猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系総合スレ 保管庫 - カミキリSS 第1話:オトドケ
290 名前:おにたけ[sage] 投稿日:2011/07/08(金) 17:29:53.61 ID:L93Q/JeW [1/11]
お久しぶりです。
おにたけと申します。
以前に投稿いたしましたアマガミの二次創作「カミキリ」の続きのようなものを投稿したいとおもいます。

前作は保管庫に収蔵いただいています↓
http://w.livedoor.jp/ryona-matome/d/%a5%ab%a5%df%a...
http://w.livedoor.jp/ryona-matome/d/%a5%ab%a5%df%a...
http://w.livedoor.jp/ryona-matome/d/%a5%ab%a5%df%a...

橘美也はこんな感じの娘です。
ttp://www.tbs.co.jp/anime/amagami/chara/chara201.html

それでは、「カミキリSS 第1話:オトドケ」です。


■ニクカイ
地下室の壁に掛けられたテレビが事務的な声でニュースを読み上げている。
『……市の輝日東高校1年、中多紗江さんが行方不明になってから今日で1年に…』
「お、もう一年か。そっか…紗江ちゃんがボクの家にお泊りに来てから一年経ったか」
感慨深げに語る男の声が地下室に響く。

『県警は有力情報の提供者への謝礼金を用意していますが、未だその安否は確認出来て…』
ニュースを見ながらタバコを吹かす男と、紗江と呼ばれた少女以外の気配は地下室にはない。
「紗江ちゃんが全国デビューしてから、もう一年なんだね。紗江ちゃん、テレビ見てよ謝礼金だってさ」
テレビの画面には、制服姿の少女の写真がワイプで抜かれて表示されている。
やや緊張した面持ちのツインテールの美少女の写真がニュース映像として公開され、捜査が行われたのは今から一年前。
当時は美人女子高生の誘拐、暴行致傷、はたまた家出か?などと様々な流言飛語が世間を賑わせた。
被害者である紗江の美少女ぶりから、一部では熱狂的なファンやコミュニティが形成された時期もあった。
だが、一年も過ぎた今となっては話題に登ることも少なくなり、多くの人々の記憶から消えつつあるようだった。

『肉塊』という言葉がある。
世間一般の解釈で言えば、それは通常は非生物を指すだろう。
だが、地下室の暗がりに転がる<それ>は違った。
よく目を凝らすと一定間隔で脈動し、ときおり痙攣するような動きをしているのもわかるはずだ。
暗闇に蠢く<それ>は、白い皮膚、栗色の髪、ふくよかな膨らみを持っている。
女性的な肉の塊というべきだろうか。

「い、言いまふ……言うから、おくしゅり……」
可愛らしいが、舌足らずな声が<それ>から発せられる。
純情そうな面立ちは残っているが、左目は閉じたままで、もう開けられることはない。
ツインテールの髪から覗き見えるはずの両耳は消失している。
パクパクと動く艶やかな唇の中には白い歯は存在しない。
テレビで流される一年前のポートレイト写真からは想像できない姿の少女は必死で何かを訴えている。
「お、紗江ちゃん。やっとその気になった?」
男は注射器を片手に持ち、少女に近寄る。
「じゃあ、言ってみな。ボクの好みかどうか確認するからさ」
男は嬉しそうに答えて、歯も舌も無い少女の口元に耳を寄せて聞く。
「………ゃ。…ゃあしゃん…」
「あ、そう来たか。そいつ知ってるよ。じゃあ早速その子に会いに行くか」
「おくゅしゅぃ…おくゅしゅりぃ…」
少女の瞳は男の手の中にある注射器のみを見つめている。
「あぁ、約束だったね。紗江ちゃんてば最初はあんなに嫌がってたのに、もうすっかりクセになっちゃったね〜」

<ナカダ><サレ♀>という文字が焼きごてによって刻まれた太腿に無造作に注射器を突き立てられる。
「あ、あ、あぁっ……」
注射器の中身が消えてなくなると、紗江は悦びとも悲しみともとれる声で泣きはじめた。
「じゃあ、紗江ちゃん。お友達へのビデオレターを撮ろうよ。久しぶりに紗江ちゃんとエッチしたくなっちゃったよ」
三脚に据えたビデオカメラを操作している男の股間が膨らんでいることに紗江は気づいた。
「あ、あぁぁ…いや…せんぱい、たしゅけて……」
薬物で恍惚となりながらも、男の言葉に怯える紗江は一年前のあの日の出来事を思い出していた。
「紗江ちゃん、まだあのセンパイが好きなの?今日はあんなセンパイのコトなんか忘れさせてやるよ」
股間の怒張を示して笑う男と、何かに怯える紗江の泣き声。
そんな二人の姿とは別世界のテレビのニュース音声が地下室に響いていた。
『では、次はスポーツニュースです……』


■トモダチ
「ん?誰だろ…」
ドアフォンの音が部屋に響いたとき、橘美也は自室で制服から普段着へと着替えようとしていたところだった。
自室から居間に移動した美也は、ドアフォンの液晶パネルを覗き込んだ。
そこには帽子を目深にかぶった宅配便の配達員の姿が写っていた。

『宅配のお届けものです』
ドアフォンを通して聞こえてくる声に、美也は明るく応える。
「はーい。いま開けまーす」
玄関を開けた美也が見たのは、運送会社の制服を着た男だった。
肩まで伸びた髪が配送員にしては珍しいと美也は思ったが、男が両手で持つ段ボール箱に気を取られてしまった。

「少し重いので、中に入れちゃいましょうか?」
「あ、お願いします」
玄関のドアを開け、配達員を招き入れた美也は、配達員から手渡された伝票の差出人を見て衝撃を受けた。
「え?中多紗江……紗江ちゃんから!?」
親友の名前が記された伝票を持つ美也の手が震える。
一年前に失踪し大々的にニュースでも報じられた紗江本人から荷物が届くとは美也は思ってもいなかった。
「あの〜ハンコかサインをお願いします」
配達員に促されるまで、美也の思考は停止していた。
「あ、はい」
振り返った美也が見たのは、配達員の手に握られていたバーコードリーダーのような器具だった。
その器具が首もとに押し付けられた時に、はじめて美也はこの男が普通の宅配の配達員とは違うことに気づいた。

「美也ちゃん。ちょっとビリっといくよ」
「な、なんですか……ぎ、いたぃっ!!」
バチバチという音と同時に脳天に激痛が走り、美也の疑問は絶叫に変わった。
玄関の土間に崩折れる少女に、容赦なく男の追撃が加わる。
悲鳴が聞こえなくなるまで続けられた電撃によって、美也は完全に無力化してしまう。
その場で後ろ手に縛られた上に、口に穴の開いたボール状のプラスチック製の猿轡を詰め込まれる。
こうなってしまえば、美也にはもう抵抗手段は残されていなかった。
「む…うむむ……」
「紗江ちゃんに続いてこの娘もクオリティ高けー。ショートカットのロリJK。たまんね〜」
本性をむき出しにした男は、まだ微かに痙攣している美也の髪を鷲掴みにすると、そのまま引きずり始めた。
「とりあえず、美也ちゃんのお部屋にはいろうか……えーと、あそこかな?」
<Miya>というネームプレートが提げられたドアを開け、配達員の男は美也を部屋の中に連れ込んだ。

「美也ちゃん。お兄ちゃんが帰ってくるまで、ちょっと遊ぼうか」
(にぃにのこと知ってる?!それに私の名前も……)
スタンガンの激痛と恐怖に怯えながらも、美也は必死に頭を巡らせていた。
「かわいい部屋だな〜。いい匂いするし。ちょっと待ってて、<オモチャ>とか持ってくるから」
配達員の男が一旦部屋を出ていく。
(そうだ、携帯。ベッドの上に私の携帯があるはず!)
電撃の余波で、まだ膝がガクガクと笑っていたが、なんとか美也は立ち上がった。
ベッドの上に倒れこみ、後ろ手に縛られた不自由な手で携帯電話を探しあてた。
(画面が見えない…暗証番号を……誰でもいいから電話を……)
指の手触りで暗証番号をなんとか押し、あてずっぽうでリダイアルボタンを押した。
『橘純一です。ただいま電話に出られません。ピーと言ったら伝言よろしく!』

(にぃにの電話につながった!!おねがい出て!!にぃに!!)
祈るような気持ちで兄の声を待つ美也だったが、そんな一部始終を男に見られていたことには気づいていなかった。
「おやおや。お兄さんにイタ電しちゃいけないよ」
「んっ!!」
いつの間にか部屋に戻ってきていた男を見て、美也は震え上がった。
すでに衣服を脱ぎ去った全裸の男の手には、ハンディカムとグロテスクな形状の器具が握られている。
「お兄ちゃんへの電話は後でね」
美也が必死に後ろ手で握り締めていた携帯電話を取り上げた男は、部屋の床の上に放り捨てる。
(こわいよ。にぃに助けて!!)
美也の心の叫びは、ついに兄に伝わることはなかった。

「さぁ、始めようか…っと、その前に美也ちゃんに見せてあげないとな…」
逃げようと必死にもがく少女に向かって、男はタブレット型の機器の液晶画面を見せた。
「ほら、お友達からのビデオレター。久しぶりだろ」
<中多紗江16歳:ハメ撮りビデオレター>というラベルのアイコンをタッチすると動画が再生された。
男が見せつけるタブレットの画面を見た美也は思わず目を見張った。
そこには丁度一年前に失踪――いや誘拐された親友の中多紗江の姿があった。

『はぁはぁ…みゃあしゃん』
舌足らずな声で話す友人の姿は、あまりに変わり果てていた。
上半身を映しだした画面の中で、紗江はカメラに向かって必死に話しかけている。
以前と変わらないのはツインテールに結わえた髪型と、白い肌ぐらいで、美也とおなじ女子高生とは思えない肢体が写っていた。
画面にはバストショット、つまり上半身が映っているが、制服の白いブラウスを着た紗江の両肩から先は何も存在していない。
白いブラウスの袖がだらりと垂れているだけだった。
はだけられたブラウスが辛うじて両胸を隠しているが、その膨らみはいびつに歪んでいるように見える。
そして、なによりも美也が驚いたのは、大きく膨らんだ紗江の腹部だった。
(もしかして…赤ちゃんが…妊娠してるの?)
ピアスを填めたヘソの周囲に浮き上がった妊娠線が生々しい。

そして、あどけなさが残る少女の表情からも、かつての明るさは消えていた。
生気を失った右の瞳からは大粒の涙が流れて頬を伝っている。
左目はまぶたを固く閉じているように見えた。
(まぶたが…どうして?)
微妙に凹んでいるように見える左目のまぶたは閉じた状態で黒い糸で縫合されていた。
それが何を意味するかは美也にはよくわからない。
『みゃぁしゃん…しゃぇは元気らよ…』
到底元気だとは思えない姿で懸命に語りかける中多紗江の姿に、美也は呆然とするばかりだった。
いずれにせよ、美也にはかつての友人である紗江が、普通の状態とはとても思えなかった。

『そ、その人は、しゃぇの今彼なの』
紗江の言葉が正しければ、いま美也の目の前にいるこの男が<今彼>つまり紗江を拉致した犯人ということになる。
『誰かを…誰かが、しゃぇの代わりに……ぐ…うむむ…』
突然画面の中に割り込んできた長髪の男が紗江の唇を奪って濃厚なキスを始める。
『紗江ちゃーん。久しぶりに生ハメ撮りして、お友達に見てもらおうよ〜』
画面の中で、男は嫌がる素振りを見せる紗江の髪を掴んで強引にキスをしている。
紗江の顎を押さえた男は、無理やり自らの舌を絡めようとしている。
だが、そこにあるはずの少女の舌は明らかに短くなっていた。
いや切り取られたかのように舌の大半が消えていた。
(え…紗江ちゃんの舌が!?)
これが紗江が舌足らずな声を出す原因であることは間違いない。
いや、それだけではない。綺麗な歯並びだった白い歯もすべて抜き取られたかのように一つも残っていない。

「ここから紗江ちゃんと一発ラブラブエッチしたんだ。ちょっと長いからとばすね」
男がタッチパネルを操作して動画の早送りをする。
画面の中で紗江に覆いかぶさり、キスや愛撫を行い、そして繋がり合う姿が早送りで映しだされていく。
男が指をパネルから離すと再び紗江の舌足らずな声がスピーカーから響いた。

『や、やめぇ!!もう中に出しゃないれ…やめ、やめ…』
あからさまに怯える紗江の声は<彼氏>と愛を交わす際の会話とは到底思えないものだった。
画面には紗江の上に覆いかぶさり、腰を犬のように振る男の姿があった。
カメラは少女の中に埋没する男のペニスの様子をハッキリと捉えている。
『いいじゃん。ひさしぶりの中出しなんだからさ、ボクの願いを叶えてくれるならこれで最後にすっからさ』
男が恋人にささやくように甘えた声で言っている。
<中出し>というその言葉通り、画面の中で紗江の身体を苛むペニスには避妊具は装着されていない。
『やめ…ぅぅ…や、やぁっ!!』
『いくぞ…いくぞ……』
クライマックスに近付きつつある男は、動画の中で紗江の顔――いや右目にキスをしているように見える。
『いやぁっ!!目はやらぁ!!やぁぁぁっ!!』
男の腰の動きが深くなり、長く尾を引く幼稚な声の絶叫が途切れる。

そして、その後に紗江の泣き声が聞こえてきた。
『目が…また目がぁ…うぅっ、もうやらよぅ…』
『ふぅ…気持よかった…出たよ紗江。ん…コレ意外とやわらかいな……』
紗江の悲鳴と男の声を最後に男の動きが止まり、ゆっくりと生のペニスが引きぬかれた。
(中出しって…そんな、本当にアソコの中に……)
美也が息を飲んだのは、カメラが紗江の陰部から垂れ流しになる精液を映しだした後だった。
カメラがゆっくりと動き、紗江の表情がアップになる。

(え、紗江ちゃんの目が……)
先程まで存在した右目のまぶたが、まるで噛みちぎられたようになくなっていた。
左目の縫い合わされたまぶたとは対照的に、右目は剥き出しの瞳を覆う物が無くなったことになる。
紗江の右目にキスをしているように見えた男の行為は、そんな恋人同士がするような甘い行為ではなかった。
『そう泣くなよ紗江ちゃん。ウインク姿も結構かわいいよ』
二度と閉じることのない右目と、二度と開かれることのない左目で作られた表情を<ウインク>と形容した男はゲラゲラと笑っている。
その上に、クチャクチャという咀嚼音が画面の中の男の口元から聞こえてくる。
『うーん、まつげがジャリジャリするね…あんまり美味しくないや』
美也はスピーカからハッキリとゴクリという音を聞いた。
友人の身体を飲み込んだ上で、美食家気取りのセリフを吐く男の映像が美也を震え上がらせた。

『さて、最後の中出しもしたことだし、ちゃんと美也ちゃんに説明して。ほらさっき約束しただろ』
男が紗江に発言を促すと、全てを諦めたような表情の紗江がカメラに向かって語り始める。
『み、みぁしゃん…私の代わりにその人のカノジョになってあげて…お願い。もう私は…しゃぇは……』
剥き出しになった右目から血の涙を流す親友の姿を見て、美也は目の前が真っ白になった。
(目が…まぶたがなくなってる……本当に食べられた?!)
『そうだ、紗江ちゃんさぁ、美也ちゃんにプレゼント持って行こうよ。ね?』
画面の中で錆びついた剪定バサミを手にした男の姿が映り込む。
『やっぱミルクだよね。とれたてマザー牧場母乳を持って行こう!!』
気味の悪い男の声がしたところで動画は終わった。

「はい、ビデオレター終了。というわけで、さっき紗江ちゃんが紹介してたのがボクだよ」
(紗江ちゃん。どうしてこんな姿に……美也こわい…こわいよぅ)
友人を拉致し、舌を抜き、手足を切断し、妊娠させた上に、動画の中でまぶたを食いちぎっていた男。
そんな男を本当に紗江が自分に紹介するとは美也には思えなかった。
この男に脅迫されたのか、それとも何かの取引を持ちかけられたのか…
いずれにしても、この一年間を通して紗江の身に尋常ならざる仕打ちがされたに違いなかった。
「で、今日から晴れて美也ちゃんがボクと<お付き合い>することになったわけ。ヨロシク〜」
陽気な声を張り上げ、男の手が美也のスカートの中に伸びてくる。
この男と<お付き合い>することが、どういう結果になるのかは、ビデオレターの紗江が身をもって証明している。
先ほど掛けた兄への携帯電話が美也に最後の希望の綱だった。
(やだ!!だれか、たすけて!!にぃに!!)


■ボニュウ
叫び声も封じられた美也は、必死にもがいて逃げようとしている。
そんな少女の姿を見た男は、何かを思い出したかのように、手をポンと打ってつぶやいた。
「あ、そうそう、忘れてた。さっき言ってた、紗江ちゃんからの<おみやげ>だけど……はい、どうぞ」
男が家の中に持ち込んだ段ボール箱の中から二つのビニール袋を取り出した。
「ひとつは美也ちゃん用で、ひとつは純一センパイ用ね」
嬉々として話す男が持つ透明なビニール袋の中には血溜まりが出来ている。
美也は最初は生肉かと思ったが、男が袋から中身を取り出して美也の眼前にみせつけた時に、その正体がわかった。

<乳製品><生産者:中多紗江>などと書かれたシールが貼られたビニール袋の中身は、まさに文字通り紗江の乳房だった。
血溜まりに混ざる白い液体は、乳腺から滲み出したものだろうか。
「あとで食べちゃおうね。生モノだから、腐らないうちに召し上がれ〜」
ただでさえ恐ろしい乳房の切り身に、新旧の無数の歯型が乳房に刻まれているのが痛々しさを増す。
この男の歯が紗江のふくよかな乳房に傷跡を残したに違いない。

「そうだ、さっそく紗江ちゃんのミルク飲んでみる?」
男は美也の口元の上に手にした紗江の<乳製品>を掲げると、両手で強く握りしめた。
美也は以前から紗江の巨乳とも言える胸を『ふかふかボディ』とヤッカミ半分、冗談半分で言ってからかっていた。
その『ふかふかボディ』の成れの果てが、美也の目の前で男の手によって絞られている。
切除された乳房から母乳がしずくとなって美也の口の中に垂れ落ちてくる。
美也は必死に口を閉じようとするが、プラスチックのギャグボールがそれを阻む。
切断面からあふれる紗江の血と、乳腺から滲み出る母乳が混ざり合った紅白の液体が美也の口の中に注がれていく。

「あぅ…ふぅっ!!うぅぅぅ!!」
クラスメイトの母乳と血の味を舌で感じ取った美也は半狂乱となって暴れ狂う。
「搾りたてのミルクの味はどう?きっと紗江ちゃんも美也ちゃんに飲んでもらえて喜んでるよ」
冗談とも本気ともとれる口ぶりで話す男は、幾度も紗江の乳房を握り潰し、捩じり、グリグリとこね回した。
乳腺に残っていた母乳は早々に出尽くし、もはや<それ>から絞り出る液体は、中多紗江の血と肉汁のみとなっていた。
咳き込み、涎を垂らし、首を振って逃げようとする美也の顎をしっかりと固定し、男は最後の一滴まで美也に飲ませた。
「はい、じゃあ後は自分で噛み絞って飲んでね」
美也の口からギャグボールを外した男は、絞りカス同然のくず肉と化した紗江の乳房を、血と脂と母乳で満たされた美也の口の中へ押し込んだ。
「うぅぅっ!げほっ!ぐぇっ…」
激しく嗚咽する美也を無視して、一度外したギャグボールを再び装着する。
友人の血肉を吐き出すことも、飲み込むこともできなくなった美也に対して男は平然と言い放った。
「もう一個のオッパイはお兄ちゃんにあげるから遠慮しなくていいよ。よーくカミカミしてから飲み込みなよ」
噛めと言われても、人の肉――それも親友の乳房を噛んだり飲みこんだりできるはずもない。
舌の上で感じる生肉の味が、いつまでも美也を苦しめることをこの男は十分承知しているようだった。
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「よし、プレゼントも渡したし、さっそく美也ちゃんのベッドで初エッチしよーか」
この男の底知れぬ嗜虐行為に震える美也と、嬉々として華奢な少女の身体に覆いかぶさる男。
美也の純潔が今にも奪われようという時に、床の上に捨て置かれていた美也の携帯から着信音が鳴った。
(この着メロは……にぃに!!)
着メロ設定で兄からの着信であることを知った美也だったが、手を縛られ、男に組み伏せられていては文字通り手も足も出せない。

「お兄ちゃんからじゃん?今はラブラブモードなんだから、あとで電話しようね〜」
美也の携帯を手にした男は、液晶の表示を見て通話を切断してしまった。
「じゃあ。入れるよ〜。もちろん生エッチだからね〜」
その宣言通り、コンドームなど未着用の怒張を秘部にあてがった男はゆっくりと腰を沈め始めた。
(やめてぇ!!にぃに!!さえちゃん!!だれか、だれかたすけて!!)
橘美也の心の叫びは、この男にも、そして兄の純一にも決して伝わることはなかった。
兄の橘純一が異変に気づくのは、そんな美也の叫びから数時間後のことだった。

<続く...かも>