ゲーム概要

各プレイヤーがパーツを買い集め、自分が有利になるようにパチンコ台を作り出していき、最も高い勝利点を獲得したプレイヤーが勝ちというゲームです。
プレイヤーが購入するパーツは「釘(ピン)」「お邪魔板(プレート)」「ポイント(パチンコ台の下部に配置します)」「シュート権(ビー玉を弾く権利)」の大きく4種類です。自分のポイントが有利になるよう、パーツを配置したり、ビー玉をコントロールしていきます。
パーツ配置⇒ビー玉弾き⇒得点計算という流れを2回(2ラウンド制)行います。自分がビー玉を弾いても、他人のポイントに入ることも多く、ビー玉の予想できない動きに一喜一憂します。

ゲーム情報

  • プレイ人数:2〜4人
  • プレイ時間:30分〜45分
  • 対象年齢:6歳以上

紹介動画



デザイナーズノート

10年ほど前のある日、パチンコをモチーフにしたボードゲームを楽しんでいる自分を夢で見ました。
朝起きた時に「これは絶対に面白い!」と思ってノートに書き留めたのがこのゲームの始まりです。

それから数年した2011年の夏、北海道旅行をした際に、道の駅おんねゆ温泉でクラフト体験工房というのを見つけました。https://onneyu-aq.com/facility1
作りたいという欲求にかられ、居ても立ってもいられなくなった私は、妻子たちに近くの北きつね牧場で遊んでもらい、その間に一気にゲームボードを作り上げることにしました。
その場で木材を選び、図面を引き、インストラクターの方にかなり助けていただきながら、糸ノコとドリルを使ってパーツを作り上げました。パーツとパーツを接着するのは時間がかかるため、すべてのパーツをスーツケースに詰め、東京に戻ってから組み立てを行いました。

2011年は自分にとって4年ぶりのゲームマーケットでした。結婚、出産などのライフイベントがあり、久々のゲムマ参加でした。
2011年春に『トンネルズ&トリックス』を販売したので、2011年秋は『コリントコンストラクション』の試遊だけにしようと決めました。無理なペースでゲームを作り、ディベロップ不足になることを恐れてのことでした。『トンネルズ&トリックス』でお世話になった長谷川登鯉さんに試作した『コリントコンストラクション』をお見せしたところ、たいへん気に入ってくださり、ゲームマーケット2011秋に向けてカードのアートワークを担当していただきました。

そうして作ったゲームをゲームマーケット 2011秋で参考出品し、多くの方々に遊んでもらいました。とくに小学生のお子さんたちに人気で、大きな手応えを感じました。
しかし、ボールを弾く方法は輪ゴム、磁石と棒を接着する方法はセロテープ、穴と穴の間はバラバラでうまくはまらない箇所があるなど商品としてお金をいただくには程遠いクオリティでした。自作するのは無理があると悟った私はゲームを作ってくれそうな木工所さんを密かに探し続けました。

2011年から5年経過した2016年、私はボ育て本の執筆に参加しました。その間も『コリントコンストラクション』のことは忘れず、これと思った木工所さんにメールしたり、自作するのは諦めて、ハバやセレクタにアクセスして門前払いを食らったりといろいろと活動をしてきました。
そんな折、ボ育て執筆陣の中のナスケンさんに出会います。ナスケンさんは北海道下川町に住み、『モモンガジャンプ』という北海道の丸太を大胆に使ったゲームなどを作られていました。ナスケンさんがたまたま東京に仕事で来られた時、私は『コリントコンストラクション』を持って会いに行きました。するとナスケンさん曰く、下川町には木材を加工する工房があり、コリントコンストラクションも作れるかもしれないというのです。私はそれを聞き、本格的に『コリントコンストラクション』を量産しようと心に決めました。ただ、いきなり部材の多い『コリントコンストラクション』を作るのは不安があったので、まずはレンガ積み木を使ったゲームを作ろうということになりました。
レンガ積み木を使ったゲームは試作までは行いましたが、印刷代の高さなどがネックになり、製作は棚上げとなりました。

そして2018年の夏ごろから『コリントコンストラクション』の再設計に取り掛かりました。取り掛かるきっかけはうちの奥さんたちの語学留学でした。
うちの奥さんも子どもたちもいなくなる=自由が手に入る と直感した私は、うちの奥さんたちが語学留学に行く9月にやりたいことをリストアップしました。そのリストのトップが『コリントコンストラクション』の再設計でした。

再設計にあたり、心がけたことが2点ありました。それは軽量化とボール発射機構の改善です。
2011年版のゲームボードは重さが3kgちかくあり持ち運びに不便でした。そこでホームセンターをうろうろ歩き回って材料を吟味し、最終的にはMDFを使って軽量化を実現し、同時にコストダウンも図ることができました。
また、2011年版の発射機構は輪ゴム式で耐久性のないものでした。インターネットで様々なスマートボールやコリントボールを検索し、押しバネを使った機構を設計しました。ただ、適切な弾き心地を探るため、いろいろな太さ長さの押しバネを取り寄せ、絶妙な弾き心地を模索しました。

2018年9月にようやく試作品が出来上がり、下川町の工房に具体的な依頼を出し始めました。
最初は要望がうまく伝わらず、想定と異なるテストショットが上がってきましたが、LINEでの話し合いを重ね、設計図を引き、何度もテストショットを重ねることで納得のいくテストショットが出来上がりました。
今回の『コリントコンストラクション』には下川町の工房の技術が詰め込まれています。穴は均等の間隔になるようNC加工していますし、小さなお子さんが扱っても壊れにくいように、細いプレートにギリギリの穴をあけてからそこに脚をはめ込み接着しています。小さい部品があるので小さなお子さんと遊ぶときには誤飲の注意が必要ですが、4歳以上のお子さんであればおもちゃとして遊ぶことも可能です。

こうして完成が近づいたコリントコンストラクションでしたが、磁石とピンの接着方法に最後まで悩んでいました。
両面テープで貼ってもとれやすいし、金属製の塗料を塗っても磁石とのくっつきが悪い。いっそのこと製品版からは磁石を外そうかとも考えてたある日、藁にもすがる思いでうちの奥さんに相談しました。すると「棚ダボは?」と回答が。棚ダボとは本棚などの棚板をささえるピンのようなものです。うちの奥さんに聞くと「家中に転がってる(コリントコンストラクションの)ピンは棚ダボだと思ってた」とのこと。早速金属製の棚ダボを取り寄せ、磁石をつけ、ゲームボードに取り付けると、それはもう当たり前のようにしっくりくるではありませんか! これですべてのパーツがそろい、量産化に向けてゴーサインを出せるようになりました。

ゲームとしてだけでなく、自分の好きな台を作って遊ぶなど、いろいろな楽しみ方ができるコリントコンストラクションをぜひ一度遊んでみてください。

クレジット

  • ゲームデザイン:佐藤敏樹
  • アートワーク:長谷川登鯉
  • 発表:2011年11月(ゲームマーケット2011秋にて試遊)
  • 発表:2019年11月(ゲームマーケット2019秋にて販売)
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