猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系総合スレ 保管庫 - 食べてしまいたいくらい、大好き
371 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 00:11:54.58 ID:7wWCv8Kk [1/4]
代わりに、書きかけでこんなのがある。
『食べてしまいたいくらい、大好き』


あれはもう、ずっと昔の事のような気がする。

朝、隣で寝ている織莉子の起床の気配で目が覚める。ベッドから降りる彼女の手を寝ぼけたままとり、つい口づけをした。
「ああ、織莉子、大好き。食べてしまいたいくらい、大好きだ」
「ん、もう。キリカったら、昨夜散々食べたでしょ?」
下着姿の彼女は、自らの胸元のキスマークを指さし、微笑む。
それは昨夜、私と織莉子はベッドの上で幾度となく口づけを交わし、或いは体を重ね合わせて互いの温もりを感じ合った、その証だ。
「おはよう。キリカ」
「おはよう。織莉子」
頭がしゃんとしたところで、改めて挨拶。そして、毎朝恒例のキス。
今、この広い美国邸には、二人しかいない。織莉子の父である美国議員の汚職発覚と自殺により、ここは世間の悪意に囲まれ、見捨てられた場所となった。
しかし、この敵意に満ちた広い世界のただ中でも、私と織莉子にとってはただお互いさえいればそこは楽園であった。
しかしそれは、既に遥かに遠い出来ごと。

いや、そんな昔なワケはない。私が織莉子と出会い、愛し合うようになってからまだ半月程だ。それなのにその思い出は、ガラス板の向こうの景色のように妙に隔たったものに感じる。
いや、やぱりそれは私の記憶違いだろう。なぜなら、私の置かれている現状が、その楽園とはあまりにもほど遠いからだ。
昼なお暗い、ビルの谷間。風雨にさらされヒビの入ったビルの壁に挟まれ、ゴミの散らばるこの路地裏に、私は織莉子とともに一人で佇んでいた。
一人?
そう、織莉子は既に人ではない。物言わぬ冷たい骸だ。目を瞑り、血にまみれ、すでに死後硬直も始っている。

世界を滅ぼす魔女の素体となる少女、鹿目まどか。私たちは世界を救うためにその抹殺を行い、なんとか成功した。が、その代償は大きく、私は愛しい織莉子を失う事となった。
魔女結界崩壊のどさくさで、私はなんとか織莉子の亡骸を回収し、ここまで逃げのびたのだ。


ソウルジェムを砕かれた織莉子は、もはや助けるすべはない。このままでは私の大事な織莉子の肉体は、朽ちて失われてしまう。
どうすればいい? 気ばかり焦って考えがまとまらない。
と、名案を思いつく。そうだ、文字通り食べてしまえばいい。
食べてしまえば全部自分のものだ、二度と失う事はない。そして食べてしまえば織莉子は私の血肉となり、文字通り一つに成る事ができる。
ああ、なんて素晴らしい解決策だろう。
私は早速織莉子の服――大分傷んだ制服――を脱がす。
ああ、愛しい織莉子、なんて美しいんだ。これが見納めかと思うと、心の底から残念だ。せめてしっかり目に焼き付けておこう。
眠っているような顔。未だ今朝のキスマークの残る愛おしい首筋。幾つか孔が穿たれてはいるものの、豊かで形の良い胸。くびれた腰に肉付きのよい臀部。両足の間の薄い痴毛。すらりと伸びた手足。
本当に美しい。が、いつまでも見とれている訳にはいかない。先へと進み、私と織莉子は一つにならなければならない。
まずは胸だ。何度も私が顔を埋め、安らぎを得た、柔らかな温もりの箇所。その先端に一度だけ軽く口づけをし、一気に頬張る。
ああ、愛しい織莉子。君の豊かな胸はなんて旨くて、なんて甘いんだ。口に頬張れば、噛み砕く必要すらなく、あっという間に蕩けていくようだ。
ああ、美味しい、旨い、甘い、柔らかい、愛おしい、素晴らしい。ああ織莉子、君はやっぱり最高だ。
夢中になって右側をあっという間に食い尽くし、ようやく我に返る。しまった、あまりの美味しさに十二分に味わうまもなく飲み込んでしまった。残る左側は、もっとじっくり賞味するべきだろう。
左側は、ゆっくりと一口ずつ口に含み、一噛み毎に織莉子の記憶を反芻する。
織莉子の笑顔、織莉子の声、織莉子の話し方、織莉子の仕草、織莉子の好み、織莉子の……
ああ、素敵な織莉子。君の存在は私の胃袋だけではなく、心まで満たしていく。
やがて、左胸の食べ尽くす。次はどこにしようか……
いや、待て。今食べたのは左胸だ。ならばこのまま続きを食べよう。
私は肋骨を噛み破り、音を立てつつその破片を咀嚼する。勿論これも織子の体の一部、ひと欠片たりとも無駄にしてはならない。
織莉子の重要な部分を守るだけあって、それなりに歯ごたえがある。その歯ごたえは織莉子の存在の証。私はゆっくりと時間をかけ、しっかりと噛み砕き嚥下する。勿論、味は一級品だ。
やがて、織莉子の心臓が露出する。ああ、織莉子。もう動かなくなって冷たくなってはいるが、それは間違いなく君のハートだ。
私はそれを一口に頬張り、噛まずに口の中で転がす。ああ、織莉子の味だ。織莉子の強く美しく脆く気高い心の味だ。
暫く口の中で舐め、転がし、呑み込まないように吸う。ああ、織莉子。君の心は永遠に失われてしまった。でも、その象徴は今私の口中にある。
いつまでもしゃぶっていたいが、それでは織莉子を全て自分のモノにはできない。
織莉子の全てに思いを馳せつつ、口中のそれをゆっくりと噛みつぶす。ああ、口の中に織莉子の存在が弾けて広がる。ああ、なんという至福の味、至高の味、究極の味。
さて次はどこにしよう。そうだ、手だ。
織莉子の繊細な指、それは私の全身を愛情を以って隈なく撫でた繊細な器官。織莉子の腕、それは私の身体を幾度となく抱きしめた愛情表現の象徴。
その愛おしい右手の指を口に咥え、かつて幾度もベッドの上でそうしたように、ゆっくりとしゃぶる。ああ、愛おしい。
そして、私はそれを噛み砕く。鈍い破砕音とともに、彼女の指が私の口の奥にまで届くようになる。
彼女の指が、私の舌を撫でる。私の口腔を愛撫する。私の喉にまで届く。ああ、織莉子。君の指が私の奥にまで届いているよ。私の奥まで愛撫しているよ。ああ、なんという幸福。
次いで左手だ。一本一本ゆっくりと時間をかけてしゃぶる。そして一本一本ゆっくりと噛み切って、たっぷりと時間をかけて咀嚼する。
滑らかな皮も、繊細な爪も、細い骨も、みんな素晴らしい舌触りと味だ。本当に、織莉子は素敵だ。
次は腕、即ち私を抱きしめた織莉子の愛情表現の器官。指と似ていて細長いが遥かに太いそれは、しかし決して大味などではない。その肉も骨も、彼女の抱擁を想わせる力強い素晴らしい味がする。


373 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/07/28(木) 00:18:32.99 ID:7wWCv8Kk [3/4]
ここまで書いて、面白くならんので挫折。
オチは、語り手はキリカ本人ではなくその記憶や人格を受け継いだ使い魔(人間サイズの人食い芋虫)。
最後に、織莉子を殺した四人の魔法少女への復讐を誓う。