極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

597 :救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/03/16(木) 01:50:23 ID:ExHUOjiI
上書いたから投下するよ(゚∀゚)アヒャ
超久々に斗貴子さん書いたんで少し変かも。
続きはすぐにでも(゚∀゚)アヒャヒャ



 後悔。今、斗貴子の心を占めていたのはまさにそれだった。
 思えば話が旨すぎたのだ。
 錬金術が生まれて以来、この世界に蔓延り続けたホムンクルスをたった一ヶ月やそこら
で完全制圧出来たのか?
 人間と血で血を洗う戦いを繰り広げてきたホムンクルス全てが、ヴィクターの言う事に
納得して月へ行ったのか?
 答えは言うまでもない。
 自分の置かれたこの状況だ。
「くっ……」
 斗貴子は唇を噛み締めて、目の前の重い鉄の扉に手を掛けた。
 扉の上げる悲鳴にも似た軋みが夜の闇に響き渡る。
「いらっしゃ〜い。津村斗貴子様のと〜ちゃ〜く」
「ほう、本当に一人で来たか」
「来やがったな、錬金のクソ戦士がぁ……」
 扉の向こうに続く無機質な暗い部屋には三人の人間型ホムンクルスがいた。
 リーダー格らしき男とその傍らにいる背の低い男はニヤニヤと笑っているが、少し離れ
た場所にいる筋肉質の男の眼は怒りに燃えている。
 そしてこの空間に似つかわしくない少女が一人。
「と、斗貴子さぁん……」
 筋肉質の男に髪の毛を掴まれて怯えていたのは斗貴子の恋人である武藤カズキの妹、ま
ひろだった。
「まひろちゃん……怪我は無いか?」
 斗貴子はまひろを安心させようと優しく微笑みながら問い掛けた。
「う、うん…………あうぅ!」
 しかし筋肉質の男はまひろの髪の毛を掴む手にギリギリと力を込め、二人を遮る。
「シカトしてんじゃねえぞ、クソ女共!」
「痛い痛い痛い! 助けて斗貴子さん! 痛いよぉ!」
 床に座り込んでいたまひろは強引に立ち上がらされ、更にはその足が床から離れて宙に
浮き始めた。
「やめろ! まひろちゃんには手を出すな!」
 そう叫ぶ斗貴子の真横に音も無く背の低い男が忍び寄る。
「ハイ、エラそーに俺らに命令しな〜い」
 斗貴子の鳩尾に強烈な二本貫手が叩き込まれた。
「がはぁっ!! うぐげえええっ!」
 派手に嘔吐物を巻き散らしながら斗貴子は床に崩れ落ちる。
 だがこの時点でも斗貴子はまひろと共にこの場を切り抜けられると考えていた。
 錬金の戦士として鍛えあげられた斗貴子は核鉄を持たずとも人間離れした戦闘力を有し
ている。
 その脚は鉄製のガードレールをひん曲げ、その指はホムンクルスの目玉を刳り貫く。
 三人のホムンクルスの虚を突いてまひろを救い出し、一旦この場を逃走するなど造作も
無い。斗貴子はそう考えていた。
 それが実行可能かどうかは別だが。


「ぐうぅ……」
「とりあえずそこ一歩も動いちゃダメよー。もし動いたら……」
 背の低い男はまひろの方に眼をやった。
 すると筋肉質の男は空いている左手でまひろの左耳を摘んだ。
「ひっ……」
 まひろの顔が恐怖に歪む。
 次の瞬間、筋肉質の男はいとも簡単にまひろの左耳を引き千切ってしまった。
「ぎゃああああああああああああああ!!!!」
 今まで経験した事も無い痛みにまひろは喉が破れんばかりの絶叫を上げた。
「まひろちゃん!! くそっ、やめろ!!」
 身を起こし、駆け出そうとした斗貴子の足を背の低い男が払った。
 斗貴子の身体が宙に浮く。
 背の低い男はその一瞬を逃さず斗貴子の後頭部を掴み、凄まじい勢いで彼女の顔面を床
に叩き付けた。
「ぐがぅっ!!」
「ふぇいすくらっしゃー決まりぃ! ハイそしてぇ〜、ペナルティ2〜!」
 筋肉質の男は無言でまひろの左手を掴むと、それを自分の口元に持っていく。
「い、いやぁ……。やめて、お願い……。た、助けて……くださ──
ひぎゃああああああああああああああ!!!!」
 弱々しく哀願するまひろの声がゴリッという音で途切れ、代わりにまたもや絶叫が部屋
の中に響いた。
「ゆ、ゆ、指がっ……! うあぁぁ……あぁ……痛いよぉ……」
 まひろの左手の中指、薬指、小指は根本から喰い千切られていた。
 筋肉質の男はそれをボリボリと口中で噛み砕いている。
「た、頼……む。それ以上……まひろちゃんに、手を出さないでくれ……。お願いだ……」
 鼻骨も頬骨も前歯もグシャグシャに折れ、噴水の様に鼻や口から鮮血を迸らせながらも、
斗貴子はまひろの身を案じた。
 這いつくばったその姿はまるで土下座だ。
「頼む……。私は、どうなってもいい……。まひろちゃんだけは……」
「あらららら、お願いされちゃったよ。どうしますぅ〜? 錬金の戦士様が土下座までし
てますからねぇ〜」
 背の低い男はリーダー格の男の方を振り返り、ふざけた調子で言った。
 リーダー格の男はゆっくりと歩を進めると斗貴子の前に立った。
 そして斗貴子を見下ろしながら酷薄な表情を崩さぬまま斗貴子に声を掛ける。
「『私はどうなってもいい』と言ったな。その言葉は本当か?」
「あ、ああ……本当だ……」
 斗貴子の返事を聞くとリーダー格の男は懐から刃渡り20冂のアーミーナイフを取り出
し、彼女の前に放り捨てた。


「切腹してみせろ」
「な……!?」
「貴様はホムンクルスの臓物をブチ撒けるのが好きなんだろう? 俺は人間の臓物をブチ
撒けるのが好きなんだよ。さあ、早く俺を楽しませてくれ」
 斗貴子はアーミーナイフを見つめたまま荒い息を吐いている。
「ほ、本当に……本当にまひろちゃんは、助けてくれるんだな……?」
「ああ、約束してやる。あの娘は兄の元に返してやろう。ただし、失った耳や指は帰って
来ないがな。ククク……」
 斗貴子はしばらく荒い息を吐いたまま動かなかったが、やがて覚悟を決めたかの様に目
の前のアーミーナイフを力強く掴んだ。
「やってやる……!」
「やめて! 斗貴子さんやめてよ!」
 突如、まひろが声を上げた。
「私の事は構わないで! 斗貴子さんが死んじゃったらお兄ちゃんが悲しむよ!」
 耳や指を奪われ、激しい苦痛を与えられたというのに、まひろは斗貴子を気遣って健気
に訴える。
「それにね、今にお兄ちゃんが助けに来てくれるよ! お兄ちゃんが来てみんなやっつけ
てくれえあああっ!」
 まひろの励ましは途中から滑稽な悲鳴に変わった。
「うるっせえぞ、馬鹿女……!」
 イラついた筋肉質の男がまひろの舌を摘み出し、千切れる寸前まで引っ張っているのだ。
「えあっ!! あええっ!! あえあああ!!」
 まひろは涙と鼻水を垂れ流しながら、醜い動物にも似た悲鳴を上げ続ける。
「やめろ……もうやめろおおおおお!!!!」
 腹の底から叫んだ斗貴子は弾かれた様に立ち上がった。
 そしてリーダー格の男を睨みつけたままアーミーナイフを振り上げると、自身の脇腹に
勢い良く突き立てた。
「うぐうぅぅぅぅぅぅ!!!!」


 斗貴子は身体を折り曲げて二、三歩後ろへよろめいた。
 ナイフの刃が10冂刺さったままの傷口からは少しずつだが鮮血が流れ始めている。
 むしろ顔や首筋を流れる脂汗の方が多いくらいだ。
「ぐ……ぐぎ、ぎぃぃぃぃぃぃ……!」
 部屋中に響き渡っているのは斗貴子の口から漏れ出す歯軋りと呻き声。
 だが斗貴子の動きはそこで止まってしまった。
 脇腹にナイフを突き立てる事により腹膜ショックが起こり、それ以上刺す事も切る事も
出来なくなっているのだ。
 斗貴子は身体を細かく震わせながら、自分の手を伝って床に流れていく生温かい物を感
じるしかなかった。
「あえあああ、あええ!!(斗貴子さん、だめぇ!!)」
 舌を引っ張られたままのまひろは涙を溢れさせた眼を見開いて、声にならない叫びを上
げる。
「あえああああ!!(斗貴子さぁん!!)」
 苦痛。愛する者が傷付く姿。己の無力さ。流れる血。絶望。
 それら全てがごちゃ混ぜになってまひろを襲い、花畑に似た頭の中を悲しみと恐怖と狂
気に塗り変えていく。
 だがリーダー格の男はそんなまひろには目もくれず、斗貴子に向かって心底つまらなさ
げに言った。
「やれやれ……。どうやら恋人の妹がどうなってもいいらしい……。おい──」
「ま……待て……!」
 身体をくの字に曲げたままの斗貴子は顔だけを上げるとリーダー格の男を睨みつけた。
 そしてゆっくりとまひろの方に顔を向ける。
 斗貴子は優しく微笑みつつも必死に言葉を絞り出した。
「ま、まひろ……ちゃん……。カズキに、伝えて……くれ……。離れて、いても……心は
いつも、ひとつ……だと……」
 それだけ言うと斗貴子は鬼の様な形相に戻り、震える手に力を込めた。
「うぅっ、うぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
 斗貴子は鋼の如き精神力でナイフを自分の体内奥深くへと押し込んでいった。
 食い縛った歯の間から血の泡が吹き出し、顎の先から床に滴り落ちる。
「うぐあああああああああああっ!!!!」
 そしてまるで獣にも似た雄叫びを上げながら、斗貴子は脇腹のナイフを左から右へ一気
に引き回した。
 ブブブブブという肉が破れる低く太い音がまひろやホムンクルス達の耳にまで届く。


 その細いウェストは端から端まで大きく切り裂かれ、パックリとガマガエルの様に大き
な赤い口を開けた。
「がはぁっ!!」
 血混じりの息を吐くと同時に、腹の裂け目からビチャビチャと大量の小腸が溢れ出した。
「あぁ……うあぁ……!」
 斗貴子はナイフから手を放して本能的に傷口を押さえたが、腹圧によって勢い良く押し
出された小腸は次々と床に散らばる。
「あ、ああ……」
 斗貴子は虚ろな眼でブチ撒けられた自身の臓物をしばらく眺めていたが、やがてその場
にドサリと崩れ落ちてしまった。
「フフッ……。いいだろう、その娘を離してやれ」
 リーダー格の男の言葉を受け、筋肉質の男は渋々まひろの髪と舌から手を離した。
 まひろの身体が床に投げ出される。
「かはっ! げほっ、げほっ! ……と、斗貴子さん! 斗貴子さぁん!!」
 ようやく解放されたまひろは苦痛の余韻もそこそこに、斗貴子の元に駆け寄った。
「斗貴子さんしっかりして! 斗貴子さん、斗貴子さん!」
 斗貴子は肩を揺らされても生気の無い眼を薄く開けてヒュウヒュウと弱々しく呼吸を繰
り返すだけである。
 内臓がはみ出た傷口からは後から後から血が溢れ、床の血溜まりはどんどん大きくなっ
ていく。
「いやぁ……斗貴子さんが死んじゃう……。斗貴子さんが死んじゃうよぉ! うわぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁん!!」
 お兄ちゃんと一緒に化け物を倒していた強い斗貴子さんが死んでしまう。本当のお姉ち
ゃんの様に私を可愛がってくれた優しい斗貴子さんが死んでしまう。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!! お願い、斗貴子さん死なないで! 死んじゃやだよぉ!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
 まひろは為す術も無く斗貴子の小さな身体を抱きかかえ、子供の様に泣き叫んだ。
 それを見ていたリーダー格の男は一際邪悪な笑みを浮かべると、まひろの元に近寄り耳
元で囁いた。
「俺達の力を持ってすればこの女を助けるなど造作も無いのだがな……」
 その言葉を聞いたまひろは電流に撃たれたかの様に振り返り、リーダー格の男に詰め寄
る。
「本当に!? 斗貴子さんを助けられるの!?」
 だがリーダー格の男はニヤニヤ笑っているだけである。
 斗貴子が死にかけている原因を作ったのは彼だという事も忘れ、まひろは心の底から懇
願した。


「お願い! 斗貴子さんを助けてあげて! 何でもするから、私はどうなってもいいから!!
ぐすっ……お、お願い……お願いします……!」
 まひろは斗貴子を抱きかかえたまま、涙と鼻水で顔をグシャグシャにしている。
「フッ……フハハハハハハハ。まったく……人間という奴はどいつもこいつも似た様な事
を言う。フハハハハハハハ!」
 リーダー格の男は一頻り嘲り笑うと、まひろの顔に自らの顔を近づけて言った。
「その女の臓物を食ったら助けてやるぞ」
「え……?」
 まひろは言葉の意味を理解出来ていないらしく、オドオドした表情でリーダー格の男を
見つめている。
 少々苛立ったリーダー格の男は文節を区切って噛んで含める様に、もう一度まひろに言
った。
「貴様が、その女の臓物を、食う事が出来たら、その女の命を、助けてやる」
 まひろの顔から見る見る内に血の気が引いていく。
「ええっ……!? で、でもっ……そんな……だって……。そ、そんな事したら斗貴子さん
が──」
 リーダー格の男はまひろの言う事をみなまで聞かず立ち上がった。
「それじゃ、とどめを刺すか」
「……!? ま、待って!」
「何だ? 殺してもいいんだろ?」
「だめぇ! 斗貴子さんを殺さないで!」
「ならお前がその女の臓物を食うんだな。それだけがその女が助かる道だ」
 まひろは腕の中の斗貴子に視線を落とした。
 既に顔面蒼白の斗貴子はハッハッと短く小さい呼吸を繰り返しており、それは今にも止
まってしまいそうだ。
 更に下を見遣ると、斗貴子の身体を飛び出した彼女の内臓が眼に入った。
 血と脂にヌラついた優にバケツ一杯分はある小腸が、部屋の薄明かりに照らされて不気
味な輝きを放っている。
 まひろはすぐに視線を外すと恐る恐るリーダー格の男に向かって尋ねた。
「ほ、本当に……斗貴子さんを助けてくれるの……? コレを、食べたりなんかして……
と、斗貴子さんは死んじゃったりしないの……?」
 死ぬに決まっている。
 第一、切腹の際に腹部大動脈を傷つけたせいで大量出血を起こしており、次の瞬間に息
絶えても決しておかしくないのだ。
 しかし、まひろの頭の中では斗貴子を助けたい気持ちと気が狂わんばかりの恐怖が嵐の
様に吹き荒れ、正常な判断が困難になり始めている。


『斗貴子さんの内臓を食べれば斗貴子さんは助かる』
 そんな恐ろしくも悲しい思考にまひろの心は塗り潰されようとしていた。
「本当に……本当に斗貴子さんを……」
「さっさと食わないと大好きな斗貴子さんが死んでしまうぞ。いいのか?」
「や、やだ……」
 まひろはそれでもなお考え込んでいたが、やがてゆっくりと斗貴子を床に寝かせた。
「と、斗貴子、さん……」
 そしてカチカチと歯を鳴らしながら、斗貴子の傍らに溜っている小腸に震える手を伸ば
す。
 だが血と脂でドロドロな上に、左手が親指と人差し指しか無いせいでなかなか上手く小
腸を掴めず、ヌルリと手から滑り落ちてしまう。
「うぅ……うえっ……」
 次々に押し寄せてくる猛烈な吐き気。
 だがまひろは喉元まで込み上げてくる物を必死に飲み下しながら、小腸を掴もうと悪戦
苦闘する。
 中学一年生の頃、兄のカズキに付き合わされて一緒に深夜放送のスプラッター映画を見
た。
 あの時は一人目が殺された時点で嘔吐した上に失神して、丸二日も寝込んでしまった。
 それに比べれば、現在のまひろのこの姿はむしろ賞賛に値するだろう。
「つ、掴めない……。早く、早くしなきゃ……斗貴子さんが、死んじゃう……」
 そうこうしていると、まひろの横に背の低い男がニヤニヤしながらしゃがみこんできた。
「そんな遠慮しちゃってえ〜。せっかくなんだからもっと大物食っちゃおうぜ。YOU食っ
ちゃいないよ!」
 背の低い男は軽口を叩くと、突然斗貴子の切り開かれた腹腔内に手を突っ込んだ。
「がふっ……」
 斗貴子はゴボゴボと口から血を溢れさせながら、ビクンと身体を大きく痙攣させる。
「いやあっ! と、斗貴子さん!」
 背の低い男はマイペースに腹腔内を探り、そして手の動きを止めると一気に何かを引っ
張り出した。
 それは大腸だった。
 その時、斗貴子のスカートの中からブッという下品な音が響いた。
 大腸を有り得ない強さで刺激されたせいで宿便が肛門から飛び出したのだ。
 斗貴子のパンティが茶色く盛り上がると同時にひどい悪臭が漂い始める。
 背の低い男は嬉しそうに鼻をヒクつかせると、まひろの両頬を掴んで凄まじい力で口を
こじ開けた。
「あがあっ!! あがががががっ!!」
 不運にも何をされるか気付いてしまったまひろは先程の決意はどこへ行ったのか、ジタ
バタと激しい抵抗を見せる。


 だが背の低い男はそんな抵抗など問題にせず、無理矢理まひろの口の中に斗貴子の大腸
を捻り込んだ。
「うぐっ!! んぐぅぅぅぅぅぅ!! うぶぅっ!!」
 まひろはついに口の隙間、更には鼻の穴から嘔吐物を勢い良く吹き出した。
「ギャハハハハハハハハ! どうしたよ、愛しの斗貴子さんの糞袋だぜ!? しっかり食え
っつーの! ギャハハハハハハハハ!!」
「ぶはっ! おえぇ!! うえぇぇぇっ!!」
「ギャハハハハハハハハ!!」
 背の低い男はカン高い声で大笑いすると、嘔吐を続けるまひろの身体を乱暴に突き飛ば
した。
「げほっ、げほっ……うぅ……斗貴子さん……」
(私、斗貴子さんを食べた。食べちゃった。どうしよう、食べちゃった。斗貴子さ──)
 しかしまひろは意外な程素早く起き上がると斗貴子の方を見つめた。
 見つめるその瞳には尋常ではない光を宿らせていたが。
「斗貴子さん……ごめんね斗貴子さん、吐き出しちゃって……。わ、私ちゃんと食べるか
ら……。今、助けてあげるね……」
 フラフラと斗貴子の元へ辿り着くとしゃがみ込んで転がっている大腸の前に顔を伏せる。
 掴み上げる事を諦めたまひろは、まるで犬が餌を食う様に両手で大腸を床に押さえてか
じりついた。
「あぐっ……はぐ、ぐぐ……」
 大腸は弾性が強くなかなか歯が通らない。
 まひろは焦りながら遮二無二歯を立て続ける。
(待っててね斗貴子さん。今、食べてあげるよ。私が、私が助けてあげるから。もうすぐ
みんなのとこに、お兄ちゃんのとこに帰れるよ……)
 斗貴子は既に息絶えていた。


618 :救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/03/26(日) 08:56:59 ID:Y0GyuwEG
続く(゚∀゚)アヒャ

続き(次スレ)
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