債務整理Wiki - カードローン、新規参入行が急伸 消費
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新規参入銀行のカードローンが急速に拡大している。主要7行の6月末の残高は前年同月末に比べて3割増え、2000億円を突破した。改正貸金業法が昨年6月に完全施行され、消費者金融会社から借りにくくなった個人の需要が高まっているようだ。(主要7行はソニー銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行、ジャパンネット銀行、じぶん銀行、イオン銀行、セブン銀行)
6月末のカードローン残高は合計2012億円となり、前年同月末比29%増加し、2009年3月末のほぼ5倍に膨らんでいる。新規参入銀行の残高は1割に満たないが、金利の引き下げやローンの上限拡大といった積極策が顧客を引き寄せている。

楽天銀行は10月末までの新規申し込みに限り、借入金利を通常の半分の年2.45〜7.25%に引き下げた。大手消費者金融会社の6〜18%程度、3メガ銀行の5〜14%程度を大幅に下回る。キャンペーン開始後には、1日当たりの申込件数が3割増えたという。

セブン銀行は6月、借り入れの上限額を従来の10万円から、30万円または50万円に引き上げた。ソニー銀行も今年度中に新商品を投入する。

新生銀行は今秋から、傘下の消費者金融「レイク」のブランドを譲り受け、銀行本体で新規の貸し出しを始める。

日本貸金業協会によれば、消費者金融会社の6月末の無担保ローン残高は6兆円で、1年前より約2兆円減っている。

銀行からの借り入れには規制がなく、顧客の一部が新規参入銀行に流れたとみられる。インターネットで申し込める点なども、顧客の心理的な抵抗を和らげているようだ。銀行側も住宅ローンや国債に頼りがちな運用先を多様化するため、カードローンに力を入れている。
解説
総量規制の影響により、消費者金融業界の顧客の4割程度が抵触したといわれています。記事の内容の通り、総量規制により、消費者金融や、キャッシングによる借入れが出来なくなった方に対して、総量規制の対象外となる銀行ローンが需要が高まっているようです。

銀行の無担保ローンはある程度は金利が低い場合が多く、一時的な資金不足を補う場合などには有効ですが、多重債務の返済は苦しいものなので、さらに借金を重ねる事は避けたいものです。

現在、借入金でお悩みの方は、早いうちに、弁護士・司法書士に相談してみてください。