私達 紫苑 は相模地域伝統芸能の研究を行っております歴史や演目の研究、創作活動、演舞も実施致しております

しぎ音 (しぎおん)
祭囃子で用いる笛の音程で最も高い音。
三孔と六孔を押さえて出す高い音。

しずみ (しずみ)
笛の音は低く、太鼓は音をおさえて打つか又は、刻む所の曲の部分。
横浜山の手流の「破失」でよく挿入される事が多い。

しゃんぎり (しゃんぎり)
四助のに別名。
→四助

スッテン囃子 (すってんばやし)
相模流囃子の流れで、主に大田区、品川区方面で「スッテンスッテン」と打つことから、そう呼ぱれている祭囃子。
昭和初期にかけて完成された。

印袢纒 (しるしばんてん)
襟や背などに屋号や名前や印などを入れた袢纒。
一般的に祭などで袢纒と言えば印袢纒のことを言う。

下 (しも)
祭囃子で二つある付太鼓の内、正面から見て右に位置する付太鼓のポジション、または右に位置する付太鼓の打ち方。
(対語V「かみ」)
→上

下座 (しもざ)
祭囃子で二つある付太鼓の内、正面から見て右に位置する付太鼓のポジション。
(対語V「上座」)
→上座

下町流 (したまちりゅう)
祭囃子の流派の一つ、東京の下町地域を中心とした囃子。葛西囃子、神田囃子などはその代表的な囃子。
横浜では保土ケ谷区、戸塚区、瀬谷区近隣に伝承されている。
基本は「屋台、(昇殿)、鎌倉、仕丁目、屋台」の順で囃す。
(対語V「山の手流」)
→山の手流

攻め (せめ)
囃子の曲名。「国堅め」の別名または「国堅め」の後半部分を言う。
下町流囃子の一部で呼ぱれている。

擦り鉦 (すりがね)
鉦の別名。撞木を擦るようなかたちになるので、そう呼ぱれている。

三段切り (さんだんぎり)
「破矢」およぴ「屋台」の手の一つ。三フレーズを一組として切りで終わる。
山の手流囃子や相模流囃子で用いられる基本的な切り。三つ切り。
(対語V「二段切り」)
→二段切り、 三つ切り

三丁掛け (さんちょがけ)
祭囃子の中では薄目の皮を張った付締太鼓。
東京の下町流囃子で多く便われている。

三番地 (さんばじ)
神楽での曲名。「都津波」と同じ。
三番叟を舞う時に囃される。

山王祭り (さんのうまつり)
赤坂日枝神社の祭礼、神田祭りと共に、江戸の天下祭りと呼ばれている。

仕丁目、四丁目、師調目、仕調舞 (しちょうめ)
囃子の曲名。山の手流は「国堅め」より、下町流は「鎌倉」より入り、「屋台」「破矢」に戻る。
「仕丁目」の中に玉を挿入する。

四方殿 (しほうでん)
囃子の曲名。「国堅め」の別名。
重松流囃子などで呼ぱれている。

指孔 (しこう)
篠笛で指で押さえるための穴。祭囃子に用いる篠笛は七孔。

獅子 (しし)
獅子頭のこと。

獅子田 (ししだ)
笛の作成系統の一つ。獅子田の篠笛は東京を中心に祭囃子で多く使われている。
江戸時代に篠笛を作り広めた笛師、獅子田三四郎の篠笛の流れ。
篠笛の源流。丸山の印のついた笛もある。
→丸山

獅子頭 (ししがしら)
獅子の頭の部分。あごの寸法で獅子の大きさを表現する。
雄獅子、雌獅子がある。色は朱と金が用いられている。

獅子舞 (ししまい)
獅子の中に舞い手が入って舞う。
一人立ち獅子舞、一人立ち三頭獅子舞など各種の獅子舞があるが、祭囃子では伊勢神楽系の一人立ち獅子舞である。

字言、地言 (じごと)
笛や太鼓や鉦を擬音で示し、言葉にした譜面。
例えぱ、笛は「ヒャライコヒャ」、付太鼓は「テンツクツ」、大胴は「ドンドコドン」、鉦は「チャン、チキチ」等
→結事

篠笛 (しのぶえ)
篠竹で作った笛。笛の基本音により一本調子から十三本調子まである。祭囃子で
は獅子田、朗童、丸山など系統の篠笛が用いらている。

社中 (しゃちゅう)
ある目的をもったグループ。

蛇の目 (じゃのめ)
中心を黒い丸で塗りつぷし、間隔をおいて外輪もまた帯状に黒く塗ること。
ヘピの目に例えてそう呼ぶ。太鼓の皮は蛇の目に塗ることが多い。

重松流 (じゅうまりゅう)
所沢あたりを中心にした祭囃子の系統。
古谷重松氏が神田の囃子を基に創始した

唱歌 (しょうか)
笛や太鼓を擬音で示し、言葉にした譜面。
東京の下町近隣で使われている。

昇殿、聖天、聖殿、正伝 (しょうでん)
囃子の曲名。「屋台」より入り、「大間昇殿」または「神田丸」または「鎌倉」へ移る。「本昇殿」または「地昇殿」とも言う。

城南流 (じょうなんりゅう)
東京城南地域(目黒、品川、大森近隣)で囃されていいる祭囃子の系統。相模流とも呼ぱれている。
「破矢、宮昇殿、鎌倉、国堅め、師調目、破矢」の順で囃す。

新囃子 (しんばやし)
神奈川県の湘南方面あたりを中心にした祭囃子の系統。
大太鼓は竪ててたたく。
→二偏返し

真 (しん)
祭囃子でニつある付太鼓の内、正面から見て左に位置する締太鼓のポジション。
(対語〉「ながれ」)
→流れ、 流

神代神楽 (じんだいかぐら)
神話を題材とした神楽。里神楽。

静かもの (しずかもの)
奥伝や奥の手の別名。特にゆっくりとテンポのゆるい曲。間もの。秘曲。
→奥伝、 間もの、魔もの

先玉 (さきだま)
「仕丁目」で流れの行う玉のうち、始めに行なう真の玉のこと。
(対語V「後玉」)
→後玉

先撥 (さきばち)
一拍を二つに割ったとき、始めの間に合った太鼓の打ち方。
後撥とで太鼓をからめて打つ。
(対語〉「後撥」)
→後撥

相模流 (さがみりゅう)
別名を城南流。
目黒囃子と同種類の流れの囃子。
昭和初期にかけて、そう呼ばれるようになった。

地 (じ)
囃子の基本のこと。


地昇殿、地正天、地聖天 (じしょうでん)
囃子の曲名。「本昇殿」とも言い、単に「昇殿」とも言う。
「屋台」「破矢」より入り、「大間昇殿」又は「鎌倉」又は「神田丸」に移る。

地頭(じがしら)
地の手の入りのこと。

地囃子 (じばやし)
基本となる囃子の組み合わせ。
例えぱ「屋台・昇殿・鎌倉・仕丁目・屋台」を地囃子と呼ぷ。

調べ (しらべ)
付太鼓の別名。

底抜け (そこぬけ)
底抜け屋台のこと。

底抜け屋台 (そこぬけやたい)
祭囃子の屋台で、屋根と枠で作られて枠に太鼓をくくり付け、枠の中に囃子方が入り歩きながら囃す。
多くは車がなく、まわりの枠を担いでまたは押して移動する。

締太鼓 (しめだいこ)
鋲打太鼓の様に皮を固定せず、縄やポルトで締め、音の高さを調節できる太鼓。
付太鼓の別名。
→付太鼓

撞木 (しゅもく)
鉦をたたく道具、柄の先に鹿の角をつける。

里神楽 (さとかぐら)
神代神楽の別名。明治以降に呼ぱれるようになった名称。
郷神楽から里神楽になったとか。















コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

トップメニュー


邦楽研究

邦楽典論

和楽器論

邦楽史


相模囃子研究

作成中

伝統芸能関係辞典

閉じるメニュー

  • アイテム
  • アイテム
  • アイテム


【メニュー編集】
Wiki記法ガイドーサンプル2

メンバーのみ編集できます

閉じる
紫苑よりお知らせ