SimCityシムシティ(2013年版)攻略情報wiki - 渋滞対策
※このページはアップデート2.x〜3.xの頃の状況を元に記述されています。

全ての問題は渋滞から発する、と言っても過言ではないほど、渋滞による悪影響は全方面に及びます。にも関わらずある程度の人口になると入念な対策無しには制御不能なレベルでの深刻な渋滞が発生します。従来作品のような『住民の満足度が低下する』といった生易しい話ではなく、誇張抜きに『全ての都市機能が麻痺』します。対策は事実上必須です。ようこそ、渋滞対策の世界へ。


基本的な仕様

AIに移動しました。

留意点

  • シムシティ内の道路は現実とは異なり信号機の連携制御が一切なされていない為、現実の道路デザインは通用しないので忘れる。
  • 海外の交通ルールとして、「目の前が赤信号であっても、交差道路に車が無ければタイミングを見て右折(日本で言う所の左折)して良い」という物がある。シムもこれに従うので、この点に注意して道路を組むとうまく流れるようになる。

傾向と対策

具体的な問題に対して有効な対策を導きます。

市政から渋滞を減らす

道路云々ではなく、都市運営から渋滞解消にアプローチする方法を考えます。
基本方針としては「活動するシムそのものを減らす」「自家用車で活動するシムを減らす」「自家用車での移動距離を短縮させる」といった形で、都市を走る車の総量を減らそうという考えです。
これらの効果は相乗的なものであるため、どれか一つではなく並行して活用することでより高い効果を得ます。
なお、ここではあくまで渋滞解消の観点からのみ論じます。副作用については関連項と合わせて総合的に判断する必要があります。

活動するシムそのものを減らす

  • 人口抑制
    • 牧歌的な都市は自然と渋滞から開放されるでしょう。身も蓋も無い話ですが、効果は抜群です。貴方のプレイスタイルに、人口は必須な要素ですか?
  • 所得上昇
    • 先進都市風の見栄えを確保しつつ人口を抑えたいのであれば、中〜高所得層の住人を呼び込みましょう。彼らは同じ土地により少ない人数で住もうとします。
    • 高所得のシムは「バスや路面電車を使わない」「幸福度が下がりやすい」「対応する公園がどれもそれなりに大きい」等のデメリットがあります。中所得層一本狙いという戦略もアリです。

自家用車で活動するシムを減らす

歩かせる
シムが徒歩を選択してくれれば渋滞問題は解決したも同然なのですが、徒歩を選択する基準は判然としていません。以下のような説があり、検証が待たれています。
  • 目的地が近いと徒歩を選択する?
  • 病気になったシムが十数キロの道のりを歩いて病院に向かう姿もあり。
    • 海外では「具合の悪い時は運転しない」という風潮が強いのでそれを再現しているのかもしれない。
  • 教育レベルが高まると徒歩を選択する?
交通機関を利用させる
  • バス
    • 一番手軽です。自家用車で移動するつもりだったシムを停留所から1つのバスに纏める事でその分の渋滞を減らせます。さらにバスターミナルは自動車で移動してきたシムをも吸い込みます。
      • バスが満員で乗れなかったとしても、停留所に並んだ時点で車移動を阻止しているので既に役立っている。
    • 停留所は一箇所につき60人しか並ぶことができません。都市の発展に応じて停留所の増設を検討しましょう。
    • 停留所付近では停車時に1車線使って路駐するので、設置場所に注意しないと渋滞の原因となる事も。
      • 停留所設置数は少なめで良い。いくら停留所に人が並べると言っても、肝心のバスが来なければ客は捌けない為。下手に多く設置するとバスのUターン挙動等の原因となる。
    • バスの路線ルートは指定できない為、不可解なルートを取る事がある。停留所の設置場所に注意する事である程度誘導可能?
    • バグにより、度々スタックします。
  • 路面電車
    • 基本的にバスと似た性質ですが、「車線を使わない」「輸送量が大きい」「路面電車用軌道により道路に拠らない経路設定が可能」といった柔軟性があります。
    • 渋滞解消の面からの欠点らしい欠点は「街路では使えない」くらいです。
    • グラフィックこそ道路を走ってはいるが車と衝突しない。バスと違って道路を一切圧迫しない。
      • 輸送効率は意見が分かれるが、少なくともあれば無いよりは確実に渋滞は減る。
    • バグにより、度々スタックします。
  • リニア
    • 基本的に路面電車と一緒。公共交通としては高所得者が使ってくれるのが利点。
    • 車庫センターが要らないので道路圧迫が完全なゼロだが維持費が高い。
    • 駅1に対して車両1しか得られない。過密都市では1列車が捌く速度<1駅が集客する速度 なので、駅のリニア待ち定員もすぐ一杯になり並べなくなる。そのため運べる乗客の量はそれなり止まり。
  • 列車
    • ダントツの輸送量を誇る都市間移動手段。高速出口の渋滞には効果的ですが、車で駅に乗りつけるシムが多いため駅前が混雑する恐れがある。
    • 都市間利用専用。2つ以上の駅を設置しても都市内の移動には利用されない。

  • フェリー
    • 渋滞対策としての効果は限定的のようです。
  • 飛行機
    • イエローキャブ製造機になるので高所得観光客に興味が無ければ採用は見送るべきでしょう。

所得別交通機関利用状況
バス路面電車電車フェリー飛行機
低所得
中所得
高所得

自家用車での移動距離を短縮させる

  • RCI混合配置:住宅地・商業地・工業地を混ぜたり近距離に配置したりすることで住民の動線を短くできるため、自家用車を選択したとしても短時間で道路から掃けるようになります。失業対策にもなるでしょう。
  • 自家用車ホイホイ:パーク&ライドやバスターミナルに自家用車を「吸い込ませる」ことで自家用車での移動距離を削減できます。
  • 失業対策:労働希望者は職が見つかるまで都市の中を徘徊する性質がある為、求人が少ないと渋滞を加速させる傾向があります。渋滞解消の観点から言えば『失業状態より人手不足状態の方が圧倒的にマシ』です。
  • 風下以外の場所に工場を分散配置する為、住宅地への公害その他の悪影響が問題となる。ハイテク工業なら影響は少ないがそれでも多少は公害が発生し、またハイテク化の地盤が揃っていても状況次第で製造業等が沸く可能性もある。
メガタワーのスカイブリッジを活用する
  • スカイブリッジはタワー外の市民もショートカットとして通り抜ける。ブリッジが最上階であっても一瞬で移動する。
  • 1本や2本では大した効果は無いが、橋の本数と出入口の数が増えるとそれなりに効果を発揮する。
  • これだけの為に多少の赤字覚悟でメガタワーを8本建てるのもアリ。
    • メガタワーの安定経営には都市全体の基盤が重要なので、タワー無しでもそれなりに動く都市を安定させる目的向き。既に崩壊している都市にタワーを建てると、多少どころか致命的な財政混乱の原因になる。
  • 工業地の中心にタワーを建ててブリッジで結ぶと主要経路の一つになる。ただしタワー住民が公害に晒されるのでタワー経営の難易度は高くなる。
  • タワー間の向きによって橋を掛けられる方向が制限されるので、縦軸横軸を少しずらした方が多くの橋を掛けられる。タワーを斜め向きに設置する等も有効。

その他

  • 公共車両の削減:ゴミ収集車などの業務車両を必要最小限まで削減することも一定の効果があります。車両数そのものはシムの自家用車に比して圧倒的に少ないですが、「頻繁に路注する」「Uターン回数が多い」「すぐ数珠繋がりになる」といった仕様・低性能AIによる影響が圧倒的に大きいため、減らせる範囲で減らすようにしましょう。唯一市長が直接制限できる車両です。
  • 訪問者の削減:マルチプレイで他都市と連携し町を発展させるのが本作の目的ですが、それをやめることで渋滞が軽減できます。市内で需給バランスが取れていれば都市内外の出入りが減ります。

道路デザインから渋滞を減らす


慢性的渋滞の発生ポイントは唯一「交差点」です。従来作と異なり「機能的に渋滞する理由」が(時に理不尽な理由ではあっても)必ず存在します。単なる車の流入量だけでなく、交差点の形、交差点同士の距離や位置関係、周辺施設への車の流入出、Uターンしようとする車の率等々、実に様々な要素があり、更にその相互作用によって渋滞の有無や度合いが変わります。原因に合わせた対策を採らないと逆効果になることもあります。

対策はミクロ視点とマクロ視点からそれぞれ論ずることができます。
  • 周りが空いている中で一つだけ渋滞している交差点がある → ほぼその交差点単独の問題です。まずミクロ視点で考えましょう。あるいはバイパス線を作って他の空いている経路へ流せませんか?
  • 連鎖的に渋滞している交差点群がある → 「この交差点さえ解決すれば他も何とかなりそうだ」という交差点を探してミクロ視点で解決しましょう。見つからない場合や広範囲に相互作用していて一つに断定できない場合は一連の交差点群の問題、またはもっと広くマクロ的な問題として対処しましょう。
  • インターが渋滞している → インター自体は市長が直接触れることができない位置にあるため対策は間接的になります。後述「高速出入り口向け道路引きで対策」を参照下さい。
  • 都市全体が大渋滞! → マクロ視点での対策になりますが、前述の「市政から渋滞を減らす」ことも併せて検討しなければおそらく解決できないでしょう。こうなる前に対処したいものです。放棄するも良し、腕の見せ所と意気込むも良しです。

単独または少数の交差点における渋滞対策

交差点単独で考えた場合、渋滞が発生する理由は「道路の流量限界を超える車が流入している」または「道路の流量限界が『何らかの原因』で発揮されないため」です。前者は市政やマクロデザイン等で対処する必要があるため該当章を参照してください。後者の場合、原因と対策方針は以下のようになります。
原因対策
左折待ち/Uターン待ちをする車のせいで後続車両がブロックされる突き当たりT字路にして対向車の通過待ちを不要にする。
左折分岐路を消して左折待ち自体を排除する。
手前の交差点からの距離が長い場合、交差点手前にUターンポイントを用意し、さらにそこを通過した先でUターンする理由が新たに発生する可能性を排除する。
大通りの場合、交差点手前の左側には収容人数の多い施設やバス停留所を作らない。
交差点手前で路上駐車する公共車両のせいで後続車両がブロックされる。交差点手前の右側にはRCI区画やバス停留所を設置しない。
手前の交差点やインターの車線数が少なく、そこを通過してきた車が一部の車線にしか並ばず非効率的各車線にバラけるための十分な余裕「バッファ」を用意する。(バッファについては後述)

総合すると以下のようにデザインすることが安定した交差点の作り方となります。
  • 十字路を極力避け、T字路を活用する。究極的には交差点そのものを無くす。
  • 交差点間の距離をある程度離す(バッファを確保する)。
  • 手前の交差点からの距離が長い場合、交差点手前に(バッファを確保できる程度の距離を開けて)Uターンポイントを確保する。
  • バッファ部分には左右いずれの面にもバス停留所/スクールバス停留所を設置しない。
  • バッファ部分右面にはRCI区画を設定しない。
  • 大通りの場合はさらにバッファ部分左面にRCI区画や収容人数の多い施設を設置しない。
※細かく考えるのが面倒な場合は「混雑しそうな交差点の近くは公共施設や公園等で埋めてしまえばいい」と考えるのが手っ取り早いです。上記全て満たすのは神経質です。
バッファ
交差点の流量限界を引出すために用意する緩衝域。
  • 渋滞を生み出す原因は、信号待ちの列が長くなり、その前の信号まで届いてしまい、青になっても進まなくなる事。たとえ車が多くても、ひとつの信号内でおさまっていれば青になった時点できちんと捌ける。車の溜まりに応じて信号間の区間を長く取る事で対応可能。
  • 例えばジャンクションタイプのインターからきた道を都市内に入ってすぐ交差点にした場合、一車線のランプウェイから降りてきた車がほんの数台特定の車線に偏っただけで後続車が入ってこれなくなり、信号が青になっても実質一車線分の流量でしか車が流れません。交差点までの道を少し長くすることで、ランプウェイから入ってきた車が各車線にバラけるようになり、「赤の間に溜めて、青になったら全車線をフルに使って効率よく流す」という脈動を作ることができるようになります。これは都市の外へ向かう方向にもいえることで、「青の間に通過した車が一度バッファに溜まり、赤の間にゆっくりランプウェイ一車線を通って出て行く」という脈動になります。
  • 一般道の場合、例えば連続する2つの交差点であれば間の道が奥の交差点にとってのバッファになります。「手前=青、奥=赤」の時は進みたくてもすぐにバッファが一杯になってしまい進めません。「手前=赤、奥=青」になるとバッファが掃けても手前の車は赤のため進入できず、奥の青を無駄にしてしまいます。具体例としては、「ロータリーの円が小さいと交差点間が短くなり逆効果」等。
  • 青信号なのにバッファ内で停車ないし減速する車が一台でもいると流量に大きな悪影響が出ます。
    • 公共車両が路上駐車しないようにしましょう。
    • バッファ内で大量の車が建物から出入りする形は避けましょう。
    • L字角では車が減速する上に角内には車が停車できないため、バッファ効果を低下させます。交差点の近くにあるL字角は90°カーブに変えるとバッファ効果を下げずに済みます。ただし建物の設置スペースでは不利になります。
Uターンポイント
  • 車は「交差点」「L字角」「異種道路接続部」においてUターンすることがあります。
  • 単なるUターンポイントを作るためだけに普通の道路を使って交差点を作ってしまうと、そこへ入る車や出てくる車によって異常な渋滞が発生することがあります。側道であれば特定車両を除き侵入不可であるため、完全なUターンポイントを作る際に便利です。
T字路
現実のT字路は渋滞を生みやすいが、本作では渋滞耐性が高い。
T字路は進入方向によって流量に差ができます。
突き当たり(「┳」の下から入ってくる形)・対向車がいないため、左折もUターンも阻害されることが無く、非常に安定した流量が期待できます。
・どちらへ進むにしても交差点で減速することになるため限界流量はほんの少し下がりますが、問題になることは無いでしょう。
右分岐(「┣」の下から入ってくる形)・左折はありませんがUターンの可否は対向直進車両の流量次第であり、Uターン待ちが連なると他車線にも悪影響が出るため不安定です。
・直進路を持つためUターン対策さえできれば高い流量限界を発揮します。
左分岐(「┫」の下から入ってくる形)・左折待ちが発生するため流量は低くならざるをえません。
  • T字路を作る際は流量の多いラインを「突き当たり」や「右分岐」に宛てるように構成しましょう。参考形:左半円(後述)
  • 「幹線が90度交差する形のT字路」は、下図のように一方が青の時は他方が赤になるため流量が著しく落ちます。

    インフラ引き出し用の枝道を何気なく繋げてこのような形になることが多いので注意しましょう。
    下のように幹線同士が直進と判定される形で繋げると流量低下を避けられます。ただし敷設面積が増えます。

    類似ケースとして、路面電車専用軌道を路面電車軌道付き大通りのL字角から引出してしまうと同様の理由で信号機が付いてしまいます。直線路または90°カーブから引出すのが無難です。
  • T字路の突き当たりには建物を置かないようにしましょう。信号に関係なく車が飛び出す様です。警察消防救急車はそのほうが都合が良いかも?
信号機・一時停止標識
  • 交差する道路の組み合わせによって、交差点には一時停止標識や信号が自動的に設置されます。
  • 基本的に信号の方が良いです。現実世界において信号無し一時停止のみの交差点がそれなりに存在するのは、渋滞が全く発生しないほど流量が少ない道において費用対効果が薄いと判断されることが大きいためです。SimCityでは信号機は無料ですので、渋滞対策の面からは付けることが基本になります。
  • 現実世界では幹線上の近接する複数の信号を連動させるといった仕組みによりバッファが短くても流量を確保できますが、SimCityでは全て独立の感応式であるため、現実を模したデザインを成そうとすると幹線が大渋滞を起こす危険があります。
  • マップに最初から引かれている道路のうち破壊不能部分(の先端位置以外)に交差点を作った場合、本来信号機が設置されるはずの組み合わせであっても一時停止標識になってしまうケースがあります。避けるためには破壊不能部分の先端以降に交差点を移す必要があります。
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    左はタイタン渓谷フロンティアフィールズの例。高密度大通りと高密度街路の交差点であり通常であれば信号が設置される組み合わせですが一時停止標識になっており、渋滞が発生しています。右のように設置位置を移すことで解消されます。
    • 出入口の2つある高速道路貫通型のマップでは、逆に有効と働く事も。

交差点群による渋滞対策

ロータリー
一方通行ではないのでロータリーとしても擬似的
詰り解消
混雑解消
設置難易
景観
  • 一番簡単な小細工であるが、本作では一方通行がないため、ラウンドアバウトには成りえない。
    したがって左右に車が入り乱れ、割り込めなくてドン詰りを起こすシムが出るため詰り解消には向かない。
    当然信号にすると交差点が増えるだけなので逆効果といえる。
    非常に簡単に作れ、景観にも優れるので一箇所あると碁盤の目も映える。
扁平ロータリー
  • 上記ロータリーの機能をそのままに省スペース化したもの。十字路置き換えだけでなく図のように平行線路間にも使える。路線間の長さを揃えることと、ロータリー入り口部を突き当たりT字型のままにする点に注意。
擬似レーン分岐
交差点直前で車線を増やし、寄り易くしてもらう。
詰り解消
混雑解消
設置難易
景観
  • 交差点直前を(取り壊し時の黄色い枠の数で)3コマ分ほど車線数の多いものに変える。
    擬似的に右左折レーンを作るが、シム次第で2車線右折になったり三車線左折レーンになったりする。
    その為いずれかの方向に極端に交通量が増えると直前での割り込みが多発して、割り込み車でつっかえるなど
    交差点の作りが詰りの原因になったりするので詰り解消の評価は△に近い。
    作りかえるためには周りの建物を壊す必要があり、地区設定をすれば交差点部分のみ密度が変わるため、
    設置難易度、景観共に一応△とした。
擬似インターチェンジ
キャパシティは高いものの・・・
詰り解消
混雑解消
設置難易×
景観
  • 交点を減らすことで停止時間削減を狙うが、所詮ロータリーに毛が生えた程度。
    はける量は非常に高いが三叉部分は途切れ待ちで詰まる為、結局信号が欲しくなる。むしろ合ったほうが良い。
    当然中央部は交差点では全く無意味なので立体交差を作る必要がある。
    当然作りかえるには大幅に土地を空ける必要があるので設置難易度は立体交差そのものもあわせて×。
    しかしその分迫力満点なので高層ビル群の中心に据えればかなりの見栄えを誇るだろう。

高速出入り口向け道路引きで対策

左半円
上手く流れる左半円バージョン渋滞する逆バージョンの様子
詰り解消
混雑解消
設置難易
景観
  • 簡単に説明すれば、道路の左を空き地にすることで左折待ちを無くした作り。当然だが、決して円の中があいているから
    といってスタジアムなんて建ててはいけない。
    中心へ向かう左折待ちが出るからだ。かなりの交通量でも赤色に
    なるのは信号待ち時程度。しかし入り口をこの形式にしてしまうと道路引きがワンパターンになりがちなので景観は△
擬似三叉ジャンクション
説明用模型
詰り解消
混雑解消
設置難易×
景観×
  • 側道を同じ長さにし、一方通行のような動きをさせる。実際には立体交差を用いて大通り一本を輪の外へ出して
    分岐とする。当然だが正確な道路引きをしなければ画像のような動きはしてくれないうえ、交通量が増えると
    反対側を迂回路に選ぶため肝心なときには両側通行になる。綺麗に道路が引ければ景観はかなり優れるが、
    長さ調整のために結局ぐちゃぐちゃになるため×。なんで載せたし。
バグ技】高速道路出入り口交差点増設法
クリックで拡大
詰り解消
混雑解消
設置難易×
景観
  • 高速道路付近の境界線に沿うように道路を敷設すると、都市境界の外に交差点ができる。この交差点は通常と異なる
    挙動で車が出入りし、都市出入り口の混雑を大きく緩和できる。ただし設置できるマップは限定されており、できない
    マップもある。恐らくバグなので、使用は自己責任で。後でいきなり予測不能の障害を起こす可能性も否定できません。
大学歩道を噛ませる
詰り解消
混雑解消
設置難易
景観
  • 本作の道路には右左折レーンの区別は無いが、車は可能な限り自主的にそちらに寄って移動する。しかし、もし移動できなかった場合でも各々のレーンから好き勝手に曲がっていく。
  • 長い直線があり、次の交差点で右左折する予定があると、車は交差点のずっと前から左右のレーンに寄る為、車道が実質1車線となり詰まる。
  • 交差点の直前に適当な道路を交差させる事で、「次の交差点」の認識を誤魔化し、車線をフルに使わせる事が可能。
    • 噛ませた道路に入り込んで謎Uターンをしたがる車が出てくるので、車が入り込まず使用スペースも少ない大学歩道が最適。
    • 交差点直前では右折車が右折レーンに居なかったりする事になるが、その場合左車線から強引に右折するので問題ない。
    • 右左折車が多い道路では効果があるが、進行方向が分散している道路では使わない方が良い。曲がる車だけで車線をフル占領するようになるので、直進車は逆に詰まるようになり、また右車線にいる直進車と、左車線にいる右折車がかち合って道路が余計詰まるなんて事も。


編集用テンプレート

都市全体で見た道路デザイン

巨大都市を目指す場合は都市全体で渋滞緩和を計画する必要があります。
インター接続点が一つのマップの場合
超過密都市を前提とした道路形状は以下の点から、「T字一箇所の環状線」が最適だと思われます。ただし他の渋滞対策との兼ね合いもあるため検討の余地は多いにあります。
交差点無しの一本道
入り口から入った道路を蛇腹状に折り返しながら奥まで伸ばす形。
メリット・交差点由来の渋滞が一切ありません。
・土地を最大限に活用できます。
デメリット・超過密都市用の線間で蛇腹一本道を引くと前長が20km近くとなり、入り口設置の石油発電所では奥まで電力エージェントが届かなくなります(出力によらず約13kmで消失する模様です)。
・公共車両の出発点を複数個所に用意しないとマップ端までのサービス時間が長くなりすぎます。
・二箇所以上に無限水源を作る際に、設置位置を正確に検討しないと下水流入量に偏りが生じて溢れます(ウ○コ水エージェントは最短経路の処理場を決め打ちして目指すというパスカル涙目仕様のため)。
T字一箇所の環状線(「P」の字型)
入り口近くで二分岐させ、奥を繋いだ形。環状部分は実際には蛇腹を併用するため、「凹」の字のヘコミ部分を何度も繰り返したような形になります。以下のメリット/デメリットは主に一本道と比較した意味で。
メリット・石油発電所の電力が全域に問題なく届きます。
・モジュールとして独立設置できるタイプの公共車両格納庫(消防車、ゴミ収集車など)を、経路上の離れた場所に用意できます。例としては凹の字の下線中央に消防署本体、ヘコミ部分に消防車モジュール。
・無限水源を二箇所設置する場合に、どこへ設置しても下水流入量が自動的にほぼ等しくなります。
デメリット・実質ありません。T字路がインターに近すぎるとインターが渋滞する恐れがあるので注意を。
・一本道の終わりを入り口に繋げる形になるため、戻り線の分だけ利用できる土地が減ります。
スター型(「王」の字形)
幹線から枝を左右に伸ばす形。中央に消防署など公共施設を一つ置くことで、マップのどこに対しても2km以内で到達できます。
現状のシムの挙動とは相性が悪いですが、何か根本的な修正があった場合には再検討の余地が生じるかもしれません。
メリット・公共車両由来の渋滞を緩和できるかもしれません。
・緊急車両の最大到達時間を短縮できるかもしれません。
・一本道とほぼ同じくらい土地を有効活用できます。
デメリット・交差点、特に十字路が増えます。
・幹線保護の重要性が高くなるため、シムが幹線に関与するような動線を持つと相性が悪くなります。
短冊型(「目」の字型)
環状線とスター型を足して2で割ったような形。メリット・デメリット共に両者の中間的性質を持ちます。
碁盤形(「田」の字型)
・誰もが一度は通る「道」。交差点、特に十字路が膨大になるため、そのままでは害悪にしかなりません。
・しかし他の形状と複合させたり十字路を立体交差にする等して交差点を減らせれば「短冊形のT字路同士の間隔を広げた改良系」「スター型に近いサービス時間」を両立できる可能性はあります。地下道上り口の効率的な引き回し方がカギ?
・活動人口抑制などが十分に働けば碁盤でも統制できる模様です。
スターデルタ結線
都心部デザインではなくそこへ繋げる道のデザインです。漢字の『甲』の字のようにインターからの道路をそのまま都心部へ繋げてしまうと、「都市内同士を結ぶ動線」と「都市の内外を結ぶ動線」が重なってしまうため渋滞の原因になります。そこで、インターから入った通路を一旦左右へ分岐させ、マップ外淵で引き回し、(必要であればさらに途中で分岐させてから)都心外周部の複数個所へ繋げることで、「中同士」「中と外」の動線を分けることができます。

・「スターデルタ結線」とは左図のような電気回路を指す専門用語ですが、電線の引き方に注目して見ると道路デザインにも使える面白い形です。右側三角形(とその内側)を都心部として、左側Y字の中心をインターに接続すると、各接続路の長さが等しいおかげで都心部から外へ行き来する車両は最も近い接続路を利用しようとして自動的に分散し、都心内で動こうとする車両とぶつからずに済みます。
・右は碁盤形の都心に適用した形です。十字路を避けるためにT字2回で三分岐させています。二分岐や四分岐などもアリです。ついでに都心との接続部もT字化しています。全ての接続路の全長をできるだけ等しくすることが重要です。
インター接続点が二つあるマップの場合
特に拘りが無ければインター接続点を2つ持つマップの方が渋滞を緩和しやすいためお勧めです。
・都市外と行き来する車が分散するためインターおよびその直近交差点が渋滞しづらくなります。結果として都市内の渋滞も緩和されます。
・グローバル輸送車両も両方から呼び込めるため、それぞれのインター入り口に石油発電所を建てることでマップ全域に安定して電力供給することができます。

(ディスカッション用)6月初旬のページ大幅改定に際しての修正点

  • (ディスカッション用)以外の項目について冗長表現削除
  • 「不活性化」の項目削除(バージョンアップに際して、マイナス面が大きくなりすぎた為)

(ディスカッション用)4月末の大型改変に際してのページ修正点

・「渋滞の原因となるバグ及び不都合な仕様」
 →必ずしもバグや不都合に因る内容ばかりではない。内容からして「傾向と対策」の方が妥当 →修正済

・バス「重要度低い」
 →直接の輸送効率はともかくとしても、シムを停留所に引き込む(釘付けにする)効果があり、結果として自家用車を使わせないという渋滞軽減効果があるだけに「(渋滞軽減の面から)重要度低い」ということはない。 →修正済

・労働者の削減
 →求人を削減する内容になっているが、無職者を増やしては逆効果。労働希望者は結局町へ出てくるのだからむしろ雇用を広げる方向でなければならない。 →削除済

・「地区の集中を解消、分散」の中の「住まいと職場が離れていれば車で通うようになります。」
 →常識的にはそう考えるのが普通なのですが、検証されてましたでしょうか?十数キロを歩く病人を見た身としてはちょっと不安に。 →保留

・「十字路をT字路に変える」の中の「本意はT字路にのみできる標識の無い道路にあります。」
 →シムは何の設備の無い脇道にさえ侵入するという現行の仕様では一時停止交差点が効果を発揮するケースは無いと思う。(一時停止で渋滞しないケースでは信号付きでも渋滞しない、という意味で) →暫定削除。具体例あれば復帰

・「バス停の数を減らす」の中の「バス停を減らせばバスが止まらなくなり交通がスムーズになります。」
 →バス停が満員だと諦めて帰ったり自家用車で出直したりする可能性を誘発して逆効果の可能性あり。仮に再度バス停に来るとすれば結局またバスもやってきて停車するので停車回数は減らない。 →削除済

・「バス停の数を減らす」の中の「ブロック(交差点から交差点)の中腹にはバス停は要らず、道路の両端で足りる?」
 →根拠が分からず判断保留。自分は逆に両端(というかバッファ内)には設置すべきでないと考えているのでどうしたものか。 →暫定削除。反論あれば両論併記

・「交差点距離を短くする」の中の「あまり長すぎるとシムは目的地に行くのを諦めてUターンしてきます。」
 →交差点距離を短くしたところで目的地に行くのを諦めればやはりUターンする。『交差点間が長いことが原因で目的地に行くのを諦めるケース』がある? 暫定削除。反論あれば一説として復帰

・「渋滞交差点簡易対策チャート超試験版Ver0.01」
 →ごめんなさい、意図が読めず・・・
  -「元の交差点」とは何に対する「元」?
  -四差路限定の話?そもそも四差路の存在自体が害悪というのがほぼ共通認識のはず。
  -一時停止が渋滞緩和に役立つケースがあれば具体例が欲しいところ。

・都内交差点向け道路引きで対策」の中の「詰り解消」と「混雑解消」
 →同じ意味では?(「車が詰まる」=「道が混雑する」)
 →景観に関しては主観によるよる話になるため○や×を付けるべきでない

・「ロータリー」の中の「当然信号にすると交差点が増えるだけなので逆効果といえる。」
 →交差点の数は変わらないですよね?「当然〜逆効果」とする他の理由は?

・「左半円」の中の「決して円の中があいているからといってスタジアムなんて建ててはいけない」
 →無問題。半円の終端から直進(または突き当たりT字路左折)で入れればいいだけ。そもそもそれ以外の途中左折を入れたら「左半円」で無くなる。

・「擬似三叉ジャンクション」
 →二本の途切れた大通りを繋げているだけの例なので、どういう目的の時に使うとどんな効果が発揮されるのかが読み取れず。三本の大通りを繋げた具体例が欲しい。

・他
 →画像アップロードに失敗しているため一部画像がまだ抜けています。うちだけでしょうか?

未整理ヶ所

http://www.vjcatkick.com/?page_id=31465 転載許可頂いたもの。

渋滞の発生源

道路レイアウトによるもの
  • 交差点での右左折待ち
  • Uターン待ち
  • 高速道路の進入路に起因するもの
施設によるもの
  • 商店等への通勤、買い物
  • コミュニティーセンター、大学への通学
  • タクシーの大量発生による道路の占領
公共機関によるもの
  • ゴミ回収車、リサイクル回収車
  • 消防車・警察車両
  • バス、スクールバス

渋滞の原因となるものの例

道路レイアウトによるもの
  • AのバスはUターンしようとして上方からのクルマの列が切れるのを待っている
  • Bの乗用車は左折しようとして、同様に上方からのクルマの列が切れるのを待っている
※どちらも高密度の道路のため信号機があるので、信号が変わり次第動き始める

  • 市内が片道3車線なのに対して、高速道路出口が左右2車線のため、退出しようとするクルマの方角が偏ることに起因する渋滞
施設によるもの

どちらも施設から出ようとしているクルマで詰まっている例
右側のバスステーションからの退出バスは、右折したいにも関わらず、直前の道路のクルマが途切れないために退出出来ず。また、一部バスは左折で退出を試みるが、同様の理由にて退出が出来なくなっている。

左側の流通倉庫からの退出トラックも同様。右側に退出をブロックしている施設があるため、退出先道路の状態が更に悪化している。頻繁に退出するクルマがある施設を、横並びに建てると渋滞を引き起こすという良い例。


・タクシーの大量発生により、道路が占領されることに起因する渋滞
観光客を呼び込む施設を建てると発生するケースが多い。特にカジノ系、ランドマーク系にその傾向が強いように見受けられる。

レイアウトで解決

1本道にしてみる

高速道路入り口が1つしかない場合、環状線を作るとどうしても最低1つの交差点が出来てしまい、それが起因して最悪環状線全域が駐車場になる。なので1本道にしてみた。結果はそこそこ渋滞はするものの、完全に動かなくなってしまうものではなく、時間はかかるがそれなりに流れるといったもの。

利点
  • Uターン路が極端に少なく出来、かつ交差点をゼロに抑える事が出来るので、メインの渋滞源を可能な限り減らすことが出来る

問題点
  • ユーティリティ(電力、水道、下水)を端に作成した場合、末端まで届かない
  • 同様に、末端側に施設を作った場合、エージェントが市外まで届かないため、グローバル輸送(原油等)に支障が出る
※上の例では、中央下にある火力発電所まで原油が届かなかった(この後、ソーラー発電に切り替え)
  • Uターン路がひとつもないため、移動に時間がかかる
※左下高速出口にも交差点がなかったため、意図的にUターン路を作成してある
※Uターン路がない状態だと、ゴミ回収車等が市外へ行ってしまう


作成時の注意点
  • 商工業地区は通勤のクルマでその直前の道路に渋滞源を作成してしまうので、道路の退出路側(高速へ向かうレーン側)に作る(侵入側に作ると、退出はスムーズになるが侵入側と高速そのものが渋滞することになるので、なにかと不便が生じる)
  • 学校は中央部(道路全長の中央)、スクールバス停は学校に向かうレーン側
  • 問題点にも書いた通り、電気水道下水は2カ所(中央部に1カ所だと場所が足りなくなる可能性がある)で、電力は奥側はリソースのかからない風力か太陽電池が望ましい
  • 上記の例では歩道を引いているが、道路とは未接続(端を切ってある→9万人で全部削除した)
  • 油田測道等の小細工は、必要が生じるまではメインの道路と端を切り離しておくといい(実はバグで、端1コマを切り離しても、クルマや人はなぜか通過する場合が多い)

反対側(高速入り口と逆側)はどうなっているかと言えば…


交差点ではないので、スムーズに流れます(急カーブと同じ扱い)。当然ですが、交通量が増える事によって多少ではあるものの渋滞源となる。だが、交差点にするよりは遥かにマシでお勧め。
蛇腹状にしてみる

高速の入り口が2カ所ある場合は蛇腹状にすると流れがよい(この都市で38万人程度)。1本道のマップと違い、高速道路との継ぎ目に交差点(編集範囲外)があるため、そこを起点としてUターン渋滞が発生する。

  • 高速出口に交差点!で、Uターンポイントとなってしまい渋滞する

利点
  • 高速出口2カ所なので、市内を「通過」することにより渋滞緩和が望める
  • レイアウトの自由度が高い

問題点
  • 施設から出たクルマは一旦市外で出てしまうので、戻って来るまで時間がかかる(Uターンしなかった場合)
  • Uターン路が存在するので、上記のクルマが必ずUターンするため、渋滞が発生する
  • 作成出来るマップが限られる

作成時の注意点
  • 1本道と同じく、端に電気水道下水を作るのであれば、それぞれ2カ所必要(エージェントが中央まで届かない)
  • ただし、両端とも高速道路に接しているので、1本道のようにグローバルマーケットからの資材が届かないということはない

放射線状にしてみる


高速出口が2カ所あるマップを使い、放射線状に大通りを引き、放射線状に高密度道路をレイアウトしてみた例。

利点
  • 全てT字路に出来るので、ある程度の渋滞対策になる
  • 中央部が空くので、大きな施設を投入出来る

問題点
  • 流入制限(高速出入り口すぐの場所にT字路を設けて高速道路を意図的に渋滞させる事により流入を制限する)しないと駐車場になる
  • 放射線になっている路地は確実に渋滞で埋まる
  • 設置面積を広く取りにくい(放射線側)

作成時の注意点
  • 景観重視になるため、中央になにを配置するかが問題
  • また、中央に配置した施設の出入り口を高速道路から最も離れた場所にしないと渋滞が偏ってしまう

応用として、高速道路出入り口が1カ所のケースで、左回り一本道(大通り)を作り、それに対して放射線状の道路を引くという組み合わせも出来る。が、おそらく折り返し直後のT字路を起点に大渋滞が発生すると推測される。