債務整理Wiki - 「ヤミ金」6人を再逮捕 1250人から入金1億超
ニュース記事
山形県警と新庄署は6日、出資法違反(超高金利の受領)の疑いで、6人の男を再逮捕した。県警のこれまでの調べで、このグループが開設した金融機関の口座は約260に上り、全国約1250人から1億円を超える入金が確認された。

再逮捕されたのは▽東京都文京区千石3丁目、金融業長谷川和也(27)▽同千代田区富士見1丁目、貸金業従業員榊原綱一(27)▽埼玉県ふじみ野市西2丁目、同田中健太(28)▽東京都中野区江古田2丁目、同内山和樹(28)▽同区野方3丁目、同平井裕司(21)▽東京都北区中里2丁目、元貸金業従業員でアルバイト従業員小林辰夫(34)−の6容疑者。

6人の逮捕容疑は、今年3月下旬、広島県の男性=当時(56)=に1万5000円を貸し付け、埼玉県内の銀行に開設した口座に、翌4月に2回にわたり計2万3000円を振り込ませ、法定金利である1日あたり0.3%の約12倍にあたる、利息8000円を受け取った疑い。

同署によると、長谷川容疑者らは2007年6月ごろから、東京都内のマンションの一室を事務所としてヤミ金融業を営み、「フクドメ」「ヤマダ」などの名前をかたって携帯電話で融資を持ち掛けていたとみられる。6人は先月、この広島県の男性から法外な利息を受け取ったとして逮捕されていた。
解説
連絡先を固定電話の番号ではなく、090や080などの携帯電話やPHSしか持たない貸金業者には、十分注意してください。
現在日本において貸金業を営むには、必ず固定電話の番号を有しなければならないと法律で義務付けられており、携帯電話090や080から始まる番号による登録は一切認められないため、固定電話の番号を有しない金融会社は全て無登録で営まれる非合法な業者(=ヤミ金融)です。

このような業者は、おおむね貸付金額は1〜2万と小額(多くても5万以内がほとんど)で、返済は、借りた金額の1.2倍〜1.5倍以上に相当する額を7〜10日以内に返させるというものです。

ヤミ金融対策法の成立以降、ヤミ金業者の取締りは強化されてきましたが、業者も様々な手口を考え、警察の捜査から逃れているので、なかなか根絶できないのが現状です。

下記に当てはまる方は、貸付対象者として狙われやすいので特に注意してください。
(1自己破産債務整理等をした人
(2)多重債務
(3)総量規制の対象者(既に年収等の3分の1以上の借り入れがある人)

ヤミ金は、多重債務者や自己破産者の名簿を入手し、ダイレクトメールや電話、FAXなどで融資勧誘を行ってきます。しかし、どんな場合でも、絶対にヤミ金からはお金を借りないようにしなければなりません。わずかな金額だからと一度でも借りてしまえば、家族や親戚まで巻き込んだ取り立て地獄がアナタを待ち受けています。

もし既にヤミ金から借りてしまてしまっている場合は、急いで弁護士・司法書士事務所へご相談ください。債務整理のプロがアナタの力になってくれることでしょう。