猟奇・鬼畜・グロ・嗜虐・リョナ系総合スレ 保管庫 - 戦場から逃げ延びて
182 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2011/05/22(日) 16:14:10.54 ID:Mr31qUEZ [1/6]
投下します
※屍姦あり、苦手な人はスルーおね



長年使い込んだせいで臭気を放つ皮鎧は、汗と返り血をべとつかせている。
そんな鎧を身に着けた一人の男傭兵が、日の光が届かない山中を歩いていた。
昼なお暗い山林が延々と続く景色を見るうち、男傭兵の疲労は蓄積し、鎧の体感重量は上がっていく。
一端立ち止まって頬の傷を掻きながら、傭兵は深呼吸した。
身体を弄るのは、何か困ったことがあったときの傭兵の癖だった。

傭兵が生まれる遥か前、曽祖父の時代から戦乱が蔓延るこの国では、大勢の兵士たちが争い血を流しながら死んでいった。
農家の次男に生まれた男傭兵は、若くして両親が死んだ際、長男に遺産を横取りされてしまい途方にくれていた。
長子相続などという一人の人間に徳をさせる風習には腹が立ったものの、かといって何をしたらいいか検討もつかず、
兄の指示に従って畑を耕すしかなかった。
状況が変わったのは、村に傭兵団の徴募人がやってきたときだった。
乱世で消耗される兵士が増えれば、人員補充への需要も高まるわけで、男傭兵の田舎の村にまでスカウトが来たのだった。
小作人のような兄からの待遇が不満だった男傭兵にとって、徴募人のスカウトは好機だった。
傭兵になり戦に勝てば金と名誉が手に入る、と徴募人は言った。
さらに出世の末、貴族の身分に取り立てられた傭兵の成功譚を聞かされ、浮かれ気分になった男傭兵は、
いつの間にか入団の宣誓書にサインをしていた。
傭兵からのいうサクセス・ストーリーは、何も知らない農村の若者にとって理想的と思える憧れであり、唯一の希望だった。
兄の反対を押し切って家を飛び出した男傭兵は、徴募人を急かしながら、意気揚々と傭兵団の本隊にたどり着いた。

だから、戦場の現実とその狂気に直面しても、男傭兵は逃げなかった。
血の海でのた打ち回る仲間たちの惨状に嘔吐した。命令とあれば、時には女や子どもですら殺した。略奪の際の集団陵辱に参加した。
傭兵としての生き方に当初疑問を抱いたこともあったが、やがて何も感じなくなった。
戦場で場数を積み、一つの隊のリーダーを任されるようにまでなったとき、かつて農民だった若者はベテランの傭兵になっていた。
このまま人生は順風に進んでいくかと思っていたとき、たった一度の敗北が男傭兵の人生を変えた。
傭兵団は敵の奇襲にあい、無残にも壊滅した。
味方が討ち取られる中、必死に逃げ、敵の残党狩りはどうにか捲いたとき、男傭兵は一人のまま山中をさまよっていた。


わずらわしい羽音で飛び回る虫に刺され、張り巡らされた蜘蛛の巣が顔に張り付く。
藪の中に仕掛けられた天然の罠は気力を削ぎ、男傭兵の歩く速度を鈍らせた。
このまま藪の中をさまよっているだけで日が暮れてしまうかと思われたとき、それまで続いていた藪の海が突然途切れる。
ようやく藪を抜けたことを男傭兵は悟り、出口の先の様子を伺った。
藪の前には馬車が通れる程の広さをした、轍のついた山道があり、つまり人の往来の跡がはっきりとあった。
道をたどって行けば、いずれはどこかの集落に行き着くのは確実だろう。
男傭兵は、最近轍を通った馬車の向かった方角を確かめ、麓に向かって山を下ることにした。
しばらくして、見通しの悪い谷間に差し掛かったとき、前方からギャアギャアと耳障りな鳴き声がした。
祭りではしゃぐ子どもたちのように大騒ぎしているのは、樹上に集まったカラスたち。
この黒い鳥たちの振る舞いは、何か素晴らしいご馳走を見つけているときのものだった。
案の定近寄ってみると、道端に死体が転がっていた。
剣や槍の致命傷がある亡骸が数体、ゴミのように打ち捨てられている。近くに馬を失った馬車があった。
どうやら、男傭兵がたどってきた轍の主のなれのはてらしかった。
おそらく山賊に殺されたのだろう。
自分が賊の襲撃現場に居合わせなかったことを、男傭兵は神に感謝した。

このような状況に遭遇した場合、男傭兵がとる行動は決まっている。
戦場で死体慣れしていたこともあり、特に躊躇うこともなく、死者の所持品を漁り始めた。
落ちている物を拾うことへの罪の意識など、男傭兵はとっくの昔に捨てていた。
文句の言わない死者の懐中やポケットを漁ったものの、案の定というか、金目のものは特に見つけられなかった。
目ぼしい物は山賊たちが持ち去ってしまったらしく、男傭兵は収穫を得られないまま落胆した。
ならせめて馬車の中だけでも何かないかと思い、男傭兵は荷台を覗き込む。
幌で覆われた荷台は日陰のため薄暗く、中の様子がよく見えない。
荷台の中を調べるため、男が身を乗せたときだった。
中にいた少女と目が合った。
荷台の奥で膝をついた、思春期くらいの娘が、虚ろな目で男傭兵を見ていた。
精巧な人形のような大きな瞳と、背中まで垂れる綺麗な栗色の髪の持ち主だった。
「おい、大丈夫か?」
荷台に上がりこんだ男傭兵は、床に妙な滑り気を感じつつも、少女の肩に手をやる。
だが男の手が触れたとき、少女は壊れた人形のように崩れ落ちた。
影になっていたせいで見えなかったが、少女の白い喉元は無残に切り裂かれ、首の動脈が切断されている。
亜麻のワンピースの胸元は血で染まり、まるで紅い前掛けをつけているように見えた。
荷台の床にはおびただしい血液が付着しており、これが床の滑りの正体だった。
家畜を殺したときの、屠殺場の匂いがした。
粘り気を帯びた血溜りは、生臭い鉄の臭気を放っている。
男傭兵は、無残な死を遂げた少女に同情した。


年端もいかない少女を殺した山賊の行動は不可解だったが、おそらく暗がりのせいで姿を確かめなかったのだろうと、男傭兵は推理した。
もし馬車の外に出ていれば、少女の命は助かったに違いない。
だがその器量の良さは、山賊の慰み者にされてしまうということも意味していた。
山賊に陵辱されてまで生き延びるのが、この少女にとってよかったのか、男傭兵には分からない。
むしろこうして、喉笛を切り裂かれて死んだのがよかったように思えた――おそらく処女のままで。
そのとき男傭兵は、少女の死体が清らかな身体を保ったままなのか気になった。
着衣の乱れがなかったため先入観で陵辱されていないと思ったが、そう言い切れる保障はない。
傭兵の噂話で、死体を犯す趣味を持った男の話を聞いたことがあった。
山賊が少女の死体に一切手をつけていないのも不自然に感じる。
陵辱の跡の有無を確かめたいという欲求が、男傭兵の中で膨らみつつあった。
死体が倒れた拍子にスカートがめくれ、その下に隠されていた白い脚が露出していた。
大人に比べると肉付きは薄かったが、男を誘惑する女の脚だった。
死体の脚を見たとき、男傭兵の頭の中に殴られたような衝撃と、何かが弾け飛ぶ感触がした。
それはかつて戦場で感じた精神の崩壊と、狂気の目覚めに近い気分だった。
自分の覚醒を抑える気は、男傭兵になかった。
思いとどまるには、少女の死体があまりにも魅力的過ぎた。
周囲にあるのは道端の死体と、死肉をついばむカラスだけであり、つまり男傭兵以外の人間はいない。
人目を気にする必要がなく、男傭兵が何をしてもゆるされる無法環境だった。

死体のスカートをめくっていくときの胸の高まりは、初体験のそれに匹敵するものだった。
やがてめくり上げた亜麻布の下から、少女の細い腰が姿を現す。
この国の習俗では、女性は下着をつけない。
幸いなことに陵辱の跡はなかった。
まだ成熟していない華奢な下半身は、子どもとそう大差がない。
うっすらと茂みが覆った程度の性器は、固く閉ざされ、陰唇ははみ出していなかった。
割れ目の間からこぼれ出る、少女独特の汗くさい芳香が、男傭兵の鼻をくすぐった。
茂みが生えそろっていない性器は、官能的に誘惑している。
感じる下半身の高まり。男傭兵は死体に欲情していることに気づき、そして欲求に正直な行動へと移った。
死体の蕾の中心に、熱い舌が差し出される。
まだ体温が残っているせいか、割れ目の周りはほのかに暖かかった。
性器を這い回る舌は、男傭兵の高まりとともに、ますます熱を帯び、冷えていく死体を暖めていた。


死体はまだ柔らかかったため、服を脱がすのはスムーズに進んだ。
着衣をすべて外し終えたとき、男傭兵は少女のすべてを知った。
乳房は歳相応に小ぶりさで、乳首もつつましく整っていて綺麗だった。
やや湿り気のある膣に指を挿し、男傭兵は中の感触を確かめた。蕾のような割れ目の中は、思ったよりきつく抵抗がある。
男傭兵は一度指を抜き出し、それを口に含んでたっぷり唾をつける。
再び潜り込んだ唾つきの指は、死体の穴に潤滑油を塗りつけていく。
唾を含んだ性器は、やがて生きている女と同じくらいに濡れそぼった。
男傭兵は性器が塗れたことを確認したあと、死体の脚を持ち上げて相手の細い腰に手を回し、準備態勢に入った。
死体の股の間から男傭兵の侵入が開始された。
それでも狭めだった入り口の侵略は困難で、男傭兵は先端がつっかえる度、幾度となく腰を打ちつけた。
生きている女とは違って文句を言わないため、ねじ込むことに気を使わずにすむのはよかった。
ようやく、男傭兵の先端が最奥にまで到達した。完全に結合した肉体。
死体の胎内は生温かくぬるい風呂につかったような気分だったが、妙に心地よかった。
また死体の虚ろな目と視線が合う。
今にも生きて動き出しそうな人形の瞳に一度見られると、男傭兵はしばらく目が話せなかった。
少女の愛撫を求める声が聞こえた気がした。
「そうか、たっぷり可愛がってやるよ」
人形の髪を手で掬いながら、男傭兵は独りごち、精気を失った紫色の唇に喰らいつき、貪った。


死体の胎を熱い生命の素が満たし、その行為が数度続いた。
男傭兵は限界に達したあと、死体に絡みついたまま、その未成熟の胸に顔をうずめていた。
清らかな乳房を吸い、少女の甘い匂いの残り香を堪能し続ける。
それは、至高の時だった。
男傭兵は死体を愛撫しながら、この時間がいつまでも続くことを望んでいる自分に気づく。
だがそれは無理なことだ。
死体の手足は硬直が進み、だんだん固くなりつつあった。しばらくすれば交わりを続けるのには支障が出てくるだろう。
やがて少女の亡骸は、腐敗して膨らみ、肉が腐り落ち、そして骨になる。それが自然の理だった。
突然、少女の肉体が滅びる運命を認めたくないという強い衝動が襲った。
少女の骸を失うことは、男傭兵にとって身を切るくらい耐え難くなっていた。
しかし、男傭兵にはその解決方法が見つからなかった。
神でもないただの人間が、どうすれば肉体の滅びる運命を回避できるのだろうか。
偏執的な思考が、男傭兵の精神を蝕んでいく。
男傭兵は気を紛らわすため、少女の柔らかい裸身を弄り始めた。
全身の感触を確かめ、再びその手を死体の胸に戻したときだった。
ある閃きが、男傭兵の脳裏をかする。
思いつきに興奮したあまり、強く握ったせいで、死体の乳房に手形がついてしまった。
男傭兵は気を取り直し、べとつく床に放り出してあった、自分の装備に手を伸ばす。
革のベルトに備え付けられた鞘には、戦場で幾度となく敵の血を吸ってきたナイフが収めてある。
男傭兵は、愛用の武器を鞘から引き抜き、その持ち味を確認する。
暗がりの中の微かな光を反射し、銀色の刃先が輝いた。
ナイフを見ながら、男傭兵は微笑んだ。傍らには、うつぶせに置かれた少女の死体。
男傭兵は、死体の白い背中に、銀色の刃をつきたてた。
切り裂かれる皮膚と肉の感触を、ナイフの柄が伝える。
男傭兵は、リンゴの皮を剥くように、少女の背中から皮膚を剥がしていく。
剥き出しになった筋肉と、皮にこびり付く脂肪を見ても、男傭兵は動揺せず、慣れた手つきで作業を進めていた。
男傭兵がまだ農民だった頃、動物の解体の仕事をさせられたことがあり、その経験がここで生きた。
肉の腐敗は防ぐことはできないが、皮と骨は加工して剥製にできる。つまり、少女を人形として生まれ変わらせ、姿を保存する。
それが男傭兵の考え出した結論だった。

やがて辺りが暗がりに包まれた頃、血の滴る大きな皮袋を担ぎながら、男傭兵は山を下っていった。(終)