債務整理Wiki - 日本振興銀行が解散 預金保険機構の管理も終了

日本振興銀行が解散 預金保険機構の管理も終了


2012年09月11日(火)
ニュース記事
10日、経営破綻した日本振興銀行は解散したと発表。金融整理管財人を務めた預金保険機構による管理も同日付で終了し、商号を「日本振興清算」に変更。今後は清算会社として、ペイオフ制度で保護されない預金元本1千万円を超える部分の弁済などに当たる。

日本振興銀行の優良な資産は、最終的にイオン銀行が吸収合併した。不良債権などは整理回収機構が回収作業を進めており、追加で弁済できる可能性があるという。保護されなかった部分の弁済率は、現在のところ39%にとまっている。

解説
日本振興銀行は消費者金融の資金元である卸金融を手がけていたノンバンク「オレガ」が中心となり、平成16年4月に開業。中小企業向けの融資、一般顧客の定期預金専門の銀行で金融庁の分類では、新たな形態の銀行として位置付けられており、都市銀行と同じく、金融庁長官の監督を受けいわゆる本庁直轄銀行であったが平成22年9月に経営破綻。
木村剛元会長ら旧経営陣に対する損害賠償請求訴訟(銀行法違反罪で有罪確定)は現在も継続しています。