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兵庫県警は8日、他人に譲渡する目的で神戸市の銀行に口座を開設したとして、詐欺の疑いで神戸市垂水区山手、神戸市都市計画総局の技術職員、西田昌弘容疑者(52)を逮捕し、同日、神戸市役所を家宅捜索した。

西田容疑者は去年12月、ヤミ金業者に譲渡する目的で神戸市内の銀行で口座を開設し、通帳とキャッシュカードをだまし取った疑い。県警によると、西田容疑者はヤミ金業者からの借金があり、「ヤミ金業者から指示されて作った」と容疑を認める供述をしている。

西田容疑者は、ほかにも3口座を開設しており、兵庫県警はいずれもヤミ金業者の振込先などに使われていたとみて、口座の譲渡先を調べている。
解説
他人に譲り渡したり転売したりするためなのに、自分で使うと銀行をだまし、不正に口座開設する詐欺が後を絶ちません。

警察庁のまとめでは、昨年は全国で925人を摘発、今年も9月末現在で701人に上っており、無登録で貸金業を営むヤミ金業者に融資の見返りなどとして通帳を渡す多重債務者の存在が目立ちます。

昨年6月の改正貸金業法完全施行が影響しているとみられ、正規の貸金業者から借りにくくなった債務者がヤミ金に頼る状況に追い込まれ、現金を得るため仕方なく口座を作るケースが増えています。不正に開設された口座は、振り込め詐欺に悪用されており、警察が摘発を強化しています。

違法なヤミ金に手を出す前に、弁護士・司法書士に相談して、前向きな借金解決の方法をお探し下さい。一度でもヤミ金融業者と取引をしてしまうと、借金が膨らむだけでなく、犯罪行為に加担させられてしまう危険性があります。

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• 引用元ページ：債務整理ニュース「ヤミ金に頼まれ口座開設 詐欺容疑で神戸市職員逮捕」
• 引用元サイト：自己破産・債務整理ガイド