都市経営シミュレーションゲーム「Settlement Survival」の日本語攻略Wikiです。ユーザーによる編集制限はかけていない為、内容で追加修正等がある場合には、気軽に編集をお願いします。

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#contents

*概要
幸福度・健康度の効果については、[[初心者ガイド>初心者ガイド]]を参照。
ここではゲーム進行に応じた維持・向上方法について述べる。

また、幸福度や健康度の向上は、''集落の発展と不可分''の関係にある。
よって集落の発展の流れについても併せて解説する。
ただし[[コンバットモード>Combat Mode]]については発展の流れが変わるため、本項目では原則''平穏モード''について扱う。

*入植初期(目安:人口50人未満)
**健康で文化的な最低限度の生活
ゲーム開始直後(''遅くても1年目の秋まで'')に、市場周辺に建てるべき施設は以下の通り。これらが揃わない状態のまま放置すると、''疫病や犯罪''の原因となる。
建てていても効果範囲外だと意味がないため、''くれぐれも効果範囲には注意したい''。
-家(住民全員分、一戸建てが望ましい)
-診療所
-チャペル
-野外トイレ
-''ボイラールーム(要「生活水準-暖房」)''

また後々公衆浴場と劇場も必要になるため、開けた倉庫や畑などを''建設予約だけして停止状態にする''ことで、用地確保するのもあり。

多くは初期建設可能、かつチュートリアル内で建てることになるだろうが、ボイラールームは''技術による取得が必要''。
また原料に''切石''が必要なため、''石工房(要「建設-礎石」)''も早めに建てる必要があるだろう(最初は少量生産でよい)。

**時間との戦い
上記の公共施設を建ててもまだ油断はできない。''初期の備品が損耗し、備蓄が減っていく''からだ。
備品不足を放置すると''幸福度・健康度減少→次の生産に着手できない→更に減少・集落崩壊''の負のループに陥る。
生活水準の維持に最低限必要な施設、および必要な技術は以下の通り。2〜3年目を目安に揃えたい。

-修理屋
「不滅」の施設を除き、建築物の耐久力は経年劣化や災害により減少していく。
最初は1人でも良いが、建築物が増えるに従い追いつかなくなるので徐々に人員を増やしたい。


-採集小屋・狩猟小屋
当然ながら、食料の枯渇は''餓死''に繋がる。
採集小屋・狩猟小屋では、食料や各種原料を浅く広く集める。キノコなど、この施設限定の食料も存在する。
それぞれ''植物の種・家畜の獲得に必要''なため、後をスムーズに進めるためにもそれぞれ1軒ずつ建てておきたい。
ただしマップ毎に取得可能な種・家畜の種類には上限があるらしく、それ以降は交易での入手が必要になる。


-標準の畑/畑
-一般的な農場/農場(要「農業-農場」)
食料生産の主力施設。農場以降は堆肥により生産効率を向上できる。
ただし''水害・吹雪に弱い''ため、落ち着いたら他系統の食料生産手段も用意すること。

最初期は即時建設可能+劇場予定地になる、標準の畑がお勧め。
農場解放後は、直前で解放済みの''堆肥工場とその脇の砂利道を囲むように''農園(または果樹園・種苗場)を建てるとよい。


-牧草地
-牧場(要「農業-牧場」)
[[FAQ(よくある質問)>FAQ(よくある質問)]]にも書かれている通り、野ざらしの家畜は''時間経過とともに消滅''してしまう。これは初期の家畜も同様。
最低でも''家畜の種類ごとに1軒''、災害や疫病も考慮すると2〜3件は建てておきたい。
食肉は食肉処理時にしか得られないため、序盤の食料としては不足気味。家畜の種類によるが、''ウール・皮革・羽毛''などが主目的となる。

後にアンロックする製粉所のブーストを見越して、''5x5の建設予定地+その脇から外部に伸びる砂利道''を囲むように建てるのがお勧め。
一度に全て建設を終える必要は無く、新たな家畜が増えるごとに1つずつ建設を始めればよい。
肥料と異なり飼料は序盤の生産に運が絡むため、当面は牧草地でも問題ない。


-井戸/大きな井戸
-貯水池(要「科学-きれいな水」)
住民自身の生存の他、様々な加工にも''水''は不可欠。枯渇すると''喉の渇きで死亡''する。
貯水池の方が高性能だが、原料に砂が必要なこと、干ばつに弱いことから大きな井戸も建てた方がよい。
井戸は生産量自体に期待はできないものの、火災時の防火水槽として住宅街に建てやすい。


-薪割り小屋
-製材所/水車駆動の製材所(要「建設-製材所」)
''家庭用燃料''の生産に必要。これが尽きると''冬に住民が凍死''する。
序盤から研究可能であること、早々に''木板''も必要になることから、いきなり製材所を建てるのがお勧め。
水車駆動の方が高性能だが干ばつで機能不全になるため、両方建てるべきなのは大きな井戸・貯水池と同じ。


-縫製所
''粗末な衣類''の生産に必要。尽きると幸福度・暖かさが下がり、''冬に住民が凍死''しやすくなる。
ダウンジャケット以降は''複数系統の繊維素材''が必要となるため、家畜の種類・数が増えるまでは粗末な衣類で凌ぐことになる。


-鍛冶屋
石製工具や''鉄製工具''の生産に必要。尽きると''生産効率悪化・健康度低下''に繋がり、''連鎖的に集落が崩壊する恐れがある''。
耐久力の関係上、初めから鉄製工具を作るのがお勧め。余ったら農場のアップグレードにも使える。


-墓地(土葬ポリシー)or火葬場(火葬ポリシー)
どれほど発展した集落でも、いずれ住民の寿命は尽きる。死者を弔うための施設が無いと''遺族の幸福度が下がる''。
マップのどこかに建っていれば問題無いが、選択中のポリシーに合わない施設は機能しない。
一応、水葬ポリシーであれば施設は不要になるが、引き換えに''住民の体調を崩すリスクが生じる''ので非推奨。

墓地の場合はサイズに応じた容量制限があり、空きがない状態で死者が出た場合も幸福度が下がる。
不謹慎極まりないが墓地を2面用意し、''満杯になった方を建て替える''という方法もある。


-砂利道
敷くことで''移動速度を25%向上''できる。以降の道路と異なり''原料は不要''。
このゲームでも物流はネックとなりやすいため、効率化のためにも積極的に敷いていきたい。
法令により効果を上昇可能なため、当面の間は砂利道でも問題ない。


-学校
初期の住民は初等教育済みだが、新しく生まれてくる子どもには学校による教育が必要。
初等教育が完了していない労働者は労働効率が悪く、徐々に集落が衰弱する要因となる。

注意点として、無職の労働者が無い状態で教員が死亡した場合、その学校の生徒は''全員退学扱い+教育なし''の状態となってしまう。
この段階で社会人スクールの建設は非現実的なので、一部施設を止めてでも''最低一人は予備の労働者を常備すること''。


-倉庫(要:「物流-倉庫」)
初期の開けた倉庫は早々に溢れるため、''それ以上の生産・備蓄ができなくなってしまう''。
小さな倉庫も容量不足+アップグレード不可のため、最初から倉庫を何軒か建てていきたい。
ただしいずれは地下貯蔵室に置き換えたい(スペースは同サイズ)ため、その点も見越して建設すること。



*集落から村へ(目安:人口50〜100人程度)
上記の建設で最低限の集落は出来上がったが、まだまだ村と呼ぶには発展途上。
村の体裁を整えるユニーク施設を建てつつ、その他の施設建設・技術解放も進めていきたい。


**行政機関(ユニーク施設)
-埠頭
建設することで''商船との交易''が可能になる。
詳細は商船のページに譲るが、一時的な倉庫や不用品の処分場としても役立つ。


-市庁舎
一定数人口が増えるごとに、固有のバフや持参品を持った役人を選出できる(最大5人)。
初回は2人のうち片方を選択する。任期満了で5000銀貨払って継続するか、再度新人2人から選択するかを選ぶことになる。

また同時に''移民''が来訪するようになるが、実態は''難民の受け入れ''となる。
''工具など多くの必要物品が無い''上に''未教育''、さらに''疫病のリスク''ありと、デメリットが目立つ。
受け入れ拒否は心苦しいがペナルティは無いため、なるべく移民に頼らずに集落を発展できるようにしたい。
ポリシーで自動拒否、選択式(デフォルト)、自動受け入れの中から変更可能。


-正義の館(要「科学-正義の館」)
''法令''機能をアンロックする。
初期の法令にも強力なものが多いため、法令コインの上限と相談しながら活用していきたい。
切石と木板が必要だが、上記の施設を建てていれば揃っているだろう。


**序盤で有用なその他の施設
-研究機関(要「科学-研究機関」)
開発経験値のブーストに必要。
開発レベル上昇に従い、1レベル毎の必要経験値は増えていくため、なるべく初期の段階でアンロックしておきたい。


-アシ畑(要「農業-アシ」)
-編み物工房(要「処理-編み物」)
最低限の履物である''草鞋''を生産可能にし、健康度・移動速度を向上できる。
後半は革靴などに取って代わられるものの、今度は縄やバスケット、カカシの生産に必要になるため施設は無駄にならない。


-釣り埠頭
建設することで''魚''の生産が可能になる。農園系施設には劣るがサブの食料にはなり、水害対策に役立つ。
木板が必要になるが、上記の施設を建てていれば生産可能になっているだろう。

一方で水利施設であるために''干ばつの影響を受ける''上、その時点で''釣りスポットが消滅''する。
降雨によりランダムに復活するが、移設するくらいなら改装や養殖池の建設を行った方がよい。
またそこまで気にする必要は無いが、後の加工先が魚の塩漬けと魚の缶詰くらいしか無い点もネック。


-家の増設
新たな施設ではないが、住民の増加には''家の追加建設が必須''。
画面左下に「家を求めている」というアラートが出た頃に順次追加していきたい。

ただし一気に建てすぎると、各種物資の生産が消費に追い付かず''徐々に在庫が減少''してしまう。
少量ずつ、かつ継続的に増やしていくのが安定成長のポイント。
最終的にはいくら建てても追いつかなくなり、アラートが出続けるのはご愛嬌。


**公衆浴場の建設
ここまで来たらひと段落。次の段階として、公衆浴場の建設が目に付くだろう。

公衆浴場は健康度の向上が期待できる。やはり効果範囲があるため、市場周辺に建てる必要がある。
しかしながら原料のうち、''寝具''の調達がネックとなる。(木板と切石は、上記解説で生産可能になっていると思われるため省略。)

全て自力生産する場合、以下の要素が必要となる。
+技術「生活水準-薬草師の小屋→''公衆浴場''」…公衆浴場自体のアンロックに最低限必要。
+技術「建設-製材所→''寝具''」…寝具を生産する、''寝具店''のアンロックに必要。原料に''リネンまたは綿布''と、''羽毛またはウール(アルパカウールは不可)''を要する。
+技術「処理-編み物」…寝具店の建材となる''縄''を生産する、編み物工房のアンロックに必要。
+技術「処理-織物」…寝具の原料の一部である、''リネン''または''綿布''の生産に必要。
+亜麻の種、綿の種のうち、少なくともいずれか1つ…前者はリネン、後者は綿布の原料に必要。
+カモ、ガチョウ、ヒツジのうち、少なくともいずれか1種…前者2種は''羽毛''、ヒツジは''ウール''の生産に必要(''アルパカは不可'')。

見ての通り、開発ポイントを(製材所・礎石を除き)''計5ポイント''消費し、さらに''種・家畜の入手''を要する。
しかし[[Tips>Tips]]で述べられている通り、''資材の確保手段は問わない''ため、とりあえず''寝具を商船等で購入する''ことでも建設可能。
この場合は技術「生活水準-薬草師の小屋→公衆浴場」の計2ポイントで済む。

**(参考)主な家畜と生産物について
ゲーム開始時の設定により、家畜をランダムで1種類保有した状態で開始できる。(家畜無しでのスタートも可能。)
この他、上記の狩猟小屋でも2〜3種類程度入手することができる。それでも足りないなら交易が必要。

家畜は本ゲームの中でもランダム性が強い部分であり、''どの家畜を確保できているかで発展のさせ方が変わってくる''。
主な家畜とその生産物は以下の通り。グループ名は便宜的に本項目内で定めたもので、ゲーム中の名称ではない。
馬・ロバは中盤までは入手・維持が難しく、用途が大きく異なるため省略。

|BGCOLOR(#9DCDF2):''家畜の名前''|BGCOLOR(#9DCDF2):''グループ''|BGCOLOR(#9DCDF2):''食肉処理時の生産物''|BGCOLOR(#9DCDF2):''デイリーでの生産物''|BGCOLOR(#9DCDF2):''備考''|
|畜牛|皮革|牛肉72、''皮革25''、''油脂18''|乾燥した糞2|肉は燻製肉・ステーキにも加工可能|
|バッファロー|皮革|バッファロー肉72、''皮革18''、''油脂25''|乾燥した糞2|肉はバッファロージャーキーにも加工可能|
|ヒツジ|ウール|羊肉36、''油脂7''|''ウール2''、乾燥した糞2|肉はラムのあばら骨ローストにも加工可能|
|アルパカ|ウール|アルパカ肉36、''油脂18''|''アルパカウール2''、乾燥した糞2|アルパカウールは寝具に使用不可|
|カモ|羽毛|カモ18、''羽毛7''|乾燥した糞1||
|ガチョウ|羽毛|ガチョウ肉12、''羽毛6''|乾燥した糞1||
※全ての食肉は、技術獲得により厚切り肉→ソーセージor肉の缶詰に加工可能。

羽毛グループを含む鳥類は一見すると生産量が少ないが、''単位面積当たりの飼育上限数が多い''という特徴がある。

寝具生産を考えると、序盤はヒツジや羽毛グループが有利。寝具以外はアルパカでも代用は可能。
一方で後半は革製品、さらに高級皮革が大量に必要になるため、皮革グループが必要不可欠になる。

*第一次産業革命(目安:人口100〜200人程度)
**建材生産の準備
ここまで順調に進めれば、そろそろ人口3桁も見えてくる頃になる。
一方でこれまでマップ上から採取していた''石・鉄鉱石''が、集落周辺では徐々に枯渇し始める時期でもある。
遠方にはまだまだ転がっているだろうが効率は落ちてくる。特に冬場は凍死のリスクが大きい。
この後の工業化で消費も大きく増えてくるため、''生産施設の確保が必要''となってくるだろう。

そしてVersion1.1以降は、この段階から本格的に''気管支炎''への対処に悩まされることになる。


-伐採所
木の植林と伐採を行うことで、''木材''を生産可能。
とは言え下記2種と異なり木は自然に生えてくるため、そこまでの切迫感は無い。

なお、植林と伐採は個別に有効/無効の切り替えが可能。
そのためまずは植林に専念し、びっしりと生えたところで伐採も有効にすると安定供給できる。


-石切場(要「鉱業-石切場」)
''石''の生産に必要だが、以下の通り多くの難点を抱えている。
--他の施設と比べ''労働者当りの生産性が低く、大量の労働者が必要''
--他の施設と異なり、''建設完了後の撤去はできない''(アップグレードは可能)
--施設ごとに''採掘上限がある''(アップグレードにより無限化できるが、他の資源が必要になる)
--労働者の''事故死''が起こりやすい
--(Version1.1以降)鉱工業系施設のため、労働者が''気管支炎''にかかるリスクがある
--(Version1.1以降)洪水発生中は農地と同様、機能停止する

これらの難点は概ね鉱山も共通。石切場・鉱山の建設を遅らせたい理由はここにある。
建てたとしても当面は生産量が消費量に負けるため、マップ上からの採取も引き続き必要になるだろう。
採取の際は、春〜夏の気温の高い時期に専念するようにしたい。(幸い、熱中症は本ゲームには未実装。)


-鉱山(要「鉱業-鉱山」)
''鉄鉱石''の他、石炭の生産も可能。銀はこの段階では未解放のはず。
ただし本ゲームの仕様上、鉄鉱石用と石炭用では''別々に建てる必要がある''。
この後を考えると、可能であれば石炭用の鉱山も建てておきたい。

施設の抱える難点、注意点については、概ね石切場と同じ。
ただしこちらは''山沿いにしか建てられない''ため、場所の選定が更にシビア。
一方で採石場と異なり、(波の直撃さえかわせば)洪水中も機能停止しない?(要確認)


-砂採取場(要「鉱業-砂の採掘」)
既に解放済みの可能性もあるが一応掲載。
''砂''と''粘土''の生産が可能になる。単体でも建材になるが、この後の原料用途がメイン。
貯水池を除けば同時期に必要になる資源のため、基本的には2軒以上建てることになるだろう。
幸いこの施設では、気管支炎のリスクは無い。

**劇場建設
市場周辺の公共施設の中では、最後に建てることになるであろう施設。
娯楽需要を満たす貴重な施設であり、幸福度向上に貢献する。

だが公衆浴場と同様、必要な準備が多い。
全て自力生産する場合、以下の要素が必要となる。
+技術「生活水準-警察署→''劇場''」…劇場自体のアンロックに最低限必要。
+技術「鉱業-砂の採掘→''焼成窯''」…劇場の建材のうち、''レンガ''と''ガラス''を生産する窯炉をアンロックする。それぞれ''粘土''、''砂''、そしていずれも''精製燃料''を原料とする。
+技術「鉱業-精製燃料」…''精製燃料''を生産する燃料工場をアンロックする。
+技術「処理-織物」…寝具生産のために解放済みだと思われるが、今回は''衣装''生産のため上級な縫製所が必要。リネンor綿布と''皮革''を原料とする。
+亜麻の種、綿の種のうち、少なくともいずれか1つ…前者はリネン、後者は綿布の原料に必要だが、寝具生産のために確保済みのはず。
+畜牛、バッファローのうち、少なくともいずれか1種…''皮革''の生産に必要。

衣装15はともかく、レンガとガラスはそれぞれ80必要なため、交易で入手するのは非効率的。
この後の施設でもたびたび要求されるため、この段階で自力生産できるようにしておこう。

***レンガ・ガラス生産の準備
-燃料工場(要「鉱業-精製燃料」)
-窯炉(要「鉱業-焼成窯」)
まず燃料工場で、木材or石炭から''精製燃料''を生産する。
次の窯炉で、精製燃料+砂からガラスを、精製燃料+粘土からレンガを生産する。

仕様上窯炉は最低2軒建てることが必須で、需給バランスを考えると燃料工場も2軒以上建てた方が良いだろう。
この時燃料工場は、''木材原料レシピの工場''と''石炭原料レシピの工場''に分散させることで、資源不足による生産ライン崩壊のリスクを軽減できる。
なお燃料工場、窯炉とも鉱工業施設のため、Version1.1からは気管支炎のリスクが生じている点には注意。


**気管支炎について
Version1.1以降で実装された新たな疫病。通常の感染症とは性質が異なるためここで掲載する。

鉱工業施設従事者が低確率で患うほか、''砂嵐発生中はシェルター外の全市民にリスクが生じる''ようになる。
他の住民への感染はせず、診療所などで治療可能だが、''完治まで時間がかかり、その間は作業ができない''点が厄介。
そのため鉱工業施設の稼働率が、以前と比べ安定しなくなっている。

現状では有効な対策は少ないが、
-健康度を大きく上げ、労働中の事故を無効化する(未検証)
-1施設で複数人雇い、稼働停止を避ける
-シェルターに避難させる(砂嵐発生時のみ)
等が挙げられる。

*第二次産業革命(目安:人口200人以上)
**高品質な生活用品の提供
公共施設による幸福度・健康度上昇は、劇場建設でひとまず打ち止め。以降は''より高品質の生活用品の提供''が鍵となる。
方法は数多く用意されており、村の状況やプレイスタイルによっても方針は変わってくるだろう。

ここでは比較的着手しやすい順に掲載しているが、''あくまで一例''と考えていただきたい。
また実際には、後述の物流・災害対策、銀貨獲得などと並行して進めていくことになる。

***工具関連(健康度上昇)
-製錬所・上級の鍛冶屋(要「鉱業-精錬」)
精錬所ではガラスやレンガと同様、精製燃料+鉄鉱石から''鋼鉄''を生産する。
建材や原料などで多くの使い道があり、ガラス・レンガと並んで中盤の三種の神器と言える。

上級の鍛冶屋は、解放時点では''鋼鉄製工具''が目玉。鉄製工具と比べ、健康度上昇量・耐久性が大きく上昇する。
たがそれ以上に、ロレンツォとの交易で解放される''丈夫な硬木の工具''が非常に優秀。
鋼鉄製工具と比べても倍の耐久性を誇り、まさに''最強の工具''と言える。

一方で鉄製工具・鋼鉄製工具もアップグレードや一部レシピの原料となり、生産の継続自体は必要。
この他多くのレシピが徐々に解放されるため、最終的には上級の鍛冶屋が複数並ぶことになるだろう。

参考までに、工具の健康度上昇量、耐久性は以下の通り。
解放条件のうち、技術「鉱業-精錬」については石製工具・鉄製工具以外の全てで必要となるため省略。
|BGCOLOR(#9DCDF2):''工具名''|BGCOLOR(#9DCDF2):''健康度上昇量''|BGCOLOR(#9DCDF2):''耐久性''|BGCOLOR(#9DCDF2):''解放条件''|BGCOLOR(#9DCDF2):''備考''|
|石製工具|+15|100|なし|初期装備|
|鉄製工具|+20|150|なし|深層鉱山・露天鉱床で消費、農業施設等の改装に必要|
|硬木の工具|%%+25%% +20|150|ロレンツォ評判Lv1|要硬木|
|黒曜石の工具|+25|250|カルロス評判Lv3|要黒曜石|
|鋼鉄製工具|+30|250|なし|歯車・工具キットの生産で消費、一部施設の改装に必要|
|丈夫な硬木の工具|%%+35%% +30|''500''|ロレンツォ評判Lv1|要硬木・鋼鉄・縄|
※硬木の工具・丈夫な硬木の工具の健康度上昇量は、Ver1.1で弱体化された。

***医療・衛生関連(健康度上昇)
-薬草士の小屋(要「生活水準-薬草師の小屋」)
-種苗場(要「農業-種苗場」)
-サボテンワークショップ(要「カルロス評判Lv1」)
薬草士の小屋、もしくはサボテンワークショップで生産可能な''薬用パウダー''により、診療所・病院の健康度上昇を25%に向上できる。
ただし採集小屋のみだと薬草の供給が安定しない。種苗場で生産可能だが、種が入手できるかは運による。
サボテンワークショップは施設開放と同時に、原料となるサボテンの種が確定入手できるのが強み。ただしこの時期はまだ交易のハードルが高いため、一長一短。


-石鹸工房(「生活水準-公衆浴場」)
-養蜂場(「農業-養蜂場」)
''塩石鹸''または''薬用石鹸''が生産可能。いずれも公衆浴場で使用することで、健康度上昇を15%から30%に向上できる(重複はしない)。
薬用石鹸は公衆浴場の効果範囲上昇の改修にも用いるため、どちらかと言えば塩石鹼を消費用とするのがお勧め。

原料のうち''油脂''が不足している場合、養蜂場で生産可能な''蜜蠟''で代替可能。
後に必要なランプオイルのためにも、どちらかは生産できるようにしておきたい。
漁港で生産可能な脂肪でも代替可能だが、アンロックが遅い上にアザラシの毛皮を優先したいので非推奨。

***教会関連(幸福度上昇)
-製粉所/水上の製粉所(要「処理-製粉所」)
-パン工房(要「処理-パン工房」)
食料生産施設ではあるが、''お祝い用のパン''を生産することで、チャペル・大聖堂の幸福度上昇を25%に向上できる。
''小麦粉''のみで生産可能であるため、まずはお祝い用のパンの生産を目指したい。
同時にアンロックされるバター工房は、原料のミルクの生産に''乳牛''が必要なため、この段階ではやや利用しづらい。

製粉所では''小麦orオーツ麦''から、小麦粉または麦芽を生産できる。ミャオ派閥評判Lv2以降は、大豆から豆腐の生産も可能。
また牧場施設へのバフ効果もあるため、''小麦粉やオーツ麦の種が揃わない段階でアンロックし、建ててしまってもよい''。
このバフの関係上、水上の製粉所の利用頻度はやや少なめ。製粉所だけでは足りない生産量を補う形で建てることになるか。

***食料関連(幸福度上昇)
このゲームの特徴の一つに''豊富すぎる種類の食料''が挙げられ、技術の取得により色々な食料を生産できる。
食料そのものの解説は[[食料生産>食料生産]]に譲るが、ここでは比較的早期に活用しやすい食料生産施設について紹介する。


-野菜加工工場(要「処理-食肉加工」)
-オーブン(要「建設-鐘楼とオーブン」)
様々な種類の野菜(粗食)を、''野菜サラダ(簡素な食料)''に加工する。
野菜加工工場をはじめとする食料生産施設の生産性向上には、上級の鍛冶屋で生産可能となる''オーブン''が必要。


-肉屋(要「処理-食肉加工」)
12種類ある生肉のいずれかを選んで厚切り肉に加工できるが、''厚切り肉のままでは食料としての性能は変化しない''。
これ単体では在庫整理に留まるため、できれば後述のBBQハウスか、塩漬け工場を近くに建てておきたい。
ある程度家畜が揃った後は、他に加工先が無いガチョウ肉、アルパカ肉、馬肉、ロバ肉、鶏肉、カモ肉、鹿肉の中から選ぶのがお勧め。


-BBQハウス(要「処理-バーベキュー」)
生肉(厚切り肉を含む)よりも品質の高い肉料理を生産できる。
比較的手を付けやすいのは厚切り肉と家庭用燃料を原料とするソーセージ、牛肉と家庭用燃料を原料とする燻製肉、塩とバッファロー肉を原料とするバッファロージャーキーあたり。それ以外は他技術や家畜が必要となるためややハードルが上がる。

-塩工房、塩漬け工房(要「処理-塩造り」)
塩工房では、食料加工に加え''高級皮革''の原料となる''塩''を生産する。
そのため食料の品質向上を行わないとしても、''最終的にこの技術は必須''となる。

同時に解禁される塩漬け工房では、魚から魚の塩漬け、または厚切り肉から塩漬け肉を生産できる。
集落の状況次第だが、どちらかと言えば加工先の少ない魚の加工に使うのがメインになるか。
1軒だけでは消費に追いつかないため、他の施設や人員の状況も見ながら必要に応じて建て増ししたい。

***衣服関連(幸福度上昇)
この辺りから準備が難しくなる。
冬の作業の観点からもダウンジャケットに切り替えたいが、縫製所の項で述べた通り複数系統の繊維素材が必要となる。
具体的には、''皮革orリネンor綿布''の組と、''羽毛orウールorアルパカウール''の組から''それぞれ1つずつ''選ぶ必要がある。ただし''皮革+羽毛の組み合わせは不可''。

暖かさや耐久度は向上する一方、素材の減りが早くなるため切り替えのタイミングが難しい。
下記のウェアラブルをアンロックした辺りが一つの目安になるだろう。
カルロス評判Lv2でテキーラをアンロックできていると、粗末な衣類と原料を完全に分けられるのでだいぶ楽になる。


-ウェアラブル(要「処理-ウェアラブル」)
''衣類の耐久性を+50%''する。
特に素の耐久性が高い上位衣類ほど恩恵が大きい。衣類の消費を抑えることで需給バランスを取りやすくなり、間接的に幸福度向上に繋がる。

***インベントリ関連(健康度上昇)

-バックパック(要「処理-バックパック」)
縫製所などで''バックパック''を生産可能になる。バスケットより高性能。
ただし原料が''綿布固定''なのがネック。場合によっては後から解放される荷車の方が作りやすいことも。


-荷車(要「処理-荷車」)
上級の鍛冶屋で''荷車''を生産可能になる。バックパックより高性能。
生産開始自体は容易だが、素材が他と競合しやすいので住民全体に普及させるのは難しい。

参考までに、インベントリ装備による所持重量増加量、健康度上昇量、耐久性は以下の通り。
動物の力は輸送施設限定のため本項では省略。
なお、物流ツリー内ではいずれも同一ツリー上に存在するが、バスケットと荷車は別途施設の解放も必要なので注意。

|BGCOLOR(#9DCDF2):''装備名''|BGCOLOR(#9DCDF2):''所持重量増加量''|BGCOLOR(#9DCDF2):''健康度上昇量''|BGCOLOR(#9DCDF2):''耐久性''|BGCOLOR(#9DCDF2):''必要技術''|
|バスケット|+50|+15|300|「物流-バスケット」「処理-編み物」|
|(参考)荷袋の拡張|+80|+0|(常時)|「物流-荷袋の拡張」|
|バックパック|+100|+22|500|「物流-バックパック」|
|荷車|+150|+30|700|「物流-荷車」「鉱業-製錬」|


***履物関連(幸福度上昇)

-革細工工房(要「処理-革製の服」)
皮革から''皮革製の靴''が、その上位版として高級皮革orアザラシの毛皮から''皮革製のブーツ''が生産可能。
いずれも家具類や衣類などと原料が競合するので、履物不足防止のため草鞋の生産も続けた方がよい。
履物ではないが、この他高級ハンドバッグも生産可能。

***飲料関連(健康度上昇)
結論から言うと、この時点で飲料の質を向上させるのは難しい。
需要に追いつくだけの供給の維持が困難、というのが理由。
一方で下記の観光に着手する場合、観光客向けに''ビール''の提供はできるようにしておきたい。
(この場合、在庫管理で住民の使用を禁止するか、利用優先度を9(最低)にしておくこと。)

**物流改善・災害対策
この時期になると生産拠点も拡大し、複数に分散していることが多いだろう。
また居住区も1か所だけでは足りず、複数に分散し始める時期(当然、公共施設は改めて建てる必要がある)。

そこで問題になるのが''物流''。物流に問題があるとしばしば生産ラインが停止し、思うように発展できなくなる。
同時に人口増・年数経過に伴い''災害''も深刻化してくるので、この辺りで本格的に対策を立てておきたい。

-シェルター
「設計図-不思議」タブから初期建設可能な施設。日本語訳が怪しいが、要は1軒しか建てられないユニーク施設である。
資源備蓄は不可で''全員避難か全員解放しか選べない''ため、竜巻や洪水などの致命的な災害の襲来直前で使うようにしたい。

災害発生時の住民の避難に用いるが、''ユニーク施設''であることがネック。今後を考慮するとマップ端に建てるのはお勧めしない。
他方、建設資材もそこそこ重いので、建設そのものは早めに行っておきたい。
[[コンバットモード>Combat Mode]]では猛獣・盗賊対策にもなるため、さらに建設優先度は高い。


-遊水池
Version 1.1で追加された、凶悪化した洪水に対抗するためのユニーク施設。建設することで水はけを早くできる。
建設コストはシェルターと同程度。まずはシェルターを優先したい。


-地下貯蔵室(要「物流-地下貯蔵室」)
倉庫と異なり住民が施設上を通行可能だが、何より初期状態で''不滅''であることが大きい。
また倉庫にあった強化改修(=不滅化)の代わりに、鉄製工具による掘削改修(貯蔵量+100%)が追加されているため、最終的に''倉庫の1.5倍''の収容能力を持つ。
アンロックされたら基本的にこちらを主力としたい。ただしこの辺りから道路舗装と併せて切石の消費が大きく増える点は注意。


-保管庫センター・山の保管庫(要「物流-保管庫の強化」)
それぞれ倉庫、地下貯蔵室の強化版(アップグレードは不可)で、収容能力が非常に高い。
特に派閥Lv5で解放される施設は''9999''要求される資材があるため、それらの在庫を予め確保するのに役立つ。
災害やサイズの都合上、基本的には山の保管庫一択。ただし鉱山と同様、山肌に建てる必要がある。
また地味に''ランタン120''が重たいので注意。


-輸送所(要「物流-輸送所」)
一時的な保管庫として機能する。運ばれた物資は''範囲外の倉庫に搬出''される。
主な建設地は''農園や牧場、鉱山などの一次生産施設付近''だが、加工品を市場や倉庫に保管する目的で加工施設付近に建てるのも十分あり。
生産者の運搬時間を短縮できるため、''生産効率の向上に大きく貢献''する。

ただし改修済み密集した農園など、あまりに生産量が多いエリアだと''搬出が追い付かず機能不全になる''。
この場合建て増した上で搬入対象物資を分けるか、後述の動物の力で一往復当たりの運搬能力を増やすかの対策が必要。


-補給所(要「物流-補給所」)
こちらも一時的な保管庫だが、職員は指定された物資を補給所まで運び、加工者が補給所から取り出すという特徴がある。
そのため建設場所は''加工施設周辺(工業地帯、食品加工エリアなど)がメイン''。6x6とそこそこ大きいため、予め場所を確保しておこう。
輸送所と異なり搬入量を施設・物資ごとに指定できるため、指定物資の生産が追い付いている限りは機能不全に陥る心配はない。


-動物の力(要「物流-動物の力」)
-畜舎(要「農業-畜舎」)
市場や輸送所などの輸送施設限定ではあるが、''所持重量増加量+500''と非常に強力な効果を持つ。
特に輸送距離が長くなりやすく、搬入出量も多い輸送所の機能性が大きく向上する。

ただし''馬またはロバ''が必要で、その維持・繁殖には畜舎が必要なのがネック。
環境を整えたとしても''飼育上限が3頭と極端に低いため、疫病に非常に弱い''。他の家畜以上に''複数分散して建てる''ことを推奨する。
また両技術をアンロックした状態、かつ飼育上限を超えた分から各施設に割り当てられるため、効力を発揮するにはそれなりに時間がかかる。

**研究効率向上
この辺りになると開発レベルも高くなり、初期の研究機関と学校だけではなかなか開発ポイントが貯まらない。
ストレスなく村を発展させるためにも、研究速度向上は早めに行う必要がある。


-製紙工場(要「科学-紙」)
-ツァイの製紙工場(要「ミャオ派閥評判Lv1」)
いずれも''紙''の生産が可能になる。初期は研究機関のブーストと教科書を用いた学習に必要。
後半は書籍の原料が主な用途になるだろう。
原料の競合を避けることを考えると、ツァイの製紙工場で竹を用いて生産するのがお勧め。


-研究学園・印刷工場(要「科学-書籍」)
印刷工場では紙に加え、''インク''や''書籍''が生産可能になる。製紙工場からアップグレード可能。
書籍のレシピがインク+紙であるため、ツァイの製紙工場+印刷工場2軒(+石炭鉱山)を近くに建てるのがお勧め。

研究学園は研究機関からアップグレード可能。書籍によるブーストが可能になる他、書籍を用いた改装により効率向上が可能。
「研究機関を片っ端からアップグレード→書籍改装を適用→書籍ブースト→研究学園をさらに建て増し」により、後半でもゴリゴリ開発ポイントを稼げるだろう。

**銀貨獲得の時期
既に述べた通り、種・家畜は全種類を集落内で入手することはできない。残りは''交易''で入手する必要がある。そのためには''銀貨''獲得が不可欠。
特に''桑の種''、''馬・ロバ''あたりは高価なため、必要になる少し前から銀貨の入手手段を確保しておきたい。
なお[[コンバットモード>Combat Mode]]では''軍事施設の賃金として必要・強奪されるリスク有り''のため、平穏モードよりも前倒しで着手した方がよい。


***鋳造
施設を建設さえすれば、''自動的に銀貨を獲得できる''ようになるのが強み。
ただし生産量は少なめなため、高価な商品を購入したい場合は他の方法と組み合わせる方がよい。


-銀山(要「鉱業-銀」)
鉱山系施設で''銀''の生産レシピをアンロックする。他の鉱石と比べ、''生産ペースが大幅に劣る''ため注意。
ツリーの都合上開けた鉱山と古い鉱山は解放済みのため、いずれかを新設して割り当てるのが良いだろう。
下記の貨幣鋳造所の他、後述の陶器工房で''銀食器''の原料にもなる。

-貨幣鋳造所(要「鉱業-貨幣鋳造」)
銀から銀貨を生産する。銀の生産さえできていれば継続的に銀貨を増やせるが、増加ペースは遅いのでこれだけでは不足気味。


***交易
派閥との交易では評判経験値を獲得でき、一定値貯まると''評判レベル''が上がる。
その際に解放される施設・レシピは強力なものも多いため、銀貨を抜きにしても労働者に余裕ができ次第着手したい。
交易システムの詳細については[[キャラバン>キャラバン]]を参照。ここでは関連施設・技術について説明する。

-名高い評判(要「交易-名高い評判」)
ツリー末端のため開発ポイントが4ポイント必要なのがネックだが、''交易ツリーでは優先して取りたい技術''。
アップデートにより評判レベルアップに必要な経験値が増えたため、これを取らないとなかなかレベルが上がらない。

-陶器(要「交易-陶器工房」)
粘土から陶器または磁器、銀から''銀食器''を生産可能。いずれも別途精製燃料が必要。
原料もそろえやすいため、まずは陶器や磁器を主な交易品とするとよい。
ただし連続して出荷すると価格低下を起こすため、他とローテーションさせた方が良い。

銀食器には「鉱山-銀」の取得が必要だが、どの道鋳造で必要なのであまり気にしなくていいだろう。
こちらは''ガーデン・ヴィラの建材''に必要なため、交易品としてはやや使いづらい。


***観光(DLC限定)
集落に観光客を呼び、生産した物品を販売することで銀貨に加え、''アクセスポイント''を獲得できる。
アクセスポイントでは観光施設のアンロックの他、一部の家畜や、バニラでは運任せだった''設計図''を一部購入できる。特に社会人スクールの設計図が購入可能なのは大きい。
ただしアクセスポイントの獲得には時間がかかるため、交易や鋳造ほどではないにせよ早めに着手した方がよいだろう。

またある程度観光業が発展してくると、交易船が到着した際に観光客が移住を希望することがある。
市庁舎による移民受け入れと異なり''教育済み・必需品あり・疫病なし・少人数''なため、必要に応じて受け入れてもよい。

なおDLC限定ということでツリーに組み込みづらかったせいか、技術による観光施設の解放はなし。
ただしお土産の生産には、石工房の解放が必要。とはいえボイラールームの過程で既に解放済みだろう。


**老人ホームの建設
住民は年を取ると''高齢者となり、出産できなくなる''。配偶者が高齢者でなくても子どもができないため、''人口の頭打ち''に繋がる。
そこで役立つのが老人ホーム。''高齢者になると自動的に移住''するため、''空いた家に若者が移住''し子どもを出産できるようになる。%%倫理的にどうかという気もするが気にしてはいけない%%

建設にはガラス・レンガの他、新たに''建設キット''を必要とする。また施設が巨大であるためか、資材運搬後の建築時間もかなり長い。

-鉄工所(要「鉱業-鉄工所」)
ガラスorレンガ+木板+鋼鉄で''建設キット''の生産が可能になる。
後半の主要建材の一つになる他、一部改装にも必要となる。


-工具キット・歯車(要「科学-改修:歯車」)
鉄工所のレシピ解放に必要。工具キットと歯車の生産、歯車による改修が可能となる。
''工具キット''は鋼鉄製工具+皮革+縄で生産可能。直接建材になることは少ないが、多くの生産施設の''効率化''改装に必要。
原料消費を20%抑える効果だが、''レシピ上で5種以上使用されている原料のみに適用''されるため、水や皮革、塩など''使用用途が多い原料''を要する施設に使うとよい。

歯車は水利施設や製粉所の効率をアップさせるが、建設キットや工具キットと比べると需要は少なめ。
*村から街へ
**ガーデン・ヴィラの分譲
ここまで来れば幸福度・健康度とも概ね100%越えとなる一方、人口の多さゆえに''ストレス増による出生率低下''が深刻となる。また状況次第では土地不足に陥っている可能性もある。
鍵となるのがガーデン・ヴィラの分譲。''ストレス-25%・2世帯居住可''のため、大量に分譲できれば上記問題の対策となる。

しかしながら建材は''建設キット''、''高級家具''、''銀食器''、''高級寝具''といずれも生産が厄介なものばかり。
大量分譲が目的である以上、建材は全て自力生産できるようにしたいところ。これらの生産体制の確立が、本ゲームのひとまずの区切りとも言える。
建設キットと銀食器については既に解説済みのため、残る高級家具と高級寝具の生産体制確立方法について述べる。

***高級家具生産の準備
解放が必要な技術は少ないが、衣装でも要求された''皮革''の供給がネック。''畜牛・バッファローの入手は不可欠''となる。
加えて塩も前述の食料加工などで消費先が多いため、塩工房の建て増しが必要になるだろう。


-製革工房(要「処理-高級皮革」)
皮革と塩から''高級皮革''を生産する。高級家具に加え、上質な衣類で必要となる(アザラシの毛皮で代替可能)。
ツリーの3段目にあるため、畜牛さえ確保できていれば開発ポイントが若干少なくなるのが長所。
また皮革製のブーツについては、アザラシの毛皮では代用不可。


-漁網(要「農業-漁網」)
-漁港(要「農業-漁港」)
前者の技術のアンロックにより、まず編み物工房で''漁網''の生産が可能になる。
その後同ツリー末端にある後者をアンロックすることで、漁網から脂肪、ロブスター、''アザラシの毛皮''の生産が可能になる。

アザラシの毛皮の用途は一部を除き高級皮革とほぼ同じだが、家畜入手の状況に左右されないのが長所。ただしツリーの4段目にあるため、製品工房よりは必要な開発ポイントが多め。
他にはロブスターが一部食料の材料となる。脂肪については蜜蠟などで代替可能なため、わざわざここで生産する必要性は薄いだろう。


-豪華な家具工房(要「建設-家具」)
同時解放される家具工房では高級家具の生産はできない。資材不足でない限り、初めから豪華な家具工房を建てた方がよい。
高級皮革orアザラシの毛皮と、木板or硬木から高級家具を生産可能。ただし硬木使用のレシピの解放には、ロレンツォ評判Lv4が必要。


***高級寝具生産の準備
''4建材最大の問題児''。とにもかくにも''桑の種''の入手が難関となる。
上記の方法で何とかして銀貨を集めたい。できれば商船で運ばれてくるのを待つか、派閥から購入して評判経験値を稼ぐのがお勧め。
また入手後も、果樹園(トウグワの葉)→カイコ小屋(カイコの繭)→織物工房(絹)→寝具工場(高級寝具)と、生産チェーンが多段にわたる。
原料不足による生産ラインのストップが起こりやすいため、それぞれの在庫管理にも気を配りたい。


-カイコ小屋(要「処理-絹」)
トウグワの葉からカイコ繭を生産可能になる。繰り返しになるが、原料となるトウグワの葉の生産に必要な桑の種は別途入手が必要。

この後織物工房で、カイコ繭から''絹''を生産する。
絹は高級寝具の他、高品質な衣類でも原料として必要になる。意外な所では学校の定員増加の改修に必要。
また一部の派閥評判Lv5の施設で、建材として''9999''必要となる。
加えて絹自体が軽量かつ高価な交易品でもあるため、(倉庫容量が許せば)いくら生産しても困ることは無いだろう。


-寝具工場(要「建設-寝具」)
施設自体は公衆浴場建設のタイミングでアンロック済みのはず。寝具店からのアップグレードが可能。
寝具店のレシピに加え、ウールor羽毛+絹から高級寝具を生産するレシピを選択できる。
白さが重要なためか、寝具と同様アルパカウールは不可なので注意。
こちらも交易品として有用だが、寝具と比べ需要が高いため交易には回しづらいと思われる。

**鉱産資源の無限化
この時期になると初期の鉱山・石切場は採掘限界を迎え、アップグレードによる無限化を行うことになる。
その際、''原料消費が発生するようになる''点に注意。生産ライン構築自体は問題ないだろうが、くれぐれも需給バランスには気を付けること。


-照明工場(要「建設-照明」)
ツリーの関係上比較的早い段階で解放済みと思われるが、必須になるタイミングは意外と遅め。
''ランプオイル''の生産が特に重要。在庫が尽きると鉄鉱石生産ストップ→鉄製工具生産ストップ→石生産ストップに連鎖する(そうそう無いだろうが)。
また山の保管庫を建てる場合や、チャペル・大聖堂による幸福度をさらに向上させる場合は、''ランタン''の生産用にも別途必要となる。
序盤はあまり需要が無い一方、終盤はランタン用と併せて3〜4軒は建てた方が良いだろう。

**更なる幸福度・健康度向上
幸福度・健康度がそれぞれ非常に高い状態だと、一定段階ごとに追加のバフがかかる。
ここまで来ればやりこみの領域だが、都市と遜色ない生活水準を目指してみるのもよいだろう。

**その他のやりこみ要素
幸福度や健康度の向上以外にも、やれることはまだまだある。
例としては以下の通りだが、自分なりにプレイ目標を立ててみると良いだろう。
-全研究のアンロック
-全派閥の評判レベルを5にする
-全派閥の評判レベル5ユニーク施設の建設(一部建材が9999必要)
-怠け者のニワトリの飼育(注文に莫大な銀貨が必要)
-種・家畜コンプリート
-設計図コンプリート
-究極の開発の全分野をレベル99にする
-全観光施設の建設(DLC限定)

どなたでも編集できます