進撃の巨人 2ch 考察・仮説まとめwiki Mk-II

壁外世界の文明レベルは我々の世界で言うところの1900〜1910年くらいであると思われる。
グリシャの少年時代が1900年代、青年時代が1910年代と考えるとわかりやすいか。
しかし、1910年代のことと考えると外輪式蒸気船は少し時代が古すぎるが、これはグリシャの回想なので、
単にグリシャの居住地が海から遠く、古い写真でしか軍用船を見たことがないか、飛行船好きが高じて航空機マニアになったが
船にはまったく興味がないので最近の軍用船事情に明るくなかったかのどちらかだろう。
航空機用のエンジンが開発されているのに、船舶用のエンジンが開発されていないのはおかしいし、
航空機用のプロペラが開発されているのに、船舶用のスクリューが開発されていないのもおかしい。
どちらも原理はまったく一緒だから、どちらか一方しか開発されていないのは不自然である。

現在はグリシャがパラディ島上陸から約20年が経過しているそうなので、
壁外世界の文明は我々の世界で言うところの1930年代に当たることになる。
全金属製の航空機や巨大戦艦・空母の開発競争が行われていた時代である。
つまり、順調に行けばあと10年前後でマーレは核兵器を開発できることになる。
核兵器さえ開発できればそれをパラディ島に投下し、すべてを焼き尽くして終わりである。
マーレは「七つの巨人の力」に代わり、核兵器を持つことで世界の指導者になるだろう。

ちなみにこの第86話においてグリシャが「近年の軍事技術は〜」「燃料を背景とする軍事力が〜」と、
作中で初めて「軍」という言葉を使用している。それまでは一度も「軍」という単語は作中で出てこなかった。
壁内世界においてかたくなに「軍」という単語を使用しなかったのは恐らく意図的なものと思われるが、
145代目の王が戦うことを否定したのと何か関係があるのだろうか。