債務整理Wiki - 生保各社、被災者に対する契約者向け融資の金利優遇
ニュース記事
日本生命、第一生命、明治安田生命、住友生命の大手生命保険4社は16日、東日本大震災で被災した契約者向けに、新規に融資する際の金利を通常よりも低い年1.5%にすると発表した。
保険の契約内容などによって異なるが、最大で年4.25%幅下がる。上限額は100万円。

対象は災害救助法に適用された地域(東京都除く)で、死亡保険などの個人保険や個人年金保険に入っている契約者。受付期間は各社とも6月末までで、優遇金利適用は12月末まで。

17日には、富国生命保険、大同生命保険、太陽生命保険、三井生命保険、朝日生命保険、ソニー生命保険も同様の内容を発表している。
解説
保険でお金が借りられるということをご存じですか?
生命保険や積立型損害保険の「契約者貸付」を利用すれば、一時的にお金が必要になった時、審査なしでお金が借りられます。
生保各社は、このたび地震で被災された方々に対して、契約者貸付の金利を減免すると発表しており、これは、被災者が生活費を借りやすくして、生活再建を支援するものです。
もし被災されてお金にお困りの場合は、保険会社に自分の保険でお金が借りられるかどうかご確認ください。
生保大手は1995年の阪神大震災の時も契約者向け融資の金利を下げています。こうした被災者のための特別措置がとられるのは大変素晴らしいことですね。
ちなみに、生保の契約者貸付は総量規制の対象ではありませんので、ぜひ生活再建のためにご活用ください。

■契約者貸付とは?
保険を解約したときに戻ってくるお金(=解約返戻金)から、お金を貸してもらう制度のことです。解約返戻金の8〜9割程度を貸してもらうことができます。
※解約返戻金は、通常それまでに払い込んだ保険料より少なくなります。