極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

910 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2017/03/22(水) 21:54:55.76 ID:xO6eaWkf
>>907 >>909
おにたけです。
勢いにまかせて書いてしまいました。
ただし、まずは序章というか……
>俺の妹が並行世界で解体ショー
には至りませんが、徐々に投稿していきますのでよろしくお願いします。

釈迦に説法でしょうが、以下は【俺の妹が……】の登場人物紹介です。
■高坂桐乃
http://www.oreimo-anime.com/chara/ch01.html
■新垣あやせ
http://www.oreimo-anime.com/chara/ch05.html
■田村麻奈実
http://www.oreimo-anime.com/chara/ch07.html
■高坂京介
http://www.oreimo-anime.com/chara/ch02.html

ネタ元に倣って、まずは俺一人称となります。では……

■Prologue
それは絵に描いたような交通事故だったと憶えている。
いや、実際問題として本当に事故だったのかどうかも俺にはわからない。
「きゃぁっ!」
「おいっあぶない!!」
「よけてっ!!」
俺と桐乃とあやせ……三人が同時に車にはねられたことは、おぼろげに記憶している。
薄れ行く記憶の中で、視界の中で額から血を流して倒れている桐乃とあやせの姿を見たような気がする。
「誰か救急車を呼べ!」
通行人が何かを叫んでるが、だんだん目の前が暗くなってきた。
そこで俺は暗闇の中に沈んでいった……。

■「俺が転生なんてするわけがない」
『ジリリリリ……』
枕元の目覚まし時計が俺の眠りを妨げて起こそうとしている。
まさぐりあてた手で目覚まし時計を黙らせ、布団から這い出した俺が見たのは、いつもどおりの自分の部屋だった。
「なんだ、夢か……縁起でもない夢だったな」
あんな事故なんて、夢に越したことはない。そう気を取り直し、俺は着替えて朝食をとりに一階へ降りていった。
普段通りの朝、普段通りの朝食……のはずだったが、何か違和感を覚える。
自分の家のダイニングだというのに、何故か余所余所しい感じがする。
「おはよう……桐乃は?」
いつもなら、俺より先に食べているはずの桐乃の姿がない。
「桐乃?何を言ってるの京介。今日が何の日なのか知ってるでしょ?」
おふくろの返事もヤケに素っ気ない。いや、違う。何かから目を背けているように思える。
「オヤジはもう仕事?」
「京介?熱でもあるの?お父さんの命日からもう半年も過ぎてるのに」
おふくろの返事を聞いて、俺は牛乳を吹き出しそうになった。
なんだ?これはドッキリ番組なのか?
部屋の中に隠しカメラでもあるのかと周りを見回した俺は、テレビの画面に目が留まった。

『次のニュースです……内閣府の発表では今年の食糧配給は予定より順調に進んでおり……』
ニュースを読み上げる女子アナと<平世28年度>というテロップがテレビに映っている。
「なんだ平世って……誤字じゃないのか」
テレビのテロップの年号が間違っているという訳ではないのは、部屋に掛かっているカレンダーを見ればわかる。
カレンダーは<平世>、スマホのカレンダーも<平世>、新聞の日付も<平世>だ。
「おいおい……夢が続いてんのか?それともラノベも真っ青の交通事故で異世界へ転生設定か?」
思わず頬をつねってみるが、俺の頬は神経を通して痛みを伝えてくるばかりだ。

ここは平世の日本で、オヤジは他界し、妹の桐乃も居ない。
いや、桐乃が存在しない訳じゃないというのは、おふくろの言葉ですぐにわかった。
「今日は桐乃が出荷される日じゃない……あの子のことは、もう忘れなさい」
出荷?出荷ってどういう事だ?
「おふくろ……今日なにがあるのか教えてくれ。俺は記憶が変になっちまったのかもしれない」
おふくろに事情を訊ねた俺の顔は、もう半笑いではない。

この世界のおふくろが語った<平世>日本は慢性的な食糧不足に悩まされているという。
政府が打ち出した政策は、食料供給センターという名の人間牧場の運営だった。
口減らし、リサイクル、環境保護、そして娯楽と選民意識……様々な目的をもって始まった人間牧場。
厳正かつ公正な抽選によって選別された市民が、牧場送りになるという。
そして、桐乃は選ばれた。
この世界の桐乃は、昨夜に食料供給センター送りになり、今日が出荷予定日という話だった。
「よくわからない……ていうか何処にあるんだよ?その牧場」
「もう桐乃には関わらないで……あの子も覚悟は決めていたわ」
おふくろは涙を浮かべて部屋を出ていってしまった。

この平世の日本では俺は生まれたばかりの赤子と同じだ。まずは、この世界を知る必要がある。
幸いにして、この世界にもスマホはあるようだ。
俺は自分のスマホを使って、この世界を知ることにした。
徐々に見えてきたのは、ここ平世の社会が極めて男尊女卑で歪な観念で構築されていることだった。
俺の知っている世界と技術や文化はあまり変わらない気がするが、やや人権を無視した行為が目につく。

この世界の俺のスマホのメールの受信箱にあるのは、平成の俺が知らない不可思議なメールばかりだった。
【食料供給センター・抽選結果のおしらせ】
【高坂桐乃・入所完了のおしらせ】
【高坂桐乃・出荷予定日のおしらせ】
これらのメールが立て続けに届き、あっという間に桐乃が入所という名の強制収容されたことがわかる。
入所が何を意味するかはネットを検索すればすぐに出てくる。
この辺りに住む<入所者>が収容される場所は、首都圏食料供給センター・通称、東京人間牧場だという。
ネットで調べればすぐに<人間牧場>の場所はわかった。この家から電車で数駅のところにある。
俺は取るものも取りあえず、その<東京人間牧場>へと向かった。

『次は配給センター前、配給センター前。お出口は……』
車内放送が聞きなれない駅名を連呼している。それが俺に疎外感や不安感を募らせる。
本当に俺は世界でひとりぼっちなのか?そんな寂寥感に震える俺に、聞き慣れた声が聞こえてきた。
「あ、きょーちゃん?どうしたのこんなところで」
俺のあだ名を呼ぶ、このホンワカしたゆるい声は……
「麻奈実?お前なのか?」
振り返った先に居たのは、俺の幼なじみの田村麻奈実だった。
「あれ?きょーちゃんだよね?なんか雰囲気変わった?」
そう言う麻奈実も俺の知る幼なじみの麻奈実とは違う点があった。
トレードマークの眼鏡は同じで地味なの感じもそっくりだが、平世の麻奈実は長く伸びた髪は肩にかかっている。
平成・麻奈実のショートカットよりも、平世の麻奈実は大人っぽい雰囲気を感じる。
この世界の麻奈実も、癒し系といえば癒し系なのだが、俺はなにか平世・麻奈実に違和感を覚えた。

「きょーちゃん。もしかして桐乃ちゃんの入札に来たの?」
「入札?俺が?」
「違うの?それとも、あやせちゃんの方なの?」
「あやせ……あやせだって!?麻奈実、ちょっと教えてくれ」
その後、麻奈実に詳しい話を聞いた俺は、ますますこの世界がわからなくなった。
桐乃が抽選で選ばれたのと同時に、桐乃のクラスメイトであり、親友でもある新垣あやせも選ばれていたらしい。

「あんまり知り合いが同時に当たることはないんだけどねー」
麻奈実によると、まれにそう言うこともあるという。また、行政の決定に異議を唱えることは困難だとも言う。
偶然?いや、そんなに高確率で俺の知人や家族が当たるものなのか?
それも二人とも将来のある女子中学生だというのに。
「このセンターってあんまり良い話を聞かないの……もしかしたら」
そこまで言って黙り込む麻奈実。この世界の闇を俺は覗き込もうとしているのだろうか?
「あ、もうすぐ入札の時間だよ。見学か入札なら急いだほうが良いよ」
麻奈実に手を引っ張られるようにして、俺は競り場へと連れてこられた。
ガラスで仕切られた競売ステージと、それを囲むように入札者用のシートが配置された<競り場>は、まるで家畜の競り市場のようだった。
そして、いま俺の手元には入札希望者に貸し出されるタブレット端末がある。

「あ、間に合ったみたい。次があやせちゃんだよ?」
だが、そこで俺が目にしたのは、新垣あやせの変わり果てた姿だった。
『入札番号6番。新垣あやせ14歳、牝』
競り場の館内放送と同時に、ステージに連れてこられた少女――新垣あやせは、もはや人間の扱いを受けていなかった。
全裸に剥かれ、首輪をつながれた少女は、四つん這いでステージ上を歩かされている。
いや、あやせの手足は膝、肘から先が完全に欠落していた。
『四肢は切断ずみで、すでに食用加工されております。オーナー権を獲得した落札者には、切断ずみ四肢肉も付属いたします』
館内放送が事務的な声で、今のあやせの状態を告げている。
肘や膝から先の四肢は真空パック済みのものがステージ横のガラス棚に冷蔵陳列されているのも見える。

『なお声帯はミュート加工済みですので、いっさい発語できせませんのでご注意ください』
「ミュート加工?」
俺は聞き慣れない単語を思わずつぶやいた。それを聞いていた麻奈実が俺にそっと教えてくれた。
「繁殖女畜に対して情が移ったり、逆に反抗したり出来ないように女畜は<加工>されるの」
「それって、まさか……」
「見れば分かると思うけど、手足を切られて声も奪われちゃうの」
「てことは……」
「そう、あやせちゃんは、もう二度と話せないと思うよ」
ステージ上で全裸で引き回されるあやせを見ながら、さらっと告げる麻奈実。
やっぱり、この世界は狂ってる。
「でも繁殖女畜は、まだマシな方だよ。だって生きられるし、もしオーナーに気に入られたら愛玩用に格上げされることもあるし」
中学生の少女が声を奪われ、手足をもがれ、ペットとして生きるのが<マシな方>だと言われても、それは俺の理解を超えている。

『この牝は繁殖用として飼育が決定されております。種付け権またはオーナー権の競争入札となります』
館内放送と同時に、入札者からよく見えるようにするためか、首輪につけた手綱でステージ上をぐるぐる回らされるあやせ。
やがて、あやせは俺の目の前につれてこられた。
そして俺と目があった瞬間に、あやせの表情が驚きの感情に包まれた。
「ん!?うぅ……あうぁぁ……」
俺の方を見て、悲しそうな泣き声――いや、<鳴き声>をあげるあやせ。
あの<新垣あやせ>は、本当にこの<平世の新垣あやせ>なのか?
もしかして俺と同じように、この世界に転生した<平成の新垣あやせ>だったりしないのか?
俺はとっさに手元のタブレットを手書きモードにして、画面に大きく【平成?】と描いて、ガラスの向こう側のあやせに見せてみた。
【平成】の文字を見たあやせの反応は劇的だった。
瞳に大粒の涙を浮かべて、何度も大きく首を縦に振る。
「うそだろ……あの<あやせ>は俺の知ってる<あやせ>なのか?」
もし、そうであれば、新垣あやせは平世日本に転生した直後に拉致されて、四肢と声を奪われたのか?
そして、この後に落札されてしまえば、種付けという名のレイプと強制妊娠・出産が待っているというのか。

食糧事情が切迫した、この極限世界で生まれ育った人間なら状況や背景を理解してるかもしれない。
だが、俺と同じ立場だとしたら、平成のあやせだとしたら……その運命は過酷すぎる。
「どうやれば入札できるんだ?」
「え?きょーちゃんも入札するの?無理だと思うよ。だって処女の繁殖女畜はとても高価くて……」
「あのあやせは違うんだ、違うんだよ!だから助けてやらないと」
手元の端末には融資可能額、つまり平世・高坂家の資産価値が表示されている。
その金額――3000万圓(えん)。果たして、これであやせのオーナー権として足りるのか?

俺と麻奈実の近くに座った男たちの会話が聞こえてくる。
「なぁ、アレかわいくね?」
「さっき、"新垣あやせ"で検索してみたけどさ、読者モデルもやってたらしいぜ」
「ほら、付帯条項みてみろよ。処女検査済みの新品マンコだってさ」
「マジか?やべー。萌えてきた。っていうか勃ってきた」
「やっぱネットの噂通り、今日の競売は裏でカネが動いてるんじゃね?」
ヲタク風の男たち数名が、好き勝手にあやせを論評している。
彼らもあやせを競り落とす気なのか?

『では入札開始です』
オークショナーの掛け声で、入札者たちの無言の戦いが始まった。
産まれたままの姿で引き回される美少女あやせを見た落札を狙う者たち……
処女の繁殖女畜を競る入札者は、みな端末に思い思いの入札額を入力している。
『1000万圓、1300万、1500万……』
初値100万圓だった金額は猛烈な勢いで上昇していく。
あまりに急な上昇ペースに俺は焦っていた。
「お、おい……これが相場なのか?」
いま、ここで俺が融資可能額の3000万全額を投入したら、この後に競売されるはずの桐乃に使う資金が底をついてしまう。
(どうすればいいんだ、ここで全部出しきって、あやせを助けるべきか、それとも温存して桐乃を救うべきか)
俺は入札金額を端末に入力するのを一瞬だけためらってしまった。
その僅かな躊躇が、あやせの運命を決めてしまった。

『入札番号6番。新垣あやせは落札者32番のコガネモト様が落札いたしました』
オークショナーの景気のいい掛け声が、あやせの人身売買が決定したことを告げていた。
もちろん、俺が落札したわけではない。
隣で俺の入札を見ていた麻奈実もそれをわかっているようだ。
「あやせちゃん……1800万圓なんだ。やっぱり女子中学生の読者モデルだとすごい値段になるんだね」
「すまない……あやせ。俺は俺は……」
やろうと思えば手持ちの3000万で入札できたかもしれない。
だが、俺は無意識の内にあやせではなく桐乃を選んでしまった。

『それでは、只今をもって新垣あやせの基本的人権は剥奪され、人畜推進法が適用されます』
オークショナーの宣言が俺を打ちのめす。
「うぁ……うぁう!」
あやせは俺の目を見つめて、大粒の涙を浮かべて何かを伝えようとしている。
だが、俺になにができるというのか?

あやせに1800万を投じて落札した人物は、頭の禿げ上がった初老の人物だった。
『それでは落札者のコガネモト様には、焼き印を押して頂きましょう』
コガネモトという初老の男は、意気揚々に手を上げてあやせが見世物になっているステージに登壇する。
そして、彼が手にしたのは真っ赤に加熱された焼きゴテ……そう、家畜のしるしを焼き付けるための道具だ。
「んぅ!んぅぅ〜!」
赤熱した焼きゴテから逃げようとするあやせだったが、四肢を切断された上に首輪をつながれていては何も出来ない。
四つん這いで這い回るあやせの尻たぶに、落札者が真っ赤な印を近づけていく。
「ジュゥゥゥ」
「んぎぃぃぃっ!!」
絶叫するあやせの尻たぶに焼きこまれたのは【繁殖】という大きな文字だった。
手足を失い、声を無くし、牛か豚のように焼き印を押されたあやせ……。
ぐったりとしている全裸の少女と、俺の記憶の中にあるあやせがオーバーラップする。

------------------------------------------------------------------------------------------------- 『お兄さんはとんでもない大嘘つきです』
『スケベで、変態で、シスコンで、ロリコンで、その上ドMで、会うたびにセクハラばかりして、私を怒らせて』
『いつだってお人好しで、お節介で鈍くて理不尽で優しくて、いつもいつも私を惑わせて』
『そんな、あなたの事が好きです』

------------------------------------------------------------------------------------------------- そう言って、俺の頬に軽くキスして告白してくれたあやせ……もうあの時のあやせには会えないのか?

この落札によって、あやせの人生は大きく変わってしまうだろう。
そんな俺の予想を裏付けるかのように、館内放送が事務的な連絡事項を告げ始めた。
『以後、この繁殖女畜の所有権はコガネモト様に委託されます』
『種付けをご希望の方々は、コガネモトに所定の繁殖料金をお支払の上で、膣内射精を行うことが可能です』
『また、母乳や出産時の胎盤などの副産物もコガネモト様に販売権が移ります』
平成と同じ21世紀だというのに、この平世の世界の人身売買は過酷すぎる。

焼き印のショックで気絶していたあやせは、気付け薬のアンモニアを嗅がされて無理やり起こされた。
オーナーは手綱を手にして、あやせをどこかに連れて行こうとしている。
声には出ずとも、俺を見つめる目から流れ落ちる涙が、あやせの心情を物語っていた。
「んぁ……お、おんぃぁん……んぁっんぁぁぁっ!!」
俺を呼んでいる……俺の知っている、あの平成で生まれ育った新垣あやせが俺に助けを求めている。
だが、ここで騒ぎを起こせば、この後に競売されるであろう桐乃までも失うことになってしまう。
(すまない、あやせ。俺は桐乃が……桐乃のことが……)
血が出るほど拳を握りしめた俺は、そっとあやせから目を逸らした。

血反吐がでそうな精神状態の俺とは正反対に、麻奈実は天然丸出しの、のんびり声で俺に話しかけてくる。
「ふーん。あの繁殖女畜って、すぐに種付けなんだね」
麻奈実がもう【あやせ】という名前すら使っていないのに俺は打ちのめされた気がした。
「多分このあとで、繁殖室で公開種付けするんだと思うよ。ほら、もう料金表が出てる」
麻奈実はタブレット端末を操作して、あやせがレイプ同然に犯されるであろう【種付け料金表】を画面に表示した。
ステージ上の特権階級である落札者――繁殖女畜のオーナーも、満面の笑みを浮かべて勝ち誇り宣言しはじめた。
「ぐはは……この元JC女畜の処女マンコと中出し権は120万から売り出すぞ。ヤリたい奴はワシに声をかけてくれ」
「今ならケツマンコは30万、一晩レンタルなら200万からだ。じゃんじゃん種付けしてくれ」
その言葉どおりならば、落札者の初老の男は、金儲けが目的でオーナーとなったようだ。
「あの人、たぶんペットにする気は無いみたい。出産を重ねて産めなくなったら、また売りに出すかもしれないね」
何気なくつぶやいた麻奈実の一言も俺の予想を裏付けている。
この平世日本で繁殖女畜となれば人権は無い。
今から行われる種付け――つまり処女を奪われ純潔を散らす様子も、この牧場で妊娠・出産する様子も完全公開の上で飼われるのだという。

隣で入札に参加していたヲタっぽい男たちも、ぞろぞろとあやせが連行された【公開繁殖室】に向かって歩いて行く。
「あのオッサン、利殖目的かぁ」
「ちっ……ハメ料金も結構いい値段するなぁ。オーナー権が欲しかったなー。やっぱ読者モデルのJCとか高ぇーわ」
「でも、処女のJCをヤれると思えば、まぁまぁ安くね?オレ今なら株でそこそこカネあるし。ちょっくら買ってくる」
「おれはそんなカネ無ぇな。中古の払い下げになったら買うかもなー。何年後かわかんねーけど。ゲラゲラ」
ガラス張りの【公開繁殖室】で初体験を迎えるあやせを買うのは、この連中のうち、どの男なのだろうか。
一方の麻奈実は、まるでモノか動物を見るような目で繁殖室へ連れていかれるあやせを見送っている。
「きょーちゃんどうする?あの繁殖女畜の種付け権を買うの?それとも種付け見学する?」
この世界の住人である麻奈実には、人権を失ったあやせに対する慈悲や情けはないようだ。

「俺……俺は桐乃を」
「あれ?そう言えば桐乃ちゃんの入札がなかったね。繁殖女畜じゃないのかな?」
麻奈実はスマホを操作して、なにかを調べ始めた。
「……って、ちょっと待って!」
麻奈実はスマホの画面を指差しながら、俺に何かを伝えようとしているようだ。
「ねぇ、桐乃ちゃんって食用に回されてるよ?それも今から解体ってなってる」
その言葉は、俺の予想を遥かに超えていた。
「食用?解体?どういう事だ?」
もう何が何だか、俺にはさっぱりわからない。
「もうすぐ、隣の【にくざんまい・センター店】で公開解体ってなってるよ」
「きょーちゃん。どーする?【元あやせ】だった繁殖女畜の公開種付けに行く?それとも桐乃ちゃんの解体の方にする?」
緊張感がまるで無い麻奈実の声が、この世界の恐ろしさを俺に告げていた。
「俺は……俺は……」
立ち尽くす俺は、この後に待ち受ける運命をまだ知らずにいた。

<つづく>


--
桐乃を助けるために資金を温存して、あやせを捨てた京介。
だが、その決断は裏目に出てしまった。
なんと桐乃は競売すらなく、もう解体される事が決まっているという。
ドナドナあやせ。どうなる桐乃。どうする京介。
次回、『俺の妹が解体されるわけがない』乞うご期待。

すみません。今回は解体までいたりませんm(_ _)m
ベタ設定&グロ色が薄かったかもしれません。
人間牧場スレ寄りじゃねーの?というご批判もあろうかと思いますが、ご容赦ください。
微妙に寝取られ感があるのも、いつもの拙作っぽいですね(^_^;)
続きは、ほぼ完成しておりますので後日に。

続き
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