コラム
平成17年頃から、
過払い金に関する最高裁判所の判決(旧日栄、旧商工フアンド等)が次々に出されるようになって、
過払い金請求に関する多くの論点が決着をみました。
今でこそ
過払い金の返還はあたりまえのようになっていますが、これまでに至るには、
弁護士による長い裁判の歴史があったのです。
また
任意整理で、分割払いの将来分の金利を0にするなどのルールも、
弁護士による長い戦いがあってのことなのです。
先人の努力の上に、現在の
過払い金請求、
任意整理のルールが築き上げられ、自分も含め、現在その恩恵に浴しています。それだけに、安易にそれらの努力を無にしないように頑張っています。
それにしても、相談に見えられる方の給与が低いのには驚かされます。また失業者中の方も多い。
厳しい経済情勢にあることを実感します。
多くの人は、借金はその人の責任といいますが、実際問題本人を責められないといった状況の人が多いのが実情です。