債務整理Wiki - 出資法違反:容疑で 「ソフトヤミ金」経営者ら逮捕
ニュース記事
高金利で貸し付けたとして警視庁生活経済課と千住署などは16日、斎藤聡斗司容疑者(36)ら7人を出資法違反と貸金業法違反容疑で逮捕した。
容疑者らは取り立てが暴力的ではない「ソフトヤミ金」と言われる業者で、返済に困った債務者を系列グループ6店舗に次々と紹介して違法利息を受け取っていた。

逮捕容疑は、09年1月〜今年2月、無登録で「マスト」などの名称で貸金業を営業し、神奈川県藤沢市の男性塾講師(39)ら4人に法定利息を11〜41倍超える金利で計165万円を貸し付け、違法利息241万円を受け取ったとしている。
グループは08年1月〜今年5月に約490人から約6000万円の違法利息を得ていたとみられる。

同課によると、斎藤容疑者は関東財務局に登録していた正規の貸金業者名で顧客を募集し、多重債務者にはヤミ金業者から借り入れるように選別。
返済に窮した顧客には、強引な取り立てで追い込むことはせず、新たな貸出先として別の店舗と見せかけてグループ店を紹介していた。
解説
かつてのヤミ金は年数百%以上もの高金利と暴力的取り立てなどの悪質な犯罪行為によって社会問題化しました。
その為「ヤミ金融対策法」が施行され、刑罰が強化されてからは、多くの業者が摘発され廃業に追い込まれていきました。

しかしながら、代わって増えてきたのが「暴力的取立てがなく、金利は年40%前後」で貸付を行なう「ソフトヤミ金」です。
比較的ゆるい条件で貸付を行い違法行為を表面化させない事で、取り締まりから逃れるのと同時に、多重債務者から長期間に亘って莫大な金利を取ることが業者の目的です。

一度でも年40%以上の高金利で借入れを行なってしまうと完済は難しくなりますので、絶対にヤミ金には手を出さないで下さい。また既にヤミ金から借入れを行っている方は、早急に弁護士・司法書士事務所に相談して下さい。

-引用元ページ:債務整理ニュース「出資法違反:容疑で「ソフトヤミ金」経営者ら逮捕」