最終更新: saimuseiri_wiki 2011年12月01日(木) 16:26:39履歴
ニュース記事
消費者金融大手3社(プロミス、アコム、アイフル)の2011年9月中間連結決算が14日出そろい、いずれも売上高にあたる営業収益が前年同期を大きく下回った。利用者の借入額を制限する総量規制の影響で、融資残高が減ったため。
プロミスは顧客が過去に払いすぎた利息(過払い金)の返還損失関連の引当金を大幅に積み増し、最終損益の赤字が拡大。一方、アコムとアイフルでは利息返還損失関連の引当金繰入額の計上を見送り、最終損益が改善した。
プロミスの最終損益は2085億5300万円の赤字(前年同期は33億7100万円の赤字)だった。利息返還に備えた引当金残高を3951億円に前年同期末比約6割積み増したのが主因。
一方、アコムは最終損益が283億9100万円の黒字(前年同期は438億8000万円の赤字)、アイフルは111億4800万円の黒字(前年同期は34億円の黒字)だった。
解説
消費者金融業界が濡れ手で粟だったのは遠い昔。昨今の消費者金融業界は、過払い金や借入総額を年収の3分の1までに制限する総量規制の導入の影響を受け、厳しい経営状態に追い込まれていました。
ただ、業界に混乱を巻き起こした総量規制の導入(2010年6月)や武富士の経営破綻(2010年9月)から1年が経過し、武富士破綻をピークとして、長期間に渡った過払い金問題も徐々に収束に向かっていると考えてよさそうです。各社の業績を見ても、過払い金の返還額が減少し、回復の兆候が出てきています。
各社の業績が回復してきたことで、今後、総量規制などの問題はあるものの新規申込み・借入が行い易くなる可能性があります。貸金業法の改正は多重債務者を増やさないために行なわれたという大前提ですので、各社による競争過熱によって、再び多重債務者が増えてしまうことにならなければと思います。借り入れを行う際は、必ず計画的に行ってください。
消費者金融大手3社(プロミス、アコム、アイフル)の2011年9月中間連結決算が14日出そろい、いずれも売上高にあたる営業収益が前年同期を大きく下回った。利用者の借入額を制限する総量規制の影響で、融資残高が減ったため。
プロミスは顧客が過去に払いすぎた利息(過払い金)の返還損失関連の引当金を大幅に積み増し、最終損益の赤字が拡大。一方、アコムとアイフルでは利息返還損失関連の引当金繰入額の計上を見送り、最終損益が改善した。
プロミスの最終損益は2085億5300万円の赤字(前年同期は33億7100万円の赤字)だった。利息返還に備えた引当金残高を3951億円に前年同期末比約6割積み増したのが主因。
一方、アコムは最終損益が283億9100万円の黒字(前年同期は438億8000万円の赤字)、アイフルは111億4800万円の黒字(前年同期は34億円の黒字)だった。
解説
消費者金融業界が濡れ手で粟だったのは遠い昔。昨今の消費者金融業界は、過払い金や借入総額を年収の3分の1までに制限する総量規制の導入の影響を受け、厳しい経営状態に追い込まれていました。
ただ、業界に混乱を巻き起こした総量規制の導入(2010年6月)や武富士の経営破綻(2010年9月)から1年が経過し、武富士破綻をピークとして、長期間に渡った過払い金問題も徐々に収束に向かっていると考えてよさそうです。各社の業績を見ても、過払い金の返還額が減少し、回復の兆候が出てきています。
各社の業績が回復してきたことで、今後、総量規制などの問題はあるものの新規申込み・借入が行い易くなる可能性があります。貸金業法の改正は多重債務者を増やさないために行なわれたという大前提ですので、各社による競争過熱によって、再び多重債務者が増えてしまうことにならなければと思います。借り入れを行う際は、必ず計画的に行ってください。
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