極めて容赦のない描写がメインになりますので、耐性のない方、および好きなキャラが残酷な目に遭うのがつらい方はご遠慮ください。

752 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2015/05/07(木) 20:37:38.01 ID:9YlQYp8M
少しお借りします。


宇宙歴2XXXX年………。惑星破壊犯などの超凶悪犯罪に対する罰として宇宙裁判所は、VRゲーム刑の

導入を決意した。
VRゲーム系とは犯罪者をVRMMOゲームの中に閉じ込め、その中で強制的に生活させて反省を促す刑罰

の事である。
一度実行すれば脱走などの問題が発生することもなく、また冷凍刑などに比べて、囚人達の反省を自発的に

促せるという利点が存在した。

広い宇宙空間に一つの人工惑星が浮かんでいた。
第8宇宙刑務惑星………凶悪な犯罪者にVRゲーム刑を実行する為の惑星である。
景気は最低20年、最長1000年と言われ、冷凍刑と併用することで、極限まで罪を償わせることが可能

であると説明がされている。


「囚人ナンバーSP8−42442!」
そう言って看守がその女を呼ぶ。
「はっ、惑星10個ぶっ壊して20年とはびっくりだね。」
軽口をたたきながらその女は看守の方を挑発する。
「その軽口もここまでだ。VRゲーム刑の恐ろしさをたっぷりと味わうんだな。
 連れて行け。」
その言葉と共に横にいた看守がその女を奥へと連れて行った。

「さあ入れ。」
奥の部屋で彼女はVR用のメットを被せられてから、睡眠冷凍用のポッドに押し込められた。


「ここがVR世界かい。」
そう言って彼女はあたりを見渡す。
そこには一人の受付嬢が座っていた。

「……ナンバーSP8−42442さんですね。貴方が行くステージは『ディストピア』ステージです。」
「なんだいそれは?」
「この刑務所においては、VR空間は16のステージに分かれており、受刑者の刑に応じて振り分けられる

ことになります。
 『ローファンタジー』『ハイファンタジー』『ホラー』『ジュラシック』
 『サイバーパンク』『スチームパンク』『サイキック』『時代劇』
 『戦乱』『学園』『経営』『異能物』
 『マカロニ・ウェスタン』『ヒーロー×ヴィラン』『カードゲーム』『ディストピア』
の16のステージが存在しており、貴方は『ディストピア』世界への配置が決定されています。」
「待てっ、なんだ『カードゲーム』って何?『カードゲーム』?」
「『カードゲーム』は『カードゲーム』で世界の命運が変わる世界です………。
 『ディストピア』世界は、強大な組織が支配する世界です。貴方は裏社会の人間として動くことになりま

す……。これ以上の質問は規定事項に違反する為に質問をお断りします。」
「……私に選択権は無いわけね。ま、良いわどうせ死なないゲームでしょ?」
「はい、このゲームでは人は死にません。また判断次第で刑期が伸びるまたは縮みますので、しっかりゲー

ムをされてください。」
「はいはい。惑星殺しの実力を見せてあげるわ。」
「では、ゲームスタートです………。」
次の瞬間、SP8−42442の精神は『ディストピア』へと飛んでいった。


SP8−42442はいきなり謎の部屋に出現した。
「ここが『ディストピア』かい……。」
そう言って彼女は部屋を見渡す。
「なんだい? この本は??」
『偉大なる帝国の生活マニュアル書』と書かれた本を彼女は手に取り、あまり興味なくポンと放り投げた。
後で読めばいいと思ったのだ。
次の瞬間ドアの向こうから、数名の兵士が飛び出し、彼女を取り押さえる。
「偉大なる帝国の書物を投げ捨てるとは何事だ!!」
「えっえっ??」
「こいつはスパイに違いない!! すぐに高等警察署に連れて行け!!」
「何この展開………。」

SP8−42442は薄暗い部屋に閉じ込められると、椅子にしばりつけられた。
「貴様、反逆者だな」
「へ何で?」
「皇帝閣下の大事な本を捨てるなど反逆者以外に誰がする!! こいつの目的を吐かせろ!
 何をしてもかまわん!!」
「わかりました!!」
「何この展開………うぐっ」
次の瞬間彼女のみぞおちに兵士のパンチが入っていた。究極的にリアルな痛みをあたるVRゲームは嫌われ

ているが、そのあたりの設定をどんぶり勘定でやっている。
「俺達は知っているぞ。貴様らが死んだとしても『復活エリア』で復活できる事をな……。
 ゆえに復活しても全軍で捕まえて、貴様から情報を吐かせるのだ。」
「そんな………。」
兵士の一人がナイフを持ってくると、彼女の腹に突き立てる。

「あっあっあがっ………」
グリグリとナイフを回しながら彼女の体にダメージを的確に与えていく。
「これ以上ダメージを与えると死ぬぞ。」
その言葉と共に兵士はナイフを抜き出す。
「けがを治せ。」
別の兵士が謎のレーザー光線銃を傷口に照射すると怪我が一瞬のうちで治る。
「どうだ喋る気になったか?」
「知らないわよ反逆だなんて! そんな事一切知らなかったんだから!!」
「そんなものが通用すると思うなッ! こいつの手足を切り捨てろッ。」
次の瞬間兵士たちはナイフを彼女の四肢に振り下ろし、彼女の手足を体から切り離す。次の瞬間に謎のレー

ザー光線銃が当てられてけがは治るが、切り捨てられた四肢は戻らない。
「何なのよこれはッ!!」
「反逆者には拷問あるのみだ!」
次の瞬間、彼女の体は床に押し付けられる。
靴底で顔面を踏まれた後、次々と蹴りを入れられる。
(何なのよこのゲームはっ………喋らない限り終わらないの?)

「『ディストピア』は我々の抱える16のステージのうち最も過酷なものです。」
そう言って新入りに解説を行う刑務官。
「ひとたび秘密警察に捕まれば拷問に次ぐ拷問を浴びせられながら情報を吐き出させようとします。
 存在しない情報を。」
「夢見ることさえ許さず、時間が切れるまで……罪を償いきるまでその拷問は続きます。」
「短時間に犯罪者を償わせる手段としてのみ許可されているこのステージに入る人間はこの刑務所の0.0

1%にすぎません。」
「……ですがこのステージに入った人間は総じて大罪を背負っています。彼らには重大な罰が必要です。」
「私は願っています。この『ディストピア』が我らの≪ユートピア≫の礎となることを……。」

                                〜Fin
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