基本情報


略歴

シャクティアナ帝国ギード領に住む魔道師。
システィ自身も大魔道師と呼んでも遜色のないほど優れた素質を持ち、また先祖の功名を誇りに思っていた。
先祖はゲルガインを封印した魔道師で、その伝承と七つの封印(七巫女)については代々受け継いでいるが、ゲルガインを利用しようとする者が現れない様に、決して人には漏らさない様にと言い聞かせられていた。
七つの封印は、封印が解かれない様に各地へと散らされていったが、ひとつだけは自分の目のみえる所にないと不安と感じたのか、リーザの先祖だけは近所に住まわせていたが、代を重ねることで、リーザの家系の方は自分が「封印の持ち主」だということをすっかり忘れていたが、システィはその経緯から、リーザを必要以上に心配し、面倒をみていた。

リーザが、ギードによるサラ領土への出兵に志願兵として参加してしまった為、これをフォローするため自分も旅立つ。
だが、最初からサラ領土侵略が目的であったギード軍は正体を現し、リーザにも襲い掛かったため、これを救出する。

その後、ファルサスサラ領土奪還の軍を派遣することになったと知ると、ひとまずファルサス領に身を隠そうとするが、その道中で自分と同じく七巫女に出会ったバルニアと出会う。
初対面のときから魔道師としての勘で、バルニアに好印象をもてなかったシスティは、彼が連れていた七巫女ディナも自分が守るから引き取ると提案、これがバルニアの怒りを買い、両者は「同じ目的を持ちながら別々の道を行く」こととなった。

ファルサス直轄地シャフツールの街に着くと情報を集めてそれを分析、立場上出兵に参加している筈なのに露骨にサボタージュを行っていたメネシアスの存在に目をつけ、そのアジトまで突き止めると囚われていた七巫女ティファルシーダイリアを救出することに成功。
一連の行動から、やはり七巫女を救出するのは、ゲルガインを封印した魔道師の血族である自分にしかできないことだと確信したシスティは、再会したバルニアが、自分の実力以上のことをしようと大言を吐く男とますます不信感を持つこととなる。
だが、互いに惹かれていたルシーダエスクードの再会もあり、システィとしては不本意ながら、そのままバルニアと手を組むこととなり、そこに領主ファルサスの娘で、反乱者デュアー討伐という共通の目的を持つソフィアも加えて、デュアーのアジトである監獄島へ攻め込むこととなる。
だが、この戦いでバルニアは罠の解除に失敗(既にバルニアは、ゲルガインの力を横取りすることを考えていた為、これはわざと誤作動させたのだが)一行は大混乱に陥り、システィはかろうじて監獄島から脱出する。
バルニアへの失望と怒りを抱きつつも、デュアーと再戦を果たして今度は確実に勝利する。

その後、偶然を装ってバルニアが自分の前に姿を現した時は、あなたにはこの戦いは荷が重いとはっきりと戦力外通告をする。
バルニアはこれに従ったふりをして、ディナを渡すからと自身の隠れ家に招きいれ、眠り薬入りの紅茶を飲ませてシスティから七巫女を強奪し、ゲルガインの力を手に入れてしまう。
自身の過信から招いた重大なミスに憤慨しながらも、バルニアを止めるのは自分の役目と決戦に赴き、かつて先祖がゲルガインを封印するのに使ったという炎の法術を駆使するが、一歩及ばずバルニアに敗れ去る。
敗北により完全に心が折れたシスティはもはや抵抗する気力も失い、バルニアに自分だけを助ける様に哀願、その姿をみられたことでカトレア七巫女に軽蔑される。

戦いの後、バルニアアルティナにより落命するが、このときゲルガインの封印は、「封印の直系であるアルティナが子を宿さぬままいなくなった為、最も封印に近い者にその力が移る」という、最後の進化(突然変異)を遂げ、システィ自身を「七巫女」にする。

ゲルガイン自身は帝都から派遣された三魔王によって討たれることで自由の身となるが、その後も自分自身が七巫女になってしまったことで、いつ再び封印を解くためにゲルガインの意思が動き出す日がくるのかと、怯えながら過ごすこととなる。

人物

  • 高い能力を有していたが、先祖の威光にこだわるあまり、全て自分でやらないと気がすまない性格でもあり、バルニアとは違う意味で、七巫女を最後まで仲間ではなく道具(守るべき宝石という、好意的な意味でだが)と見ていた。
  • トルティアナたち三賢者と協力していれば、ゲルガインにも勝利できていたはずだが、これも互いのプライドによって別行動をとったことから各個撃破されることとなる。

関連項目

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