極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

398 :名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 20:45:19 ID:mDI6G7gA
知名度が高いかはわかりませんが
N○Kアニメ「雪の女王」のゲルダのssです。


399 :雪の女王「凍えるゲルダ」 ◆i9rn3EL3cI :2005/06/20(月) 20:46:52 ID:mDI6G7gA

私はカイが変わってしまってから、眠れない夜を過ごしていました。
ある夜、オーロラの光で目を覚ました私は寝室の窓から
見つけたカイを追い、湖にたどり着いたのです。

そこで私は不思議な光に包まれたカイと
一瞬、私はカイを馬車へいざなう高貴な姿の女の人を見たのでした。
「カイ!行っちゃダメ!」 「ゲルダ…どうして…」
カイの袖を引いて私は必死に家に帰ろうと引っ張ります。
私はポキンと言う何かが折れる音を聞きました。
そしてそのままバランスを崩すとその場に倒れこんでしまったのです。
「きゃあああ!痛!」
何につまずいたのか確かめようとした私の目に映ったもの。
それは見慣れた私の木靴でした。ただ、いつもと違うのは…。
それには凍りついた私の足がすねの途中まで入ったままだったことです。
私の足はいつのまにか凍りつき、枯れ枝の様に途中で折れていたのです。
この認めたくない現実を理解するまで、私は呆けた様に足の付いた靴を眺めていました。。


「うああああああああああ!足が!私の!なんでええええ!」
ガラスの様に砕けた足の傷口を手で押さえると
凍っていた傷口が解け、じわりじわりと痛みが襲ってきました。
始めは痺れるように、そして徐々に焼けた石炭を押しつけられた様に。
「うあああああああ!痛いいいい!痛いよおおおお!」
激痛の余り転げまわる私をカイが静かに見下ろしています。
なんて冷たい瞳。
痛みに歯を食いしばりながらも私はカイに助けを求めました。
あの優しいカイなら何よりも先に私を助けてくれるはずです。
「助けて……カイ…足が…足が…。」
私は必死にカイに助けを求めます。
この足ではもう一緒にスケートをすることは出来ません。
涙が…涙があふれてきます。
でも、カイはあの冷たい瞳のままその場を動こうとはしませんでした。
「きゃあああああああ!何をするの!カイ!」
そして突然、私の体の上に覆い被さってきたのです。



起き掛けにカイを追ってきた私は寝巻きの上に上着を羽織っただけでした。
カイの手は寝巻きのボタンを引き千切ると私の体から引き剥がそうとしました。
素肌が冷たい風に触れ、思わず声が漏れます。
「思ったよりいい体してるじゃないか。ゲルダ。」
肩も、胸も、お腹も、脚も、誰にも見せたことの無い部分がカイの目に晒されていました。
あまりの寒さに前を押さえようとする私の腕を無理やり引き剥がすと
カイは私の胸に顔を埋めたのです。
あまりのことに頭が真白になります。
恥ずかしさと驚きのあまり、私はしばらく声も上げることも出来ずそのままでいました。

「乳首が立ってきたよ。ゲルダ」
「カイ!こんなの、だめえええ!」
押しのけようとする手をカイは捕らえると私の頭の上で押さえつけました。
湖の氷に押しつけられた手が鋭く痛み、どんどん感覚が無くなっていきます。
ああ、手がどんどん凍っていくのが自分でわかります。
私は恐怖と激痛の余り泣き叫びながらカイに懇願したのです。


「やめて!カイ!手が!手が痛いの!凍ってる!凍ってるの!」
剥き出しにされた胸が凍りつきそうです。
寒さに震える乳房にどんどん雪が貼りついていきます。
乳首はもう凍り付いてしまったのでしょうか?
千切れてしまったような痛みしか感じないので私にはわかりません。

「ゲルダ。そんなに暴れると・……ほら、言わないこっちゃない。」
ベキリ、ボキリ 嫌な音が響くと私の腕は自由になりました。
私は凍りついた自分の腕を自分の力でへし折ってしまったのです。
「うああああああああああああああああああああ!」
私の喉から声にならない叫びがほとばしります。
どうしても肘から先の無い腕から目を離すことが出来ません。
必死に押しのけようとする私の腕からあふれた血がカイの服と顔を汚していきました。
こんな姿を見てもカイは一向にやめてくれようとはしません。
そしてその手がズボンのあたりに下ろされました。


「カイ…何をする気なの…?まさか…!」
カイの足の間に見なれないものがそそり立っています。
徐々に近づいてくるそれから逃れ様と必死に身をよじりますが、
凍えきった体は言うことを聞いてくれません。
「うぶだなあ…知らないの?男と女がすることさ。」
ただ一つ無事な足はあっという間に掴まれてしまいました。

そして、カイは私の太ももを開くように押さえつけると
それを私の一番大切なところに押し当てたのです。
「お願い…それは…それだけは…ダメ!…ダメだったらあ!」

「大丈夫。はじめては誰でも痛いらしいよっと!」
こじ開けられる感覚と激痛と共にそれは私の中へと入って来ました。
「カイ!カイ!嫌!嫌!嫌あああああああああ!」
必死に逃れ様とする私の腰をすごい力で押さえると、
カイは私の中をえぐる様に腰を動かし始めたのです。


「カイ…カイ…もう…許して…お願い…抜いて……。」
もう寒さのためか体は痺れた様で感覚がありません。
ただ、鈍く刺すような痛みが全身を覆っています。
足の間に突っ込まれたカイの体の一部だけは
火掻き棒でも突っ込まれたかのように熱く、
そこから伝わる体を引き裂くような激痛が私を苦しめます。

そしてそれが永遠に続くかと思われた時、
私は体の奥に何かがほとばしるのを感じ、それから開放されたのです。

「ゲルダ…良かったよ。」
カイは氷の様に冷たい笑みを浮かべると私の顔に触れました。
なんて冷たい手…。
突然、その手にすごい力が加わり私の顔は湖の氷に押し付けられました。
じわじわと私の頬が凍り付いていきます。
焼けるような痛みの後に私の頬の感覚は無くなっていきました。


「やめて……カイ…もう……」
ああ、カイの顔を見つめる瞳が、助けを乞う口と顎が、
見る見る凍って動かなくなっていきます。
哀しみと顔をもぎ取られる様な痛みで涙があふれます。
それも頬を伝うことなく氷の塊となりました。

カイは私の顔が凍りついたのを見届けると私の髪を掴んで頭を持ち上げました。
助けてくれるの……?
この期に及んでも私はそんな甘い考えを抱いていたのです。
でもカイの手に再び力がこもると私は悟りました。
なんと言うことでしょう。
カイは凍りついた私の顔を湖の氷にたたきつけようとしているのです。
そんなことしたら…やめて…!やめてえええええ!


「ハ!」   私は暖かなベッドの中で目を覚ましました。
なんて恐ろしい夢。
そうです。あんな恐ろしいことが現実に起こるはずがありません。
変わってしまったカイに対する不安があんな夢を見せたのでしょうか。
私は深いため息をつくと額の寝汗を手で拭きました。
そこに私の手はありませんでした。ガラスの様に砕けてしまっています。
恐怖のあまり蒼ざめた私は次の瞬間、何かが砕けるグシャリという音を聞いたのです。

―私がゲルダと再び出会ったのは
 厚い氷の張った冬の湖でのことでした。
 手足の凍りついた全裸の肢体は
 おそらく寒さと苦痛に悶え苦しんだのでしょう、
 悪い冗談で作った奇怪なオブジェの様に
 身をよじったままそこに転がっていました。
 そして粉々に砕け散った顔面の破片が
 まるで砕けた鏡のそれの様に朝日にきらきらと輝いているのでした。



407 :名無しさん@ピンキー:2005/06/20(月) 21:15:34 ID:mDI6G7gA
冷却力がやたら高いのは雪の女王の魔力と言うことでお願いします。

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