福岡市中央区の心療内科・精神科 「メンタルクリニック桜坂」 - 男性更年期障害
更年期とは、成熟期から老年期に移行する過程で、
性腺機能が変化することに対して、
肉体や精神が適応していく時期と考えられています。

女性の場合は、更年期は
「閉経を伴う卵巣機能の変化に対する適応の時期」
 あるいは
「閉経前後のホルモン環境が異常に変動する時期」
ととらえられていますが、
男性には、女性のような閉経による心身の変調と
直接結びつくような兆候がないので、
性欲減退やED(勃起不全)だけが男性更年期のサインと捉えられがちです。

しかし、それだけではありません。
男性更年期障害の原因は、
男性ホルモンの低下によるホルモン環境の異常が基礎にあり、
これに社会的、心理的なストレスが加わって症状が表れたり、
症状を長引かせたりすることだとされています。

このことから男性更年期の症状は、
疲労感、うつ状態、のぼせ、多汗をはじめさまざまであり、
さらに血液中のコレステロール値の増加や、
糖尿病、高血圧、動脈硬化、排尿状態の悪化
などが男性更年期の症状であると最近は考えられてきています。

また、男性の更年期年齢は40〜60歳と言われており、
この時期は男性でもさまざまな自律神経失調症状や神経症状(うつ病など)が出現します。

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男性更年期外来では、スクリーニングとして、
下のような10個の質問に回答することにより、男性更年期症状の有無を判断します。
下記の質問事項は米国で広く用いられており、
5つ以上「はい」がある場合は、男性ホルモン値の血液検査を受けることをおすすめします。

1.最近、仕事の能力が低下したと感じていますか?
2.夕食後うたた寝をすることがありますか?
3.最近、運動をする能力が低下したと感じていますか?
4.勃起力は弱くなりましたか?
5.物悲しい気分・怒りっぽいですか?
6.毎日が楽しいと思うことが少なくなりましたか?
7.身長が低くなりましたか?
8.体力あるいは持続力の低下がありますか?
9.元気がなくなってきましたか?
10.性欲の低下がありますか?

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自律神経失調症状抑うつ症状が見られる場合、心療内科・精神科医の出番になります。
症状に応じて、安定剤や抗うつ剤や漢方薬で治療可能な場合があります。

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