極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

434 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/03/02(土) 22:05:20.15 ID:V9ct7e6o


605 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/09/22(日) 17:40:08.68 ID:4kpP2k07 [1/6]
これは>>434で標本ことが話題になった時に考えて書いたものです。
数ヶ月間、寝かせたために腐敗が進み内臓がはみ出ていますが
よろしければどうぞ


――マルデア国
 南の小国であるマルデア国は軍事独裁政権国家であった。
他の軍事国家同様に恐怖政治が引かれ、国民は貧困と圧政に苦しむ時代が長く続いたが
政府は90年代に入り、強力な経済改革を実行。
その強引とも言える経済改革が成功し、今や数少ない豊かな国と言われるまで成長した。
しかし、その高い経済力とは裏腹に基本的な人権は保証されず、
負の側面が数多く残る国でもあった。

マルデア国の首都に日本人の女の子が歩いている。
長い黒髪、この国では馴染みがない白と黒のセーラー制服姿の女の子は道に財布が落ちていることに気がつく。
女の子は周りを見渡し財布を落とした人を探すと、
ズボンに手をやり何やら下を見ている男性が視界に入る。

「これ、落としましたよ」
 ボランティアでマルデア国に来ている高校2年の陽子は財布を落としたと思われる男性に声を掛けた。
50歳ぐらいの男性は自分の財布を持つ陽子の姿を見て、少し驚いた表情を見せながら凝視している。
男の視線は陽子の顔を見たと思ったら、今度は体を舐め回すようにみていた。
陽子は自分の体をマジマジと見る男にやや不信感を感じながらも、
「あの、どうしました?」と再度、声を掛けた。

 男性は陽子の言葉を聞き、我に返ったのか、
「これは親切にありがとうございます。マルデア語がお上手ですね。学生さんのようですが旅行か何かで」と言った。
無事に会話が通じてほっとする陽子。
先ほど男から感じた胡散臭さも無くなっていた。

「いえ、一週間のボランティアで来ました。将来は海外で働きたいと思い勉強も兼ねて参加しました」
 陽子はいかにもいいとこのお嬢様な雰囲気を漂せながらしっかりした返答を返す。
レベルの高い教育を受け、将来も約束されている学生であることは、
初対面の男でも分かる知性と気品に溢れた女の子だった。

「なるほど。ボランティアでしたか。あと、お礼がしたいのでよろしければ団体名とお名前を」
「私の名前は皆口陽子ですけどお礼なんていいですよ。他に何かありましたら、
こちらのボランティア団体に問い合わせてください。では失礼します」
 陽子は軽く頭を下げ、黒いロングヘアを風になびかせながら男から離れていった。

男はその光り輝く陽子の黒髪を見てニヤリと笑う。
そして、去っていく陽子の後ろ姿を眺めながら携帯をかけた。
「私だ。展示するのに相応しい素晴らしい素体が見つかった。名は陽子。ボランティアで来ているらしい。
秘密警察に頼んですぐ逮捕してくれ」

男は必要最小限な情報を語ると満足気に携帯の電源を切り、
今出会った女性のことを考えた。

(秘密警察はなぜあんな外国のガキ女を欲しがるのか?と言うだろうな。
 確かにアジア人らしく体つきは貧相そうだし背も低い。だが、あの高い気品は標本にしても現れるだろう。
わが、提示品に加えるのに相応しい女体だ)
この男に取って女とは物であった。もちろん可哀想という感情も持ち合わせていない。
ただ、自分の目に叶う美しい女を解剖し標本にする。
それだけが人体博覧会責任者としての仕事であり生きがいであった。


それから5年後。


 中曽根高校の2年一同は修学旅行でマルデア国に来ていた。
マルデア国と中曽根高校は強いパイプにあり、
毎年、マルデア国に修学旅行に行くのが恒例行事になっていた。

「次は人体博覧会か」
 2年3組教師である村中は次の目的地である人体博覧会の建物を見て憂鬱な顔をし溜息を付いた。
彼がここに来るのはもう4回目。年に一回の修学旅行でしか来る機会はないが、
その建物を見るたびに教師の気分は落ち込んだ。

「ここって犯罪者の死体が展示してあるんでしょ。ヤダー気持ち悪い」
生徒たちから戸惑いの声が上がるが、
どこか興味津々な雰囲気も感じられる。

 教師は生徒とともに人体博覧会と書かれた築10年は経っていないであろう立派な建物に入り、
玄関をくぐると教師が一番見たくなかったものがいきなり目に映る。

「今年もあんな目立つところにあるのか」
 教師は、生徒に聞こえないように、小さな声で悪態を言う。
正面玄関から入った客が、真っ先に目に止まりやすいところに[それ]はあった。
展示ケース内にロングヘアの若い全裸女性の標本が直立不動のポーズで置かれている。
顔だけ見ると、まるで生きているような標本だった。
 標本の彼女は、やや悔しさを滲まれている表情をしているが、
顔立ちそのものは、気品がある可愛い女の子といえる顔だった。
教師には、どんな技術で彼女がこのような姿にされたのかは、わからない。
だが、一人の人間をここまで綺麗に加工するには、身の毛もよだつような作業をしたのだけは間違いない

 教師は無意識のうちに視線を顔から胸へと移す。
この標本に一切の衣服は着せられていない。
胸の部分も、何一つ隠されること無くさらけ出されていた。
胸も顔と同じ特殊な保存処理をされており、生前の状態を保たれてる。
そのあまり大きくないバストや乳首は、まるで生きているような瑞々しさがあり、
何度もこの標本を見た経験がある教師ですら、生唾を飲み込む美しさであった。

 更に視線を下に向けると、胸から下のお腹部分は皮膚が大きく縦に開かれており、
胃や腸といった、内臓が丸見えになっていた。
この内臓は、本人のものを加工して収められているのか、
それとも、完全なレプリカなのか、教師には判断できないが、
一見すると、本物と区別が付かない。
腹が開かれているのは臍までで、下半身からは顔や胸の処理と同じ生前の外見を維持されていた。
ただし下の毛はない。まるで子供のような一本の割れ目が見えているだけだ
これだけの標本技術を持つ技師が、生前はあったであろう下の毛をわざわざ除去した理由はわからない。
だが、この歪み一つない陰裂の有様は、この標本が少女から女になる段階の穢れ無き体であったことを、
見る人に、強く感じされるものであった。

(ん?)
 教師は、標本の側に作られた高さ一メートルの台に置かれた容器に気がつく。
「これもまだ置かれているのか」
 その容器の中身を見て教師は更に深い悲しみを覚えた。
容器には、ホルマリン漬けの子宮や卵巣といった、女性の内性器部分が入れられていた。
女性の尊厳を打ち砕くがごとく、子宮内部は見えやすいように切り裂かれており、膣もピンで止めて広げられてる。
横に置かれている説明文のプレートには、ご丁寧に男子経験なしの内性器の表記。
教師は、今年も彼女の全てを見てしまい、やるせない思いに顔を俯けた。

「うわー、えろーい。女の胸やあそこ始めてみた」
「やだぁ。なにこれ」
 男子生徒、女子生徒ともに彼女を見て騒いでいる。
教師にとっては見慣れた反応。生徒は違っても反応はいつも同じ。

「この人は、なんで標本にされて置かれているの」
「下の説明によると死刑囚みたいね。この国の死刑囚は刑執行後も罪を償い続ける義務があると書いてある」
「なら、問題ないか。でも胸もまだ成長過程だし結構若そうだね。俺たちと同じくらいじゃね」
 この生徒の疑問もいつものこと。
彼女の年齢は17歳。そう。このクラスの生徒とほぼ同じ年齢だ。
本当なら人生で一番楽しい年齢であるが彼女の時間は最悪の形で止められた。

 一人の成績の良い男子がマルデア国の言葉で書かれた説明文を読む。
「17歳処女の標本。7年前に絞首刑だって。ってことはマルデア国は処刑前にレイプする噂はデマなのか。つまらね」
「いやいや、処女だから晒し者にする価値があるんだろ。処女の体を未来永劫に晒して自分の罪を償う」
「違いない。全ては罪を犯した本人が悪いんだし、せめて裸体や内臓を晒して人様の役に立たないとな」
 彼女の特徴が書かれたこの説明文を読める生徒は大抵何人かいる。
そして一番に注目する部分はいつも同じ。
彼女の生い立ちや裁判の正当性ではなく女性最大のプライバシーである処女性。

 そんな騒ぎの中でメガネを掛けた女子生徒、直美が標本のマジマジと見て首を傾げる。
「死刑になるほどの重犯罪者なのに処女なんだ…… 17歳で黒髪。体型はアジア系。刺青一つない体。それはつまり……」
 彼女の体と説明文を見て、意味深な事を言う。
女の構造を露骨に見せられた影響なのか、直美の顔はやや赤く恥ずかしそうにしているが
冷静に、この標本を見て、なにやらメモをしていた。

 そんな直美をよそに、ただ騒ぐ男子
「お、写真撮影も自由と書いてあるな。それならこうだ」
男子が彼女の秘部に指さしながらポーズを取る。
「へへ、17歳処女のおまんこ写真ゲットだぜ」
生前は、決して人に見せなかったであろう部分をバカにしながら、男子が写真を撮っている。
「性器はこれか。処女膜はどの部分になるのかな。こんな機会はまずないんだし写真に撮っておきたいぞ」
「両側にある小さな球は卵巣で、裂かれている袋が子宮だからそこから下へと繋がる管の部分じゃね。
膣も見えやすいように広げられてはいるけど処女膜の位置はよくわからんな。印でも書いてくれればいいのに」
 女性の尊厳。いや人間の尊厳も無視した行為。彼女が生きていたらなんて言うだろうか。
既に死んだ人。そして罪人のレッテル。
生徒たちにとって彼女は何されてもいい存在だ。教師として注意することも出来ない
そんな扱いを彼女はずっとされてきた。本当ならこんな扱いを受けていいはずもない人間なのに。

 教師はこの標本の女性のことをしっている。
いや、正確にはしらなかったが、来るたびに感じる違和感に負けて調べてしまった。
彼女は誰で、いつ逮捕されたか。どんな扱いをされ、どんな裁判を受けたのか。
どのように処刑され、誰が解剖したのか。出来る限りの情報を集めようとした
しかしある日、調べる行為そのものが間違いだったことに教師は気がつく。
教師は彼女の身元を調べる過程で、逮捕直後に撮られた彼女の全裸検査写真を手に入れた。

 その写真を見た教師は、衝撃を受けた。
逮捕時の身体検査の名目で、全裸を強要された彼女は、残酷なまでに美しかった。
突然の逮捕。規則と言われて、裸体で写される悔しさを表した、強張った表情。
ここまで、誰にも見せたことはないであろう小さな初々しい胸。
突然カメラの前に晒され、怯えているような乳首。
童顔の彼女らしい、薄い下の毛から見える綺麗な割れ目。
 教師は、この悲惨な彼女の身体資料を見て、思わず自慰をしてしまった。
そして、彼女のために思ってやっていたこの調査が、
ただの自分の性的欲求のためだと思い知り、調査を止めた。
 いつかは、彼女の冤罪が証明され、名誉が回復する日が来ると、信じているが、
それをやるのは自分ではない。もっと立派な人間がやるべきだと言い聞かせた。

「先生、先生、なにそんなところを真剣に見ているんですか。先生も好きだねー」
一人の男子生徒が、冗談交じりに話しかけてくる。
その声を聞き、我に返る教師。
教師は、無意識のうちに容器内にある、彼女の広げられた膣の部分を5分近く凝視していた。

「こら、大人をからかうものじゃない。少し考え事をしていただけだ」
教師は、冷静さを装いながら生徒を軽く注意する。
無意識とはいえ、彼女の膣をずっと見ていた。
これは、教師の奥底にある性癖を表した行為でもあった。

近くにいた同僚の女教師が、彼女の体を見てふと漏らす。
「でもこんな綺麗な状態に仕上げてもらって彼女も幸せだよね。
女性としてもっとも美しい瞬間の裸をずっと維持されるんだから、女としてこれ以上の喜びはないよ」

その言葉を聞き、考える教師。
(そうなんだろうか。こんな異国で死刑にされ、腹を裂かれ、標本にされ、晒し者になり続ける女。
これでも幸せなんだろうか…… 俺にはわからない)
「はぁ、やはり俺では駄目だな。次の場所に行くか」
教師は考えるのを止め、疲れた表情を見せながら次のフロアへと向かっていった。


 教師も生徒も去り、静まり返る正面フロア。
見るものが誰もいなくなっても、彼女は女の全てを晒して展示ケース内で立っている。
教師は来年も修学旅行で、この人体博覧会へと来ることになるだろう。
来年こそは、この展示ケースから彼女がいなくなっていることを信じて、
教師は生きていく。


610 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2013/09/22(日) 18:01:03.67 ID:4kpP2k07 [6/6]
ここまで。お粗末さまでした。

強引に一区切り付けましたけど標本をテーマにしつつ、
このスレらしい要素を維持するのは
もう一工夫、必要な感じはしますな。
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