債務整理Wiki - 消費者金融大手3社:全社減収 「総量規制」響く
ニュース記事
消費者金融大手3社の10年9月中間連結決算が11日出そろった。
総量規制」を受けた融資残高の減少を主因に売上高に当たる営業収益は全社が前年同期比で減収。
利息制限法の上限金利を超えた「過払い利息」の返還に備えた引当金の積み増しが重しとなって、プロミスとアコムが最終赤字に陥った。

武富士の破綻の影響で先行き不透明感が増しており、プロミスとアイフルが通期業績予想の開示を見送った。
6月に導入された総量規制は個人への貸し付けを年収の3分の1以下に制限するもので、営業収益の減収率は、プロミスとアイフルが2桁に上った。

過払い利息で実際に利用者に返還した返還金に加え、返還に備えた引当金も収益を圧迫した。
ただ、アイフルは昨年、引当金を大幅計上していたため積み増しが少なく、最終黒字を確保した。
解説
現在、消費者金融業界が、過払い金総量規制導入の影響を受け、どこも厳しい経営状態に追い込まれています。
銀行の後ろ盾があり、比較的資金が安定しているとされている業界最大手のプロミスやアコムでさえも、記事中にもありますように大幅な減収となりました。

今後も武富士経営破綻の影響などもあり、更に厳しい経営環境に追い込まれる事も予測され、経営破綻してしまう業者が出てくる可能性も十分考えられます。

業者が経営破綻してしまった後では、過払い金の返還額は大幅に減額される可能性が高いです。
長い間業者と取引きがあり、過払い金が発生している可能性がある人は早急に弁護士・司法書士に相談して、取引履歴を調べてみて下さい。

-引用元ページ:債務整理ニュース「消費者金融大手3社:全社減収「総量規制」響く」