概要

カッチェの戦いとは、ラドリザン1524年、3月、ラコルニア帝国とクレアクライシスの間で起きた戦いである。

戦闘に至るまでの背景



大寒波により、深刻な食糧問題を起こしていたラコルニア帝国。
レアルーシは、内政ではなく、元々寒冷地で寒波の影響をそれほど受けずに作物がとれていたクレアクライシスを侵略することで、この問題を解決させようとした。
だが、クレアクライシスは、元々クレアムーンの流れを組んでいた為、将兵から民衆に至るまで、帝国という存在そのものに潜在的な警戒心を持ち続けていた。
そのため、今回の寒波においても、帝国が攻め込んでくる事はクレアクライシスにとって予想の範疇であり、逆に「防衛」を旗印に、帝国が持つ豊富な資源地帯カッチェを侵略するべく、あえて帝国軍が出兵するのを待っていた。

両軍の戦力

攻撃側守備側

ラコルニア帝国軍
軍勢
クレアクライシス
総兵力25000兵力総兵力4000
レアルーシ総指揮白峰翠
ラスケート軍師
主要参戦者

レアルーシ

ラスケート

ノイエ

白峰翠

朽木

戦闘経緯


クレアクライシス領土に攻め込むためカッチェに集結していたラコルニア帝国軍だったが、そこに突如少数精鋭で結成された白峰翠が率いる奇襲部隊の攻撃を受ける。
夕食の準備中だったところを襲われ、帝国軍は混乱、ノイエがかろうじてクレアクライシス軍を食い止めるが、元々食糧問題で兵士の士気は、「栄光ある帝国軍」とはとても呼べない状態だったが、この奇襲により完全に心を折られた。
逆に、クレアクライシス軍は、主力部隊をこの隙に一気に南下させ、バライを経由してカッチェの地に進軍、駐屯部隊を駆逐して、カッチェを制圧することに成功した。

戦いの結末

侵略からの防衛と謳いながら、明らかに最初から計画されていた資源地帯の確保と、その後カッチェにおけるクレアクライシス軍兵士による略奪行為は、この時代、神威巫女が完全なお飾りとしてしか存在しなかった事の裏づけとされている。


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