債務整理Wiki - 消費者金融業者がピーク時の 10分の1以下に減少
ニュース記事
金融庁が30日に発表した貸金業者数の推移によると、10年3月末の貸金業登録業者数は4057社で、ピークだった86年の4万7504社の10分の1以下に減少したことが明らかになった。
度重なる貸金業法の改正などにより、過払い金返還が巨額に上るなど経営環境が厳しくなったことが影響している。
解説
貸金業法の改正や過払い金返還請求の急増によって、ここ数年で多くの貸金業者が廃業に追い込まれました。
とはいえ、業者数がピークだったころの貸金業界は、利息制限法を超えた高金利と悪質な取立て行為によって、社会問題化しており、とてもクリーンな業界とは言えませんでした。
業界全体に厳しい規定が設けられた事によって、一部の悪質な業者が完全に排除され、消費者が安心して利用できる健全な業界に生まれ変わっていって欲しいですね。

また、今後も6月18日に控える改正貸金業法の完全施行の影響によって、更なる貸金業者数の減少が予測されます。
貸金業者が経営破綻した場合、その業者に対して発生している過払い金は大幅に減額される可能性があります。

貸金業者と長年にわたって取引きがあり、過払い金が発生している可能性がある人は早急に弁護士・司法書士に相談して、取引履歴を調べてみた方が良いでしょう。


■経営破綻した主な貸金業者

アエル(消費者金融)・クレディア(消費者金融)・SFCG(商工ローン)など