債務整理Wiki - 消費者金融大手、下限金利1桁台 アコム最低水準の7.7
ニュース記事
大手消費者金融アコムが貸出金利の下限を業界で最も低い水準の7・7%に引き下げたことが15日、分かった。
これにより、大手消費者金融4社の下限金利はそろって10%未満になった。
2006年末の貸金業法の改正に伴い各社はすでに上限金利を18%以下に引き下げていたが、下限金利についても引き下げ、貸し倒れリスクの低い優良顧客の囲い込みを狙う。
アコムは昨年6月に下限金利を13・14%から12%に引き下げていたが、さらに今年3月末に7・7%に下げた。
対象は新規契約者で審査を経た上で融資する。低金利にすることで新規の顧客を増やすのが狙いだ。
解説
4社とも上限金利18%以下、下限金利10%未満となり、消費者にとっては利用しやすい環境が整いつつはあるが、現時点で下限金利を適用できる優良顧客は数少ないのが現状です。
顧客獲得を狙って下限金利の引き下げ競争が更に激化すれば、各社の収益環境が一段と悪化する懸念があり、消費者にとっても審査基準が厳格化される事によって、金利は下がったが借りる事ができない状態になり、ヤミ金に手を出してしまう恐れがあります。
貸金業法が改正された事により、多重債務問題の解決に向け動き出してはいますが、まだまだ問題は山積みです。
今後、一つ一つ問題が解決されていき、多重債務者が減少していく事に期待します。