極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

「エレン、エレン……」
 エレンは呼びかけられ泥のような眠りから今目覚めた。
「……ムニャああ、ミカサか。お前、髪が伸びたか?つか俺、どーしてたんだっけ。なんか体が熱いし、だるいし、ずきずき痛くて……」
 目覚めてまもなく異変に気付いたらしい。キョロキョロとかぶりを振ってまわりを見て探る。初めは寝ぼけていると思ったのか、見ていて可笑しいくらい混乱していたエレンだが、やがてはっきりと自分の身の異変に気がついたようだ。
「うわあああ、みみ、ミカサ、どうなってんだ!? お、俺の手足がぁっ!!」
 達磨さんになって私の膝に抱きかかえられているエレンが、怯えきった顔で叫んだ。 私はエレンの腕の切断面を撫で撫で腹の底から笑って、
「もう手も足もでないあなたは、巨人相手に無茶したりとか、したくたってできない。大丈夫、王政府の追及も、もうないわ。これからはずっと私が守ってあげる」
エレンは目をどんぐりのようにして、それからすぐ、どうしてそんな表情カオするのだろう、15メートルの級奇行種でも見るように私を凝視した。
「お、俺の手足を、ミカサ、てめえが……っ!!」
「心配する事ない、エレン。私はあなたが大好きなんだもん。ご飯も、お風呂も、それから排泄のお世話だって、これからはずっと、ずっと私がつきっきりで愛してあげる。嬉しいでしょ?私と離れなくてすんだと思って安心してるよねきっと」
「この、人でなしいいい、よくも俺の手足おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
 私はその声のぐあいのあんまりさに気押されて、肩を落とす様きょとんとした。
どうして、エレンは怒るのだろう?悲しむのだろう?
私を、酷く裏切られたかのように、そんな顔で睨んでいるのだろう?
私は、このままでは巨人化の謎を解く実験体として、王政府のモルモットにされるはずだったエレンの命を救ったのだ。
エレンが、自分の大好きですごく愛している私と一日中ずっといられるようにエレンの体をより格好良くより完璧なものに改造してあげたのだそれだのに、
なのになんでそんなにそんなふうにそんなに凄まじく私を睨むの?
そんな目で見るの?そんなの酷過ぎるよ。
そんなの許されるはずがない。
そんなエレンには、当然お仕置きをするべきなのだ。私は、だんだん腹が立って来た。
「このき○がい、糞女が、畜生、あのときお前なんか助けなきゃよかった!!」
「非道い、非道いわ」
 私はエレンを人形を投げるように放り投げた。手足のないエレンは顔面から固い床に激突する。
「ぶぎゃ!!」
「あはは、ひどいカッコ!そうそう、私お母さんに教えてもらったの。東洋ってとこの子供遊びって」
 エレンの体を抱き起こし、またすぐ支えを離す。
「だぁるまさんがぁこぉろんだ!きゃはは、エレン、また顔面激突?それ、だ〜るまさんが〜こ〜ろんだ♪」
 何度か繰り返すとエレンの顔がみるみる歪んでいった。真ん中がへしゃげてきている。
「ぐううっ……」
「ほらほら、鼻血が出てる。しょうがない、あなたは何時までたっても子供。私がいないと駄目。言ったでしょ、私がいないとあなたは早死にするもん。だからずっといっしょにいてあげる。だってこのマフラー温かいんだもん」
 エレンは、なぜか泣きだしたのだった。

 ああ、エレン、やっと二人きりになれたね。もうエレンは手も足も出ない達磨さんになっちゃっただけど、わたしが全て愛してあげるよ……。


「ちくしょおお、ちくしょお……何で俺がこんな目に、母さん、父さん……」
血涙を流して泣くエレンの顔をすりすり擦る。
そのまま間近で鑑賞したり頬ずりしたりしていたが、エレンが気が狂ったみたいに唸るので、ぽいと投げた。
で、それから、自殺されたり、巨人化されると面倒だから、顔面を床に叩きつけて前歯を折った。
「ぶぎゃ、ぎゃ!」と短く悲鳴するエレンは可愛い。

ゴンゴン、ゴンゴン!

上下の前歯をすべて砕き終わると、血まみれのエレンの顔を起こす。白目を剥いている。
私は、達磨さんになったエレンの顔を、太腿で挟み込んだ。
エレンの顔を股間に招き、腿の肌で顔を擦り付ける。
初めは「今度は何を」といった顔でおびえていたエレンだが、薄い布地越に私の女の子を感じて、明らかに混乱している。
股間にじかにエレンの体温、吐息を感じて、私も呼吸が乱れていく。
私は、エレンの痛がる顔を見ると興奮する。
だからわざとエレンを苦しめようと股に押し付けてエレンの息をふさいでやる。
窒息したエレンは本当に苦しそうだが、手も足も出ないエレンはジタバタともがくしかない。
顔なんか真っ赤で、酷く辛そうだ。
なんて無様なんだろう……。
そのさまを見て、私はお腹のそこがじんじんと疼くのを感じた。
内奥の泉から滾々と蜜が湧いてくる。
やんちゃで生意気だったエレンが立派な少年になって、折角こんなに逞しくなったのに、
折角一人前の兵士になったのに、手足を切断されて玩具にされてしまう。
もう手も足も出なくなる。
自分では立つことも、お手洗いに行くこともできなくなる。
そのシチュエーションが私の絶頂を刺激するの。
エレンの鼻が敏感な×××××に当たった瞬間、じわりと蜜が布地に染みてきた。
濃厚な匂いが立ち込めるなか、それを鼻いっぱいに吸い込んで、とうとうエレンは気絶した。
と、同時に私の意識も天国に逝ってしまう。

嗚呼、エレン、これから二十四時間付きっ切りで、可愛がってあげる……。

凄い再生力。
眠るエレンを見下ろす、その顔には折れたはずの前歯、そして切り落としたはずの手足が。
このままでは、何度でもエレンは手足を取り戻す。何度でも無茶をする。何度でも私は絶頂を味わえる。
だからエレンの体が粉々になるまで何十年でも肉を削ぐのだ。



続きます・・・

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