債務整理Wiki - 消費者金融のアコムが 509億円赤字予想に下方修正
ニュース記事
アコムは9日、2011年3月期の連結当期損益予想を509億円の赤字(従来予想は262億円の黒字)に下方修正すると発表した。

前年実績は72億円の赤字だった。
業界を取り巻く環境の変化で先行き不透明感が高まったとし、貸し倒れや利息返還請求に備えた引当金を積み増すことが重しになる。2期連続の当期赤字となる。

会見した同社の木下盛好社長は、さらなる引当金残高の拡充を図った背景として、6月に完全施行した改正貸金業法の影響が資金需要の高まる秋口以降に顕在化する可能性があることや、武富士の会社更生法申請の影響などで「利息返還請求の予想において先行きの不確実性が高まった」と説明した。
解説
先日、消費者金融最大手のプロミスも黒字から赤字に下方修正を発表したニュースをお伝えしましたが、それに続き消費者金融大手のアコムも赤字に下方修正したことを発表しました。

2社ともメガバンクの後ろ盾があり、資金力は比較的安定していると言われております。
仮にメガバンクの後ろ盾がなかったら、武富士の様に今頃は経営破綻に追い込まれていたでしょう。
しかしながら、今後も武富士の経営破綻による過払い金返還請求の増加が、業者の予想をはるかに超えた場合には、何らかの対策を行う可能性も否定はできません。

武富士のように業者が経営破綻してしまった後では、過払い金の返還額は大幅に減額される可能性が非常に高いです。
長い間貸金業者と取引きがあり、過払い金が発生している可能性がある人は早急に弁護士・司法書士に相談して、取引履歴を調べてみて下さい。

-引用元ページ:債務整理ニュース「消費者金融のアコムが509億円赤字予想に下方修正」