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引用文紹介


 それは胎児の様に丸まっている幼な子であった。幼な子はゆっくりと大地に足をつけて立ち上がる。月の光色の髪で全身を覆い隠した幼子は……ふわり……空を浮くように移動し、才蔵のとなりへと降りる。そして、膝をついて才蔵に手をかざす。


 月が来る……月が来る……

 人ならざるものたちのざわめきが小さく大きく波のように繰り返す。怯えるような嘲笑うような歓迎するような雑多な思いが旋風のように江戸の町を吹き抜ける。


 宗冬ら仲間が頭をかかえているのが、目に浮かぶ。彼らの元に戻りたいと痛切に思う。調子の良い願いではあるなと自嘲する。月詠は、ぷうと頰を膨らませる。そんな幼い表情がとてもかわいい。

『月詠の鏡と剣 大江戸月想奇譚』より。【引用元】小説家になろう

作品一覧

作品名作品ジャンル掲載サイト
『起きたら何故かイケメンに溺愛されている件』恋愛ノベルアップ+
『君のみた夢』純文学ノベルアップ+
『ごめんなさいとありがとう』純文学ノベルアップ+
『シルクロード幻想』歴史小説家になろう
ノベルアップ+
『月詠の鏡と剣 大江戸月想奇譚』歴史小説家になろう
ノベルアップ+
『月詠の鏡と劔 ー外伝ー』歴史小説家になろう
ノベルアップ+
『月読命の夢』純文学ノベルアップ+
『届かないとしても伝えたい』純文学ノベルアップ+
『ドラゴンの教義 ドラゴニア物語』ファンタジー小説家になろう
『ドラゴンの絆 ドラゴンの子と従者が紡ぐ物語』純文学ノベルアップ+
『雪が降る』純文学ノベルアップ+
『夢の拾い屋お伽噺』純文学ノベルアップ+
『夜に駆ける』純文学ノベルアップ+

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