12月11日に開催された阪神JFは何もかもが衝撃的なレースでした。
このレースは2歳牝馬の頂点を決めるレースとして重宝されており、このレースを勝つことによってJRA賞の2歳牝馬部門をほぼ100％獲得できます。

2歳ということでまだまだ若くて年によってはメンバーレベルが低いことも少なくありませんが、今年は怪物級の馬が現れました。
前評判でも人気を集めていたソウルスターリング。
父は21世紀最強馬フランケル、母はスタセリタ。
スタセリタは複数のGIを勝利しており、ソウルスターリングと同じくルメール騎手が騎乗していた時期もありました。

阪神JFでは好位につける完璧なレース運びを見せ、2着に入ったリスグラシューに対して1馬身4分の1をつけ快勝。
上位3頭の力が他よりも抜けていたように感じましたが、特に優勝したソウルスターリングは父フランケルの偉大さを感じさせる素敵な走りでした。

まだこれから同じ世代で強い馬たちがたくさん出てきますが、この馬は父は言わずと知れた最強馬、母も5歳になってもGIを勝利しているので、単なる早熟では終わらないでしょう。
フランケルがヨーロッパの競馬を変えたように、この馬も日本競馬界を変えるかもしれません。