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東京都新宿区の会社役員の男性(79)が、投資会社への出資金名目で約8千万円をだまし取られていたことが5日、警視庁戸塚署により明らかになった。

同署によると男性方に1月25日、都内の投資会社社員を名乗る男から別の投資会社への出資の勧誘電話があり、男性が勧められた投資会社に電話するとパンフレットが送られてきた。男性は計7回、指定された銀行口座などに計8,040万円を振り込んだが、直後に勧めた会社、出資した会社ともに連絡がとれなくなったという。

同署は、実在する投資会社の社員を装って出資を持ちかける手口の投資詐欺として捜査している。

解説
男性は電話で「ある投資会社が1口10万円で出資を募っている。3倍の値段で買い取るので4口買わないか」などと出資をもちかけられています。
しかし、男性が出資した会社は金融庁への届け出のない幽霊会社とみられ、出資を勧めた男が名乗った都内の投資会社には、該当する社員はいなかったということです。
これは実態のない会社への出資を募る違法な勧誘で、出資法違反にあたります。

今回のような投資詐欺には、陳腐な投資セミナーを高額の講習料で勧誘するものや、水資源の権利購入で配当が得られるという投資取引など多くの手口が存在します。
こういった詐欺に合わないためには、金融商品は金融庁に登録されている業者以外から購入しないということはもちろんですが、うまい話は存在しない、高額な投資はしないということも常に心に留めておくことも大切です。

【出資法】・・・正式名称は「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」で、消費者金融を始め、貸金業者の高金利貸付を規制。利息制限法とあわせて多重債務者の債務整理に欠かせない法律。

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• 引用元ページ：債務整理ニュース「出資金名目の投資詐欺　8千万円被害」
• 引用元サイト：自己破産・債務整理ガイド