極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

358 名前:虚典神話〜エリスの受難[sage] 投稿日:2012/12/03(月) 01:43:49.87 ID:z3mP7aaC [1/5]

川辺の乙女エリスは、デーベン川の神の裔たる沃野の王デーベイオンと
花実の精霊の子であるレーアの娘である。

その美貌は名高く、天地に遍く響き渡り、
八百諸国の王達のみにとどまらず、天に座す神々の心さえ揺るがせた。
しかし、エリスは穢れを知らず枯れることなき花のように生きることを、
神々に乞い願ったため、神々は手を出すことを躊躇い、
王達もまたその美貌を遠く眺めるを以て諦めるほかなかった。

エリスが十四の齢を迎えたとき、神々は一つの決定をした。
彼女の美しさを永く愛でるため、
天界の食物である黄金の果実をエリスに送ったのである。
エリスは神々に深く感謝し、人の身から老いと死を奪う黄金の果実を口にした。

新たな美の女神が誕生を、天も地も為し得る最大の歓喜を以て祝った。
花々は咲き乱れ、鳥は高らかに歌う。
風は暖かく人々を包み、篝火は赤々と夜さえ焼いた。

しかし、誰もがエリスの美しさを讃えたわけではなかった。
エリスが不老不死の身となったことに、美の女神は強い危惧と忿怒を示した。
美の女神は、エリスが神の座に上がることで、
自身の立場が危うくなることを恐れたのだ。

美の女神は暴戻にして強暴を以て知られる蛮族、
ゼベ国の王ゼベグルドーオンを唆した。
ゼベグルドーオンは美の女神から、
デーベイオンの治める沃野とその娘、エリスを奪う許しを与えられ、
軍勢を率いて飛蝗の如くにデーベンに押し寄せた。

しかし、突然の蛮族の来襲にもデーベンの城は固く門を閉ざし、
ゼベの攻撃を寄せ付けなかった。


美の女神は一計を案じ、
ゼベグルドーオンに夜が更けたら城に一斉に攻め込むよう告げると、
自身は人の姿に化けてデーベン城内に降り立った。
そして、その妖しい色香で門の守兵の心を惑わすと、
デーベンの重い城門を開かせた。

ゼベの蛮族は怒涛の如くにデーベンに押し入るや、
動くものは悉くを殺し、動かぬものは悉くを焼いた。
美しきを穢し尽くし、富の全てを奪い尽くした。
デーベイオン王は果敢にも剣を執って戦ったが、衆寡敵せず、
刃の嵐に呑まれ、人の形も留めぬほどに切り刻まれた。
王妃レーアはデーベイオンの惨たらしい最期を目の当たりにし、
石の壁に頭を叩きつけて死んだ。
デーベンの国は蛮族に蹂躙され、一夜にして廃墟となった。

陽が昇ると、ゼベグルドーオンは焼け落ちたデーベンの王宮跡で、
早速祝宴を開いた。
ゼベグルドーオンは虜としたエリスの眼前で、
息絶えたレーア妃の亡骸を慰み物にした。
エリスには目を背けることを赦さず、
ゼベグルドーオンは息無きレーアの躯を何度も凌辱した。
陽が西に傾き出す頃には、レーア妃の亡骸は二目と見れぬ有様となっていた。
ゼベグルドーオンは死斑の浮いたレーア妃の腹に蛮刀を突き立てると、
脂でなまくらになったそれで一気に引き裂いた。
夥しい血が焼け焦げた石畳を汚し、土色した臓物が撒き散らされる。
ゼベグルドーオンはそのレーア妃の腹から内臓を掻き出すと、
代わりに枯れ枝を一杯に詰め込み、薪木の山の上に置いて火をつけた。


陽が沈み、辺りが闇に沈んだ中、
エリスは母を焼く炎と母の臓物に塗れて凌辱された。
ゼベグルドーオンは明々と照らされた中で、
蛮兵達に見せつけるようにしてエリスを弄んだ。
エリスは泣き叫び、慈悲を乞うたが、
そのさえずるような声が益々蛮王を猛らせ、蛮族共を狂喜させた。
エリスは数多の視線が注がれる中、
純潔を破られ、その身の不浄さえ穿たれ、探られた。
人の肉が焼ける異臭が漂う中、ゼベグルドーオンは執拗にエリスを辱め、
気絶することさえ赦さなかった。
蛮王は美しい物を汚し、辱めることこそを最高の栄誉としているようだった。

また陽が昇ろうとする頃、ゼベグルドーオンはようやく疲れて眠りに落ちた。
だが、蛮王が夢の境を彷徨っている間も、エリスに休息は与えられなかった。
蛮王が寝ている間は、蛮兵共が代わる代わるにその美しい躯を苛んだ。
ゼベグルドーオンは目を醒ますと、飽かずまたエリスを弄んだ。
エリスはこうして、十日十夜を不眠不休で蛮族に凌辱され続けた。

十日目の夜が明けた時、エリスは身も心もガタガタに壊されていた。
ようやく飽きを知り、鳴かなくなったエリスに興が冷めた蛮王は、
その細首を蛮刀で刎ねようとした。
しかし、不死のエリスの肌に刃は通らない。
ゼベグルドーオンはエリスの頭に何度も石くれを叩きつけたが、
泣けど叫べど頭が割れることはなかった。
ゼベグルドーオンが途方にくれていると、また美の女神が現れ、
ゼベグルドーオンに不死の肌を破る青銅の杭と、刃のない赤銅の鉈刀を授けた。


ゼベグルドーオンは女神の指図の通りに、エリスの矮躯に馬乗りになると、
その口を抉じ開けて青銅の杭を打ち込んだ。
声にもならない、獣のような声を上げるエリスを美の女神は指を指して嘲笑った。
ゼベグルドーオンは女神の言葉に従い、
大地に杭で打ち止められたエリスの手足を、赤銅の鉈刀で切り落とした。
刃のない鉈刀はすんなりと切ることができず、幾度も打ち下ろされた。
肉が潰され、骨が砕かれる激痛を超えた衝撃に、
エリスは身悶えして吼え続けた。

最後に、ゼベグルドーオンはエリスの腹に鉈刀を打ち下ろした。
白い肌が裂け、真赤な血が溢れる。
鮮やかな色をした内臓が飛び出した。
ゼベグルドーオンはその裂け目に手を入れると、
肋を割り胸を裂き、エリスの躯を無残に割り広げた。
手足を切り落とされ、臓腑の全てを晒し、
口腔を穿たれてもなお死を許されぬエリスを、美の女神は嗤った。
そして、その剥き出しにされた子宮に黒鉄の種子を捻じ込んだ。
種子はたちまちに芽を吹き、根を生やし、
エリスの躯を穿ち、締め付け、蔓を伸ばしてデーベンの廃墟に満ち満ちた。
女神は凄絶な快哉を叫んだ。

不死のエリスはこの樹に肉体を貪られながら永劫を生きる。
ゼベグルドーオンが、神々の命を承けて立った王達によって討ち滅ぼした後も、
その王達が死に、彼らの国が滅びた後も。
全てが伝説として、砂塵の中に掠れ消えても。
かつてのデーベン、今のエリシアルトと呼ばれる樹海の奥深く。
死を許されぬエリスは今もなお、苗床としてその血肉を木々に貪られて生きている。
(了)



362 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2012/12/03(月) 01:51:37.60 ID:z3mP7aaC [5/5]
厨二臭い上に、肝心の描写があっさりしすぎて反省。
でも、他に投げ込めるようなところがなかったので。
神話って、エログロの原点にして原典だと思うのね。
次はもっとがっつり濃厚に書けるようにしたいです。
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