクリスとミライグを過労状態にしたりと過激な滑り出しをみせた。
これでクリスは筋力が-3となり気絶、ミライグも筋力4敏捷2となり、はかなくも紅茶を取り落としてしまう。

ラグナー：「クリスがしおしおのぺちゃんこに！？」
ヤール：「クラゲみたいになってんぞ！」
クリス：筋力-3の領域に突入して気絶しました！　俺の懐にヒロポンがあるから戦闘が終わったらのませて
ミライグ：「あ゛ー。あ゛ー。」筋力4、敏捷2
ミライグ：1d20-3+3 紅茶保持筋力判定　Pathfinder : (1D20-3+3) → 2[2]-3+3 → 2
ミライグ：「あ゛〜……。」
ラグナー：ぼくらはゆっくりとカップが落ちて砕けるさまを、ただみていることしかできなかったわけで……

とはいえ、頑健ST攻撃がメインでは前衛ふたりの戦闘力は削れず。
ふたりの総攻撃によって2ラウンド目を待たずして沈んだ。

ラグナー：ヘルム・オヴ・ブリリアンス効果で、自動的に周囲のアンデッドに1d6ポイントのダメージを与える！
ラグナー：青い回転灯めいた明かりがフオンフオンフオンフオンって頭部と両手（フレイミング）で光ってダメージ進呈ｗ

先ほど手に入れたヘルム・オヴ・ブリリアンスを使ってみたかったラグナー、ご満悦。
そんな描写で良いのか、とツッコミ多数。
戦闘後、能力値ダメージの治療について相談した結果、

ラグナー：クリスの心の遺言にこたえて、ヒロポン*67を2本口から流し込みます。リゲインのCMばりの勢いで
クリス：「ち、ちがう、これはただのビタミン剤じゃ」過労が回復したあと、更に4本飲んで普通の状態に戻った
ミライグ：「ふう。いかなる時も優雅。」レッサーレストレーションx2　ワンドから。
セムネ：「まああの攻撃じゃ仕方ないわね」
クリス：最悪の絵面だな　1とか2レベルの冒険者でもここまでポットのがぶ飲みはしない

ポーション、高いっすからねえｗ
その後、皮革の中を探ってみると、

GM：硬く腐ってしまった毛皮の山の中に隠されている、黒い熊の毛皮1枚はかつての柔軟さをもっている
GM：これは遥か昔に原始的なシャーマンがこの毛皮をクロークオヴレジスタンス+5にしたものである
ヤール：「綺麗な毛皮があるな。俺が着る。 これはクリスが着てろ」クリスにヤールの+5レジスタンスを渡す
ヤール：「いいねぇ、昔の連中にもいい趣味のやつがいるじゃねえか」
ラグナー：「ヤールそれ超似合うぜ」

クリスは巻物などで出費が多かったためか、クローク・オヴ・レジスタンスがいまだ+2だった模様。
毛皮はヤールが着用し、自前のクローク・オヴ・レジスタンス+5をクリスに譲ることで話が付いた。
熊の毛皮のクロークとか、ヤールさん似合いすぎでしょう……ｗ
しかしイエティとかウィンターウルフとか大熊とか、毛皮大流行のパーティだことｗ



その10「因縁の再会・前編」14:01


革置場を後にし、洞窟を進む一行。
途中、獰猛そうなネコ科動物（サーベルタイガー）の像を通過する。



セムネ：「…んー、何か刻まれてるわね。クリス、見てくれる？」
ラグナー：「ばーさんならわからねえか、あれ。気になるから教えてくれよ」
マトリョーシカ人形：「しらんね。興味ないね…」
マトリョーシカ人形：「その像は動いたことはないさ。心配しなさんな」
マトリョーシカ人形：「アタシに害がなきゃなんだっていいだろう」
ラグナー：「あんたに無くてもおれたちにはある、ってケースも多分にあるんだよ！」おまえの聖地だってのにこいつめｗ
ヤール：「俺らがやられたらババアも困るだろうがよぉ……」

像には素朴なグリフやシジルが刻まれているが、文字としては誰も読めず。魔力もなし。

拍子抜けしつつ、道の先をうかがうと、そこは幻術の暗闇で覆われていた。疑似視覚で周囲を把握できるセムネが慎重に前進すると、

緑肌の中年：「ようやく来たか……随分と時間をかけたな」（共通語
緑肌の中年：「おおミャックよ。随分と……逞しい顔になったものだ」
緑肌の中年：「やはりあのときはおまえたちが乗っていたと、そうだろう」

ミャック：「このようなところで！」感極まって泣く
セムネ：「ミャック！？　しってるの？」
ヤール：「待ち構えてんのか……誰だ？」
ラグナー：「……イリセン部隊、おいついたか。」
ラグナー：「たしか初めて小屋で転移するときに見た顔だな。ホワイトスローンの森で」

ザハール：「泣き虫なところは変わらずだな」
ミャック：「いつもいつも先生がそばに居てくれたらと、思っていたのです」
ミャック：「この周りの者たちをご覧下さい。この周りの者を御覧ください。先生が居なくても信頼し困難を切り抜ける事ができる仲間が見つかりました。」
ザハール：「そうかそれはとても喜ばしいことだ」
ザハール：「オマエはいつも陽気にふるまっていて何か心のしこりを隠していたからな」
ザハール：「弟に対する引け目か？いや違う。おまえはただ不安だったのだ」
ミャック：「弟が天才なのは、ただただ嬉しいだけでした。
ミャック：「もっとも自分の居場所がなくなったので、私はたびに出たんです。別れの挨拶も無く申し訳ありませんでした」
ミャック：「どうにか、イリセンの侵攻やめさせることはできないのでしょうか？」

ヤール：「はっ！？ ミャックが泣いてる！？ 」

ザハール：「いつか夢にメッセージを送ってくれたな」優しく微笑みながら
ザハール：「しかしおかげでおまえが確かに無事であること」
ザハール：「そしてイオバリアの地にいるということがわかった。感謝するとも」
ザハール：「さて、すまないアイサツがおくれた」
ザハール：「私はザハールという。ミャックとは昔なじみでな」

ラグナー：「な、なんか想像より温厚で話が分かりそうな……んんん？
ラグナー：「もしや、ミャックからの返事でオレらの位置を割り出された？」

ザハール：「いや残念ながら諸君らの居場所を追っていたわけではない」
ザハール：「だが目的を推察するには十分すぎた」
ザハール：「近い将来、我が主の障害となることもわかっていた」

ミライグ：適当なタイミングで、ザハールや狼や後ろの魔術師が見た目通り友好的か真意看破振りたいです。
ミライグ：1d20+29+3 真意看破 ＞ザハール　Pathfinder : (1D20+29+3) → 10[10]+29+3 → 42

ミライグは、ザハールがなにがしかの硬い意志をもち覚悟を決めていることを察する。

ミライグ：「言葉ほど優しく振る舞う気はないようですわよ（天上語で耳打ち」 ＞クリス
クリス：「エルヴァンナの軍勢は最初から全て打ち取るつもりだ、俺はな」 ＞ミライグ
ミライグ：「ふふふ、よろしくてよ。」 ＞クリス




ヤール：「何でかは知らねえが、おまえエルヴァンナの手下ってことだよなぁ」
ザハール：「異形の戦士よ。今更語るまでもあるまい」
ヤール：「……しょうがねえなぁ」

ザハール：「そこの赤髪はラグナーといったか」
ザハール：「赤毛の戦士よ。オマエはたしかスロンの末裔と称する一族であったか」
ザハール：「オマエは今敵意を今私達にむけているが」
ザハール：「いいのか、オマエの目の前にいるウィンターウルフは、オマエに類する血脈のものだぞ」
ザハール：「同族を殺せるのか？」
ラグナー：「さすがミャックの師匠、というべきか。物知りなことだ……な、なんだと！？」
ザハール：「……さすがにそこまでは知る術がなかっただろう
ザハール：「まあいい長々と説明する義務はない」
ラグナー：「お、おい。お前達は誰なんだ？　オレの知っている奴か？　あの虐殺を生き延びていたのか？」＞冬狼たち

ザハール：「うしろの神官はロガルヴィアの惨劇の生き残り」
ミライグ：「わたくしをご存じとは光栄の至り（天上語」

ザハール：「スノウキャスターエルフは………」
ザハール：「……」

セムネ：「…私の事は言ってくれないのね」
ザハール：「錬金術よ。オマエの師匠の論文だけは知っている」
セムネ：「それは良かったわ」
ザハール：「だがそれは私の管轄外でね。我が主はあの秘密を開示はしてくれなかった」
ザハール：「もちろんかき集めたのは……私なのだが」

一触即発の空気の中、ザハールがひととおり語り終えたところで、奥の死角から銀髪の女が見覚えのあるウェンディゴの死体を引きずって現れた。

銀髪の女：「……この奥が巣だった」死体を放り出して
ラグナー：「グンダ、おまえか！　聞かせろ！　お前はエルヴァンナに仕えていることは知っている。それはお前自身の意志か？　エルヴァンナの野望を知っているのか？」といって真意看破しますね
ザハール：「無駄だ。スロンを称する一族よ。あれは血脈の力で動いている」

〈真意看破〉の結果、グンダは心術で操られているわけではない模様。

ザハール：「さて役者はそろった。おまえたちにはここで死んで貰わなければならない」
セムネ：「どうして？」
ザハール：「わかるだろう？　儀式は完遂されなければならない」
ザハール：「そうとも。バーバ・ヤーガですらなしえなかった……いや、敢えて為さなかったことが達成されるのだ」
セムネ：「儀式が完成されると、内海地域が冬になるのよね」
マトリョーシカ人形：「ほーん…」

ヤール：「ミャック、旦那、殺しちまっても恨まないでくれよ」
ミャック：「あの頃はみんなの幸せを願う方だと思ったんだけどな」
ラグナー：「……いいだろう。お互いそれなりの覚悟を背負ってきた身だ。今更後にはひけねぇ！」
ラグナー：「だが、グンダはオレに任せてくれ。兄貴にかわって、ちとキツイお仕置きをくれてやる」

ザハール：「……我が、我が死力を以てここを守り通そう」ファルシオンを手に超大型に拡大。
ミャック：「仲間とバーバ・ヤーガにかけて、仲間を裏切ることはできません、師匠！」

グンダ：冷たい目つきでラグナーたちを見下ろすとバルディッシュを構える
ラグナー：「そうそう、兄貴から同じ武術を学んだ身だ。得物はそいつだよなあ！」＞長柄武器

総員、戦闘態勢に入りイニシアティヴが振られた。
因縁の決着は次回！？
ザハール＆グンダの能力
  • ザハール
    • ハーフオークのヤドヴィガ・エルヴァンナ
    • ウィッチ（傷の呪医）／ファイター（両手武器使い）
  • グンダ／イェルダ
    • 種族は“目覚めたスロンの裔（仮）”
    • ブローラー／ブラッドレイジャー
    • 生来は赤毛だが現在は銀髪。ライムペルトを羽織っているが、銀髪はこの品の力ではないらしい。
    • 血脈の力に覚醒している、とのこと。詳細不明。
  • 魔術師1号
    • ソーサラー
  • 魔術師2号
    • まさかのバード
  • ウィンターウルフx2
    • ブラッドレイジャーのクラス持ち
    • フェイの血脈持ち

ラグナー：「あいつも昔はオレより綺麗な赤毛だったはず……かつて一族の力ある者は銀髪だったとかいう昔話もあったが……」
クリス：（知識判定成功）「グンダは自分の血脈に覚醒している、ということだろう」
セムネ：（知識判定成功）「彼女のほうが血が濃かった…って事じゃない？」
ラグナー：オレ達がドラえもんとドラミちゃんの関係みたいなこというのはやめるんだ！ｗ*68
クリス：「そしてウィンターウルフはブラッドレイジャー、フェイのブラッドラインだ」
セムネ：「ウィンター・ウルフのブラッドレイジャー（フェイ血脈）ね……特徴がそう言ってるわ」
ヤール：水に墨を一滴落としたような
ラグナー：「まさか、そんな、オレの中にもフェイの血が流れているのか……？」一族からフェイの血脈がアアアアア


ラグナーの血統について衝撃の情報が出たところで、決戦は次回へ！

その11「因縁の再会・後編」14:01 [Session : 2018.3.13]


クリス：敵ボスの行動を2体挟んでいる、飯を食っている間に俺は死んでいるかも知れない




ミャックの師匠ザハール、ラグナーの姪グンダの二人に率いられたイリセン部隊の待ち伏せを受けた一行。
イニシアティヴは*69ラグナーに続いて、ザハールとグンダが行動する。

セムネ：…まあオイラは一番遅いので、のんびりしとこう。
ラグナー：グンダと一騎打ちしたいけど、90フィートの高度がきついなあ。
クリス：決戦のバトルフィールドが遠い。場所が許すならば決戦のバトルフィールドに挙げてやりたかった。
ラグナー：そう、クリスが次元回廊を開けたらなあｗ

場所柄、次元間移動は封じられているのだった。
言霊による空間操作を得意とするクリスにとっては厳しいハンデである。

ラグナーは事前にセムネがかけてくれたオーヴァーランド・フライト・エキス効果で飛行。
グレタの間合いに飛び込んでターンエンドになるのを避け、手前で特技をダウンロード。更に先頃入手したヘルム・オヴ・ブリリアンスを起動してプリズマティック・スプレー擬呪を起動。
グレタ以外を巻き込むものの、火属性ダメージはエネルギー抵抗で防がれ、次元追放効果は前述の次元移動禁止ルールにより無効と、芳しくない結果に終わった。
この結果についてラグナー君は、

ラグナー：いちど7れべるすぺるをつかってみたかった
ラグナー：こうかいは　なくもないが　きにしない
ラグナー：というかヘルム・オヴ・ブリリアンスを使う機械なんて滅多に無いんでつい！！ｗ
ラグナー：旧版からずっとイラスト付きで掲載されてる準AFみたいな存在ですしね！

などと意味不明のことを話しており。

さておき。続いてザハール師匠の行動。
何かしらのパワーで超大型サイズに拡大していた彼は高速化イル・オーメン呪文でヤールを不運状態とした上で、何かしらの呪術を使用。
当然の様にヤールは意志STに失敗するも、その時点ではなにも起こらず……

ヤール：「てめぇ何しやがった！」
クリス：「やめろ！助けてくれ！まだ死にたくない！こんなところで！」
ラグナー：「どうしたんだクリス、恐慌状態か！？」ｗ
クリス：やばいもんかけられるの見ちゃったから……突然爆発するかも知れない

今日もなにかと面白いリアクションをするクリス君ｗ

グンダ：即行アクションで3つくらい（特技を）ダウンロードします
グンダ：とてとてと歩いてバルディッシュを構える
グンダ：そして手が伸びた上で踏み込みます。黒いもやのような手にバルディッシュがもたれているようにみえます

GMのカワイイ・ロールプレイにもかかわらず、プレイヤー達の反応は、
ラグナー：「キモイわざを身につけやがって！！」ｗ
クリス：これショックでしょ……
セムネ：「…異形の戦士みたいなことをするわね」
ヤール：「これくらいはよく見てるだろ」
ラグナー：「他人の手が伸びるのと、姪っ子の手が伸びるのはインパクトが違うんだよ！」
ラグナー：「オレも伸びるんじゃ無いかとか思っちゃうだろ！」

ひどいものであったｗ
さておき、グンダの《上級渾身の一打》に対し、ラグナーはミラー・オヴ・ガーディング・リフレクションズを起動。
分身を飛ばして攻撃をそらそうとするが通じず。更にストーン・スキン呪文によるダメージ減少も武器の強化ボーナスで易々と斬り裂かれ、40点ものダメージを被る。

ラグナー：「ノルグリム*70の分身まで突破しやがるか、さすがだな！　こいつぁ面白くなってきやがった」
ラグナー：まさかのトゥルー・シーイング？？　それにフューリアス武器かあ……最悪だなあ……ｗ



クリス：お師匠に高速イルオーメンを撃った後ブーストバーストフォースブラストトーチャー
クリス：術者レベル1につき1d6(最大20d6）の力場ダメージ、さらにセーヴに失敗した目標は吐き気状態になる（持続時間は1R/レベル）。
クリス：吐き気状態は自分のターン終了時に再セーヴに成功すると解除される。

手番が回ってきたクリス。先の女王たちとの遭遇時に手に入れた、一族秘奥の言霊を解放する。
宮廷魔術師（ソーサラー）が呪文抵抗でこれを弾き、ザハール師匠には抵抗されたものの、宮廷魔術師（バード）が大ダメージとともに吐き気状態で身動き取れなくなる。

クリス：（俺が望んだ結果じゃないんだけどな。。。）忘れ物のせいでバードしか黙らせられなかった
ラグナー：おおっ、呪芸とめてくれたのか、クリス最高。グンダに呪芸ついたら手に負えないとこだった。
ミライグ：「歌わないバードはただの鳥だ、ってね。」
ミャック：「詩人よ！離れていては仲間を助けられんぞー」

ゲーム中は気付かなかったけど、ミライグがさりげなく上手いこと言っているｗ

ミャックが呪芸を開始、同時にヤールにブリリアント・インスピレーション呪文で判定回数追加。
そこへ、ミャックを中心とした全員にソーサラーのチェイン・ライトニング呪文が降り注ぐ。

宮廷魔術師：「我が名はセスランド……」
クリス：「俺に変な粉を使う脳みそがあれば、今頃お前も腹パンの苦しみに悶ていたところだ。次はないぞセスランド」

満を持してターンが回ってきたヤール。
前進していたウィンターウルフ2号にフルアタックを叩き込むが、その際に謎のカウンターダメージを食らいまくる。
どうやら、敵に与えたダメージの半分が自分に跳ね返っているらしい。先ほどのザハール師匠の呪術である！

ヤール：「いってぇえええ！　魔女の婆さんの呪術か！　仮面マン殺す！」
クリス：「お前はそういうやつだったな」最大の敵は自分自身だった。これは楽しいかも知れない。
セムネ：何で敵を殴って100点以上食らってるのｗ
ラグナー：ヤールがクリティカルしちゃうと自分も死ぬレベルにきたな…こんなに味方の攻撃ロールでハラハラするのは、例のフロストワームのとき以来だ
ミライグ：「（これを治すのも私の仕事のうちかしらね……）ああ今日も紅茶が美味しいわ。」
セムネ：「…狼って殴って良いのね？」＞ラグナー
ラグナー：「……ああ、戦士が戦場に立ったんだ。死ぬ覚悟はあろうさ」
クリス：「あの魔女の発言がブラフである事を祈るしか無い」
ザハール：「天然ものか。なるほどウールフェンの戦士というのはまこと野蛮だ」応報って呪術があってね

幸い（？）クリティカル4倍ダメージが飛ぶことは無く、冬狼2号を撃破。冬狼2号は激怒が溶けて死亡した。
そのまま《追い打ち》で冬狼1号を殴り始める。

クリス：「そのウールフェン人はもう一段階の変身を残しているぞ」
ラグナー：たしかにそうだｗ　

ザハール：「ほう…」
ザハール：「ミャックよ」
ザハール：「友人は選べ」

クリス：「俺もそう思う」
ミライグ：「そうね。」
ラグナー：「わかる」
セムネ：「そうねぇ…」

ヤール：「お前ら！？」

ラグナー：「一般論だ」
ミャック：「これでも頼りになるやつなんですよぉ・・・」
クリス：「奴の第二形態を見たことのないものにはわかるまい」
ラグナー：「第二形態はオレももう見たくないけどな」

酷い言われようであるｗ
とりあえずヤールのターンで最前線の冬狼が片づいたのは大きかったが、ダメージ反射でヤールはけっこうな重傷を負ってしまった。



ラグナー：「きっとミライグは思っている。こんな序盤に重症になりやがって。久しぶりの先制攻撃呪文タイムを奪いやがったガッデム、と」（オレも人のこと言えないがｗ）
ミライグ：なぜそれを言葉にしちゃうんですか！？ｗ

とかいじりつつも、ミライグのヒール呪文でおおむね立ちなおったヤール。
続くセムネは、術者であるザハールへ秘蔵の解呪爆弾を叩き込む。解呪判定の結果は30とかなりの成果だったのだが……

GM：（クリスがかけた）イルオーメンが解呪された
セムネ：何ということでしょう（＾＾；
クリス：少し楽になってしまったな。インスピレーションの投げどころだった
ラグナー：あるあるｗ

などという面白いミスはあったものの、続く攻撃でダメージに加えてザハールの飛行呪文を解呪することができた。



続くラウンド。ラグナーは、移動しながらバーバ・ヤーガズ・ビーザムのダンシング能力を起動して終わり。
上下方向に9マスの高低差はなかなかに厳しいのだった。

ラグナー：「成長したなグンダ。今は何があった、何故だ、なんて不粋な事は言わねぇ！　矛を手に戦場に立った以上、お互い死力を尽くそうぜ！」 ＞グンダ
グンダ：「……」（あんなこといってさっきから近付いてこないな）

セムネ：言われてる（＾＾；
クリス：間合いのとり方が大切なんだ
ミャック：達人は戦闘中にシミュレートをしているのだ！！
ラグナー：チョロQだって突撃前には引くんだよこのやろーｗ


ラグナーが戦場に到達できず、モタモタしている間に敵2人のターン。
ザハールはセムネに即行イル・オーメン呪文を飛ばした上で、ヤールとミャックに《呪術分枝化》した「まどろみ」呪術。
2人ともダイス目が振るわず、共に爆睡してしまう。

ザハール：「おやすみミャック」
ミャック：「みゅにゃむにゃ」zzzZZZZ

グンダはラグナーを尻目に、ステップで高台から跳躍。
地上に激突する寸前にフェザー・フォール呪文でくるりすたん、とスタイリッシュ着地した後、眼前のセムネに《踏み込み》でフルアタック。
パーティ最高のACを誇るセムネだが《強打》しない打撃を躱しきることは出来ず続けざまに被弾。
うち一発が出目20であわやクリティカルしかけたのだが、



ミライグ：「我が神は言っている。そこは急所ではありませんよ。」マジック・ヴェストメント呪文を消費して神聖干渉 ＞セムネ
グンダ：「む……邪魔をされた」
セムネ：「…アイオーメディ様の加護はありがたいわね」
ミライグ：「ミラーニさまも混じってますわね。」

ミライグがカットインした《神聖なる干渉》により、GMが歯をギリギリさせつつ振り直した結果、クリティカルは無かった事になった。

さてここからスーパー吐瀉物タイムだ！
クリスが満を持して放った、dweomer's essenceつきフォースブラストトーチャーが炸裂。
宮廷魔術師2人にウィンターウルフ、のみならずザハール師匠までが53ダメージに加え吐き気状態に！
一方、地上に降りていたのが禍したグンダは、

グンダ：1d20　Pathfinder : (1D20) → 1
グンダ：出目1ならふりなおす
グンダ：1d20　Pathfinder : (1D20) → 15　抵抗成功！

ラグナー：オレと同じ《惑わぬ幸運》持ちか、さすが同族！　間違いなく《不可解な幸運》もあるだろうなあ。



クリス：「今のは俺が魔女を殺すために作った技だ」
ラグナー：「ウィッチ殺しのための呪文か。こんな隠し球があったとはなあ」
クリス：「俺は手を出してはいけないものに手を出してしまったのかも知れないな」
ザハール：「スノウキャスター……その禁呪をなぜ……知っている……まさか！！！　おまえはあの郷の……！？」
クリス：「王国の奴なら知ってるだろうなあ」

続くウィンターウルフも、ミライグを襲った攻撃ロールが出目20からの出目1で、プレイヤーたちに草が生える。

ラグナー：これがオレの一族の力よ……っていうかオレの再現度高すぎでしょうｗ

ミライグがエネルギー放出でPCを回復、標準アクションで寝ていたミャックを起こす。
イル・オーメン呪文の影響下で積極的行動が難しいセムネ、シールドのエキスを使用してラウンド終了。


ラグナー：即行アクションでクイックランナーズシャツ起動して高度3まで降下、フリーアクションで《拳打の型》《拳打突撃》取って高度3でグンダに突撃！
ラグナー：機会攻撃どぞー
クリス：ブローラーの格好いいところな。ようやくこのマッチが成立したか

ここまで長かったが、ようやっと正面から両者激突。
グンダのバルディッシュ機会攻撃は、出目1で空振り。

ラグナー：「お前はやはりオレに似ている――だからこそ、読める！」＞出目1ｗ
クリス：「避けた！？」

キャッキャと喜びつつ、カッコイイRPでインスピレーションを稼ごうとするラグナー。
そこへGMからしれっと、

GM：ところでラグナーならこの局面、どんな特技をダウンロードするのが有効だと思います？
ラグナー：ラグナー相手なら《防御的武器訓練：モンク》とかいいんじゃないかな！　素手打撃相手にACが2上がりますよ……ハッ！？ｗ
グンダ：では割込アクションで《防御的武器訓練：モンク》を修得。

墓穴を掘ってみたりｗ
いや、こういうのはお互い全力で対決したいじゃないですか！　敵に塩を送ったんですよ！ｗ
そして迎えたラグナーの《拳打突撃》による連撃七回攻撃。300点近い非致傷ダメージを叩き込むがグンダ倒れず。
そうなると、次に全力攻撃を食らうのはラグナーの側である。一同に戦慄走る。

クリス：「生きろ、傷は俺もなんとかしてやる」
ミライグ：「安心なさい。死んでも何とかしてさしあげますわ。」
ラグナー：「おう、金髪さんとクリスが後ろにいれば、死ぬ気はしねぇ！」

クリス：型を組み合わせて変な名前の型つくりたいな
ラグナー：わかる。竜の型＋鶴の型で翼蛇神（ケツァルカトル）の型、的なｗ

グンダ：即行アクションで《竜の型》《拳打の型》をダウンロード、前提を満たして《戦闘スタイルの達人》を取る。
グンダ：フリーアクションで《拳打の型》をとり、ラグナーにフルアタ ＞ラグナー
ラグナー：「やるねえ。オレの技を盗んだか！」

セムネ：「ラグナーの動きを読んでる！？」
クリス：「だが奴のドラゴン・ヘッドバッドスタイルまでは模倣できないようだな」
ヤール：とても面白い闘いが繰り広げられているのにお休み中で見られないｗ



グンダの六回攻撃（蹴り）で160点近いダメージを被るも、ギリギリで*71耐え抜いたラグナー。

ラグナー：「オレに構うな！」
セムネ：「…本当に？」
クリス：「わかった、お前の勝負に水は刺さない」
ラグナー：「ああ、これは身内の戦いだ。オレに任せてくれ」

仲間の援護射撃を断り、次のターン。
連撃のクリティカルを外皮解放？で無効化されたりしつつも、何とかグンダを気絶に追い込むことが出来た。

一方、ザハール師匠はミャックが起こしたヤールの全力攻撃を受けて――

ミャック：「師匠！おさらばでございます！」敬礼
クリス：「本当に良いのか？」
ラグナー：「ミャックの覚悟を見た」

ヤール：1d20+20+4+4 エンラージ怒髪天激怒《強打》 [4th]　Pathfinder : (1D20+20+4+4) → 20[20]+20+4+4 → 48
GM：確定ロールの時間だ

一同に戦慄走る。これでザハール師匠の死亡はほぼ確定。
しかしヤールは未だに「応報の呪術」の影響下にあり、与えたダメージの半分を自分が受けてしまうのだ！！
今、ヤールがクリティカルすれば、ザハールに300点ちかくのダメージが飛ぶことになる。
そのとき、果たしてヤールは生きていられるだろうか？

ヤール：1d20+20+4+4 エンラージ怒髪天激怒《強打》 [4th]　Pathfinder : (1D20+20+4+4) → 1[1]+20+4+4 → 29
ラグナー：うわはははははははｗ
クリス：生きてる
セムネ：絶妙だなぁｗ
クリス：わらっちゃうよね
ラグナー：絶妙すぎるｗ

絶妙のダイス目に救われたヤール。
そして予想通り師匠は、

GM：師匠死にました
ザハール：「ぐ……ミャック……」
ザハール：「……死ぬなよ」

ヤール：「わりぃな、加減できなかったぜ」

これで戦闘は概ね決着。
グンダを仕留めたラグナーが、これまで封印していたバーバ・ヤーガズ・ビーザムで魔術師を盲目化。
ソーサラーは最後に、竜の血の力で電撃ドラゴンブレスをぶっ放したものの、PC側の総攻撃タイムでフルボッコして終わった。

その裏ではこんな不穏な会話もあったとかなんとか。

マトリョーシカ人形：「Lv17PCにここまで対抗できたら十分だろうよ」
クリス：「それ言っちゃう？」
マトリョーシカ人形：「ああこっちのはなしさ」

ミライグ：「ヤールの治療？　どうせ治りきらない傷なんですから、後にしましょう後に。」


とりあえず戦利品を確保。
グンダと師匠の処遇については、次回の課題とすることになった。

ラグナー：「……グンダ」（抱きかかえてます
ヤール：「はぁー、相手に回すと厄介な奴らだったな」
クリス：「服以外は取らないとな。あ、服まで脱がせるわけじゃないから」お師匠を生き返らすなら後でか
ラグナー：「ああ、かまわねえ。敗者の定めだ」
戦利品
  • 魔術師1（ソーサラー）
    • ポーション・オヴ・キュア・シリアス・ウーンズ（2）、
    • ワンド・オヴ・ヴァンピリック・タッチ（10チャージ）；
    • 高品質のジャヴェリン（2）
    • 高品質のモーニングスター、
    • アミュレット・オヴ・ナチュラル・アーマー＋1
    • バッグ・オヴ・ホールディング（タイプI）
    • クローク・オヴ・レジスタンス＋2
    • ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ＋2
    • リング・オヴ・プロテクション＋2
    • 1,839gp
  • 魔術師2（バード）
    • スクロール・オヴ・ブルズ・ストレンクス（2）
    • スクロール・オヴ・フォッグ・クラウド
    • スクロール・オヴ・ウェブ
    • ワンド・オヴ・マジック・ミサイル（術者レベル5、50チャージ）
    • ＋3スタデッド・レザー
    • ＋2スピア
    • ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ＋2
    • 8gp
  • ザハール
    • シルケンセレモニアル
    • 傷の仮面
    • +2キーンファルシオン（18k）
    • 呪文構成要素ポーチ
    • ベルト・オヴ・フィジカル・パーフェクション+4（64k）
    • ヘッドバンド・オヴ・ヴァスト・インテリジェンス+4（16k）
    • クローク・オヴ・レジスタンス+3（9k）
    • リング・オヴ・プロテクション+3（18k）
  • グンダ
    • +2ミスラルブレストプレート（8.2k）
    • +2フューリアスバルディッシュ（18k）
    • ベルト・オヴ・ジャイアント・ストレンクス+6（36k）
    • アイウーンストーンCON+2（8k）
    • ヘッドバンド・オヴ・アリュアリング・カリズマ+2（4k）
    • クローク・オヴ・レジスタンス+3つきライムペルト（12k）
    • リング・オヴ・プロテクション+2（8k）
    • +1フューリアス・アミュレット・オヴ・マイティ・フィスツ（16k）
    • モンクス・ローブ（13k）
    • リング・オヴ・カウンタースペルズ（カームエモーション入り）（4k）


その12「生命の意味は」14:01 [Session : 2018.3.27]


ラグナー：「ミャック、どうする？　敵の情報は少しでも欲しいところだが」
セムネ：「…魂が囚われている可能性もあるかもしれないわね」
ラグナー：「俺は彼の処遇についてはミャックが決めてくれて構わないと思う」
ミライグ：「情報については、そこのお嬢さんとまずお話してから考えてもいいのではないかしらね（紅茶ずず」
ラグナー：「とりあえず、グンダは多少回復してくれれば目を覚ますだろう。手加減はしてある」

まずはと試してみたグンダの治療が、なぜか全く効果を発揮しない。
知識判定とクリスのヴィジョン呪文により、グンダの血脈がフェイではない妙なものに書き換えられていること、心臓になにか強力なオーラを発するものが埋め込まれていることが分かった。
結局、彼女の治療にはザハールの情報は必要不可欠とわかり、ミライグがリザレクション呪文で蘇生した。

ミライグ：「なかなか厄介な話のようね。さて、彼が生き返ることを望んでいれば良いのだけれど。」
ミライグ：「誰かに頼まれて生き返った者は、だいたい自分で死ぬ。わたくしたちがこの目で見たことよ。」
ミライグ：「信仰の力の使い方として、これが正しいのかしら。」などと呟きつつリザレクション、10000gp消費。

幸い、ザハールは問題無く蘇生することが出来た。

ザハール：「……拘束。この感じ、そうかリザレクションか。久々だな」
ミライグ：「ごきげんよう。話が速くて助かりますわ。」蘇生済んだらすすっと後ろに下がります。
ラグナー：「ありがとう、ミライグ。恩に着るぜ」
ミャック：「お師匠さんなんであんなのの、手下になっていたの？」
ザハール：「……ミャックか。死なずにすんだようだな」
ザハール：「いやはや……恐ろしい一撃だったよ。我が人生の中でもあれだけのものはなかなか見なかった」
ヤール：「そんなホメんなよ、照れるぜ」
ザハール：「はははこやつめ」
ミャック：「さらばっていったら、すぐ死んだでしょｗ」

蘇生した師匠に甘えまくるミャックを引き剥がし（？）ザハールから膨大な情報が得られた。
内容はざっくり以下のとおり。
ザハールの情報
  • ザハールの背景
    • ザハールはハーフオーク、人間側の血はヤドヴィガ。
    • 肉体の老化は停止してあるが、ハーフオークゆえに余命は長くない。
    • 彼は名称不明のハーフオーク男性と、ゾーヤ・レオノヴァ（ヤドヴィガ・イェリザヴェータ）の交配実験により生まれたヤドヴィガ・ハーフオークである。
    • この交配実験においては多くの実験体が死に、彼だけが生き残った。
    • ザハールは戦士として訓練を受けたが、やがてエルヴァンナの指導でウィッチとしての修行を積んだ。
    • やがて、エルヴァンナのもとで魔女の力を行使する、王都の秘密部隊「御庭番衆」を結成した。
    • その主たる任務は「精鋭となりうる人材の探索」「エルヴァンナの欲した理論を実現するための情報蒐集」である。

ヤール：ミャックはエルヴァンナの孫弟子か
ラグナー：ああ、それはアツイねえ。＞孫弟子


  • ザハールがエルヴァンナの配下にいるのは何故か
    • もともとザハールは彼女の眷族である。
    • エルヴァンナはバーバ・ヤーガの支配に対する疑問を抱き、王朝交替を避ける手段を模索していた。
    • 戦力確保の一環として、強力な種族を生み出す実験をしていた。ザハールを生み出した実権もそのひとつ。
    • ザハールは自分の出自と母の件でエルヴァンナを恨んでいるが、一方で共感を覚えてもいる。詳細は不明。
  • ミャックとの関係
    • 人材探索のためムワンギを訪れたおり、ミャックと弟のスキャックを見出した。
    • 兄のミャック（バード）に対しては「のびのびと世界を知って欲しかった」ために放任した。
    • 弟のスキャック（？）はカシソーチのお気に入りとなり、ホワイトスローンで任務に当たっている。
    • スキャックが現状でどうしているかはザハールは知らない。
  • グンダの事情
    • 公的にはウィンターガードの副長だったのを、今回の任務のためザハールがスカウトしてきた。
    • ゾン＝クーソンカルトの者達によって（？）村から拉致されたのち、一族の者と共にニダルへ連行され、奴隷となる定めだった。
    • そこでザハールと出会い、彼はゾン＝クーソンカルトの司祭ゼレミア・ヌラニエスと交渉の結果、一族を買い取った。
    • ゼレミアとの交渉の付帯条件として、彼女をエルヴァンナに取り次いだ。
    • ザハールはグンダを戦士として育成したが、その血に宿る力をゼレミアに見出され“Black-Rite”の儀式を施された。
    • その結果、彼女はBlack-Bloodの血脈をもつ戦闘機械となった。彼女は戦いに敗れて倒れるか、エルヴァンナに叛逆した時点で、意識をとりもどすことはなくなる。
    • この状態のグンダはそれだけで死ぬことはないが、普通に衰弱して死ぬ。
    • 彼女を再起動できるのはBlack-Riteを行ったエルヴァンナだけ。ただしバーバ・ヤーガや神格の力が及ぶならばその限りではない。
  • Black-Riteの儀式とは
    • “スロンの裔”はウィンターウルフが何らかの形で人間と交配したものが起源であると思われる。
    • ウィンターウルフが人間の姿を取るためには、バーバ・ヤーガの魔力に類似したフェイのエネルギーの媒介が必要となる。
    • ただしこのエネルギーは邪悪なものではない。
    • バーバ・ヤーガはこのエネルギーを使用し、ウィンターウルフが人間形態をとることが出来る地区や都市をつくった。
    • 結果“スロンの裔”は、フェイに対する冬触れの儀式と同様に、儀式によって干渉されうる。
    • この儀式は「冬触れと同じように氷の破片を入れてみたところ、ウィンターウルフに先祖返りする」結果となった。先ほどの冬狼らはそれ。
    • ゼレミアとエルヴァンナは、これを進めて「“スロンの裔”をウィンターウルフに戻しつつ、人型をとらせる方法」を模索した。
    • そして「フォルミュリオン教授の錬金術論文」「ポプラプテン教授の錬金術論文」「ゼレミアのもつ死霊術理論」を応用し「特別な氷」を作り出した。
    • その特別な氷には、ザハールの母であるゾーヤ・レオノヴァ（生命力つまり死霊術の扱いに長けていた）が封じ込まれた。
    • バーバ・ヤーガの魔術と、死霊術に染まった氷に、最新の死霊術の回路が刻まれることで生まれたそれが、「黒氷片」の元となった。
    • グンダはそれを心臓に埋め込まれた結果、ウィンターウルフの血に覚醒した。
    • だがその過程で彼女の脳と精神は再構築され、戦闘機械と化した。
    • そして生まれた新たな血脈は“Black-Blood”と名付けられ、それを生み出した一連の儀式を“Black-Riteの儀式”と呼ぶ。
  • Black-Blood
    • ネクロマティックエナジーを帯びた血脈で、傷を負うと冷気が漏れたり腕が伸びたりするらしい。

ザハール：「下手に触るとなにが怒るか分からぬ。なにせその破片はゾン＝クーソンの祝福すら受けているのだから」
ラグナー：「専門外が手を出すとどうなるかは、テスラからよく教わったしな」
セムネ：「酷い話ね」
ヤール：「厄介すぎんだろ……」
ラグナー：「なんて酷い目にあわされちまったんだ……ぶっちゃけ予想の斜め上に三千里ぐらいすっとんでやがる……」
ラグナー：「……エルヴァンナをぶちのめして、聞き出すしかねえか」


  • ゾーヤ・レオノヴァの事情
    • ゾーヤはかつて、いわゆる「ヤドヴィガ・エリザヴェータの叛乱」の際に主導的地位にあり、クリスの一族に叛乱への加勢を頼み、知識や魔法装置の提供を受けた。
    • 叛乱の失敗により、ゾーヤはエルヴァンナ女王の実験台にされたという噂があったが、これは事実だったことになる。
    • クリスの一族の呪文が小屋の女王達の間にあった理由は不明だが、あの場所にアクセスできるのはバーバ・ヤーガ本人のみ。
    • また、クリスの一族について、エルヴァンナは危険視はしているが、現時点で手を出すつもりはない。
  • フォルミュリオン教授の事情
    • 彼は人には言えないような研究に手を出す狂的な、しかし優れた錬金術理論家。
    • エルヴァンナはしかし彼の論文を重視しており、今回の冬の儀式においてもそれは大いに活用されていると思われる。
    • 現時点で彼自身は行方不明。
  • エルヴァンナの事情
    • ザハールはラスプーチンや地球の存在は知らない。
    • 冬の儀式を進行させることが、エルヴァンナが王位交替を避けることに繋がっているらしい。
  • この聖域について
    • ザハールの知る限り、この先に待つのはエルヴァンナのみ。
    • エルヴァンナはこの先に、イリセンへの脱出用バックドアを設置している。そのため現時点で彼女の戦力がどうなっているかは未知数。
    • この先にある扉には罠があるので気をつけるべき。
  • その他
    • ザハールは「ウールフェン人と異形と奈落のミックス」が人工的に可能だとは思っていない。
    • ザハールの仮面は「ゾーヤ・レオノヴァが身につけていたものの一部を使用して作られている」らしい。

クリス：「その仮面は俺のダガーと同じようなものだろう。ならばこのダガーはお前にとっては母の形見か。この機を見て返すべきか？」
ザハール：「この仮面はな。母が身につけていたというものの一部を使って作ってある」
ザハール：「……どうやらお前は我が母を知っているようだな」
クリス：「100年も前の話だ、よく覚えてはいない」
ザハール：「老い先短い命だが……無事にことがおわったら、知っている限りのことを教えてくれ」
ラグナー：すごいな。ここにきて寿命差によるロマンスの行方が。いいなあ。



だいたい情報がまとまったので、話を切り上げて先へ進むことにする。

ヤール：「面倒くせぇ事はエルヴァンナをぶちのめしてから考えりゃいいってことだな。今やることが簡単になったぜ」
ラグナー：「ザハール、グンダを託していいだろうか。オレはまだやらなきゃならねぇことがある」
ザハール：「任されよう。私は負けた。エルヴァンナが、彼女が自らの運命をつかみ取れるかどうかは、彼女次第だ」
ザハール：「私がどうこうする問題ではない」
ラグナー：「ありがとよ。オレたちが戻れなかったら……いや、なんでもねぇ。勝つのはオレらだからな」
ラグナー：「これだけの因縁を背負ったおれたちだ。今更負けるわけがねぇ」
セムネ：「まあ頑張ってくるわ」
ヤール：「やっとあの女王をぶっとばすことができるんだな」

別れ際、クリスがアラーム呪文をザハールに使用。
もし彼らに危険が迫ったときは察知できるようにしておくのだった。

クリス：「気休め程度だが……何かが攻めてきたら俺にわかるようにしておいた」
クリス：「俺は約束を守るつもりだが、先に死なれては守れる約束も守れんからな」 ＞ザハール
戦利品（ウェンディゴ）

再出発間際、ラグナーがウェンディゴの巣をあさることを思い出し、アイテムゲットした。
    • リング・オヴ・シューティング・スターズ x1

その13「雪の女王・前編」14:47 




石製の両開きの扉は非常に重そうだが、非常に簡素である
セムネの高い知覚をもって、鍵がかかってないことは明らかだ
しかし、開くのは相応の筋力が必要かもしれない

やがて長い通路の先に、重厚な石扉がみえてくる。
同時に、セムネがその周囲に魔法的オーラを察知。
判定によりシンボル・オヴ・ヴァルネラビリティと判明したため、クリスがグレーター・ディスペル・マジックの巻物を二度使用してこれを改呪。
一同は最終戦闘の気配をビシビシ感じつつ、バフを固めて扉を蹴り開けるのだった。




三日月状に切り抜かれたクルガンの心臓部。
部屋の中央にある青白い灯りが2体の背の高い石像を照らしている。
左側の石像は女性的な特徴が誇張された粗野な女性像で、この墳墓を作り出した人々が崇めていた名もなき女神を象った古代の豊穣の偶像である。
右側の石像はより現代的な技術で巧みに彫られており、魔女のガーブを纏った尊大な立ち姿の美しい女性像である。
彼女の左手は嘆願を受けるように伸ばされており、右手は三日月を頭上に掲げている。
2つの像の間には、穴だらけの古代の鉄の大釜が、火にくべられて泡立ち、内容物からは湯気が上がっている。
大釜から発される淡く白い放射光が、部屋全体を薄暗く照らしている。
そして煌めく氷で縁取られた背の高い鏡が大釜の背後に立てられている。
さらに、南側には大型のフロストジャイアントの像が鎮座している。

エルヴァンナ女王：「よもやその人形を回収してくるとは、な……」
エルヴァンナ女王：「言葉をはっせるまでに回復したとは……本当によくそんな僕をみつけたものだ、バーバ・ヤーガよ！」
セムネ：「あら、意外だった？」
ラグナー：「いやー、地球とかいうド田舎で拾ったんだわ。へんなオジサンのコレクションだったんだがな」
エルヴァンナ女王：「まあいい。おまえたちの目的はわかっている」
エルヴァンナ女王：「もう遅い、我が儀式は明日の朝完成する」
エルヴァンナ女王：「せっかくだおまえたちも生贄にくわえてやろう。さらばだ、バーバ・ヤーガとその使徒ども」
ラグナー：「残念だなぁ。そりゃ永久に完成しないってことじゃねぇか！　お前に明日の夜明けが来るわけねぇからな――！」
ヤール：「何だよ、明日の朝までにてめえをぶちのめせばいいんじゃねえか」

などとメインステージではラスボス戦らしい盛り上がりを見せていたのだが、その裏では――

マトリョーシカ人形：「あれアタシの若い頃」＞尊大な立ち姿の美しい女性像
ラグナー：「美しい女性像だぞ。あんたじゃないだろ」
クリス：「意外だな」
ヤール：「ババアに若い頃があったとはなぁ……」
ミライグ：「こんな言葉をご存じ？　敵であれば見目は良く、感じは悪いであろう、ってね。」


マトリョーシカ人形：「……あんたたち、あたしに秘策がある」
クリス：「聞こう」
ヤール：「何だよババア」
ラグナー：「ほう」＜秘策
マトリョーシカ人形：「あんたたちの加護を消費すれば、あの後ろの像を動かせるよ！」
ラグナー：「うっそまっじ、さすがババア、エルヴァンナより一枚上手だな」
エルヴァンナ女王：「あはははは！この像の魔術は解かせてもらった！」
エルヴァンナ女王：「その切り札は使えない、観念するがいい」
セムネ：「ちょっとー！　バレてるじゃないのよ！」
ラグナー：「……おい、ばばあ」
クリス：「残念だったなばばあ、あいつのあの像を見る目、見抜いてやがるぜ」
ヤール：「何が秘策だよ！」
マトリョーシカ人形：「さすがアタシの自慢の娘だ！」
セムネ：「変な褒め方しない！」
ヤール：「娘を褒めるふりして自分を上げてんじゃねえよ！」
クリス：「バーバヤーガの秘策は尽きた」
ラグナー：「もうダメだよババアちゃん！　秘策が尽きたよ！」どんな状況でも自分の手柄にするその性格、嫌いじゃなくなってきたｗ
ミライグ：「有効な秘策とは、実行されない秘策のみである。ってね（紅茶ずず」

などとトンチキな会話が飛び交ってもいたのだったｗ

エルヴァンナ女王
ウィッチでウィンター・ウィッチ、神話階梯所持。
スタッフでエレメンタル召喚。
左手にロッド所持。
王冠がポーラーミッドナイト呪文を擬呪として発動可能。

スライミィデモダンド
神話階梯1所持。
［酸］と毒に対する完全耐性。［火］に対する抵抗10と［冷気］に対する抵抗10。
ダメージ減少 10／善および魔法；　 呪文抵抗 27。
アセンションで神話階梯1になっている。
招来（擬呪）／Summon：デモダンドはみな他のデモダンドを招来する能力を持っている。
信仰盗みの打撃（超常）／Faith-Stealing Strike：デモダンドの肉体武器または近接武器が信仰呪文を発動することができるクリーチャーにダメージを与えた場合、そのクリーチャーは意志セーヴを行わなければならず、失敗した場合は1ラウンドの間信仰呪文を発動することができなくなる。
一度このセーヴを行った場合は、24時間の間その特定のデモダンドの信仰盗みの打撃に対する完全耐性を持つ。
異端の魂（変則）／Heretical Soul：全てのデモダンドは信仰呪文に対するセーヴィング・スローに＋4のボーナスを得る。
それに加えて、信仰魔法を用いてデモダンドを念視しようとするあらゆる試みは自動的に失敗する。術者は念視した範囲を通常通り見ることができるが、デモダンドは単に姿を現さない。
悪臭、噛み付き爪爪掴み
肉体攻撃を受けると酸でカウンターダメージ。
ターリィデモダンド
二刀流でフルアタックしてくる。
~アドヒジョン（接着）武器で攻撃すると粘つく。反応STに失敗するとくっついて仕えなくなる。彼らの剣は粘ついてるので武器落としされづらい。くっついた武器を剥がすのは組みつき判定。
フリムーがかかった武器はダメだが素手打撃は対象外なのでくつかない。
彼女の冷気は、たとえ冷気に対する完全耐性を有していても、半分は貫通してくる。


戦闘開始。
初手はエルヴァンナ女王。高速化したイル・オーメン呪文をヤールに飛ばした上で、王冠からポーラーミッドナイト呪文が擬呪で発動。
PCらの周囲を闇に包み、冷気ダメージと敏捷ダメージが冒険者たちを襲う……というところで、以下次回。

その14「雪の女王・中編」14:47 [Session : 2018.4.02]


第六章、最終遭遇を再開。

クリス：割り込みで運命の糸を切る。
クリス：取り戻したブーストバーストフォースブラストトーチャーを、粘着化ジェムとSR抜く粉を消費して65ft半径の位置に打ち込む

エルヴァンナに続いて手番が回ってきたクリスは、ヴィグリフから貰った運命の糸を惜しげも無く切る。
先の遭遇で消費した言霊、ブースト／バースト／フォース／ブラスト／トーチャーを回収。即時発動した。



呪文抵抗とSTを容易くブチ抜き、ほとんどの対象を吐き気状態に落とす。

ラグナー：そういえばelpisさん、某饗宴シナリオでも言霊使いだった気がする？
クリス：レイヴンムーアで使った寒いギャグを飛ばす言霊使いは友人だという誰にも言ってない設定があった
ラグナー：そうだったのかｗ　思い出して良かったｗ

　などと別シナリオでの因縁をお話していたりｗ

PC側に飛び込んできた泥めく異端2号と、ヤールが叩き合いにもつれ込む一方。
セムネはポーラーミッドナイト呪文による凍結を避けるため前進。粘つく異端1号の神話級強打を食らいながらも、爆弾ダメージでHPを削っていく。
続くラグナー、ミャックの呪芸を待ちたいが自ターンで動かないとやはり凍結しかねないのでやむなく前進。バーバ・ヤーガズ・ビーザムを起動して終わる。

玄室入口を敵に塞がれているため、ポーラーミッドナイト呪文の範囲から出られない冒険者達。
そこへ更に、身軽なターリィ・デモダントたちが殺到。ラグナーの《撤退阻止》で足止めするも間合いの長さは如何ともし難く、更に状況は混沌としていく。

更にスライミィ・デモダントの全力攻撃と、ティクバランに変身したヤールの全力攻撃が激突。
ターリィ・デモダントのケイオス・ハンマーも炸裂してヤールは重傷。スライミィ・デモダント3号は木っ端微塵になった。

ヤール：「まずは一匹、こいつらやたらとタフだな」
ラグナー：「さすがヤールだぜ。暗闇の中から棒が出てきて次々と悪魔を殴りつけていく」（Pダークネス内が見えない
ヤール：何かやる度にそこはかとなくキモい感じになる
ミライグ：そこはかと……？

間髪入れず、ミライグのヒールとエネルギー放出で何とか立て直していく。
このとき、ミライグのエネルギー放出が11d6で28だったことを特記しておきたい。ちなみに11d6の平均値は38.5である。

ラウンドが回って、再びエルヴァンナの手番。
ポーラー・ミッドナイトの範囲が移動してラグナーとセムネを除く全員を飲み込み、神話級イル・オーメン呪文がセムネを捕らえ、
最後に満を持して「神話級チェイン・ライトニング呪文・力の放出追加」による192点[電気]ダメージが、クリス以外の全員を巻き込んで炸裂した。

結果、イル・オーメン状態のセムネがST成功し無傷、ラグナーがSTは落とすも《不可解な幸運》で無理矢理成功してやはり無傷。

ミャック：「ほああああああああああああああああ」バリバリバリバリ　←死にかけ
ラグナー：「びっくりさせやがる！　みんな無事か！？」＞暗闇が見えない　←《不可解な幸運》で無理矢理ST成功し無傷
クリス：「奴は次の手を練っているようだな」　←範囲外
ヤール：「無傷じゃねえよ！ 滅茶苦茶いてえわ！」　←直撃し重傷
セムネ：「…多分ミライグが倒れた」　←イル・オーメン状態ながらST成功し無傷
ミライグ：冷気より電撃レジスト優先した方が良かったかなあ。
エルヴァンナ女王：「……無傷が多いか。では……」
GM：まぁチェインライトニングはFF6のアルテマみたいなもんだからしかたない
クリス：神話呪文つかいてえ
ラグナー：第七章は神話階梯いける！

ミライグが倒れたことで、バーバ・ヤーガの加護でるブレス・オヴ・ライフが自動的に起動。
しかしそれでも回復量が足りず、ミライグは死亡。
そこへ超大型アイスエレメンタルも殺到し《なぎ払い》でヤールとミャックを叩きつけ攻撃！

ミャック：割り込みアクション使用！　運命の糸野効果で、HP全快！

ここで2本目の運命の糸が切られる。これにより、ミャックは致命的なダメージを免れた。
これでようやくPCターン。クリスが急ぎブレス・オヴ・ライフの巻物でミライグを蘇生する。

クリス：右上に5ftしてブレスオブライフの巻物を使う ＞ミライグ
クリス：これで終わりなのだ
ミライグ：「けほ、げほ、またですの、まったく。」ありがたや！

ホッとする間もなく、ヤールが飛び込んできたターリィ・デモダント2号の全力攻撃で斬り刻まれ、みるまにダメージが積み上がっていく。
途中、2号がポーラーミッドナイト呪文に巻き込まれて敏捷度が下がっており《上級二刀流》が仕えないことが判明するも、累積ダメージは277点に達した。

ヤール：「まだオレは倒れねぇぞぉ……」
ラグナー：オイオイオイあいつ死んだわいや死なないでください
クリス：「死ぬなら人間の姿で頼む」
ラグナー：死んだら彼の実家へティクバランの首だけ持っていって「ヤールです」ってｗ
クリス：おじいちゃんは勇敢な戦士で敵からも味方からも恐れられていたのよ
ラグナー：今日のクリスは切れ味よすぎるよｗ

ラグナーの手番、連撃でスライミィ・デモダント2号を撃破。カウンターの酸ダメージが重い。

セムネ：割り込みアクションで糸切るー。
セムネ：標準を増やして。ケイジング・ボム・アドミクスチャーのエキスを使います。


嗚呼ナンタルチア！　見よ！　これはいかなる神通か、
セムネの投げた爆弾が、着弾と同時にミステリアスな（？）工程を経て力場の檻（ケージ）を形成、スライミィ・デモダントを捕獲したではないか！

ラグナー：「すげぇ！　こんな奥の手があったのかよ！」
粘つく異端_1：「結界だと！？」
エルヴァンナ女王：「ほう」
セムネ：「ふぅ、これで少しは楽になるかしら」



ヤール：割込で運命の糸をプチン、HP全快

エルヴァンナ女王：「……回復した……？一体、なにが」
ミャック：「勉強したまえ、おねえちゃん」
セムネ：「…貴女の嫌いな人のご加護よ」
クリス：ばばあはヴィグリフのマブだから多分大丈夫

ヤールのACの低さを見抜いたターリィ・デモダントの猛攻に、ヤールも「運命の糸」を切ってHP回復。いぶかしむエルヴァンナ。
更に追撃を受けて重傷を負いつつも、ヤールはターリィ・デモダント5号を仕留める。

この時点でズタボロ状態のパーティ、しかも回復担当のミライグは未だにポーラーミッドナイト呪文範囲から出られず。
味方が視認できない時点で、援護呪文を飛ばすことも出来ない。
やむなく、ミライグは切り札を切る。

エルヴァンナ女王：「あの聖印は………神の奇跡」
エルヴァンナ女王：「あの女騎士か（ギリィ

ミライグ：「然り。あなたは神々の力を考慮に入れるべきでしたね。」HP170点と能力値ダメージ回復。
ミライグ：25000gpを消費してミラクルでマスヒールを見えない味方含めて全員に。

セムネ：「身体が…回復してる！？」
ラグナー：「オレたちの後ろには金髪の女神様がついてるんだよ！」
ヤール：「騎士……ああ騎士なのか」
ミャック：「騎士？」

これにより、HPを大幅回復かつ、ポーラーミッドナイト呪文による敏捷度ダメージも回復。
一転してパーティ有利に傾いたかと思われたのだが――

エルヴァンナ女王：高速化グリッターダスト
エルヴァンナ女王：からの、ヴェイルオヴザヴァンシー。全員、頑健STに失敗すると200点ダメージ。

二度目の巨大ダメージに、ミャックが死亡。ブレス・オヴ・ライフも回復量不足で蘇生に至らず。
なにげにこの呪文で、スライミィ・デモダント1号も砕け散った。



ラグナー：「エルヴァンナ、てめぇ仲間（？）もろともやりやがったな！」
エルヴァンナ女王：「まさかここまで耐えるとは……」
セムネ：「ミャックー！」まっこと広くなりもうした。
ラグナー：「えっ、ミャックどうしたって！？」それ死にフラグやりょうさんｗ
ミャック：「トゥルー・リザレクションで苦痛なく蘇らせてください・・・」断末魔

…という状況で、以下次回。いよいよ決着の時か。

その15「雪の女王・後編」14:47 [Session : 2018.4.09]


ラグナー：ひとつの遭遇で3日かかるとは、さすがラスボスだ！
ラグナー：とりあえず毎ラウンド致命的な範囲攻撃魔法が飛んでくる状況はなんとかしないとですなあ。


ポーラーミッドナイト、チェインライトニング、ウェイル・オヴ・ザ・バンシーと、毎ターンほぼ全員が200点ちかいダメージ（加えて能力値ダメージ等）を食らい続ける現状。
更に前回死亡したミャックがポーラー・ミッドナイトの効果で凍り付く前に対応せねばならない。
ようやく敵前衛が片づいてきたとはいえ、未だピンチ継続中である。

クリス：ブーストアクセラレイト（広い） ＞クリス ＞ミライグ ＞ヤール ＞セムネ ＞ラグナー
ラグナー：強打連撃でアイス・エレメンタルを粉砕、その後アクセラレイト言霊で得た移動アクションで前進、エルヴァンナを間合いに捕らえる。

ラグナー：「さあ、一番槍が来たぜ、エルヴァンナ！」即行アクションで未訳から《斬り払い》《打ち払い》を修得しとく。ポーラー・レイ呪文が来るとみてｗ
セムネ：ラグナー？　ミャック（の死体）動かさなくて大丈夫？
ラグナー：ラグナーは暗闇の中のミャック見えてないんじゃ？
セムネ：見えないのなら致し方ない。


しかしそこで、これまでただの背景のフリをしていた「洗練された魔女像」が、ラグナーの接近に応じて起動！
神話級《強打》をラグナーに繰り出すが、幸い神話的活性にも関わらず外れた。



ラグナー：ふはははは！　オレはこの罠、前々回の時点で予想していた！
ラグナー：だが2週間経って、自分が予想していたことを忘れていた！！（涙
クリス：「しかし向こうもうまく操れていないようだ。流石はばばあの作り上げたトラップ」
ヤール：「像がでかく見える！」
ラグナー：「敵が巨大に見えるって事は、 オレたちが勝てないって事だ！」（だんばいｎ
ミライグ：「すぐれた賢者といえど先の先までは見通せぬもの。とはいえ、己の手の先まで見ないのではいささか困りますわね（紅茶ずず」
ラグナー：上手いこというなあ。手先だけにｗ　＞ミライグ
ヤール：「おいクリス、終わったらこのババアをインプリズンメントしてくれ」
クリス：「レベル上がるまで待って」

思わぬピンチの追加に、思わずキャッキャとはしゃぐ一行。
実際、もうひとつ同仕様の像がある以上、そちらも動くことはまず間違いない！ｗ

セムネはケイジング・ボム・アドミクスチャー使用中のため爆弾攻撃が出来ず、アナライズ・ドゥエオマーでエルヴァンナのバフ解析を試みるが失敗。
マインド・ブランク呪文によりガードしているらしい。さすがである。

ヤール、数が減ったミラー・イメージを一度「血の激怒」を解除したのち、再度激怒することで張り直す。*72
そのままエルヴァンナに殴りかかり、彼女がまとっていたミラー・イメージを減らす。

ヤール：「旦那、ミラーは減らした！ボコボコにすんぞ！」
ラグナー：「ナイスだヤール！」

ミライグは「運命の糸」を切って消費したミラクル呪文を取り直し、25,000gpぶんのダイヤモンドを消費して即発動。
死亡した上に凍り付いていたミャックを蘇生した。

ミライグ：割込で糸を切って、ミラクルを復活。
ミライグ：「全快おめでとうとお祝いたてまつりますわ。」 標準で25000gpミラクルで蘇生。移動でチャネル。 ＞ミャック
ミャック：「超力しょうらあああい！！！」
GM：ミャックは氷がとけたうえスゥって立ち上がります


そしてエルヴァンナの手番。今回もポーラーミッドナイトの範囲を動かして後衛を飲み込みつつ、分枝化した「まどろみ」をヤールとラグナーに放つも抵抗される。
だが、そこは神話級。標準アクションを追加して、

エルヴァンナ女王：神話で標準アクションをふやして
エルヴァンナ女王：「おまえたちは自分で自分を傷付けることになるのだ」 ＞ラグナー ＞ヤール
ヤール：「またこの呪術か！ 関係ねぇ、そのままぶっ殺してやる」
セムネ：「…また“応報”の呪術ね」

ヤールは抵抗失敗、ラグナーは出目11で成功。
またもヤールは、敵を殴るたびにダメージの半分を自分が被ることになってしまう。



ラグナー：「突然攻撃の迫力が増したぞ！？　さきほどまでは本気じゃなかったな」
ラグナー：「オレの動きが読まれているということか！？」
クリス：「奴も扱いに慣れてきたということだろう。バックアップは任せろ」
クリス：「この呪文は俺がこの度で最も使った呪文だ――俺が弱い頃から使い続けたこの呪文で御前を倒す」

更にエルヴァンナに逃げられ、間合いの長い魔女像に滅多打ちにされる前衛ふたり。
クリスはエルヴァンナを追う機動力と、ミラーを割る手数を確保するべく、ヘイスト呪文で前衛の手数を増やす。

ラグナー：「砕け散れ！」
ミャック：「行け我らのオドゥッセウス！」 ＞ラグナー

援護を受けたラグナー、魔女像の機会攻撃を食らいつつエルヴァンナに追いすがりフルアタック。
ミャックのブリリアント・インスピレーション呪文の効果もあり、全てのミラーを砕き本体にも一撃入れる事に成功するも、謎のダメージ減少で大幅に軽減されてしまう。

とにかく呪文によるバフが厄介なエルヴァンナ。
しかし続くミャックのグレーター・ディスペル・マジックが、エルヴァンナの割込強制振り直し能力を受けてなお大成功。
4つほどのバフを消し飛ばすことが出来た。

ミャック：「なんじは裸の王女様よぉおお！！」
ミャック：「あの世でファラズマに相談してきたのだ！」
ラグナー：「そりゃすげえ、帰ったら一緒に賽銭いれに行こうぜ！」＞ファラズマ
セムネ：流石ミャック！　ここで出すのが英雄だよね！
クリス：インスピの投げどころ


そして遂にヤールがエルヴァンナを間合いに捕らえる。
《怒りの蛮行》からの全力攻撃を放つも、やはりダメージが大きく削がれる。どうやら二体の彫像がシールド・ガーディアンとしての能力を持っているらしい。
そのため、女王に与えたダメージの半分は女王自身に、残り半分を二体の像が半分ずつ引き受けているようだった。
結果、160点ほどのダメージをエルヴァンナに与えるも、ヤール自身も“応報”の呪術により、与えたダメージ半分を受けてしまう。

ヤール：「よおし痛み分けだな」フシュウウウウウウウ
エルヴァンナ女王：「……バーバヤーガの化け物め！！！」
クリス：「貴様は同類ではないというのか」
ラグナー：「こいつが化け物な件については、バーバヤーガわるくない」
セムネ：「（否定しきれないのよね）」
ミライグ：「宿敵に対してすら払うべき礼儀というものがあるのではなくて？？」
ミライグ：「こんなこともあろうかと取っておいた最後のヒールよ。後はよろしく。」全快しないリーチ・ヒール150点 ＞ヤール

つづいてエネルギー放出での回復を行うミライグだったが。
今回も出目が腐り、11d6ふって結果は「32」……全ダイスが3以下にひとしい結果という、なんかもう奇跡的な悪さであった。

ラグナー：「ミライグの回復力はあいかわらずすげぇな！」比較対象が他にないからね！ｗ
クリス：「今後別のクレリックと旅をすることが……あるかも知れない、その時は……」
ミャック：優雅に振る舞うが、出目はローズヒップなのが笑いを生んでいる
ミライグ：表現が的確すぎて＜ローズヒップ


クリス：「あれは……！　あの呪文は危険だ」
クリス：「なんて呪文を使いやがる、里の禁術なんか児戯に等しいぞ」
ラグナー：「なに！？」
エルヴァンナ女王：「死ね！！！！」massacre呪文、頑健無効の即死効果をラグナー、ヤール、ミャックへ。

ミャック：「はああっはあっはあっｈさっさあが・・・・」ジョー
ミャック：「小便漏れたじゃねえか！スベタが！！」
エルヴァンナ女王：「なんだと？！　く、くそ、だが！」神話能力でイル・オーメン呪文を前衛にバラ撒きつつ、全力逃走。クリスの頭上へ。

ここで、あまりに危険な呪文を乱射するエルヴァンナに一同相談タイム。
クリスとミライグのミラクル呪文で、アンチマジック呪文を再現して殴り倒す案も挙げられたが、
ヤールの「血の激怒」を含む能力のほとんどが抑制されてしまうこと、相手が神話級のため一方的にこちらが不利益を被る可能性を考慮して断念。

結局、ラグナーがダメージを肩代わりする「古代の女性像」をフルアタックで粉砕。
クリスがヤールの接近を待機してヘイスト呪文を使用、セムネとヤールがフルアタックでエルヴァンナを落とす流れでいくことに。
幸い予定通りにラグナーの攻撃で「古代の女性像」は倒れた。
GMが「DC32のビストゥ・カースがあああ」と嘆いていたのが印象的であった。

ラグナー：「ヤール、露払いはまかせろ！」
クリス：おっしゃヤール俺の近くに来い待機アクションでヘイストを使ってやるぜ
エルヴァンナ女王：「さ、せ、るかああああ！！！！」

クリスへのエルヴァンナの機会攻撃は足払い戦技。
もちろん《足払い強化》特技などないため、クリスからの機会攻撃を躱しつつの戦技である。
これがヒットしてクリスは転倒するが、

クリス：「俺がどれだけこいつらの足を早くしてきたと思ってるんだ……この程度じゃ止められねえぞ」
ラグナー：「すげぇ！　魔術師同士の白兵戦だ！」


エルヴァンナが白兵戦、それどころか足払い戦技使ったのって、パスファインダー世界広しといえどもこの卓ぐらいじゃなかろうかｗ

予定通り、ミャックの呪芸とクリスのヘイストを受けた、セムネとヤールがエルヴァンナに全力攻撃を叩き込む。
ターゲッテッド・ボム・アドミクスチャーエキスで火力を上げたセムネの力場爆弾と、ヤールのテツボウで、合計80ダメージがエルヴァンナに及び、同時にダメージの半分を引き受けていた「洗練された魔女像」が吹き飛んだ。
そして戦闘中、自分の彫像がダメージを受けるたびに悲痛な声を上げていたババアが遂にオーバーヒート。

マトリョーシカ人形：「あああ、それ以上はいけないよ！どうなるかしらないよ！」キー！キー！
マトリョーシカ人形：「キャアアアアアアア！！！！！！！」
ヤール：「何もしてないのに若いババアの像が壊れた！」
セムネ：「バレちゃってたから仕方ないじゃない」
クリス：「今転んでるからちけえんだよばばあが」
クリス：「早く終わらせてくれ。俺の耳が短くなりそうだ」
ラグナー：「いやあ、痛快だねえ。あ、もちろんエルヴァンナの悲鳴がだぜ？」＞ババア
ミライグ：「これを意趣返しと呼ぶにはささやかすぎるわね。（天上語」

そしてこのラウンドのミライグさん。
マス・キュア／クリティカルウーンズ呪文の効果は4d8+17で32点。エネルギー放出は11d6で39点。

ラグナー：「どこまで回復力が増していくんだ、ミライグ！！」
ミャック：「ミライグの奇跡は伸びしろがある！」
ミライグ：「お黙りなさい！（ソーサー投げ」 ＞ミャック
ラグナー：「レベルが上がってソーサー投げの射程距離がのびている！」ｗ
ミャック：「ソーサー投げるとか、従姉妹のローズヒップさんが入れ替わってるんじゃねーか！？」 ＞ミライグ


最終ラウンド。
エルヴァンナは標準アクション追加により“邪眼”能力でヤールのSTに-4ペナを乗せ、さらに“力の放出”神話能力で更に-4した、デストラクション呪文をヤールに。
食らえば200点固定ダメージの無慈悲すぎる攻撃呪文である。
イル・オーメン呪文で二度振りを余儀なくされているヤールは、ミャックのセーヴィング・フィナーリを貰って尚これに失敗するが、

エルヴァンナ女王：デストラクション　頑健ST　-8で不運で2回ふってください ＞ヤール
エルヴァンナ女王：「死ねええええ！！！」

ヤール：「いってええええええええええええええええええええええええ！！！！！！！！！！」

エルヴァンナ女王：「何？！　ば、ばか、な…」
エルヴァンナ女王：「おのれ……アイオーメディのクレリックと……化け物め！！」
ミャック：「こおらあ、やあーーるうう」
ラグナー：「さすがヤールだぜ……あの呪文を受けて立ってやがる！？」セーブに成功してたならまだしも、落としてて立ってるってすごいなあｗ
セムネ：「…え？　デストラクション食らって死なない？」
ミライグ：「神々の意志は我らの側にある。」
エルヴァンナ女王：「くそ！」

必殺の呪文をまともに受けてなお立つ、怒れるヤール。その異質さ、禍々しさに、さしものイリセンの冬の女王の心も折れた。
思わず背を向け、駆け出そうとするエルヴァンナ。
今、そのあまりにも無防備な背中へ、冒険者たちの万感の思いを込めた一撃が、下る。



ヤール：3d8+48+15+4+4 激怒《強打》エンラージ《怒りの蛮行》　Pathfinder : (3D8+48+15+4+4) → 19[7,8,4]+48+15+4+4 → 90
GM：エルヴァンナ女王に90のダメージ！（累積：288->378）
エルヴァンナ女王：気絶します　←ラグナーの非致傷ダメージがあるので死なない
ヤール：「旦那……後は頼んだ……ぜ」　←応報ダメージでこちらも気絶

クリス：「終わったのか……」
セムネ：「あれ？　ヤール倒れた…？」
ラグナー：「見事、おまえの覚悟見届けたぜ、ヤール」

その後、エルヴァンナの使い魔のカラスが倒れたヤールにちゃっかり「とどめの一撃」を加えるも、非力ゆえに失敗。
こちらもラグナーの非致傷打撃で気絶して捕獲された。

マトリョーシカ人形：「よーし……色々いいたいことはあるが、よくやった！」
クリス：「俺は……倒れてるがこかされてるだけだ……」
クリス：「女王が死んだ。これからどうなるのか……」
ラグナー：「長い長い旅だった――さっきははぐらかされたが、ババアはイリセンをどうするつもりなのか、聞かせて貰わねぇとな」
クリス：「それは来週だな」
ラグナー：「ああ、それまでにかっちょいいセリフと質問内容を考えておこう」
セムネ：「そうね」
ミライグ：「そしてすべてが終わる。」
戦利品

その16「女王の死、復活、そして誕生・前編」 [Session : 2018.4.16]


最終遭遇3セッション目。
念願のエルヴァンナを叩きのめしたところから再開。

ラグナー：あの苛烈な戦闘からすでに三日が過ぎていた
GM：残念ながら3秒後くらいです

やはり簡単に帰らせちゃくれない模様。
突然、つっぷしたエルヴァンナの身体から無数の氷のイバラが生じたかと思うと、彼女を中心に放射状に伸び始める。
それは激しい地震を伴ってクルガンを浸食していき、同時にイバラから放たれる冷気に、周囲のクリーチャーは凍り付きはじめる。
既にポーラーミッドナイトに覆われていた領域は、見る間に分厚い霜で覆われていく。
ラグナー：「なんだ、何が起きている！？　地震だ氷だ闇だ！」
クリス：「うおおおおおおおおおおおお」
PCたちにも氷がからみつき、空中にいた者も霜に覆われる。フリーダム・オヴ・ムーブメントですら、長くは持つまい。
この時点で既に意識のないヤールは、半ば凍り付いてしまうだろう。

マトリョーシカ人形：「はやく！心臓だ！心臓をえぐれ！」
マトリョーシカ人形：「とんだ最期屁をしこんだもんだね！」

ミャック：「なるほどねー」
セムネ：「…また心臓なのね」(;´Д｀)
ミライグ：（フリムあるので箒を取り出してすいっと浮かぶ
ラグナー：「だめだ、オレはいけねえ！　ヤールが凍っちまう！　クリス！！　頼む！」気絶中のヤールをかつぎあげます。

クリス：「これは魔女を討つ刃だ……一度くらいその役目を果たさせてやる……」
クリス：「ヌウウウウウウウウウウウウ」
クリス：「クソッ、霜が！呪文で防ぎきれなくなってきてやがる」
クリス：「魔女の心臓は人間と同じか！？　ウワアアアアアアアアアア」
クリス：刺した！　俺のクリスクロスでよ！





GM：あたりに彼女の鮮血がほとばしり、その血をあびたものは半ば凍り付くだろう
GM：血液が流れでるにつれ揺れはおさまっていき、皆を覆っていた霜や氷もとけはじめる
GM：揺れとともに激しく泡立っていた大釜もおとなしくなりました

ラグナー：はるかむかし、この剣を手にしていたかの女性が、このことを知ったとしたらさぞや誇りに思ったことでしょう。
ラグナー：彼女が生涯をかけてあらがってきたイリセンの女王、その身にかけられた幾重もの護りをやぶり、とどめをさしたのですから！！

「指輪物語」の一節、“アングマールの魔王”の最期のオマージュである。
“かの女性”とは、クリスの“絆の品”である短剣（クリス・クロス）の本来の持ち主、ゾーヤ・レオノヴァを指す。

ミライグ：ふぁぼ＞ラグナー
クリス：「氷の彫像にはならずにすんだな……」
ラグナー：「エルヴァンナか……あんたも、人生をかけて抗ってきたんだな。だが、あんたはあまりにも、自分以外のものを犠牲に捧げすぎた」

マトリョーシカ人形：「やれやれあぶなかったねぇ
マトリョーシカ人形：「最期の最期にWinter Ritualに爆弾をしかけるなんてね」
マトリョーシカ人形：「あれは一度起動したら最期だ」
マトリョーシカ人形：「エルヴァンナの命ある限り、Winter Ritualを暴走させつづけるのさ」
マトリョーシカ人形：「まぁ冬を制御しようなんて烏滸がましいけどねぇ」

ミライグ：「人は死してなお己が痕跡を残したいと言うけれど。」
ラグナー：「タダでは死なねぇってか。まったく、北国の女は頑固がすぎる」
クリス：「ジジイも頑固だ」
ヤール：「………………」（何が起きているのかわからない）
ラグナー：「しっかりしろヤール！　死んでるばあいじゃねえぞ！」背負ってたヤールにキュア・シリアスなポーションを飲ませましょうｗ
ヤール：「死ぬかと思った！」モンストラス・フィジック解除

その17「女王の死、復活、そして誕生・中編」


マトリョーシカ人形：「さあ今だ！　アタシをエルヴァンナの血の中に漬けな！！」
マトリョーシカ人形：「それしか儀式を終わらせる方法はない！」
クリス：「注文の多いばばあだ！　オラ！」漬けた

GM：クリスは奇妙な感覚をおぼえる。人形が沈んだ。流れでる血に深さなんてないはずなのに。
GM：そしてあたりは白い霧につつまれる

Баба-яга：やがて霧がはれると、そこには1人の老婆が立っていた。
Баба-яга：老婆はまがったこしがまがったままのびをすると
Баба-яга：「あー、狭かった！　あんたたち……随分手間をかけたね」
Баба-яга：今までどこかの中から響いてきていた老婆の声が明瞭に響き渡る

ミライグ：「ごきげんよう、お婆さん。紅茶は如何？」
ヤール：「げぇ、ババア！」
ミャック：「おう、お前の誘導が下手くそだったからなあ」ボソ
ヤール：「うるせえよ、ババアが封じられなかったらそんな手間もねえんだよ！」
セムネ：「…貴女は、まさｋ？」ババアって言いたい気はあるんだけど、存在の大きさに多分何も言えない気がするなぁ。
ラグナー：「あんたが懇切丁寧に仕掛けてくれた、二重三重の安全装置のおかげだよババア…まあ、なんにせよ良かったというべきか」
ラグナー：本来ならそうなりそうだけど、今までさんざんワガママを聞かされてきたので、やや麻痺したというか慣れたというかｗ＞セムネ


Баба-яга：「まぁ、いいとこまでいったけどね、この娘は」エルヴァンナの前に立って
Баба-яга：「たーだ足りなかったね。我が暗き夜を見逃したのが運の尽き。天運も実力なのさ」
Баба-яга：「さて、あんたたちこれで終わったとは思ってないだろね？」

ババアの語るには
  • 冬の侵略について
    • 術の制御者であるエルヴァンナがいなくなったため、今もゴラリオンでは冬が絶賛拡大中である。
    • しかしババアが術の制御を奪い、術式を完全解除してくれた。
  • エルヴァンナの鏡
    • 王城とこの場所をつなぐポータル。エルヴァンナがバックドアとして作成したもの。
    • これもババアが嫌がって破壊した。
  • この遭遇の戦利品
    • ウィンターズ・リーチ（スタッフ）→クリス
    • アイスクラウン・オヴ・イリセン（上級アーティファクト）→破壊
    • タシャンナズ・ジャーナル（タシャンナの手記）→後述
  • 冒険者たちへの報酬
    • 戦利品はアーティファクトを除き返却は不要。
    • アーティファクトとは「臼と杵＝バーバ・ヤーガズ・モータ・アンド・ペストル」「箒＝バーバ・ヤーガズ・ビーザム」「エルヴァンナの王冠＝アイスクラウン・オヴ・イリセン」が該当する。
    • これまで与えられた、バーバ・ヤーガの恩恵（能力値ボーナスやアイテム作成、再訓練などの特典）は永続化された。
    • ただしブレス・オヴ・ライフは使い切り。
    • ノルンから授かった「運命の糸」は、エルヴァンナを討ち取った時点で消滅しているらしい。
アイスクラウン・オヴ・イリセンについて
Баба-яга：「褒美の１つに教えてやろうかね。これはイリセンの王冠さ」老婆はエルヴァンナの王冠をとる
Баба-яга：「クリス、今のあんたならこの王冠の能力が割れるだろう」
クリス：「ああ……呪文学55で分かる範囲がな」

実は王冠がメジャー・アーティファクトだった模様。
アイス・エレメンタル召喚やオーヴァーウェルミング・プレゼンスはこの冠によるものらしい。
いろいろ能力があるが、何よりPLたちに羨ましがられたのは「ホワイトスローンの王城を自由にリフォームする能力」だったそうなｗ
模様替え楽そうでいいなあ…
タシャンナズ・ジャーナルについて
Баба-яга：「それは……ああ、そういうことかい」
Баба-яга：「タシャンナがこんなものを残してるとはねえ」＞タシャンナの日記


  • タシャンナズ・ジャーナル
    • この書物はウィンター・ウルフの皮で閉じられており、純白のベラムに綴られている。ページの端や、銀の装飾の曇りなどは年代を感じさせるものだ。
    • この書物はイリセンの第9代女王タシャンナ（Tashanna）によってつけられた日誌である。彼女はバーバ・ヤーガの娘であり、エルヴァンナ女王の姉である。
    • 日誌にはタシャンナの100年間の治世の間の個人的な経歴と、同時に、バーバ・ヤーガが歴代のイリセン支配者に娘たちを送り込む真の目的に関する彼女の持論が書かれている。
      これらの推測は、魔女戦争（Witchwar）として知られる、タシャンナの母親に対する反逆に繋がったものである。
    • また、日誌には、タシャンナが蓄積した、大いなる彼方や一般的な魔法の性質に関する知識の蓄積も含まれている。
      タシャンナズ・ジャナールは〈知識：神秘学〉、〈知識：歴史〉、〈知識：次元界〉判定に+2の状況ボーナスを与える。
    • エルヴァンナはこの日誌に自ら添え書きを加えてあり、この日誌を読んだ者は、Reign of Winterアドベンチャー・パスの背景のほとんどを知ることが出来る。
      それは彼女の半兄弟であるラスプーチンを餌として母親を捕える方法や、ゴラリオン全土にイリセンの冬を広げる計画なども含まれている。
ヤールについて
Баба-яга：「ヤール、立派に育ったのはいいけど忠誠心を忘れすぎじゃないかね？」指をパチンとならします
Баба-яга：「あんたたちにきくがね、ふつうこんな人型生物がいるかね？」ヤールはバーバヤーガのallyです
Баба-яга：「そう、自然にはこんなクリーチャーはいないのさ」
Баба-яга：「あんたたち、ヤールからどういう種族だってきいてたかね？」

  • ヤールについて
    • この問に対して、いろいろPC側からひどい意見が出たもののｗ
    • ヤールはバーバ・ヤーガがウールフェン人をベースに作り上げたキメラ的な種族であるらしい。
    • そのため遺伝子にバーバヤーガに従順である（変則的能力）がコードされている。

ヤール：「マジかよ、俺のルーツはミンカイじゃなかったのか」
ラグナー：「いやー、オモシロイねえ。最高傑作じゃねえか？　だがな、こいつはヤールだ。
　あんたの作品だろうがなんだろうが、オレたちの仲間で戦友だ。
　あんたは従順なキメラを造ったつもりかもしれないが、コイツはアンタでも扱いきれるモンじゃねえぞ。
　あんまり支配者顔すると、あとでヒドイ目に遭わされるぜ？」などとダチッ面しておきます
ヤール：「いやいや旦那、婆様に逆らうなんてバカなこと言っちゃいけねえよ」
クリス：「いや……そいつの支配は本物だろう。見ろよ、もうこんなに従順になってやがる」
クリス：「今まで誰がその悪魔を従えた？　いや、割と従えてたな……」
ラグナー：ダイナシだよコノヤロウｗ＞ヤール
　ヤールはこのあと、ババアの三騎士の後継者にでもなるんだろうかｗ
ヤール：「三騎士はブラック職場なんだよなぁ」


Баба-яга：「……さて、だからあんたはいっていいのさ」一瞬老婆のうしろに跪く黒い騎士がいたような気がした
Баба-яга：「さて……あと1つ報酬があるが。
Баба-яга：「その前に1つ。はっきりさせときたいことがある。あっちも随分悩んでるようだからね！」


そして、われわれの最後の選択と報酬が明かされる。

番外：バーバ・ヤーガについて
  • 人間のウィッチ、脅威度30。神話階梯は10だが神性はもっていない。
  • 小屋自体が、上級アーティファクトにしてウィッチの使い魔らしい。
  • 自分の「死」を切り離して不死性を得ていたが、今回の復活のために「死」を取り戻しているため、現時点では通常通り死ぬ可能性がある。
  • 特性
    • 非凡なる能力／Exceptional Stats (Ex)
      バーバ・ヤーガは人類の完璧なる見本として生まれた。その結果、彼女の能力値は通常のNPCよりも15ポイント高い25ポイントを使って作成されている。
    • 力強い存在感／Forceful Presence (Ex)
      バーバ・ヤーガはACと全てのセーヴィング・スローへの洞察ボーナスとして魅力修正値を加える。
    • 魔女王／Queen of Witches (Ex)
      魔女たちの王として、バーバ・ヤーガは全てのウィッチ呪文と全てのソーサラー／ウィザード呪文を知っている。バーバ・ヤーガは研究したことのあるその他たくさんの呪文知識を持っている。
      そのうちの多くは信仰呪文の秘術版である。さらに、バーバ・ヤーガはアーティファクトを創ることが出来る。

その18「女王の死、復活、そして誕生・後編」 


気がつくと、一行の前にバーバ・ヤーガの踊る小屋に居たはずの面々が立っていた。
アナスタシア、そして棺男。シヴェット、ワシリーサの人形、そして未だ意識のないグレタ。

棺男の挨拶を受けたあと、バーバ・ヤーガは改めて語り出す。

Баба-яга：「やらなきゃならないこと、それは王朝交代だ」
Баба-яга：「第15代イリセン女王を手早くすえなければならん」
Баба-яга：「あたしゃ子だくさんだからね、娘っこはたくさんいるんだがね」
Баба-яга：「ここに面白いサンプルがいてね」といってアナスタシアを見る

アナスタシア：「……僭越ながら、棺男さんとシヴェットさんの助けをかりて」
アナスタシア：「イリセン王国のことを調べました」
アナスタシア：「私はかつて、自国が崩壊するのを見ているしかありませんでした」
アナスタシア：「私が……別の国であっても私の身が役に立てるのであれば……」

アナスタシアの考えによれば、イリセン王国にはバーバ・ヤーガの権威を受けた王朝の成立が必須であるらしい。
もしそれが失われれば（帝政露西亜の最期と同じく）血みどろの内戦を皮切りに、14代にわたり積弊となった内憂外患による滅亡が待っているだろう、とのこと。

Баба-яга：「パーフェクトだスターシャ！　あとは最近ワールドウーンズで動きもあるんだ」
クリス：「俺はいかないよ」
ラグナー：「わーるどうーんず？　クリス、なにかしっているのか」（棒
クリス：「俺達よりもすげえ奴らがなんとかするだろ」

たぶん未訳のアドヴェンチャー・パスがそこを舞台にしてるんだろうと推測ｗ

セムネ：「（…イリセンが滅んで拙い事ってあるのかしら…？まあ現国民は困るわね）」
ヤール：「イリセンが滅びたらリノームから切り取りし放題なんだがなぁ」
ラグナー：「極論だが、これは言わせて貰うぜ。イリセン自体がもう必要ないんじゃねえの？　ばあさんみたいな超常存在に頼ってるような国はな」
ミライグ：「とはいえ、新たな秩序が確立されるまでに流れるのは弱き者たちの血。」
ラグナー：「だろうな。そこは理解するよ」

Баба-яга：「いいならいいがね。あそこの民は全員死ぬね。それに、アタシはあそこを手放す気はない」バーバヤーガがふりかえってみなさんにいいます
Баба-яга：「スターシャが手っ取り早いのは、あの子が孫だからってだけじゃない」
ラグナー：「そこで『あそこに愛着がある』って言ってくれりゃあ、まだ安心するんだがなあ」＞手放す気は無い

ババアの語るところによれば、ロシア帝国のミハイル・ロマノフによる建国にもバーバ・ヤーガが関わっていたらしい。
そして彼女の施したまじないにより、皇帝一族には何かしらの権威をもたらす力が備わっているのだとか。
ババアのいう「手っ取り早い」というのは、アナスタシアがその力を以てイリセンに君臨することを指すようだ。

Баба-яга：「というところで、1つ最後の褒美をやろうじゃないか」
Баба-яга：「願いを１つだけ叶えてやろう」常識の範囲内でなんでも1つ、バーバヤーガが可能な範囲で、叶えてくれる。


思わぬ提案に、どよめく一同。

クリス：「ク、クソジジイを滅殺する機会なのか……いやクソジジイはいつでも倒せる……俺が作ったフォースブラスト・トーチャーは俺しか知らない……今ならやつに何もさせずに……」
セムネ：という事は、「ゴラリオンへの干渉を放棄して」という願いもありということですかね。まあ上で話したように、民草は大勢亡くなると思いますが。
ミャック：ミャックは権利放棄、師匠も弟も生きてるし。いやゴリラ恐怖症を直したい
ラグナー：ラグナー的には、ふたりの再起不能な身内（グンダとグレタ）を抱えているので救済したいけど、これは願いを使って叶えるにしては個人的に過ぎるので使いません。
ラグナー：個人的には、アナスタシアが王位をもつのであれば、彼女の未来のために使ってあげたいよねえ…
ミライグ：全員で一つは難しいなあ。ミライグ個人にはこれに願いたいものはないので、さて。
ラグナー：バーバヤーガが次世代女王を100年ごとに用意するシステムを放棄し、世襲による王朝交代の際にバーバ・ヤーガが承認のため戴冠を行う、という儀礼的なものにしてもらう、とか？
クリス：イリセン王位の継承を人間の手に委ねよ。交代の度に先代女王を犠牲にするな。
セムネ：これからの王位継承様式をアナスタシアに任せるで良いでしょうかね？
ミライグ：これからの王位継承に関するすべてをアナスタシアに任せる。かな。

これらの真面目な提案の裏で「ババアのスキンを17歳に変更」「ヤールを女体化して女王に」「アズラント帝国の復活」「PFの全ルールとAPを日本語訳」などの案も出ていたことを密告しておくｗ
ただしこれらは「バーバ・ヤーガの力を超えているので不可能」と言われてしまった。
そして相談の結果…

Баба-яга：「さあ、願いは何かね？」
ミライグ：「イリセンのこれからの王位継承に関するすべてをアナスタシアに委ねたまえ。」
ミライグ：「これが我らの願い。」

Баба-яга：「……はぁ〜〜〜〜〜〜」うめぼしみたいな顔をして
Баба-яга：「問題の先送りかえ。即座にそれがでてくるとはたいしたもんだ」
Баба-яга：「いいだろう」しぶしぶしぶしぶ
ラグナー：「その顔、いいねえ。今までで一番魅力的だぜ」＞ババア
ミャック：「可愛い顔できるじゃん」
セムネ：「流石、魔女王。守ってくださるのね？」
Баба-яга：「ああ約束は約束さ」
Баба-яга：「以後の継承に関しては、スターシャに委ねる……いいだろういいだろうその願いききうけた」
ミライグ：「こんな言葉をご存じかしら。偉大なる勇気は拒まれることはない、とね。」 ＞アナスタシア
ラグナー：「ありがとよ。まあ、親離れ子離れにはイイタイミングだ」

アナスタシア：「……今回の継承に関しても私が決めていいんですね？」
アナスタシア：「みなさん、私を信じてくださってありがとうございます」
Баба-яга：「ギギギギィィ…なにがお望みだい？」
アナスタシア：「大母様。私は、今回の戴冠式はまったく例年通りの形式で行うことを提案します」

その19「大団円」




ゾンクーソンの月8日。
小屋と共にイリセンに帰還したバーバ・ヤーガと冒険者一行により、急ピッチで進められた演出のすえ、大々的に戴冠は布告された。
本来その役を果たすべき三騎士の代理には、赤のラグナー・黒のクリス・白のヤールが立つこととなる。

戴冠に先立ち、ラグナーは一丁のNagant M1895 Revolverをアナスタシアに贈った。
これはかのラスプーチン、アナスタシアの実父の手にあったものである。
今や地縁血縁の全てを失い、しかし新たなそれに縛られる彼女へのせめてもの護りとして。

アナスタシア：「これでよかったのでしょうか」
ラグナー：「これから、良くするんだろ？」
クリス：「わからねえよ」
ミライグ：「最善でなくとも次善ではあるのでしょう。」
セムネ：「うん、貴女が嫌でなければ。まずはこれから、ね」
アナスタシア：「……！そうですね！」

満場の喝采の裏では、しかしバーバ・ヤーガによるエルヴァンナ一族の粛正が行われていた。
これは正しくアナスタシアが願った「全く例年通りの戴冠式」の一環であったが、彼女がこの戴冠の暗部を知ってなおそう願ったものか。
それは分からない。
しかし確実なことは、この大粛正がなければ、いかに王族とはいえ全くの異世界から来たひとりの少女が、エルヴァンナ一族を相手に執政し続けることは難しかっただろう、ということだ。

アナスタシア：「今後もみなさんにはお世話になります。よろしくおねがいします」
ラグナー：「オレのほうこそ、しばらくは世話になるぜ」
セムネ：「…私は別次元に行ってみたかったけどなぁ…それはこの国が落ち着いてからね」暇が出来たらスーヴィアに行ってみたいなー。
ミライグ：ミライグは特に故郷に急ぐ理由もないのでのんびり。便りぐらいは出すかも。
ヤール：「しばらくは此処に留まるかぁ」

ラグナー：「そうだ、ミライグ。あんたにオレからひとつお願いがあるんだが――」
ミライグ：「何かしら、赤騎士殿。」
ラグナー：「この近くに、最近娘を亡くした未亡人がいるんだ。だいぶ世話になったからな……蘇生してやってくれないか。お金はオレが出してもいい」
ラグナー：「おぼえてるかな。ナディア・ペツカさんだよ」
ラグナー：「オレたちに関わって、家も仕事も放り出させてしまったからな…」
ミライグ：「ええ、喜んで。」
ラグナー：「ありがとよ。じゃあ、近々挨拶に行こうじゃねえか」


クリス：「早速だが俺は休暇を頂くぜ。ラシャルカの友に会いにな」
ラグナー：「クリス、あんたもそこまではつきあってくれよ。それと、グンダとグレタの回復に協力してくれると助かるんだが…」
クリス：「誰だそれは、知らねえな――俺の名はレオフリックだ、またいずれ会おう」
クリス：「何、すぐ戻る。ウィザードだからな」
ラグナー：「レオフリック……それがアンタの名か。ありがとうよ、待ってるぜ」


そして、その後の話。

ラグナー：ラグナーは、そうだなあ。しばらくアナスタシアの統治に協力しながら、グンダとグレタを治す術を探すよ。

ラグナー：「あばよ、婆さん。……あんたもこの旅、楽しかったか？」（虚空へ


クリス：ワシリーサの人形はインガにあげる予定だった
クリス：フランネルの新しい友達を贈ります。仲良くしてあげて下さい。 C


GM：http://magelixir.pgw.jp/trpg/pf/session/row1s/ed/e...



GM：エンドロールのあとCパート
GM：それはただの夢だったが、なにかを暗示していた
GM：確かに王位継承についてはアナスタシアに託された
GM：だがバーバヤーガが何をするか何もわからないのだ
GM：というところでRoWはクリアとなりますお疲れ様でした
  • *1 : バーバ・ヤーガ、あるいは“裏切りの娘”エルヴァンナを指すか？
  • *2 : エルヴァンナを指すか？
  • *3 : 具体的にどの次元界かは不明
  • *4 : 負のレベルを負うことでアイテム作成速度を加速しては呪文で回復、という日々を送っていた
  • *5 : 1d6+2ラウンドごとに
  • *6 : という名の素手打撃
  • *7 : 扉に群がる攻め手に対し、頭上から攻撃するため開けられている孔
  • *8 : セムネが隠し球として準備していた「ディレイド・コンサンプション（ダストフォーム）」も消されてしまい、PLから悲嘆が漏れた
  • *9 : 12d6冷気ダメージ
  • *10 : 「サイコブレイク」というホラーゲームネタです
  • *11 : 第五章で遭遇したときは、ライフル銃を装備していたため
  • *12 : 師匠とはセムネことりょう氏の別キャラ、ブローラーのソラングス卿のこと
  • *13 : 元の呪文は過労は消せても疲労を消せる記述がないが、GM判断により可
  • *14 : この攻撃には何気にスウォームも巻き込まれていた
  • *15 : HP45、硬度8、破壊筋力判定DC26
  • *16 : ヒールやレストレーションなど
  • *17 : ヤールの攻撃ロールが酷かったともいう
  • *18 : 以下のポーションは全て凍っており、使用前に融かさなければならない
  • *19 : 射程距離がギリギリ届いた
  • *20 : 神話能力で1ラウンドに2回ターンが回ってくる
  • *21 : ヤールは飛行状態のため
  • *22 : グレーター・スタニング・バリアー？
  • *23 : fate/grandorderのイベント画面ですｗ
  • *24 : エア・ウォーク状態のため空中に離脱することも可能なのだが、それにも同じ判定が必要。
  • *25 : オーヴァーランド・フライト
  • *26 : ブルーム・オフ・フライング
  • *27 : ヘルム・オヴ・ザ・ワルキューレによる
  • *28 : セムネは前回ババアの祝福で手に入れた呪文抵抗があるため、味方の回復呪文でさえ弾く可能性があるのだ！
  • *29 : セムネのみ、呪文抵抗で言霊を弾いてしまったが
  • *30 : ワンドより使用
  • *31 : STにはクリスのみ失敗した
  • *32 : ただし固有立ち絵はない模様ｗ
  • *33 : リミテッド・ウィッシュで再現した
  • *34 : 中に水とエスミラ女王入り
  • *35 : ランダムアイテム。セムネが判定
  • *36 : これまでに遭遇した神話級クリーチャーを含む
  • *37 : 過労状態、毒、病気、疲労状態、よろめき状態に完全耐性を得る。
  • *38 : 別卓でGiant slayerアドヴェンチャー・パスのGMをやっていることから？
  • *39 : 類似の能力をもつガーディアン・ゴーレムのようにダメージ転移にも射程距離があると読んだため
  • *40 : トリアクサスでフロストワーム三匹を連鎖爆発させた件
  • *41 : 未踏査の左側から敵性クリーチャーが出現する可能性を警戒している
  • *42 : 疲労かつ不調状態
  • *43 : 言わずと知れた、漫画『ブラックジャック』のピノコを指す
  • *44 : ダイス目20！
  • *45 : 真意看破で通訳担当と化したミライグ
  • *46 : 実は第二章？あたりからずっと持っていたらしい
  • *47 : 特に手こずったヤールは、これだけで3ラウンド、17点もダメージを受けたｗ
  • *48 : ひとりだけ幻術が見破れていない
  • *49 : なぜ嘘！？ｗ
  • *50 : エレスサール王を指すと思われるｗ
  • *51 : ファラミアを指すｗ
  • *52 : カ氏零度、摂氏にして-17度である！
  • *53 : 判定失敗すると、転倒したり強制移動されてしまう
  • *54 : ダイス目19以上でヒットだったのだが！ｗ
  • *55 : GhostSlayer特技
  • *56 : この戦闘中、秘術使い殺しとも言うべきフィーブル・マインドに耐え抜いたことを指す。
  • *57 : 戦闘開始直後に仲間のフィアー擬呪に巻き込まれ恐慌状態に陥った
  • *58 : ダイスロール2度振り
  • *59 : 攻撃回数が連撃に加速で7回。つまり1ターンに28回も攻撃ロールを振る
  • *60 : なにげに第一章からずっと持ってた
  • *61 : 開幕ブラスフェミィから即とどめの一撃
  • *62 : フリーダムな指輪のお陰で掴まれずに済んだ
  • *63 : ルーンクエストの獣人ネタ
  • *64 : 実際は暗視がないため、近づかないと像自体が見えなかった
  • *65 : なんじゃそりゃｗ
  • *66 : 地下空間
  • *67 : レッサー・レストレーションのポーション
  • *68 : ドラミちゃんはドラえもんと同じ缶のオイル（ロボット専用オイル）から作られたため兄妹の関係にあるが、使用されたオイルが分離しており、下半分に沈殿していた良質なオイルを使用して作られたドラミの方がドラえもんより優秀である、という設定がある
  • *69 : 「霊感」能力でIVを2度振りした
  • *70 : ライムペルト。ミラーは毛皮の留め具に仕込んである設定
  • *71 : 実はDR5/-を忘れていたのでもうちょっとだけダメージは小さかったんじゃ
  • *72 : 普通、激怒解除した時点で疲労状態となり、再度激怒できなくなる…が、ヤールは疲労に完全耐性…裏技だな！ｗ
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