債務整理Wiki - 過払い金返還訴訟 無資格 非弁容疑で逮捕
2012年02月21日(火)

ニュース記事
弁護士資格がないにもかかわらず、男女6人から消費者金融への過払い金返還請求訴訟の依頼を受け、平成22年10月〜23年5月、訴状の作成や和解の助言をするなどして計約810万円の報酬を受け取ったとしている。

無資格で法律事務を行い報酬を得たとして、弁護士法違反(非弁行為)容疑で経営コンサルタント会社「MMA」(大阪市中央区)の実質的経営者、平原洋介容疑者(29)=同市西淀川区=を大阪地検特捜部は16日、逮捕した。
平成22年6月の同社設立後、同社従業員らと共謀し、継続的に非弁行為を繰り返していたとみて調べている。

解説
過払い金返還の請求をするには、弁護士や、司法書士など専門家に委任して訴訟をし、法廷外の交渉で和解をしてもらう方法と、自分で取引履歴を取り寄せ過払い金額を算定し不当利得返還訴訟という裁判を起こして勝訴もしくは和解する方法があります。

その際、日本弁護士連合会や日本司法書士連合会に所属しているか確認しましょう。


過払い金について

過払い金とは消費者金融やクレジット会社と長年の借り入れ取り引きを行っていた場合、法律で規制された本来支払うべき金額以上のお金を返済していることを言います。
過払いが発生した場合、債務者(借り入れ側)は債権者(貸す側)に返還するよう主張することができます。
これを過払い金返還請求といいます。
(ただし、過払いが発生するには一定の条件があります。)