極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

214 :救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/05/14(日) 13:08:53 ID:k2aqsYLP
ノーマルでストロベリーなSS書いてたら煮詰まっちゃったから、思わず猟奇短編書いちゃったよ(゚∀゚)アヒャ
投下しま〜す。


【まっぴーを知らない人の為に】
『武装錬金』の主人公である武藤カズキの妹
本名:武藤まひろ
身長:161僉‖僚邸49
BWH:85 59 88
2月29日生まれ 魚座 O型 15歳
好きな物:明太パスタ、アースカラー、ちーちん(親友)、さーちゃん(親友)、斗貴子さん(兄の恋人)
嫌いな物:青汁、マラソン
趣味:お菓子の新製品チェック
特技:人見知りしないこと(出会って五分で日常会話)
性格:明るくて元気いっぱいだが、天然でおつむが足りない感じ



「あ〜、お腹空いたぁ〜! お弁当♪ お弁当♪」
 四時間目の授業が終わり、昼休みに入った私立銀成学園高校の廊下に一際明るい声がこ
だまする。
 その声の主は1年A組の武藤まひろ。
 持ち前の元気で明るい性格と巨乳で、学園内でも入学当初から目立った存在だ。
 今日も学校生活の中で一番楽しい時間である昼休みを屋上で過ごそうと、女の子にして
は大きめの弁当箱を片手に廊下を軽やかにスキップしている。
「今日は誰とオカズ交換しようかなぁ〜。ちーちんと〜、さーちゃんと〜、斗貴子さんと
〜、桜花先輩と〜。え〜っと、それからぁ〜」
 そんなゴキゲンな気分で頭を悩ませているまひろに一人の男が声を掛けた。
「おっ、武藤か。丁度良かった」
「はい?」
 それは銀成学園に赴任して来て間も無い新米美術教師だった。
 何処となく変人染みていたが、まだ二十代後半という年齢やシャレも通じる所から、さ
ほど生徒受けは悪くない人物だ。
「何ですかぁ、救済先生」
「悪いけど美術室の画材を1-Aの人数分セッティングしといてくれないか?」
「え゛ー――っ!! 何で私がぁ!? 私、これからお昼ごはん食べるんだよ!」
「お前らが五時間目に使うんだろ? だったらそれぐらい協力しろよ。あと教師にタメ口
きくなってば」
 美術教師はまひろにポイッと美術室の鍵を投げ渡した。
「わわっ……!」
「『救』って書いた段ボール箱に入ってるからな。頼んだぞ」
 言うが早いか美術教師はもうまひろに背を向けて歩き出している。
「はぁ〜い。………………ぶぇ〜〜〜っだ!」
 口を尖らせて美術教師の後ろ姿を見送っていたまひろは、彼が廊下を曲がって姿を消し
た途端にその短い舌を精一杯突き出した。


 美術室はその持ち主の性格を表すかの様に綺麗に整頓されている。
 とはいえ、そこから連想出来る言葉はどう考えても『几帳面』『神経質』という微妙な
言葉だが。
「えぇ〜っと、どこかなぁ〜。もぉ〜分かりやすい所に置いといてよ〜」
 まひろは頬を膨らませられるだけ膨らませながら室内を見渡していた。
「ん〜と………………あった! え゛ー――!! 何であんなとこぉ!?」
 確かに大きな丸印の中に『救』と書かれた段ボール箱はあった。
 だがそれはまひろよりだいぶ背の高い作品棚のさらに上に積まれている。


「んもぉ〜、高すぎるよぉ〜。はぁ……。この椅子で届くかなぁ……?」
 ブツブツとぼやくまひろだったが、そこへ何かキラリとした光が眼の端に飛び込んでき
た。
「ん?」
 踏み台にする為の椅子を置いたすぐ横にガラスの彫刻があったのだ。
 それは頭部と両腕の無い女性の胸像だった。
「うわぁ……。すごくキレイだけど何だか気持ち悪いなぁ。どうせ先生が作ったんだろう
けど……。ま、いいや。よいしょっ」
 まひろは胸像にはあまり興味を示さずに椅子の上に飛び乗った。
 だが箱は手を伸ばしてもギリギリ届くか届かないかの所にある。
「え〜、どうしよう……。もう少しで届きそうな気はするんだけどなぁ……」
 一刻も早く昼食を食べたいまひろの頭には踏み台に机を使う、用務員室から脚立を借り
てくる等の発想は浮かばなかった。
「せ〜の、ん〜〜〜!」
 ただひたすら背伸びをして箱を叩く様に少しずつずらしていく。
「も、もうちょっと……。ん〜〜〜!!」
 椅子はグラグラと揺れ、背伸びをしている足も時折片方が椅子から離れる。
 まひろは元々器用ではなく、運動神経もバランス感覚も体育の成績も悪い。
 椅子の揺れや上体のふらつきは徐々に強くなってきた。
「も、も少しっ……。あと、ちょっと……」
 段ボール箱は半分近く棚の上から手前に姿を現している。
 その時だった。
 大きくふらつきながら背伸びをしている足が椅子を踏み外してしまった。
「うわぁっ!!」
 次の瞬間にはガラスの割れる激しい音と共にまひろの身体は床に叩きつけられていた。
「いたたたた……。もぉ〜、いったぁ〜い!」
 余程強く右肩を打ったのか、激しい痛みでなかなか身体を動かせない。
「う〜ん……」
 ひどく痛む右肩を押さえながら、両眼いっぱいに涙を溢れさせて少しずつ少しずつ身体
を起こすまひろ。
 だが目の前の光景は彼女の頭の中から痛みを吹き飛ばし、大声を上げさせた。
「ああっ!! ど、どうしよう……先生の彫刻、壊しちゃった……」
 胴体だけの女性の胸像は見るも無惨な大小様々の破片へと姿を変えていた。
 芸術品の価値はよく分からないまひろだったが、胸像の材質や美しい造形から美術教師
がそれに掛けた労力や熱意は容易に想像出来た。
「先生に怒られちゃう……。もう、ツイてないよぉ……。ぐす……」
 泣きべそをかきながら手を突いて立ち上がろうとしたその時、まひろの手にヌルリとし
た感触が伝わった。


「ひゃっ! 何だろ……。まさか絵の具までこぼしちゃったとか……?」
 まひろは何か生暖かい液体に濡れた掌を目の前に持ってきた。
 眼に映るのは掌全体を染めるくすんだ暗い赤。
「何、コレ……? 絵の具……じゃない……」
 周りをよく見回すとその赤は床だけではなく倒れた椅子や作品棚、果ては自分の身体に
まで飛び散っている。
 そして作品棚のガラスに映った自分の姿に眼をやると、まひろはようやく我が身に振り
掛っている事態を把握し始めた。
「あ、あ、あ……うあぁ……!」
 首の右側がパックリと大きな赤い口を開け、そこから勢い良く血が吹き出している。
 その勢いは噴水の様にと言っても決して大袈裟ではなかった。
 まひろは椅子から転落した拍子に、頚動脈を割れた胸像の鋭利な破片に深々と切り裂か
れたのだった。
 壊れた噴水と化したまひろは独特の鉄に似た臭いを漂わせながら周囲の風景を真っ赤に
染めていく。
「いやあああ……! 血が……血がいっぱい出てるよぉ……!」
 見慣れている月経の出血など比べ物にならない程の大量の血液。
 しかもその血液は止まる事を知らずに物凄い速さでその量を増やしていく。
 まひろは反射的に両手で傷口を強く押さえたが、そんな事で止まる訳が無い。
「ど、どうしよう……血が止まらない……。どうしよう……どうしよう……」
 生まれてこのかた大きな怪我などした事の無いまひろはこの異常な大量出血にパニック
を起こしていた。
 自分ではどうしたら良いのかまるで分からない。
「だ、誰か……誰か、助けて……」
 傷口を押さえたまま助けを求めて立ち上がろうとしたが、恐怖と錯乱で足がガクガクと
震えて言う事を聞いてくれない。
 立ち上がろうと足を踏ん張る度に尻餅を突くという行為をノロノロと繰り返すだけであ
る。
 やがてまひろはそのささやかな努力すら許されない状況に陥っていく。
 大量出血による貧血症状と出血性ショックの影響で悪心やめまいに吐き気、平衡感覚障
害がまひろを襲い始めた。
 まひろは身体を動かす事を止め、うなだれるだけとなってしまった。
「うぅ……誰か……」
 昼休みの美術室には誰も用は無い。
 大半の生徒は教室や屋上、中庭で昼食を食べながら楽しい一時を過ごしている。


 自分も今頃はそんな昼休みを過ごすはずだったのに……
 仲の良い親友と……
 優しい兄と……
 実の姉の様な兄の恋人と……
 そんな現実逃避にも似た思考が頭を駆け巡る中、不意に止まっていた風景が動き出した。
 ガタガタと音を立てて美術室の戸が開き、見覚えのある人物が入ってきたのだ。
「お〜い武藤、ちゃんとやってるか〜? かわいそうだからジュース買ってきてや………
…って、うわあぁ!!!!」
 様子を見に来た美術教師は腰を抜かさんばかりに驚いた。
 美術室の一角がペンキをブチ撒けた様に赤く染まり、顔を真っ青にしたまひろが血の海
の中でうなだれていたからだ。
 両手で押さえた首からは止めどなく血が溢れ出し、血の海をさらに広げようとしている。
 まひろは美術教師の姿を見た途端、安堵の表情を浮かべた。
「あ……せ、先生……。良かった……。助けて……血が、いっぱい、出てるの……」
 まひろは必死に美術教師ににじり寄ろうとするが、なかなか身体が動かない。
「先生……助けて……。気持ち、悪いし……頭が、グラグラするの……。お医者さんに、
連れてって……」
「……」
 美術教師は最初こそ驚いていたが、徐々に落ち着きを取り戻していた。
 そして驚きとは違う種類の荒い息を吐きながら懐から携帯電話を出した。
「くそっ、デジカメを持ってきておくべきだったな。しょうがない、ケータイで……。こ
こはやっぱムービー撮影だよな。高画質で、っと……」
 美術教師はブツブツとワケの分からない言葉を呟きながら携帯電話をいじっている。
「せ、先生……?」
「よしっ! ほら、武藤。ちゃんとカメラの方を見るんだぞっ!」
 あろう事か美術教師はまひろを助けようともせず、苦しむ彼女の姿を携帯電話のカメラ
に収め始めた。
 その顔は醜悪な笑みに歪み、股間は勃起した逸物でズボンを盛り上がらせている。
「せっ、先生……。そんな事してないで、早く助けて……。このままじゃ……し、死んじ
ゃうよぉ……」
 まひろは不安と困惑の表情で美術教師に助けを求め続けた。
 この場には彼しかいないし、しかもこの男は教師だ。
 今は彼にすがるしか助かる道は無い。
 しかし美術教師はまひろを助ける素振りなど全く見せず、嬉嬉としてまひろに携帯電話
を向けている。


「あぁ〜、いいぞ武藤! すごくいい顔してるぞ! ほらっ、武藤! もっと先生に助けを
求めるんだ! 先生、絶対助けないから!」
「せ、先生……!? ねえ、お願い……助けて……」
 まひろはポロポロと涙をこぼして哀願を繰り返す。
「先生……お願い……。これからは、先生の言う事を、ちゃんと聞きます……。宿題も、
ちゃんと……します……。だから……だか……らっ……」
 その言葉を言い終わらないうちにまひろはドサリとその場に崩れ落ちた。
 振動で血の海が波を立てる。
 美術教師は直ぐ様仰向けに倒れ込んだまひろに近づき、舐める様に彼女の肢体を表情を
撮り続ける。
「完璧だぞ、武藤! 今のお前はすごく輝いてるぞ! どんな名女優だってお前には敵わ
ないぞ! すごく、綺麗だ……!」
 当たり前だ。本当に死に掛けているのだから。
 まひろの顔は血の気の失せた青白さを見せ、唇は見た事の無い紫色に変わっていた。
 そしてその唇を酸欠の金魚の様にパクパクさせながら、必死に言葉を絞り出そうとして
いる。
「あ……あ……お、おにい、ちゃん……。やだ……よ……。や……だ……。お、にい……」
 もはやまともな思考は儘ならないのだろう。
 兄を呼ぶ言葉と拒絶の言葉を意味無く繰り返すだけである。
 手を離した首の傷から流れる血液はだいぶ勢いを弱めていた。
 もはや血圧・脈拍が極端に低下し、身体を流れる血液自体も残り少なくなっているのだ。
 まひろは虚ろな眼で天井を見つめながら意識に黒い幕が下りていくのを感じていた。
 美術教師は携帯カメラをまひろの顔に近づけながら、彼女に問い掛ける。
「武藤、何か言い残す事は無いのか? 死に行く少女の官能に満ちた言葉を俺に聞かせて
くれ。さあ、ほら!」


 既に死んでしまったのではないかと思う程の間が空いた後、まひろの口から小さくか細
い声が漏れた。
「……おな……か……が…………すい……た…………よ…………」
 その言葉を言い終わるとまひろはピクリとも動かなくなった。
 瞬き一つしていない。
 美術教師はまひろの瞳孔が開いたその瞬間にズボンの中で大量に射精した。
 そしてフォト撮影に切り換えて死体となったまひろの画像を何枚か写すと、携帯電話を
懐にしまい大声を上げた。
「む、武藤! 大丈夫か!? お〜い!! 誰か来てくれ〜!!」

 後日談は無い。



221 :救済 ◆Tt.7EwEi.. :2006/05/14(日) 13:21:29 ID:k2aqsYLP
終わりだよ(゚∀゚)アヒャ
皆さんの周りにもドジな子がいたら気を付けて下さい。
万一の場合、死亡事故に至るおそれがあります(゚∀゚)アッヒャー
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