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消費者金融業界の苦境が続いている。貸付金減少が止まらず、利息制限法の上限金利を超えた「過払い利息」の返還請求は、昨秋の武富士経営破綻以降、増加している。年度末にかけて返還負担がさらに膨らむとの見方もあり、アコム、プロミス、アイフルの大手3社を含む各社は一段のリストラなどを迫られかねない状況だ。

大手3社が9日までに発表した10年4〜12月期決算では、返還のため、アコムが156億円、プロミスが149億円、アイフルが72億円を損失として引き当てた。加えて、個人への貸し付けを年収の3分の1以下に制限する「総量規制」の導入(6月)や貸出金利低下で利息収入が減少。売上高に当たる営業収益が各社とも前年同期比2ケタ減となった。純損益は大規模リストラをしたアイフルは黒字に回復したが、プロミスは減益、アコムは赤字に転落した。

各社とも意識しているのが武富士破綻の余波だ。武富士への返還請求の締め切りを2月末に控え、重複する借り手が武富士への請求を機に同業他社へも返還請求をする可能性が高く、アコムなど各社は戦々恐々としている。
解説
消費者金融業界は、過払い金や総量規制導入の影響を受け、とりわけ中小は厳しい経営状態に追い込まれているようです。とはいえ、過払い利息の返還請求は、市場の予想を下回っているとも言われており、大手3社が急に経営破綻してしまうことはないでしょう。

実際、12月のアコム、プロミス、アイフルの大手3社の合計請求件数は、3万4400件と、武富士破綻の影響から11月比では14%の増加ながら、前年同月比では4.7%減っています。各社の開示資料によると、アコムが前年同月比6.5%増の1万3100件(11月比1.6%増)、プロミスが11%減の1万2300件(9.8%増)、アイフルが10%減(45%増)の9000件です。

大手消費者金融にまだ余力が残っていそうな今が、債務整理を行なうチャンスです。武富士のように業者が経営破綻してしまった後では、過払い金の返還額は大幅に減額される可能性が高いでしょう。長い間大手消費者金融と取引きがあり、過払い金が発生している可能性がある人は早急に弁護士・司法書士に相談して、取引履歴を調べてみて下さい。

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-引用元ページ：債務整理ニュース「苦境続く消費者金融　過払い利息の返還請求増加で」

• 引用元サイト：自己破産・債務整理ガイド