極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

121 :名無しさん@ピンキー:2008/01/13(日) 22:08:16 ID:5H1JpItl
すまん誤爆してた、かわりに>>103のが書きあがって推敲に入ったので設定など置いとく
明日には出せるかな

雨夜 百合佳
高校1年生16歳 身長160センチ 47キロ 83-54-82
人間と吸血鬼の混血児、いわゆるヴァンパイアハーフ。
腰まであるロングストレートの黒い髪と黒の瞳は母親譲り。
顔の系統はパッチリとした大きな目とちいさな唇に長いまつげと綺麗というより
可愛いといった方が強い。
色白で体型は細身だが出てるところは出てる、化粧っ気はない…というかなくて
も十分可愛い。
ハーフな分だけ水に弱いとか日光で灰になるとかそういうことは無いが、吸血鬼と
しての能力も純血種よりはかなり劣る。
しかし銀はやはり苦手な様子でアクセサリーを触っただけでも炎症のようなものを
起こして力が出なくなってしまう。
吸血は週に1度程度で主に美少女を好む、みずほの血がやっぱりお気に入りらしい。
吸血鬼の能力としては羽で空を飛ぶ、爪で攻撃、人間なら死んでしまうような怪我でも
体力の続く限り生きていられるといったところ。

小林 みずほ
高校1年生16歳 身長155センチ 45キロ 78-55-80
普通の人間。
肩くらいまでのブラウンの髪に知的な可愛らしさをもったメガネっ娘。
身長は同年代からすると低めで女子平均よりもちょっぴり胸が無いが
バランスの取れた身体つき。
由里佳とは仲良しさんで今は二人でひとつのマンションに暮らしている、医者の
娘だけ会ってかなりの高級マンション。
部屋の一室が手術室に改造されている…。
由里佳がヴァンパイアハーフだということを知っている唯一の人物。
医者の娘で小さいころから英才教育を施されておりその腕はかなりのもの。
たまに由里佳に血を提供している。
わりとツッコミ型。
以前、血を提供する見返りに由里佳の腹部を手術室で開いたことがある。
曰く今まで見た中で一番美しくて手触りのいい内臓だった…らしい。





126 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 19:11:09 ID:L4RV0Aw7
すまん、生きる。
そして完成したのでSS投下、楽しんでくれればいいと思います。
誤字脱字や医学的におかしいところがあったら目をつぶってくだされ



ぴちゃり、くちゃ…くちゃ…
暗闇の中に水っぽいような、それでいて何か粘っこいような不気味な音が響き渡った。
あたりに人の気配はなく…いや、気配はある。
黒い雰囲気をまとった人影と、失われようとしている命の揺らめき。
ずるっ、ぶちゅるるっ…
「ひあ…あっ、ぁ…」
何かを、引きずり出すような音とともに聞こえてくるのはかすかな少女の声。
クックッと淫猥な引き笑いの声が耳障りに響いた。
闇で塗りつぶされたような景色の中、何の気まぐれか厚い雲が一瞬だけ途切れその切れ目
から月明かりが一瞬辺りを明るく照らした。
まるで抱きしめあうかのような男女のシルエットが浮かび上がる、しかし…どこか違和感があった。
男に寄り添うように顔を胸にうずめていた女…少女の表情は恐怖と激痛に襲われているよ
うで、口の端からは一筋の血のあとが。
そして男の表情は…嗤っていた、これ以上ないという楽しげでそして残忍な笑顔。
睦事のように抱き合い、男の手が女の身体をまさぐった…しかし、どこか変だ。
その豊かな乳房を?桃のようなみずみずしい尻を?熱くぬかるむような秘所を?
そのどれにも当てはまらない、そこは…白く柔らかそうな腹。
男の手首が見えない、どこに消えているのか?…答えはすぐに分かった、女の腹の中をまさぐっているのだ。
腕が動く…そのたびに悲鳴とぐちゃりとした音と血が流れ、ポタポタと落ちていく音が聞こえてくる。

少女の臓物をなぶり物にする残酷な儀式、それは女の命の灯が消えるまで続くのであった…。


午前7時現在の天気は晴れ、日中もいい天気が続くでしょう、気温は…』
さわやかな朝日が窓から差し込み、今日一日もすばらしいことが約束されたような、そんな時間。
キッチンのテーブルにはサラダやベーコンエッグなどモーニングセットが置かれ空腹を増幅させるような
香りを漂わせていた。

「ふんふん、ふ〜ん♪」

鼻歌を歌いながらリンゴをむいている少女の名はみずほ、朝食の用意は毎日の日課だった。
というより一緒に暮らしている由里佳は朝が恐ろしく弱いために彼女に朝食を任せる、イコール朝食抜き
といえばなんとなくニュアンスは伝わるだろうか?
むいていたリンゴがテーブルに置かれたと同時にチンとトーストが焼けたようだ。

「さて、と」

エプロンで手を拭き拭きしつつパタパタとこれもいつもの日課である由里佳の部屋に向かった。

カチャ…

カーテンを2重にしているせいか部屋の中は真っ暗、そしてすうすうと可愛らしい寝息が聞こえてくる。

「やれやれ、まったくいつもこうなんだから」

つかつかと部屋の中に入ったみずほはカーテンをバッと開けた、とたんに朝日が部屋の中に差し込んでくる。
朝のさわやかで気持ちのよい日差し、しかしいまだ夢の中の少女にとってそれは邪魔者以外の何者でもなかった。

「う〜ん」

ベットの中で寝ていた由里佳はそのまぶしさに無意識に布団を深くかぶりむにゃむにゃと渋い顔をした。

「由里佳、朝だよ。早く起きないと遅刻するよ」
「むにゃ〜」
「むにゃじゃないってば」

ゆさゆさと由里佳の身体をゆすってみるが…あまり効果は無い。

「うぅん、まだねるぅ〜」

うっすらとまぶたを明けた由里佳は、それだけ言うとまた夢の中へ…。

「まったく…」

みずほは机の上にあった箱を開けた、その中に入っているのはキラリと輝くメスが一振り。
それを握り締めるとベットの横からしゅるりと滑り込ませた、そして由里佳の耳元に唇を寄せて。

「早く起きないと、あけちゃうよ?」

いいながらツンとお腹の辺りをメスの先でつついた、チクリとした痛みを感じた由里佳はゆっくりと目を開けた。

「んう〜、それはやだ〜」
「ほらほら、ならサッサと起きる!顔でも洗ってすっきりさせてきなさい」
「あう〜」

のろのろと由里佳が起き出すのを確認しみずほはキッチンに戻っていった。


「ふあ、おはよ」
「おはよう、いい加減一人で起きれるようになりなさいよね、小学生じゃないんだから」
「いいじゃん〜みずほちゃんが起こしてくれるんだし〜」
「わたしゃあんたの母親かいっ!」

びしっとツッコミが入ったところでコーヒーが入ったようだ、眠気覚ましにちょうどよいと由里佳は
カップに注いでこくんと喉を潤す。
今の由里佳は寝ていた状態そのままの格好だ、大き目のワイシャツを一枚羽織っただけのラフな格好。
ボタンは上二つが外されておりノーブラの胸の谷間が覗いていた。
脚を組んで座っているせいで太ももが惜しげもなく晒されて白と青のしましまのパンツがその存在感を示していた。

「制服くらい着てきなさいよ」
「やだ、コーヒーこぼしたらまた着替えなきゃいけないもん」
「子供かっ!」

本日2度目のツッコミ、まぁこの二人の朝の日常ではあった。

『さて、次のニュースです。また一人連続少女猟奇殺人事件の被害者が出てしまいました。県内の高校に通う
飯田咲さん(16)で今日今朝早く、家近くの公園で遺体となって発見されました。遺体さんは胸や腹、背中数
箇所に切り傷があり出血多量によるショック死と…』

もふもふと朝食を取っていると朝から血なまぐさいニュースがテレビから飛び込んできた、そして犠牲者は
二人が通う高校の生徒だった。
みずほはやれやれといった様子で呟く。

「また?これでもう7件目よ?いい加減犯人捕まらないのかしら」
「ん〜、警察もがんばってるみたいだけどね〜、成果は上がってないみたい」
「最近夜に出歩きにくくなっちゃって困るわよ」
「そうだね、きっとみずほちゃんは狙われるタイプなんじゃないかな?かわいいし」
「こ、こらっ!」

くすくすと笑う由里佳に顔を真っ赤にして瑞穂は怒鳴った。
しかし由里佳の言ったことももっともだ、少女連続猟奇殺人…狙われているのはいずれも14〜18歳くらいの
容姿が極めてよい少女だけだったのだから。
その基準からすれば二人は間違いなく狙われるであろう可愛らしさを持つ美少女だ。

「怖いよね〜、みんな身体中切り裂かれて殺されてるんだもん、テレビじゃ言ってないけどどの死体も内臓
出ちゃってたって話だよ」
「うへ、そりゃスプラッタだわ」
「みずほちゃんじゃないの?」
「あほかっ!」
「…いたい」

すぱこーんと本日3回目の突っ込み、割と本気。

「でも〜、これは由々しき事態だよ〜、美少女ばかり狙われてあたしのご飯が少なくなる〜」
「あ〜、あんた可愛い子の血しか吸わないもんね」
「えへ〜、みずほちゃんもとっても可愛いいよ〜、それにおいしいし〜」
「…コメントしずらいわ、それ」

苦虫を噛み潰すような表情をするみずほ。
顔面に新聞紙を叩きつけられてちょっと涙目の由里佳、しかしその表情は真面目なものへと変わる。


「これ以上被害者が増えると候補減っちゃうし、なにより夜に誰も出なくなっちゃうからそもそもご飯に
ありつけないし…あたし犯人捕まえようかな」
「えー?アテはあんの?警察だって捜査空振りしてるみたいよ?」
「確か目撃例があるんでしょトレンチコートを着てシルクハットを着たマスク男」
「そんだけ怪しけりゃすぐ捕まりそうなものよね」
「ま、あたしが夜道を歩いて囮になれば襲われるかも、犯人のお眼鏡にかなえばだけどね〜」
「由里佳ならかなうでしょ」
「あ、あたしのこと可愛いって思ってくれてたんだ、嬉しいな〜」

ニコニコと笑顔を見せる由里佳にうっ、とみずほは言葉が詰まるった、それをごまかすようにパンをかじる。

「モグモグ…でも大丈夫なの?みんな抵抗らしい抵抗も見せずに殺されちゃってるじゃない?危なくない?」
「う〜ん、大丈夫だと思うよ、少しくらい斬られても地面に引きずり倒せばいいんだし、力じゃ負けないよ〜」
「まぁ、ヴァンパイアの力で引きずり倒されたら何も出来ないでしょうね…って、怪我前提かい」

由里佳の腕は細い、しかしその見かけで舐めてかかると100%痛い目にあうのはみずほはよく分かっていた。
それに…確かに警察に任せておくよりはこっちのほうが手っ取り早いとも正直、思う。

「ほんなわけで、今日からドキドキ囮大作戦始めるんでよろしく〜」
「止めろといっても聞かないでしょうからね、まぁ怪我には気をつけてよね」
「うん、でも怪我したら…血、頂戴ね」
「う、ま、まぁ考えておくわ」

ヴァンパイアにとって血液には癒し効果がある、これにより多少の傷ならその場で完治してしまうのだ。
このときは二人は割りとお気楽な気分でいた、しかし…これがなかなか一筋縄ではいかなかったようで…。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

夜の空に白く輝く月が浮かんでいた、今日は三日月…雲ひとつ無い今日はその姿がはっきりと見える。
時刻は午後10時を回ったところ、このところの事件のせいか辺りに人の姿は無い。
所々に街灯の明かりはあるが、静けさとあいまってかえって雰囲気は不気味に感じるだろう。

「さ〜て、出てくるかな〜通り魔さんは」

なんとなく場違いな明るい少女の声が聞こえてくる、その声の主はもちろん由里佳だった。
指定のブラウスにネクタイを締め、プリーツスカートという学校帰りそのままのスタイル。
学校が終わってからいったん家に帰りかばんを置いて手ぶらになり、時間を潰して囮大作戦決行!
と相成ったためにそうなったのだ。
襲われた少女たちがみな制服姿だったことから、こっちのほうが襲われやすいと判断したのだった。

「昨日の今日で出てきてくれるかな…昨日の今日っていうのはやっぱり無茶だったかな〜」

ぶつぶつと独り言を言いながらわざと人気の無いような道を選びぷらぷらと歩いていく…さすがに誰にも
会わない、時折バイクや車が横切っていくのみだった。
目撃証言による犯人と思われる容姿は分かりやすいもののため居ればすぐに分かるだろう。
まぁ居てもいきなり襲い掛かることも出来ないだろうけれど、人違いで押し倒したりなんかしたら下手をしたら
自分が犯人にされかねないパワーを由里佳は持っている。

「ま、なんとかなるかな〜」

あくまで彼女はお気楽だった。





由里佳は携帯電話の時計を見た、時刻は11時半を回ろうかといったところ。
一向に犯人らしき容姿の人物は現れなかった、やはり今日は警察の動きも警戒して出ないのだろうか。
ディスプレイにはみずほからのメールが映し出されていた。

『そろそろ、帰ってきなさい』

みずほのメールはいつも簡潔だ、しかし今メールが来るということはこの時間まで起きて待っているという
こと、やはり何だかんだ言って心配なのだろう。
みずほの気持ちが分かっているからこそ、由里佳の顔にも自然に笑みがこぼれた。

(う〜ん、今日は出そうに無いよね…あまり待たせるのも悪いし、今日は帰ろうかな)

携帯電話を胸ポケットにしまうとふう、とひとつため息をついた、今日はもうだめだろう。
収穫なしという徒労感が疲労に変わるのを感じつつトボトボと家路に着こうとした、そのとき。

「…いた」

前方から歩いてくる人影、そいつはグレーのトレンチコートを着込みシルクハットをかぶっていた、そして…顔にはマスク。
目撃証言そのままの姿が、こちらに近づいてくる。

(わ〜、ほんとに出ちゃった、どうしよ…で、でもいきなり殴り倒すのもアレだよね、人違いだったらまずいし)

心臓の鼓動が早まる、緊張感が高まり口の中が乾いてくる、どうするか考えるまもなく一歩、また一歩とお互いの距離が近づいて…。
すれ違った、男には殺気が無くほんとうに、ただすれ違っただけ。
由里佳はものすごく緊張したというのに正直肩透かしを食らった感じだ。

(あ、あれ?何もしてこない?お眼鏡にかなわなかったのかな、それとも人違いなのかな?)

頭の中でぐるぐる回る思考、そうしているうちにどんどんと遠ざかるその背中、焦りが生じる。
一瞬の躊躇の後、少しつけてみようかと歩き出したその時。


がしっ!

「!」

まったく気にしていない方向からいきなり肩をつかまれた、一瞬で血液がぶわっと活性化するのが分かる。
肩を掴んでこちらを向かせようとするその力に一瞬その瞳が輝く、ヴァンパイア特有の紅色。
ザッ!と足を広げスタンスを保ち、振り向きざまその人物を引きずり倒そうとした瞬間…!

「何をしている!」
「…へ?」

振り返ったそこには巡回中と思われる一人の警察官が居た、懐中電灯を持ち厳しい表情をしている。

「え?…あれ?」

掴みかかろうとした手のやり場に困りなにか泳ぐような感じになってしまった、どうやらこの警官は…怒っているようだ。

「こんな夜中に、一人で何をしていると聞いている、君高校生だな?その制服は昨日殺された女の子と同じ
じゃないか、なんで出歩いているんだ!学校から注意が無かったのか!」
「え、あー、あ、その、じゅ、塾の帰り…ですけど」
「嘘をつくな、かばんも何も持たずにか?」
「あうー、そ、その…そそうだ!さっき殺人事件の目撃証言と同じ格好をしたひとが居たんです!ほ、ほらそこに!」

指をさした路地には何も無かった…ひゅうと寒々とした風が吹き抜けていくのが分かる。

「あは、あはは…」
「ごまかそうとしても無駄だぞ、大体こんな時間に一人で出歩くなんて事件のことを知らないのか?」
「知ってます、けど〜」

どうにも語尾に強さが無い。

「家はどこだ、送っていってやろう…それと、このことは君の学校に連絡しておくからな、指導を徹底してもらう必要がある」
「あ〜それはやめて〜」
「自業自得だ、さぁ来るんだ」
「あ〜〜〜〜」

哀れ、警官に引きずられていったのだった…


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「す、すいませんでした〜」

ガラガラと扉を開けて職員室から出てきたのは由里佳、その顔はげんなりとしていた。
ばっちりと警官から学校に連絡が来ていたのだ、自校の生徒が殺人事件の犠牲者になっていたこと
もあり、それはもうすごい剣幕で怒られた。
身体に疲労感がどっと押し寄せてくる…教室に戻った由里佳は自分の席に座ると机に突っ伏した。
みずほが呆れ顔でお昼のパンを用意して待ってくれていた。

「絞られたわね」
「あうあ〜、耳が痛い〜」
「まぁ、それも仕方が無いわよね、昨日の今日なんだから」
「あの時そっくりの男さえ居なければ、おまわりさんと会うことも無かったのに〜」
「というか、巡回強化するのは当たり前じゃないの、もう何件も起きてるんだし起きたばかりなんだし」
「あうあ〜」

もふもふとパンをかじりながら苦虫を噛み潰したような顔をしている由里佳、それでもなお可愛らしさが残っている。

「ま、しばらくは控えておいたら?また捕まったら今度は停学くらい考えられるんじゃない?」
「それはやだ〜、みずほちゃんが代わりに定額になって〜」
「アホかっ!」

駄々っ子のようにぶんぶんと首を振った由里佳にすかさずツッコミが入った。
しかし、しばらく大人しくしているしかないだろうかと心に決めた由里佳であった。



しくじった夜から一週間後の午後10時、由里佳は再び夜の路地を歩いていた、格好は前回と同じブラウスと
ネクタイ、プリーツスカート。
あれから被害者は出ては居ないがやはり出歩く人影は無かった、あの殺人事件以来小さな町から活気が失われ
たように感じる。
そしてそれは由里佳の夜のお食事にも大打撃であった、狙われるのが美少女のせいでめっきり女の子の姿が
まるで夜はなくなってしまっていた。

「も〜、犯人出てきてよ〜!こっちにも事情があるんだから〜」

殺人犯に出会いたがる女子高生という奇妙な絵がそこに繰り広げられていた…。
夜の静まり返った街に、そこだけ気の抜けたような雰囲気があるというか、なんとなく場違いな感じもする。
しかし、やはりそう都合よく犯人のような姿をしたものが現れる訳も無く、いつしか街灯も無い町外れの空き地に来ていた。
ここは昼間でも訪れる人が少ないなんとなく陰気なところだった、そして…何回か殺人事件が起きた場所
でもある、訪れる人は余計にいなくなっているのだ。
犯人は現場に帰る、そこに一縷の望みをかけてやってきたのだが…。

現れた人影、手には懐中電灯…それを見た瞬間に思わず地面に座り込んでしまった。

「…またお前か、学校に連絡したと思ったんだがな…」
「はい、ものすごく怒られました…」

呆れ顔の警官にどよ〜んと力の抜けた表情の由里佳が対照的、一番見つかりたくない人に見つかったのだからそれも仕方が無いか。

「大人の言うことは聞け、殺人犯に襲われたらどうするつもりだ、命がいらないのか」
「いえ、命はいりますけど、その…うあ〜」
「…ま、また怒られるんだな、自分で撒いた種だ」
「あう〜、連絡はしないでください〜、犯人を捕まえようと思っただけなんです〜」
「はぁ!?」

由里佳の一言に警官の顔がぽかんと間抜けなものになった、それはそうだろう…ただのの女子高生が人を
何人も殺している殺人犯を捕まえようというのだ、無茶にもほどがある。
もっとも、由里佳は普通の女子高生ではないのだが…。

「言っている意味が分からん、するとお前は、わざわざ犯人に会うためにこんな時間に歩いている、と」
「そうなんです〜、囮って奴ですよ〜」

もはや疲れたといった表情でのろのろと立ち上がるが…言って気づいた、こんなことを学校にばらされれば
怒られるどころじゃ無くなるのではないかと。

「な、内緒にしててください〜、学校には言わないで〜!」
「…そうか、そんなことを思っていたとは、思わなかったな、すまない事をした」
「お願いしますよ〜…って、え?」

警官の声音が変わる、その瞳に…怪しい光が差し込む。


ズ・・ブリ・・・

「あんっ!」

由里佳の腹に突然走る灼熱感、そして激痛…突然のことで何が何だか分からない。
その様子を楽しげに見ていた警官が呟いた。

「いきなり、試合終了になっちゃったかな?勇敢な女子高校生君?」

腹に感じた痛みが、奥のほうまで突き進んでこようとする感触を覚えた、とっさの判断で後ろにステップで
距離をとる、ぬぷっという音が聞こえた。
そして腹部を押さえるとぬるっとした生暖かい感触、恐る恐る視線を落としてみるとその手のひらは…真っ赤に染まっていた。

「うあっ!」
「おや、勘が鋭い子だ…そしてイキもいいね」

腹を押さえてくの字に折れる身体、痛みにくらむ目で警官を見るとその手に握られているのは鋼の色に輝く
サバイバルナイフ…そしてべったりと血がついていた、それは…由里佳の血。
由里佳は瞬時に理解した、犯人は…こいつだ!

「おしいね、押し込めば中まで届いたのに…ほら、ここまでしか血がついていない…他の子はね、根元まで刺さったのに」
「くぁ、い、いたっ…」

サバイバルナイフを見せながら楽しげに語る警官の表情は先ほどまでとはまったく違っていた、まるで獲物を
前にした狼のような顔をしている。

(ゆ、油断したぁ〜、いたたっ)

普通の人間ならば動けなくなるところだろうが由里佳はヴァンパイアハーフだ、この傷ならまだまだ動ける…
ぐっ、と脚に力を込めると警官に掴みかかろうと飛び出した。

「なにっ!?…ほほう、まだ動けるんだ…傷が浅かったようだな?」
「は、外れた〜」

警官の頬に一筋の傷が刻まれている、由里佳の爪がかすったのだ、そこからたらりと赤い血が流れだした。
これには警官もいささか驚いた、腹をさされた少女が反撃してくるとは思わなかったからだ、警戒感を強める。
一方の由里佳はこの一発で引きずり倒してやりたかったところだが当てが外れて苦い顔をしている。

「まてっ!やあ!うりゃっ!」

少女の鋭い掛け声が当たりに響く、一度外されたくらいであきらめてなんていられないといわんばかりの気迫。
しかし警官の動きは軽やか…というか異常に早かった、ヴァンパイアハーフの攻撃を捌き切るほど。
まるで鏡に反射した光を追っているような感じだ。


「はぁっ、はぁっ、つ、捕まえられない…」
「その傷でそれだけ動けるとは、お嬢ちゃん…只者じゃないな」
「うっわ、余裕しゃくしゃくって感じ…頭にくる〜!」

動き回ったせいで傷口からの出血は増すばかり、ブラウスの腹部部分は鮮血で真っ赤に染まっていた。
それと同時に、この警官の動きに違和感を覚えていた、どうやら痛みで身体の動きが鈍っているだけでは
なさそうだ、この警官には秘密がある、動きが人間にしては速すぎる。
由里佳の身体に緊張が走る、集中力を高める…そして、疾走。

「やああっ!」
「うおっ…あぶねぇ、こいつは驚いた」
「うぅ、もう少しだったのに…」

警官の制服、わき腹の辺りがバックリと裂けていた、由里佳の渾身の一撃…無傷であれば、間違いなく当たっていただろう。
強く地面を蹴った瞬間、腹部の強い痛みで反応が鈍ったのだ、警官の額に冷や汗がにじんでいる。

「これはこれは…ずいぶんと鋭い爪をお持ちで、俺と同じく人間じゃないなお穣ちゃん」
「えっ?」

警官の言葉にはっと驚いた表情を見せる、自分がただの人間ではないと見破られたこと、そして…わたしと、おなじく?

「元気な少女は嫌いではないがな、少し大人しくしてもらおうか」

パチン
警官が指を鳴らした、周りの空気がざわめいたように由里佳は感じた…そして。

ぶつっ、ぶつっ

「うあ…」

少女の身体ががくん!と前のめりにつんのめった、足首に痛み、そして身体を支えていられなくなった。
とっさに手を前に出して顔面から地面に転ぶのは避けた、四つんばいの体勢から再び立ち上がろうとするが足首がぷらぷらして立てない。

「ぐっ、いたっ…なに、これ」
「ふ、君の動きは厄介だからな…アキレス腱を切らせてもらった」
「うそっ!」

あわててかかとのところを見る…何か鋭いものに深く切り裂かれたような傷と、あふれ出る血液が目に映った。
いつの間に嫌えたのか理解できない、それ以前に自分の目の前に相手はいたではないか。

「驚いたかい?よく切れるだろう…私の風の刃は」
「風の刃…!風を操る…?もしかしてっ!」
「そうさ、さっきはナイフなんか使って見せたけどね、我々鎌いたちはこっちが本業なんだ…こういう風に」
「かまいたち!?風の…妖怪!」


ヒュン!シュバ!チュイン!

「んっ、きゃあっ!」
「いい声だ、くくっ、久々だからな、力が入っちまう」

見えざる風の刃がいくつも由里佳の身体を襲った、背中、太もも…そして左腕。
恐ろしい切れ味のそれは少女の柔らかい身体など簡単に切り裂いた、骨まで見えそうな腕、どこまで
届いているか分からない背中の傷、そして太ももは筋肉の筋が目で見えるほど、数秒たってぶわっと傷口に血液があふれる。
どさりと少女の身体が地面に転がった。
まさか警官が鎌イタチだったとは…しかし、あの俊敏な動きや風の刃を操るそれは紛れもなく鎌イタチそのものだ。
抵抗らいい抵抗も出来ずにみな襲われたのはこのためか、警官の制服も油断させるのに一役買っていたのだろう。

「うああっ、いた…ふえ…」
「痛いだろうねぇ、でも、まだまだこれからなんだよ、宴は」
「こ、このっ!」

由里佳は手近にあった石を掴むと警官に思いっきり投げつけた、唸りを上げながら飛んでいったそれは顔の横を
通り過ぎ夕闇の中に見えなくなっていった、少女とは思えないパワー。

「そんなになってもまだ反撃できるとはすばらしい、あながち俺を捕まえようと思うのもうなずけるな」
「うぅ…」
「君、いいね…今夜は楽しめそうだ…くくっ」

再びうなりを上げる風、そして白銀の月夜に鮮血が舞う。
由里佳は両肩をざっくりとえぐられていた、腕が上がらない…どうやら腱を斬られた、アキレス腱と肩…
両方やられてはもはや由里佳は逃げることも出来なくなっていた。

「くく、どうだい?絶望と恐怖の世界へようこそ」
「…っ!」
「おやおや、まだそんな目を出来るとは、ふふ、いつまで持つか楽しみだ」

警官は倒れた由里佳を足で蹴って仰向けにさせるとナイフでネクタイを切り払い、ブラウスのボタンをナイフで
器用に弾き飛ばしていく、月の光で照らされた由里佳の素肌は白く滑らかで美しく映える、そして血で赤く染まった
腹部が一種異様な色彩をかもし出していた。

「白いブラジャーね、顔に似てかわいらしいものだ」
「う、うるさいよっ!」

フロントホック部分をナイフでなぞると簡単にブラジャーが壊れた、圧力から開放されてカップがふわっと浮き上がる。
乱暴に警官がそれを払いのければ現れるのは柔らかそうに膨らんだ乳房と先端のピンク色。
由里佳の顔が羞恥で真っ赤に染まった。

「へぇ、細い割りに結構あるね…最近の女子高生は発育がいいって本当だよ」
「〜〜〜〜!」

警官の手がモニモニと由里佳の膨らみを弄ぶ、腕が動かず立てないために身体をくねらせて逃れようとするが
徒労に終わった、その抵抗がかえって男の嗜虐心をそそった。
警官の目が妖しく光る、胸を弄んでいた指がつつっと下の方に下がってきたのだ。
胸の下のふくらみをなぞり、みぞおちを刺激してうっすらと浮き出した肋骨をなぞって…。
最初に刺したナイフの傷口にその指先が到着した。


「っぅ!」
「くくく、いい声で鳴いてくれよ、我慢なんかしなくていいんだ…思う存分声を聞かせてくれ」
にいっと、警官の顔がゆがんだ快楽に呼応するように不気味な笑顔を見せた。
次の瞬間、その指先は由里佳の傷口に埋没した。

「くああっ!」
「狭いな…まぁ、そのうち大きくなるだろう」

腹部にあいた傷口は指三本はいるのがやっとの大きさ、そこに4本指を突っ込んだのだから無理やり傷口が
広げられて由里佳は激痛に声を上げた。
由里佳の腹がヒクヒクと痙攣している、異物を進入させまいと腹筋が抵抗しているのだ。
しかし警官の爪は鋭くぷちっ、ぷちっと筋肉が裂けていく…ヴァンパイアハーフとはいえ少女の腹筋は柔らかいものだ。
入り口を広げるように入れたり出したりしていくうちに、手の動きは窮屈そうな感じはなくなってスムーズな
動きに変わる、そしてそのたびに警官の手は由里佳の血で真っ赤に染まっていく。

「いたい、いた…んんっ!」
「くく、ほらほら広がってきた、親指もはいるかな…ぬん!」

ぶちゅりっ!

「あああああああああ!」

一際響く由里佳の悲鳴、そしてぴぴっ、と警官の顔に血が飛んだ。
なんということか、警官の5本の指全てが由里佳の体内に埋没した、そしてその指先に触れるのはぬるぬるとしたもの。

「…やっぱり刺しが甘かったね、腹膜に傷がついてない…もっとも、楽しみがひとつ増えたけど」
「ぅぁ…う・・・っ」
「くく、これで下ごしらえは終わるよ」

ずるりっ!

「かはあっ!」

警官にしてみれば簡単な作業だった、そのまま力を込めただけで由里佳の腹はずぶずぶとその手首まで手を飲み込んでいった。
警官は慎重に手を進め、腹膜を傷つけないように手を広げると由里佳の腹膜にべったりと手をついた。
腹膜越しに蠕動する内臓の感触が警官の手を刺激する。

「くく、どうだい?この薄い腹膜一枚で僕の手と君の内臓は隔てられている…いわば君の最後の砦といっていいだろう。
それを今から突き破り君の中身が僕の手の中に落ちる…ゾクゾクするね、感想はあるかい?」
「……」

楽しげに話す警官を由里佳は涙目になりながらも睨み付けた、自分は決して屈しないという決意の現れである。
全身に響き渡るような痛みが身体を支配する中、時折身体をヒクつかせながらも心はこんな外道には
折れない、とその決意は悲痛なほど健気だった。

「可愛い顔してにらみつけちゃって、君は本当にソソるね・・・じゃ、君の内臓の処女…もらうね」

どうやら由里佳の腹膜を処女膜と見立てているようだ、つぷっ、と腹膜に爪が立てられ。



ぶちっ!ぶちぶちぶちぶちっ!

「あう、ああっ!うんぁ!!やあああああああっ!」

びくっ!びくっ!と由里佳の身体が痙攣を起こす、背中が反り返りその白い喉が顔を反らせたせいで露わになる。
鳩尾辺りから下腹部まで、ほぼ一直線に腹膜を引きちぎられた、四本の指で蹂躙されたそれはその一撃でずたずたに
されてしまった、その激痛は容赦なく由里佳の身体を襲う。
その悲痛だが可愛らしい悲鳴があたりに響き渡った、その声はことさら警官の耳に心地よく響いた。
さらに警官はその裂け目から手を滑り込ませれば暖かくぬめる由里佳の内臓についにたどり着いてしまった。

「暖かい…これが君の命のぬくもりか、それに弾力も良いね」
「ぅぁ…びくっ、…くふ…っ」
「ふふ、さすがに口も利けないか、しかし暴れまわらないのはたいしたもんだね」

指先で小腸を弄びながら手のひらを動かしていく警官、手を動かして鳩尾の辺り…手に触れる袋状のものからずるりと
内臓の表面を手のひらで触れながら移動させる。
するとまずは胃、そして横に走る大腸に複雑かつ精密に収められている小腸と臓器器官ごとの凹凸がはっきりと感じられた。
警官は何度も手を往復させてその感触を楽しむ、その無骨な手は何の遠慮もなしに少女の繊細な内臓を撫で回していった。

「んあっ、はぁ…はぁぁ…ぐ…ふ…」

由里佳の瞳に光る涙、しすて薄くあいた可憐な唇からは透明な唾液がトロトロと流れ出していた。
その呼吸は苦しげで痛々しかったがそれでもなお可愛らしさは失われていなかった。

「さて、ちょっと奥に行って見ようか…」
内臓表面の感触を楽しんでいた警官の手に変化が生じた、ぐねぐねと収まっている腸と腸の間からさらに奥へと侵入する。
その細い腹の奥へ、温かい内臓の奥へと。

くちゃ…くちゅ…にちゃ…

「ふあああっ!な、なかに…!」
「おお、手に腸が絡みついてくるよ…君は内臓までいい女だな」

差し込んだ指と指の間に腸が絡まる、手の甲にまでぬるぬるとした熱い小腸が覆いかぶさる。
ヴァンパイアの生命力が逆に警官を楽しませる皮肉な結果になってしまっていた。
さらに手が進入していく、鳩尾の辺りがボコボコと不自然に盛り上がっていくのが身体の表面からも観察できた。

「あった、これをね、こうするとみんないい反応を見せてくれるんだ」

ぐにゅっ!

「ごぶっ!ごほっ!うえぇっ!」

ぎゅ!と体内で何かを握られたと同時に、由里佳の口からごぶりと黄色がかった液体が大量に吐き出された。
ぐっ!ぐっ!と握られるたびに強制的に吐き出される…胃液。
警官の手はまるで水袋を握り潰すようにじかに由里佳の胃袋を握っているのだ。
さすがにこれは耐えられない、身体が胃を握られるペースと同じ周期で跳ね上がり、瞳を覗いてみると意思を
持っていた光はうすれ瞳孔がきゅ、きゅと広がったり縮んだりしていた。


「おや、目の光が…君もここでリタイアか、まぁしょうがないかもね」
「ぅ…ぁ…」

既にその腹部は真っ赤に血で染め上げられて薄い腹筋が痙攣する、太ももがびくっ、と時折跳ね上がりスカートからは
縞々のパンツまで血に濡れていた。

冬の寒空の中、警官は残酷な遊戯を楽しんでいく、しかし。
ふと、由里佳がかすかに動いたように見える。

「じめてじゃ…ない」
「ん?」

かすかに由里佳の唇が動いたのが警官にみえた、その動きはうめき声のような無作為なものではなく、意思を持った動き。

「はじめてじゃ、ない」
「…なにがだね?」

何をしゃべろうとしているのか警官は興味を持った、ここまでされてまでいまだしゃべろうという意識があることに感嘆した。
そして由里佳の言葉にその表情、喜びの感情は一変することになる。

「あ、あたしは前にもお腹を開かれてる、中を触られてる、ううっ、だ、だから、貴方ははじめてじゃ…ない…」
「な、なんだとっ!」

警官の表情が見る見るうちに憤怒の表情に変わる、思いっきり冷や水を浴びせかけられたような錯覚を味わっていることだろう。
歯軋りが聞こえてきそうなほど歯を食いしばり悔しがっているのがありありとわかり、由里佳は苦しみの中少しだけ溜飲を下げた。

「貴様、病気か何かでか!…クソッ!」
「…きゃああっ!うぐ!うぐっっ!」

警官は無造作に腸を鷲掴みにして握り締める、今までのような弄ぶような手つきではない本当に、無造作に。
握り締められた腸がぐにゃりと変形し潰れ由里佳の身体が跳ねるように痙攣した。

「チッ、しらけさせやがって…ぶちまけて死ね」

腸を握られたままその手が引き抜かれそうになる、お腹の中の腸がずずっと引っ張られそうになり…。


警官の手が動いたのはそこまでだった、肘の少し下をほっそりとした手が掴んでいる。
紛れも無くそれは動けなくしたはずの由里佳の右手。

「な、なにっ!お前の肩は切り裂いて動けないようにしたはず!」
「うぐっ…ざ、残念、あたしも、人間じゃないんだ…半分だけ、はぁ…はぁ…」
「半分だと、じゃあお前は…ぐあああああ!?」

メキ、ボキボキッ!

男の悲鳴が上がる、由里佳の手は恐ろしい力で警官の腕を握りつぶしていた、フルパワーで。
痛みに叫ぶ警官を腕力だけで引きずりこむと男の耳元でささやいた。

「おしえたげる…ヴァンパイアだよ」

その瞳は母親譲りの黒色が消え、真っ赤に怪しく光る。
由里佳はただされるがままになっていたわけではなかった、右肩にだけ集中して自己治癒能力を高めることに心血ををそそいでいた。
普通のヴァンパイアならばもっと早く、しかも全身の傷を治すことが出来るだろうが由里佳にはそこまでの力は無い。
それならばと一点集中で反撃できるように、身を犠牲にするような作戦。
決して楽なわけではない方法、いいように内臓を弄ばれながら、屈辱に耐えながらここまで来たのだ。
それら全てを返すように由里佳は男に噛み付いた。

ぶつっ!

由里佳の牙が男の首筋に突き刺さり男は痙攣を起こした、そして急速に力が抜けていくのを感じる。
いつものように少しだけ血をもらうような生温い吸い方ではない、全身の血液を生命を、その存在までをも吸い尽くすような容赦の無い吸血。
すべてが吸い取られていく、警官の顔が恐怖で引きつった。

「ごああ、や、やめ…ロオォォ」
「…やだ」

いつしか片方の手も回復していた、吸血によって身体の治癒力を高めているのだ。
命ごと吸い取っているからこそできる芸当だ。

「しにた…く、な…」
「バイバイ」

渇きを失った警官の顔、手、体…牙を離した由里佳が軽くぽんとその体を押すとまるで砂で出来た人形のように
サラサラと崩れ落ちていく…後に残るのはその制服と握りつぶされた肘から先、いまだ由里佳の体内に埋没している。
握り潰していた為にこの部分は吸えなかったのだろう、生前のみずみずしさを保っていた。
連続少女猟奇殺人事件の犯人はその存在すら吸い尽くされ、事件に幕が下ろされることとなったのだ。



「はぁ…はぁ…お、おわった〜」

少女の瞳から赤い光が消えてもとの黒色に戻った、よっこいしょと身体を起こしてひとつため息をついた。
見れば背中や太もも、そして切られたアキレス腱がすっかり治癒していた…男の血、生命を使って癒されてるのだ。
腹だけは吸血の間警官が逃げないように腹に埋没させたまま掴んでいたのでそのままだった、異物があるまま癒すことは出来ない。
とにかくうまく倒せてよかったと由里佳は安堵していた、もうこれで少女たちが犠牲になることはなくなるだろうし…
ひいては夜のお食事にも平和が戻ることになる。

「さて、これ抜かなきゃ…いてて」

ぺたんとお尻を地面につけて太ももをすり合わせた女の子座りでうずくまっていた身体を起こし、お腹に埋まった
ままの腕を掴みぐっと引き抜こうと力を込めた、ずずっと少し抜けた時点でお腹の中に違和感を感じた、何かが引っ張られてくるような感触。

「うぁ…っ、おもいっきり内臓掴まれてる、引っ張ったら、うぐっ!出てきちゃう…」

警官の手がまるで怨念のように由里佳の腸を鷲掴んだままになっている、最後まで厄介な男だった。
由里佳は思案する、自分の手も腹の中に突っ込んで指を引き剥がしてもいいがそれは傷口を大きく広げる
ことになってしまうだろう、新たに傷がつくわけだから痛みがまた増えることになるし傷口が広がれば別の問題も出てくる。
しかしこのままにしておくわけにもいかない…由里佳は決心した。

「うっ、ふんぅ…あああ…っ、んぐうっ!!」

警官の手がゆっくりと傷口から姿をあらわしてきた、由里佳の血で真っ赤に染まっていた。
そして腹の中に生じる引っ張られる力…由里佳はそれを合えて無視した。

ずっ…ずずっ…ずるりっ!

「んあああああっ!」

ぱちゃ、ぱちゃという音とともに血がしぶく、びくっ、びくっ、と少女の肩が震える。
警官の手が引き抜かれた、由里佳の小腸と一緒に…。
細い管のようなその臓器は鮮やかな桃色で血にまみれていた、まるで違う生き物のようにヒクヒクとうごめいている。
しかし手に掴まれていた部分は押し潰されて血行が阻害され、白く変色してしまっている。
由里佳は背中を丸めてひとしきり苦しんだ後、警官の指を切り落としながら完全に異物を取り除いた。
太ももの上、血を吸ったプリーツスカートの上に開放された腸がぺちゃりと落ちていく、外気に
晒されたそれはうっすらと白い湯気を立てて…。

「ひうっ、うっ、んふ…ぅ、あぁぁ…」

ぽろぽろと涙をこぼしながら荒い息をついていた由里佳はしばらく悶えていた、風が内臓をなでるだけでうめき声が漏れる。
しかしこのままここにいるわけにも行かない、万が一誰か来るかもしれないし、自分の身体も
直さなければならない…由里佳は一息つくと腹の傷口を片手で押さえ、もう片方の手で露出してしまった腸を
零れ落ちないように掴んだ、くちゃっと湿った音が響く。
初めて触る自分の内臓に奇妙な感覚を覚えた。

「うっぁ…はやく…帰ろ…」

由里佳の背中、肩甲骨の辺りが盛り上がりブラウスを突き破って何かが出てきた。
闇夜に溶け込むそれは漆黒の羽、月明かりに照らされたコウモリのような翼はヴァンパイアの証である。
バサッとゆっくりと羽ばたくと由里佳の身体が浮き上がった、少しずつ地面が遠ざかっていく。
腹部からの出血が太ももを伝いポタポタと滴り落ちていく、それはたしかにここにいたという少女の証。
ハーフである彼女が蓄えられる力はそれほど多くない、他の傷を治すのにも使ってしまったし無事に家までたどり着けるか…。



「おそいわねー、どこをプラプラしてるのかしらまったく、連絡くらいよこせばいいのに」

みずほは自室で出された課題をこなしつつ由里佳の帰りを待っていた、心なしかいつもより課題のペースが乱れている。
やはり由里佳のことが心配で手についていないのだろう。
もしかしたら遭遇しているのかもしれないと思うときが気ではなかった、時々無鉄砲とも言える行動力で墓穴を
掘ることもある由里佳のことだ、もしかしたら…と。
そして、その予感は的中することとなる…。

バン!カラカラ…どさっ

「ん?」

リビングのほうから窓が開く音がした、しかしそれはおかしい。
この部屋は高層マンションで33階にあるために外からの侵入はほぼ不可能であり普通は中からしか開けることが出来ない。
玄関はしまっているから中から他の誰かとは絶対にありえない。
ひとつの例外を除いて。

「帰ってきたかな、まったく、玄関から入ってといつも言ってあるのに」

そう、たまに外から由里佳が飛んで帰ってくることがあるのだ、確かにそのほうが楽なのだろう。
しかし、もし万が一誰かに見られては大変なことになってしまう、だからいつもは鍵を閉めているのだ。
今日はたまたまこの時間まで起きていたので戸締り前であり…それは由里佳には幸運だったか。

「ちょっと由里佳、窓から入らないでっていつも言って…由里佳っ!?」

リビングに入ったみずほの目に飛び込んできたのは凄惨な光景だった。
床の上に由里佳が倒れている、上半身は半裸で血にまみれて…ワックスのかけられたフローリングの上には
体内から引きずり出された小腸が零れ落ちて広がっていた。
既にこうもりの羽は掻き消えて、窓ガラスには血でできた手形がべったりとあとを残していた。

「由里佳っ!ちょっと、…ひどい怪我!」
「んぅ…」

みずほは素早く由里佳に駆け寄ると優しく抱き起こす、その身体は小刻みに痙攣を繰り返していた、その顔は
真っ白で大きな瞳は見開かれ、瞳の中の光はなく瞳孔が開いている。
みずほは近く似合ったカッターで自分の指を少し傷つけると、ぷくっと珠のように出てくるそれを由里佳の口に押し込んだ。
吸血鬼には血が特効薬、さすがにこんな怪我を治すには足り無すぎるがそれでも由里佳はうすらと目を開けた。

「ぁ…みずほちゃ…た、ただいま…」
「ただいまじゃないわよ、こんな怪我…!ばか…!」
「さ。寒い…よぉ」

みずほは素早く由里佳の状態を確認する。

「…腹部創傷及び臓器体外露出、それに出血がひどいわね…あとは上空高層を飛翔による低体温化、か、これはまず…身体を温めないと」

みずほは二人三脚のように由里佳に肩を貸すとあふれた臓物ごと腹の傷口を押さえる。
とにかく身体を温めてあげなければ、それに汚れを落とさないと治療もままならない。
ふたりはそのままバスルームへ向かっていった。


ザアアアアア…

シャワーからは体温より少し温かめに調整されたお湯が流れ出していた。
さすが高級マンションだけあって浴室は広々としていた、湯船も少女二人で入ってもまだ十分な余裕がある。
服を脱がされて全裸になった由里佳は磨き抜かれて曇りひとつ無い風呂場の床に寝かされていた。
呼吸のたびにかすかに上下する胸が少女にまだ命があることを示している。
ヴァンパイアハーフとしての生命力とわずかに舐めとったみずほの血液で命をつなぎとめていた。

「んっ…」

同じく一糸まとわぬ姿になっているみずほは茶色いビンから薬液を口に含むと由里佳の唇に己の唇を重ねた。

「んふっ…こくっ、こくっ」

器用に舌を唇から割り込ませると薬液が流れていき、由里佳の細い喉が鳴った。

「んんぅ…な、何を飲ませたの?」
「治療の間暴れないようにするための身体の弛緩剤とちょっとした痛み止め、少しは楽になると思う」
「…うん、ちょっと効いてる、か、感じがする、でも身体が動かない…よ〜」
「ごめんね、でも治療の間だけだから辛抱して」
「ん…ありがと」
「いいって、ま、こっちも…ね」

シャワーの水流を若干弱めにして、みずほは由里佳の汚れを洗い流す。
ほとんどが血の汚れのせいで温かいお湯に簡単に解け落ちていき白く滑らかな肌をお湯が伝っていった。
ほっそりとした肩から続く鎖骨のくぼみは色っぽさをかもし出して、やわらかく膨らんだ胸は16歳にしては大きめだろうか?
すらりとのびた手足は少女っぽさを残しつつも大人の香りもただよわせ、ほくろひとつ無い白い肌はどこまでも滑らかだ。
いつもと違うのはその腹部…うっすらと肋骨のうかぶそこはいつもの柔らかで華奢なお腹のはずなのにおへそのすぐ上辺りに
刻まれた赤い傷跡、そして通常なら決して見ることが出来ない、見えてはいけないものが見えてしまっている。
少女のお腹の中に大切に納められているはずの内臓がもつれて絡み合いながらお腹の上に乗せられ残酷に少女の身体に彩りを添えていた。

「由里佳、ちょっとだけ我慢してね」
「ん…んぅ、くふ…!」

全身を洗い流したみずほは最後に残った腹部にシャワーを当てた、傷口の周りや腸にべったりとついていた血が
洗い流されていく、由里佳のうめき声が小さく響く。
どうやら破れた血管の回復が進んでいるようで後から滲み出してくる血の量はそれほど多くは無かった。
しかし臓器に直接シャワーの水流が当てられるとやはり刺激が強すぎるようで由里佳は苦しげな表情を見せながら身体を痙攣させた。

「由里佳、血を吐いたとかそういうのはある?」
「ぅぁ…、な、ないよぉ」
「臓器そのものの損傷は無い…か、よかったわ」
「で、でもお腹のあたりがすごく痛くて…冷たいよぉ…」

キュッとシャワーを止めるとみずほは改めて横たわる由里佳の身体に寄り添った。
血が洗い流されてきれいになった由里佳の身体だったが、それが皮肉にも腹部の損傷を際立たせることになってしまっている。
苦しげな表情を浮かべて身体を時折ひくつかせながら臓器を晒して悶え苦しむ少女の姿は粋を飲むほど残酷で…美しかった。
しかし、みのりにはこの少女の美しさはまだ失われていると感じている、露出した腸が変色してしまっているからだ。
普段は体内にあり守られているそれは繊細なのだ、体外に晒すという事態は想定されていない。
寒空のなか帰ってくるまで長時間冷たい外気に晒された小腸はいつもの色を失い青紫色に変色している、記憶の中にある
彼女の臓器はもっと美しい桃色をしていたはずだ。
一瞬みずほは泣きそうになったが、身体を由里佳の腹部に移動させた。

「由里佳…あたし、貴方を救ってあげたい…」
「うん、みのりちゃん…」
「我慢してね、大丈夫、任せて…」
「…んぁっ!」


みずほはそっと傷口に手を伸ばし…その指先が臓器に触れた、由里佳の背中がびくっと一瞬反りあがる。
青紫に変色したそれはぬくもりを失い冷たくなっていた、普通の人なら目を背けるか下手をしたら嘔吐してしまいそうな
光景だったが、みずほはお構いなしにそれに触れていく。
みずほの白く細い指が優しく優しく絡み合ってくちゃくちゃの腸をほぐしていく、由里佳はきゅっと握りこぶしを作って
耐えていた、その健気さがみずほにはたまらなく愛しい。
もつれた腸が解かれるとそれは一本の肉の管のように見えることだろう、その両端は体内へと続いている、1メートルほどの小腸露出。
みずほは冷たくなった腸を手のひらに乗せるとゆっくりと顔を近づけていく、そして…

ぺちゃっ

「うっんあぅっ…」

よく室内に響く由里佳の悲鳴、みずほの唇からチロリと出ている舌が腸に触れた。
そしてそのまま唾液を絡ませるようにゆっくりと、そしてねっとりと腸に舌を這わせていく。
ぴくっ、ぴくっと由里佳の身体が痙攣した瞳が大きく見開かれ口の端からは唾液が一筋たれて流れていく。
みずほはかまわずに口をあけると、はむっと腸を唇で挟み込むと舌全体を口に含んだ腸に絡みつかせていく。

ぴちゃ、くちゅっ…

「はんっふ、んふ、はっ…」
「うっくつ!あっ!み、みずほちゃぁ…ん・・・」

大切に、大切に…けして歯を立てることなく慈しんで行く、思春期の少女の腸はまるで甘い香りを放つように
感じみずほの心が高ぶっていった。
冷たい小腸に伝わる少女の口内の熱いぬくもりを分け与えるように舌を腸管に這わせていく。
やがて口内でぴくっと腸が反応した、みずほは敏感にそれを感じ取ると確かめるように目をつぶり神経を集中させる。
ぴくっ、ぴくっと2度3度と反応するのを確かめた後、手のひらの上に口を持って行き口をあけると唾液にまみれた小腸が
口内と糸を引きながらぺちゃりと手のひらの上に落ちていった。
ぬくもりを与えられたそれは青紫色がすっかり消えてもとの鮮やかな桃色を取り戻しピクンピクンと蠕動していた。

「もうちょっと、がんばって…」
「ふあっ、や、やぁっ…!」

みずほは再び由里佳の変色した腸を手に取ると舌を這わせ…。


「はぁ…はひっ、んあぁ…んぅ…」
「がんばったね、由里佳…」

ぺちゃっと最後の腸を口から出すと由里佳のお腹の上には色鮮やかな桃色を取り戻した小腸が広がっていた、蠕動を
取り戻したそれは早く体内に戻り守られたいとピクピクと緩やかに動いている。。
その代償は大きかったか…由里佳の目じりからは涙が流れ出して口元は唾液でべたべたになっていた。
ほんのりピンク色に上気したほっぺたとはぁはぁと可憐な息遣いが可愛らしさを倍増させている。
一方のみずほも頬を赤く染めて荒い息をついていた、そして…太ももから床にかけてぬるっとした愛液が秘裂から
溢れ出していた、由里佳の命そのものを口に含んでいたような錯覚に陥り溢れ出すのをとめられなかったのだ。
久しぶりに触れた由里佳の臓器の感触に心の中は高鳴りっぱなしだったのだ。
由里佳の姿にたまらなくなったみずほはその華奢な身体に覆いかぶさるとぎゅっと抱きしめた。
乳房同士がぐにゅっと優しく押し潰されてゆがむ、すらっとした脚が絡みつく、そして密着した腹部で腸が潰れて
みずのほ腹部にくにゅくにゅとした感触が広がった。
みずほの舌は由里佳の鎖骨からその首筋を這い上がり再び二人の唇が重なった。

「んんっ!、ぁ」
「由里佳…由里佳…!」

ぷはっと唇を離すとみずほは自分の首筋に由里佳の口元を当てると耳元でささやいた。

「由里佳…あたしの血で傷を癒して、吸って…あたしが死に掛けるまで吸ってもいいから…」
「ふえっ、そ、そこまではい、いらないよ〜」
「いいの、大丈夫だから…今日はあなたにいっぱいあげたい…」
「みずほちゃん…ん、ありがと」
「うん…」

由里佳の目の前にはほっそりとしたみずほの首筋がある、血を飲めば腹の傷口などすぐに治ってしまうだろう、みずほの血は一番相性がいいのだ。
心の中で感謝しつつぷつっと牙を突き立てるとみずほの身体がびくんとはねた。

「うっ…ん…あふっ」

少しの痛み、血が吸われていく喪失感、そして流れ込んでくるのは快感だった。
吸血時にはさまざまな感覚や感情を流し込むことも出来る、警官には恐怖を強烈に流し込むことによって
その動きを封じ、みずほには快感を流し込んだのだ。
その証拠にみずほの愛液の分泌は激しくなり二人の秘所はべとべとになるほどだ。
みずほの血を得たことにより尽き掛けていた力が急速に回復していく、飛び出した腸がまるでビデオの逆再生のように
傷口の中に納まっていく、腹と腹で潰されていたそれがこすれるように動くたびに二人は声を上げた。
体内で臓器が元の位置に動いていく、ずたずたになった腹膜が再生し臓器表面を守るように覆っていく。
ぶちぶちとちぎれた腹筋も繋ぎ合わさり少女らしい身体のラインを作り上げている脂肪もくっつきあい…数秒後にはもはや
傷があったとは誰も信じられないほど滑らかな腹部に再生されていた。
やがて由里佳はみずほのうなじから牙を離した、そして動けなくなってしまったみずほを優しく抱きとめた、身体にかかっていた
弛緩剤の効力もすでに打ち消していた。

「みずほちゃん…ありがと、ね」
「ん…」
「今日は久々に一緒に寝よ…」

浴室に入ってきたときとは既に立場は逆になっていた、みずほの頭を優しくなでながら身体にシャワーをかけていく。
やがて由里佳はみずほを抱きかかえると脱衣所へ向かった、柔らかく仕上げられたバスタオルは今の二人の肌に
心地よく感じる、もはやみずほはされるがままになっていた。
由里佳はひとつみずほの唇にキスをすると、二人は一糸まとわぬまま寝室へと消えて…。

END



148 :名無しさん@ピンキー:2008/01/14(月) 19:28:33 ID:L4RV0Aw7
以上です、久々に書いて自分も楽しかった。
やはり美少女と重傷と内臓は切っても切れない縁がありますなぁ。
ではでは。
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