城葱ペディア

城名	舟岡城【ふなおかじょう】
別名	船岡城、剣城、劔城、八幡城、白山城
城郭形態	平山城
所在地	石川県白川市鶴来幡
遺構	郭、石垣、土塁、土橋、虎口、空堀（横、竪）、堀切、櫓台

築城者：　
城主：　坪坂平九郎、岩林長門守、早谷五左衛門（丹羽家臣）、高鼻石見守（前田家臣）

鳥越城へ通じる入り口の守りの拠点。鳥越城の支城。
市指定史跡。

本丸から本丸口の土橋。土橋は、石垣で固められ、
石垣をまとった本丸を囲む土塁、郭の外側（奥）から生える木が石垣を取り込んでいるところがいい。

☆☆☆ My Best Point of this 城 ☆☆☆

南側の郭の各所に石垣が残る。
劣化が激しいが、まだ石垣の態勢を保っている。
木々が茂る山の中で石垣がこれほどあるのは圧巻。

はっきりと虎口と分かる。クランク構造も見えやすい。
敵の侵入を防いでいたことがよくわかる場所。

入り口は４カ所あるが、北側進入路は「石川県白山青年の家」の施設裏より入る。



付近に民家もあるため誤って侵入しないよう注意。
北側進入路より遊歩道をたどって行くと、分岐があるが直進し四の丸へ
一体は、木々が生い茂り、地表にはシダ植物が繁茂しているため、訪れるのは冬〜初春が旬か。

石垣の石に使われていたものか不明だが、大きな石がゴロゴロしている。

四の丸の東端には展望台（展望スペース）がある。
さらに東へ進むと分岐があり、北へ進むと、三の丸、馬出し門などがある。
東へ進めば、二の丸、本丸へと続く。

このあたりから郭の周囲に石垣がみられる。
茂みの中から石垣が見えてくるとテンションがあがる。


大きく立派な石垣が山の中に今もあるのには興味深いが
石垣の状態はかなり悪く、いまにも崩れてしまいそう。
管理と整備が進むことを期待する。





南に流れる手取川の方向は断崖絶壁となっている。
郭の周りは、土塁で囲んであり、土塁はしっかりと形状を保っていて見やすい。

二の丸と連結している主郭は、東にある本丸口へ続く方向に、
櫓台があり、土橋、さらに喰い違い虎口と続く。

４つの進入路の１つで東から進入する３つ登城口の最も南にあるもの。
本丸口は、竹やぶの急勾配のジグザグ道を通って、
県道１７９号線と県道１０３号線をつなげる道の途中に出る。
道路に面したところに、看板がある。
縄張図を元にして作成した舟岡城の想像絵図が書いてあったりする。

二の丸の北側を進むことになり、二の丸よりも一段低い道を通る。

二の丸から見ると下の道にある土塁？土壁？がよくわかる。


下から二の丸を見上げれば、改めて山に残る二の丸の石垣を眺めることができる。

土橋が見られるほか、
東山登山道、大手口登山道へと繋がるらしいが、確認していない。

【車の場合】

• 車がオススメだが、駐車場らしい場所はなく、

「石川県白山青年の家」の駐車スペースを借りるか、駐車可能な場所を探し、そこから徒歩で訪れる。

• 登城口（進入路）は４つ。

　北側の進入路のほか、東側に３つ進入路があり、南から、本丸口、東口山道、大手口山道。
　おすすめは、北側の進入路（石川県白山青少年の家の駐車場から）。
　比較的緩やかで歩きやすい上、迷いにくい。
　本丸口は、車だと止める場所が無い（車道に面している）ため、徒歩で訪れなければならず、
　また看板もひっそり立っているので見落としがち。

　東口山道、大手口山道は、未確認で、どこに出てくるのか不明。

【公共交通機関の場合】

• 不明