概要(helpより抜粋)
「ここ最近、この市はどこかおかしい」
このY県白(はく)市の住民は、誰もがそう感じていた。 交通事故がここ三カ月で昨年の事故数を上回った。 全国紙で一面を飾るような凶悪な事件が、先月だけで既に三件も起きている。
なぜか知らないが気が立っている、なぜか知らないが不安を感じる。 町全体に得体の知れない暗い空気が漂っていた。
理由は簡単である。白市は「鬼門」となっていた。 鬼門とは北東を指す言葉であり、 鬼が出入りする方角として、万事に置いて忌むべき方角とされている。
転じて、鬼門とは「よくない結果が起こりやすい場所」を指す。 「よくないこと結果が起こりやすい場所」であるが、放って置いては何が起こるか分からない。
そこで、Y県を守護する退魔集団“狩返(かりがえし)”は白市に赴き、鬼門を封じた。
だが、そのほんの少し前、白市で一匹の妖怪が生まれた。 妖怪は人々の恐怖などの意識の集合によって生まれるものである。 白市には既に妖怪を生み出すのに十分な意識が集まっていたのだ。
その妖怪は名を「鬼鵺(おにぬえ)」と名乗った。 鬼は人々の「恐れ」の象徴。 鵺は平家物語などに登場する「獣の合成生物」である。
だとすれば、「恐れの合成生物」であるこの妖怪が 自分の事を鬼鵺と名乗るのは自然なことなのかもしれない。
鬼鵺は夜毎に人をさらった。 苦痛を与え、心を苛み、人から絶望を絞り出すことは、 自身の存在を強化することであり、 彼に取っては極上の酒をも上回る愉悦であった。
そんなある日、鬼鵺がいつものように人を拷問していると、 近くに鋭い気配を感じた。 鬼鵺が気配の方向に顔を向けると、 そこには凛とした空気をまとった女がいた。
「……お前が鬼鵺か」
……
……
……
この物語は、一匹の鬼と退魔師達の戦いの物語。
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